JP2817833B2 - パワーウィンドスイッチ - Google Patents

パワーウィンドスイッチ

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JP2817833B2
JP2817833B2 JP6310016A JP31001694A JP2817833B2 JP 2817833 B2 JP2817833 B2 JP 2817833B2 JP 6310016 A JP6310016 A JP 6310016A JP 31001694 A JP31001694 A JP 31001694A JP 2817833 B2 JP2817833 B2 JP 2817833B2
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邦生 永田
幸則 吉沢
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、2ドア
タイプ、4ドアタイプの自動車の左右のフロントウィン
ドやリヤウィンドを自動開閉操作するためにスイッチボ
タンの操作部が人の指で押し、引き操作されるようなパ
ワーウィンドスイッチに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、車両のウインドを開閉するパワー
ウインド用スイッチに適用可能なスイッチ操作として
は、例えば実願昭59−167543号(実開昭61−
82321号公報)に記載のスイッチがある。 【0003】すなわち、上部ケースと下部ケースとから
なるスイッチケースの内部にスイッチ機構を内蔵する一
方、上部ケースの上方部に防水シートを介して操作子を
配設し、この操作子をノーマル状態下において水平に設
定すると共に、該操作子を右側へ傾斜させることにより
窓(ウインド)を開け、左側へ傾斜させることにより窓
(ウインド)を閉めるように構成したスイッチ装置であ
る。しかし、この従来構成にあっては上述の操作子が誤
操作させる懸念があった。 【0004】つまり、上述の操作子は操作性との関係
上、上部ケースの上方部に露出されていて、パワーウイ
ンドスイッチに適用された際には乗員が窓から体を乗り
出す等の乗員の挙動により体の一部が誤って操作子に触
れると、スイッチが誤動作し、特に上述の操作子が誤っ
て左側へ傾斜された際には窓の閉方向への誤動作によ
り、窓ガラスが上昇して、身体の一部が挟まる可能性が
あった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、中立位置
から人の指によって押し下げおよび引き起し操作される
スイッチボタンを備えたパワーウィンドスイッチであっ
て、スイッチボタンの上面を前端側が高く後端側が低く
なるように傾斜させ、引き起し操作により傾斜を増加さ
せる一方、押し下げ操作により傾斜をなくすようにスイ
ッチング操作することで、人が誤ってスイッチボタンに
触れても傾斜が増加する方向へは傾動せず、誤操作を防
止することができ、乗員の挙動によるスイッチの誤操作
を防止して、充分な安全性を確保することができるパワ
ーウィンドスイッチの提供を目的とする。 【0006】さらに、この発明は、スイッチボタン上面
前端側の操作部を高くすることで、人の指による操作
性の向上を図ることができるパワーウィンドスイッチの
提供を目的とする。 【0007】さらに、この発明は、スイッチボタン上面
の低い後端側を人の指による操作が困難な如くなだらか
な丸み形状に形成することで、誤操作をより一層確実に
防止することができるパワーウィンドスイッチの提供を
目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明は、軸支部を後
端側寄りに設けて、前端側に操作部を設け、かつ、中立
位置に付勢されて、前記操作部を中立位置からの押
および引き起し操作することで傾動するスイッチボタ
ンと、前記スイッチボタンが傾動操作されることに応じ
て動作するスイッチユニットと、前記スイッチユニット
を下側に収納する操作カバーとを備えて、前記スイッチ
ボタンの押し下げおよび引き起し傾動操作に応じて
の開および閉を電動制御するパワーウィンドスイッチで
あって、中立位置にある前記スイッチボタンの上面を、
前端側の操作部側が高く後端側が低くなるように前記操
作カバーに対して傾斜させて前記先端側が前記操作カバ
ーより上に出るように配置すると共に、上記後端側の上
面に、前記操作が困難なようになだらかな丸みを形成し
パワーウィンドスイッチであることを特徴とする。 【0009】 【発明の作用及び効果】この発明によれば、通常の中立
位置(ノーマル位置)から人の指により押し引き操作さ
れるスイッチボタンを備えたものであって、該スイッチ
ボタンの上面を一方(支点に対しての一方側)が高く、
他方(支点に対しての他方側)が低くなるように傾斜さ
せたので、スイッチボタンに加わる押圧力によって傾斜
が減少する方向には傾動するものの、スイッチボタンに
加わる押圧力によって傾斜が増加する方向には傾動しな
いので、人が誤ってスイッチボタンに触れても傾斜が増
加する方向へは変位することがなく、誤動作を防止する
ことができる効果がある。 【0010】したがって、パワーウィンドスイッチに適
用する際には、引き起し操作(傾斜が増加する方向への
傾動)により窓が閉じるように設定すれば、誤って上述
のスイッチボタンに乗員が手をついたり或は乗員の体重
が付勢される等の乗員の挙動によるスイッチの誤操作を
防止することができ、前述の傾斜が増加する方向への傾
動(操作部の引き操作)とパワーウインドの閉方向とを
対応させると、乗員の体の一部が窓に挟まることを完全
に阻止して、充分な安全性を確保することができる効果
がある。 【0011】さらに、操作になれたら、操作部を見なく
とも傾斜面に触れたその感触でどこをどのように操作す
ればよいかが判り、無意識の操作ができるようになる。 【0012】さらに、この発明によれば、スイッチボタ
ン上面を、後端側に対して前端側の操作部側が高い傾斜
に形成したので、人の指による操作性の向上を図ること
ができる効果がある。 【0013】さらに、この発明によれば、スイッチボタ
の低い後端側の上面には、人の指による操作が困難な
ようになだらかな丸みを形成したので、この後端側から
のスイッチボタン操作を困難ならしめて、誤操作をより
一層確実に防止することができる効果がある。 【0014】 【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はパワーウィンドスイッチの一例として4
ドアタイプの車載用パワーウィンドスイッチを示し、図
2において、この車載用パワーウィンドスイッチ11
は、上下に対応する操作カバー12と、ベース13とを
一体化して構成され、これが例えば運転席側方のアーム
レスト等のパネルに装備される。 【0015】上述の操作カバー12は、上面に、自動車
に装備される左右のフロントウィンドおよび左右のリヤ
ウィンドと対応させてこれら各ウィンドを開閉操作する
ため、スイッチノブとしての第1〜第4のスイッチボタ
ン14〜17と、これら各ウィンドの開閉動作をロッ
ク、ロック解除するための第5スイッチボタン18とが
装着され、これら各スイッチボタン14〜18は押下操
作面が該操作カバー12の上面に露出して配設されてい
る。 【0016】上述の第1〜第4のスイッチボタン14〜
17は、操作カバー12の各上面凹部19…内で、両側
面が軸支されて、この上面凹部19内で軸支部を支点に
シーソ状に傾動自在に設けられ、通常は、これら各スイ
ッチボタン14〜17が中立位置の状態にあり、この中
立位置の状態よりスイッチボタン14〜17の前端を引
き起し、また押し下げ操作して傾動させる。この時、ス
イッチボタン14〜17の前端側に対しては、指先で引
き起し可能に指先が入る程度の空間部を上面凹部19に
持たせている。 【0017】そして、指先でスイッチボタン14〜17
の前端を手前に引き起すことで、後述するスイッチユニ
ット22(図1参照)を介して、ウィンドを上昇閉鎖す
るウィンドレギュレータ駆動用のモータM(図5参照)
の正転信号を出力させるように設定しており、またスイ
ッチボタン14〜17の前端を押し下げることで、ウィ
ンドを下降開口する上述のモータMの逆転信号を出力さ
せるように設定している。 【0018】ここで、上述のスイッチボタン14〜17
は図3(但し、図3では1つのスイッチボタン16のみ
を示す)に示すように図示の中立位置から人の指によっ
て押し下げおよび引き起しの操作が成される操作部16
aを有し、後端側寄り(図面上、左側寄り)に設けた
支部を支点16bとして傾動するボタンであって、この
スイッチボタン16は中立位置において上述の支点16
bに対して一方の前端側(図面上、右側)が高く、他方
後端側(図面上、左側)が低くなるように、該スイッ
チボタン16の上面を傾斜させると共に、上記一方の側
に操作部16aを形成し、他方の側は人の指によっては
操作が困難なように、該スイッチボタン16の上面には
なだらかな丸み16cを形成している。なお、図3に示
すスイッチボタン16以外の他のスイッチボタン14,
15,17も同様に形成されている。 【0019】上述の第5スイッチボタン18は、操作カ
バー12の上面開口部20に、傾動可能に、かつ上面を
一定量突出させて収納保持し、一方のOFF側が押下傾
動されると、ウィンドを開閉操作可能なロック解除状態
の設定信号が出力され、他方のON側が押下傾動される
と、フロント側、リヤ側の各ウィンドの開閉操作を規制
したロック状態の設定信号が出力される。 【0020】ところで、これらスイッチボタン14〜1
8の接点部としては、図3に示すように、該スイッチボ
タン14〜18の下部に一体に係入垂設されたスライダ
操作杆21が、上述のスイッチボタン14〜18の軸支
部を支点に左右に傾動し、この傾動作用により後述する
スイッチユニット22のスライド軸40,40と対応し
てスイッチング操作される。 【0021】上述のスイッチユニット22は、図1、図
4および図5に示すように、スイッチケース23と、可
動接触子24,24と、スライダ25,25と、スライ
ダ復帰バネ26,26と、板バネ27,27と、スイッ
チカバー28とから構成される。 【0022】上述のスイッチケース23は、6本の接点
片29〜33,29aを並列させた状態でインサート成
形し、この一面には中央部を隔壁34で仕切って左右に
一対の凹部35,35を形成し、これら凹部35,35
内の凹面と面一に、各接点片29〜33,29aを同ピ
ッチで平行して露出させ、これら各露出面上に後述する
左右一対の可動接触子24,24が摺接対応する。 【0023】この場合、隔壁34で仕切られた左側の凹
部35内には、第1の接点パターンP1 としての3本の
接点片29〜31が位置し、また右側の凹部35内に
は、第2の接点パターンP2 としての3本の接点片3
2,33,29aをが位置し、これら接点パターンP1
,P2 にそれぞれ独立して、後述する可動接触子2
4,24が接触対応される。 【0024】また、6本の接点片29〜33,29aの
内、両側の接点片29,29aは一体形成されて電気的
に接続され、これらが各接点パターンP1 ,P2 のON
接点片29,29aとして設定され、これらON接点片
29,29aの各内側に並列する第1接点パターンP1
側の両接点片30,31が、コモン接点片とOFF接点
片とに設定され、また第2接点パターンP2 側の両接点
片32,33がOFF接点片とコモン接点片とに設定さ
れている。 【0025】そして、図5に示すように各コモン接点片
30,33は、リード線を介してウィンドレギュレータ
駆動用のDCモータMに接続され、他の接点片31,3
2,29aは、同様にリード線を介して車載用バッテリ
の正負の各電極に接続される。 【0026】上述の可動接触子24は、図4に示す如く
W形状に設けられ、このW形状の上面中央部に揺動許容
突起36を突設し、下面には接点パターンP1 ,P2 の
並列された接点片の両側に跨って、左右の2点で接触す
るW形状の底面接触部を設けている。 【0027】そして、この可動接触子24が左右一対に
設けられて、上述の凹部35,35内に収納され、後述
する各々に対応するスライダ25,25の摺動作用によ
り、凹部35,35内で、その長手方向に摺動操作され
る。 【0028】この結果、一方の可動接触子24は第1接
点パターンP1 上の接点片29〜31の間で、また他方
の可動接触子24は第2接点パターンP2 上の接点片3
2,33,29aの間で、それぞれ接触対応位置が独立
して可変操作されて、電流の流通方向つまり通電方向が
正逆に切換えられる。 【0029】上述のスライダ25は、スイッチケース2
3の各凹部35,35内に対応して左右一対に摺動許容
されて収納され、この下面には上述の可動接触子24を
押下支持するための係合凹部37が形成され、さらに係
合凹部37内の中央部には、上述の揺動許容突起36を
嵌入する突起対応孔38が凹部形成されている。 【0030】この突起対応孔38は、揺動許容突起36
と球面対応する球面凹部状に設けられ、これにより可動
接触子24は一点で支持されて、摺動時に揺動許容突起
36を支点に任意の方向に揺動許容されて摺動し、円滑
な摺接対応作用がなされる。 【0031】ところで、スライダ25,25の隔壁34
とは反対面側の壁面と、スイッチケース23内壁面との
間には、スライダ復帰バネ26,26を圧縮状態に介在
させて、これらスライダ25,25を中央部の隔壁34
側に付勢移動させた中央よりに位置規制して設けてお
り、この付勢移動された位置をそれぞれOFF位置に設
定し、逆にこの付勢力に抗して第1接点パターンP1 側
のスライダ25を摺動させた摺動位置を正極側のON接
点対応位置に設定し、同様に第2接点パターンP2 側の
スライダ25を付勢力に抗して摺動させた摺動位置を逆
極側のON接点対応位置に設定している。 【0032】このため、スライダ25,25は、通常、
スライダ復帰バネ26,26で付勢されて、それぞれ中
立のOFF位置にあり、この状態から正・逆極性のいず
れかのON位置にスイッチング操作される。 【0033】また、スライダ25の摺動操作後は、スラ
イダ復帰バネ26の付勢力を受けて元の位置に自動復帰
するため、極めてスイッチング操作が容易となる。 【0034】さらに、スライダ25,25の上面には、
後述する板バネ27,27を嵌合するための嵌合凹部3
9,39が形成され、また上面中央部にはスイッチボタ
ンのスライダ操作杆21と対応するためのスライド軸4
0,40が突設されている。 【0035】上述の板バネ27,27は、ヘ形状に設け
られて、スライダ25の嵌合凹部39内に収納され、該
板バネ27のヘ形状の中央部にはスライド軸40を貫通
する貫通孔41(図1参照)が形成され、中央折曲部に
は円弧形突部42を突出形成し、この円弧形突部42が
後述するスイッチカバー28の感触対応部43に係止対
応される。 【0036】上述のスイッチカバー28は、一面を開放
した箱形状に設けられ、この箱形状の一面の摺動対応方
向に、上述の円弧形突部42,42と対応する左右一対
の感触対応部43,43が刻設され、この感触対応部4
3に上述の円弧形突部42が摺動した際に係合して、ス
ライダ25の位置決めを的確にすると共に、摺動してス
イッチの極性が切換えられ、かつこの板バネ27の弾性
作用を介して上述したスイッチボタン14〜18に、こ
の時の勢いよく係合する操作感触が伝達される。 【0037】さらに、スイッチカバー28の対向壁面に
は、上述のスライド軸40,40を上方に突出許容する
スライド孔44,44(図1参照)が穿設され、さらに
外周囲には連結片45…が垂設されて、これら連結片4
5…の内面側に刻設された嵌合凹部46…が、スイッチ
ケース23の外周囲に形成された嵌合突起47…と嵌合
対応することにより、このスイッチカバー28は板バネ
27を上方より若干圧縮した状態で、スイッチケース2
3上を覆う如く、該スイッチケース23に一体に連結さ
れる。 【0038】そして、これら左右に突出するスライド軸
40,40間に、上述したスライダ操作杆21の下端を
介在させ、この中間部に位置するスライド操作杆21の
スライド方向の動きで、一方のスライダ軸40を介して
同側のスライダ25を摺動操作する。 【0039】このように構成された車載用パワーウィン
ドスイッチは、ドライバ専用に設けられて、運転席より
任意のスイッチボタン14〜17を入力操作することに
より、そのスイッチボタン14〜17の入力信号に対応
するウィンドの開閉操作がなされ、また必要に応じて、
第5スイッチボタン18を押下操作することで、ウィン
ドの開閉操作がロック、ロック解除操作される。 【0040】通常、これらスイッチボタン14〜18に
各別に対応する内部のそれぞれのスイッチユニット22
…にあっては、各接点パターンP1 ,P2 位置での可動
接触子24,24が、図5に実線で示すように、ON接
点片29,29aとは非接触のOFF位置に設定されて
いる。 【0041】そして、このOFF状態よりウィンドを上
昇閉止操作する場合は、スイッチボタンを介して第1接
点パターンP1 側のスライダ25を摺動させることで、
これと共に摺動する可動接触子24が、図5に仮想線で
示すように、一方のON接点片29とコモン接点片30
との双方に跨って接触し、他方の可動接触子24は、そ
のままOFF位置で摺動されない。 【0042】これにより、電流の流れは、29a→29
→24→30→M→33→24→32へと流れ、これに
よりウィンドレギュレータ駆動用のモータMは正転駆動
され、ウィンドの上昇閉止操作がなされる。 【0043】そして、スイッチボタンの操作力を解除す
ると、これに伴いスライダ復帰バネ26の付勢力によ
り、スライダ25と一体の可動接触子24が自動的に元
のOFF位置に戻る。 【0044】さらに、ウィンドを下降開放操作する場合
は、スイッチボタンを介して第2接点パターンP2 側の
スライダ25を摺動させることで、これと共に摺動する
可動接触子24が、図5に仮想線で示すように、他方の
ON接点片29aとコモン接点片33との双方に跨って
接触し、他方の可動接触子24は、そのままOFF位置
で摺動されない。 【0045】これにより、電流の流れは、29a→24
→33→M→30→24→31へと流れ、これによりウ
ィンドレギュレータ駆動用のモータMは逆転駆動され、
ウィンドの下降開放操作がなされる。そして、このスイ
ッチボタンの操作力を解除することで、スライダ25と
一体の可動接触子24は元のOFF位置に戻る。 【0046】上述のように、非スイッチング操作時は、
2組の接点パターンP1 ,P2 に対応する左右一対のス
ライダ25,25がOFF位置に付勢移動された状態に
あって、この状態よりスライダ操作杆21を介して、一
方のスライダ25を反付勢側に摺動すると、OFF位置
から正極側のON位置の接点対応状態に切換えられ、ま
た他方のスライダ25を反付勢側に摺動すると、同様に
OFF位置から逆極側のON位置の接点対応状態に切換
えられる。 【0047】このため、スイッチング操作時は、この操
作性が容易な中立のOFF位置から、正・逆極性のいず
れかのON位置の接点対応側を選定してスイッチング操
作することができる。 【0048】ところで、上述の複数の各スイッチユニッ
ト22は、操作カバー12上面に露出する各スイッチボ
タン14,15,16,17毎にそれぞれ配設している
ので、車載用パワーウィンドスイッチ11の組付けの中
途時点において、上述のスイッチユニット22を単品で
性能チェックすることができる。 【0049】上述の実施例において、各スイッチボタン
14〜17およびこれらに対応するスイッチユニット2
2において、スイッチボタン14〜17を操作性の点で
若干大きく形成しても、各スイッチユニット22はその
下面に配置されることで、平面積では占有面積が小さく
なる。 【0050】さらに、スイッチユニット22のスライダ
軸40を該ユニット22の側方向に延ばしているので、
スライダ操作杆21の下側に部品(スイッチユニット2
2の本体部分)がなくなり、その分スイッチボタン14
〜17をスイッチユニット22の底面に近接して設ける
ことができる。 【0051】この結果、スイッチボタン14〜17の大
きさは良好な操作性を保持した従来の大きさのままで、
スイッチボタン14〜17およびスイッチユニット22
の占有面積を小さく、かつ、その上下厚さを薄形にで
き、車載用パワーウィンドスイッチの単体として薄形の
小型コンパクトにすることができ、車載用として有効な
使用が得られる。 【0052】以上要するに、上述の車載用パワーウイン
ドスイッチ11は、通常の中立位置(ノーマル位置)か
ら人の指により押し引き操作されるスイッチボタン14
〜17を備えたものであって、該スイッチボタン14〜
17の上面を一方(支点16bに対しての一方側)が高
く、他方(支点16bに対しての他方側)が低くなるよ
うに傾斜させたので、スイッチボタン14〜17に加わ
る押圧力によって傾斜が減少する方向には傾動するもの
の、スイッチボタン14〜17に加わる押圧力によって
傾斜が増加する方向には傾動しないので、人が誤ってス
イッチボタン14〜17に触れても傾斜が増加する方向
へは変位しないので、誤動作を防止することができる効
果がある。なお、該スイッチ装置を実施例で示したパワ
ーウインドスイッチ11に適用する際には引き操作(傾
斜が増加する方向への傾動)により窓が閉じるように設
定すればよい。 【0053】また、スイッチボタン14〜17上面の高
い側(一方の側)を押し引き用の操作部16aに設定し
たので、人の指による操作性の向上を図ることができる
効果がある。 【0054】さらに、スイッチボタン14〜17上面の
低い側(他方の側)には人の指による操作が困難なよう
になだらかな丸み16cを形成したので、この低い側か
らのスイッチボタン操作を困難ならしめて、誤操作をよ
り一層確実に防止することができる効果がある。 【0055】加えて、上述のスイッチ装置を窓開閉の電
動制御用のパワーウインドスイッチ11に設定したの
で、誤って上述のスイッチボタン14〜17に乗員が手
をついたり或は乗員の体重が付勢される等の乗員の挙動
によるスイッチ14〜17の誤操作を防止することがで
き、前述の傾斜が増加する方向への傾動(操作部16a
の引き操作)とパワーウインドの閉方向とを対応させる
と、乗員の体の一部が窓に挟まることを完全に阻止し
て、充分な安全性を確保することができる効果がある。 【0056】なお、この発明は、上述の実施例の構成の
みに限定されるものではなく、また上記実施例において
は4ドア用の車載用パワーウィンドスイッチを例示した
が、2ドア用のものに適用してもよいことは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 スイッチユニットの分解斜視図。 【図2】 車載用パワーウィンドスイッチの外観斜視
図。 【図3】 車載用パワーウィンドスイッチの要部拡大縦
断面図。 【図4】 スイッチユニットの拡大断面図。 【図5】 スイッチユニットの説明図。 【符号の説明】 12…操作カバー 13…ベース 14〜17…スイッチボタン 16a…操作部 16b…支点 16c…丸み 22…スイッチユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−82321(JP,U) 実開 昭57−6127(JP,U) 実開 昭50−75792(JP,U) 実開 昭59−3504(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.軸支部を後端側寄りに設けて、前端側に操作部を設
    け、かつ、中立位置に付勢されて、前記操作部を中立位
    置からの押下げおよび引き起し操作することで傾動す
    るスイッチボタンと、 前記スイッチボタンが傾動操作されることに応じて動作
    するスイッチユニットと 前記スイッチユニットを下側に収納する操作カバーとを
    備えて、 前記スイッチボタンの押し下げおよび引き起し傾動操
    作に応じて窓の開および閉を電動制御するパワーウィン
    ドスイッチであって、中立位置にある 前記スイッチボタンの上面を、前端側の
    操作部側が高く後端側が低くなるように前記操作カバー
    に対して傾斜させて前記先端側が前記操作カバーより上
    に出るように配置すると共に、 上記後端側の上面に、前記操作が困難なようになだらか
    な丸みを形成した パワーウィンドスイッチ。
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