JPH0592610U - 配管最終スプール計測装置 - Google Patents
配管最終スプール計測装置Info
- Publication number
- JPH0592610U JPH0592610U JP3835792U JP3835792U JPH0592610U JP H0592610 U JPH0592610 U JP H0592610U JP 3835792 U JP3835792 U JP 3835792U JP 3835792 U JP3835792 U JP 3835792U JP H0592610 U JPH0592610 U JP H0592610U
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- JP
- Japan
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- main body
- screw member
- tip
- pipe
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- Pending
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取合い配管の口径や相互の間隔の差異を容易
に吸収できる調整機能を有し、仮設用部材を用いずに現
場の取合い配管に固定できる機能を有する配管最終スプ
ール計測装置を提供する。 【構成】 所定の角度に折り曲げた本体4と、該本体4
長手方向へ伸縮し得るよう本体4の両端部に螺合したね
じ部材6と、該ねじ部材6の先端部中心から突出し且つ
先端部に計測基準面9を有する計測端部材11と、前記
ねじ部材6の先端部外周に基部12を固定され該基部1
2より本体4の長手方向に沿い延び互に所定の間隔を置
き設けられた少なくとも3本以上のアーム13を備え且
つ、該アーム13の先端部にねじ部材6の軸線に向けて
締め付け得る取付け用ボルト14を設けた固定用部材1
5とにより構成する。
に吸収できる調整機能を有し、仮設用部材を用いずに現
場の取合い配管に固定できる機能を有する配管最終スプ
ール計測装置を提供する。 【構成】 所定の角度に折り曲げた本体4と、該本体4
長手方向へ伸縮し得るよう本体4の両端部に螺合したね
じ部材6と、該ねじ部材6の先端部中心から突出し且つ
先端部に計測基準面9を有する計測端部材11と、前記
ねじ部材6の先端部外周に基部12を固定され該基部1
2より本体4の長手方向に沿い延び互に所定の間隔を置
き設けられた少なくとも3本以上のアーム13を備え且
つ、該アーム13の先端部にねじ部材6の軸線に向けて
締め付け得る取付け用ボルト14を設けた固定用部材1
5とにより構成する。
Description
【0001】
本考案は、据付現場において最終スプールの取合い寸法を測定する配管最終ス プール計測装置に関するものである。
【0002】
原子力発電プラント、火力発電プラントなどの配管現場において、配管作業の 最終段階のスプールを取付ける場合には、従来図3に示すような配管最終スプー ル計測装置を使用している。
【0003】 即ち、予想寸法に基づいて治具aを製作し、該治具aを最終スプールの取付け 現場へ搬入し、治具aに設けたブラケットbと現場の構造物cに設けたブラケッ トdとの間に仮設用部材eを張り渡し、該仮設用部材eの長さを調節することに より前記治具aを適正な位置に仮に固定し、治具aの両端部と該両端部に対応す る現場の取合い配管fとの間の取合い寸法差を計測し、該計測寸法と治具aの寸 法とに基づいて製作した配管最終スプールを現場に取付けている。
【0004】
しかしながら、前述の配管最終スプール計測装置では、配管最終スプールを取 付ける相手の取合い配管fの口径や該配管fの相互の間隔などが異なるため、準 備しなければならない治具aの寸法形状が多様になり、複数の装置を必要とする 。
【0005】 また、配管最終スプールを取付ける現場は周囲に他の構造物が多く、例えば図 3中の二点鎖線により示したようにダクトgやトレーhなどが配設されていて仮 設用部材eと干渉する場合がしばしば起こり、配管最終スプール計測装置をセッ トすることが難しいなどの問題があった。
【0006】 本考案は、前述の実情に鑑み、現場の取合い配管の口径や相互の間隔の差異を 容易に吸収できる調整機能を有し、仮設用部材を用いずに現場の取合い配管に固 定できる機能を有する配管最終スプール計測装置を提供することを目的としてな したものである。
【0007】
本考案は、所定の角度に折り曲げた本体と、該本体の長手方向へ伸縮し得るよ う本体の両端部に螺合したねじ部材と、該ねじ部材の先端中心部から突出し且つ 先端面を計測基準面とした計測端部材と、前記ねじ部材の先端部に基部を固定さ れ該基部より反ねじ部材側に向け前記本体の長手方向に沿い延び取合い配管の外 周部との間に所要の間隔を保有するボルト支持部材を備え且つ、該ボルト支持部 材にねじ部材の軸線に向けて締め付け得る取付け用ボルトを互に所要の間隔を置 き設けた固定用部材とによる構成としている。
【0008】
従って、本考案では、予め、本体の両端部に設けた固定用部材を引き込む方向 へ各ねじ部を回動して本体の両端部の長さを配管最終スプールを取付ける予定箇 所の寸法よりも少し短くし、該本体の両端部を各取合い配管に正対させたのち、 前記固定用部材が突出する方向へ前記ねじ部材を回動し、該固定用部材の先端部 を各取合い配管の先端部に外嵌する。
【0009】 そこで、本体の各両端部の軸線と各取合い配管の軸線とが合致するよう固定用 部材の先端部に設けた取付け用ボルトを締め付ければ、現場に設けられた他の構 造物との干渉を起こさずに配管最終スプール計測装置を各取合い配管の間に固定 できる。
【0010】 その後、各計測端部材の計測基準面と各取合い配管の端面との間を計測するこ とにより正確な寸法の配管最終スプールを製作することができる。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0012】 図1は本考案の配管最終スプール計測装置の概略を表す側面図、図2は図1に 関連する配管最終スプールを配管予定箇所に取付けた場合の側面図である。
【0013】 配管最終スプール1を取付ける予定箇所の取合い配管2,3の延設方向に合致 した角度(本実施例では90°)に形成した管状の本体4を設け、該本体4の両 端部に所定寸法のねじ5を螺設し、該ねじ5に螺合して本体4の長手方向に沿い 伸縮し得る所定長さのねじ部材6を設け、該ねじ部材6の先端面の中心に所定の ねじ穴7を螺設する。
【0014】 前記ねじ穴7に螺合し得るねじ8aを有する軸部8と、前記ねじ部材6と略同 じ直径で先端面を前記軸部8に直交する平滑な計測基準面9とした頭部10とを 有する計測端部材11を設け、該計測端部材11の軸部8を前記ねじ穴7に螺合 することにより、前記ねじ部材6の先端部に計測端部材11を固設する。
【0015】 取合い配管2,3の直径に対して余裕をもたせた所定の外径を有し且つ前記ね じ部材6の先端部に外嵌固定された基部12と、該基部12の外周部に等間隔に 配設され本体4の長手方向に沿い延びる4本のアーム13とを有し、該アーム1 3の先端部にねじ部材7の軸線に向けて締め付け得る取付け用ボルト14を備え た固定用部材15を設ける。
【0016】 なお、16は本体の水平垂直度を検出するための水準器であり、17は計測用 のノギスである。
【0017】 以下、本実施例の配管最終スプール計測装置の作動を説明する。
【0018】 予め、本体4の両端部に設けた固定用部材15が引き込む方向へ各ねじ部材6 を回動して本体4の両端部の固定用部材15の最先端までの長さを配管最終スプ ール1を取付ける予定箇所の寸法よりも少し短くし、該本体4の両端部を各取合 い配管2,3に正対させたのち、前記固定用部材15が突出する方向へ前記ねじ 部材6を回動し、固定用部材15の先端部を各取合い配管2,3の先端部の外側 方に位置させ、本体4の両端部の夫々の軸線と各取合い配管2,3の軸線とが合 致するよう、且つ本体4の水平垂直度を水準器16によりチェックしながら固定 用部材15の先端部に設けた取付け用ボルト14を締め付ければ、配管最終スプ ール計測装置を両取合い配管2,3の間に固定できる。
【0019】 その後、本体4両端部の各計測端部材11の計測基準面9と各取合い配管2, 3の端面との間をノギス17により計測し、その計測寸法と配管最終スプール計 測装置の寸法とを基にして最終スプール1を製作して配管予定位置に取付ける。
【0020】 本実施例によれば、本体4の両端部に伸縮自在なねじ部材6を設け、取合い配 管2,3の外周部との間に充分な間隔をもつよう形成したアーム13を有する固 定用部材15を前記ねじ部材6の先端部に設け、該アーム13の先端部の取付け 用ボルト14を締め付け調整することにより配管最終スプール計測装置を取合い 配管2,3の先端部間に取付け得るよう構成したので、ねじ部材6及びボルト1 4の調整により現場の取合い配管2,3の口径や相互の間隔の差異を容易に吸収 でき、従って仮設用部材を用いることなしに取合い配管2,3の口径や該配管2 ,3の相互の間隔などが異なる多種多様な配管最終スプール1に対応できる。
【0021】 また、計測端部材11はねじ部材6に螺合してあるので、取合い配管2,3の 直径に適合した頭部径を有する計測端部材11と適宜交換することができ、ノギ ス17により容易に計測し得る。さらに、配管最終スプール1を取付ける現場の 周囲に他の構造物(例えばダクトやトレーなど)が配設されていても、これらと 干渉することなく、配管最終スプール計測装置を容易にセットすることができる 。
【0022】 なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、実施例 においてはボルト支持部材として複数のアームを用い、取付け用ボルトを有する 複数のアームを基部に備えた固定用部材を示したが、周方向に適宜の間隔を置い て配設された取付け用ボルトを有するリングをボルト支持部材として基部に備え た計測端部材をねじ部材に螺合せず固設してもよいこと、固定用部材を用いても よいことなどその他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え 得ることは勿論である。
【0023】
本考案の配管最終スプール計測装置によれば、本体の両端部に伸縮自在なねじ 部材を設け、取合い配管の外径に対して余裕をもたせて周方向に配設したボルト 支持部材を有する固定用部材を前記ねじ部材の先端部に設け、該ボルト支持部材 の先端部の取付け用ボルトを締め付け調整することにより配管最終スプール計測 装置を取合い配管の先端部に取付け得るよう構成したので、現場の取合い配管の 口径や相互の間隔の差異を容易に吸収して現場の取合い配管に固定できる機能が 具備されており、従って仮設用部材を用いることなしに取合い配管の口径や該配 管の相互の間隔などが異なる多種多様な配管最終スプールに対応でき、また、配 管最終スプールを取付ける現場の周囲に他の構造物(例えばダクトやトレーなど )が配設されていてもこれらと干渉することなく、容易にセットすることができ るので、作業スペースの削減、計測工数の低減が図り得られ作業の合理化による 建設費用のコストダウンを図り得るなど、種々の優れた効果を奏し得る。
【図1】本考案の配管最終スプール計測装置の概略を表
す側面図である。
す側面図である。
【図2】図1に関連する配管最終スプールを配管予定箇
所に取付けた場合の側面図である。
所に取付けた場合の側面図である。
【図3】従来の配管最終スプール計測装置の概略を表す
側面図である。
側面図である。
2 取合い配管 3 取合い配管 4 本体 6 ねじ部材 9 計測基準面 11 計測端部材 12 基部 13 アーム(ボルト支持部材) 14 取付け用ボルト 15 固定用部材
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の角度に折り曲げた本体と、該本体
の長手方向へ伸縮し得るよう本体の両端部に螺合したね
じ部材と、該ねじ部材の先端中心部から突出し且つ先端
面を計測基準面とした計測端部材と、前記ねじ部材の先
端部に基部を固定され該基部より反ねじ部材側に向け前
記本体の長手方向に沿い延び取合い配管の外周部との間
に所要の間隔を保有するボルト支持部材を備え且つ、該
ボルト支持部材にねじ部材の軸線に向けて締め付け得る
取付け用ボルトを互に所要の間隔を置き設けた固定用部
材とにより構成したことを特徴とする配管最終スプール
計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3835792U JPH0592610U (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 配管最終スプール計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3835792U JPH0592610U (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 配管最終スプール計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592610U true JPH0592610U (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=12523033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3835792U Pending JPH0592610U (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 配管最終スプール計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0592610U (ja) |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP3835792U patent/JPH0592610U/ja active Pending
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