JP5317112B2 - 管体用可撓継手およびその施工方法 - Google Patents

管体用可撓継手およびその施工方法 Download PDF

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Description

この発明は管体用可撓継手およびその施工方法に関し、下水道や排水路などの埋設管として一般に使用されている受・挿し部で連結接続されたヒューム管などの既設管路に可撓継手を簡単に施工することができるようにしたものであり、FRPM管への適用もできるものである。
下水道や排水路など埋設管として使用される管体の1つにヒューム管があり、A形と称されるストレートな円管形状のものと、B形と称される拡径した受口部が一端側に予め設けられている円管形状のものとがあり、A形の場合にはコンクリート製のカラーを用いてそれぞれの管端部を挿し込みモルタルなどの充填材を充填して接続され、B形の場合には一方の管の受口部に他方の管の管端部を挿し込んで接続することで管路が構成される。
このような受・挿し部で接続された既設のB形ヒューム管の管路に可撓継手を設置しようとする場合には、例えば、図5に示すように、可撓継手1の可撓部2の両端部に受口部3,3Aを備えたものを用い、既設のB形ヒューム管4,4Aの管路の途中を、可撓継手1の長さに2本のA形ヒューム管5,6の長さを加えた長さに相当する間隔で切断し、可撓継手1を設置して既設のB形ヒューム管4の管端部を可撓継手1の受口部3に挿入するようにした後、A形ヒューム管5を設置して管端部を可撓継手1の受口部3Aに挿入するようにし、このA形ヒューム管5と既設のB形ヒューム管4Aとの間にA形ヒューム管6を落とし込むように設置し、コンクリート製のカラーまたは鋼製のカラー7、8を用いてモルタルなどを充填することで接続することが行われている。
このようなヒューム管用の可撓継手としては、例えば特許文献1、2に開示されたものがある。
特開平9−273676号公報 特開平11−159674号公報
ところが、従来の既設のヒューム管路4,4Aに可撓継手1を取り付けようとすると、可撓継手1の受口部3,3Aにヒューム管の管端部を挿入する必要があるため、可撓継手1の可撓部2の長さ分だけ管路を切断し、落し込みによって施工することができず、ヒューム管側で長さを調整しなければならない。このため2本のA形ヒューム管5,6を用い、一本のA形ヒューム管5の管端部を可撓継手1の受口部3Aに挿入した後、このA形ヒューム管5とB形ヒューム管4Aとの管路の残った部分にもう一本のA形ヒューム管6を落とし込んで2つのカラー7、8を用いて接続しなければならず、必要な部材も多く、開削範囲も広くなるという問題がある。
この発明は、かかる従来技術の問題に鑑みてなされたものであって、受・挿し部で接続された管路であっても開削範囲を大幅に小さくでき、可撓継手を落とし込みによって簡単に施工することができる管体用可撓継手およびその施工方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決するためこの発明の請求項1記載の管体用可撓継手は、管状の可撓部を備えた可撓継手本体の両端部に締結フランジ部を設けるとともに、この締結フランジ部に締結されるフランジ部を備えるとともに、該フランジ部に被接続管の端部が挿入される短管状の受口部を備えて構成したことを特徴とするものである。
また、この発明の請求項2記載の管体用可撓継手は、請求項1記載の構成に加え、前記締結フランジ部と前記フランジ部との締結孔を、可撓継手本体と受口部との芯ずれを吸収可能な長孔または大径孔として構成したことを特徴とするものである。
さらに、この発明の請求項3記載の管体用可撓継手は、請求項1または2記載の構成に加え、前記フランジ部および前記受口部を周方向に分割して連結可能に構成したことを特徴とするものである。
また、この発明の請求項4記載の管体用可撓継手は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記受口部に、被接続管の外周との間に充填材を充填する注入孔を設けたことを特徴とするものである。
さらに、この発明の請求項5記載の管体用可撓継手の施工方法は、被接続管の対向する端部間に管体用可撓継手を施工するに際し、被接続管のそれぞれの端部に、フランジ部を備えた短管状の受口部を挿入設置した後、対向する前記フランジ部の間に、管状の可撓部の両端部に前記フランジ部と締結される締結フランジ部を備えた可撓継手本体を配置し、前記フランジ部と当該締結フランジ部を締結した後、前記受口部と前記被接続管の外周との間に充填材を充填するようにしたことを特徴とするものである。
また、この発明の請求項6記載の管体用可撓継手の施工方法は、請求項5記載の構成に加え、前記フランジ部および前記短管状の受口部を周方向に分割して構成し、前記被接続管の端部に配置して連結するようにしたことを特徴とするものである。
さらに、この発明の請求項7記載の管体用可撓継手の施工方法は、請求項5または6記載の構成に加え、前記受口部に貫通孔を形成し、被接続管の外周との間に充填材を充填するとともに、空気を排気するようにしたことを特徴とするものである。
また、この発明の請求項8記載の管体用可撓継手の施工方法は、請求項5〜7のいずれかに記載の構成に加え、前記被接続管が既設のヒューム管路等を切断・除去した端部間であることを特徴とするものである。
この発明の請求項1記載の管体用可撓継手によれば、管状の可撓部を備えた可撓継手本体の両端部に締結フランジ部を設けるとともに、この締結フランジ部に締結されるフランジ部を備えるとともに、該フランジ部に被接続管の端部が挿入される短管状の受口部を備えて構成したので、可撓部を備えた可撓継手本体と受口部とが分割構造としてあることで、可撓継手本体を落とし込んだ後、可撓継手本体の締結フランジ部と、受口部のフランジ部とを締結することで可撓継手とすることができ、部材点数を削減できるとともに、開削範囲を大幅に削減して施工することができる。
また、この発明の請求項2記載の管体用可撓継手によれば、前記締結フランジ部と前記フランジ部との締結孔を、可撓継手本体と受口部との芯ずれを吸収可能な長孔または大径孔として構成したので、可撓継手本体と受口部とに芯ずれが生じても長孔または大径孔で吸収して締結することで可撓継手とすることができ、一層容易に施工することができる。
さらに、この発明の請求項3記載の管体用可撓継手によれば、前記フランジ部および前記受口部を周方向に分割して連結可能に構成したので、個々の部材を軽量化することができ、周方向に連結して組み立てるだけで可撓継手とすることができ、施工性を向上することができる。
また、この発明の請求項4記載の管体用可撓継手によれば、前記受口部に、被接続管の外周との間に充填材を充填する注入孔を設けたので、注入孔からモルタルなどの充填材を充填することで、簡単にコーキングすることができる可撓継手となり、複数の注入孔を形成することで、エア抜きにも利用することができる。
さらに、この発明の請求項5記載の管体用可撓継手の施工方法によれば、被接続管の対向する端部間に管体用可撓継手を施工するに際し、被接続管のそれぞれの端部に、フランジ部を備えた短管状の受口部を挿入設置した後、対向する前記フランジ部の間に、管状の可撓部の両端部に前記フランジ部と締結される締結フランジ部を備えた可撓継手本体を配置し、前記フランジ部と当該締結フランジ部を締結した後、前記受口部と前記被接続管の外周との間に充填材を充填するようにしたので、被接続管の管端部に受口部を設置し、その間に可撓継手本体を落とし込んだ後、フランジ部と締結フランジ部とを締結することで接続することができ、開削範囲を大幅に小さくできるとともに、部材点数も少なく、可撓継手を簡単に施工することができる。
また、この発明の請求項6記載の管体用可撓継手の施工方法によれば、前記フランジ部および前記短管状の受口部を周方向に分割して構成し、前記被接続管の端部に配置して連結するようにしたので、個々の部材を軽量化することができ、周方向に連結して組み立てるだけで良く、施工性を向上することができる。
さらに、この発明の請求項7記載の管体用可撓継手の施工方法によれば、前記受口部に貫通孔を形成し、被接続管の外周との間に充填材を充填するとともに、空気を排気するようにしたので、貫通孔からモルタルなどの充填材を充填することで、簡単にコーキングすることができ、複数の貫通孔を形成することで、エア抜きにも利用することができる。
また、この発明の請求項8記載の管体用可撓継手の施工方法によれば、前記被接続管を既設のヒューム管路等を切断・除去した端部間としたので、既設の受・挿し部で連結されるヒューム管路にも簡単に可撓継手を取り付けることができ、しかも開削範囲も少なくて済む。
この発明の管体用可撓継手の一実施の形態にかかる半裁縦断面図およびA矢視図である。 この発明の管体用可撓継手の施工方法の一実施の形態にかかる第1工程図および受口部の説明図である。 この発明の管体用可撓継手の施工方法の一実施の形態にかかる第2工程図およびフランジ部と締結フランジ部の部分拡大図である。 この発明の管体用可撓継手の施工方法の一実施の形態にかかる充填材の充填および芯ずれの調整の説明図である。 従来の受・挿し部による接続管体への管体用可撓継手の施工方法の工程説明図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
この管体用可撓継手10は、例えば受・挿し部で接続された既設のB形ヒューム管の管路に可撓継手を設置しようとする場合に好適なものであり、可撓継手本体11と、両端部に被接続管の管端部をそれぞれ挿入する受口部14,14とを備えながら、落とし込みで施工できる構造としたものである。
この管体用可撓継手10の可撓継手本体11は、図1に示すように、中間部に管状の可撓部12を備え、その両端部に可撓部12の中心軸と直交する平面上に配置された締結フランジ部13,13を設けて構成してある。
管状の可撓部12は、ゴムや合成樹脂などの可撓性材料で蛇腹状に成形され、金属製の補強リング12aが、例えば2本埋設されて補強されるとともに、ビニロンなどの合成繊維の補強コード12bを用いて補強されており、可撓部12の両端部には、防錆塗装が施された鋼製筒状の口金11a、11aが一体に接合されている。
このような可撓部12の両端部の口金11a,11aに中空円板状の締結フランジ部13,13が溶接などで接合されて可撓継手本体11が構成されており、可撓部12、口金11a,11aおよび締結フランジ部13,13の外側が外被ゴム11bで被覆されるとともに、可撓部12および口金11a,11aの内側が内面ゴム11cで覆ってある。
可撓継手本体11の締結フランジ部13,13を介して締結される受口部14、14は、それぞれ被接続管の端部が挿入される短管状で鋼製のカラー15とその一端部に接合されたフランジ部16を備えて構成されており、このフランジ部16と可撓継手本体11の締結フランジ部13とを締結用ボルト・ナット17で締結することで、可撓継手本体11の両端部に受口部14,14を備えた状態の管体用可撓継手10となる。
この受口部14のカラー15は、被接続管の外径より大きく形成され、ある程度の余裕を持って既設のヒューム管の切断した管端部の外側に装着できるようにしてあり、カラー15の内周面と被接続管の外周との間に充填材18を注入してコーキングできるようにしてある。
この受口部14には、カラー15の頂部に吊り金具15aが取り付けてあり、吊り上げたり、吊り下ろしたりできるようにしてある。また、受口部14は、周方向に複数に分割された分割構造とされ、例えば図2(b)に示すように、カラー15およびフランジ部16が3分割構造(図中の分割位置を示す▽参照)としてあり、分割部に溶接した連結フランジ15b,15b同士をボルト・ナット15cで締め付けることで、環状に組み立てることができるようにしてある。
また、この管体用可撓継手10では、受口部14のカラー15に、図4(a)に示すように、貫通孔15dが形成され、コーキング用の充填材18の注入孔にしたり、複数の貫通孔15dを形成することで、充填材18の注入の際のエア抜き孔とすることで、充填材18の注入を効率的にできるとともに、隙間なく充填材18を充填することができる。
さらに、この管体用可撓継手10では、可撓部12を備えた可撓継手本体11の締結フランジ部13と、カラー15を備えた受口部14のフランジ部16とを締結用ボルト・ナット17で締結することで組み立てられる分割構造としたので、締結フランジ部13とフランジ部16との間で芯ずれや組立誤差が生じる場合があることから、図4(b)に示すように、カラー15のフランジ部16の締結孔16aを長孔としたり、締結用ボルト・ナット17の直径に対して大きい大径孔とすることで、芯ずれなどを吸収できるようにしてある。
次に、このように構成した管体用可撓継手10を、既設のB形ヒューム管4,4Aを用いた管路に施工する場合を例に施工方法について説明する。
まず、既設のB形ヒューム管4,4Aの管路の途中を、図2(a)に示すように、管体用可撓継手10の可撓継手本体11の長さに相当する間隔で切断する。
この管体用可撓継手10の施工方法では、管体用可撓継手10の被接続管であるB形ヒューム管4,4Aの管端部を挿入する受口部14がフランジ構造としてあり分割できることから、可撓継手本体11を落とし込んで設置できる長さで既設のヒューム管路を切断すれば良く、開削範囲もこれに対応した長さとすれば良く、従来例として説明した図5の場合に比べ、大幅に開削範囲を小さくすることができる。
次に、切断したヒューム管を排出した後、ヒューム管4,4Aの管端部にそれぞれ受口部14,14のフランジ部16,16が相対向するようにカラー15、15を挿入する。この場合、カラー15およびフランジ部16が円周方向に分割してあるので、分割された部材をそれぞれのヒューム管4、4Aの外周に沿って組み立て連結フランジ15b、15bを介してボルト・ナット15cで締め付けて連結する。
なお、このカラー15,15を取り付ける場合には、カラー15,15の内周のフランジ部16,16との反対側に沿って水膨張ゴムなどの止水材19を取り付けておくこと(図3(b)参照)で、内外水圧対策とすることができる。
このような分割構造の受口部14,14とすることで、大径のヒューム管4、4Aであっても分割された受口部14、14の個々の部材を軽量化でき、効率良く施工することができる。
この後、被接続管であるヒューム管4,4Aの管端部が挿入された受口部14,14のフランジ部16,16の間に可撓継手本体11を落とし込む。この可撓継手本体11の落とし込みの際、締結フランジ部13とフランジ部16との間にパッキン20を取り付けておくとともに、締結フランジ部13側、あるいはヒューム管4,4A側に水膨張ゴムなどの止水材19を取り付けておくこと(図3(b)参照)で、内外水圧対策とすることができる。
こうして受口部14,14のフランジ部16,16の間に可撓継手本体11を落とし込んで締結フランジ部13,13を配置した後、締結フランジ13とフランジ部16の締結孔16aとに締結用ボルト・ナット17を入れ、パッキン20を介して締結することでヒューム管4とヒューム管4Aとの間に管体用可撓継手10が設置された状態で管路が形成される。
この後、受口部14,14のカラー15,15に形成した貫通孔15dを充填材18の注入孔として無収縮モルタルなどを注入し、複数の貫通孔15dを形成した場合には、充填に伴うエア抜き孔として利用し、隙間なく充填材18を充填してコーキングすることで、管体用可撓継手10の施工が完了する。
このような管体用可撓継手10によれば、管状の可撓部12を備えた可撓継手本体11の両端部に締結フランジ部13を設けるとともに、この締結フランジ部13に締結されるフランジ部16を備えるとともに、該フランジ部に被接続管4,4Aの端部が挿入される短管状の受口部14を備えて構成したので、可撓部12を備えた可撓継手本体11と受口部14とが分割構造としてあることで、可撓継手本体11を落とし込んだ後、可撓継手本体11の締結フランジ部13と、受口部14,14のフランジ部16,16とを締結することで可撓継手10とすることができ、部材点数を削減できるとともに、開削範囲を大幅に削減して施工することができる。
また、この管体用可撓継手10によれば、締結フランジ部13とフランジ部16との締結孔16aを、可撓継手本体11と受口部14との芯ずれを吸収可能な長孔または大径孔として構成したので、可撓継手本体11と受口部14,14とに芯ずれが生じても長孔または大径孔で吸収して締結することで可撓継手10とすることができ、一層容易に施工することができる。
さらに、この管体用可撓継手10によれば、フランジ部16および受口部14を周方向に分割して連結可能に構成したので、個々の部材を軽量化することができ、周方向に連結して組み立てるだけで可撓継手10とすることができ、施工性を向上することができる。
また、この管体用可撓継手10によれば、受口部14に、被接続管4,4Aの外周との間に充填材18を充填する注入孔15dを設けたので、注入孔15dからモルタルなどの充填材18を充填することで、簡単にコーキングすることができる可撓継手10となり、複数の注入孔15dを形成することで、エア抜きにも利用することができる。
さらに、この管体用可撓継手の施工方法によれば、被接続管4,4Aの対向する端部間に管体用可撓継手10を施工するに際し、被接続管4,4Aのそれぞれの端部に、フランジ部16を備えた短管状の受口部14を挿入設置した後、対向するフランジ部16,16の間に、管状の可撓部12の両端部にフランジ部16,16と締結される締結フランジ部13,13を備えた可撓継手本体11を配置し、フランジ部16,16と締結フランジ部13,13を締結した後、受口部14と被接続管4,4Aの外周との間に充填材18を充填するようにしたので、被接続管4,4Aの管端部に受口部14,14を設置し、その間に可撓継手本体11を落とし込んだ後、フランジ部16,16と締結フランジ部13,13とを締結することで接続することができ、開削範囲を大幅に小さくできるとともに、部材点数も少なく、可撓継手10を簡単に施工することができる。
また、この管体用可撓継手の施工方法によれば、フランジ部16および短管状の受口部14を周方向に分割して構成し、被接続管4,4Aの端部に配置して連結するようにしたので、個々の部材を軽量化することができ、周方向に連結して組み立てるだけで良く、施工性を向上することができる。
さらに、この管体用可撓継手の施工方法によれば、受口部14に貫通孔15dを形成し、被接続管4,4Aの外周との間に充填材18を充填するとともに、空気を排気するようにしたので、貫通孔15dからモルタルなどの充填材18を充填することで、簡単にコーキングすることができ、複数の貫通孔15dを形成することで、エア抜きにも利用することができる。
また、この管体用可撓継手の施工方法によれば、被接続管4,4Aを既設のヒューム管路等を切断・除去した端部間としたので、既設の受・挿し部で連結されるヒューム管路にも簡単に可撓継手10を取り付けることができ、しかも開削範囲も少なくて済む。
なお、上記実施の形態で説明した管体用可撓継手は1例に過ぎず、地震による変位などを吸収する可撓部の構造やその材料などは、どのようなものであっても良く、両端部に締結フランジ部を設けたものであれば良い。
また、管体用可撓継手は、被接続管として受・挿し部で接続するB形のヒューム管による管路を例に説明したが、必ずしも受・挿し部で接続する管路に限るものでなく、しかもヒューム管に限らずFRPM管など他の材質の管路にも適用できるものである。
4,4A ヒューム管(被接続管)
10 管体用可撓継手
11 可撓継手本体
11a 口金
11b 外被ゴム
11c 内面ゴム
12 可撓部
12a 補強リング
12b 補強コード
13 締結フランジ部
14 受口部
15 カラー
15a 吊り金具
15b 連結フランジ
15c ボルト・ナット
15d 貫通孔(注入口)
16 フランジ部
16a 締結孔
17 締結用ボルト・ナット
18 充填材(無収縮モルタルなど)
19 止水材(水膨張ゴムなど)
20 パッキン(フランジ部間)

Claims (8)

  1. 管状の可撓部を備えた可撓継手本体の両端部に締結フランジ部を設けるとともに、この締結フランジ部に締結されるフランジ部を備えるとともに、該フランジ部に被接続管の端部が挿入される短管状の受口部を備えて構成したことを特徴とする管体用可撓継手。
  2. 前記締結フランジ部と前記フランジ部との締結孔を、可撓継手本体と受口部との芯ずれを吸収可能な長孔または大径孔として構成したことを特徴とする請求項1記載の管体用可撓継手。
  3. 前記フランジ部および前記受口部を周方向に分割して連結可能に構成したことを特徴とする請求項1または2記載の管体用可撓継手。
  4. 前記受口部に、被接続管の外周との間に充填材を充填する注入孔を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の管体用可撓継手。
  5. 被接続管の対向する端部間に管体用可撓継手を施工するに際し、
    被接続管のそれぞれの端部に、フランジ部を備えた短管状の受口部を挿入設置した後、対向する前記フランジ部の間に、管状の可撓部の両端部に前記フランジ部と締結される締結フランジ部を備えた可撓継手本体を配置し、前記フランジ部と当該締結フランジ部を締結した後、前記受口部と前記被接続管の外周との間に充填材を充填するようにしたことを特徴とする管体用可撓継手の施工方法。
  6. 前記フランジ部および前記短管状の受口部を周方向に分割して構成し、前記被接続管の端部に配置して連結するようにしたことを特徴とする請求項5記載の管体用可撓継手の施工方法。
  7. 前記受口部に貫通孔を形成し、被接続管の外周との間に充填材を充填するとともに、空気を排気するようにしたことを特徴とする請求項5または6記載の管体用可撓継手の施工方法。
  8. 前記被接続管が既設のヒューム管路等を切断・除去した端部間であることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の管体用可撓継手の施工方法。
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