JP3234804B2 - 既設コンクリート管路における可撓部形成方法及び形成された可撓部の構造 - Google Patents

既設コンクリート管路における可撓部形成方法及び形成された可撓部の構造

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強 宮原
脩 野辺
義隆 藍沢
利光 高窪
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栗本コンクリート工業株式会社
九州ヒューム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地盤中に埋設さ
れた既設コンクリート管路における可撓部形成方法及び
その方法により形成された可撓部の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】地盤の変動・変位が発生した場合に、こ
れに柔軟に対応して管の破損、破断を防止するため、従
来から可撓性を備えたコンクリート管が知られており
(例えば、実公昭59−22389号公報、特開平9−
178054号公報)、重要管路の耐震性の向上の観
点、或いは硬質地盤と軟質地盤の境界部分のように地盤
変動の発生しやすい部分における地盤変動対策の観点な
どから採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき対策は新規に管路を構築する場合に採用すること
はできても、既設の管路に採用しようとすると、管路の
一部を全面的に取替える必要があるので、甚だ大規模な
工事となり実際的でない。一方、耐震基準の見直し等に
より、既設管路に可撓性を付与することが要求される個
所は膨大な数にのぼる。
【0004】そこで、この発明は小規模の工事で既設の
コンクリート管路の任意の位置に可撓部分を形成する可
撓部形成方法及びその方法によって形成された可撓部の
構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの可撓部形成方法の発明は、既設コンクリート管路の
所定位置において管壁の内周面に所要幅の可撓部設置溝
を形成する工程、上記可撓部設置溝内に複数に分割され
た一対の可撓部リング体を組込み、上記可撓部リング体
相互間に弾性リング体を介在させ、複数に分割された一
対の連結用リング体を上記可撓部リング体に沿わせ、こ
れらのリング体を一体に結合して可撓部組立体を構成す
る工程、上記可撓部組立体の上記コンクリート管路に対
する芯合わせを行うと共に、その可撓部リング体と可撓
部設置溝との間に一次コーキングを施す工程、上記弾性
リング体の外周面の間隙と、その間隙に連通した可撓部
設置溝の溝底の間隙に高強度注入材を注入して高強度注
入材層を形成する工程、上記可撓部設置溝と上記可撓部
組立体との間に二次コーキングを行う工程、以上の各工
程を順に実行することから成るものである(請求項
1)。
【0006】上記の可撓部設置溝の形成工程前に、上記
既設コンクリート管路の外周面に補強用注入材を注入し
て補強層を形成する工程を実行することができる(請求
項2)。
【0007】また、上記既設コンクリート管路の管壁の
内周面に所要幅の可撓部設置溝を形成する工程におい
て、埋設鉄筋籠の軸筋を該可撓部設置溝内に露出させ、
その露出した軸筋の中間部を切断し、その切断端部を可
撓部設置溝の両側へ屈曲退避させ、次に上記の可撓部組
立体を構成する工程において上記の各軸筋の切断端部を
引き戻し、各軸筋の切断端部を該可撓部組立体の一部に
接続することができる(請求項3)。
【0008】上記の補強層を、上記既設コンクリート管
路に設けた注入孔の内側から補強用注入材を注入するこ
と(請求項4)、上記の可撓部設置溝を、上記コンクリ
ート管路の上半部の所要範囲に該コンクリート管路の肉
厚をその内面から所要深さ切断除去して形成した浅い設
置溝と、上記以外の部分は全肉厚を切断除去して形成し
た深い設置溝とにより形成すること(請求項5)、上記
の可撓部設置溝を、上記コンクリート管路の全肉厚を全
周にわたり切断除去した深い設置溝により形成すること
(請求項6)、上記の可撓部設置溝を、上記コンクリー
ト管路の肉厚をその内面の全周にわたり所要深さに切断
除去した浅い設置溝により形成すること(請求項7)、
上記の可撓部リング体を、一対の上リング部材と、上記
上リング部材の下端相互間に介在される下リング部材と
により形成し、上記の各リング部材の内周縁に所定の間
隔で半径方向の切欠きを設けること(請求項8)、上記
弾性リング体に上記切欠きに嵌合するボルトが予め固定
され、上記連結用リング体に該ボルトの挿通孔を設ける
(請求項9)等の構成をとることができる。
【0009】また、前記の目的を達成するための可撓部
の構造の発明は、地盤中に埋設されたコンクリート管路
の所定位置において、管路の内周面に所要幅の可撓部設
置溝が形成され、上記可撓部設置溝内に複数に分割され
た一対の可撓部リング体が組込まれ、上記可撓部リング
体の相互間に弾性リング体が介在され、複数に分割され
た一対の連結用リング体が上記可撓部リング体に沿い、
上記弾性リング体の外周面に高強度注入材注入用の間隙
が形成され、上記可撓部リング体、弾性リング体及び連
結用リング体の組合せから成る可撓部組立体が上記コン
クリート管路と同芯状態で形成され、上記可撓部組立体
と上記可撓部設置溝との間に一次コーキングが施され、
上記可撓部設置溝の溝底の間隙と上記弾性リング体の外
周面の上記間隙に高強度注入材層が形成され、上記可撓
部設置溝と上記可撓部組立体との間に二次コーキングが
施されて成る構成としたものである(請求項10)。
【0010】上記可撓部設置溝の形成部分のコンクリー
ト管路の外周面に補強層が形成されてなる構成(請求項
11)、上記可撓部設置溝内に露出した埋設鉄筋の軸筋
の切断端部を、上記可撓部組立体の一部に固着してなる
構成(請求項12)、上記の可撓部設置溝が、上記コン
クリート管路の上半部の所要範囲に該コンクリート管路
の肉厚をその内面から所要深さ切断除去して形成した浅
い設置溝と、上記以外の部分は全肉厚を切断除去して形
成した深い設置溝とにより形成された構成(請求項1
3)、上記の可撓部設置溝が、該コンクリート管路の全
肉厚を全周にわたり切断除去した深い設置溝により形成
された構成(請求項14)、上記の可撓部設置溝が、該
コンクリート管路の肉厚をその内面の全周にわたり所要
深さに切断除去した浅い設置溝により形成された構成
(請求項15)をとることができる。
【0011】また、上記の可撓部リング体が、一対の上
リング部材と、上記上リング部材の下端相互間に介在さ
れた下リング部材とにより形成され、上記各リング部材
の内周縁に所定の間隔で半径方向の切欠きを設けた構成
(請求項16)、上記弾性リング体に、上記切欠きに嵌
合したボルトが取付けられ、上記連結用リング部材に設
けた挿通孔に上記ボルトを挿通してナットにより締結し
た構成(請求項17)をとることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の可撓部形成方法
を添付図面に基づいて説明する。
【0013】図1(a)〜(c)に示すように、遠心力
鉄筋コンクリート管或はガラス繊維強化鉄筋コンクリー
ト管等により形成された既設のコンクリート管路1の所
定位置に可撓部を形成する場合、コンクリート管路1に
排水等の流れがある場合は作業準備としてバイパスを作
るなどして流れを排除し、また流れが少ない場合はその
ままにして以下の工程を順に実施する。なお、上記のコ
ンクリート管路1の内径は例えば1000m、管壁2の
肉厚は、例えば100mmである。
【0014】〔第1工程〕図1(a)に示すように、コ
ンクリート管路1の内側から作業者がドリルにより管壁
2の下部に注入穴3、上部にエアー抜き用の排気孔4を
穿孔し、その注入孔3からモルタルに硬化剤を混合して
なる補強用の高強度注入材(例えば、商品名「デンカプ
レスタコンTIPE−1」)を注入する。高強度注入材
は、排気孔4からエアーを管路1の内部に排除しつつ管
路1の外周面と地盤6との間隙に侵入固化する。これに
より管路1の外周面に高強度の補強層5が形成される。
高強度注入材の注入後は、注入孔3及び排気孔4は閉鎖
される。
【0015】上記の補強層5は、以下の工程の実行中に
地盤6が崩落するのを防止するために設けられる。但
し、後述のように補強層5を省略する(即ち、第1工程
を省略する)場合がある。
【0016】〔第2工程〕上記の補強層5の幅内におい
て、前記の注入孔3又は排気孔4を中心として、管壁2
の内周面に所定幅(例えば300mm)の可撓部設置溝
7を形成する。この可撓部設置溝7は、図1(c)に示
すように、排気孔4から両側へ約70度の範囲は肉厚を
所要深さ(例えば65mm)に切断除去した浅い設置溝
8となっており、上記以外の範囲は全肉厚を切断除去し
て前記の補強層5の内周面に達する深い設置溝9とによ
り形成される。これらの可撓部設置溝7を切断形成する
際に、管壁2内に鉄筋籠がある場合はその鉄筋も切断除
去する。鉄筋籠は管壁2内において、管径が大きい場合
は内外二重に埋設されるが、後述のように外側の鉄筋籠
は切断除去することなく、残す場合がある。
【0017】上記の浅い設置溝8の部分は、管壁2の上
半部において図示の場合は約140度の範囲にわたり薄
肉部11(35mm)が残るので、上部の地盤6からの
圧力を支持し、補強層5の強度不足を補うことができ
る。
【0018】〔第3工程〕第3工程は前記の可撓部設置
溝7の内部で可撓部組立体12(図7参照)を組立てる
工程である。可撓部組立体12は、一対の可撓部リング
体13と、1つの弾性リング体14及び一対の連結用リ
ング体15により構成される。
【0019】可撓部リング体13は三分割体であり、図
2(a)に示すように、左右一対の円弧状の上リング部
材16、16と、その上リング部材16、16の下端相
互間に介在される円弧状の下リング部材17を組合せ、
管路1の内径より若干大きい内径を有するリング状に構
成されたものである。これらの各リング部材16、1
6、17は、図2(b)に示すように、ウェブ18の外
周につば19を形成した断面T字形をなすものであり、
上記のウェブ18は前記の可撓部設置溝7(図1参照)
の深さより若干小さい高さに形成される。
【0020】各リング部材16、16、17の両端のウ
ェブ18とつば19のコーナ部分に連結板21が取付け
られ(図2(b)参照)、これらの連結板21相互を突
き合わせて連結部22においてボルト・ナット23で締
結される。
【0021】前記の各リング部材16、16、17はそ
のウェブ18の内側縁に沿って半径方向の多数の切欠き
28が形成されており、これらの切欠き28は各リング
部材16、16、17を組合せて可撓部リング体13を
構成すると、その全内周縁にわたり一定ピッチをもって
配列されることになる(図2(a)の一点鎖線参照)。
【0022】前記の弾性リング体14は、図3(a)、
(b)に示すように、前記の可撓部リング体13と同じ
内径を有し、かつそのウェブ18の高さよりも薄い肉厚
をもったゴム製のリング体であり、その両側面に前記の
切欠き28と同一ピッチでボルト29の頭部を埋込ん
で、その各ボルト29のねじ部を両側面に突出させる。
上記の各ボルト29を埋込んだ弾性リング体14の両側
面にボルト29のまわりを含む全周に浅い凹溝31が形
成され、ナット32(図7、図9参照)の締結時にボル
ト29を引込む方向の弾力を付与し、締結力を強固にし
て止水性を高めるようにしている。また、該弾性リング
体14の外周面に外周溝27が形成される。
【0023】前記の連結用リング体15は三分割体であ
り、図4(a)に示すように、円弧状の上部リング部材
33と一対の下部リング部材33a、33aの組合せに
より形成される。各リング部材33、33a、33a
は、図4(b)に示すように、ウェブ34の内周縁につ
ば35を形成した断面逆L形のものであり、ウェブ34
の高さは前記の可撓部リング体13のウェブ18の高さ
よりも小さく形成される。上記の各リング部材33、3
3a、33aのウェブ34の中間に切欠部36が形成さ
れると共に、一定ピッチでボルト孔37が形成される。
【0024】上記の各リング部材33、33a、33a
の各端部を突き合わせ部30で突き合わせると、コンク
リート管路1の内径と一致する内径の連結用リング体1
5が形成され、そのボルト孔37のピッチは前記の可撓
部リング体13のボルト29のピッチと一致する。
【0025】上記の連結用リング体15を前記の可撓部
リング体13と組合せる際は、可撓部リング体13の連
結板21とボルト・ナット23を連結用リング体15の
切欠部36に嵌め(図5、図6参照)、また連結用リン
グ体15の突き合わせ部30と可撓部リング体13の連
結部22の位置が重ならないようにする。
【0026】可撓部リング体13、弾性リング体14及
び連結用リング体15は以上のごときものであり、これ
らを用いて可撓部組立体12を組立てる方法は次のとお
りである。
【0027】まず、図7に示すように、前述の可撓部設
置溝7の内部において、一対の上リング部材16、16
及び下リング部材17の各連結板21相互をボルト・ナ
ット23(図2参照)により連結して可撓部リング体1
3を組立てる。更に同様のもう一つの可撓部リング体1
3を可撓部設置溝7内で組立て、両者を所要の間隔をお
いて対向させる。このとき、可撓部リング体13の下端
は、図7に示すように可撓部設置溝7の下部底面に接地
している。
【0028】次に、上記の一対の可撓部リング体13の
間に弾性リング体14を適当に弾性変形させながら介在
させると共に、その両側面に突き出したボルト29を各
切欠き28(図2参照)に挿入する。弾性リング体14
の肉厚は、前記のように、可撓部リング体13のウェブ
18の高さより小さいので、上記のように組合せた状態
では、弾性リング体14の外周に間隙45が生じる。
【0029】次に、両方の可撓部リング体13のウェブ
18の外側に連結用リング体15の各上リング部材3
3、下リング部材33a、33a(図4参照)を添わ
せ、各ボルト孔37にボルト29を挿通し、ナット32
で締結固定する。以上により、可撓部組立体12の可撓
部設置溝7内での組立てを終了する。
【0030】なお、上記の可撓部リング体13及び連結
用リング体15は、可撓部設置溝7での取扱いや組立て
の便宜上、リング体を3分割体と分割した構成としてい
るが、可撓部設置溝7の幅や深さによっては、2分割
体、即ち一対の半円弧状のものであっても組立てが可能
になる場合もある。
【0031】〔第4工程〕次に、上記の可撓部組立体1
2の下部をジャッキ等で浮かせてその中心をコンクリー
ト管路1の中心に合わせる、所謂芯合わせを行う(図8
(a)参照)。可撓部組立体12をその位置に保持する
ために、まず、両側の可撓部組立体13のつば19の下
と可撓部設置溝7との間に樹脂モルタル(例えば、商品
名「アルプロン」)による充填層40を設け、次いで、
上記のように位置決めした可撓部組立体12の両側の可
撓部リング体13のつば19の外周縁と、可撓部設置溝
7との間に前記の樹脂モルタルによる一次コーキング4
7(図9参照)を行う。
【0032】〔第5工程〕次に、図10に示すように上
記の可撓組立体12の一方の可撓部リング体13のつば
19下部に設けた注入孔44から、高強度注入材(例え
ば、商品名「「デンカプレスタコンTIPE−1」)を
注入し、他方の可撓部リング体13のつば19上部に設
けた排気孔43からエアーを排除しつつ、可撓部設置溝
7の溝底とつば19との間の間隙48及びその間隙48
に連通した弾性リング体14の外周面の間隙45に高強
度注入材を注入充填して、高強度注入材層49を形成す
る。
【0033】〔第6工程〕次に、可撓部組立体12の両
側面と、可撓部設置溝7の両側壁との間の間隙51(図
10参照)に前記の充填層40と同じ樹脂モルタルによ
り二次コーキング52を行う(図11参照)。
【0034】なお、必要に応じて二次コーキング52の
表面にサンダーをかけて表面仕上げを行う。
【0035】以上の第1から第6の工程を順に実行する
ことにより、図11に示すようにコンクリート管路1の
途中に可撓部が形成される。
【0036】上記の可撓部の構成は、次のようなもので
ある。即ち、図11に示すように、地盤6中に埋設され
たコンクリート管路1の所定位置において、その外周面
に高強度注入材による所要厚さの補強層5が形成され、
その補強層5の幅内において上記管路1の内周面に所要
幅の可撓部設置溝7が形成される。
【0037】上記の可撓部設置溝7は、図11に示した
第1実施形態の場合は、コンクリート管路1の上半部の
所要範囲(例えば約140度の範囲)に管壁2の肉厚を
その内面から所要深さ切断除去し薄肉部11を残して形
成した浅い設置溝8(図1参照)と、上記以外の部分を
全肉厚を切断除去して形成した深い設置溝9とにより形
成される。
【0038】上記の可撓部設置溝7内にコンクリート管
路1と同芯状態で可撓部組立体12が設けられる。可撓
部組立体12は一対の可撓部リング体13、その可撓部
リング体13間に介在された1つの弾性リング体14及
び各可撓部リング体13に沿って一体に結合された一対
の連結用リング体15から成る。
【0039】上記の可撓部組立体12の構造については
先の〔第3工程〕において詳細に説明したとおりである
から、ここでの説明を省略する。
【0040】上記の可撓部組立体12は、可撓部リング
体13のつば19と可撓部設置溝7との間に充填した樹
脂モルタルの充填層40によりコンクリート管路1と同
芯状態に保持させる場合について説明したが、可撓部設
置溝7に露出したコンクリート管路1の鉄筋46(図8
(a)参照)を可撓部リング体13に熔接することによ
り、同芯状態に保持させることもできる。
【0041】上記のように可撓部組立体12を同芯状態
に保持させた状態でつば19と可撓部設置溝7との間に
樹脂モルタルによる一次コーキング47を施し、前記の
充填層40と合わせてつば19の外周部分を閉塞する。
【0042】上記可撓部組立体12の外周と可撓部設置
溝7、充填層40及び一次コーキング47とによって囲
まれた間隙48及び弾性リング体14の外周部の間隙4
5に高強度注入材による高強度注入材層49が形成され
る。
【0043】また、可撓部組立体12の両側と可撓部設
置溝7との間の間隙51に一次コーキング47と同じ材
料による二次コーキング52が施される。
【0044】上記のような可撓部を有するコンクリート
管路1において、地盤6からの圧力は、補強層5、可撓
部組立体12及び高強度注入材層48により支持吸収さ
れるが、地盤変動などにより大きな剪断力F(図11参
照)が作用すると、補強層5、薄肉部11、高強度注入
材層49が破断され、両側の可撓部リング体13及び連
結用リング体15間に剪断方向の位置ずれが生じる。し
かし、弾性リング体14は弾性変形して破断されること
がないので、地盤6からコンクリート管路1内への地下
水の侵入又はコンクリート管路1から地盤6への漏水を
防止することができる。
【0045】上述した第1実施形態は可撓部設置溝7が
浅い設置溝8と深い設置溝9により成形されたものであ
ったが、図12及び図13に示した第2実施形態は、前
述の第1工程においてコンクリート管路1の管壁2の全
肉厚を全周にわたり切断して可撓部設置溝7の全体を深
い設置溝9により形成したものである。
【0046】また、図14及び図15に示した第3実施
形態は、コンクリート管路1の内面の全周にわたり薄肉
部11を残し、可撓部設置溝7の全体を浅い設置溝8に
より形成したものである。
【0047】上記のいずれの場合も可撓部設置溝7の内
側に配設される可撓部の形成方法及びその構造は第1実
施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付し
て示すにとどめその説明を省略する。
【0048】第1から第3実施形態のいずれを選ぶか
は、地盤条件、地下水の有無、作業条件等によって決定
される。第2実施形態の場合は作業途中の地盤の崩壊を
防止するために、補強層5を確実かつ強固に形成する必
要があるが、可撓部設置溝7内での作業空間が広くとれ
るので作業がしやすい利点がある。
【0049】また、第2実施形態の場合は、可撓部設置
溝7内での作業空間が狭い不便さはあるが、補強層5の
形成は比較的簡単なものとなる。また、地下水の侵入を
確実に防止することができる。
【0050】第1実施形態の場合は上記の第2及び第3
実施形態の利点と欠点が相い半ばすることになる。
【0051】次に、図16から図18に示した第4実施
形態は、前述の第3実施形態(図14参照)と同様にコ
ンクリート管路1の内面の全周にわたり、薄肉部11を
残し、可撓部設置溝7の全体を浅い設置溝8により形成
するものであるが、コンクリート管路1に埋設された内
外の鉄筋籠53、54のうちの外側の鉄筋籠54の軸筋
55を利用することにより可撓部組立体12との一体化
を図るとともに、二次コーキング52(図18参照)の
部分を補強するようにしたものである。なお、この場
合、コンクリート管路1の外周面の補強層5(例えば図
14参照)は省略される。
【0052】即ち、この場合は可撓部設置溝7を形成す
る際にコンクリート管路1の内側の鉄筋籠53は全て切
除するが、外側の鉄筋籠54は残し、その軸筋55を可
撓部設置溝7の溝底部分に露出させ、その中央部を切断
して、図16の一点鎖線で示すように可撓部設置溝7の
両側壁がわに屈曲して退避させておく。
【0053】次に、前記の第1〜第3実施形態の場合と
同様にして、可撓部設置溝7内に可撓部組立体12を組
立て、充填層40によりコンクリート管路11と同芯状
態に保持させる。次に、前記の軸筋55を引き戻し、そ
の先端部をナット32に溶接する。なお、可撓部組立体
12をコンクリート管路1と同芯状態に保持させるため
に、前記の充填層40を省略し、軸筋55のナット32
b又はつば19への溶接により同芯状態に保持するよう
にしてもよい。
【0054】ナット32はこの場合はダブルナットを用
い、その外側のナット32bに溶接するようにしてい
る。これは、内側のナット32aをはじめ、ボルト2
9、連結用リング体15、可撓部リング体13が防蝕の
観点からステンレス鋼材を用いた場合、軸筋55は通常
一般鋼材である関係上、外側のナット32bを一般鋼材
にして、溶接を容易にできるようにしたものである。可
撓部リング体13が一般鋼材であれば、そのつば19に
軸筋55を溶接してもよい。
【0055】上記のようにして可撓部組立体12をコン
クリート管路1と同芯状態に保持したのち、前記各実施
形態の第4工程と同様に一次コーキング47を行い、さ
らに第5工程と同様に、つば19の注入孔44から高強
度注入材を注入し、高強度注入層49を形成する(図1
7参照)。
【0056】更に、前記の第6工程と同様に、樹脂モル
タルによる二次コーキング52を行い、工程を完了する
(図18参照)。
【0057】上述した第4実施形態と、前述の第1〜第
3実施形態とを対比すると、第4実施形態の場合には、
第1〜第3実施形態の第1工程(補強層5の形成工程)
が無い。また、第2工程の内容において、第4実施形態
の場合は、補強層5の位置に関係なく可撓部設置溝7を
形成することができ、その可撓部設置溝7を形成する際
に、全周にたり薄肉層11を残し(但し、全周にわたり
薄肉層を残すことは第3実施形態の場合と同様)、外側
の鉄筋籠54を残し、その軸筋55を露出させ、中央部
で切断し、両側へ曲げて退避させておく点で相違があ
る。その後の第3工程から第6工程は同じである。
【0058】また、上述の工程を順に実行することによ
り形成されたコンクリート管路1の可撓部の構造におい
ても上述の工程の相違に基づく相違が現われるが、その
他の構造においては共通している。
【0059】上記のように、第4実施形態として説明し
た可撓部の形成方法及びその方法によって形成された可
撓部は軸筋55が可撓部組立体12に接続されることに
より、コンクリート管路1と可撓部組立体12が一体化
され、二次コーキング52の部分の強度を向上させるこ
とができる。
【0060】なお、第4実施形態の場合でも、第1〜第
3実施形態の場合と同様に第1工程として補強層5を形
成する工程を実施するようにしてもよい。また、第1〜
第3実施形態の第2工程において、軸筋55を可撓部組
立体12に溶接する工程を採用してもよい。
【0061】更に、軸筋55を溶接する構造に代えて、
軸筋55中央部で切断したまま、或いは切断しないまま
残し、別途用意した鋼線を用いて埋設された鉄筋籠と可
撓部組立体12とを溶接するようにしてもよい。また、
軸筋55の先端を可撓部組立体12の溶接することが望
ましいが、これを溶接することなく、単に二次コーキン
グ52の中に埋設するだけでもその二次コーキング52
の部分を強化することができる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、既設コンクリート管
路における可撓部形成方法の発明(請求項1から9)
は、既設のコンクリート管路の任意の位置において小規
模な工事により低施工コストで可撓部を形成することが
できる。
【0063】また、上記の方法によって形成された可撓
部の構造(請求項10から17)は、地盤の圧力を吸収
することができると共に、地盤変動などにより大きな剪
断力が作用しても弾性リング体が弾性変形して管路内部
への地下水の侵入又は管路外部への漏水を防止すること
ができる。
【0064】更に、埋設鉄筋籠の軸筋を可撓部組立体に
接続することにより、コンクリート管路と可撓部組立体
との一体化を図ると共に、二次コーキングの補強を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)第1実施形態の施工途中の断面図 (b)第1実施形態の施工途中の断面図 (c)(b)図のc−c線の断面図
【図2】(a)同上の可撓部リング体の分解平面図 (b)(a)図のb−b線の拡大断面図
【図3】(a)同上の弾性リング体の斜視図 (b)同上の拡大断面図
【図4】(a)同上の連結用リング体の分解平面図 (b)(a)図のb−b線の拡大断面図
【図5】同上の可撓部組立体の正面図
【図6】同上の可撓部組立体の一部拡大斜視図
【図7】同上の施工途中の断面図
【図8】(a)同上の施工途中の断面図 (b)(a)図のb−b線の断面図
【図9】同上の施工途中の断面図
【図10】同上の施工途中の断面図
【図11】同上の施工完了状態の断面図
【図12】(a)第2実施形態の施工途中の断面図 (b)(a)図のb−b線の断面図
【図13】同上の施工完了状態の断面図
【図14】(a)第3実施形態の施工途中の断面図 (b)(a)図のb−b線の断面図
【図15】同上の施工完了状態の断面図
【図16】第4実施形態の施工途中の断面図
【図17】第4実施形態の施工途中の断面図
【図18】第4実施形態の施工完了状態の断面図
【符号の説明】
1 コンクリート管路 2 管壁 3 注入孔 4 排気孔 5 補強層 6 地盤 7 可撓部設置溝 8 浅い設置溝 9 深い設置溝 11 薄肉部 12 可撓部組立体 13 可撓部リング体 14 弾性リング体 15 連結用リング体 16 上リング部材 17 下リング部材 18 ウェブ 19 つば 21 連結板 22 連結部 23 ボルト・ナット 27 外周溝 28 切欠き 29 ボルト 31 凹溝 32 ナット 32a 内側ナット 32b 外側ナット 33 上リング部材 33a 下リング部材 34 ウェブ 35 つば 36 切欠部 37 ボルト孔 40 充填層 41 切欠部 42 ボルト孔 43 排気孔 44 注入孔 45 間隙 46 鉄筋 47 一次コーキング 48 間隙 49 高強度注入材層 51 間隙 52 二次コーキング 53、54 鉄筋籠 55 軸筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藍沢 義隆 大分県宇佐市大字松崎2400番地 九州ヒ ューム株式会社内 (72)発明者 高窪 利光 大分県宇佐市大字松崎2400番地 九州ヒ ューム株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−178054(JP,A) 特開 平9−242959(JP,A) 実用新案登録2530621(JP,Y2) 特公 平2−32439(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 9/08 F16L 27/10

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設コンクリート管路の所定位置におい
    て管壁の内周面に所要幅の可撓部設置溝を形成する工
    程、 上記可撓部設置溝内に複数に分割された一対の可撓部リ
    ング体を組込み、上記可撓部リング体相互間に弾性リン
    グ体を介在させ、複数に分割された一対の連結用リング
    体を上記可撓部リング体に沿わせ、これらのリング体を
    一体に結合して可撓部組立体を構成する工程、 上記可撓部組立体の上記コンクリート管路に対する芯合
    わせを行うと共に、その可撓部リング体と可撓部設置溝
    との間に一次コーキングを施す工程、 上記弾性リング体の外周面の間隙と、その間隙に連通し
    た可撓部設置溝の溝底の間隙に高強度注入材を注入して
    高強度注入材層を形成する工程、 上記可撓部設置溝と上記可撓部組立体との間に二次コー
    キングを行う工程、 以上の各工程を順に実行することから成る既設コンクリ
    ート管路における可撓部形成方法。
  2. 【請求項2】 上記の可撓部設置溝の形成工程前に、上
    記既設コンクリート管路の外周面に補強用注入材を注入
    して補強層を形成する工程を実行する請求項1に記載の
    既設コンクリート管路における可撓部形成方法。
  3. 【請求項3】 上記既設コンクリート管路の管壁の内周
    面に所要幅の可撓部設置溝を形成する工程において、埋
    設鉄筋籠の軸筋を該可撓部設置溝内に露出させ、その露
    出した軸筋の中間部を切断し、その切断端部を可撓部設
    置溝の両側へ屈曲退避させ、次に上記の可撓部組立体を
    構成する工程において上記の各軸筋の切断端部を引き戻
    し、各軸筋の切断端部を該可撓部組立体の一部に接続す
    る請求項1又は2に記載の既設コンクリート管路におけ
    る可撓部形成方法。
  4. 【請求項4】 上記の補強層を、上記既設コンクリート
    管路に設けた注入孔の内側から補強用注入材を注入する
    ことにより形成した請求項2又は3に記載の既設コンク
    リート管路における可撓部形成方法。
  5. 【請求項5】 上記の可撓部設置溝を、上記コンクリー
    ト管路の上半部の所要範囲に該コンクリート管路の肉厚
    をその内面から所要深さ切断除去して形成した浅い設置
    溝と、上記以外の部分は全肉厚を切断除去して形成した
    深い設置溝とにより形成する請求項1から4のいずれか
    に記載の既設コンクリート管路における可撓部形成方
    法。
  6. 【請求項6】 上記の可撓部設置溝を、上記コンクリー
    ト管路の全肉厚を全周にわたり切断除去した深い設置溝
    により形成する請求項1から4のいずれかに記載の既設
    コンクリート管路における可撓部形成方法。
  7. 【請求項7】 上記の可撓部設置溝を、上記コンクリー
    ト管路の肉厚をその内面の全周にわたり所要深さに切断
    除去した浅い設置溝により形成する請求項1から4のい
    ずれかに記載の既設コンクリート管路における可撓部形
    成方法。
  8. 【請求項8】 上記の可撓部リング体を、一対の上リン
    グ部材と、上記上リング部材の下端相互間に介在される
    下リング部材とにより形成し、上記の各リング部材の内
    周縁に所定の間隔で半径方向の切欠きを設けて成る請求
    項1から7のいずれかに記載の既設コンクリート管路に
    おける可撓部形成方法。
  9. 【請求項9】 上記弾性リング体に上記切欠きに嵌合す
    るボルトが予め固定され、上記連結用リング体に該ボル
    トの挿通孔を設けて成る請求項8に記載の既設コンクリ
    ート管路における可撓部形成方法。
  10. 【請求項10】 地盤中に埋設されたコンクリート管路
    の所定位置において、管路の内周面に所要幅の可撓部設
    置溝が形成され、上記可撓部設置溝内に複数に分割され
    た一対の可撓部リング体が組込まれ、上記可撓部リング
    体の相互間に弾性リング体が介在され、複数に分割され
    た一対の連結用リング体が上記可撓部リング体に沿い、
    上記弾性リング体の外周面に高強度注入材注入用の間隙
    が形成され、上記可撓部リング体、弾性リング体及び連
    結用リング体の組合せから成る可撓部組立体が上記コン
    クリート管路と同芯状態で形成され、上記可撓部組立体
    と上記可撓部設置溝との間に一次コーキングが施され、
    上記可撓部設置溝の溝底の間隙と上記弾性リング体の外
    周面の上記間隙に高強度注入材層が形成され、上記可撓
    部設置溝と上記可撓部組立体との間に二次コーキングが
    施されて成る既設コンクリート管路の可撓部の構造。
  11. 【請求項11】 上記可撓部設置溝の形成部分のコンク
    リート管路の外周面に補強層が形成されてなる請求項1
    0に記載の既設コンクリート管路の可撓部の構造。
  12. 【請求項12】 上記可撓部設置溝内に露出した埋設鉄
    筋の軸筋の切断端部を、上記可撓部組立体の一部に接続
    してなる請求項10又は11に記載の既設コンクリート
    管路の可撓部の構造。
  13. 【請求項13】 上記の可撓部設置溝が、上記コンクリ
    ート管路の上半部の所要範囲に該コンクリート管路の肉
    厚をその内面から所要深さ切断除去して形成した浅い設
    置溝と、上記以外の部分は全肉厚を切断除去して形成し
    た深い設置溝とにより形成された請求項10から12の
    いずれかに記載の既設コンクリート管路の可撓部の構
    造。
  14. 【請求項14】 上記の可撓部設置溝が、上記コンクリ
    ート管路の全肉厚を全周にわたり切断除去した深い設置
    溝により形成された請求項10から12のいずれかに記
    載の記載の既設コンクリート管路の可撓部の構造。
  15. 【請求項15】 上記の可撓部設置溝が、上記コンクリ
    ート管路の肉厚をその内面の全周にわたり所要深さに切
    断除去した浅い設置溝により形成された請求項10から
    12のいずれかに記載の既設コンクリート管路の可撓部
    の構造。
  16. 【請求項16】 上記の可撓部リング体が、一対の上リ
    ング部材と、上記上リング部材の下端相互間に介在され
    た下リング部材とにより形成され、上記各リング部材の
    内周縁に所定の間隔で半径方向の切欠きを設けて成る請
    求項10から15のいずれかに記載の既設コンクリート
    管路の可撓部の構造。
  17. 【請求項17】 上記弾性リング体に、上記切欠きに嵌
    合したボルトが取付けられ、上記連結用リング部材に設
    けた挿通孔に上記ボルトを挿通してナットにより締結し
    て成る請求項16に記載の既設コンクリート管路の可撓
    部の構造。
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