JPH0825482A - 浮力材の製造方法 - Google Patents

浮力材の製造方法

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JPH0825482A
JPH0825482A JP6161891A JP16189194A JPH0825482A JP H0825482 A JPH0825482 A JP H0825482A JP 6161891 A JP6161891 A JP 6161891A JP 16189194 A JP16189194 A JP 16189194A JP H0825482 A JPH0825482 A JP H0825482A
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JP
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foamed sheet
sheet
winding
foamed
buoyancy material
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JP6161891A
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Tsutomu Iinuma
勉 飯沼
Chikamasa Hasegawa
誓勝 長谷川
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な設備を用いて形の崩れない浮力材を能
率よく製造できる浮力材の製造方法、又、強度や耐候性
にすぐれた浮力材の製造方法、更に、品質の安定した浮
力材を得ることができる浮力材の製造方法を提供する。 【構成】 発泡シート1を巻取り機3へ送りながら、巻
取り機3に巻き取る直前の発泡シート1表面11と、既
に巻き取られ、該発泡シート表面11が重ね合わされる
直前の発泡シート1裏面12とを加熱溶融し、その状態
で巻き取った。繰出し機2側の巻き径検知センサー51
と巻取り機3側の巻き径検知センサー52により検知さ
れた巻き径比により、発泡シート1を早送りしてアキュ
ームボックス6内に溜め、発泡シート1の終端部13を
接続作業部7で停止させ、低発泡シート8の新原反の始
端部81を発泡シート1の終端部13に熱融着装置72
で熱融着により接続する。その間にも巻取り機3は発泡
シート1を熱融着しながら巻き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は漁業用や作業船用のブ
イ、緩衝材、排水管フローター、ポンツーン等として用
いられる浮力材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】海洋や川などにおいて養殖用生簀の浮力
材、漁業用のブイなどの浮力材として、従来から発泡ス
チロールの成形体やポリウレタン発泡体が用いられてい
た。近年、ポリエチレンの発泡シートは上記の発泡成形
体に比べ、柔軟性、弾性に富み、加工性にもすぐれてい
るので、長尺のポリエチレン発泡シートをロール状に巻
回しながら発泡シート同士の重ね合わせ面を接着剤など
で接着して巻重体とし、これを浮力材として用いること
が行われている。
【0003】発泡シート原反の長さが不足する場合に
は、所望の直径を有する巻重体とするために別の発泡シ
ート原反を接続する。又、表面の傷付きによる破損を防
止するため発泡倍率の低い発泡シートを外側に数回巻き
付けることも行われる。発泡シート同士を接続するに
は、巻回中の発泡シートの終端部と次の発泡シートの始
端部の断面同士を突き合わせ、突き合わせ面を熱融着す
る方法や、突き合わせ面を接着テープで被覆する方法
で、人手により行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
巻重体とした発泡シートが軸方向にずれたり、巻回が緩
んだりして形状が不安定になるのを防ぐために、巻回に
より重ね合わされる発泡シート面同士を接着剤などで接
着する方法では、適切な接着剤の選択や、予め発泡シー
トに塗工するための設備や工程が必要であり、生産性を
向上させることができなかった。又、水浸されるため接
着力が不安定となり易く、品質の安定したものが得られ
難いという問題もあった。
【0005】更に、発泡シート同士の接続作業を人手に
より行っていたので、接続作業を行う際には装置の運転
を一旦停止させなければならず、このため製造能率が低
下するという問題があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解消し、簡単
な設備を用いて形の崩れない浮力材を能率よく製造でき
る浮力材の製造方法、又、強度や耐候性にすぐれた浮力
材の製造方法、更に、品質の安定した浮力材を得ること
ができる浮力材の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明浮
力材の製造方法は、独立気泡を主体とする発泡シートを
巻き取るにあたり、巻き取りにより重ね合わされる発泡
シート面を加熱溶融しながら巻き取ることにより発泡シ
ート面同士を熱融着し、巻重体とすることを特徴とする
ものである。
【0008】請求項2記載の本発明浮力材の製造方法
は、独立気泡を主体とする発泡シートを巻き取るにあた
り、重ね合わせる面を加熱溶融してシート面同士を接着
させた巻重体状の浮力材を製造する方法において、上記
巻重体を構成する発泡シートよりも発泡倍率の低い低発
泡シートを巻重体の表層部に巻回することを特徴とする
ものである。
【0009】請求項3記載の本発明浮力材の製造方法
は、独立気泡を主体とする発泡シートを巻き取りロール
に巻き取る際、該発泡シートの巻き取りにより重ね合わ
される面を加熱溶融しながら巻き取ることにより発泡シ
ート面同士を熱融着して巻重体状の浮力材を製造する方
法において、加熱装置を発泡シート表面から等距離を維
持しながら移動させることを特徴とするものである。
【0010】請求項1記載の浮力材として用る発泡シー
トは、独立気泡だけからなるものが好ましいが、独立気
泡を主体とするものであればよい。このような発泡シー
トの材料として、軽量で独立気泡を形成し易く、柔軟
性、クッション性が得られる低密度ポリエチレンが代表
的であり、硬さや耐熱性を調整する必要に応じてプロピ
レン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂等であってもよ
く、又、これらが適宜混合されたものであってもよい。
このポリエチレンは架橋されているものが発泡体とした
ときに気泡が細かくて均一であり、耐熱性、クッション
性にもすぐれているので好ましい。又、上記発泡シート
として軟質塩化ビニルからなる発泡体も使用することが
できる。
【0011】発泡シートの発泡倍率は10〜100倍の
ものが好ましい。10倍よりも低いと浮力が不十分であ
り、100倍を超えると強度が低くて破れ易くなる。発
泡シートの厚みは1〜100mm程度が好ましい。厚み
が1mmよりも薄いと熱融着の際に表面の気泡が潰され
る厚みの比率が発泡シートの厚みに対して大きくなって
浮力に影響し、又、製造能率が低下する。100mmを
超えるとロール状に巻回する作業が困難となり製造能率
が低下する。
【0012】図1に示すように、芯ロール3に巻き取ら
れて重ね合わされる発泡シート1の表面11を加熱溶融
させた状態で巻き取ると、巻き取られることにより重ね
合わされた発泡シート1同士が熱融着する。その後、巻
重体2となされたまゝ自然冷却し、一体物として円柱状
の浮力材が得られる。
【0013】加熱する面は巻き取られる直前の発泡シー
ト1の表面11だけでもよく、既に巻き取られ、これか
ら巻き取られる発泡シートに重ね合わされる直前の裏面
12でもよく、又、これら両面を加熱溶融してもよい。
加熱温度は発泡シート表面が溶融する温度であればよ
く、発泡シートがポリエチレンであれば180℃前後で
あるが、発泡倍率やライン速度等により適宜変更すれば
よい。加熱溶融するための手段はガスバーナー、電熱ヒ
ーター、赤外線ヒーター等種々のものを使用することが
できる。
【0014】発泡シート面同士を熱融着するのは、巻重
体とした後に巻回状態がずれたり、巻回が緩んで形状が
崩れないようにするためであるから、必ずしも発泡シー
トの重ね合わせ面の全面を加熱溶融して熱融着する必要
はなく、部分的に熱融着しても浮力材として支障はな
い。但し、終端部はめくれたり破れたりするのを防止す
るために幅方向全長にわたって熱融着しておくことが好
ましい。
【0015】発泡シートを巻き取るには巻取り機の巻取
りロールに直接巻き取ってもよいが、巻取りロールに紙
管等の巻芯を装着して巻き取ってもよい。巻き取った巻
重体の直径及び長さは使用目的により要求される浮力が
異なるので特に限定しないが、通常は直径が200〜2
500mm、中央の空洞部の直径が50〜800mm、
幅方向の長さが100〜2500mm程度のものが多く
使われる。発泡シートを所定の長さで、又は所定の太さ
に巻回した後、終端部を熱融着により巻重体面に固定す
れば浮力材が得られる。
【0016】先に巻重体とする発泡シート(第1発泡シ
ートという)を繰り出しながら、該第1発泡シートの終
端部が近づくと、第1発泡シートの原反ロールの回転速
度を早め、第1発泡シートを早送りしてアキューム装置
に溜める方法を採用すれば、第1発泡シート表面を加熱
溶融しながら巻き取る作業を中断することなく、継続し
ながらその終端部に接続する次の発泡シート(第2発泡
シートという)の始端部を接続することができるので非
常に能率的である。
【0017】第1発泡シートの早送りを自動的に行うた
めに、第1発泡シートの原反ロール側と巻き取りロール
側とに第1発泡シートの巻き径を検知する巻き径検知セ
ンサーを配置する。巻き径検知センサーは通常のものが
用いられるが、光学式、超音波式等の非接触式のものが
好ましい。
【0018】アキューム装置に溜められて停止した状態
の第1発泡シートの終端部付近を切断し、第2発泡シー
トの原反に取り替える。第1発泡シートがアキューム装
置内に溜められ停止している間に第2発泡シートの始端
部に接続する。この間、巻き取りロールは表面が溶融し
た発泡シートの巻き取りを継続する。
【0019】原反ロールの巻き径は減少し、巻き取りロ
ールの巻き径は増加する。この巻き径の変化を上記巻き
径検知センサーで測定し、巻き径が予め設定した設定値
になったとき、原反ロールの高速回転回路を作動させる
ことにより早送りされる。
【0020】第1発泡シートの終端部に第2発泡シート
の始端部を接合するには、両発泡シートの終端部と始端
部とを幅方向へ直線状に切断しておき、両方の切断面を
突き合わせて突き合わせ面を熱融着する方法が好まし
い。
【0021】尚、第1発泡シートの終端部付近を切断す
るのは、該終端部と第2発泡シートの始端部との突き合
わせ面の形状を揃えるためであって、例えば終端部と始
端部とが幅方向に直角に揃っていれば切断する必要はな
い。
【0022】第1発泡シートの終端部と第2発泡シート
の始端部とを接続する他の方法として、低密度ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸アミド共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共
重合体等のポリオレフィン系樹脂等の低融点樹脂からな
るフイルム状のホットメルト接着剤を第1発泡シートと
第2発泡シートとの突き合わせ部を被覆して当てがい、
該ホットメルト接着剤を加熱溶融して接合させる方法も
ある。
【0023】又、紙や合成樹脂フイルムの片面に感圧性
粘着剤層を設け、他面にホットメルト接着剤層が設けら
れてなる粘着テープの感圧性粘着剤層を、上記突き合わ
せ部に被覆し貼り付けて接合してもよい。このようにフ
イルム状のホットメルト接着剤やホットメルト接着剤を
設けた粘着テープを使用すると、ホットメルト接着剤が
溶融して発泡シート面に熱融着することができる。
【0024】次に、請求項2記載の本発明浮力材の製造
方法では、巻重体を構成する発泡シートとして請求項1
記載の発泡シートと同様の発泡シートを使用する。ここ
では、上記巻重体の表層部に低発泡シートを巻回する。
上記低発泡シートとは、独立気泡を主体とし、請求項1
記載の製造方法で使用する発泡シートと同質のものが好
ましいが、発泡シートよりも発泡倍率が低いもので、発
泡倍率は2〜30倍のものが好ましい。2倍よりも低い
とクッション性がなく衝撃を受けると破壊し易く、30
倍よりも高いと摩擦等により破れ易くなる。又、低発泡
シートの厚みは発泡シートと同等のものであれば接合し
易いので好ましい。
【0025】該低発泡シートは、得られる浮力材の表面
を衝撃や摩擦から保護し、耐候性を補って耐久性を高め
るために発泡シートよりも低発泡のものを用いる。低発
泡シートは、その内層で巻重体を構成する発泡シートの
保護層となるものであるから多数回巻き付ける必要はな
く1〜3周位巻き付ければよい。
【0026】巻重体の表層部に低発泡シートを巻回する
には、請求項1記載と同様の方法で発泡シートの終端部
に低発泡シートの始端部を接続し、発泡シートの巻回に
続いて低発泡シートの巻回される面を加熱溶融すること
により接着しながら巻き取ればよい。
【0027】請求項3記載の浮力材の製造方法では、発
泡シートを加熱溶融するための加熱温度を一定に維持し
て品質の安定した浮力材を得ることができる。発泡シー
トを加熱溶融しながら巻き取ると、巻き取りロールの巻
き径が増加する。このため、巻き取りを続けると発泡シ
ート面と加熱装置との距離が次第に小さくなり、加熱し
すぎて溶融が激しく、発泡構造が潰れたり、又、加熱装
置に発泡シートが触れて発泡シートが破れたりする。
【0028】加熱温度を一定に維持するためには加熱装
置と発泡シートとの距離を一定にする。この方法は巻き
取りロール側に巻き径検知センサーを配置し、該巻き径
検知センサーと巻き取られた発泡シート表面との距離を
測定し、該測定値に応じて予め設定された加熱装置と発
泡シート表面との距離を一定に維持しながら、加熱装置
を移動することにより行う。
【0029】
【作用】請求項1記載の浮力材の製造方法では、巻き取
りにより重ね合わされる発泡シート面を加熱溶融しなが
ら巻き取るので、従来の設備に加熱装置だけを追加すれ
ばよく、簡単な設備で済み、巻回状態が崩れない円柱状
の浮力材を能率的に製造できる。又、得られた浮力材は
浮力及び弾力性に富み、衝撃を受けても破壊しない耐久
性にすぐれたものである。
【0030】請求項2記載の浮力材の製造方法では、巻
重体の表層部に低発泡シートを巻回するので、該低発泡
シートは得られる浮力材の表面から受ける衝撃や摩擦か
ら内層の巻重体を保護し、耐候性を補って耐久性を高め
る。
【0031】請求項3記載の浮力材の製造方法では、巻
き取りロール側に巻き径検知センサーを配置し、予め設
定された加熱装置と発泡シート表面との距離を一定に維
持しながら、加熱装置を移動するので、発泡シートの加
熱温度を一定に維持でき、品質の安定した浮力材を得る
ことができる。
【0032】
【実施例】次に本発明浮力材の製造方法の実施例を図面
を参照して説明する。図1は本発明浮力材の製造方法の
実施例を示す説明図である。繰出し機2から繰り出した
第1発泡シート(ポリエチレン,発泡倍率30倍,厚み
5mm)1を10m/分の速度で巻取り機3へ送りなが
ら、巻取り機3に巻き取る直前の第1発泡シート1表面
11と、既に巻き取られ、該第1発泡シート表面11が
重ね合わされる直前の第1発泡シート1裏面12とをガ
スバーナー9により180℃で加熱溶融し、その状態で
直径150mmの鉄芯に巻き取った。10は既に巻き取
られた第1発泡シート1の巻重体である。
【0033】41は巻取り機3側のピンチローラーであ
り、常に一定速度で回転して第1発泡シート1及び第2
発泡シートである低発泡シート8を巻取り機3へ供給す
る。又、巻き径検知センサー53により該センサー53
と第1発泡シート裏面12との距離を測定し、巻き径の
増加に対し常に等間隔を維持しながらガスバーナー9と
ともに移動するようになされている。
【0034】繰出し機2側の巻き径検知センサー51と
巻取り機3側の巻き径検知センサー52により検知され
た巻き径比により、第1発泡シート1の終端部13の接
近を感知し、制御機50の信号により繰出し機2側のピ
ンチローラー4の回転速度を上げて第1発泡シート1を
早送りしてアキュームボックス6内に溜め、第1発泡シ
ート1の終端部13を接続作業部7で停止させ、カッタ
ー71により幅方向へ直線状に切断する。
【0035】この間に第2発泡シートとして低発泡シー
ト(ポリエチレン,発泡倍率20倍,厚み5mm)8の
新原反を繰出し機2に供給し、この始端部81を第1発
泡シート1の終端部13に突き合わせ、該突き合わせ部
を熱融着装置72で熱融着により接続する。その間にも
巻取り機3は第1発泡シート1を熱融着しながら巻き取
り作業を続け、アキュームボックス6内の第1発泡シー
ト1も熱融着して巻き取る。第1発泡シート1の巻き取
りが終了すると同時に、これに接続された低発泡シート
8にも同様に加熱溶融を開始し、2周分の長さでカッタ
ー73により切断して低発泡シート8を全部巻き取るこ
とにより、第1発泡シート1に低発泡シート8を接続し
た巻重体10を鉄芯から抜き出して浮力材を得た。
【0036】上記実施例によると、第1発泡シート1表
面を加熱溶融して巻き取るだけで一体物として、溶融接
着状態がよく、発泡構造も潰れず品質の安定した円柱状
の浮力材を製造することができた。又、第1発泡シート
1表面の加熱溶融及び巻き取り作業を中断することなく
低発泡シート8を接続できるので作業ラインは一つで済
み、且つ非常に能率的に行うことができた。
【0037】
【発明の効果】本発明浮力材の製造方法は以上の構成で
あり、請求項1記載の浮力材の製造方法によると、加熱
装置だけを追加すればよいので極く簡単な設備で済み、
形が崩れない巻重体の浮力材を能率的に製造できる。
又、得られた浮力材は浮力及び弾力性に富み、衝撃を受
けても破壊しない耐久性にすぐれたものである。
【0038】請求項2記載の浮力材の製造方法による
と、請求項1記載の製造方法による効果に加え、衝撃や
摩擦などから内層の巻重体が保護され、耐候性もすぐれ
た浮力材が得られる。
【0039】又、請求項3記載の浮力材の製造方法によ
ると、加熱装置と発泡シート表面との距離を一定に維持
しながら加熱装置を移動するので、発泡シートの加熱温
度を一定に維持して品質の安定した浮力材を得ることが
できる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明浮力材の製造方法の実施例を示すための
説明図。
【符号の説明】
1 :第1発泡シート 2 :繰出し機 3 :巻取り機 4,41:ピンチローラー 5 :弛み検知センサー 6 :アキュームボックス 7 :接続作業部 8 :低発泡シート(第2発泡シート) 9 :ガスバーナー 10:巻重体 11:第1発泡シート表面 12:第2発泡シート裏面 13:終端部 50:制御機 51,52,53:巻き径検知センサー 71,73:カッター 72:熱融着装置 81:始端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B63B 35/58 8408−3D B29K 105:04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立気泡を主体とする発泡シートを巻き
    取るにあたり、巻き取りによって重ね合わされる発泡シ
    ート面を加熱溶融しながら巻き取ることにより発泡シー
    ト面同士を熱融着し、巻重体とすることを特徴とする浮
    力材の製造方法。
  2. 【請求項2】 独立気泡を主体とする発泡シートを巻き
    取るにあたり、重ね合わせる面を加熱溶融してシート面
    同士を接着させた巻重体状の浮力材を製造する方法にお
    いて、上記巻重体を構成する発泡シートよりも発泡倍率
    の低い低発泡シートを巻重体の表層部に巻回することを
    特徴とする浮力材の製造方法。
  3. 【請求項3】 独立気泡を主体とする発泡シートを巻き
    取りロールに巻き取る際、該発泡シートの巻き取りによ
    り重ね合わされる面を加熱溶融しながら巻き取ることに
    より発泡シート面同士を熱融着して巻重体状の浮力材を
    製造する方法において、加熱装置を発泡シート表面から
    等距離を維持しながら移動させることを特徴とする浮力
    材の製造方法。
JP6161891A 1994-07-14 1994-07-14 浮力材の製造方法 Pending JPH0825482A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116767918A (zh) * 2023-08-21 2023-09-19 佛山市蓝箭电子股份有限公司 一种自动检测料带的放料辅助装置

Cited By (2)

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CN116767918A (zh) * 2023-08-21 2023-09-19 佛山市蓝箭电子股份有限公司 一种自动检测料带的放料辅助装置
CN116767918B (zh) * 2023-08-21 2023-11-07 佛山市蓝箭电子股份有限公司 一种自动检测料带的放料辅助装置

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