JPH08254116A - 内燃機関の排気処理用二次空気の制御弁 - Google Patents

内燃機関の排気処理用二次空気の制御弁

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Publication number
JPH08254116A
JPH08254116A JP7083442A JP8344295A JPH08254116A JP H08254116 A JPH08254116 A JP H08254116A JP 7083442 A JP7083442 A JP 7083442A JP 8344295 A JP8344295 A JP 8344295A JP H08254116 A JPH08254116 A JP H08254116A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
valve body
exhaust gas
secondary air
diaphragm
Prior art date
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Pending
Application number
JP7083442A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tanaka
伸市 田中
Sojiro Tanaka
壮二郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Mahle Filter Systems Japan Corp
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Publication date
Application filed by Mahle Filter Systems Japan Corp filed Critical Mahle Filter Systems Japan Corp
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 内部弁体が排気の脈動圧の影響を受けないよ
うにし、シール性能を高めると共にボデーの小型化を図
る。 [構成] 排気管から分岐する二次空気供給用の配管部
材D1 に結合される入口パイプ11aと出口パイプ11
bを有するコップ状のボデー11の上に、帽子状のカバ
ー体12と仕切り用のダイヤフラム14を配設し、それ
らの周縁部をボデー11の上端つばにかしめ付け、ボデ
ー11内の中央部で入口パイプ11aと出口パイプ11
bとの境界部に逆さ円錐筒11cを設け、円錐筒11c
にはその内周面に一致する逆円錐形の内部弁体13を嵌
め込み、内部弁体13に立設した縦軸杆13aの上端を
上,下のリテーナ15a,15bを介してダイヤフラム
14に結合し、内部弁体13を上リテーナ15a中に設
けたコイルばね16により下方に付勢し、配管部材D1
内に入った排気の脈動圧を下から受けずに側方から作用
させ、弁体13が妄りに開かないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関の排気管に排
気処理用の二次空気を適切に供給するための制御弁の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】車両における内燃機関の排気を処理する
ため、最近用いられている二次空気供給装置を示せば図
7のとおりであり、空気ポンプPにつながり途中に制御
弁V及び排気の脈動で開閉するリード弁v1 を配設した
二次空気供給用の配管部材D1を内燃機関Eの排気管Q
に接続する一方、制御弁Vの上部室を別の配管部材D2
により吸気管Kの絞り弁の下側部位に接続し、その配管
部材D2 の途中には負圧付加用のソレノイドバルブS,
バキュームタンクT及びチェック弁v2 を配設し、吸気
管K中に生じる負圧をバキュームタンクTに溜めてお
き、車両機関の始動時には、電子制御器を介し、外気温
度,冷却水温度及び機関の回転数等に応じて空気ポンプ
Pが作動し、ポンプPの作動信号によりソレノイドバル
ブSがONになって、バキュームタンクT内の負圧を制
御弁Vの上部室に導き、内部弁体3が開いてポンプPに
より二次空気が排気管Qに送られ、コンバータCの触媒
の活性化の前段階において、排気を酸化処理するように
なし、又、一定時間(約1分程度)経過した時点でポン
プPは停止し、ポンプPの停止によりソレノイドバルブ
SがOFFになって内部弁体3に対する負圧をカットす
るようになされている。
【0003】そして、二次空気供給用の配管部材D1
設けられている制御弁Vは図8,図9のとおりであり、
合成樹脂又は軽金属製の円形コップ状のボデー1と、上
部室aを形成する鉄板製のカバー体2からなり、ボデー
1は両側に配管部材D1 に結合される入口パイプ1aと
出口パイプ1bが突出して設けられると共に底壁中央部
上には出口パイプ1bに通じる縦向きの短筒体1cが設
けられており、この短筒体1cの上側にはゴム製の円板
状の内部弁体3とダイヤフラム4が配設され、両者は板
状で弁体3に焼付けられた鉄板製の下リテーナ5bとダ
イヤフラム4上に配置された椀状の上リテーナ5aを介
し一体に止着され、かつダイヤフラム4の周縁部はボデ
ー1の上端つばとこれにかしめ付けられるカバー体2の
下周辺部との間に挟持されており、椀状の上リテーナ5
aとカバー体2との間には−100mmHg ないし−200mmHg
程度の負圧で動作するコイルばね6が配設され、そのば
ね力で内部弁体3を下方に付勢し、通常には短筒体1c
の開口端を閉じるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記二次空
気供給装置では、排気の脈動で動作するリード弁v1
開閉タイミングと排気脈動の周期が一致しないので、リ
ード弁v1 が開いた状態で大きな排気の脈動圧が配管部
材D1 中に往々にして入り込むことになるが、その際、
従来の制御弁Vの内部弁体3は円板状で、出口パイプ1
bに連通する短筒体1cの開口端上に単に当接するタイ
プのものであるため、上記脈動圧が導入されると、それ
をまともに受けて内部弁体3は開いてしまい、高温な排
気が配管部材D1 を通じてポンプケーシングから外部に
流出したり、逆に外気がポンプケーシングを通じ排気管
Qに流入して、アフターバーンやコンバータCの過熱現
象を招いてしまう。
【0005】このような現象を防ぐために、ばね常数の
大きなコイルばね6を用いると大きな負圧を作用させな
いと開かなくなって、動作がぎこちないものとなり、こ
れとは逆に小さな負圧でも動作できるようにするにはダ
イヤフラムの直径即ちボデー1の直径を大きく設定しな
ければならず、更に内部弁体3を小さくして排気の脈動
圧の受圧面積を小さくするとボデー1内における通気抵
抗が大きくなってしまう。
【0006】そこで、この発明は内部弁体が排気の脈動
圧の影響を受けにくくし、コイルばねのばね力を大きく
したり、ボデーを大型にすることなく、シール性能を高
め、二次空気の供給を適切に制御できるようにすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のためにこ
の発明は、内燃機関の排気処理用二次空気の制御弁とし
て、コップ状のボデーと負圧導入可能の帽子状のカバー
体からなり、ボデーには内燃機関の排気管から分岐する
二次空気供給用の配管部材に結合される入口パイプと出
口パイプを一体に設け、ボデー内の中央部で入口パイプ
と出口パイプの境界部に中央高さ位置の内,外径が上記
パイプの内,外径より大きな逆さの円錐筒を設け、円錐
筒にはその内周面に一致する逆円錐形の内部弁体を摺動
可能に嵌め合せ、内部弁体に立設した縦軸杆の上端をボ
デーとカバー体を仕切るダイヤフラムに結合し、上記内
部弁体を小さな負圧で動作するコイルばねで下向きに付
勢して、入口パイプと出口パイプの流路を開閉するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】図1はこの発明に係る制御弁Vの一例の断面
を示し、図2はその下面を、図3は図1のX−X線に沿
った切断面を示すものであり、11は合成樹脂又は軽金
属からなる浅い円形コップ状のボデーで、その底壁には
配管部材D1 に接続される入口パイプ11aと出口パイ
プ11bが直線状態に一体に設けられ、ボデー底壁の中
央で入口パイプ11aと出口パイプ11bの境界部には
図3のように中央高さ位置の内,外径がパイプの内,外
径より若干大きな逆さの円錐筒11cがパイプより下に
突出する状態に形成されている。
【0009】そして、ボデー11上には上部室aを形成
する鉄板製帽子状のカバー体12と仕切用の柔軟なダイ
ヤフラム14が配設され、カバー体12の下端周辺部
は、ボデー11の上端つばに対し、つばとの間にダイヤ
フラム14を挟持してかしめ付けられている。
【0010】ボデー11の円錐筒11c内には、天然,
合成のゴム又は軽金属製で円錐筒11cの内周面に一致
する大きさの逆さ円錐形の内部弁体13が摺動可能に嵌
め込まれ、この内部弁体13には縦軸杆13aが埋め込
み状態に取付けられ、その上端はダイヤフラム14の中
央部上下に配設された鉄板製円板状の下リテーナ15b
及び椀状の上リテーナ15aを貫通して、これらに一体
にかしめ付けられている。
【0011】又、カバー体12の上壁と椀状の上リテー
ナ15aとの間には−100mmHg ないし−200mmHg 程度の
負圧で動作するコイルばね16が配設され、上部室aに
負圧が作用しないときにはそのばね力により上記内部弁
体13は押し下げられ、円錐筒11c内にその下壁との
間に若干の空隙をおく状態に嵌合し、入口パイプ11a
と出口パイプ11bの流路を遮断している。図1におい
て12aはカバー体12の負圧取入れ用のパイプで、1
5cは上リテーナ15aの上端に取付けられた雑音防止
用の緩衝材である。
【0012】この状態で、前記のように内燃機関が始動
してカバー体12の上部室a中に所定の負圧が導入され
れば、コイルばね16が縮小してダイヤフラム14を介
し内部弁体13が図1の点線のように持ち上げられると
入口パイプ11aと出口パイプ11bの流路が図5のよ
うに開かれ、空気ポンプにより送られる外気がパイプ流
路を通り抜けて排気管中に供給される。
【0013】一定時間の経過により、空気ポンプが停止
し、上部室aに負圧が作用しなくなれば、内部弁体13
はコイルばね16の復元力で再び図1の実線状態に押し
下げられ、入,出口パイプの流路を遮断する。
【0014】又、この遮断状態において、前記リード弁
が開閉するタイミングと排気脈動の周期が一致しない
で、脈動圧が出口パイプ11bを通じ内部弁体13に作
用したにしても、これまでの弁体のように下側から作用
するのではなく、側方から作用することになり、これは
内部弁体13を持ち上げることにはならず、かえって、
内部弁体13を円錐筒11cの入口パイプ11a側の内
周面に押し付けることになって、流路の遮断状態を一層
強固に維持することになる。
【0015】図6は一つの入口パイプ11aに対し、二
つの出口パイプ11bを二股状態に設けて、V型機関の
各排気管につなげるようにした変更例を示すもので、図
1のY−Y線に沿った平断面として示されている。な
お、上述の例ではボデー11,カバー体12を円形のも
のとして説明したが、これに限らず、楕円形,角形等と
しても差支えない。
【0016】
【発明の効果】この発明は内燃機関の排気処理用の制御
弁として、上述のように構成されているので、配管部材
中に排気の脈動圧が導入されたにしても、これまでの制
御弁のように内部弁体が持ち上げられることなく、入,
出口パイプの遮断状態を確実に維持することができ、シ
ール性能が向上し、排気のアフターバーンや触媒コンバ
ータの過熱現象を招く恐れなく、そして、内部弁体には
持ち上げる力が作用しないので、強いばねを用いる必要
がなく、ボデーやダイヤフラムを小型化することがで
き、更にパイプの流路を開いた際には、空気はほぼ直線
的に流れ、上下に直角曲がりの多いこれまでのものに比
べ圧力損失が少ない等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例の断面図。
【図2】その下面図。
【図3】図1のX−X線に沿った横断面図。
【図4】図1のY−Y線に沿った一部切断平面図。
【図5】図4において弁体を開いた状態の一部切断平面
図。
【図6】出口パイプを二つとした変更例の場合の図4と
同様の一部切断平面図。
【図7】二次空気供給装置の概略系統図。
【図8】従来の制御弁の断面図。
【図9】その平面図。
【符号の説明】
11 ボデー 11a 入口パイプ 11b 出口パイプ 11c 円錐筒 12 カバー体 13 内部弁体 14 ダイヤフラム 16 コイルばね V 制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コップ状のボデーと負圧導入可能の帽子
    状のカバー体からなり、ボデーには内燃機関の排気管か
    ら分岐する二次空気供給用の配管部材に結合される入口
    パイプと出口パイプを一体に設け、ボデー内の中央部で
    入口パイプと出口パイプの境界部に中央高さ位置の内,
    外径が上記パイプの内,外径より大きな逆さの円錐筒を
    設け、円錐筒にはその内周面に一致する逆円錐形の内部
    弁体を摺動可能に嵌め合せ、内部弁体に立設した縦軸杆
    の上端をボデーとカバー体を仕切るダイヤフラムに結合
    し、上記内部弁体を小さな負圧で動作するコイルばねで
    下向きに付勢して、入口パイプと出口パイプの流路を開
    閉するようにしたことを特徴とする内燃機関の排気処理
    用二次空気の制御弁。
JP7083442A 1995-03-16 1995-03-16 内燃機関の排気処理用二次空気の制御弁 Pending JPH08254116A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108316994A (zh) * 2018-01-19 2018-07-24 苏州极汇科技有限公司 一种四冲程发动机消声器及其方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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