JPH082552Y2 - 継手部材付き管 - Google Patents

継手部材付き管

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JPH082552Y2
JPH082552Y2 JP1989142410U JP14241089U JPH082552Y2 JP H082552 Y2 JPH082552 Y2 JP H082552Y2 JP 1989142410 U JP1989142410 U JP 1989142410U JP 14241089 U JP14241089 U JP 14241089U JP H082552 Y2 JPH082552 Y2 JP H082552Y2
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JP
Japan
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pipe
joint member
tubular portion
hole
heat medium
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JP1989142410U
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JPH0381482U (ja
Inventor
博 松林
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえばカーエアコンの配管に用いられ
る継手部材付き管に関する。
従来の技術と考案の課題 カーエアコンの配管に用いられる継手部材付き管とし
ては、従来、ブロック状継手部材に貫通孔が形成され、
継手部材の貫通孔に管が通され、両者がろう付けされた
ものが知られている。
しかしならが、従来の継手部材付き管では、管と継手
部材とのろう付時にこれらが高温に晒されるので、その
硬度が低下するという問題がある。また、ろう付時に用
いられたフラックスを除去するための洗浄工程および乾
燥工程が必要となり、作業が面倒になる。
この考案の目的は、上記問題を解決した継手部材付き
管を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による継手部材付き管は、端部に他の管に接
続するための継手部材が固定された管であって、継手部
材に貫通孔が形成され、継手部材における貫通孔の両端
が開口した2つの面のうちいずれか一方の面の開口周縁
部に、該開口を囲むように筒状部が一体的に設けられ、
筒状部にその先端から軸線方向に伸びるスリットが形成
され、管が筒状部の先端側から筒状部および貫通孔に通
され、筒状部が絞られて管にかしめ止められているもの
である。
実施例 以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明す
る。以下の説明において、左とは第4図に矢印(A)で
示す方向を指し、右とはこれと反対側を指すものとす
る。
第4図はこの考案による継手部材付き管が接続される
カーエアコン用蒸発器を示す。第4図において、蒸発器
(1)は、内部に複数の熱媒体通路を有する蛇行状偏平
管(2)と、偏平管(2)の隣り合う直管部(2a)どう
しの間に配置されたコルゲートフィン(3)と、偏平管
(2)の両端部にそれぞれ接続された出口ヘッダ(4)
および入口ヘッダ(5)、出口ヘッダ(4)および入口
ヘッダ(5)にそれぞれ接続された熱媒体出口管(6)
および同入口管(7)とを備えている。熱媒体出口管
(6)および同入口管(7)の先端はブロック状継手部
材(8)の上下2つの通路(8a)(8b)にそれぞれ接続
されている。継手部材(8)の左側面における通路(8
a)(8b)の開口の周縁には、それぞれこれらの開口を
囲むように筒状部(9)(10)が一体的に設けられてい
る。両筒状部(9)(10)にはそれぞれOリング(11)
(12)が嵌め被せられている。また、継手部材(8)の
筒状部(9)(10)が設けられた面には、ねじ孔(8c)
が形成されている。そして、この考案の継手部材付き熱
媒体排出管(13)の継手部材(14)が、接続用ブロック
(15)を介して、継手部材(8)に固定されるようにな
っている。接続用ブロック(15)の筒状部(9)(10)
と対応する位置に、それぞれ上下2つの熱媒体通路(15
a)(15b)が形成されるとともに、ねじ孔(8c)と対応
する位置にボルト貫通孔(15c)が形成されている。
継手部材付き熱媒体排出管(13)は、アルミニウム製
熱媒体排出管(16)の先端部に上下に長い長円形のアル
ミニウム製ブロック状継手部材(14)が固定されたもの
である。継手部材(14)には、これを左右に貫通した貫
通孔(14a)(14b)が上下2つ形成されている。継手部
材(14)の左側面の上部貫通孔(14a)の開口周縁部
に、該開口を囲むように筒状部(18)が左方突出状に一
体的に設けられている。下部貫通孔(14b)の周縁に
は、下方に伸びた切欠き(19)が形成されており、この
切欠き(19)内に熱媒体供給管(21)が密に嵌められて
いる。熱媒体供給管(21)における切欠き(19)よりも
右方に突出した部分にはビーディング加工により抜け止
め用環状突起(21a)が全周にわたって設けられてお
り、熱媒体供給管(21)の環状突起(21a)よりも先端
側にはOリング(図示略)が嵌め被せられている。ま
た、継手部材(14)には、ボルト貫通孔(14c)が形成
されている。そして、熱媒体排出管(16)および熱媒体
供給管(21)の継手部材(14)よりも右方に突出した部
分が接続用ブロック(15)の熱媒体通路(15a)(15b)
内の左端部にそれぞれ嵌め入れられ、継手部材(8)の
筒状部(9)(10)が接続用ブロック(15)の熱媒体通
路(15a)(15b)内の右端部にそれぞれ嵌め入れられ、
ボルト貫通孔(14c)(15c)に左方から通されたボルト
(22)が継手部材(8)のねじ孔(8c)にねじ嵌められ
ることによって、継手部材(14)が接続用ブロック(1
5)を介して継手部材(8)に固定され、熱媒体排出管
(16)が熱媒体出口管(6)に、熱媒体供給管(21)が
熱媒体入口管(7)にそれぞれ接続される。
第1図に詳しく示すように、継手部材付き熱媒体排出
管(13)の熱媒体排出管(16)は、筒状部(18)の先端
側から継手部材(14)の筒状部(18)および貫通孔(14
a)に通されており、筒状部(18)が絞られて管(16)
にかしめ止められることにより、両者が固定されてい
る。筒状部(18)の上記絞りによる管(16)へのかしめ
止めは、機械加工または電磁成形加工によって行われ
る。熱媒体排出管(16)における貫通孔(14a)よりも
突出した部分にはビーディング加工により抜け止め用環
状突起(16a)が全周にわたって設けられており、熱媒
体排出管(16)の環状突起(16a)よりも先端側にOリ
ング(23)が嵌め被せられている。
第2図は熱媒体排出管(13)に固定される前の継手部
材(14)を示す。第2図において、筒状部(18)は、絞
られる前には、内径が貫通孔(14a)の内径と同一とな
された直筒状である。そして、筒状部(18)には、その
軸線方向に伸びかつ相対向する1対のスリット(26)
が、その先端から全長にわたって形成されている。
第3図および第4図は継手部材付き熱媒体排出管(1
3)の製造方法を示す。第3図(A)に示すように、ま
ず熱媒体排出管(16)を絞られる前の直筒状の筒状部
(18)の先端側から継手部材(14)の筒状部(18)およ
び貫通孔(14a)に通した後、管(16)の先端から所定
距離おいた部分に、ビーディング加工により環状突起
(16a)を全周にわたって形成する。ついで、第3図
(B)および第4図(A)に示すように、管(16)を継
手部材(14)に対して相対的に筒状部(18)先端側に移
動させ、環状突起(16a)を継手部材(14)の片面にお
ける開口周縁部に当接させる。その後、第4図(B)に
示すように、機械加工または電磁成形加工により筒状部
(18)を絞って管(16)にかしめ止めることによって、
継手部材(14)と管(16)とを固定する。
考案の効果 この考案の継手部材付き管は、継手部材における貫通
孔の両端が開口した2つの面のうちいずれか一方の面の
開口周縁部に、該開口を囲むように筒状突出部が一体的
に設けられ、管が筒状部側から継手部材の貫通孔に通さ
れ、筒状部が絞られて管にかしめ止められているので、
管と継手部材との固定時にこれらが高温に晒されること
はないので、その硬度の低下が防止される。また、ろう
付用フラックスの洗浄工程および乾燥工程を必要としな
いので、作業を容易に行える。しかも、筒状部にその先
端から軸線方向に伸びるスリットが形成され、筒状部が
絞られることによって管にかしめ止められているので、
筒状部の絞り作業が容易であり、管と継手部材との固定
作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による継手部材付き管の実施例を示す
拡大断面図、第2図は熱媒体排出管に固定される前の継
手部材の部分斜視図、第3図は継手部材付き管の製造方
法を工程順に示す正面図、第4図は継手部材付き管の製
造方法を工程順に示す斜視図、第5図はこの考案による
継手部材付き管が接続されるカーエアコン用蒸発器を示
す分解斜視図である。 (13)……継手部材付き熱媒体排出管、(14)……継手
部材、(14a)……貫通孔、(16)……熱媒体排出管、
(18)……筒状部、(26)……スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 23/028

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部に他の管に接続するための継手部材が
    固定された管であって、継手部材に貫通孔が形成され、
    継手部材における貫通孔の両端が開口した2つの面のう
    ちいずれか一方の面の開口周縁部に、該開口を囲むよう
    に筒状部が一体的に設けられ、筒状部にその先端から軸
    線方向に伸びるスリットが形成され、管が筒状部の先端
    側から筒状部および貫通孔に通され、筒状部が絞られて
    管にかしめ止められている継手部材付き管。
JP1989142410U 1989-12-08 1989-12-08 継手部材付き管 Expired - Lifetime JPH082552Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989142410U JPH082552Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 継手部材付き管

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989142410U JPH082552Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 継手部材付き管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0381482U JPH0381482U (ja) 1991-08-20
JPH082552Y2 true JPH082552Y2 (ja) 1996-01-29

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ID=31689241

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160052355A (ko) * 2014-10-29 2016-05-12 가부시키가이샤 후지킨 조인트

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