JPH08255024A - パイロットピストン式減圧弁 - Google Patents

パイロットピストン式減圧弁

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JPH08255024A
JPH08255024A JP8466295A JP8466295A JPH08255024A JP H08255024 A JPH08255024 A JP H08255024A JP 8466295 A JP8466295 A JP 8466295A JP 8466295 A JP8466295 A JP 8466295A JP H08255024 A JPH08255024 A JP H08255024A
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Manabu Otagaki
学 太田垣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイロット弁とピストンと主弁をそれぞれ別
個に配置することなく、構造が簡単で小形のパイロット
ピストン式減圧弁を得ること。 【構成】 本体に入口3と弁口4と出口5を形成する。
弁口4に対向してピストン弁6を配置する。ピストン弁
6の周囲にシリンダ部材8を設ける。シリンダ部材8内
にピストン弁6を閉弁方向に付勢するコイルバネ22を
取り付ける。ピストン弁6に入口連通路10を設けてシ
リンダ部材8内部と入口3とを連通する。シリンダ部材
8内に出口5と連通遮断するパイロット弁口18とパイ
ロット弁11を設ける。パイロット弁11をダイヤフラ
ム13と接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁の二次側を所定の減
圧状態に維持する減圧弁に関し、特にパイロット弁とピ
ストンを組み合わせたパイロットピストン式減圧弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のパイロットピストン式減圧弁とし
ては、例えば特公平6−58607号公報に示されてい
るようなものが用いられていた。これは、圧力応動部材
としてのダイヤフラムでパイロット弁を開閉して、パイ
ロット弁からの流体によりピストンを介して主弁を開閉
することによって、弁の二次側を所定の減圧状態に維持
することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
構造が複雑で且つ減圧弁としての形状が大きくなってし
まう問題があった。これは、パイロット弁とピストン及
び主弁をそれぞれ独立して別個に配置しているために、
それぞれの部材を連通する機構が必要となり構造が複雑
になると共に形状も大きくなってしまうのである。構造
が複雑で形状が大きくなると、故障を生じる確率が高く
なると共に、商品としての価格が高価なものとなってし
まうのである。
【0004】従って本発明の技術的課題は、パイロット
弁とピストンと主弁をそれぞれ別個に配置することな
く、構造が簡単で且つ小形のパイロットピストン式減圧
弁を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁本体で入口
と弁口と出口を形成し、弁口の二次側圧力を圧力応動部
材で検出して被制御流体の圧力エネルギ―を利用して作
動し、二次側圧力を所定の減圧状態に維持するものにお
いて、弁口に対向して該弁口を開閉するピストン弁を配
置し、該ピストン弁を弁本体に取り付けたシリンダ部材
内を摺動自在に且つ弾性部材で閉弁方向に付勢して配置
し、該シリンダ部材内を入口と連通する入口連通路を形
成して、該シリンダ部材内に出口と連通するパイロット
弁口を形成し、該パイロット弁口を圧力応動部材と連設
したパイロット弁で開閉するものである。
【0006】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
弁口の二次側圧力が所定圧力よりも低い場合は、圧力応
動部材が変位して連設したパイロット弁がパイロット弁
口を開弁して、シリンダ部材内と出口とを連通すること
により、シリンダ部材内には流体が滞留しない。従っ
て、ピストン弁は入口からの流体圧力によりシリンダ部
材内を摺動して弁口から離れて弁口を開口することによ
り、入口からの流体を弁口を経て出口側へ流下して二次
側圧力を補給する。
【0007】減圧弁の二次側に弁口を介して高圧の一次
側流体が補給され、二次側圧力が所定圧力となると、圧
力応動部材の変位が元に戻り連設したパイロット弁がパ
イロット弁口を閉弁することにより、シリンダ部材内部
に入口連通路を介して流入してきた流体が滞留して入口
側とほぼ同圧力状態となる。従って、ピストン弁前後の
圧力状態がほぼ同一となり、ピストン弁は弾性部材の弾
性力により弁口方向に変位されて弁口を塞ぐことによ
り、二次側への流体の補給は休止される。
【0008】二次側圧力の変動に応じて上記の圧力応動
部材ひいてはパイロット弁の開閉が自動的に行なわれ
て、減圧弁の弁口の二次側圧力が所定圧力値に維持され
る。
【0009】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。本体1と蓋2で弁ケ―シングを形
成する。本体1に入口3と弁口4と出口5を形成する。
弁口4の周囲には環状の主弁座19を設ける。弁口4に
対向してピストン弁6を配置する。ピストン弁6は、弁
口4側を円錐状として円筒部7を接続する。円筒部7の
周囲に弁ケ―シングで固着した略円筒状のシリンダ部材
8を取り付ける。シリンダ部材8の上面は蓋2に形成し
た隔壁9で覆う共に、シリンダ部材8の内周をピストン
弁6の円筒部7が摺動自在に配置する。ピストン弁6の
下端部に入口3とシリンダ部材8内部とを連通する入口
連通路10を貫通して設ける。
【0010】シリンダ部材8の内部に球状のパイロット
弁11を配置し、パイロット弁11の上部に連結棒12
を介して圧力応動部材としてのダイヤフラム13を接続
する。パイロット弁11の上部の隔壁9にパイロット弁
口18を形成して、連通室20を介して出口5と連通す
る。ダイヤフラム13の上面に円板状のダイヤフラム押
え14を介して圧力設定バネ15とバネ座16及び圧力
調節ネジ17を取り付ける。
【0011】シリンダ部材8の内部で隔壁9の下面とピ
ストン弁6の円錐状部の間に、ピストン弁6を主弁座1
9方向に付勢する弾性部材としてのコイルバネ22を取
り付ける。
【0012】ピストン弁6の内部には小径オリフィス2
3,24を設けたオリフィス板25,26を取り付け
る。オリフィス23,24は、入口連通路10から流入
してきた流体がシリンダ部材8内部へ時間遅れを伴って
充満すると共に、パイロット弁口18が開口した場合に
もシリンダ部材8内の流体が時間遅れを伴って排出され
るようにするためのものであり、ピストン弁6の急激な
開閉弁を防止して、衝撃に伴う弁部の損傷を防止すると
共に、流体の瞬間的な開閉弁を無くしてウォ―タ―ハン
マ―現象を防止するものである。
【0013】次に作用を説明する。図1に示す状態は、
二次側すなわち出口5側の圧力が圧力調節ネジ17で設
定した設定圧力値よりも低い状態を示し、ダイヤフラム
13が圧力設定バネ15のバネ力により斜下方へ変位さ
れ、パイロット弁11がパイロット弁口18を開弁する
ことにより、シリンダ部材8の内部が出口5と連通した
状態を示す。入口3及び入口連通路10からの流体は、
出口5へ流下してシリンダ部材8内に滞留することはな
いために、ピストン弁6は入口3からの流体圧力により
斜上方に変位されて弁口4を開口することにより、入口
3から高圧の流体が出口5側へ補給され圧力が上昇す
る。
【0014】出口5側の圧力が上昇するとダイヤフラム
13が圧力設定バネ15のバネ力に抗して斜上方へ変位
することにより、パイロット弁体11がパイロット弁口
18を塞ぎ、シリンダ部材8内部と出口5の間を遮断す
る。遮断されるとシリンダ部材8内部には入口連通路1
0を介して入口3側流体が供給されることにより、シリ
ンダ部材8内は入口3とほぼ同圧力状態となり、ピスト
ン弁6はコイルバネ22の弾性力により弁口4側へ変位
され、主弁座19に着座して弁口4を閉口し高圧流体の
出口5への補給を停止する。
【0015】圧力設定バネ15のバネ力を基準として、
出口5側の圧力の高低に応じてダイヤフラム13が自動
的に変位することにより、パイロット弁11も自動的に
開閉して二次側すなわち出口5側の圧力を所定値に維持
する。
【0016】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、パイロット弁とピストンと
主弁をそれぞれ別個に配置することなく、ピストンすな
わちシリンダ部材の内部にパイロット弁を配置したこと
により、構造が簡単になると共に、形状も小さなものと
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイロットピストン式減圧弁の実施例
の断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋 3 入口 4 弁口 5 出口 6 ピストン弁 8 シリンダ部材 10 入口連通路 11 パイロット弁 13 ダイヤフラム 15 圧力設定バネ 17 圧力調節ネジ 19 主弁座 22 コイルバネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体で入口と弁口と出口を形成し、弁
    口の二次側圧力を圧力応動部材で検出して被制御流体の
    圧力エネルギ―を利用して作動し、二次側圧力を所定の
    減圧状態に維持するものにおいて、弁口に対向して該弁
    口を開閉するピストン弁を配置し、該ピストン弁を弁本
    体に取り付けたシリンダ部材内を摺動自在に且つ弾性部
    材で閉弁方向に付勢して配置し、該シリンダ部材内を入
    口と連通する入口連通路を形成して、該シリンダ部材内
    に出口と連通するパイロット弁口を形成し、該パイロッ
    ト弁口を圧力応動部材と連設したパイロット弁で開閉す
    ることを特徴とするパイロットピストン式減圧弁。
JP08466295A 1995-03-15 1995-03-15 パイロットピストン式減圧弁 Expired - Fee Related JP3532657B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022033568A (ja) * 2020-08-17 2022-03-02 櫻護謨株式会社 減圧弁

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