JP7153925B2 - 二重管継手構造 - Google Patents

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Description

本開示は一方の配管と他方の配管と、これら一方の配管および他方の配管を接続するスリーブとを有する継手構造に係り、とりわけ一方の配管および他方の配管を流れる流体が外方へ流出することを防止することができ、かつ外部の流体が配管内に流入することがない、二重管継手構造に関する。
従来より、一方の配管と、他方の配管と、これら一方の配管および他方の配管を接続するスリーブとを有する継手構造が知られている。
また一方の配管とスリーブとの間、および他方の配管とスリーブとの間は、シールゴムリングにより密封されている。
このような継手構造は、排水等を送出する等のように種々の流体の搬送が行なわれている。
ところでこのような構成からなる継手構造は、地震等の影響により経年変化によりずれていくことがある。
そして継手構造にずれが生じた場合、一方の配管と他方の配管内を流れる流体が外方へ漏水することも考えられる。
特開平3-285137号公報 特開2005-91215号公報 特開2004-53317号公報 特開2004-10355号公報
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、配管内を流れる流体が漏水することを確実に防止することができ、かつ外部の流体が配管内に流入することがない、二重管継手構造を提供することを目的とする。
本開示は、第1外側管と、第2外側管と、前記第1外側管と前記第2外側管とを連結する外側スリーブとを有する外側配管と、第1内側管と、第2内側管と、前記第1内側管と前記第2内側管と連結する内側スリーブと、を有する内側配管とを備え、前記内側配管は前記外側配管内に配置され、前記第1外側管と前記第1内側管が連結され、前記第2外側管と前記第2内側管が連結される、二重管継手構造である。
本開示は、前記第1外側管と前記第2外側管は、前記外側スリーブ外面に嵌合し、前記第1内側管と前記第2内側管は、前記内側スリーブ外面に嵌合する、二重管継手構造である。
本開示は、前記第1外側管と前記第2外側管は、いずれも前記外側スリーブ側に外側拡径部を有し、前記第1内側管と前記第2内側管は、いずれも前記内側スリーブ側に内側拡径部を有する、二重管継手構造である。
本開示は、前記第1外側管および前記第2外側管のうち前記外側拡径部以外の部分と、前記外側スリーブとは同一外径を有し、前記第1内側管および前記第2内側管のうち前記内側拡径部の部分と、前記内側スリーブとは同一外径を有する、二重管継手構造である。
本開示は、前記第1外側管と前記第2外側管は、前記外側スリーブ内面に嵌合し、前記第1内側管と前記第2内側管は、前記内側スリーブ内面に嵌合する、二重管継手構造である。
本開示は、前記第1外側管と前記第1内側管は第1連結体を介して連結され、前記第2外側管と前記第2内側管は第2連結体を介して連結されている、二重管継手構造である。
以上のように本開示によれば、内側配管内を流れる流体が漏水することを確実に防止することができ、かつ外部の流体が内側配管内に流入することがない。
図1は、本開示による二重管継手構造の第1の実施の形態を示す側断面図。 図2は、第1外側管と外側スリーブとの接続構造を示す図。 図3は、第1内側管と内側スリーブとの接続構造を示す図。 図4は、本開示による二重管継手構造の第2の実施の形態を示す側断面図。 図5は、第1外側管と外側スリーブとの接続構造を示す図。 図6は、第1内側管と内側スリーブとの接続構造を示す図。
<第1の実施の形態>
以下、図1乃至図3を参照して、本開示による二重管継手構造の第1の実施の形態について説明する。
ここで図1は本開示による二重管継手構造を示す側断面図、図2は第1外側管と外側スリーブとの接続構造を示す図、図3は第1内側管と第1内側スリーブとの接続構造を示す図である。
また、図1は、第1外側管および第2外側管と、外側スリーブとの間の接続構造を簡略化して示しており、かつ第1内側管および第2内側管と、内側スリーブとの間の接続構造を簡略化して示している。
図1乃至図3に示すように、二重管継手構造1は円筒状の第1外側管11と、円筒状の第2外側管12と、第1外側管11と第2外側管12を連結する円筒状の外側スリーブ15とを有する外側配管10と、円筒状の第1内側管21と、円筒状の第2内側管22と、第1内側管21と第2内側管22を連結する円筒状の内側スリーブ25とを有する内側配管20を備えている。
このうち、内側配管20は外側配管10内に配置されている。また第1外側管11と第2外側管12は、外側スリーブ15の外面に嵌合している。さらに第1内側管21と第2内側管22は、内側スリーブ25の外面に嵌合している。
また第1外側管11と第1内側管21は、例えば、第1外側管11内に配置され、この第1外側管11の軸線と直交する円盤状の第1連結板5のような第1連結体を介して互いに連結されている。
さらに第2外側管12と第2内側管22は、例えば、第2外側管12内に配置され、この第2外側管12の軸線と直交する円盤状の第2連結板6のような第2連結体を介して互いに連結されている。
このように第1外側管11と第1内側管21が第1連結板5を介して連結されているため、第1内側管21は第1外側管11内の所定位置に保持される。
また第2外側管12と第2内側管22が第2連結板6を介して連結されているため、第2内側管22は第2外側管12内の所定位置に保持される。
次に第1外側管11と外側スリーブ15との間の接続構造、および第2外側管12と外側スリーブ15との間の接続構造について説明する。ここで第1外側管11と第2外側管12は、いずれも外側スリーブ15側で外径が拡張する拡径部(外側拡径部)11A,12Aを有する。このうち第1外側管11の拡径部11Aは他の部分(拡径部11A以外の部分)11Bに比べて外径が大きくなっており、第2外側管12の拡径部12Aは他の部分(拡径部12A以外の部分)12Bに比べて外径が大きくなっている。
なお、第1外側管11と外側スリーブ15との間の接続構造は、第2外側管12と外側スリーブ15との間の接続構造は略同一となっているため、ここでは第1外側管11と外側スリーブ15との間の接続構造について、図2により説明する。
図2に示すように、第1外側管11の拡径部11Aは、その外側スリーブ側端部に半径方向外方へ突出する突出部11aを有する。そして外側スリーブ15の外面に、第1外側管11の突出部11aに当接するシールゴムリング16が設けられている。
また外側スリーブ15の外面に設けられたシールゴムリング16を覆って、シールゴムリング用ハウジング18が取り付けられている。このシールゴムリング用ハウジング18は、シールゴムリング16を外側スリーブ15の外面の所定位置に保持して、シールゴムリング16により第1外側管11と外側スリーブ15との間の密封性を高めるものである。このようなシールゴムリング用ハウジング18は、円周方向に沿って複数に分割された分割部分18aを有し、各分割部分18aは締結ボルト19により固定される。
このように第1外側管11と第2外側管12はいずれも拡径部11A,12Aを有し、第1外側管11の他の部分11B、第2外側管12の他の部分12B、および外側スリーブ15はいずれも同一外径をもつ。
次に第1内側管21と内側スリーブ25との間の接続構造、および第2内側管22と内側スリーブ25との間の接続構造について説明する。ここで第1内側管21と第2内側管22は、いずれも内側スリーブ25側で外径が拡張する拡径部(内側拡径部)21A,22Aを有する。このうち第1内側管21の拡径部21Aは他の部分(拡径部21A以外の部分)21Bに比べて外径が大きくなっており、第2内側管22の拡径部22Aは他の部分(拡径部22A以外の部分)22Bに比べて外径が大きくなっている。
なお、第1内側管21と内側スリーブ25との間の接続構造は、第2内側管22と内側スリーブ25との間の接続構造は略同一となっているため、ここでは第1内側管21と内側スリーブ25との間の接続構造について、図3により説明する。
図3に示すように、第1内側管21の拡径部21Aは、その内側スリーブ側端部に半径方向外方へ突出する突出部21aを有する。そして内側スリーブ25の外面に、第1内側管21の突出部21aに当接するシールゴムリング28が設けられている。
また内側スリーブ25の外面に設けられたシールゴムリング28を覆って、シールゴムリング用ハウジング31が取り付けられている。このシールゴムリング用ハウジング31は、シールゴムリング28を内側スリーブ25の外面の所定位置に保持して、シールゴムリング28により第1内側管21と内側スリーブ25との間の密封性を高めるものである。このようなシールゴムリング用ハウジング31は、円周方向に沿って複数に分割された分割部分31aを有し、各分割部分31aは締結ボルト32により固定される。
このように第1内側管21と第2内側管22はいずれも拡径部21A,22Aを有し、第1内側管21の他の部分21B、第2内側管22の他の部分22B、および内側スリーブ25はいずれも同一外径をもつ。
なお図1に示すように、第1内側管21はフランジ21cを介して連結された複数部分からなり、第2内側管22もフランジ22cを介して連結された複数部分からなる。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について図1乃至図3により説明する。
まず上述した二重管継手構造1は、建築構造物中に設置される。このうち、内側配管20内に流体が流されるが、外側配管10内に流体が流されることはない。この外側配管10は、内側配管20内の流体が漏水した場合に、この漏水した流体が外部に流れることを防止する機能を有する。このような二重管継手構造1は、地震あるいは経年変化により、軸線方向あるいは軸線方向に直交する方向(偏心方向)もずれていく。
まず図1に二重管継手構造1の基準形状を示す。この基準形状の状態から二重管継手構造1が軸線方向および軸線方向に直交する方向に沿ってずれていく。具体的には第1外側管11と第2外側管12とが互いに軸線方向に沿って離れていき、第1外側管11に対して第2外側管12が降下する。
また第1内側管21と第2内側管22が互いに軸線方向に沿って離れていき、第1内側管21に対して第2内側管22が降下する。
このとき、外側配管10側において、第1外側管11および第2外側管12が外側スリーブ15の外面を摺動し、二重管継手構造1の軸線方向および軸線方向に直交する方向のずれを吸収する。
同様に内側配管20側において、第1内側管21および第2内側管22が内側スリーブ25の外面を摺動し、二重管継手構造1の軸線方向および軸線方向に直交する方向のずれを吸収する。
この間、図1および図2に示すように、第1内側管21は第1外側管11に連結されているため、第1内側管21が第1外側管11内で落下することはなく、第1外側管11内の所定位置に保持される。
さらに第2内側管22は第2外側管12に連結されているため、第2内側管22が第2外側管12内で落下することはなく、第2外側管12内の所定位置に保持される。
また内側配管20の例えば第1内側管21と内側スリーブ25との間で漏水が生じても、流出した流体は第1連結板5と第2連結板6との間の空間1A内に留まる。この場合、第1外側管11および第2外側管12と外側スリーブ15との間はシールゴムリング16により密封されているので、第1連結板5と第2連結板6との間の空間1A内に流出した流体が、外側配管10の外方へ流出することはない。
また、外部の流体が外側配管10を通って、内側配管20内に浸入することもない。
以上のように本実施の形態によれば、内側配管20、例えば第1内側管21と内側スリーブ25との間で漏水が生じても、内側配管20から漏水した流体が外側配管10から外方へ流出することはない。
さらにまた第1外側管11はその拡径部11Aにおいて外側スリーブ15の外面に嵌合し、第2外側管12はその拡径部12Aにおいて外側スリーブ15の外面に嵌合している。この場合、第1外側管11の他の部分11Bおよび第2外側管12の他の部分12Bの外径を、例えば外側スリーブ15の外径に一致させることが可能となる。そしてこのように、第1外側管11の他の部分11Bの外径、第2外側管12の他の部分12Bの外径、および外側スリーブ15の外径を一致させることにより、同一の配管部材を用いて、第1外側管11の他の部分11B、第2外側管12の他の部分12B、および外側スリーブ15を作製することができ、製造コスト低減を図ることができる。また第1外側管11の他の部分11Bの外径、第2外側管12の他の部分12Bの外径、および外側スリーブ15の外径を一致させることにより、二重管継手構造1を設置した際、外側スリーブ15が第1外側管11の他の部分11Bおよび第2外側管12の他の部分12Bから外方へ大きく突出することはなく、二重管継手構造1をコンパクトに設置することができる。
また第1内側管21はその拡径部21Aにおいて内側スリーブ25の外面に嵌合し、第2内側管22はその拡径部22Aにおいて内側スリーブ25の外面に嵌合している。この第1内側管21の他の部分21Bおよび第2内側管22の他の部分22Bの外径を内側スリーブ25の外径に一致させることにより、同一の配管部材を用いて、第1内側管21の他の部分21B、第2内側管22の他の部分22B、および内側スリーブ25を作製することができ、このことにより製造コストの低減を図ることができる。
なお、上記の実施の形態において、第1連結体として第1連結板5を用い、第2連結体として第2連結板6を用いた例を示したが、これに限らず、第1連結体、第2連結体として、中心から周縁に向かって放射線状に延びる複数の棒状の第1連結体、及び中心から周縁に向かって放射線状に延びる複数の棒状の第2連結体を用いてもよい。
<第2の実施の形態>
次に図4乃至図6を参照して、本開示による二重管継手構造の第2の実施の形態について説明する。
ここで図4は本開示による二重管継手構造を示す側断面図、図5は第1外側管と外側スリーブとの接続構造を示す図、図6は第1内側管と内側スリーブとの接続構造を示す図である。
ここで図4は、第1外側管および第2外側管と、外側スリーブとの間の接続構造を簡略化して示しており、かつ第1内側管および第2内側管と、内側スリーブとの間の接続構造を簡略化して示している。
図4乃至図6に示すように、二重管継手構造1は円筒状の第1外側管11と、円筒状の第2外側管12と、第1外側管11と第2外側管12を連結する円筒状の外側スリーブ15とを有する外側配管10と、円筒状の第1内側管21と、円筒状の第2内側管22と、第1内側管21と第2内側管22を連結する円筒状の内側スリーブ25とを有する内側配管20を備えている。
このうち、内側配管20は外側配管10内に配置されている。また第1外側管11と第2外側管12は、外側スリーブ15の内面に嵌合している。さらに第1内側管21と第2内側管22は、内側スリーブ25の内面に嵌合している。
また第1外側管11と第1内側管21は、例えば、第1外側管11内に配置され、この第1外側管11の軸線と直交する円盤状の第1連結板5のような第1連結体を介して互いに連結されている。
さらに第2外側管12と第2内側管22は、例えば、第2外側管12内に配置され、この第2外側管12の軸線と直交する円盤状の第2連結板6のような第2連結体を介して互いに連結されている。
このように第1外側管11と第1内側管21が第1連結板5を介して連結されているため、第1内側管21は第1外側管11内の所定位置に保持される。
また第2外側管12と第2内側管22が第2連結板6を介して連結されているため、第2内側管22は第2外側管12内の所定位置に保持される。
次に第1外側管11と外側スリーブ15との間の接続構造、および第2外側管12と外側スリーブ15との間の接続構造について説明する。
なお、第1外側管11と外側スリーブ15との間の接続構造は、第2外側管12と外側スリーブ15との間の接続構造は略同一となっているため、ここでは第1外側管11と外側スリーブ15との間の接続構造について、図5により説明する。
図5に示すように、外側スリーブ15はその第1外側管端部に半径方向外方へ突出する突出部15aを有する。そして第1外側管11の外面に、第1外側管11の突出部11aに当接するシールゴムリング16が設けられている。
また第1外側管11の外面に設けられたシールゴムリング16を覆って、シールゴムリング用ハウジング18が取り付けられている。このシールゴムリング用ハウジング18は、シールゴムリング16を第1外側管11の外面の所定位置に保持して、シールゴムリング16により第1外側管11と外側スリーブ15との間の密封性を高めるものである。このようなシールゴムリング用ハウジング18は、円周方向に沿って複数に分割された分割部分18aを有し、各分割部分18aは締結ボルト19により固定される。
次に第1内側管21と内側スリーブ25との間の接続構造、および内側スリーブ25と第2内側管22との間の接続構造について説明する。
なお、第1内側管21と内側スリーブ25との間の接続構造、内側スリーブ25と第2内側管22との間の接続構造はいずれも同一構造をもつため、ここでは第1内側管21と内側スリーブ25との間の接続構造について図6により説明する。
図6に示すように、内側スリーブ25は、その第1内側管21側端部に半径方向外方へ突出する突出部25aを有する。そして第1内側管21の外面に、内側スリーブ25の突出部25aに当接するシールゴムリング28が設けられている。
また第1内側管21の外面に設けられたシールゴムリング28を覆って、シールゴムリング用ハウジング31が取り付けられている。このシールゴムリング用ハウジング31は、シールゴムリング28を第1内側管21の外面の所定位置に保持して、シールゴムリング28により第1内側管21と内側スリーブ25との間の密封性を高めるものである。このようなシールゴムリング用ハウジング31は、円周方向に沿って複数に分割された分割部分31aを有し、各分割部分31aは締結ボルト32により固定される。
また図4に示すように、第1内側管21はフランジ21cを介して連結された複数部分からなり、第2内側管22もフランジ22cを介して連結された複数部分からなる。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について図1乃至図4により説明する。
まず上述した二重管継手構造1は、建築構造物中に設置される。このうち、内側配管20内に流体が流されるが、外側配管10内に流体が流されることはない。この外側配管10は、内側配管20内の流体が漏水した場合に、この漏水した流体が外部に流れることを防止する機能を有する。このような二重管継手構造1は、地震あるいは経年変化により、軸線方向あるいは軸線方向に直交する方向(偏心方向)もずれていく。
まず図4に二重管継手構造1の基準形状を示す。この基準形状の状態から二重管継手構造1が軸線方向および軸線方向に直交する方向に沿ってずれていく。具体的には第1外側管11と第2外側管12とが互いに軸線方向に沿って離れていき、第1外側管11に対して第2外側管12が降下する。
また第1内側管21と第2内側管22が互いに軸線方向に沿って離れていき、第1内側管21に対して第2内側管22が降下する。
このとき、外側配管10側において、第1外側管11および第2外側管12が外側スリーブ15の外面を摺動し、二重管継手構造1の軸線方向および軸線方向に直交する方向のずれを吸収する。
同様に内側配管20側において、内側スリーブ25が第1内側管21および第2内側管22の外面を摺動し、二重管継手構造1の軸線方向および軸線方向に直交する方向のずれを吸収する。
この間、図4に示すように、第1内側管21は第1外側管11に連結されているため、第1内側管21が第1外側管11内で落下することはなく、第1外側管11内の所定位置に保持される。
さらに第2内側管22は第2外側管12に連結されているため、第2内側管22が第2外側管12内で落下することはなく、第2外側管12内の所定位置に保持される。
また内側配管20の例えば第1内側管21と内側スリーブ25との間で漏水が生じても、流出した流体は第1連結板5と第2連結板6との間の空間1A内に留まる。この場合、第1外側管11および第2外側管12と外側スリーブ15との間はシールゴムリング16により密封されているので、第1連結板5と第2連結板6との間の空間1A内に流出した流体が、外側配管10の外方へ流出することはない。
また、外部の流体が外側配管10を通って、内側配管20内に浸入することもない。
以上のように本実施の形態によれば、内側配管20、例えば第1内側管21と内側スリーブ25との間で漏水が生じても、内側配管20から漏水した流体が外側配管10から外方へ流出することはない。
1 二重管継手構造
5 第1連結板(第1連結体)
6 第2連結板(第2連結体)
10 外側配管
11 第1外側管
12 第2外側管
15 外側スリーブ
16 シールゴムリング
18 シールゴムリング用ハウジング
20 内側配管
21 第1内側管
22 第2内側管
25 内側スリーブ
28 シールゴムリング
31 シールゴムリング用ハウジング

Claims (5)

  1. 第1外側管と、第2外側管と、前記第1外側管と前記第2外側管とを連結する外側スリーブとを有する外側配管と、
    第1内側管と、第2内側管と、前記第1内側管と前記第2内側管と連結する内側スリーブと、を有する内側配管とを備え、
    前記内側配管は前記外側配管内に配置され、
    前記第1外側管と前記第1内側管が連結され、前記第2外側管と前記第2内側管が連結され、
    前記第1外側管と前記第1内側管は第1連結体を介して連結され、前記第2外側管と前記第2内側管は第2連結体を介して連結され、
    前記外側スリーブおよび前記内側スリーブは、いずれも軸線方向の前記第1連結体と前記第2連結体との間に収まる、 二重管継手構造。
  2. 前記第1外側管と前記第2外側管は、前記外側スリーブ外面に嵌合し、前記第1内側管と前記第2内側管は、前記内側スリーブ外面に嵌合する、請求項1記載の二重管継手構造。
  3. 前記第1外側管と前記第2外側管は、いずれも前記外側スリーブ側に外側拡径部を有し、前記第1内側管と前記第2内側管は、いずれも前記内側スリーブ側に内側拡径部を有する、請求項2記載の二重管継手構造。
  4. 前記第1外側管および前記第2外側管のうち前記外側拡径部以外の部分と、前記外側スリーブとは同一外径を有し、前記第1内側管および前記第2内側管のうち前記内側拡径部の部分と、前記内側スリーブとは同一外径を有する、請求項3記載の二重管継手構造。
  5. 前記第1外側管と前記第2外側管は、前記外側スリーブ内面に嵌合し、前記第1内側管と前記第2内側管は、前記内側スリーブ内面に嵌合する、請求項1記載の二重管継手構造。
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