JP2008255682A - 屋外野球場 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋外野球場、特に天然芝を使用する屋外野球場において、これを野球以外の音楽イベント等、多目的に容易に使用可能にでき、しかも、音楽イベントやショー等に適した空間を簡単に形成できる屋外野球場を得る。
【解決手段】フィールド1の周囲に内野側観客席4および外野側観客席5が配置され、内野側観客席4の上方を庇6で覆った屋外野球場において、内野側フィールド1aの方向に張出す可動屋根9を前記庇6に重合し、前記内野側観客席4と外野側観客席5との境界に内野側フィールド1a方向に延長する可動仕切壁7を設け、前記内野側観客席4および内野側フィールド1aの部分を屋内劇場空間として形成可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、屋内劇場空間を形成可能な屋外野球場に関するものである。
屋外野球場において、現在、野球選手の怪我を少なくするなどの目的で天然芝のフィールドが求められている。
一方、野球場を多目的に使用することも要求され、この場合は、球場全体に屋根を架けた屋内球場(ドーム球場)としてフィールドには人工芝を使用することが多い。球場全体に架った屋根を開閉させた屋外野球場として利用できる多目的球場もあるが、この場合でも芝の生育を考えると人工芝とする必要がある。
なお、全天候型の競技場として好天時には開放して使用することも可能であるような開閉式屋根を、構造物の少なくとも上部に対して設けたものや(例えば特許文献1参照)、野球場に適したドーム屋根をローコストで得ることができるようにしたドーム(例えば特許文献2参照)がある。
特開平11−117445号公報 特開2000−170309号公報
天然芝を使用する開閉屋根の屋外野球場もあるが、屋根架けの目的は試合の雨天中止をなくすためであり、多目的に利用するには天然芝の養生という問題がある。このように天候の制約や天然芝育成の制約によって、天然芝を使用する屋外野球場を多目的に利用することが困難であった。
また、屋内野球場(ドーム球場)で人工芝の場合であっても、空間の大きさは野球場としてのものであるため、すなわち、プレーに必要な面積や打球が当らない天井高さがあるため、空間の有する容積が巨大になり、その結果、たとえば、ショーや音楽イベントなどを開催するには空間が大きすぎ、音響的にも残響が長すぎて音楽イベントには不向きであり、興行できるイベントも限られ、野球場の有効利用が図られていない。
さらに、巨大な屋内空間を空調するための空調設備、および全体屋根を開閉する場合の開閉機構等、イニシャルコストやランニングコストがともに大きくなる。
本発明は前記従来例の不都合を解消するものとして、屋外野球場、特に天然芝を使用する屋外野球場において、これを野球以外の音楽イベント等、多目的に容易に使用可能にでき、しかも、音楽イベントやショー等に適した空間を簡単に形成できる屋外野球場を提供するものである。
請求項1記載の発明は、フィールドの周囲に内野側観客席および外野側観客席が配置され、内野側観客席の上方を庇で覆った屋外野球場において、内野側フィールドの方向に張出す可動屋根を前記庇に重合し、前記内野側観客席と外野側観客席との境界に内野側フィールド方向に延長する可動仕切壁を設け、前記内野側観客席および内野側フィールドの部分を前記可動屋根および可動仕切壁で囲み屋内劇場空間として形成可能としたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、内野側観客席および内野側フィールドを可動屋根および可動仕切壁で囲むことにより閉鎖された屋内劇場空間を形成できる。この場合、内野側観客席は野球場の設備としても本来的に整っており、しかも内野側フィールドを観るために適した計画となっているから、この部分を利用してこれらを囲むことで屋内劇場空間を容易に形成できる。
そして、この空間はフィールド全体の10分の1程度であり、小規模であるから、可動設備も簡便なもので足り、イニシャルコストやランニングコストも少なくてすむ。
また、屋内劇場空間に利用するフィールドは内野側フィールドだけであるから、フィールドが天然芝の場合であっても、屋内になる天然芝の部分は全体の芝面積の10分の1以下であり、養生も簡単である。
請求項2記載の発明は、前記可動屋根は庇の上面にスライド可能に重合され、固定庇の上面または下面のいずれかに設けたガイドレールにそって内野側フィールドの上方に移動することを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、可動屋根は、不使用時には固定庇に重合されているから、邪魔にならず、使用時にはここから内野側フィールドの方向に引出すだけで内野側フィールドの上方を覆うことができるから、設置が容易である。
請求項3記載の発明は、可動仕切壁を不使用時に収納する収納スペースを、前記内野側観客席と外野側観客席との境界に設置したことを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、可動仕切壁は不使用時には収納スペース内に収納されているから邪魔にならず、使用時にはここから内野側フィールドの方向に引出すだけでフィールドの空間を簡単に間仕切ることができる。そして、可動仕切壁は可動屋根と一体となって安定した構造体を構築して屋内劇場空間を形成する。
以上述べたように本発明の屋外野球場は、設備の整っている内野側観客席および内野側フィールドの部分を利用して、この部分を可動屋根や可動仕切壁で囲むだけで屋内劇場空間をコンパクトに形成できるから、野球以外の音楽イベント等、多目的に容易に使用可能にでき、しかも、音楽イベントやショー等に適した空間を簡単に形成できるものである。
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の屋外野球場の実施形態を示す全体斜視図、図2は同上平面図で、屋外野球場の全体造は周知のように内野側フィールド1aと外野側フィールド1bとでフィールド1を構成し、このフィールド1を囲むようにして観客席が配置されている。
観客席は、内野側フィールド1aの後方に従来のバックネット裏席を含む内野側観客席4が配置され、その両側に外野側観客席5が配置される。内野側観客席4とは外野側観客席5に比較して設備の整ったものであり、その上方には、固定された庇6が扇形に設置されている。
かかる構成の屋外野球場において、内野側観客席4と外野側観客席5との境界後方に収納スペースである戸袋8を設置し、この戸袋8内に可動仕切壁7を収納する。この可動仕切壁7は内野側観客席4と外野側観客席5との間を仕切るとともに、さらに延長して内野側フィールド1aと外野側フィールド1bとを仕切るように移動自在に配設されるもので、分割された複数枚、図示の例では4枚で構成される。
なお、前記収納スペースは、図示のような戸袋8に限定されるものではなく、このような囲いのない単なる空スペースで形成し、可動仕切壁7を露出状態で収納することもできる。
前記庇6の上面または下面のいずれかに両側に略三角形状の可動屋根9を重合する。この可動屋根9は、内野側フィールド1aの上方を覆うようにこの方向にスライド可能に設置されるものであり、庇6には可動屋根9を移動させるためのガイドレール10が敷設される。
前記可動屋根9は、可動仕切壁7に連続して固定庇6の左右部分に重合されるもので、庇6の下面に重合させる場合は、ガイドレール10が庇6の下面に設置され、可動屋根9はこのガイドレール10から吊下げられることになる。
また、可動屋根9を側部で可動仕切壁7の一枚と連続して一体物に形成することも可能である。
かかる施設を野球場として使用する場合、可動屋根9は固定庇6の上または下に重ねるようにして収納し、可動仕切壁7も戸袋8内に収納してある。よって、これら可動屋根9や可動仕切壁7が野球のプレーや観戦の邪魔になることはない。
このような野球場を音楽イベントやショーなどの興行に使用するには、図3、図4に示すように可動屋根9をガイドレール10にそって内野側フィールド1aの方向に引出して内野側フィールド1aの上方を覆う。この状態で固定庇6の両側から引出された可動屋根9は、先端および対向辺が突きあわさって全体として4分の1円の形状となり、庇6と連続する。
また、可動仕切壁7を戸袋8から引出して内野側フィールド1aの方向に延長させ、内野側観客席4と、外野側観客席5との間に配設するとともに内野側フィールド1aと外野側フィールド1bとの間に配設する。この状態で内野側フィールド1aの両側からそれぞれ引出された可動仕切壁7は、両者の先端が90度の角度をなして付合わさる。
この場合、図4に示すように可動屋根9と可動式壁7とが一体に形成されていると、可動屋根9と可動式壁7とが安定した状態で移動し、フィールド1に設置しての閉鎖時に十分な強度が得られる。
かかる可動屋根9と可動仕切壁7とで、内野側観客席4の前方の開放部が閉塞され、屋内劇場空間2が形成される。開放部を閉塞する可動屋根9と可動仕切壁7とは両者が組み合わさることによって安定した構造体となる。
以上のようにして形成された屋内劇場空間2は、設備の整っている内野側観客席4を主体にして形成され、また、内野側観客席4は内野側フィールド1aが見易いような方向に向いて設置されているから、内野側フィールド1aをイベントのステージ部分として利用すれば、使い勝手のよい屋内劇場空間2が得られる。
また、内野側観客席4に内野側フィールド1aを加えただけのスペースであるから、コンパクトであり、空調などのランニングコストも低く抑えることができ、屋根などの可動機構も大掛りにならずにすむ。
さらに、フィールド1が天然芝であったとしても、屋内劇場空間2を形成することにより、屋内部分となって養生が必要になる芝の面積も全体の芝面積の10分の1程度ですむから、養生も容易である。なお、選手の怪我防止を目的とする場合、外野側フィールド1bを天然芝とすることが要求されるため、この内野側フィールド1aの部分のみ、人口芝とすることもできる。
本発明の屋外野球場の実施形態を示す全体斜視図である。 本発明の屋外野球場の実施形態を示す平面図である。 本発明の屋外野球場の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明の屋外野球場の実施形態を示す要部である屋内劇場空間の部分の斜視図である。
符号の説明
1 フィールド 1a 内野側フィールド
1b 外野側フィールド 2 屋内劇場空間
4 内野側観客席
5 外野側観客席 6 庇
7 可動仕切壁 8 戸袋
9 可動屋根 10 ガイドレール

Claims (3)

  1. フィールドの周囲に内野側観客席および外野側観客席が配置され、内野側観客席の上方を庇で覆った屋外野球場において、内野側フィールドの方向に張出す可動屋根を前記庇に重合し、前記内野側観客席と外野側観客席との境界に内野側フィールド方向に延長する可動仕切壁を設け、前記内野側観客席および内野側フィールドを屋内劇場空間として形成可能としたことを特徴とする屋外野球場。
  2. 前記可動屋根は庇の上面または下面のいずれかにスライド可能に重合され、庇の上面に設けたガイドレールにそって内野フィールドの上方に移動する請求項1記載の屋外野球場。
  3. 可動仕切壁を不使用時に収納する収納スペースを、前記内野側観客席と外野側観客席との境界に設置した請求項1記載の屋外野球場。
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