JPH0825532A - 化粧パネルの製造方法 - Google Patents
化粧パネルの製造方法Info
- Publication number
- JPH0825532A JPH0825532A JP18286494A JP18286494A JPH0825532A JP H0825532 A JPH0825532 A JP H0825532A JP 18286494 A JP18286494 A JP 18286494A JP 18286494 A JP18286494 A JP 18286494A JP H0825532 A JPH0825532 A JP H0825532A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative panel
- core material
- core
- opening
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で、外観性にすぐれ、部品取付に於いて
強度ならびに寸法精度のよい化粧パネルを簡略化された
工程で製造する。 【構成】 ペーパーコアブロック１に於いて、化粧パネ
ルの芯材４としたときに、部品取付位置となる個所に、
芯材面に対して垂直方向になる開口部２を設け熱硬化性
樹脂３を充填した後、芯材４の厚さに切断し、枠材５を
組付けて芯材４とし、両面に表板６を貼着し、化粧パネ
ル８を得る。
強度ならびに寸法精度のよい化粧パネルを簡略化された
工程で製造する。 【構成】 ペーパーコアブロック１に於いて、化粧パネ
ルの芯材４としたときに、部品取付位置となる個所に、
芯材面に対して垂直方向になる開口部２を設け熱硬化性
樹脂３を充填した後、芯材４の厚さに切断し、枠材５を
組付けて芯材４とし、両面に表板６を貼着し、化粧パネ
ル８を得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、間仕切パネル，住宅機
器，家具等の扉，天板，側板などに用いる化粧パネルの
製造方法に関する。特に本発明によって得られる化粧パ
ネルは部品取付が行われる用途に適しており、軽量であ
ると共に、部品取付部に於いて優れた強度が得られるも
のである。
器，家具等の扉，天板，側板などに用いる化粧パネルの
製造方法に関する。特に本発明によって得られる化粧パ
ネルは部品取付が行われる用途に適しており、軽量であ
ると共に、部品取付部に於いて優れた強度が得られるも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ペーパーコアを芯材とし、表板を
貼着した化粧パネルに於いては、部品取付部の芯材を木
材などの桟材などを入れて構成するか、或いは、化粧パ
ネルの部品取付部位に開口部を設け、熱硬化性樹脂を注
入充填し硬化させるなどの方法により部品取付位置に於
いてネジ保持力など必要な強度を得ていた。
貼着した化粧パネルに於いては、部品取付部の芯材を木
材などの桟材などを入れて構成するか、或いは、化粧パ
ネルの部品取付部位に開口部を設け、熱硬化性樹脂を注
入充填し硬化させるなどの方法により部品取付位置に於
いてネジ保持力など必要な強度を得ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化粧パ
ネルの部品取付部の芯材を木材よりなる桟などで構成す
る場合は、芯材と同じ厚さの木材を使わなければなら
ず、とりわけ、数多くの部品取付を必要とする場合は、
多くの桟材を必要とし、重量，材料費が嵩むと共に手数
を要するなどの問題点を有していた。
ネルの部品取付部の芯材を木材よりなる桟などで構成す
る場合は、芯材と同じ厚さの木材を使わなければなら
ず、とりわけ、数多くの部品取付を必要とする場合は、
多くの桟材を必要とし、重量，材料費が嵩むと共に手数
を要するなどの問題点を有していた。
【０００４】芯材に表板を貼着しパネル化した後、開口
部を設け、熱硬化性樹脂を注入充填して硬化させる方法
に於いては、部品取付位置だけについてパネル芯材を充
填された樹脂で強化することができるので、材料ロスが
少なく、軽量化が容易であるが、開口部の位置が目立
ち、外観性を損い易く、注入する樹脂が多過ぎたり少な
過ぎる場合や、硬化時の収縮などにより、注入された樹
脂液面がパネル面と一致させることが難しく、部品の取
付寸法精度の低下を来すのみでなく、パネル一枚ごとに
樹脂を注入するため、手数を要するものであった。
部を設け、熱硬化性樹脂を注入充填して硬化させる方法
に於いては、部品取付位置だけについてパネル芯材を充
填された樹脂で強化することができるので、材料ロスが
少なく、軽量化が容易であるが、開口部の位置が目立
ち、外観性を損い易く、注入する樹脂が多過ぎたり少な
過ぎる場合や、硬化時の収縮などにより、注入された樹
脂液面がパネル面と一致させることが難しく、部品の取
付寸法精度の低下を来すのみでなく、パネル一枚ごとに
樹脂を注入するため、手数を要するものであった。
【０００５】本発明は、ペーパーコアブロックの化粧パ
ネル芯材とした場合、部品取付位置となる個所にあらか
じめ開口部を設け、樹脂を注入して硬化させ、所望の厚
さに切断して複数個の芯材を得るもので、軽量で、外観
性にすぐれ、部品取付に於いて、強度ならびに寸法精度
のよい化粧パネルを簡略化された工程で製造することを
目的とする。
ネル芯材とした場合、部品取付位置となる個所にあらか
じめ開口部を設け、樹脂を注入して硬化させ、所望の厚
さに切断して複数個の芯材を得るもので、軽量で、外観
性にすぐれ、部品取付に於いて、強度ならびに寸法精度
のよい化粧パネルを簡略化された工程で製造することを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、化粧パネル芯
材用のペーパーコアブロックに於いて、化粧パネル芯材
としたときに、部品取付位置となる個所に芯材面に対し
て垂直方向になる開口部を設け、該開口部に熱硬化性樹
脂を充填して硬化させた後、所望の厚さの芯材となるよ
うに該ペーパコアブロックを切断し、枠材を組付けて芯
材とする工程と該芯材に接着剤を介して表板を貼着する
工程よりなることを特徴とする化粧パネルの製造方法で
ある。
材用のペーパーコアブロックに於いて、化粧パネル芯材
としたときに、部品取付位置となる個所に芯材面に対し
て垂直方向になる開口部を設け、該開口部に熱硬化性樹
脂を充填して硬化させた後、所望の厚さの芯材となるよ
うに該ペーパコアブロックを切断し、枠材を組付けて芯
材とする工程と該芯材に接着剤を介して表板を貼着する
工程よりなることを特徴とする化粧パネルの製造方法で
ある。
【０００７】本発明に於いては、ペーパーコアブロック
を切断して化粧パネル芯材とした場合に、部品取付位置
となる個所にあらかじめ、穴をあけるなど、開口部を設
け、この開口部に熱硬化性樹脂液を注入し、所望の厚さ
に切断し複数個のパネル芯材用ペーパーコアを得るもの
である。
を切断して化粧パネル芯材とした場合に、部品取付位置
となる個所にあらかじめ、穴をあけるなど、開口部を設
け、この開口部に熱硬化性樹脂液を注入し、所望の厚さ
に切断し複数個のパネル芯材用ペーパーコアを得るもの
である。
【０００８】本発明に用いるペーパーコアブロックは、
クラフト紙などを重積接着したハニカムコア，ロールコ
ア，フェザーコア，或いは、段ボールを積層接着したペ
ーパーコアのブロック状物などである。
クラフト紙などを重積接着したハニカムコア，ロールコ
ア，フェザーコア，或いは、段ボールを積層接着したペ
ーパーコアのブロック状物などである。
【０００９】ペーパーコアブロックは、化粧パネル芯材
の巾及び長さに適合する寸法で準備され、ペーパーコア
が化粧パネルの芯材として組込まれたとき、部品取付位
置となる個所にパネル面に対して垂直方向に貫通するよ
うに開口部を設け、該開口部に不飽和ポリエステル樹
脂，エポキシ樹脂，ポリウレタン樹脂など熱硬化性樹脂
を注入充填して硬化させる。
の巾及び長さに適合する寸法で準備され、ペーパーコア
が化粧パネルの芯材として組込まれたとき、部品取付位
置となる個所にパネル面に対して垂直方向に貫通するよ
うに開口部を設け、該開口部に不飽和ポリエステル樹
脂，エポキシ樹脂，ポリウレタン樹脂など熱硬化性樹脂
を注入充填して硬化させる。
【００１０】これらの樹脂液は、硬化時の収縮防止、強
度の向上などのため、必要に応じ充填剤などを添加す
る。注入された熱硬化性樹脂液が硬化した後、該ペーパ
ーコアブロックを所望の厚さの芯材になるように水平方
向に切断する。
度の向上などのため、必要に応じ充填剤などを添加す
る。注入された熱硬化性樹脂液が硬化した後、該ペーパ
ーコアブロックを所望の厚さの芯材になるように水平方
向に切断する。
【００１１】このようにペーパーコアブロックを切断す
ることによって、部品取付位置に注入された熱硬化性樹
脂は正確に芯材の厚さと同一になり、芯材面と面一に仕
上げられる。次に、該ペーパーコアを木材等でつくられ
た枠材に組み込み化粧パネル用の芯材とする。この芯材
の両面に表板としてメラミン化粧板などの化粧板その
他、板材を接着剤を用いて貼着し、化粧パネルを得る。
表板の貼着の方法は平面貼り、或いは枠材端部に曲面を
形成した後、その面に沿って貼着するポストフォーム加
工などが可能である。
ることによって、部品取付位置に注入された熱硬化性樹
脂は正確に芯材の厚さと同一になり、芯材面と面一に仕
上げられる。次に、該ペーパーコアを木材等でつくられ
た枠材に組み込み化粧パネル用の芯材とする。この芯材
の両面に表板としてメラミン化粧板などの化粧板その
他、板材を接着剤を用いて貼着し、化粧パネルを得る。
表板の貼着の方法は平面貼り、或いは枠材端部に曲面を
形成した後、その面に沿って貼着するポストフォーム加
工などが可能である。
【００１２】
実施例１ 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。ＪＩ
Ｓ Ａ６９３１に規定される２種の性能を有し、セルサ
イズ５ｍｍ、圧縮強度４．９×１０5ｐａの段ボール形
状の厚さ２５ｍｍのペーパーコアを酢酸ビニル樹脂接着
剤を用いて積層貼着し、厚さ３００ｍｍのペーパーコア
ブロック１を得た。
Ｓ Ａ６９３１に規定される２種の性能を有し、セルサ
イズ５ｍｍ、圧縮強度４．９×１０5ｐａの段ボール形
状の厚さ２５ｍｍのペーパーコアを酢酸ビニル樹脂接着
剤を用いて積層貼着し、厚さ３００ｍｍのペーパーコア
ブロック１を得た。
【００１３】このペーパーコアブロック１を食卓用の天
板の芯材４に適合する寸法に切断し、芯材４の枠材５に
組込まれたときに食卓の脚の取付位置となる箇所に、開
口部２として直径５０ｍｍの丸穴を該ペーパーコアブロ
ック１を貫通するようにあけ、底部に厚さ２．５ｍｍの
合板を貼着して閉塞した。
板の芯材４に適合する寸法に切断し、芯材４の枠材５に
組込まれたときに食卓の脚の取付位置となる箇所に、開
口部２として直径５０ｍｍの丸穴を該ペーパーコアブロ
ック１を貫通するようにあけ、底部に厚さ２．５ｍｍの
合板を貼着して閉塞した。
【００１４】次に熱硬化性樹脂３であるウレタン樹脂未
硬化液（ポリオールとイソシアネートを配合した液）を
開口部２に注入充填して、常温で３０分間放置して硬化
させ、厚さ２５ｍｍになるように切断し、芯材用ペーパ
ーコアを得た。
硬化液（ポリオールとイソシアネートを配合した液）を
開口部２に注入充填して、常温で３０分間放置して硬化
させ、厚さ２５ｍｍになるように切断し、芯材用ペーパ
ーコアを得た。
【００１５】このペーパーコアを、食卓用の天板の外周
部の木口部を形成するようにつくられた木材よりなる枠
材５に組込み、食卓の脚取付部がポリウレタン樹脂で補
強された化粧パネル用の芯材４を得た。この芯材４の両
面に表板６として表面側に厚さ１．６ｍｍのメラミン化
粧板を、裏面側に同じ厚さのフェノール樹脂積層板をそ
れぞれ貼着し、周辺端部の枠材５を切削して曲面加工を
行い、更に着色ウレタン塗料を塗装して縁材７を形成さ
せ食卓用の天板である化粧パネル８を得た。
部の木口部を形成するようにつくられた木材よりなる枠
材５に組込み、食卓の脚取付部がポリウレタン樹脂で補
強された化粧パネル用の芯材４を得た。この芯材４の両
面に表板６として表面側に厚さ１．６ｍｍのメラミン化
粧板を、裏面側に同じ厚さのフェノール樹脂積層板をそ
れぞれ貼着し、周辺端部の枠材５を切削して曲面加工を
行い、更に着色ウレタン塗料を塗装して縁材７を形成さ
せ食卓用の天板である化粧パネル８を得た。
【００１６】この食卓用の天板である化粧パネル８は脚
取付部に於いて芯材４がポリウレタン樹脂よりなる熱硬
化性樹脂３で補強されているので脚取付金具を強固に固
定することができた。
取付部に於いて芯材４がポリウレタン樹脂よりなる熱硬
化性樹脂３で補強されているので脚取付金具を強固に固
定することができた。
【００１７】
【発明の効果】ペーパーコアブロックをつくり、芯材と
した場合、部品取付部となる位置に開口部を設け、熱硬
化性樹脂を注入充填した後、所望の厚さに切断するた
め、一回の樹脂注入で複数個の芯材をつくることがで
き、一枚毎に穴あけ注入を行う必要がなくなり、工程が
簡略化される。また、ペーパーコアと注型された熱硬化
性樹脂が面一に切断されるので、表板を貼着した場合、
段差や凹凸を生じることがなく、強固に接着されると共
に、表板を貫通して開口部が設けられ樹脂注入が行われ
る方法に較べ、平面性がよくなり、部品取付に於ける寸
法精度が向上する。更に、化粧パネル表面に開口部が表
われることがないので、意匠性や外観を損うことがな
い。
した場合、部品取付部となる位置に開口部を設け、熱硬
化性樹脂を注入充填した後、所望の厚さに切断するた
め、一回の樹脂注入で複数個の芯材をつくることがで
き、一枚毎に穴あけ注入を行う必要がなくなり、工程が
簡略化される。また、ペーパーコアと注型された熱硬化
性樹脂が面一に切断されるので、表板を貼着した場合、
段差や凹凸を生じることがなく、強固に接着されると共
に、表板を貫通して開口部が設けられ樹脂注入が行われ
る方法に較べ、平面性がよくなり、部品取付に於ける寸
法精度が向上する。更に、化粧パネル表面に開口部が表
われることがないので、意匠性や外観を損うことがな
い。
【００１８】本発明は、芯材の部品取付部に熱硬化性樹
脂を注入充填することによって補強効果が得られるの
で、桟材を組込む方法に較べ、軽量化が容易になる。
脂を注入充填することによって補強効果が得られるの
で、桟材を組込む方法に較べ、軽量化が容易になる。
【００１９】
【図１】図１は本発明に用いるペーパーコアブロックに
開口部が設けられ、熱硬化性樹脂が充填された状態の一
例を示す部分断面図である。
開口部が設けられ、熱硬化性樹脂が充填された状態の一
例を示す部分断面図である。
【図２】図２は本発明に用いる芯材の構造の一例を示す
断面図である。
断面図である。
【図３】図３は本発明によって得られた化粧パネルの構
造の一例を示す断面図である。
造の一例を示す断面図である。
１ ペーパーコアブロック ２ 開口部 ３ 熱硬化性樹脂 ４ 芯材 ５ 枠材 ６ 表板 ７ 縁材 ８ 化粧パネル
Claims (1)
- 【請求項１】 化粧パネル芯材用のペーパーコアブロッ
クに於いて、化粧パネル芯材としたときに、部品取付位
置となる個所に芯材面に対して垂直方向になる開口部を
設け、該開口部に熱硬化性樹脂を充填して硬化させた
後、所望の厚さの芯材になるように該ペーパーコアブロ
ックを切断し、枠材を組付けて芯材とする工程と該芯材
に接着剤を介して表板を貼着する工程よりなることを特
徴とする化粧パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18286494A JPH0825532A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 化粧パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18286494A JPH0825532A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 化粧パネルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825532A true JPH0825532A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16125781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18286494A Pending JPH0825532A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 化粧パネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825532A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200481374Y1 (ko) * | 2015-11-24 | 2016-09-21 | 주식회사 현대리바트 | 휴대용 책상 칸막이 |
| WO2022064092A1 (es) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | Gibel Sociedad Limitada Prefabricados Y Material Agrupecuarios | Panel para instalaciones agropecuarias |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP18286494A patent/JPH0825532A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200481374Y1 (ko) * | 2015-11-24 | 2016-09-21 | 주식회사 현대리바트 | 휴대용 책상 칸막이 |
| WO2022064092A1 (es) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | Gibel Sociedad Limitada Prefabricados Y Material Agrupecuarios | Panel para instalaciones agropecuarias |
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