JPH08254033A - 空間可変方法及び空間可変装置 - Google Patents
空間可変方法及び空間可変装置Info
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- JPH08254033A JPH08254033A JP7056309A JP5630995A JPH08254033A JP H08254033 A JPH08254033 A JP H08254033A JP 7056309 A JP7056309 A JP 7056309A JP 5630995 A JP5630995 A JP 5630995A JP H08254033 A JPH08254033 A JP H08254033A
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Abstract
い専用空間を自由に構築することを目的とする。 【構成】 屋根の下方空間に架け渡された上段レール1
8に沿って、走行ビーム20が所定の位置まで移動し、
天井パネル42の先端同士が接触するように展開し、空
間を水平に分割して仕切り、遮音遮光に優れた天井を構
築する。下段レール58に沿って走行トラス60が移動
し、ドラムから防音シャッター118が巻き出され空間
を鉛直に分割して仕切り、遮音遮光に優れた壁面を構築
する。
Description
態に応じて仕切る空間可変方法及び空間可変装置に関す
る。
ームの有効利用を図り、主用途以外の多種多様なイベン
トにいかに対応させるかが、大きな社会的なニーズとな
っている。
トに対応させる方法として、ドームの天井の内側に膜材
で出来た昇降可能なウォールカーテンを配置し、このウ
ォールカーテンで空間を水平に仕切るものがある(特開
平6−240897号、特開平6−2005880号公
報参照)。
を縮小することで、残響性能をある程度コントロールで
きるが、ウォールカーテンに反射、吸音、拡散、及び遮
音性能がないため、高い性能の音響空間を構築すること
が困難であった。また、ウォールカーテンがドーム天井
の上方で常時待機しているので、意匠上の問題がある。
合、空間を鉛直に仕切る必要があるが、このような要請
に対応したシステムがまだ提案されていない。
慮し、多種多様なイベントの性質に応じて、質の高い専
用空間を自由に構築し、意匠上優れた空間を作ることを
目的とする。
変方法は、空間に架け渡されたレールに沿って、展開可
能な天井パネルを所定の位置まで移動させ、天井パネル
を展開し空間を水平に仕切ることを特徴としている。
架け渡されたレールに沿って、シャッターが巻き取られ
たドラムを所定の位置まで移動させ、ドラムからシャッ
ターを巻き出し空間を鉛直に仕切ることを特徴としてい
る。
の空間に架け渡された2条の上段レールと、前記上段レ
ールに架け渡された可動梁と、前記可動梁を前記上段レ
ールに沿って走行させる走行装置と、前記可動梁に起伏
可能に支持された天井パネルと、前記可動梁に設けられ
前記天井パネルを起伏して展開しあるいは折り畳む起伏
手段と、を有することを特徴としている。
根下空間を構成する外壁付近に設けられ前記上段レール
の端部と接続され前記可動梁を上段レールへ移動可能と
する収納レールを備えた収納庫を有することを特徴とし
ている。
井パネルの先端にシール材が設けられたことを特徴とし
ている。
の空間に架け渡された2条の下段レールと、前記下段レ
ールに架け渡され下段レールを走行する走行梁と、前記
走行梁に吊下され走行レールに沿って走行するガイドポ
ストと、前記屋根下空間を構成する外壁から屋根下中央
に向かって張り出し前記走行梁が接続され前記ガイドポ
ストが移動可能な固定梁と、前記走行梁及び前記固定梁
に設けられ前記ガイドポストに沿ってシャッターを巻き
出し可能なドラムと、を有することを特徴としている。
行梁へ起立可能に支持された壁材と、前記壁材を前記走
行梁の上方へ跳上げる跳上げ手段と、を有することを特
徴としている。
根を支持するコア内に設けられ前記走行梁の端部と接続
され前記ガイドポストを走行梁へ移動可能とするポスト
レールを備えた収納スペースを有することを特徴として
いる。
け渡されたレールに沿って、天井パネルが所定の位置ま
で移動し、次に、天井パネルの先端同士が接触するよう
に展開して、空間を水平に分割して仕切り、遮音遮光に
優れた天井が構築される。
に架け渡されたレールに沿って、シャッターが巻き取ら
れたドラムが所定の位置まで移動し、ドラムからシャッ
ターを巻き出し空間を鉛直に分割して仕切り、遮音遮光
に優れた壁面を構築する。
下の空間に2条の上段レールが架け渡されている。上段
レールには、可動梁が架け渡されており、この可動梁が
走行装置によって、上段レールに沿って走行する。この
可動梁には、起伏可能な天井パネルが支持されており、
起伏手段によって起伏される。これによって、天井パネ
ルが展開し、天井パネル同士が互いに接触し合って、空
間を水平に分割して仕切り、遮音遮光に優れた天井を構
築する。また、使用しない時は、天井パネルは折り畳ま
れ収納される。
レールを備えた収納庫が外壁付近に配設されている。収
納レールは上段レールと接続されており、可動梁は収納
レールと上段レールとの間を行き来できるようになって
いる。これによって、天井パネルを使用しないときは、
可動梁が収納庫へ収納され、屋根下に待機しないので、
建物全体の美観が向上する。また、外壁付近に収納する
ことで、建築面積が増加しない。
パネルの先端に設けられたシール材が天井パネル間の隙
間を互いに密閉し合い、遮音性能の高い天井を構築す
る。
下の空間に2条の下段レールが架け渡されている。下段
レールには走行梁が架け渡され走行可能となってる。ま
た、走行梁には、走行するガイドポストが吊下されてい
る。
梁まで移動すると、固定梁と走行梁が接続される。次
に、ガイドポストが固定梁に乗り移り所定の位置に停止
する。また、走行梁に残ったガイドポストも走行梁に沿
って移動し、所定の位置に停止する。
ラムから、ガイドポストに沿ってシャッターが巻き出さ
れ、壁面が構築される。
梁に壁材が起伏可能に支持されている。この壁材を跳上
げ手段によって上方に跳上げることにより、天井と走行
梁との間に生じる隙間を閉塞させることができる。
トレールを備えた収納スペースが外壁付近に配置されて
いる。ポストレールは走行梁と接続可能とされており、
ガイドポストは、ポストレールと走行梁との間を行き来
できるようになっている。これによって、ガイドポスト
を使用しないときは、収納スペースへ収納され、屋根下
に待機しないので、建物全体の美観が向上する。また、
外壁付近に収納することで、建築面積が増加しない。
間可変装置は、ドーム状の屋根10で覆われ大空間を構
成するアリーナ12に適用される。
カー等がプレイできるフィールド14を備えており、こ
のフィールド14の外周は、階段状のスタンド16で囲
まれている。フィールド14は、RC床構造とされてお
り、野球等のゲームを行う場合は、人工芝(図示省略)
が敷かれようになっている。また、イベント等の空間と
して使用するときは、人工芝はRC床の下に形成された
地下ピット内へ巻き取られ収納される。また、屋根10
は、鋼管キールトラスで支えられており、この鋼管キー
ルトラスは、アリーナ12の4 隅の配置されたスーパー
コア17に支持されている。 (遮音遮光天井のシステム)図6〜図8に示すように、
フィールド14とスタンド16との境界線上には、2条
の上段レール18がアリーナ12の長手方向へアーチ状
に架け渡され、図示しない吊り材で吊下されている。こ
の上段レール18には、複数の走行ビーム20が架け渡
される。
図12に示すように、駆動装置22によって駆動される
走行ローラー24が配設されており、この走行ローラー
24が上段レール18のフランジに敷設された走行レー
ル26の上を走行する。この走行ローラー24と同軸上
に駆動ギア28が取付けられている。この駆動ギア28
は、走行レール26と平行に敷設されたギアラック30
(チェーンラックでもよい)と噛み合っている。これに
よって。走行ビーム20が滑ることなく、アーチ状の上
段レール18の上を移動することができる。なお、走行
ビーム20の両端に配置された駆動装置22は、エンコ
ーダを介して同調して回転するように制御され、また、
インバータ制御によって、所定の位置に走行ビーム20
が停止される。さらに、図示しない電動シリンダがピン
を上段レール18に設けられた位置決め部材32(図6
参照)に差し込みことによって、走行ビーム20を所定
の位置でロックする。
部材34が延設されている。このガイド部材34の側面
には、走行ビーム20の端面に軸支されたサイドローラ
ー36が当接し、走行ビーム20の幅方向の振れを防止
している。さらに、走行ビーム20の端面には、ガイド
部材34の下面に当接する下ローラー38が軸支されて
おり、走行ビーム20の浮き上がりを防止している。ま
た、走行ビーム20の下面には、シール材(図示省略)
が設けられており、上段レール18の下フランジとの隙
間をシールしている。
台形状となる構造で、その下端には昇降装置41が設け
られている。この昇降装置41には、走行ビーム20の
長手方向に沿って長板状の固定パネル40が配置されて
いる。これによって、固定パネル40を上下動させ、後
述する天井パネル42を展開させた状態で、微調整でき
るようになっている。
シーリングが施されたヒンジ44を介して天井パネル4
2が連結されている。この天井パネル42の先端部付近
には、ワイヤ46の一端が連結されている。このワイヤ
46の他端はドラム51に巻き取られており、このドラ
ム51は、プーリー53を介して走行ビーム20の上部
に配設されたホイスト48で回転される。このホイスト
48でワイヤ46を巻き取ることによって、天井パネル
42をV字状に折り畳むことができ、また、ホイスト4
8でワイヤ46を巻き出すことによって、天井パネル4
2を水平に展開できるようになっている。
空部が形成された板状のシール材50が取付けられてい
る。天井パネル42が展開して、シール材50同士が接
触したとき、シール材50に圧縮空気を送って膨張さ
せ、又は元の形状のままで天井パネル42同士の隙間を
閉塞させることができる。
は、アルミ製又は鋼製のフラッシュパネルの両面に吸音
材を貼りつけた三重構造(一重又は2重でもよい)とさ
れている。これによって、アリーナ12の空間が遮音、
吸音、及び遮光の機能を持った天井で分割される。
壁との隙間は、図示しないインフレートシール又はゴム
製パッキングによってシールされる。また、火災時を想
定して、天井パネル42は、鎖線で示すように、垂れ下
がる状態まで展開させ、または、ワイヤ46を巻き取り
折り畳むことにより、屋根10の下方に煙を溜めること
ができる。
部)には、走行ビーム20が天井パネル42を折り畳ん
だ状態で待機する収納スペースが設けられている。ま
た、上段レール18の右端には、収納庫52が設けられ
ている。この収納庫52には、スタンド16の上方域へ
水平に張り出し走行ビーム20と接続された収納レール
54が備えられている。この収納レール54には、走行
ビーム20が天井パネル42を折り畳んだ状態で乗り移
って収納される。これにより、常時屋根10の下方に走
行ビーム20が待機することなく、不使用時には、収納
庫52に収納されゲームを観戦する観客から見えないの
で、アリーナ12全体の景観が良くなる。 (遮音遮光壁システム)また、図6及び図13に示すよ
うに、上段レール18の下方には、2条の下段レール5
8が、アリーナ12の長手方向へ水平に架け渡されてい
る。この下段レール58には、走行トラス60が架け渡
されている。
ル58と平行に配設されたレール62を跨ぐように、下
方に折れ曲がる脚体64が備えられている。この脚体6
4には、ベースプレート66が取付けられている。この
ベースプレート66には、アクアトラべラーを構成する
油圧シリンダ68が配設され、その両側には、水圧シリ
ンダ70が設けられている。走行トラス60の片側は、
2つ以上のアクアトラべラーで支持されている。油圧シ
リンダ68は、走行トラス60の荷重を均等に配分し、
水圧シリンダ70は、下段レール58のフランジ面の載
置された高圧シール72に水圧を加えて走行トラス60
を浮上させ、走行面レベルの誤差に追従させることで、
無騒音、無振動で走行トラス60を走行させる。
は、長手方向に沿って2条の駆動用チェーン76が取付
けられている。この駆動用チェーン76には、スプロケ
ット78が噛み合っている。このスプロケット78は、
脚体64に固定された駆動モータ80で駆動される。こ
れによって、走行トラス60が下段レール58に沿って
走行可能となる。なお、駆動方式として、ボギー台車方
式等の他の方式も可能である。
82に吊下されたガイドレール84が延設されている。
このガイドレール84のガイド板86を、脚体64の上
部に配置されたサイドローラー88が両側から挟み、走
行トラス60の横振れを防止している。また、ベースプ
レート66には、モートルシリンダ90が設けられてお
り、ピン92を固定部材94へ差し込み、走行トラス6
0を所定の位置にロックする。さらに、ガイドレール8
4には、ダンパー内蔵のストッパー96が設けられてお
り、地震の水平力を低減させるようになっている。
は、長さ及びサイズの異なるガイドポスト98が収納さ
れている。このスーパーコア17には、ガイドポスト9
8を簾状に吊下する収納レール100が設けられてい
る。この収納レール100は、下段レール58まで延設
されおり、吊下されたガイドポスト98が走行トラス6
0へ乗り移ることができるようになっている。
スト98の上端には、チャンネル102が固定されてい
る。このチャンネル102の内側には、走行トラス60
の下面に設けられたポスト用レール104の上を走行す
る走行ローラー106が軸支されている。この走行ロー
ラー106には、同軸上にスプロケット108が固定さ
れている。このスプロケット108と、走行モータ11
0によって駆動されるスプロケット112とには、チェ
ーン114が巻き掛けられている。これによって、走行
ローラー106が回転してガイドポスト98がポスト用
レール104に沿って走行できるようになっている。
4隅には防音シャッター118の幅方向の両端をガイド
するガイド溝116が形成されている。ガイドポスト9
8の上部内側には、図示しないロック用の電動シリンダ
ーが設けられている。この電動シリンダーがピンを突出
させ、ガイドポスト98の上部を走行トラス60に固定
する。
動シリンダー120が設けられている。電動シリンダー
120には、位置決めブロック122が連結されてい
る。この位置決めブロック122の底面には、固定プレ
ート124が取付けられている。固定プレート124の
中央には、固定ピン126が突設されており、着地面に
穿設された係止孔128へ差し込み可能となっている。
すなわち、電動シリンダー120で位置決めブロック1
22を下方に押し下げることによってガイドポスト98
の下部が固定される。なお、位置決めブロック122に
は、ショックアブソーバ130が取付けられており、着
地面に当たったときの衝撃力及びアリーナ12の屋根1
0の変形を吸収するようになっている。このガイドポス
ト98によって、防音シャッター118の開閉動作時、
及び地震力等によって生じる水平力に対抗できるように
なっている。
ように、防音シャッター118を巻き取ったドラム13
2が対向して内蔵されている。このドラム132は、ガ
イドポスト98がそれぞれ所定の位置まで走行しロック
された後、ガイド溝116に沿って巻き出され、アリー
ナ12の空間を鉛直に二重に仕切るようになっている。
の中央のスタンド16の上方には、外壁から固定トラス
134が張り出している。この固定トラス134には、
ガイドポスト98が走行するポスト用レール104が設
けられている。すなわち、走行トラス60が固定トラス
134と線上に並ぶ位置まで移動すると、図示しない電
動シリンダーによって駆動されるトランスファー装置に
よって走行トラス60と固定トラス134が接続され、
走行トラス60のポスト用レール134に吊下された短
いサイズのガイドポスト98が固定トラス134側へ乗
り移る。
ッター118を巻き取ったドラム132が内蔵されてお
り、スタンド16を防音シャッター118で仕切ること
ができるようになっている。なお、スタンド16には、
三角形に堀り込まれ溝底が水平な係止溝が形成されてい
る。従って、防音シャッター118の下部が、この係止
溝に入り込むことで、段状とされたスタンド16でも隙
間なく仕切ることができる。
40は、スタンド16の下部からテレスコピック方式で
立ち上がる可動壁136によって遮蔽されるようになっ
ている。なお、固定トラス134の上方の三角部には、
固定遮音2重ガラス138が嵌め込まれている。
0の上部には、遮音板142の下端がヒンジ144を介
して傾倒可能に軸支されている。遮音板142の自由端
側には、ブラケット146が突設されている。このブラ
ケット146には、電動シリンダー148のピストン1
50が回動自在に連結されている。電動シリンダー14
8の本体部の後端は、走行トラス60へ回動自在に取付
けられている。
のピストン150を伸張させると、遮音板142がヒン
ジ144回りに回動して起立状態となり、走行トラス6
0と天井パネル42との間の隙間を遮蔽することができ
る。
50を縮ませると、遮音板142は傾倒するが、この傾
倒状態で遮音板142がガタ付かないように、走行トラ
ス60の上面には、遮音板142の自由端部を固定する
固定ストッパー152が配設されている。また、傾倒時
の衝撃力を吸収するため、ショックアブソーバ154が
配設されている。 (音響天井システム)図6及び図7に示すように、収納
庫52に配置された収納レール54の上段の収納レール
158には、自走式の走行ビーム156が架け渡され収
納されている。この走行ビーム156には、音響天井パ
ネル160がV字状に折り畳まれている。この音響天井
パネル160は、アルミ製又は鋼製のパネルに吸音材を
裏打ちして構成され、音の反射を主目的とするパネルと
音の吸収を主目的とするパネルが用いられている。ま
た、シーリングライト162及びスポットライト164
が装着された走行ビーム166も配設されており、この
走行ビーム166には、ライト操作用の昇降式歩廊が備
えられている。
納レール158の端部まで移動するようになっている。
ここで、リフター168で走行ビーム156、166を
吊下し、下段レール58の内側に平行に延設されたレー
ル62の上に架け渡す。次に、レール62の上を所定の
位置まで移動させてロックし、ホイストで音響天井パネ
ル160を下降させ、への字状に展開させる。
割りには、反射を目的とした音響パネルを、後部客席寄
りには、吸音を目的とした音響パネルが位置するよう
に、走行ビーム156を配置する。 (音響壁システム)図3及び図7に示すように、アリー
ナ12のスタンド16上部には、フィールド14に向か
ってスライド式レール170が張り出している。このス
ライド式レール170には、シーザスタイプの展開機構
を用いた音響壁パネル172が台車174を介して自走
可能に吊下されている。
されたフレームが上下方向に折り畳まれており、ウイン
チによって巻き上げ又は巻き出されるワイヤにより、自
重で展開しあるいは折り畳まれ、客席サイドに壁面を構
成するようになっている。
れ、表側には、吸音材を裏打ちしたアルミ板が貼り付け
られ、裏側には、テフロンコーテングしたクロスグラス
を貼り付けて構成されている。 (移動式トラス)図3及び図6に示すように、下段レー
ル58には立体トラス構造の移動式トラス176が走行
可能に架け渡されている。この移動式トラス176に
は、バトン等を吊る装置、大型映像吊り装置が搭載され
ている。移動式トラス176は、下段レール58の全長
に亘って走行できるようになっており、任意の位置で停
止しロックされる。
の前面上部及び両袖を構成する垂れ壁178が配設され
ている。この垂れ壁178は、シーザスタイプの展開機
構を用いたパネルで構成されており、必要に応じて下方
へ展開される。 (可動席システム)図5及び図6に示すように、アリー
ナ12のスタンド16の客席のうち、上段と中段は固定
席となっているが、下段席は可動席180とされてい
る。この可動席180は、昇降式のステージ182に搭
載されており、ステージ182を上下させることによっ
て可動席180の高さを可変させることができる。
な展張可動席184が収納されており、フィールド14
の上に展張し、イベントの種類に応じて、最適な可視条
件と客席配置が実現できるようになっている。 (可搬式ステージシステム)図6に示すように、フィー
ルド14を構成するRC床構造の一部は、昇降式床面1
86とされている。地下ピット内には、昇降装置が設け
られており、昇降式床面186へ地下ピットに収納され
たステージを載せ、フィールド14の上に上昇させるこ
とができるようになっている。
ってシステム全体を連動して自動制御される場合と、個
々に制御される場合とがある。
し、常に運転状況を監視すると共に、各主要部品の故障
を予知する警告機構を有している。また、運転時間、消
費電力、故障部位、メンテナンス等に関するデータをコ
ンピュータで処理することによって、合理的な運転方法
の決定やメンテナンス計画を立てることができる。 (空間可変手順)ここで、アリーナ12の空間を可変さ
せる手順を、競技空間から音楽イベント空間へ転換する
場合を例に採って説明する。なお、各システムはそれぞ
れ単独使用でき、また、任意に組み合わせできることは
無論である。
畳まれて収納された走行ビーム20が、上段レール18
に沿って所定の位置まで移動しロックされる。ここで、
天井パネル42が展開して、遮音遮光天井を構築する。
ール100(図9参照)の位置に移動し、ガイドポスト
98が自走して走行トラス60に乗り移る。ここで、走
行トラス60がガイドポスト98を吊った状態で固定ト
ラス134の位置まで移動しロックされる。次に、ガイ
ドポスト98が自走して、走行トラス60の上に所定の
間隔で配置されてロックされ、また、短いガイドポスト
98が固定トラス134へ乗り移り、所定の間隔で配置
されロックされる。次に、ドラム132が防音シャッタ
ー118を巻き出して空間を2分する遮音遮光壁を構築
する。
の遮音板142を跳ね上げ、走行トラス60と天井パネ
ル42との間を遮蔽する(図7参照)。
76が、吊り物バトンと垂れ壁178を吊下して、下段
レール58に沿って移動し、所定の位置で停止し垂れ壁
178を展開する。
置まで伸び、さらに、音響壁パネル172の台車174
が所定の位置まで移動する。ここで、音響壁パネル17
2が下方へ展開して、客席サイドに音響壁を構築する。
160を折り畳んで収納された走行ビーム156が、リ
フター168(図7参照)でレール62の上に下降し、
レール62に沿って移動する。
響天井パネル160が下降展開して、音響天井を構築す
る。なお、吊り物がある場合は、走行ビーム166(図
6参照)に設置された昇降装置のケーブルがフィールド
14まで下降し、吊り物を所定の位置まで吊り上げる。
上昇させ、ステージ182に収納された展張可動席18
4をフィールド14側へ展張し、最適な可視条件を確保
する。
の昇降式床面186を上昇させ、また、必要に応じて演
出サポート用具を配設する。
気積をイベントの規模に応じ、空間の平面規模、断面規
模を可変できる。イベントが同時開催できる空間を2つ
以上設定できる。また、適切な残響と高い遮音性能の専
門空間を形成できる。
図であり、(B)は天井パネルを構築している状態の斜
視図である。
り、(B)は壁面を構築している状態の斜視図である。
築している状態の断面図であり、(B)は客席サイド側
の音響壁面と垂れ壁を構築している状態の斜視図であ
る。
であり、(B)は音響天井を構築している状態の斜視図
である。
あり、(B)は可動席を構築している状態の斜視図であ
る。
態を示した側面図である。
ある。
る。
る。
である。
ある。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 空間に架け渡されたレールに沿って、展
開可能な天井パネルを所定の位置まで移動させ、天井パ
ネルを展開し空間を水平に仕切ることを特徴とする空間
可変方法。 - 【請求項2】 空間に架け渡されたレールに沿って、シ
ャッターが巻き取られたドラムを所定の位置まで移動さ
せ、ドラムからシャッターを巻き出し空間を鉛直に仕切
ることを特徴とする空間可変方法。 - 【請求項3】 屋根下の空間に架け渡された2条の上段
レールと、前記上段レールに架け渡された可動梁と、前
記可動梁を前記上段レールに沿って走行させる走行装置
と、前記可動梁に起伏可能に支持された天井パネルと、
前記可動梁に設けられ前記天井パネルを起伏して展開し
あるいは折り畳む起伏手段と、を有することを特徴とす
る空間可変装置。 - 【請求項4】 前記屋根下空間を構成する外壁付近に設
けられ前記上段レールの端部と接続され前記可動梁を上
段レールへ移動可能とする収納レールを備えた収納庫を
有することを特徴とする請求項3に記載の空間可変装
置。 - 【請求項5】 前記天井パネルの先端にシール材が設け
られたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載
の空間可変装置。 - 【請求項6】 屋根下の空間に架け渡された2条の下段
レールと、前記下段レールに架け渡され下段レールを走
行する走行梁と、前記走行梁に吊下され走行レールに沿
って走行するガイドポストと、前記屋根下空間を構成す
る外壁から屋根下中央に向かって張り出し前記走行梁が
接続され前記ガイドポストが移動可能な固定梁と、前記
走行梁及び前記固定梁に設けられ前記ガイドポストに沿
ってシャッターを巻き出し可能なドラムと、を有するこ
とを特徴とする空間可変装置。 - 【請求項7】 前記走行梁へ起立可能に支持された壁材
と、前記壁材を前記走行梁の上方へ跳上げる跳上げ手段
と、を有することを特徴とする請求項6に記載の空間可
変装置。 - 【請求項8】 前記屋根を支持するコア内に設けられ前
記走行梁の端部と接続され前記ガイドポストを走行梁へ
移動可能とするポストレールを備えた収納スペースを有
することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の空
間可変装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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