JP3066511B2 - 消防用設備の開閉弁 - Google Patents
消防用設備の開閉弁Info
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Description
備等の消防用設備の開閉弁に関するもので、特に、一斉
開放弁に関するものである。
側配管とを接続する弁本体と;該弁本体の連通孔を開閉
する弁主体と;該連通孔と二次流路を介して対向するピ
ストン室と;該ピストン室内に配設され、前記弁主体よ
り受圧面積の大きい制御ピストンと;前記弁主体と該制
御ピストンとを連結するステムと;前記ピストン室と一
次側配管とを連通せしめる制御バルブ付導圧管と;から
構成されている。そして、火災発生時において、制御バ
ルブを開いて一次側配管内の消火水をピストン室に供給
すると、制御ピストンが水圧により二次流路側に移動す
るので、ステムも同方向に移動する。そのため、弁主体
が弁座から離れ連通孔が開くので、一次側配管の消火水
が二次側配管に流れ込みスプリンクラヘッドから放出さ
れる。
ブを開いてピストン室に消火水を供給すると、弁主体が
急激に弁座から離れて全開するので、一次側配管内の高
圧消火水が、充水されていない二次側配管内に高速で流
れ込む。ところが、二次側配管の出口側にはモニタ等で
急激に絞られているため、前記高速消火水は急激に止め
られる状態となるので、振動や騒音等が発生する。所謂
ウオータハンマ現象が発生する。
ンマ現象の発生を防止することを目的とする。
と二次側配管とを接続する弁本体と;該弁本体の連通孔
を開閉する弁主体と;該弁主体と二次流路を介して対向
するピストン室と;該ピストン室内に配設され、前記弁
主体より受圧面積の大きい制御ピストンと;前記弁主体
と該制御ピストンとを連結するステムと;前記ピストン
室と一次側配管とを連通せしめる制御バルブ付導圧管
と;前記二次側配管に接続された感圧管と;前記ステム
の摺動により該感圧管と前記導圧管とを連通せしめる補
助弁制御手段、により前記目的を達成しようとするもの
である。
導圧管を介してピストン室内に流入する。該室内に流入
した消火水は、制御ピストンを二次流路側に押圧するの
でステムが同方向に移動する。そうすると、弁本体が少
し開き、二次側配管内に消火水が流入するとともに、補
助弁制御手段が作動し、感圧管からも二次側配管に消火
水が流入する。この様に弁主体は少し開いた状態でバラ
ンスして、二次側配管が充水されると昇圧し、制御ピス
トンが二次流路側に移動するので、弁主体は全開され
る。
する。一斉開放弁本体1には、一次流路2と二次流路3
とを連通せしめる連通孔4が設けられている。この連通
孔4の上縁部には、一斉開放弁主体5が着座する弁座6
が形成されている。この弁主体5はスプリングSにより
弁座6に圧接されている。この弁主体5は、流量を調整
するため、図3に示す様に、テーパ状のスカート部7を
備えている。即ち、該弁主体5を上下方向に移動させそ
の位置を変化させると、スカート部7と弁座6との隙間
Gの大きさ、即ち、消火水の流路の大きさ、が変化する
ので、一次流路2から二次流路3に流入する消火水の流
量を調整することができる。
て弁主体5と対向している。このピストン室10には、
弁主体5の受圧面積より大きい面積の制御ピストン11
が嵌着されている。この制御ピストン11は、ステム1
2を介して弁主体5と連結されるとともに、その外周部
には脱気孔15が形成されている。この脱気孔15はピ
ストン室10を構成する第1ピストン室13と第2ピス
トン室14とを連通せしめるものである。
連通する補助ピストン室16が設けられ、また、その外
周部の排水孔16aには調圧弁19の付いた排水管18
が接続されている。この排水孔16aは前記脱気孔15
より小径である。このピストン室16には前記主弁体5
と同一受圧面積を有する調圧ピストン20が設けられて
いる。この調圧ピストン20は該ピストン室16を貫通
するステム12に固定されている。
ョナ21が螺着されている。この開度調整用ポジショナ
21のシリンダ室22は感圧管23を介して二次側配管
34に接続されている。このシリンダ室22の開放端に
は補助弁の作用をするステム12の端部12aが挿入さ
れているが、該ステム12の摺動により第1ピストン室
13と前記感圧管23とが連通可能になる。この感圧管
23には逆止弁24が設けられている。第1ピストン室
13は遠隔起動用電磁弁25の付いた導圧管26を介し
て一次側配管27に接続されている。この導圧管26に
はメンテナンス弁28、ストレーナ29、現場手動起動
弁30及び流量制御オリフィス31が上流に向かって順
次設けられている。
が、まず、一斉開放弁主体を開く場合について詳説す
る。遠隔起動用電磁弁25を開くと、一次側配管27内
の消火水は、第1ピストン室13に加圧給水される。こ
の消火水は第1ピストン室13内の空気を脱気孔15か
ら第2ピストン室14に排出させると共に該第1ピスト
ン室13内に充水されながら脱気孔15から少しずつ第
2ピストン14内に流れ込む。そして、第1ピストン室
13内が満水になると、制御ピストン11が二次流路3
側に押圧される。
5のそれより大きく形成されているので、該制御ピスト
ン11は矢印A12方向に徐々に移動するため、該ステ
ム12が矢印A12方向に移動する。そのため、一方で
は、弁主体5が弁座6から離れて図2の一点鎖線で示す
位置となり、両者間に間隙Gが発生し、その間隙Gから
消火水が二次側配管34内に流れ込み、他方では、ステ
ム12の端部12aがシリンダ室22の開放端から離
れ、即ち、補助弁制御手段が作動し、図2の鎖線で示す
位置となる。このとき、第1ピストン室13内の消火水
は、脱気孔15、第2ピストン室14、排水管18を通
って機外に排水され、他方では該消火水はシリンダ室2
2内に流入し、感圧管23を介して二次側配管34内に
流れ込む。そのため、制御ピストン11は所定位置まで
到達するとそれ以上移動しないので、該弁主体5は所定
開度、例えば、半開状態を維持する。
水がゆっくりとなされ完了すると、二次側配管34内の
圧力が高くなり、第1ピストン室13の内圧との差圧が
小さくなる。そのため、感圧管23を通って排水されて
いた水量が急激に減少するので、制御ピストン11は矢
印A12方向に移動し、弁主体5も同方向に移動するた
め一斉開放弁は全開となる。このとき、弁主体5に加わ
る水圧と補助ピストン室16の調圧ピストン20に加わ
る水圧とが相殺されるので、開弁を円滑に行うことが出
来る。
れているので、二次側配管からシリンダ室に逆流するこ
とはない。また、排水管18に設けた調圧弁19の絞り
具合を調節すると、ピストン室13、14と弁主体5に
加えられる圧力バランスが変化するため一斉開放弁の前
記所定角度及び全開に切り替わる二次側の圧力ポイント
を調整する事ができる。更に、開度調節用ポジショナ2
1を回してシリンダ室22を上下させ、ステム12の端
部12aのシリンダ室22内への挿入長さを変化させる
と、一斉開放弁の前記所定角度及び全開に切り替わる二
次側の圧力ポイントを調整することが出来る。
明する。遠隔起動用電磁弁25及び手動起動弁30を閉
じると、一次側配管27内の消火水は第1ピストン室1
3内への流入を停止する。そうすると、ピストン室10
内の消火水も、排水管18からの排水が停止し、該室1
3と第2ピストン室14との圧力差は無くなり、矢印A
12方向への圧力が無くなる。そのため、一次流路2内
の水圧及びスプリングSの弾力が加わっている弁主体5
は次第に矢印A12方向と逆方向に押圧されながら弁座
6に着座するので、全閉状態となる。
のではなく、例えば、図4〜図8に示すように構成して
も良い。以下他の実施例について説明するが、第1実施
例と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。図
4は第2実施例を示す図で、第1実施例が加圧開弁であ
るのに対しこの第2実施例は、減圧開弁の例である。第
1実施例と異なるのは、a.補助ピストン室16の二次
流路3側が開放されている事と、b.導圧管26に遠隔
起動用電磁弁を設ける代わりに初期給水弁Viと初期給
水用オリフィス32を配設した事と、c.排水管18に
調圧弁の代わりに遠隔起動用電磁弁33を配設した事
と、d.導圧管26に設けられた通常は閉の現場手動起
動弁30の代わりに通常は開の開閉弁35を配設した
事、である。そして、その動作は、遠隔起動用電磁弁3
3を開弁することによって、一斉開放弁が開弁し、電磁
弁33を開弁することによって一斉開放弁が閉弁する。
尚、初期給水弁Viは一次側配管27を充水する当初に
用いるもので、その際、開閉弁35を閉じ電磁弁33を
開けて充水する。このようにすると、二次側配管34に
水を入れることなく充水される。
と異なるのは、a.導圧管26が第1ピストン室13と
連通していると共にシリンダ室22の側孔36aに連通
している事と、b.シリンダ室22内のステム12の端
部12a側に円環状の連通流路36を形成し該ステム1
2が摺動したときに前記連通流路36を介して導圧管2
6と感圧管23とが連通するようにした事、である。
と異なるのは、a.シリンダ室22の中央部に連通部4
0を形成し該連通部40を貫通してステム12が設けら
れている事と、b.導圧管26が第1ピストン室13と
連通していると共に、シリンダ室22の頂部に形成され
た孔41と接続され該ステム12が摺動したときに両管
26、23が連通する事、である。
と異なるのは、a.シリンダ室22の中央部に連通部4
0を形成し該連通部40を貫通してステム12が設けら
れている事と、b.該ステム12に第1ピストン室13
と連通するT字孔50が形成されている事と、c.導圧
管26が前記T字孔50と連通しており、かつ、ステム
12の摺動により両管26、23が連通する事、であ
る。
と異なるのは、a.シリンダ室22に調圧用の調圧弁6
0の付いた逃し配管61を設けた事と、b.感圧管23
に調圧用の弁62を配設した事、である。
弁主体は最初の開弁段階では少しだけ開かれ、二次側配
管が満水になった段階において初めて全開する。そのた
め、従来例と異なり、ウォーターハンマ現象の発生を防
止することができる。
ある。
ある。
ある。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】一次側配管と二次側配管とを接続する弁本
体と;該弁本体の連通孔を開閉する弁主体と;該弁主体
と二次流路を介して対向するピストン室と;該ピストン
室内に配設され、前記弁主体より受圧面積の大きい制御
ピストンと;前記弁主体と該制御ピストンとを連結する
ステムと;前記ピストン室と一次側配管とを連通せしめ
る制御バルブ付導圧管と;前記二次側配管に接続された
感圧管と;前記ステムの摺動により該感圧管と前記導圧
管とを連通せしめる補助弁制御手段と;からなることを
特徴とする消防用設備の開閉弁。 - 【請求項2】弁主体が、テーパ状のスカート部を備えて
いることを特徴とする請求項1記載の消防用設備の開閉
弁。 - 【請求項3】制御ピストンが、脱気孔を備えていること
を特徴とする請求項1又は2記載の消防用設備の開閉
弁。 - 【請求項4】ピストン室の二次流路側に調節弁付排水管
が接続されていることを特徴とする請求項1ないし3い
ずれか記載の消防用設備の開閉弁。 - 【請求項5】ピストン室の二次流路側に該流路と連通す
る補助ピストン室を設けたことを特徴とする請求項1な
いし4いずれか記載の消防用設備の開閉弁。 - 【請求項6】補助ピストン室が、前記ステムに固定さ
れ、かつ、前記弁主体と同一受圧面積の調圧ピストンを
備えていることを特徴とする請求項5記載の消防用設備
の開閉弁 - 【請求項7】補助弁制御手段が、前記ステムの摺動によ
りピストン室と感圧管とを連通せしめるシリンダ室であ
ることを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の消
防用設備の開閉弁。 - 【請求項8】補助弁制御手段が、前記ステムの摺動によ
り導圧管と感圧管とを連通せしめるシリンダ室であるこ
とを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の消防用
設備の開閉弁。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4090221A JP3066511B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 消防用設備の開閉弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4090221A JP3066511B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 消防用設備の開閉弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05253314A JPH05253314A (ja) | 1993-10-05 |
JP3066511B2 true JP3066511B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=13992435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4090221A Expired - Lifetime JP3066511B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 消防用設備の開閉弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (8)
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JP4546153B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2010-09-15 | ホーチキ株式会社 | 自動弁装置 |
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CN114216059B (zh) * | 2021-12-27 | 2024-04-19 | 上海康措流体控制有限公司 | 泵房压力流量水击自动控制系统和控制方法 |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP4090221A patent/JP3066511B2/ja not_active Expired - Lifetime
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