JPH082553Y2 - 防振管取付用代替部材 - Google Patents

防振管取付用代替部材

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JPH082553Y2
JPH082553Y2 JP1989053838U JP5383889U JPH082553Y2 JP H082553 Y2 JPH082553 Y2 JP H082553Y2 JP 1989053838 U JP1989053838 U JP 1989053838U JP 5383889 U JP5383889 U JP 5383889U JP H082553 Y2 JPH082553 Y2 JP H082553Y2
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JP1989053838U
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Inventor
毅 小林
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株式会社十川ゴム製造所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ゴム又は合成樹脂製防振管を金属配管経路
に取付けるにあたって、前記金属配管経路における金属
管を夫々配置固定するために、一時的に前記防振管の代
わりに取付ける防振管取付用代替部材に関し、詳しく
は、ポンプ等の振動源の機器に接続する金属配管経路に
取付け、金属配管を振動が伝わって騒音の原因になるこ
とを防ぐための防振管を、金属配管経路に取付けるにあ
たって、金属管と金属管との間の防振管介在予定箇所
に、仮配管部材を一時的に取り付けておいて配管作業を
行い、各金属管を夫々配置固定した後に、仮配管部材を
防振管と取り替えることを前提として、その仮配管部材
として用いる防振管取付用代替部材に関する。
〔従来の技術〕
防振管を介在させる配管工事に際しては、その防振管
を取付けて配管工事を進めると、防振管が本来振動を吸
収させるためにゴム製等の軟質材料で構成されているた
めに、工事進捗に伴う配管の捩じれ、変位等により防振
管が損傷することがある。これを避けるために、予め変
形を起こさない仮配管部材を防振管の替わりに取付けて
おき、各金属管の位置が固定された段階で前記仮配管部
材を夫々防振管に取替えることで、取付ける防振管のフ
ランジに固定後の各金属管のフランジを正確に配置する
ことが行われている。
従来は、前記仮配管部材として、両端に前記防振管の
両側のフランジにその面間寸法を合わせ、そのフランジ
寸法を前記防振管と同じくしたフランジを溶接した金属
短管を前記仮配管部材として工事の都度一時的に作製
し、使い捨て使用していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、配管の設計上及び工事上、防振管を介在させ
るべき両金属管のフランジ間の寸法及びフランジの寸法
には種々のものがあり、防振管介在予定箇所に、配管工
事の都度、防振管と同じ面間寸法で、防振管と同じサイ
ズのフランジを溶接した金属短管を夫々製作して取付け
て仮配管し、金属管を配置固定して、金属短管を取外
し、防振管と取り替えた後に、その金属短管を廃棄して
いるが、この場合、多くの材料を無駄にすることにな
り、仮に、その金属短管を繰り返し使用しようとすれ
ば、配管前に、各種管径の、長さの異なる、各防振管に
サイズを合わせた金属短管を、代替部材として予め準備
しておく必要があり、代替部材の製作、保管の面で、い
ずれにしてもコスト上の問題があった。ここに、金属短
管を代替部材として使用する目的は、代替部材を取外
し、防振管と取り替えた後に、防振管に歪みが生じない
ようにする点にあり、このためには、金属短管にもそれ
相応のフランジ面間寸法及び、フランジ取付け角度の精
度が要求されるものであり、仮配管部材としては製作精
度が高く、使い捨てするには製造コストの掛かっている
ものである。
本考案の目的は、フランジ間の面間寸法を変更設定可
能にした代替部材を使用することにより、できるだけ少
ない種類及び数の代替部材で、精度よく金属管の配置固
定ができ、なお且つ、繰り返し多くの配管工事現場に使
用できるようにして、工事に要する工数と材料費を節減
できるようにする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の防振管取付用代替部材の特徴構成は、フラン
ジ間の面間寸法を変更設定自在に、固定及び固定解除自
在にする長さ設定手段と、前記両フランジのその周方向
への相対回動を阻止する回り止め機構とを代替部材本体
に設け、前記フランジに備えた連結ボルト挿通孔を、夫
々前記フランジの半径方向に延びた長孔に形成してある
ことにあり、 その作用効果は、次の通りである。
〔作用〕
つまり、配管の設計上及び工事上、防振管を介在させ
るべき両金属管のフランジ間の相対位置を防振管のフラ
ンジに一致させることが必要で、両金属管のフランジの
面間寸法を防振管のフランジ間の面間寸法に一致させる
だけでよく、長さ設定手段によって前記両フランジ間の
面間寸法を、取付けるべき防振管のフランジの面間寸法
に合わせて固定することのできる本考案の代替部材を用
いれば、簡単に両金属管のフランジ間の寸法を防振管の
寸法に合わせて仮接続して固定することができ、しか
も、回り止め機構によって、両端のフランジ夫々が周方
向に相対回動しないので、フランジ夫々に設けた連結ボ
ルト挿通孔の位置が、仮配管作業中に捩じれにより変わ
ることを防止できる。さらに、フランジに設けるボルト
挿通孔をそのフランジの半径方向に伸びた長孔とするこ
とによって、金属配管の配管径が異なっても同一の代替
部材を適用することが出来るのみならず、前記長孔を半
径方向に延ばして形成してあるので、少なくとも3本の
ボルトを締めれば、代替部材のフランジと金属配管のフ
ランジとの周方向への相対回動を阻止でき、同時に締結
したフランジ間の芯出しもできるので、配置固定した金
属管は確実に防振管の歪みを招かないように固定されて
いるのである。
〔考案の効果〕
上述のように、配管工事の後、代替部材を取外して防
振管を金属配管に固定した時に、防振管の両フランジが
固定された金属配管のフランジの位置との齟齬のために
相対変位することを防止できるので、防振管に於ける応
力集中がなく、防振管の耐久性、及び、振動吸収性能を
劣化させずに良好に維持できる。さらに、代替部材の種
類を多くせずとも、多くの配管工事現場で繰り返し使用
でき、殊に、フランジに設けたボルト挿通孔をそのフラ
ンジの半径方向に伸びた長孔とすることによって、単一
の代替部材でも多種の口径の防振管に充分に対応でき
る。
以上の結果、防振管取付けのための配管施工費を安
く、経済性の高いものにすることができるようになっ
た。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
第4図に示すように、海水吸入箱(1)とポンプ
(2)と他の機器とを互いに接続する金属配管(3)経
路の複数箇所に、ポンプ(2)や他の機器からの振動
が、金属管(3A)に伝わって騒音にならないように、夫
々ゴム製の防振管(4)を介在させて、船舶などの配管
経路を構成してある。
前記海水吸入箱(1)とポンプ(2)との間で、金属
管(3A)と金属管(3A)との間に接続する防振管(4)
は、ベローズ型であり、また、ポンプ(2)の吐出部
(5)に接続した金属管(3A)と既設の金属管(3A)と
の間で、配管経路に接続した防振管(4)は、球形ベロ
ーズ型である。
前記防振管(4)を金属配管(3)経路に取付けるに
は、ポンプ(2)等の機器を固定後、配管作業を進めな
がら、防振管(4)取付箇所に、防振管(4)の代わり
に、第1図ないし第3図に示すように、その代替部材
(6)を、一時的に金属管(3A)に接続して所定の面間
寸法を保持し、配管作業の最後に、代替部材(6)を金
属配管(3)経路から取外して、第4図に示すように、
防振管(4)と取替える。
前記代替部材(6)は、第1図及び第2図に示すよう
に、周方向に複数の連結ボルト挿通孔(7)を設けた配
管接続用フランジ(8)を、代替部材本体(6A)の両端
夫々に設け、両フランジ(8),(8)間の面間寸法を
変更自在にする伸縮部(9)を、代替部材本体(6A)に
設け、両フランジ(8),(8)間の面間寸法を固定及
び固定解除自在にする長さ設定手段(10)と、両フラン
ジ(8),(8)のその周方向への相対回動を阻止する
回り止め部(11)を、伸縮部(9)に設けてある。
前記連結ボルト挿通孔(7)は、小径ボルト用第1孔
(7A)と大径ボルト用第2孔(7B)とを、フランジ
(8)の周方向に夫々4個づつ等間隔おきに配置すると
共に、夫々の第1、第2孔(7A),(7B)は、フランジ
(8)の半径方向に延びた長孔に形成してあり、配管の
径に対応した数種類のフランジ(8)の径及び連結ボル
トの径に合わせられるように形成してある。
つまり、例えば、JIS 5K及びJIS 10Kのフランジの40
A,50A,65A各サイズを兼用するには前記第1孔(7A)を
φ15にすれば、第1孔(7A)に挿通させて径方向に対向
するボルト中心円の寸法(P.C.D)は、φ95〜130になる
ように形成し、前記第2孔(7B)をφ19にすれば、前述
のボルト中心円の寸法(P.C.D)は、φ105〜140なるよ
に長孔状に形成してある。
前記代替部材本体(6A)は、筒体(12)と、その筒体
(12)に同芯状に内嵌して軸芯方向に出退摺動自在な棒
体(13)から成り、筒体(12)と棒体(13)の一端夫々
に前記フランジ(8)を連設し、筒体(12)と棒体(1
3)夫々の他端部は、互いに嵌合させることによって前
記伸縮部(9)を形成してある。
前記筒体(12)の他端側には、雄ネジ部(14)を形成
すると共に、長手方向に沿うスリット(15)を、先端で
周方向に数箇所形成し、雄ネジ部(14)に螺合する締付
け部材(16)を設け、締付け部材(16)の雄ネジ部(1
4)に対する螺進操作に伴って、スリット(15)を設け
た筒体(12)先端をしぼって棒体(13)を筒体(12)に
対して固定する操作部(16A)を、締付け部材(16)に
形成して、前記長さ設定手段(10)を構成してある。
つまり、前記金属管(3A)に接続させるために、現場
に応じて両フランジ(8),(8)間の寸法を変更する
には、締付け部材(16)を回して筒体(12)に対する締
付け度を緩め、操作部(16A)による棒体(13)の固定
を解除させて、棒体(13)と筒体(12)を、それらの長
手方向に相対摺動させて代替部材(6)の長さ(L)を
調節すればよい。
前記棒体(13)の周部には、軸芯方向に沿った溝(1
7)を設けてあり、溝(17)に係合するボルト(18)の
取付部(19)を、筒体(12)に設けて、筒体(12)と棒
体(13)が、それらの周方向に相対回転するのを阻止す
る前記回り止め機構(11)を構成してある。
〔別実施例〕
前記代替部材(6)は、ベローズ型又は球形ベローズ
型の防振管(4)に対する代わり以外に、ゴムホース等
から成るホース型の防振管(4)の代わりに使用するも
のであってもよい。
また、第5図の如く前記代替部材(6)は、代替部材
本体を直角に曲げてL型にしたりしてもよく、または、
Z型にして使用してもよい。
前記防振管(4)は、ゴム製以外に合成樹脂製のもの
であってもよい。
前記伸縮部(9)を構成するための互いに嵌合する筒
体(12)と棒体(13)に代えて、同芯状に嵌合する外筒
と内筒、又は、蟻溝を設けた第1長尺体と、その蟻溝に
係合する突起を備えた第2長尺体とによって、代替部材
本体(6A)を構成してもよい。
前記長さ設定手段(10)は、筒体(12)と棒体(13)
との間に、キーを差し込んで両者を連結固定する構造で
あってもよく、他の手段によって筒体(12)と棒体(1
3)を連結固定するものであってもよい。
前記回り止め機構(11)は、溝(17)、及び溝(17)
に係合するボルト(18)や、取付部(19)から成る以外
に、筒体(12)と棒体(13)を、夫々互いに同芯状に嵌
合する横断面角形の部材で形成して、回り止めを可能に
してあってもよく、また、筒体(12)と棒体(13)を、
スプライン嵌合させて回り止め可能にしてあってもよ
い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る防振管取付用代替部材の実施例を示
し、第1図は一部縦断側面図、第2図は正面図、第3図
は代替部材の取付状態を示す全体図、第4図は防振管の
取付状態を示す全体図、第5図は別実施例を示す一部切
欠き側面図である。 (3)……金属配管、(3A)……金属管、(4)……防
振管、(6A)……代替部材本体、(7)……連結ボルト
挿通孔、(8)……フランジ、(9)……伸縮部、(1
0)……長さ設定手段、(11)……回り止め機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム又は合成樹脂製防振管(4)を金属配
    管(3)経路に取付けるにあたって、前記防振管(4)
    の代わりに一時的に前記金属配管(3)経路における金
    属管(3A)と接続するために、周方向に複数の連結ボル
    ト挿通孔(7)を設けた配管接続用フランジ(8)を、
    両端夫々に設けてある防振管取付用代替部材であって、 前記フランジ(8),(8)間の面間寸法を変更設定自
    在に、固定及び固定解除自在にする長さ設定手段(10)
    と、前記両フランジ(8),(8)のその周方向への相
    対回動を阻止する回り止め機構(11)とを代替部材本体
    (6A)に設け、前記フランジ(8)に備えた連結ボルト
    挿通孔(7)を、夫々前記フランジ(8)の半径方向に
    延びた長孔に形成してある防振管取付用代替部材。
JP1989053838U 1989-05-10 1989-05-10 防振管取付用代替部材 Expired - Lifetime JPH082553Y2 (ja)

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JPH02143591U JPH02143591U (ja) 1990-12-05
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JPS5311616U (ja) * 1976-07-12 1978-01-31
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