JPH08255003A - 圧延機制御装置 - Google Patents

圧延機制御装置

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JPH08255003A
JPH08255003A JP7057591A JP5759195A JPH08255003A JP H08255003 A JPH08255003 A JP H08255003A JP 7057591 A JP7057591 A JP 7057591A JP 5759195 A JP5759195 A JP 5759195A JP H08255003 A JPH08255003 A JP H08255003A
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Junya Hashimoto
本 淳 也 橋
Yoshiro Seki
義 朗 関
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各制御手段が必要な修正量を出力できるよう
にして制御精度を向上させ、また、コストダウンも図
る。 【構成】 制御手段1〜5は、各偏差の入力に基き単位
時間当たりの圧下変化量ΔSt1〜ΔStnを演算する。制
御選択手段6は、これらのうちから所定のものを選択し
て圧下変化量加算積分装置8に出力する。装置8内で
は、加算データ積分手段8Aが、選択手段6からのデー
タの加算値を積分する。この積分値は、リミッタ8Bを
通り、最終的な圧下修正量ΔStTとして圧下制御用アク
チュエータ9に送られる。各制御手段1〜5には、リミ
ッタが設けられていないので、制御上必要な演算結果が
そのまま選択手段6に出力される。また、選択手段6
が、例えば、制御手段1から制御手段2に切替えを行う
際、瞬間的に選択手段6の出力がゼロになることがあっ
ても、積分手段8Aの出力がゼロになることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄鋼等の連続圧延設備
に用いられる圧延機制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続圧延設備の圧延機は、所定寸法の製
品を製造するための圧下装置、主機(ロール駆動モー
タ)、ベンディング装置、ロールシフト装置、ロールク
ロス装置、クーラント装置等のアクチュエータを兼ね備
えている。そして、所定寸法の製品を製造する上で鋼板
の品質を向上させることが最も重要であり、その品質を
決める指標として板厚、板幅、クラウン、エッジドロッ
プ、形状、温度等の要素がある。現在の連続圧延設備で
は、これらの品質を向上させるために各品質制御に最も
適した制御手段を用いており、また、複数の制御手段を
組み合わせてこれらのアクチュエータを操作することが
一般的となっている。
【0003】図4は、従来の圧延機制御装置を示すブロ
ック図である。但し、図4では圧延機の圧下制御に関す
る構成のみに限定して図示してある。
【0004】図4において、1はフィードバック制御手
段である。フィードバック制御手段1は出側板厚計で検
出される出側板厚検出値と出側板厚基準値との差である
出側板厚偏差Δhを入力する。フィードバック制御手段
1の内部では、比例積分制御が行われるため、出側板厚
偏差Δhはプロセスモデルから求められた比例ゲイン1
A及び積分ゲイン1Bと掛算される。積分手段1Dは積
分ゲイン1Bの出力値を入力し、積分を行う。比例ゲイ
ン1Aと積分手段1Dの出力値は互いに加算されて、最
終的にフィードバック制御リミッタ1Eを経て、所要の
圧下修正量ΔS1 として制御選択手段6に出力される。
【0005】2は張力制御手段である。張力制御手段2
は、入側張力計で検出される入側張力検出値と入側張力
基準値との差である入側張力偏差Δtを入力する。張力
制御手段2の内部では比例積分制御が行われるため、入
側張力偏差Δtはプロセスモデルから求められた比例ゲ
イン2A及び積分ゲイン2Bと掛算される。積分手段2
Dは積分ゲイン2Bの出力値を入力し、積分を行う。比
例ゲイン2Aと積分手段2Dの出力値は互いに加算され
て、最終的に張力制御リミッタ2Eを経て、所要の圧下
修正量ΔS2 として制御選択手段6に出力される。
【0006】3はフィードバック制御手段であり、入側
板厚計で検出される入側板厚検出値と入側板厚基準値と
の差である入側板厚偏差ΔHを入力する。入側板厚偏差
ΔHは比例ゲイン3Aと掛算され、フィードフォワード
制御リミッタ3Eを経て、所要の圧下修正量ΔS3 とし
て制御選択手段6に出力される。
【0007】マスフロー制御手段4も内部構成は同等の
ものであり、以下、同様にして、マスフロー演算による
出側板厚基準値と出側板厚計による出側板厚検出値との
差である出側板厚偏差Δhを入力値として、圧下修正量
ΔS4 を制御選択手段6に出力している。
【0008】その他に、圧下開度を操作する制御手段な
ども含まれており、結局、従来装置は、n個の制御手段
によって構成されている。
【0009】以上の各制御手段から出力された1又は2
以上の圧下修正量ΔSi (i=1…n)は、モニター表
示装置7を通してオペレータが制御選択手段6により制
御手段を選択しているので、所要の圧下修正量だけが圧
下修正量加算装置10に入力される。以下に、制御選択
手段6及びモニター表示装置7の動作について図5を参
照して説明する。
【0010】圧延時において、オペレータは、鋼板の圧
延状態に応じて最も適切な制御手段をモニター表示装置
7の制御手段選択画面に入力する(ステップ1)。制御
選択手段6は、オペレータからの指示を受けると、内部
のコントローラのロジックにて、現時点における圧下修
正量を保持する(ステップ2)。圧下修正量保持が完了
すると、切り替え前の制御手段の出力値を、切り替え後
の制御手段の出力値に振替える(ステップ3)。
【0011】各制御手段の振替方法については種々の方
法があるが、ここでは一例のみを説明する。例えば、制
御手段1から制御手段2へ切り替えを行う場合、実際に
は積分値の振替を行うので、圧下修正量保持が完了した
時点で制御手段1の積分手段1Dの出力値をゼロとし、
制御手段2の積分手段2Dの出力値を次式とする。
【0012】 X2 =X1 +Gp1・Δh−Gp2・Δt ……(1) ここで、X1 ,X2 は制御手段1,2の積分手段1D,
2Dの出力値、Gp1,Gp2は比例ゲイン1A,2Aの設
定値、Δhは出側板厚偏差、Δtは入側張力偏差であ
る。
【0013】上記の様な振替方法により積分値の振替が
完了すると、制御手段の切り替えを行い(ステップ
4)、保持中の圧下修正量を解除し(ステップ5)、制
御手段切り替えを終了する。以上の手順を経て、再び、
制御選択手段6は圧下修正量を圧下修正量加算装置10
に出力する。
【0014】制御選択手段6より出力された圧下修正量
は圧下修正量加算装置10において加算され、操作量上
下限許容値により設定されたリミッタ10Aを通り、最
終的に補正された圧下修正量ΔST として、圧下制御用
アクチュエータ9に出力される。圧下制御用アクチュエ
ータ9は、入力された圧下修正量ΔST により、圧延機
のロールギャップを変化させ、板厚を制御する。
【0015】上記の技術は、主機(ロール駆動モータ)
の速度操作による板厚制御においても同等のしくみであ
るため、説明を省略する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来装置におい
ては、各々の制御手段が積分手段及びリミッタを内部に
含んでいる(比例制御の場合はリミッタのみ)。したが
って、ある制御手段がプラスの極性をもった修正量を出
力し、一方、別の制御手段がマイナスの極性をもった修
正量を出力した場合、最終的な修正量がリミッタにかか
らない状態でも各制御手段でリミッタにかかる可能性が
あり、ある一定値で修正量が保持されてしまうことがあ
る。修正量に保持がかかると、その制御手段としては所
要の修正量を出力することができなくなり、制御精度に
悪影響を及ぼすことになる。そして、最悪の場合には制
御不能に陥り、板破断を発生することもあり得る。
【0017】また、アクチュエータに対して位置型制御
を行っているので、オペレータからの制御手段切り替え
の際に、制御手段からの出力が一時的に途絶えるのを防
止する必要がある。そのためには、制御選択手段内部に
おいて修正量を一旦保持してから制御手段を切り替える
ロジックを組まなければならず、制御手段切り替えのタ
イミングも考慮しなければならない。したがって、コン
ピュータのソフトウェア構成が複雑になり、それだけコ
ストもアップすることになる。
【0018】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、各制御手段が必要な修正量を出力できるようにし
て制御精度を向上させ、また、コストダウンも図ること
が可能な圧延機制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、所定の入力データに基いて単
位時間当たりの制御データを演算する複数の速度形制御
手段と、前記複数の速度形制御手段からの各制御データ
を入力し、これらのうちから1又は2以上の制御データ
を選択して出力すると共に、圧延機制御中の切替要求に
応じて、出力される制御データの切替えを行う制御選択
手段と、前記制御選択手段から出力される単位時間当た
りの各制御データの加算値を積分する加算データ積分手
段と、前記加算データ積分手段が積分したデータを所定
の上下限値間の範囲内に制限するデータ制限手段と、を
備え、前記データ制限手段の出力を、対象制御機器の操
作量とする、ことを特徴とする。
【0020】
【作用】上記構成において、設けられたデータ制限手段
すなわちリミッタは、加算データ積分手段からの出力を
制限するためのものだけであり、複数の速度形制御手段
のそれぞれはリミッタを有していない。したがって、各
速度形制御手段は、制御上必要な演算結果である制御デ
ータをリミッタの拘束を受けずにそのまま出力すること
ができる。そして、各速度形制御手段にリミッタが設け
られていないとしても、後段側には上記のリミッタが設
けられているので制御上支障はない。
【0021】また、制御選択手段が、データ保持を行わ
ずに複数の速度形制御手段相互間の切替えを行ったとし
ても、制御選択手段の後段側に加算データ積分手段が設
けられているので支障はない。つまり、上記の切替えに
より、制御選択手段の出力が瞬間的にゼロになるような
ことがあっても、その出力の積分値がゼロになることは
ないので操作量が急激に変化することはない。したがっ
て、切替えに際して、従来のようなデータ保持を行う必
要がなくなり、コンピュータのソフトウェア構成を簡単
化することができ、コストダウンを図ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図3に基き
説明する。但し、図4と同様の構成要素には同一符号を
付して重複した説明を省略する。
【0023】図1は請求項1,2,3記載の発明の実施
例を示すブロック図である。図1において、1はフィー
ドバック制御手段である。フィードバック制御手段1は
出側板厚計で検出される出側板厚検出値と出側板厚基準
値との差である出側板厚偏差Δhを入力する。フィード
バック制御手段1の内部では比例積分制御が行われるた
め、出側板厚偏差Δhは圧延機のプロセスモデル式から
求められた比例ゲイン1A及び積分ゲイン1Bと掛算さ
れる。ここで、各制御手段は積分手段を後に置く速度形
比例積分制御のため、比例制御側では掛算された修正量
を微分手段1Cに入力し、単位時間当たりの変化量に換
算している。速度形による比例及び積分制御されたそれ
ぞれの変化量は互いに加算されて、単位時間当たりの圧
下変化量ΔSt1として制御選択手段6に出力される。
【0024】2は張力制御手段である。張力制御手段2
は、入側張力計で検出される入側張力検出値と入側張力
基準値との差である入側張力偏差Δtを入力する。張力
制御手段2の内部では比例積分制御が行われるため、入
側張力偏差Δtは圧延機のプロセスモデル式から求めら
れた比例ゲイン2A及び積分ゲイン2Bと掛算される。
張力制御もフィードバック制御と同様に積分手段を後に
置く速度形比例積分制御のため、比例制御側では掛算さ
れた修正量を微分手段2Cに入力し、単位時間当たりの
変化量に換算している。速度形による比例及び積分され
たそれぞれの変化量は互いに加算されて、単位時間当た
りの圧下変化量ΔSt2として制御選択手段6に出力され
る。
【0025】3はフィードフォワード制御手段であり、
入側板厚計で検出される入側板厚検出値と入側板厚基準
値との差である入側板厚偏差ΔHを入力する。フィード
フォワード制御手段内部は速度形比例制御のため、入側
板厚偏差ΔHは比例ゲイン3Aと掛算され、微分手段3
Cによって時間微分を行い、単位時間当たりの圧下変化
量ΔSt3として制御選択手段6に出力される。
【0026】マスフロー制御手段4も内部構成は同等の
ものであり、以下、同様にして、マスフロー演算による
出側板厚基準値と出側板厚計による出側板厚検出値との
差である出側板厚偏差Δhを入力値として、単位時間当
たりの圧下変化量ΔSt4を制御選択手段6に出力してい
る。
【0027】他に圧下開度を操作する制御手段を含めて
n個の制御手段によって構成されている場合、n個の制
御手段まで上記と同様の動作を行う様に構成する。
【0028】以上の各制御手段から出力された1又は2
以上の単位時間当たりの圧下変化量ΔSti(i=1…
n)は、モニター表示装置7を通してオペレータが制御
選択手段6により制御手段を選択しているので、所要の
圧下変化量だけが圧下変化量加算積分装置8に入力され
る。制御選択手段6内部は単位時間当たりの変化量を入
力する構成のため、制御手段切り替えの際に現時点の変
化量出力値を保持する複雑なロジックをコントローラに
組み込まなくて良い。また、制御手段切り替え上のタイ
ミングの問題も無い。
【0029】図2は制御選択における手順をフローチャ
ートに示したものである。オペレータは、鋼板の圧延状
態に応じて最も適切な制御手段をモニター表示装置7の
制御手段選択画面から入力する(ステップ1)。制御選
択手段6は、オペレータからの指示と同時に制御手段の
切り替えを行う(ステップ2)。以上の簡単な手順を経
て、再び、制御選択手段6は単位時間当たりの圧下変化
量を圧下変化量加算積分装置8に出力する。
【0030】変化量加算積分装置8においては、制御選
択手段6によって選択された変化量出力値だけが入力さ
れ、加算器によって加算される。この場合、従来装置と
は異なり、各制御手段はリミッタを内部に備え付けてい
ないため、加算された単位時間当たりの圧下変化量ΔS
tTはリミッタの影響を受けていない所要の変化量となっ
ている。
【0031】また、加算された単位時間当たりの圧下変
化量ΔStTは時間微分された状態なので、圧下修正量に
変換するために圧下変化量加算積分装置8内部の加算デ
ータ積分手段8Aに出力される。加算データ積分手段8
Aで積分された圧下修正量ΔST は、プロセスの許容量
上下限値により設定されたリミッタ(データ制限手段)
8Bを通り、最終的に補正された圧下修正量ΔST とし
て、圧下制御用アクチュエータ9に出力される。圧下制
御用アクチュエータ9は、入力された圧下修正量ΔST
により、圧延機のロールギャップを変化させ、板厚を制
御している。
【0032】上記実施例によれば、連続圧延設備におい
て各制御手段内部から積分手段及びリミッタを抽出し、
外部におくことにより所要の修正量を出力することが可
能であるため、制御不能に陥ることがなく、常に安定し
た制御が可能になる。また、制御選択手段は、制御手段
の切替時にデータ保持を行う必要がなくなるので、コン
ピュータのソフトウェア構成を簡単化することができ、
コストダウンを図ることができる。
【0033】図1の構成の実施例は、圧下制御によって
板厚制御を行うものであるが、ロール駆動モータの速度
操作により板厚制御を行うことができる。この場合、図
1における制御手段1〜5から出力されるΔSt1〜ΔS
tnはモータ速度変化量となり、圧下制御用アクチュエー
タ9はロール駆動モータの速度制御装置に置き換えられ
る。これが請求項4記載の発明の実施例となる。
【0034】なお、上記各実施例は、いずれも板厚制御
に関するものであったが(請求項2記載の発明)、請求
項1記載の発明は、板幅や形状などその他の制御に関す
るものについても適用可能である。
【0035】図3は、請求項5記載の発明の実施例を示
すブロック図である。図1の構成のままでは、各制御手
段から出力される圧下修正量が制御選択手段、圧下修正
量加算手段を経て、最終的にアクチュエータに圧下修正
量が出力されるまで、各制御手段がどのような制御量を
出力しているかについて、オペレータは全く知ることが
できない。
【0036】従って、連続圧延設備の立ち上げの際に
は、現地でアクチュエータに対する出力値が所要の修正
量になっていない場合、どの制御手段からの出力値に問
題があるのか非常に検討しにくいため、立ち上げの際に
調整時間がかかってしまう。また、立ち上げ時に各制御
手段に対して調整を行う場合も各修正量を監視する機能
が無いので、調整時間がかなり多く取られてしまうとい
うことになる。図3は、このような不都合を解消するた
めの構成を示したものである。
【0037】図3において、各制御手段から出力された
単位時間当たりの圧下変化量ΔSt1〜ΔStnは個別デー
タ積分手段11に出力される。積分手段11に入力され
た単位時間当たりの圧下変化量ΔSt1〜ΔStnは時間微
分された状態なので、積分することによって圧下修正量
ΔS1 〜ΔSn に変換する。モニター表示装置7では、
圧下修正量を入力値として修正量監視画面に各制御手段
から出力されたデータを個別に表示し、オペレータに圧
下修正量の状況を認識させている。
【0038】上記した図3の構成によれば、連続圧延設
備において各制御手段から出力される圧下修正量を修正
量監視画面に表示することができるので、立ち上げ時の
トラブルにも対応でき、また、各制御手段の調整が容易
になるため、試験・調整時間の短縮が可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各制御
手段が必要な修正量を出力できるようにして制御精度を
向上させ、また、コストダウンも図ることが可能な圧延
機制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2,3記載の発明の実施例を示すブ
ロック図。
【図2】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】請求項5記載の発明の実施例を示すブロック
図。
【図4】従来例を示すブロック図。
【図5】図4の動作を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
1〜5 制御手段 6 制御選択手段 7 モニター表示装置 8A 加算データ積分手段 8B リミッタ(データ制限手段) 9 圧下制御用アクチュエータ 11 個別データ積分手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 3/00 G05D 13/62 E 3/12 K 304 8315−4E B21B 37/00 13/62 8315−4E 37/02 A BBH

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の入力データに基いて単位時間当たり
    の制御データを演算する複数の速度形制御手段と、 前記複数の速度形制御手段からの各制御データを入力
    し、これらのうちから1又は2以上の制御データを選択
    して出力すると共に、圧延機制御中の切替要求に応じ
    て、出力される制御データの切替えを行う制御選択手段
    と、 前記制御選択手段から出力される単位時間当たりの各制
    御データの加算値を積分する加算データ積分手段と、 前記加算データ積分手段が積分したデータを所定の上下
    限値間の範囲内に制限するデータ制限手段と、 を備え、前記データ制限手段の出力を、対象制御機器の
    操作量とする、 ことを特徴とする圧延機制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の圧延機制御装置において、 前記複数の速度形制御手段が演算する制御データは、圧
    延材の板厚制御に関するデータである、 ことを特徴とする圧延機制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の圧延機制御装置において、 前記複数の速度形制御手段には、板厚偏差の入力に基い
    て単位時間当たりの圧下変化量を演算する板厚制御手段
    と、張力偏差の入力に基いて単位時間当たりの圧下変化
    量を演算する張力制御手段と、が含まれており、 前記対象制御機器は、圧延機のロールギャップの制御を
    行う圧下制御用アクチュエータである、 ことを特徴とする圧延機制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の圧延機制御装置において、 前記複数の速度形制御手段には、板厚偏差の入力に基い
    て単位時間当たりのモータ速度変化量を演算する板厚制
    御手段と、張力偏差の入力に基いて単位時間当たりのモ
    ータ速度変化量を演算する張力制御手段と、が含まれて
    おり、 前記対象制御機器は、ロール駆動モータの速度制御装置
    である、 ことを特徴とする圧延機制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の圧延機
    制御装置において、 前記複数の速度形制御手段からの単位時間当たりの各制
    御データを入力し、これらを積分する個別データ積分手
    段と、 前記個別データ積分手段の積分により得られた各制御デ
    ータの表示を行うモニター表示手段と、 を備えたことを特徴とする圧延機制御装置。
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