JPH06288486A - 調圧弁 - Google Patents

調圧弁

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JPH06288486A
JPH06288486A JP7485893A JP7485893A JPH06288486A JP H06288486 A JPH06288486 A JP H06288486A JP 7485893 A JP7485893 A JP 7485893A JP 7485893 A JP7485893 A JP 7485893A JP H06288486 A JPH06288486 A JP H06288486A
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JP
Japan
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valve
pressure
peripheral surface
main valve
skirt
Prior art date
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Pending
Application number
JP7485893A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yamada
山田  均
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安定動作する調圧弁を得る。 【構成】突起筒状に形成された弁座5と;該弁座に圧接
される主弁6と;該主弁に設けられ、且、前記弁座に嵌
合されるスカート12と;を備えた調圧弁であって:少
なくとも該スカートの上部周面を、前記弁座の周面に当
接せしる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スプリンクラ消火設
備などに用いられる調圧弁に関するものである。
【0002】高層ビルにおけるスプリンクラ消火設備に
は、スプリンクラヘッドに供給する水圧を調整するため
に、調圧弁と調圧パイロット弁とが設けられている。
【0003】従来の調圧弁は、図8に示すように、主弁
306のシート306aに弁座305が当接し、スカー
ト312の外径D2はシール部305aから間隔pだけ
ずれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の調圧弁では、主
弁306が開き始めの開度が小さい場合と、主弁306
が大きく開いた開度の大きい場合には、前記ずれに起因
して一次圧と二次圧との境目が変化する主弁306の一
次圧の受圧面積が変動する。そのため、従来は、ある程
度開放している位置で調圧動作を行なっているので、前
記圧力の境目はスカートの外径D2と該スカートが嵌着
している弁座の内径との間にあることになるので、不具
合を生じない。
【0005】しかし、一次圧の広い範囲において二次圧
を調整しようとすると、一次圧が高い場合には主弁の開
度は極度に小さく、その時には僅かな圧力の境目のずれ
が主弁に加わる一次側の圧力に押される力を変動させる
ので、主弁306がばたついてしまう。従って、開弁度
の非常に小さい場合には、圧力の境目が変位するので、
正確な調動作を行なえない。
【0006】この発明は、上記事情に鑑み、安定動作す
る調圧弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、 突起筒状
に形成された弁座と;該弁座に圧接される主弁と;該主
弁に設けられ、且、前記弁座に嵌合されるスカートと;
を備えた調圧弁であって:少なくとも該スカートの上部
周面が、前記弁座の周面に当接することを特徴とする調
圧弁、により前記目的を達成しようとするものである。
【0008】
【作用】スカートの上部周面が弁座の周面に当接してい
るので、一次圧の流水方向及び開弁度の如何にかかわら
ず一次圧と二次圧との境目はいつも所定の位置となる。
そのため、主弁の変位がスムーズとなり正確な調圧が可
能となる。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を添付図面により説明する
が、まず、図7に基いてスプリンクラ消火設備の概略を
説明し、その後、調圧弁NSVを詳細に説明する。
【0010】通常状態では、調圧弁NSVは閉止状態で
あり、二次側配管2P内は調圧パイロット弁PV及び排
圧パイロット弁LVにより低圧充水されている。この排
圧パイロット弁LVは二次側配管2P内の水圧が上昇し
過ぎた場合に開弁されるものである。
【0011】図示しない火災感知器が火災を検出する
と、火災信号が端子箱TBに送られるとともに、モータ
1 が始動し起動弁UVが開放される。二次側配管2P
内の圧力が調圧パイロット弁PVの設定圧力よりも低い
場合に、即ち、図示を省略した閉鎖型スプリンクラヘッ
ドの開放に伴う圧力低下によって調圧パイロット弁PV
の弁体103が押し下げられて開弁する。
【0012】そうすると、一次側配管1P内の圧力水が
調圧弁NSVの加圧口25に入り、シリンダ一次側室2
3を加圧する。そのため、ピストン3が開弁方向に移動
するので調圧弁NSVの開度が大きくなり、二次側配管
2P内の圧力が上昇する。
【0013】二次側配管2P内の圧力が上昇して設定圧
より高くなると、調圧パイロット弁PVの弁体103が
押し上げられて、閉弁方向に移動する。
【0014】そうすると、シリンダ一次側室23の加圧
水はピストン3の通孔32を通り二次側配管2P内に排
出される。このため、主弁6は押し下げられ流れを絞る
ので、二次側配管2P内の圧力は低下する。この動作の
繰り返しにより調圧弁NSVの一次側圧力の変動あるい
は、流量の変動にかかわらず二次側圧力が設定圧力に維
持される。
【0015】点検時には、起動弁UVを開放し、図示さ
れないスプリンクラヘッドからの放水の代わりにモータ
2 を遠隔操作して遠隔テスト弁CVを開放すると、火
災時と同じ状態が再現され、システム全体のテストがで
きる。
【0016】なお、図7において、TVはテスト弁、S
Tはストレーナ、OLはオリフィス、SPは複数の閉鎖
型スプリンクラヘッドを備えるスプリンクラ設備、Pは
ポンプ、PMは圧力計、PSは圧力スイッチ、をそれぞ
れ示す。
【0017】次に調圧弁NSVを図1〜図3に基いて説
明する。調圧弁NSVは、図1、図2に示す様に本体1
の一次側28と二次側27とを主弁6により遮断してい
る。該主弁6には、シートリング5に当接するシート1
1が設けられている。このシート11はシート内押え7
とシート外押え8とにより挟持されている。シートリン
グ5は突起筒状に形成された弁座を構成し、その内径は
D1である。
【0018】該主弁6の下面6aには、シートリング5
の内周面に当接するスカート(ガイド)12が突設され
ている。このスカート12は軸方向に複数のスリットを
形成した直筒状体であり、その外周面の径D2(嵌着
径)は前記弁座5の内径D1とほぼ等しい。又、その該
主弁の上面6bには、バイパスボルト9を介してピスト
ン3が固定されている。該ピストン3の上部の内径L1
は、その下部の内径L2 より大きく形成され、又、該ピ
ストン3の内部側には一次側28と連通する弁内室22
が形成されている。
【0019】該ピストン3の外周面下部側には、シリン
ダ一次側室23が形成され、又、その外周面上部には通
孔32を介して前記シリンダ一次側室23と連通するシ
リンダ二次側室24が設けられている。
【0020】該主弁6の下面6aの受圧面S1 の受圧面
積は、πLU1 2であり、又、該主弁6の背面6Cの受圧
面S2 の受圧面積は、πLD1 2である。この半径LD1
は半径LU1 より大きいので、受圧面S2 は受圧面S1
より大きな受圧面積となる。
【0021】なお、2はシリンダケース、4は隔壁、1
0はピストン3を閉弁方向に付勢するスプリング、26
は流出口、33は流水取出口、をそれぞれ示す。
【0022】次に、調圧弁の作動について説明する。シ
リンダ一次側室23の加圧口25は調圧パイロット弁P
Vのシリンダ接続口127に接続され、二次側配管2P
内の減圧時など、調圧弁NSVを開放させたいときに、
調圧パイロット弁PVから所定のシリンダ圧をシリンダ
一次側室23に導入する。
【0023】そうすると、ピストン3が開方向に押され
るので、図3に示す様に主弁6が開方向に移動してシー
トリング5から離れ開弁する。そのため、調圧弁NSV
の一次側28の圧力水Wが二次側27へ流れ込む。
【0024】圧力水Wによって二次側配管2Pの圧力が
上昇すると、調圧パイロット弁PVの操作室128の圧
力が上昇し、フラムが閉弁方向に移動するので、調圧パ
イロット弁PVの開度が小さくなり、調圧弁NSVのシ
リンダ一次側室23に供給されるシリンダ圧も小さくな
る。そのため、ピストン3が閉弁方向に移動するので、
二次側27の圧力が低下する。
【0025】このように、調圧弁NSVは調圧パイロッ
ト弁PVにより制御されながらピストン3を介して主弁
6の開度を調整し、一次側28の圧力水Wの二次側27
への流入量を規制し、二次側27圧力を調整する。
【0026】この主弁6の開度は、ばね10と、一次側
28圧力が主弁6にかかる水圧と、シリンダ一次側室内
のシリンダ圧がピストン3にかかる水圧と、二次側27
圧力がピストン3にかかる水圧と、により平衡が保たれ
ているが、各圧力の変動が主弁6の開度に影響しないよ
うにするため、次の様にして主弁にかかる力を規制して
いる。
【0027】主弁6には、一次側28の圧力がかかって
いるが、主弁6の下面6aの受圧面S1 には開弁方向の
力UP1 がかかり、又、その背面6Cの受圧面S2 には
閉弁方向の力DP1 がかかっている。この時、開弁方向
の力UP1 の受圧面積πLU 1 2は閉弁方向の力DPd1
の受圧面積πLD1 2より小さいので、主弁6にかかる力
は閉弁方向の方が開弁方向より大きくなる。
【0028】そのため、主弁6にかかる一次側28圧力
は、常に閉弁方向に主弁6を移動させることになる。従
って、一次側28圧力の急激な上昇がある場合には、主
弁6へは閉弁方向の力が加わる。一次側28圧力の上昇
時には二次側27圧力も上昇する方向へ影響されるの
で、主弁6へは閉弁方向への影響が加わることが好まし
い。
【0029】二次側27圧力は一次側28圧力に比べ通
常小さいが、この二次側27圧力は主弁6の上面6aに
かかる閉弁方向の力DP2 となる。又、シリンダ一次側
室23にはピストン3を押し上げる開弁方向の力UPS
がかかり、シリンダ二次側室24にはピストン3を押し
下げる閉弁方向の力DP2 が働く。
【0030】そして、二次側27圧力んぼ急激な減少が
ある場合には、シリンダ圧に直接伝わらないので、閉弁
方向の力DP2は小さくなるが、開弁方向の力UPSは
小さくならない。
【0031】要するに、この調圧弁NSVは主弁6の背
面6Cに弁内室22を構成し、主弁6に加わる水圧をな
るべく相殺することにより、主弁6の動きが一次側28
圧力の大きさに影響されないようにして二次側27圧力
を調整するものである。
【0032】本実施例においては、一次圧と二次圧との
境目は流水方向や主弁の開度如何にかかわらずいつも一
定の位置となる。即ち、弁の開き始め時において主弁6
のリフトが非常に小さい位置で圧力制御をしている場
合、流水はシート11とシートリング5の内側との隙間
にて調整される。この時シートリング5の内径D1の内
側には一次圧がかかり、又、その外側には二次圧がかか
る。
【0033】主弁6のリフトが大きい位置で調整してい
る場合、流水はスカート12にて調整される。この時ス
カート12の外径D2の内側には一次圧がかかりその外
側には二次圧がかかる。
【0034】ここで、内径D1と外径D2とは、略同径な
ので、全閉から全開までの主弁の移動において、主弁6
を動かすことだけから発生する一次圧と二次圧の受圧面
積の変化はほとんどない。即ち、主弁6を開放したり、
または、閉止しようとする力が発生しないということで
ある。このことは、シリンダ23、24圧力を調整し力
のバランスをとりながら動いている主弁6にとって圧力
制御が安定してできることにつながる。
【0035】この発明の実施例は上記に限定されるもの
ではなく、例えば、図4〜図7の様に構成してもよい。
図4は、第2の実施例を示すもので、前記第1の実施例
との相違点は、主弁6の背面6Cに弁内室が欠如してい
る点である。この図においてA6は本体1の一次側28
と二次側27とを遮断する主弁、A5は主弁A6のシー
トA11が圧接される弁座、A12は弁座A5の内径D
1と等しい外径D2のスカート、をそれぞれ示す。
【0036】図5は第3の実施例を示すもので、前記第
2の実施例との相違点は、スカートB12が断面台形状
に形成されている点である。このスカートB12の基部
の外径D2は弁座A5の内径D1と等しく形成されてい
る。
【0037】図6は第4の実施例を示すもので、前記第
2の実施例との相違点は、弁座A5の外径D3がスカー
トC12の内径D22と等しく形成され、弁座A5の外周
面とスカートC12の内周面とが当接している点であ
る。
【0038】
【発明の効果】この発明は、以上の様に構成したので、
流水方向に関係なく一次側と二次側との圧力の境目が主
弁の開度によって変化することがない。従って、主弁の
変位がスムーズになり正確な調圧作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1の他の状態を示す要部断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す縦断面図である。
【図7】スプリンクラ消火設備の配置図である。
【図8】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
6 主弁 6a 下面 6b 上面 6c 背面 9 バイパスボルト 22 弁内室 23 シリンダ一次側室 24 シリンダ二次側室 27 二次側 28 一次側 NSV 調圧弁 PV 調圧パイロット弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】突起筒状に形成された弁座と;該弁座に圧
    接される主弁と;該主弁に設けられ、前記弁座に嵌合さ
    れるスカートと;を備えた調圧弁であって:少なくとも
    該スカートの上部周面が、前記弁座の周面に当接してい
    ることを特徴とする調圧弁。
  2. 【請求項2】スカートの上部周面が、外周面であり、
    又、弁座の周面が、内周面であることを特徴とする請求
    項1記載の調圧弁。
  3. 【請求項3】スカートの上部周面が、内周面であり、
    又、弁座の周面が、外周面であることを特徴とする請求
    項1記載の調圧弁。
  4. 【請求項4】スカートが、軸方向に複数のスリットを形
    成した直筒体であることを特徴とする請求項1記載の調
    圧弁。
  5. 【請求項5】スカートが、断面台形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の調圧弁。
  6. 【請求項6】主弁の背面に一次側と連通する弁内室が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の調圧弁。
JP7485893A 1993-03-31 1993-03-31 調圧弁 Pending JPH06288486A (ja)

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JP7485893A JPH06288486A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 調圧弁

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494996B1 (ko) * 2002-10-31 2005-06-14 최종남 스크류 에어 컴프레샤의 용량조절밸브
KR100720188B1 (ko) * 1999-10-07 2007-05-22 포그텍 브란드슈츠 게엠베하 운트 컴파니 카게 화재를 진화하기 위한 장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100720188B1 (ko) * 1999-10-07 2007-05-22 포그텍 브란드슈츠 게엠베하 운트 컴파니 카게 화재를 진화하기 위한 장치
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