JPH0825368A - 蓄圧動力発生装置を備えた金型 - Google Patents

蓄圧動力発生装置を備えた金型

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JPH0825368A
JPH0825368A JP16955594A JP16955594A JPH0825368A JP H0825368 A JPH0825368 A JP H0825368A JP 16955594 A JP16955594 A JP 16955594A JP 16955594 A JP16955594 A JP 16955594A JP H0825368 A JPH0825368 A JP H0825368A
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JP
Japan
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mold
check valve
compression chamber
chamber
pressure
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JP16955594A
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Inventor
Koji Yoshida
興二 吉田
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Ikegami Mold & Die Manufacturing
Ikegami Mold Engineering Co Ltd
Original Assignee
Ikegami Mold & Die Manufacturing
Ikegami Mold Engineering Co Ltd
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Publication date
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/4005Ejector constructions; Ejector operating mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金型の外部にコンプレッサ等の駆動機器を設け
ることなく、ゲート用エジェクタピンを突出したり、ス
ライドコアを横方向に移動させることができる蓄圧動力
発生装置を備えた金型を提供することにある。 【構成】金型本体に設けたシリンダ9の内部にピストン
11を設け、可動側金型の移動に伴う外力によってピス
トン11を前進し、圧縮室12の内部の空気を圧縮する
と、吐出チェックバルブ20が開弁し、圧縮室12内の
圧縮空気が吐出して蓄圧器の蓄圧室に蓄圧される。必要
に応じて蓄圧室に蓄圧された圧縮空気を付属機器に出力
させて駆動することができるように構成したことにあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、射出成形用金型、プ
レス金型等の金型に装備され、付属機器を駆動するため
の蓄圧動力発生装置を備えた金型に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、樹脂成形品等を成形する射出成
形用金型について説明すると、射出成形機から射出され
た加熱溶融樹脂は、スプルー、ランナーおよびゲートを
介してキャビティの内部に充填され、充填された加熱溶
融樹脂は金型本体に設けられた冷却水路を流れる冷却水
によって冷却固化されて成形品となる。得られた成形品
はランナー内に存在する樹脂と分離する必要があり、ま
ずゲート用エジェクタピンを突出してゲート切断し、続
いて成形品用エジェクタピンを突出して成形品を離型し
ている。
【0003】また、アンダーカットを有する成形品にお
いては、例えばコアの内部にスライドコアを移動自在に
設け、型開きに先立ち、スライドコアを横方向に移動さ
せ、スライドコアをアンダーカットから退避させた後、
型開きを行っている。
【0004】ところで、前記ゲート用エジェクタピンを
突出したり、スライドコアを横方向に移動させるため
に、従来は金型本体の内部にアクチュエータを設け、こ
のアクチュエータを金型の外部に設けたエアコンプレッ
サ、油圧ポンプあるいは電動モータ等によって駆動して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、金型の外部
にエアコンプレッサ、油圧ポンプあるいは電動モータ等
の駆動機器を設けることはコストアップの原因となり、
また金型周辺に配管、配線等が設置されるために作業者
の作業の邪魔になるという不都合がある。
【0006】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、金型の外部に駆動機
器を設けることなく、ゲート用エジェクタピンを突出し
たり、スライドコアを横方向に移動させることができ、
コストダウンを図ることができるとともに、金型周辺を
簡素化できる蓄圧動力発生装置を備えた金型を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目
的を達成するために、固定側金型と可動側金型とからな
る金型本体と、この金型本体に設けられ圧縮室を形成す
るシリンダと、このシリンダの内部に進退自在に設けら
れ前記可動側金型の移動に伴う外力によって前進し、前
記圧縮室の内部の空気を圧縮するピストンと、前記圧縮
室と連通して設けられ圧縮室が正圧のときに開弁して圧
縮室の圧縮空気を吐出する吐出チェックバルブと、前記
圧縮室と連通して設けられ圧縮室が負圧のときに開弁し
て外気を圧縮室に吸引する吸引チェックバルブと、前記
吐出チェックバルブと連通し吐出された圧縮空気を蓄圧
する蓄圧室を有し、必要に応じて蓄圧室に蓄圧された圧
縮空気を付属機器に出力可能な蓄圧器とを具備したこと
を特徴とする。
【0008】また、前記付属機器は、エジェクタピンを
駆動するアクチュエータあるいはアンダーカット用のス
ライドコアを駆動するアクチュエータであることを特徴
とする。
【0009】
【作用】可動側金型を移動させ、固定側金型に対して接
合すると、その可動側金型の移動に伴う外力によってピ
ストンが前進し、圧縮室の内部の空気を圧縮する。圧縮
室の空気が圧縮されると、その圧縮空気によって吐出チ
ェックバルブが開弁し、圧縮空気が吐出して蓄圧室に蓄
圧される。そして、必要に応じて蓄圧室に蓄圧された圧
縮空気をエジェクタピンを駆動するアクチュエータある
いはアンダーカット用のスライドコアを駆動するアクチ
ュエータ等の付属機器に出力可能となる。また、圧縮室
が負圧のときには吸引チェックバルブが開弁して外気を
圧縮室に吸引する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図3は蓄圧動力発生装置の第1の実施
例を示し、1は固定板で、2は可動板である。固定板1
は下部固定板1aと上部固定板1bおよび両者を離間し
た状態に連結する固定ボルト1cとから構成されてい
る。下部固定板1aにはガイドロッド3の下端部が固定
され、このガイドロッド3は垂直に上方へ突出してい
る。
【0011】ガイドロッド3に対向する可動板2の下面
にはガイドロッド3と軸方向にスライド自在に嵌合する
スリーブ4が突設されている。さらに、ガイドロッド3
およびスリーブ4に嵌合するリターンスプリング5が設
けられ、この下端部は下部固定板1aの上面に、上端部
はスリーブ4のフランジ部4aに当接している。そし
て、可動板2に押し下げ力が作用したとき、リターンス
プリング5が圧縮され、ガイドロッド3がスリーブ4に
深く嵌合するようになっている。
【0012】また、可動板2にはガイドロッド3と同軸
的に位置し、可動板2の上方に突出するリターンロッド
6が固定されており、このリターンロッド6に外力(押
し下げ力)が作用するようになっている。
【0013】さらに、前記下部固定板1aと上部固定板
1bとの間には複数のシリンダ機構7が並設されてい
る。これらシリンダ機構7は同一構造であるため、その
1つについて説明すると、下部固定板1aの上面と上部
固定板1bの下面には円板状の凸部8が形成されてい
る。この凸部8にはシリンダ9の上下両端部が嵌合さ
れ、この嵌合部はOリング10によってシールされてい
る。
【0014】シリンダ9の内部には上下方向に移動自在
なピストン11が設けられ、このピストン11の下部に
シリンダ9と凸部8によって囲まれた圧縮室12が形成
されている。ピストン11の外周面にはピストンリング
13が嵌合されているとともに、下面には環状溝13が
形成され、この環状溝14は上部固定板1bに穿設され
た吸排ポート15と連通している。
【0015】ピストン11にはピストンロッド16が連
結されており、このピストンロッド16は上部固定板1
bを貫通して可動板2に当接しており、可動板2とピス
トンロッド16とは固定ボルト17によって連結されて
いる。可動板2と一体にピストンロッド16が作動する
ようになっている。
【0016】前記圧縮室12に対向する下部固定板1a
には連通ポート18を介して圧縮室12と連通する吐出
チェックバルブ室19が設けられている。この吐出チェ
ックバルブ室19の内部には連通ポート18を開閉する
吐出チェックバルブ20が設けられ、この吐出チェック
バルブ20はばね受け体21に支持されたばね22によ
って閉弁方向に付勢されている。
【0017】前記各シリンダ機構7は、下部固定板1a
に横方向に貫通して設けた吐出通路23を介して吐出チ
ェックバルブ室19相互が連通しており、吐出通路23
の一端部は盲栓24によって閉塞され、他端部は吐出パ
イプ25を介して後述する蓄圧器26に連通している。
【0018】また、各シリンダ機構7の吐出チェックバ
ルブ室19の近傍に位置する下部固定板1aには吸引チ
ェックバルブ室27が設けられている。吸引チェックバ
ルブ室27の底部には圧縮室12と連通する吸引孔28
が設けられているとともに、下部には外気と連通する吸
引ポート29が設けられている。吸引チェックバルブ室
27の内部には吸引ポート29を開閉する吸引チェック
バルブ30が収納され、この吸引チェックバルブ30は
ばね受け体31に支持されたばね32によって閉弁方向
に付勢されている。
【0019】前記蓄圧器26は、蓄圧室33を形成する
タンク34を有しており、タンク34の下部には接続口
金35が設けられている。この接続口金35には前記吐
出パイプ25が接続されているとともに、蓄圧出力ポー
ト36が設けられている。タンク34の上部には安全弁
37が設けられている。この安全弁37は、蓄圧室33
と連通する連通ポート38を有する弁筒39と、この弁
筒39の内部に収納され連通ポート38を開閉する弁体
40、外気と連通する逃げ孔41を有するばね受け体4
2およびこのばね受け体42に支持され弁体40を閉弁
方向に付勢するばね43とから構成されている。
【0020】次に、前述のように構成された蓄圧動力発
生装置の作用について説明する。通常は、リターンスプ
リング5の復元力によって可動板2は押し上げられ、可
動板2に連結された各シリンダ機構7のピストン11は
ピストンロッド16を介して引上げられている。したが
って、吐出チェックバルブ20および吸引チェックバル
ブ30は閉弁状態にある。
【0021】この状態から、リターンロッド6に外力
(押し下げ力)が加わると、可動板2が水平状態を維持
しながら押し下げられ、リターンスプリング5が圧縮さ
れるとともに、ガイドロッド3がスリーブ4に深く嵌合
する。可動板2に連結された各シリンダ機構7のピスト
ン11はピストンロッド16によって押し下げられ、圧
縮室12内の空気は圧縮される。
【0022】圧縮室12の圧力が吐出チェックバルブ室
19のばね22の付勢力に勝ると、ばね22は圧縮さ
れ、吐出チェックバルブ20が開弁し、圧縮室12内の
圧縮空気は連通ポート18を介して吐出チェックバルブ
室19に入り、さらに吐出通路23、吐出パイプ25を
経て蓄圧器26の蓄圧室33に入る。このとき、圧縮室
12は吸引孔28を介して吸引チェックバルブ室27と
連通しているが、圧縮室12の圧力が吸引チェックバル
ブ30を閉弁方向に作用するため、空気が吸引ポート2
9から逃げることはなく圧力低下を防止できる。
【0023】リターンロッド6に加わっている外力が解
除されると、リターンスプリング5の復元力によって伸
長し、可動板2は押し上げられる。したがって、各シリ
ンダ機構7のピストンロッド16を介して連結されてい
るピストン11も押し上げられて圧縮室12は負圧とな
る。このとき、吐出チェックバルブ20は開弁状態にあ
り、しかも蓄圧室33の圧力で加圧されているため閉弁
状態を維持している。
【0024】一方、圧縮室12が負圧になると、吸引孔
28を介して連通している吸引チェックバルブ室27内
も負圧となり、ばね32の付勢力に勝ると、吸引チェッ
クバルブ30は開弁し、外気が吸引ポート29を介して
吸引チェックバルブ室27内に入り、吸引孔28を介し
て圧縮室12内に入る。
【0025】再び、リターンロッド6に外力(押し下げ
力)が加わると、可動板2が押し下げられ、リターンス
プリング5が圧縮される。可動板2に連結された各シリ
ンダ機構7のピストン11はピストンロッド16によっ
て押し下げられ、圧縮室12内の空気は圧縮される。
【0026】圧縮室12の圧力が吐出チェックバルブ室
19のばね22の付勢力に勝ると、ばね22は圧縮さ
れ、吐出チェックバルブ20が開弁し、圧縮室12内の
圧縮空気は連通ポート18を介して吐出チェックバルブ
室19に入り、さらに吐出通路23、吐出パイプ25を
経て蓄圧器26の蓄圧室33に入る。
【0027】このような動作を繰り返すことにより、蓄
圧器26の蓄圧室33に次々加圧された空気が補充され
る。また、蓄圧器26には安全弁37が設けられてお
り、蓄圧室33の内圧が一定以上になると、弁体40が
ばね43に抗して押し上げられ、内部の圧縮空気は逃げ
孔41から大気に放出されるため安全である。
【0028】次に、前述のように構成された蓄圧動力発
生装置を射出成形用金型に組込み、エジェクタピンを駆
動するアクチュエータとして用いた場合について説明す
る。図4は射出成形用金型を示し、50は金型本体であ
る。この金型本体50は固定側金型51と可動側金型5
2とからなり、固定側金型51にはキャビティ53が、
可動側金型52にはコア54が設けられている。そし
て、キャビティ53とコア54との間には樹脂が吸入さ
れる空間部55が設けられている。
【0029】さらに、固定側金型51の中央部にはノズ
ルタッチ面を有するスプルー56が設けられ、このスプ
ルー56はランナー57およびゲート58を介して前記
空間部55に連通している。また、可動側金型52には
凹陥部59が設けられ、この凹陥部59の内部にはエジ
ェクタプレート60が昇降可能に設けられている。この
エジェクタプレート60には成形品突出しピン61の基
端部が固定され、この成形品突出しピン61の先端部は
前記コア54を貫通して空間部55まで延長している。
【0030】さらに、可動側金型52には前記ゲート5
8に対向してアクチュエータ62が設けられている。こ
のアクチュエータ62は、シリンダ部63を有してお
り、このシリンダ部63の内部には昇降自在なピストン
部64が設けられている。このピストン部64にはシリ
ンダ部63の端部を貫通してゲート58まで延長するゲ
ートカット用のエジェクタピン65が設けられている。
さらに、前記シリンダ部63の内部にはピストン部64
を押し下げる方向に付勢するリターンばね66が設けら
れている。
【0031】このように構成された射出成形用金型の可
動側金型52の側部には前述した蓄圧動力発生装置が設
けられており、その下部固定板1aが可動側金型52の
下部型板52aに固定され、リターンロッド6の先端面
は可動側金型52の接合面から突出し、固定側金型51
の接合面に対向している。また、蓄圧器26の蓄圧出力
ポート36には吐出配管67の一端が接続され、この他
端は前記アクチュエータ62にシリンダ部63に接続さ
れている。さらに、この吐出配管67の途中には電磁開
閉弁68が設けられている。
【0032】次に、蓄圧動力発生装置を備えた金型の作
用について説明する。型開き状態では、固定側金型51
に対して可動側金型52が離間しているため、リターン
ロッド6はリターンスプリング5の復元力によって可動
側金型52から突出しており、可動板2は押し上げら
れ、可動板2に連結された各シリンダ機構7のピストン
11はピストンロッド16を介して引き上げられてい
る。したがって、吐出チェックバルブ20および吸引チ
ェックバルブ30は閉弁状態にある。
【0033】この状態から、型閉めを行い、固定側金型
51に対して可動側金型52が接合すると、リターンロ
ッド6は固定側金型52の接合面に当接してリターンロ
ッド6に外力(押し下げ力)が加わり、リターンスプリ
ング5が圧縮されるとともに、各シリンダ機構7のピス
トン11はピストンロッド16によって押し下げられ、
圧縮室12内の空気は圧縮される。
【0034】圧縮室12の圧力が吐出チェックバルブ室
19のばね22の付勢力に勝ってばね22は圧縮される
と、吐出チェックバルブ20が開弁し、圧縮室12内の
圧縮空気は連通ポート18を介して吐出チェックバルブ
室19に入り、さらに吐出通路23、吐出パイプ25を
経て蓄圧器26の蓄圧室33に入る。
【0035】また、型開きが行われ、リターンロッド6
に加わっている外力が解除されると、リターンスプリン
グ5の復元力によって伸長し、可動板2は押し上げられ
る。したがって、各シリンダ機構7のピストンロッド1
6を介して連結されているピストン11も引き上げられ
て圧縮室12は負圧となる。圧縮室12が負圧になる
と、吸引孔28を介して連通している吸引チェックバル
ブ室27内も負圧となり、ばね32の付勢力に勝ると、
吸引チェックバルブ30は開弁し、外気が吸引ポート2
9を介して吸引チェックバルブ室27内に入り、吸引孔
28を介して圧縮室12内に入る。このような作用を繰
り返すことにより、圧縮室12で圧縮された圧縮空気が
蓄圧室33に蓄圧される。
【0036】一方、射出成形用金型は、型閉め状態で、
射出成形機から加熱溶融樹脂が射出されると、加熱溶融
樹脂はスプルー56からランナー57およびゲート58
を介して空間部55に注入される。注入された樹脂は冷
却水路(図示しない)を流れる冷却水によって冷却され
るが、冷却固化に先立ち、電磁開閉弁68を開弁する
と、蓄圧器26の蓄圧室33に蓄圧された圧縮空気は蓄
圧出力ポート36から吐出配管67を介してアクチュエ
ータ62のシリンダ部63に入る。したがって、ピスト
ン部64は押し上げられ、エジェクタピン65が上方へ
突出してゲート58が遮断される。
【0037】ゲートカットが行われた後、可動側金型5
2が下降すると、その型開き作動に伴って成形品突出し
ピン61が相対的にコア54から突出し、コア54から
成形品を突き出すことができる。
【0038】このように射出成形用金型の型閉め動作時
にリターンロッド6に外力が加わると、各シリンダ機構
7が作動して圧縮室12の空気を圧縮し、その圧縮空気
を蓄圧器26の蓄圧室33に蓄圧することができ、その
蓄圧された圧縮空気によってアクチュエータ62を駆動
することができる。したがって、射出成形用金型の外部
にエアコンプレッサ、油圧ポンプあるいは電動モータ等
の外部機器を設ける必要がなく、コストダウンを図るこ
とができる。
【0039】図5は、蓄圧動力発生装置を射出成形用金
型に組込み、スライドコアを駆動するアクチュエータと
して用いた場合について説明するが、図4と同一構成部
分は同一番号を付して説明を省略する。
【0040】この実施例のアクチュエータ62は可動側
金型52の内部に斜めに固定されており、そのピストン
部64には連結ピン69を介してスライドコア70が斜
めに設けられている。スライドコア70はコア54に設
けられたガイド溝54aの内部にスライド自在に支持さ
れている。
【0041】したがって、可動側金型52を下降して型
開きを行う過程で、電磁開閉弁68を開弁すると、蓄圧
器26の蓄圧室33に蓄圧された圧縮空気は蓄圧出力ポ
ート36から吐出配管67を介してアクチュエータ62
のシリンダ部63に入る。したがって、ピストン部64
は押し上げられ、連結ピン68を介してスライドコア7
0が斜め上方に突出し、アンダーカット部からスライド
コア70を退避させることができる。
【0042】このように射出成形用金型の型開き動作時
に蓄圧器26の蓄圧室33に蓄圧された圧縮空気によっ
てアクチュエータ62を駆動してスライドコア70をス
ライドさせることができる。
【0043】図6は蓄圧動力発生装置を備えた金型の第
2の実施例を示す。71は固定側金型、72は可動側金
型である。可動側金型72の側壁には上部型板73と下
部型板74が離間して設けられている。上部型板73と
下部型板74との間には圧縮室75を形成するシリンダ
76と蓄圧室77を形成する蓄圧器78が並設されてい
る。
【0044】上部型板73には圧縮室75に連通する貫
通孔79が設けられ、この貫通孔79にはリターンロッ
ド80が軸方向に進退自在に挿入されている。リターン
ロッド80の基端部にはシリンダ76内のピストン81
と連結されており、先端部は上部型板73より上方に突
出し、固定側金型71の側壁に突設された突出片82に
対向している。さらに、リターンロッド80の先端部に
はフランジ83が設けられ、このフランジ83と上部型
板73との間でリターンロッド80の外周にはリターン
スプリング84が巻装されている。そして、リターンロ
ッド80を上方へ突出する方向に付勢している。
【0045】前記圧縮室75に対向する下部型板74に
は連通ポート85を介して圧縮室75と連通する吐出チ
ェックバルブ室86が設けられている。この吐出チェッ
クバルブ室86の内部には連通ポート85を開閉する吐
出チェックバルブ87が設けられ、この吐出チェックバ
ルブ87はばね受け体88に支持されたばね89によっ
て閉弁方向に付勢されている。
【0046】前記吐出チェックバルブ室86は、下部型
板74に横方向に貫通して設けた吐出通路90を介して
蓄圧器78の蓄圧室77に連通している。また、吐出チ
ェックバルブ室86の近傍に位置する下部型板74には
吸引チェックバルブ室91が設けられている。吸引チェ
ックバルブ室91の底部には圧縮室75と連通する吸引
孔92が設けられているとともに、下部には外気と連通
する吸引ポート93が設けられている。吸引チェックバ
ルブ室91の内部には吸引ポート93を開閉する吸引チ
ェックバルブ94が収納され、この吸引チェックバルブ
94はばね受け体95に支持されたばね96によって閉
弁方向に付勢されている。さらに、前記蓄圧器78の蓄
圧室77に対向する下部型板74には蓄圧出力ポート9
7が設けられて、上部型板73には安全弁37が設けら
れている。
【0047】次に、蓄圧動力発生装置を備えた金型の作
用について説明する。型開き状態では、固定側金型71
に対して可動側金型72が離間しているため、リターン
ロッド80はリターンスプリング84の復元力によって
上方へ突出しており、ピストン81は引き上げられてい
る。したがって、吐出チェックバルブ87および吸引チ
ェックバルブ94は閉弁状態にある。
【0048】この状態から、型閉めを行い、固定側金型
71に対して可動側金型72が接合すると、リターンロ
ッド80は固定側金型72の突出片82に当接してリタ
ーンロッド80に外力(押し下げ力)が加わり、リター
ンスプリング84が圧縮されるとともに、ピストン81
はリターンロッド80によって押し下げられ、圧縮室7
5内の空気は圧縮される。
【0049】圧縮室75の圧力が吐出チェックバルブ室
86のばね89の付勢力に勝ってばね89は圧縮される
と、吐出チェックバルブ87が開弁し、圧縮室75内の
圧縮空気は連通ポート85を介して吐出チェックバルブ
室86に入り、さらに吐出通路90を経て蓄圧器78の
蓄圧室77に入る。
【0050】また、型開きが行われ、リターンロッド8
0に加わっている外力が解除されると、リターンスプリ
ング84の復元力によって上方へ突出し、ピストン81
も引き上げられて圧縮室75は負圧となる。圧縮室75
が負圧になると、吸引孔92を介して連通している吸引
チェックバルブ室91内も負圧となり、ばねの付勢力に
勝ると、吸引チェックバルブ30は開弁し、外気が吸引
ポート29を介して吸引チェックバルブ室91内に入
り、吸引孔93を介して圧縮室75内に入る。このよう
な作用を繰り返すことにより、圧縮室75で圧縮された
圧縮空気が蓄圧室77に蓄圧される。したがって、第1
の実施例と同様の作用効果が得れる。
【0051】なお、前記実施例においては、蓄圧動力発
生装置を射出成形用金型に組込み、エジェクタピンやス
ライドコアのアクチュエータを駆動する場合について説
明したが、この発明は、前記実施例に限定されず、プレ
ス金型に組込んでも同様に圧縮空気を蓄圧器に蓄圧する
ことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、金型本体に設けたシリンダの内部にピストンを設
け、可動側金型の移動に伴う外力によってピストンを前
進し、圧縮室の内部の空気を圧縮し、その圧縮空気を吐
出して蓄圧器の蓄圧室に蓄圧させることにより、必要に
応じて蓄圧室に蓄圧された圧縮空気を付属機器に出力さ
せることができる。
【0053】したがって、金型の外部にコンプレッサ、
油圧ポンプ、モータ等の駆動機器を設けることなく、ゲ
ート用エジェクタピンを突出したり、スライドコアを横
方向に移動させることができ、コストダウンを図ること
ができる。しかも、金型周辺の配管、配線等が不要とな
り、作業者の作業の邪魔になることもなく、簡素化を図
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す蓄圧動力発生装
置の縦断正面図。
【図2】同実施例の蓄圧動力発生装置の平面図。
【図3】同実施例の蓄圧動力発生装置の一部を断面した
正面図。
【図4】同実施例の蓄圧動力発生装置を備えた金型の縦
断正面図。
【図5】同実施例の蓄圧動力発生装置を備えた金型の縦
断正面図。
【図6】この発明の第2の実施例を示す蓄圧動力発生装
置の縦断正面図。
【符号の説明】
9…シリンダ、11…ピストン、12…圧縮室、20…
吐出チェックバルブ、30…吸引チェックバルブ、26
…蓄圧器、33…蓄圧室、50…金型本体、51…固定
側金型、52…可動側金型。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型と可動側金型とからなる金型
    本体と、この金型本体に設けられ圧縮室を形成するシリ
    ンダと、このシリンダの内部に進退自在に設けられ前記
    可動側金型の移動に伴う外力によって前進し、前記圧縮
    室の内部の空気を圧縮するピストンと、前記圧縮室と連
    通して設けられ圧縮室が正圧のときに開弁して圧縮室の
    圧縮空気を吐出する吐出チェックバルブと、前記圧縮室
    と連通して設けられ圧縮室が負圧のときに開弁して外気
    を圧縮室に吸引する吸引チェックバルブと、前記吐出チ
    ェックバルブと連通し吐出された圧縮空気を蓄圧する蓄
    圧室を有し、必要に応じて蓄圧室に蓄圧された圧縮空気
    を付属機器に出力可能な蓄圧器とを具備したことを特徴
    とする蓄圧動力発生装置を備えた金型。
  2. 【請求項2】 前記付属機器は、エジェクタピンを駆動
    するアクチュエータであることを特徴とする請求項1記
    載の蓄圧動力発生装置を備えた金型。
  3. 【請求項3】 前記付属機器は、アンダーカット用のス
    ライドコアを駆動するアクチュエータであることを特徴
    とする請求項1記載の蓄圧動力発生装置を備えた金型。
JP16955594A 1994-07-21 1994-07-21 蓄圧動力発生装置を備えた金型 Pending JPH0825368A (ja)

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