JPH08255531A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JPH08255531A
JPH08255531A JP34887695A JP34887695A JPH08255531A JP H08255531 A JPH08255531 A JP H08255531A JP 34887695 A JP34887695 A JP 34887695A JP 34887695 A JP34887695 A JP 34887695A JP H08255531 A JPH08255531 A JP H08255531A
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Kunio Nagata
邦生 永田
Yukinori Yoshizawa
幸則 吉沢
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】誤操作に対して安全性が高いスイッチ装置の提
供を目的とする。 【解決手段】この発明は、通常は中立位置に付勢され、
該中立位置から人の指によって押しおよび引きの操作が
される操作部16aを有し、軸支部を支点に傾動するス
イッチボタン16と、前記スイッチボタン16の傾動操
作に応じて動作するスイッチユニット22と、前記スイ
ッチユニット22を収納するケースとを備えたスイッチ
装置において、前記スイッチボタン16は、支点16b
に対して一方の側が支点16bとの距離が長く、他方の
側が支点との距離が短くなるようにスイッチボタン16
の上面が形成されているスイッチ装置であることを特徴
とし、さらに、前記スイッチボタン16の前記一方の側
に、人の指によって押しおよび引きの操作を行うための
操作部16aを形成し、他方の側に、人の指によっては
操作が困難なように、スイッチボタン16の上面になだ
らかな丸みが形成されているスイッチ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スイッチボタン
の操作部が人の指で押しおよび引くように構成されたス
イッチ装置に関し、さらに詳しくは、上記操作部の押し
の操作により第1の動作を、さらに操作部の引きの操作
により第2の動作を、それぞれ実行させるためのスイッ
チ装置に関し、特に、窓の開閉を電動制御するために有
効なスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両のパワーウインドス
イッチにおいては、実開昭61−82321号公報に開
示されている。
【0003】この従来例にあっては、スイッチボタンの
操作部は支軸を支点として、シーソー状に傾動操作され
るように構成されている。すなわち、この操作部は、通
常は操作部の上面が水平になるように左右対称な状態で
中立位置に保持さており、支点に対して一方の側を人の
指で押し下げると車窓が開き、支点に対して他方の側を
人の指で押し下げると車窓が閉まるものである。
【0004】一般に、人が誤ってスイッチの操作部に触
れてしまうと(押圧力が加わってしまうと)、スイッチ
が人の意に反して操作(誤操作)されてしまい、被制御
装置が人の意に反して動作してしまう可能性がある。
【0005】ところが、上記の従来例にあっては、操作
部上面が水平になるように左右対称な状態で中立位置に
保持されているため、操作部への触れ方(押圧力の加わ
り方)によってスイッがどちら側へも誤動作し得るもの
であった。
【0006】特に、パワーウインドスイッチにあって
は、窓から体を乗り出すような場合にスイッチの配置箇
所に手をついてしまう場合があり、そのときに窓が閉ま
る方向へスイッチが誤動作してしまい、体や首が挟まる
といった危険な状況を生じるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、スイッチ
ボタンの操作部を人の指で押しおよび引きの2操作に対
応して2動作するスイッチ装置であって、不測にスイッ
チボタンに触れてしまい人の意に反してスイッチが動作
(誤動作)したとしても、それは一方向にしか誤動作し
ないようにして、誤操作に対して安全性が高いスイッチ
装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、通常は中立
位置に付勢され、該中立位置から人の指によって押しお
よび引きの操作がされる操作部を有し、軸支部を支点に
傾動するスイッチボタンと、前記スイッチボタンの傾動
操作に応じて動作するスイッチユニットと、前記スイッ
チユニットを収納するケースとを備えたスイッチ装置に
おいて、前記スイッチボタンは、支点に対して一方の側
が支点との距離が長く、他方の側が支点との距離が短く
なるようにスイッチボタンの上面が形成されているスイ
ッチ装置であることを特徴とする。
【0009】さらに、前記スイッチ装置において、前記
スイッチボタンの前記一方の側に、人の指によって押し
および引きの操作を行うための操作部を形成したスイッ
チ装置であることを特徴とする。
【0010】さらに、上記スイッチ装置において、前記
スイッチボタンの前記他方の側に、人の指によっては操
作が困難なように、スイッチボタンの上面になだらかな
丸みが形成されているスイッチ装置であることを特徴と
する。
【0011】さらにまた、前記スイッチ装置により、前
記スイッチボタンの押しおよび引きの操作で窓の開閉を
電動制御するべく構成したパワーウインドスイッチであ
ることを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、スイッチボタンは、
支点に対して一方の側が支点との距離が長く、他方の側
が支点との距離が短くなるようにスイッチボタンの上面
(表面)が形成されているので、スイッチボタンに押圧
力が加わった場合、一方の側(支点からの距離が長い
側)が下に下がるようにスイッチボタンが傾動しやす
い。
【0013】また、スイッチボタンは、前記一方の側
(支点からの距離が長い側)に人の指によって押しおよ
び引きの操作を行うための操作部を形成し、他方の側
(支点からの距離が短い側)に人の指によっては操作が
困難なように、スイッチボタンの上面になだらかな丸み
が形成されているので、なお一層、前記一方の側が下に
下がりやすい(人の意に反して一方の側が上に上がるこ
とはない)。
【0014】したがって、注意を払って操作しなければ
危険が生じる可能性のある機械動作に対しては、スイッ
チボタンの一側の側(支点からの距離が長居側)が上に
上がる方向へのスイッチボタンの傾動操作に対応させて
おけば、人が誤ってスイッチボタンに触れてスイッチボ
タンに押圧力が加わっても(下に下がる)、スイッチボ
タンは一方の側(支点からの距離が長い側)が下に下が
るように傾動するので、危険が生じる可能性のある機械
動作は実行されず、危険の発生がなく、誤操作に対して
安全性が高められる。
【0015】特に、パワーウインドスイッチにおいて
は、スイッチボタンの一方の側(支点からの距離が長い
側)が下に下がる方向へのスイッチ操作を窓の開に、ま
た、上述の一方の側(支点からの距離が長い側)が上に
上がる方向へのスイッチ操作を窓の閉に対応させて設定
すれば、誤ってスイッチボタンに手をついたり、体重が
かかってしまったとき、窓は開くことがあっても、窓が
閉まることがないので、窓枠とガラスとの間に、体や首
の挟まりといった危険な状況を確実に防止することがで
き、誤操作に対する安全性が高くなる。
【0016】さらに、スイッチボタンの支点の他方の側
は、人の指によっては操作が困難なように、スイッチボ
タンの上面になだらかな丸みを形成しておけば、この他
方の側からのスイッチボタンの誤操作が完全に防止で
き、スイッチ装置の誤操作に対する安全性をより高める
ことができる。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は4ドアタイプの車載用パワーウィンドス
イッチを示し、図2において、この車載用パワーウィン
ドスイッチ11は、上下に対応する操作カバー12と、
ベース13とを一体化して構成され、これが例えば運転
席側方のパネルに装備される。
【0018】上述の操作カバー12は、上面に、自動車
に装備される左右のフロントウィンドおよび左右のリヤ
ウィンドと対応させてこれら各ウィンドを開閉操作する
ため、スイッチノブとしての第1〜第4のスイッチボタ
ン14〜17と、これら各ウィンドの開閉動作をロッ
ク、ロック解除するための第5スイッチボタン18とが
装着され、これら各スイッチボタン14〜18は押下操
作面が該操作カバー12の上面に露出して配設されてい
る。
【0019】上述の第1〜第4のスイッチボタン14〜
17は、操作カバー12の各上面凹部19…内で、両側
面が軸支されて、この上面凹部19内で軸支部を支点に
シーソ状に傾動自在に設けられ、通常は、これら各スイ
ッチボタン14〜17が中立位置の状態にあり、この中
立位置の状態よりスイッチボタン14〜17の前端を引
き起し、また押し下げ操作して傾動させる。このとき、
スイッチボタンの前端側に対しては、指先で引き起し可
能に指先が入る程度の空間部を上面凹部19に持たせて
いる。
【0020】そして、指先でスイッチボタンの前端を手
前に引き起すことで、後述するスイッチユニット22
(図1参照)を介して、ウィンドを上昇閉鎖するウィン
ドレギュレータ駆動用のモータM(図5参照)の正転信
号を出力させるように設定しており、またスイッチボタ
ンの前端を押し下げることで、ウィンドを下降開口する
上述のモータMの逆転信号を出力させるように設定して
いる。
【0021】ここで、上述のスイッチボタン14〜17
は、図3(但し、図3では1つのスイッチボタン16の
みを示す)に示すように、図示の中立位置から人の指に
よって押しおよび引きの操作がなされる操作部16aを
有し、軸支部を支点16bとして傾動するボタンであっ
て、このスイッチボタン6の上面(表面)は、中立位置
において、上述の支点16bに対して一方の側(図面
上、右側)が高く、他方の側(図面上、左側)が低くな
るように、該スイッチボタン16の上面(表面)を傾斜
させると共に、上記一方の側に操作部16aを形成し、
他方の側は人の指によっては操作が困難なように、該ス
イッチボタン16の上面になだらかな丸み16cを形成
している。なお、図3に示すスイッチボタン16以外の
他のスイッチボタン14,15,17も同様に形成され
る。
【0022】上述の第5スイッチボタン18は、操作カ
バー12の上面開口部20に、傾動可能に、かつ上面を
一定量突出させて収納保持し、一方のOFF側が押下傾
動されると、ウィンドを開閉操作可能なロック解除状態
の設定信号が出力され、他方のON側が押下傾動される
と、フロント側、リヤ側の各ウィンドの開閉操作を規制
したロック状態の設定信号が出力される。
【0023】ところで、これらスイッチボタン14〜1
8の接点部としては、図3に示すように、該スイッチボ
タンの下部に一体に係入垂設されたスライダ操作杆21
が、上述のスイッチボタン14〜18の軸支部を支点に
左右に傾動し、この傾動作用により後述するスイッチユ
ニット22のスライド軸40,40と対応してスイッチ
ング操作される。
【0024】上述のスイッチユニット22は、図1、図
4および図5に示すように、スイッチケース23と、可
動接触子24,24と、スライダ25,25と、スライ
ダ復帰バネ26,26と、板バネ27,27と、スイッ
チカバー28とから構成される。
【0025】上述のスイッチケース23は、6本の接点
片29〜33,29aを並列させた状態でインサート成
形し、この一面には中央部を隔壁34で仕切って左右に
一対の凹部35,35を形成し、これら凹部35,35
内の凹面と面一に、各接点片29〜33,29aを同ピ
ッチで平行して露出させ、これら各露出面上に後述する
左右一対の可動接触子24,24が摺接対応する。
【0026】この場合、隔壁34で仕切られた左側の凹
部35内には、第1の接点パターンP1 としての3本の
接点片29〜31が位置し、また右側の凹部35内に
は、第2の接点パターンP2 としての3本の接点片3
2,33,29aをが位置し、これら接点パターンP1
,P2 に各々独立して、後述する可動接触子24,2
4が接触対応される。
【0027】また、6本の接点片29〜33,29aの
内、両側の接点片29,29aは一体形成されて電気的
に接続され、これらが各接点パターンP1 ,P2 のON
接点片29,29aとして設定され、これらON接点片
29,29aの各内側に並列する第1接点パターンP1
側の両接点片30,31が、コモン接点片とOFF接点
片とに設定され、また第2接点パターンP2 側の両接点
片32,33がOFF接点片とコモン接点片とに設定さ
れている。
【0028】そして、図5に示すように各コモン接点片
30,33は、リード線を介してウィンドレギュレータ
駆動用のDCモータMに接続され、他の接点片31,3
2,29aは、同様に、リード線を介して車載用バッテ
リの正負の各電極に接続される。
【0029】上述の可動接触子24は、図4に示す如く
W形状に設けられ、このW形状の上面中央部に揺動許容
突起36を突設し、下面には接点パターンP1 ,P2 の
並列された接点片の両側に跨って、左右の2点で接触す
るW形状の底面接触部を設けている。
【0030】そして、この可動接触子24が左右一対に
設けられて、上述の凹部35,35内に収納され、後述
する各々対応するスライダ25,25の摺動作用によ
り、凹部35,35内で、その長手方向に摺動操作され
る。
【0031】この結果、一方の可動接触子24は第1接
点パターンP1 上の接点片29〜31の間で、また他方
の可動接触子24は第2接点パターンP2 上の接点片3
2,33,29aの間で、それぞれ接触対応位置が独立
して可変操作されて、電流の流通方向が正逆に切換えら
れる。
【0032】上述のスライダ25は、スイッチケース2
3の各凹部35,35内に対応して左右一対に摺動許容
されて収納され、この下面には上述の可動接触子24を
押下支持するための係合凹部37が形成され、さらに係
合凹部37内の中央部には、上述の揺動許容突起36を
嵌入する突起対応孔38が凹部形成されている。
【0033】この突起対応孔38は、揺動許容突起36
と球面対応する球面凹部状に設けられ、これにより可動
接触子24は一点で支持されて、摺動時に揺動許容突起
36を支点に任意の方向に揺動許容されて摺動し、円滑
な摺接対応作用がなされる。
【0034】ところで、スライダ25,25の隔壁34
とは反対面側の壁面と、スイッチケース23内壁面との
間には、スライダ復帰バネ26,26を圧縮状態に介在
させて、これらスライダ25,25を中央部の隔壁34
側に付勢移動させた中央よりに位置規制して設けてお
り、この付勢移動された位置をそれぞれOFF位置に設
定し、逆にこの付勢力に抗して第1接点パターンP1 側
のスライダ25を摺動させた摺動位置を正極側のON接
点対応位置に設定し、同様に第2接点パターンP2 側の
スライダ25を付勢力に抗して摺動させた摺動位置を逆
極側のON接点対応位置に設定している。
【0035】このため、スライダ25,25は、通常、
スライダ復帰バネ26,26で付勢されて、それぞれ中
立のOFF位置にあり、この状態から正・逆極性のいず
れかのON位置にスイッチング操作される。
【0036】また、スライダ25の摺動操作後は、スラ
イダ復帰バネ26の付勢力を受けて元の位置に自動復帰
するため、極めてスイッチング操作が容易となる。
【0037】さらに、スライダ25,25の上面には、
後述する板バネ27,27を嵌合するための嵌合凹部3
9,39が形成され、また上面中央部にはスイッチボタ
ンのスライダ操作杆21と対応するためのスライド軸4
0,40が突設されている。
【0038】上述の板バネ27,27は、ヘ形状に設け
られて、スライダ25の嵌合凹部39内に収納され、該
板バネ27のヘ形状の中央部にはスライド軸40を貫通
する貫通孔41が形成され、中央折曲部には円弧形突部
42を突出形成し、この円弧形突部42が後述するスイ
ッチカバー28の感触対応部43に係止対応される。
【0039】上述のスイッチカバー28は、一面を開放
した箱形状に設けられ、この箱形状の一面の摺動対応方
向に、上述の円弧形突部42,42と対応する左右一対
の感触対応部43,43が刻設され、この感触対応部4
3に上述の円弧形突部42が摺動した際に係合して、ス
ライダ25の位置決めを的確にすると共に、摺動してス
イッチの極性が切換えられ、かつこの板バネ27の弾性
作用を介して上述したスイッチボタン14〜18に、こ
のときの勢いよく係合したときの操作感触が伝達され
る。
【0040】さらに、スイッチカバー28の対向壁面に
は、上述のスライド軸40,40を上方に突出許容する
スライド孔44,44が穿設され、さらに、外周囲には
連結片45…が垂設されて、これら連結片45…の内面
側に刻設された嵌合凹部46…が、スイッチケース23
の外周囲に形成された嵌合突起47…と嵌合対応するこ
とにより、このスイッチカバー28は板バネ27を上方
より若干圧縮した状態で、スイッチケース23上を覆う
如く、該スイッチケース23に一体に連結される。
【0041】そして、これら左右に突出するスライド軸
40,40間に、上述したスライダ操作杆21の下端を
介在させ、この中間部に位置するスライド操作杆21の
スライド方向の動きで、一方のスライダ軸40を介して
同側のスライダ25を摺動操作する。
【0042】このように構成された車載用パワーウィン
ドスイッチは、ドライバ専用に設けられて、運転席より
任意のスイッチボタン14〜17を入力操作することに
より、そのスイッチボタンの入力信号に対応するウィン
ドの開閉操作がなされ、また必要に応じて、第5スイッ
チボタン18を押下操作することで、ウィンドの開閉操
作がロック、ロック解除操作される。
【0043】通常、これらスイッチボタン14〜18に
各別に対応する内部のそれぞれのスイッチユニット22
…にあっては、各接点パターンP1 ,P2 位置での可動
接触子24,24が、図5に実線で示すように、ON接
点片29,29aとは非接触のOFF位置に設定されて
いる。
【0044】そして、このOFF状態よりウィンドを上
昇閉止操作する場合は、スイッチボタンを介して第1接
点パターンP1 側のスライダ25を摺動させることで、
これと共に摺動する可動接触子24が、図5に仮想線で
示すように、一方のON接点片29とコモン接点片30
との双方に跨って接触し、他方の可動接触子24は、そ
のままOFF位置で摺動されない。
【0045】これにより、電流の流れは、29a→29
→24→30→M→33→24→32へと流れ、これに
よりウィンドレギュレータ駆動用のモータMは正転駆動
され、ウィンドの上昇閉止操作がなされる。
【0046】そして、スイッチボタンの操作力を解除す
ると、これに伴いスライダ復帰バネ26の付勢力によ
り、スライダ25と一体の可動接触子24が自動的に元
のOFF位置に戻る。
【0047】さらに、ウィンドを下降開放操作する場合
は、スイッチボタンを介して第2接点パターンP2 側の
スライダ25を摺動させることで、これと共に摺動する
可動接触子24が、図5に仮想線で示すように、他方の
ON接点片29aとコモン接点片33との双方に跨って
接触し、他方の可動接触子24は、そのままOFF位置
で摺動されない。
【0048】これにより、電流の流れは、29a→24
→33→M→30→24→31へと流れ、これによりウ
ィンドレギュレータ駆動用のモータMは逆転駆動され、
ウィンドの下降開放操作がなされる。そして、このスイ
ッチボタンの操作力を解除することで、スライダ25と
一体の可動接触子24は元のOFF位置に戻る。
【0049】上述のように、非スイッチング操作時は、
2組の接点パターンP1 ,P2 に対応する左右一対のス
ライダ25,25がOFF位置に付勢移動された状態に
あって、この状態よりスライダ操作杆21を介して、一
方のスライダ25を反付勢側に摺動すると、OFF位置
から正極側のON位置の接点対応状態に切換えられ、ま
た他方のスライダ25を反付勢側に摺動すると、同様に
OFF位置から逆極側のON位置の接点対応状態に切換
えられる。
【0050】このため、スイッチング操作時は、この操
作性が容易な中立のOFF位置から、正・逆極性のいず
れかのON位置の接点対応側を選定してスイッチング操
作することができる。
【0051】ところで、上述の複数の各スイッチユニッ
ト22は、操作カバー12上面に露出する各スイッチボ
タン14,15,16,17毎にそれぞれ配設している
ので、車載用パワーウィンドスイッチ11の組付けの中
途時点において、上述のスイッチユニット22を単品で
性能チェックすることができる。
【0052】上述の実施例において、各スイッチボタン
14〜17およびこれらに対応するスイッチユニット2
2において、スイッチボタン14〜17を操作性の点で
若干大きく形成しても、各スイッチユニット22はその
下面に配置されることで、平面積では占有面積が小さく
なる。
【0053】さらに、スイッチユニット22のスライダ
軸40を該ユニット22の側方向に延ばしているので、
スライダ操作杆21の下側に部品(スイッチユニット2
2の本体部分)がなくなり、その分スイッチボタン14
〜17をスイッチユニット22の底面に近接して設ける
ことができる。
【0054】その結果、スイッチボタン14〜17の大
きさは良好な操作性を保持した従来の大きさのままで、
スイッチボタン14〜17およびスイッチユニット22
の占有面積を小さく、かつ、その上下厚さを薄形にで
き、車載用パワーウィンドスイッチの単体として薄形の
小型コンパクトにすることができ、車載用として有効な
使用が得られる。
【0055】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のスイッチ装置は、実施例の各スイ
ッチボタン14〜17とこれらに対応して設けられたス
イッチユニット22により形成されるスイッチ装置に対
応し、以下同様に、ケースは、操作カバー12およびベ
ース13に対応するも、この発明は、上述の実施例の構
成のみに限定されるものではない。
【0056】また、上記実施例においては4ドア用の車
載用パワーウィンドスイッチを例示したが、2ドア用の
ものに適用してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スイッチユニットの分解斜視図。
【図2】 車載用パワーウィンドスイッチの外観斜視
図。
【図3】 車載用パワーウィンドスイッチの要部拡大縦
断面図。
【図4】 スイッチユニットの拡大断面図。
【図5】 スイッチユニットの説明図。
【符号の説明】
11…車載用パワーウインドスイッチ 12…操作カバー 13…ベース 14〜17…スイッチボタン 16a…操作部 16b…支点 16c…なだらかな丸み

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常は中立位置に付勢され、該中立位置か
    ら人の指によって押しおよび引きの操作がされる操作部
    を有し、軸支部を支点に傾動するスイッチボタンと、前
    記スイッチボタンの傾動操作に応じて動作するスイッチ
    ユニットと、前記スイッチユニットを収納するケースと
    を備えたスイッチ装置において、前記スイッチボタン
    は、支点に対して一方の側が支点との距離が長く、他方
    の側が支点との距離が短くなるようにスイッチボタンの
    上面が形成されているスイッチ装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載のスイッチ装置におい
    て、前記スイッチボタンの前記一方の側に、人の指によ
    って押しおよび引きの操作を行うための操作部を形成し
    たスイッチ装置。
  3. 【請求項3】前記請求項2のスイッチ装置において、前
    記スイッチボタンの前記他方の側に、人の指によっては
    操作が困難なように、スイッチボタンの上面になだらか
    な丸みが形成されているスイッチ装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1、2または3記載のスイッチ
    装置により、前記スイッチボタンの押しおよび引きの操
    作で窓の開閉を電動制御するべく構成したパワーウイン
    ドスイッチ。
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