JP2005121139A - 調圧パイロット弁及びそれを用いた調圧システム - Google Patents

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法道 志賀
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Abstract

【課題】 調圧弁の調圧の場面においては調圧弁の二次側圧力の調整精度を向上させることができ、調圧弁の弁体を閉じる場面においては調圧弁の弁体を速やかに閉じることができる、調圧パイロット弁及びそれを用いた調圧システムを得る。
【解決手段】 調圧パイロット弁20において、貫通孔32の内壁とロッド33の外壁との間にシール部材34を設け、ニードル弁NV又はオリフィスを介して連接される配管P25により調圧弁10の二次側に連通する第4ポート25を設け、第4ポート25とパイロット圧力室28とを連通せしめる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、スプリンクラ消火設備等に用いられる調圧パイロット弁及びそれを用いた調圧システムに関する。
例えばスプリンクラ消火設備にはスプリンクラヘッドに供給する消火水の水圧を調整するための調圧システムが設けられている。この種の調圧システムは、一般に調圧弁と調圧パイロット弁によって構成され、調圧パイロット弁は調圧弁の二次側圧力に応じてパイロット圧を調圧弁に供給し、調圧弁は調圧パイロット弁からのパイロット圧に応じて弁体の開度を調整し調圧弁の二次側の圧力を調整する仕組みになっている。
図7及び図8は、従来の調圧システムに用いられる調圧パイロット弁を示したものである。同図に示す様に、調圧パイロット弁100の本体101には3方向にポートが設けられており、第1ポート102は配管P102を介して調圧弁の一次側(図示省略)に連通し、第2ポート103は配管P103を介して調圧弁の二次側(図示省略)に連通し、第3ポート104は配管P104を介して調圧弁の加圧室(図示省略)に連通している。本体101内において、第1ポート102は弁部106を介してパイロット圧力室107と連通し、パイロット圧力室107は第3ポート104に連通しており、パイロット圧力室107の上方には受圧室111の圧力に応じて上下動可能なフラムピストン部109が設けられているが、受圧室111と連通する第2ポート103が調圧弁の二次側に連通しているので、フラムピストン部109は調圧弁の二次圧に応じて上下動可能ということとなる。受圧室111とパイロット圧力室107との間には両者を貫通せしめる貫通孔114が形成されており、貫通孔114を通るロッド112は、その上端側がフラムピストン部109に固定され、その下端部が弁部106の弁体108の上面に至りそこに当接している。フラムピストン部109の上方にはロッド112を介して弁体108を開方向に押圧するバネ部材115が設けられ、弁体108の下方には弁体108を閉方向に押圧するバネ部材116が設けられている。このバネ部材115,116の押圧力により、弁体108は、受圧室111の圧力、即ち調圧弁の二次側の圧力に応じて上下動するフラムピストン部109に連動して、弁体108が上下動して、弁体108の開度調整ができる様になっている。
上記の如く構成される調圧パイロット弁100を含む調圧システムにおいては、起動弁(図示省略)が開き、調圧パイロット弁100の第1ポート102から一次圧が入ると、一次圧は、警戒時開の弁部106を通り、パイロット圧力室107に至り、パイロット圧力室107からパイロット圧として第3ポート104と配管P104を介して調圧弁の加圧室に至り、警戒時閉の調圧弁の弁体がこのパイロット圧により開くこととなり、その後は調圧弁の二次圧を調整するために以下の様に動作する。
(1)調圧弁の二次圧が所定圧より高いときには、即ち調圧パイロット弁100における受圧室111の圧力が調圧パイロット弁100で設定した所定圧より高いときには、その二次圧に押されてフラムピストン部109が上昇すると共にロッド112が上昇して、それに連れてバネ部材116の押圧力を受けて弁体108が閉方向に移動し、弁部106が絞られ、調圧弁の加圧室に至るパイロット圧が下がり、調圧弁の弁体が閉方向に移動し、調圧弁の二次圧は下がる。
(2)調圧弁の二次圧が所定圧より低いときには、即ち調圧パイロット弁100における受圧室111の圧力が所定圧より低いときには、フラムピストン部109が下降すると共にロッド112が下降して、それに連れて弁体108が開方向に移動し、弁部106が広げられ、調圧弁の加圧室に至るパイロット圧が高まり、調圧弁の弁体が開方向に移動し、調圧弁の二次圧は高まる。
従来の調圧パイロット弁100は、前記の如く構成され動作するものであるが、ロッド112と貫通孔114の内壁との間の隙間113が調圧弁の弁体を閉じるときの調圧弁の加圧室の排圧のために利用されている。具体的には、起動弁を閉じて、調圧パイロット弁100における弁体108を閉じ、調圧弁の加圧室へのパイロット圧の供給を遮断しても、調圧弁の弁体を速やかに閉じるためには調圧弁の加圧室の圧力を速やかに下げる必要があるが、隙間113があることで、調圧弁の圧力室の圧力をパイロット圧力室107から隙間113を介して受圧室111に逃がすことができ、それにより調圧弁の圧力室の圧力を速やかに下げることができる様になっている。
従来の調圧パイロット弁100における隙間113は、調圧弁の弁体を閉じる場面においては上記の如く調圧弁の加圧室の排圧流路として利用できるものではあるが、その一方で調圧弁の調圧の場面においては調圧弁における調圧の精度を低下させる原因となることのあるものでもある。即ち、調圧パイロット弁100は、隙間113の吐出口113aが受圧室111の受圧面111aに対向して開口しており、パイロット圧力室107から隙間113を通って吐出口113aより吐出される流体の流線A1に対して受圧面111aは垂直であるため、受圧面111aに吐出口113aより吐出される流体の流速に応じた動圧を生じさせることとなるが、調圧の場面において、一次圧、又は一次圧と二次圧との差圧が大きく、パイロット圧力室107が受圧室111に対して高圧となり、吐出口113aより吐出される流体の流速が速い場合に、フラムピストン部109の動作に影響を与える程度に受圧面111aに生じる動圧が大きくなることがあり、一次圧の高さに応じて調圧される二次圧が微妙に変化して、調圧弁の二次圧の調圧精度を低下させてしまうことがある。
この出願は、上記事情に鑑み、調圧弁の調圧の場面においては調圧弁の二次側圧力の調整精度を向上させることができ、調圧弁の弁体を閉じる場面においては調圧弁の弁体を速やかに閉じることができる、調圧パイロット弁及びそれを用いた調圧システムを得ることを目的とする。
上記目的を達成するこの発明について述べれば次の通りである。
この発明は、調圧弁の一次側に配管を介して連通する第1ポートと、調圧弁の二次側に配管を介して連通する第2ポートと、調圧弁の加圧室に配管を介して連通する第3ポートと、該第1ポートに弁部を介して連通するとともに、第3ポートに連通するパイロット圧力室と、該第2ポートに連通する受圧室と、該パイロット圧力室と該受圧室とを貫通せしめる貫通孔と、該貫通孔を通るロッドとを備えた調圧パイロット弁において、該貫通孔の内壁と該ロッドの外壁との間にシール部材を設け、ニードル弁又はオリフィスを介して連接される配管により該調圧弁の二次側に連通する第4ポートを設け、該第4ポートと該パイロット圧力室とを連通せしめたことを特徴とする調圧パイロット弁である(請求項1)。
又、この発明は、調圧弁と調圧パイロット弁からなる調圧システムにおいて、該調圧パイロット弁を前記発明に係る調圧パイロット弁としたこと特徴とする調圧システムである(請求項2)。
又、この発明は、調圧弁と調圧パイロット弁からなる調圧システムにおいて、該調圧パイロット弁を、該調圧弁の一次側に配管を介して連通する第1ポートと、該調圧弁の二次側に配管を介して連通する第2ポートと、該調圧弁の加圧室に配管を介して連通する第3ポートと、該第1ポートに弁部を介して連通するとともに、第3ポートに連通するパイロット圧力室と、該第2ポートに連通する受圧室と、該パイロット圧力室と該受圧室とを貫通せしめる貫通孔と、該貫通孔を通るロッドと、該貫通孔の内壁と該ロッドの外壁との間に設けられたシール部材とを備えたものとし、該調圧弁の加圧室を、又は該調圧弁の加圧室と該調圧パイロット弁の第3ポートとを連通させる該配管を、ニードル弁又はオリフィスを介して連接される配管により該調圧弁の二次側に連通せしめたことを特徴とする調圧システムである(請求項3)。
又、この発明は、調圧弁の一次側に配管を介して連通する第1ポートと、調圧弁の二次側に配管を介して連通する第2ポートと、調圧弁の加圧室に配管を介して連通する第3ポートと、該第1ポートに弁部を介して連通するとともに、第3ポートに連通するパイロット圧力室と、該第2ポートに連通する受圧室と、該パイロット圧力室と該受圧室とを貫通せしめる貫通孔と、該貫通孔を通るロッドとを備えた調圧パイロット弁において、該貫通孔の内壁と該ロッドの外壁との間にシール部材を設け、該パイロット圧力室と該第2ポートとを連通するオリフィスを設けたことを特徴とする調圧パイロット弁である(請求項4)。
この発明によれば、調圧パイロット弁における貫通孔とロッドとの間にシール部材を設けているので(請求項1乃至4)、貫通孔の内壁とロッドの外壁との間の隙間における流体の流れを抑えることができ、調圧弁による調圧の場面において、上記従来例におけるが如き動圧が受圧室の受圧面に生じることがなく、フラムピストン部を動圧による影響がない状態で動作させることができ、上記従来例に比して調圧弁の二次側圧力の調整精度を向上させることができ、そして、調圧パイロット弁の第4ポートがニードル弁を介して調圧弁の二次側に連通させているので(請求項1及び2)、又は、調圧弁の加圧室をニードル弁又はオリフィスを介して連接される配管により調圧弁の二次側に連通させているので(請求項3)、又は、調圧弁の加圧室と調圧パイロット弁の第3ポートとを連通させる配管と、調圧弁の二次側と調圧パイロット弁の第2ポートとを連通させる配管をニードル弁又はオリフィスを介して連接される配管により該調圧弁の二次側に連通させているので(請求項3)、又は、調圧パイロット弁のパイロット圧力室と第2ポートとを連通するオリフィスを設けているので(請求項4)、調圧弁の弁体を閉じる方向に動かす場面において、調圧弁の加圧室の圧力をパイロット圧力室からニードル弁を通過させて調圧弁の二次側に逃がすことができ、調圧弁の弁体を速やかに閉じる方向に動かすことができる。
即ち、この発明によれば、調圧弁の調圧の場面においては上記従来例に比して調圧弁の二次側圧力の調整精度を向上させることができ、調圧弁の弁体を閉じる場面においては調圧弁の弁体を速やかに閉じることができる。
この発明の第1の実施の形態を図1乃至図3により説明する。尚、図1は調圧システムの全体構成を示す概略図で、図2は調圧パイロット弁の縦断面図で、図3は調圧パイロット弁の底面図である。
図1乃至図3において、調圧システムS1は、調圧弁10と調圧パイロット弁20とを備え、調圧パイロット弁20が調圧弁10の二次側の圧力に応じたパイロット圧を調圧弁10に供給し、そのパイロット圧力に応じて調圧弁10は弁体11の開度を調整して二次側の圧力を調整できるようになっている。この調圧システムS1は、例えば泡消火設備における比例混合器に供給する消火水の水圧を調整するために用いられる。
調圧弁10は、弁体11によって一次室12と二次室13とに仕切られており、一次室12が給水源に至る一次側配管P1に接続され、二次室13が図示しない比例混合器等に至る二次側配管P2に接続されている。弁体11はバネ部材18により閉方向に付勢されており常時は閉状態とされるが、ピストン16が収容されるシリンダ15の下部に位置する加圧室14が加圧されるとシリンダ15内でピストン16が上昇して、それに連動してピストン16と弁体11を連結するロッド17が上昇することで、弁体11は開方向に移動する様になっており、加圧室14の圧力の変動に応じて開度調整ができる様になっている。
調圧パイロット弁20には本体21より外方に開口する4つのポートが設けられており、第1ポート22は手動起動弁V1を介して連接される配管P22により調圧弁10の一次室12に連通し、第2ポート23は配管P23を介して調圧弁10の二次側配管P2に連通し、第3ポート24は配管P24を介して調圧弁10の加圧室14に連通し、第4ポート25はニードル弁NV(ニードル弁NVに代えてオリフィスを用いてもよい)を介して連接される配管P25により配管P23に連通している。
調圧パイロット弁20は、本体21内部に、第1ポート22に弁部26を介して連通するとともに、第3ポート24及び第4ポート25に連通するパイロット圧力室28と、第2ポート23に連通する受圧室29と、受圧室29の圧力に応じてフラム30により上下動可能で受圧室29に臨むフラムピストン部31と、パイロット圧力室28と受圧室29とを貫通せしめる貫通孔32と、貫通孔32を通り、上端側がフラムピストン部31に固定され、下端部が弁部26の弁体27の上面に当接するロッド33と、貫通孔32の内壁とロッド33の外壁との間に設けたシール部材34等が設けられている。
調圧パイロット弁20における弁体27は、バネ部材35によりフラムピストン部31及びロッド33を介して開方向に押圧されるとともに、バネ部材36により閉方向に押圧されており、受圧室29の圧力、即ち調圧弁10の二次側の圧力に応じて上下動するフラムピストン部31に連動して上下動して、開度調整ができる様になっている。尚、バネ部材36は、弁体27がロッド33の上下動に追従してロッド33に当接し続けるために設けられている。
上記の如く構成される調圧弁10及び調圧パイロット弁20からなる調圧システムS1においては、手動起動弁V1を開けると、調圧パイロット弁20の本体21内に第1ポート22から一次圧が入り、その一次圧は、警戒時開の弁部26を通り、パイロット圧力室28に至り、次いでパイロット圧力室28から第3ポート24及び配管P24を介してパイロット圧として調圧弁10の加圧室14に至り、それにより、加圧室14内が加圧されて、受圧面積が弁体11よりもピストン16の方が大きいので、ピストン16が上昇し、それに連動してロッド17が上昇して、弁体11が開方向に移動し、調圧弁10の警戒時閉の弁体11が開く。その後は調圧弁10の二次圧を調整するために以下の如く動作する。
(1)調圧弁10の二次圧が調圧パイロット弁20の図示しない設定機構により設定された所定圧より高いときには、即ち調圧パイロット弁20における受圧室29の圧力が所定圧より高いときには、フラムピストン部31が上昇すると共にロッド33が上昇して弁体27が閉方向に移動し、一次室12からの流れが絞られて、パイロット圧力室28の圧力が下がると共に調圧弁10の加圧室14に至るパイロット圧も下がり、調圧弁10の弁体11が閉方向に移動し、調圧弁10の二次圧を下げる。
(2)調圧弁10の二次圧が所定圧より低いときには、即ち調圧パイロット弁20における受圧室29の圧力が所定圧より低いときには、フラムピストン部31が下降すると共にロッド33が下降して弁体27が開方向に移動し、パイロット圧力室28の圧力が高まると共に調圧弁10の加圧室14に至るパイロット圧も高まり、調圧弁10の弁体11が開方向に移動し、調圧弁10の二次圧を上げる。
この発明の調圧パイロット弁20には上記の如く貫通孔32の内壁とロッド33の外壁との間に設けたシール部材34が設けられている。このシール部材34があることで調圧パイロット弁20は、シール部材34によって貫通孔32の内壁とロッド33の外壁との間の隙間37における流体の流れを抑えることができるので、調圧システムS1の調圧の場面において、上記従来例におけるが如き動圧が受圧室29のフラムピストン部31の受圧室29に臨む面、即ち受圧面29aに生じることがなく、フラムピストン部31を動圧による影響がない状態、即ち調圧弁10の一次側の圧力の影響がない状態で動作させることができる。これにより、この発明の調圧パイロット弁20を含む調圧システムS1によれば、上記従来例に比して調圧弁10の二次側圧力の調整精度を向上させることができる。
尚、調圧パイロット弁20におけるシール部材34は、そのシール性についてはフラムピストン部31を動圧による影響がない状態で動作させることができる如くに隙間37の流れを抑えることができる程度のシール性を有するものであればよい。この実施の形態においては、シール部材34として、貫通孔32の内壁に形成された周方向の溝部32aに嵌着され、ロッド33が挿通されるOリングを用いている。
調圧パイロット弁20は、第4ポート25がニードル弁NVを介して連接される配管P25に連通していることで、パイロット圧力室28を配管P25及び配管P23を介して調圧弁10の二次側配管P2に連通させている。これにより、調圧システムS1は、起動弁V1を閉じて調圧弁10の弁体11を閉じる方向に動かすときに、調圧弁10の加圧室14の圧力をパイロット圧力室28からニードル弁NVを通過させて二次側配管P2に逃がすことで、調圧弁10の弁体11を速やかに閉じる方向に動かすことができる様になっている。尚、このニードル弁NVは、調圧パイロット弁10の昇圧への調圧時における、例えば一次室12から弁部26を通ってパイロット圧力室28に供給するとき、その圧力水を二次側へ排水させるが、開度が僅少でその量は十分に小さく、調圧作用に影響を与えない。
従って、この発明の調圧パイロット弁20を含む調圧システムS1によれば、調圧弁10の調圧の場面においては上記従来例に比して調圧弁10の二次側圧力の調整精度を向上させることができ、調圧弁10の弁体11を閉じる場面においては調圧弁10の弁体11を速やかに閉じることができる。
更に、この調圧システムS1においては、調圧弁10の加圧室14の排圧流路として配管P25を用いており、この配管P25が一方の端部が調圧パイロット弁20の第4ポート25に接続され、他方の端部が調圧パイロット弁20の第2ポート23に接続される配管P23に連結されていることから、配管P25を調圧パイロット弁20の直近に設けることができ、施工性の良いものとすることができる。尚、ニードル弁NVに代えてオリフィスを着脱可能に設けると、オリフィスへの異物の詰まり除去が容易であり、メンテ性がよい。
この発明の第2の実施の形態を図4により説明する。尚、上記第1の実施の形態と同様の構成については同一図面符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態の調圧システムS2は、上記第1の実施の形態におけるニードル弁NVを介して連接される配管P25に代えて、ニードル弁NVを介して連接される配管P14を設けたものである。この配管P14は、一方の端部が加圧室14と連通され、他方の端部がニードル弁NV又はオリフィスを介して配管P23に連結されている。
この調圧システムS2によれば、調圧弁10の弁体11を閉じる方向へ動かす場面において、調圧弁10の加圧室14の圧力を配管P14を介してニードル弁NVを通過させ、配管P23を介して二次側配管P2に逃がすことができ、調圧弁10の弁体11を速やかに閉じる方向へ動かすことができる。
即ち、この調圧システムS2においても、調圧弁10の調圧の場面においては上記従来例に比して調圧弁10の二次側圧力の調整精度を向上させることができ、調圧弁10の弁体11を閉じる場面においては調圧弁10の弁体11を速やかに閉じることができる。
この発明の第3の実施の形態を図5により説明する。尚、上記第1の実施の形態と同様の構成については同一図面符号を付してその説明を省略する。
第3の実施の形態の調圧システムS3は、上記第1の実施の形態におけるニードル弁NVを介して連接される配管P25、上記第2の実施の形態におけるニードル弁NVを介して連接される配管P14に代えて、ニードル弁NVを介して連接される配管P20を設けたものである。この配管P20は、一方の端部が配管P24と連結され、他方の端部が配管P23に連結されている。
この調圧システムS3によれば、調圧弁10の弁体11を閉じる方向に動かす場面において、調圧弁10の加圧室14の圧力を、加圧室14と調圧パイロット弁20の第3ポート24とを連通させる配管P24から、配管P20を介してニードル弁NVを通過させ、配管P23を介して二次側配管P2に逃がすことができ、調圧弁10の弁体11を速やかに閉じる方向へ動かすことができる。
即ち、この調圧システムS3においても、調圧弁10の調圧の場面においては上記従来例に比して調圧弁10の二次側圧力の調整精度を向上させることができ、調圧弁10の弁体11を閉じる場面においては調圧弁10の弁体11を速やかに閉じることができる。
更に、この調圧システムS3においては、調圧弁10の加圧室14の排圧流路として配管P24と配管P23をバイパスする配管P20を用いており、これによれば、配管P20を調圧パイロット弁20の直近に設けることができ、施工性の良いものとすることができる。
この発明の第4の実施の形態を図6により説明する。尚、上記第1の実施の形態と同様の構成については同一図面符号を付してその説明を省略する。
第4の実施の形態は、上記第1の実施の形態におけるニードル弁NVを介して連接される配管P25、上記第2の実施の形態におけるニードル弁NVを介して連接される配管P14、第3の実施の形態におけるニードル弁NVを介して連接される配管P20に代えて、調圧パイロット弁20の本体21内にパイロット圧力室28と第2ポート23とを連通するオリフィス40を設けたものである。即ち、第4の実施の形態は、調圧弁10の加圧室14の排圧流路をオリフィス40として本体21内部に設けたものである。
この調圧パイロット弁20を含む調圧システムによれば、調圧弁10の弁体11を閉じる方向へ動かす場面において、調圧弁10の加圧室14の圧力をオリフィス40通過させて配管P23を介して二次側配管P2に逃がすことができ、調圧弁10の弁体11を速やかに閉じる方向へ動かすことができる。
即ち、この調圧パイロット弁20を含む調圧システムにおいても、調圧弁10の調圧の場面においては上記従来例に比して調圧弁10の二次側圧力の調整精度を向上させることができ、調圧弁10の弁体11を閉じる場面においては調圧弁10の弁体11を速やかに閉じることができる。
この発明の第1の実施の形態に係る調圧システムの全体構成を示す略図である。 図1の調圧システムにおける調圧パイロット弁の拡大縦断面図である。 同上の調圧パイロット弁の拡大底面図である。 この発明の第2の実施の形態に係る調圧システムの全体構成を示す略図である。 この発明の第3の実施の形態に係る調圧システムの全体構成を示す略図である。 この発明の第4の実施の形態に係る調圧パイロット弁の縦断面図である。 従来例の調圧パイロット弁の縦断面図である。 同上の調圧パイロット弁の底面図である。
符号の説明
S1 調圧システム
P1 一次側配管
P2 二次側配管
10 調圧弁
11 弁体
12 一次室
13 二次室
14 加圧室
15 シリンダ
16 ピストン
17 ロッド
20 調圧パイロット弁
21 調圧パイロット弁本体
22 第1ポート
P22 配管
V1 手動起動弁
23 第2ポート
P23 配管
24 第3ポート
P24 配管
25 第4ポート
P25 配管
NV ニードルバルブ
26 弁部
27 弁体
28 パイロット圧力室
29 受圧室
29a 受圧面
30 フラム
31 フラムピストン部
32 貫通孔
32a 溝部
33 ロッド
34 シール部材
35 バネ部材
36 バネ部材
37 隙間
S2 調圧システム
P14 配管
NV ニードルバルブ
S3 調圧システム
P20 配管
NV ニードルバルブ
40 オリフィス

Claims (4)

  1. 調圧弁の一次側に配管を介して連通する第1ポートと、調圧弁の二次側に配管を介して連通する第2ポートと、調圧弁の加圧室に配管を介して連通する第3ポートと、該第1ポートに弁部を介して連通するとともに、第3ポートに連通するパイロット圧力室と、該第2ポートに連通する受圧室と、該パイロット圧力室と該受圧室とを貫通せしめる貫通孔と、該貫通孔を通るロッドとを備えた調圧パイロット弁において、
    該貫通孔の内壁と該ロッドの外壁との間にシール部材を設け、
    ニードル弁又はオリフィスを介して連接される配管により該調圧弁の二次側に連通する第4ポートを設け、
    該第4ポートと該パイロット圧力室とを連通せしめたことを特徴とする調圧パイロット弁。
  2. 調圧弁と調圧パイロット弁からなる調圧システムにおいて、
    該調圧パイロット弁を、前記請求項1に係る調圧パイロット弁としたことを特徴とする調圧システム。
  3. 調圧弁と調圧パイロット弁からなる調圧システムにおいて、
    該調圧パイロット弁を、該調圧弁の一次側に配管を介して連通する第1ポートと、該調圧弁の二次側に配管を介して連通する第2ポートと、該調圧弁の加圧室に配管を介して連通する第3ポートと、該第1ポートに弁部を介して連通するとともに、第3ポートに連通するパイロット圧力室と、該第2ポートに連通する受圧室と、該パイロット圧力室と該受圧室とを貫通せしめる貫通孔と、該貫通孔を通るロッドと、該貫通孔の内壁と該ロッドの外壁との間に設けられたシール部材とを備えたものとし、
    該調圧弁の加圧室を、又は該調圧弁の加圧室と該調圧パイロット弁の第3ポートとを連通させる該配管を、ニードル弁又はオリフィスを介して連接される配管により該調圧弁の二次側に連通せしめたことを特徴とする調圧システム。
  4. 調圧弁の一次側に配管を介して連通する第1ポートと、調圧弁の二次側に配管を介して連通する第2ポートと、調圧弁の加圧室に配管を介して連通する第3ポートと、該第1ポートに弁部を介して連通するとともに、第3ポートに連通するパイロット圧力室と、該第2ポートに連通する受圧室と、該パイロット圧力室と該受圧室とを貫通せしめる貫通孔と、該貫通孔を通るロッドとを備えた調圧パイロット弁において、
    該貫通孔の内壁と該ロッドの外壁との間にシール部材を設け、該パイロット圧力室と該第2ポートとを連通するオリフィスを設けたことを特徴とする調圧パイロット弁。
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