JPH08252668A - 鋼片の開先突合せ点検出方法 - Google Patents

鋼片の開先突合せ点検出方法

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JPH08252668A
JPH08252668A JP5599595A JP5599595A JPH08252668A JP H08252668 A JPH08252668 A JP H08252668A JP 5599595 A JP5599595 A JP 5599595A JP 5599595 A JP5599595 A JP 5599595A JP H08252668 A JPH08252668 A JP H08252668A
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JP
Japan
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groove
point
welding
tip
slit
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JP5599595A
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English (en)
Inventor
Motoi Kido
基 城戸
Atsushi Sugibashi
敦史 杉橋
Katsuhiro Minamida
勝宏 南田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開先突合せ点を高精度で検出することができ
る開先突合せ点検出方法を提供する。 【構成】 V形開先5が形成された先行鋼片1の後端部
と後行鋼片3の先端部とを突き合わせ、両鋼片の突合せ
部を溶接接合する際に、突合せ部をスリット状レーザ光
で溶接線に沿って走査し、スリット状レーザ光で形成さ
れた開先輪郭線8a 、9a をテレビカメラで撮像し、テ
レビカメラからの画像信号を画像処理して開先突合せ点
を検出する方法において、スリット状レーザ光で各鋼片
1、3の開先部に形成された開先輪郭線8a 、9a の先
端部8b 、9b を直線近似してそれぞれの先端部を表す
線分8c 、9c を求め、両線分8c 、9c の交点Pを開
先突合せ点として推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱間圧延鋼片などを
溶接接合する際に開先突合せ点を検出する方法に関す
る。
【0002】この発明の開先突合せ点検出方法は、たと
えば高温のシートバーやスラブなどの接合溶接におい
て、溶接ヘッドの倣い制御に利用される。
【0003】
【従来の技術】鋼片を溶接接合する際に、開先位置を計
測して溶接ヘッドを倣い制御することが行われている。
たとえば、シートバーやスラブなどの鋼片の熱間圧延で
は、先行鋼片の後端部と後行鋼片の前端部とを接合する
ことが行われている。これら鋼片は、厚みが20〜50
mm 、幅が600〜1800 mm 程度である。この鋼片
の接合方法の一つとして、先行鋼片の後端面と後行鋼片
の前端面とを突き合わせ、突合せ部に沿って仮付溶接
し、引き続き仮付溶接部およびその近傍を鋼片厚み方向
に圧下して両鋼片を接合する方法が知られている。上記
仮付溶接では、突合せ部つまり開先位置を計測し、倣い
制御によって溶接ヘッドを開先に沿って移動する。開先
位置を計測するには、先行鋼片と後行鋼片との突合せ点
を正確に検出しなければならない。
【0004】開先突合せ点を検出する方法の一つとし
て、光切断法を利用した方法が知られている(特開平6
−137853号公報参照)。この方法では、スリット
状のレーザ光を計測対象物に投射する。スリット状レー
ザ光を投射した部分をCCDカメラで撮像する。スリッ
ト状レーザ光は、開先面と交差して開先断面の輪郭を表
す開先輪郭線を形成する。CCDカメラからの画像信号
を画像処理して、開先位置を計測する。
【0005】鋼片が厚いために開先を深くしなければな
らない場合、レーザ光は開先ルート部までには及ばな
い。したがって、開先突合せ点を直接検出できない。こ
のために、検出された開先輪郭線全体を直線で近似して
表し、近似した直線の交点を開先突合せ点としている。
図4(a)および(b)はそれぞれ、先行鋼片1および
後行鋼片3のV形開先部5の輪郭線全体を直線近似した
例を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の開先突合せ
点検出方法では、開先輪郭線全体を直線で近似し、演算
処理している。しかし、鋼片の材質、厚み、あるいは切
断方法によっては、開先輪郭線が図2に示すように曲線
となることがある。したがって、従来法では開先突合せ
点を正確に求めることはできない。開先突合せ点の検出
が不正確であると、たとえば溶接ヘッドの倣い制御が不
正確となり、溶接位置がずれて溶込み不良などの溶接欠
陥を生じるおそれがある。
【0007】この発明は、開先突合せ点を高精度で検出
することができる開先突合せ点検出方法を提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の鋼片の開先突
合せ点検出方法は、V形開先が形成された先行鋼片の後
端部と後行鋼片の先端部とを突き合わせ、両鋼片の突合
せ部を溶接接合する際に、突合せ部をスリット状レーザ
光で溶接線に沿って走査し、スリット状レーザ光で形成
された開先輪郭線をテレビカメラで撮像し、テレビカメ
ラからの画像信号を画像処理して開先突合せ点を検出す
る方法において、スリット状レーザ光で各鋼片の開先部
に形成された開先輪郭線の先端部を直線近似してそれぞ
れの先端部を表す線分を求め、両線分の交点を開先突合
せ点として推定する。
【0009】テレビカメラで検出された開先輪郭線の最
先端から開先の開口側に向かい開先面に沿ってあらかじ
め設定した長さの範囲を、開先輪郭線の先端部の範囲と
する。先端部の長さは、0.3〜2 mm 程度である。開
先輪郭線の最先端と実際の開先突合せ点との間の間隔
は、0.1〜0.3 mm 程度である。
【0010】開先突合せ点を求めるには、まず先行鋼片
および後行鋼片の開先輪郭線の先端部を表す線分をそれ
ぞれ求める。すなわち、各鋼片について、先端部の開先
輪郭線に沿った一定ピッチ(たとえば20〜80μm )
の複数の検出点を座標表示する。ついで、先端部の輪郭
線上の検出点の集まりに基づき最小二乗法によって、先
端部を表す線分をそれぞれ求める。先行鋼片の線分と後
行鋼片の線分との交点を演算により求め、その交点を開
先突合せ点とする。
【0011】
【作用】開先部に照射されたスリット状レーザ光は開先
面と交差して交線を形成し、反射される。この交線は、
開先輪郭線を表す。実際の開先突合せ点に近接した開先
輪郭線の先端部のみを直線近似して、開先突合せ点を推
定する。したがって、開先輪郭線全体が曲線であって
も、開先輪郭線の先端部を表す線分の交点は、実際の開
先突合せ点に近い位置を示す。
【0012】
【実施例】熱間圧延シートバー接合における開先突合せ
点検出を例として、この発明の実施例を説明する。図3
は、シートバー接合設備に設けられた開先位置計測装置
の概略を示す斜視図である。開先位置計測装置は、開先
突合せ点を検出し、これに基づいて開先位置を計測す
る。
【0013】シートバー1、3の先端部および後端部は
走間シャー(図示しない)でバー幅方向に沿って切り落
とされ、V形開先部5が形成される。シートバー1、3
は構造用鋼SS41であり、長さが50m 、幅が110
0 mm 、厚みは30 mm である。V形開先の目標開先角
度は10゜、目標開先深さは5 mm である。シートバー
1、3はこれの長手方向Aに送られ、その送り速度は9
0m/min である。先行シートバー1の後端面と後行シー
トバー3の前端面とを突き合わせ、この突合せ部に沿っ
てレーザ溶接で突合せ部を仮付溶接7する。レーザはC
2 レーザであり、溶接用レーザ発振器11の定常出力
は45 kW である。溶接ヘッド15はシートバー1、3
とともに移動するとともにバー幅方向Bにも移動する。
溶接ヘッド13は集光レンズ15でレーザビームを所要
のスポット径に集光する。溶接速度は10 m/minであ
り、ビード幅は2.5 mm である。仮付溶接に引き続い
て、上下で対となった圧接用ロール(図示しない)によ
り、仮付溶接部7およびその近傍を、シートバー厚み方
向に圧下して両シートバー1、3を接合する。圧下率
は、30%である。
【0014】開先位置計測装置の計測用レーザ発振器2
1は、波長639 nm 、出力30 mW の半導体レーザで
ある。計測ヘッド23は、計測用レーザ発振器21から
のレーザビームを円柱レンズ25によりスリット状レー
ザ光26とし、開先部5を照射する。スリット状レーザ
光26の幅は0.2 mm であり、長さは30 mm であ
る。
【0015】スリット状レーザ光26の照射により形成
された開先輪郭線27は、300 mm 離れた位置からロ
ーパスフィルタ33を介してCCDカメラ31で撮像さ
れる。ローパスフィルタ33は、CCDカメラ31で撮
像される開先像のS/Nを高める。
【0016】CCDカメラ31からの画像信号は、画像
処理装置35に入力される。画像処理装置35は画像信
号をA/D変換、画像の平滑化、エッジ抽出、画像強調
などの通常の画像処理を行い、開先輪郭線を検出する。
検出結果に基づいて開先突合せ点を演算により求める。
図1は、検出した開先輪郭線8、9を模式的に示してい
る。図1で、破線8a 、9a は検出された開先輪郭線
8、9のうち、直線近似に考慮されない部分を示してい
る。また、実線8b 、9b は直線近似が適用される開先
輪郭線8、9の先端部を示している。開先輪郭線の先端
部8b 、9b の長さは約1 mm であり、検出点の数は3
0である。開先輪郭線の先端部8b 、9bの検出点に基
づいて最小二乗法により直線近似線分8c 、9c を求め
る。ついで、直線近似線分8c 、9c より交点Pを演算
により求め、データベースによりオフセットし、これを
開先突合せ点すなわち開先位置とする。
【0017】求めた開先位置は、倣い制御装置37に出
力される。倣い制御装置37は画像処理装置35からの
信号に基づき溶接ヘッド13の位置修正量を演算し、溶
接ヘッド13の駆動装置(図示しない)に操作信号を出
力する。
【0018】上記装置により開先位置を計測した結果、
開先位置の計測誤差は±0.05 mm であった。また、
開先位置計測結果に基づく溶接ヘッドの倣い位置誤差は
±0.1 mm であった。比較として、開先輪郭線全体を
直線近似し、開先位置を計測した。その結果、開先位置
の計測誤差は±0.6 mm であった。
【0019】
【発明の効果】この発明では、実際の開先突合せ点に近
接した開先輪郭線の先端部のみを直線近似して開先突合
せ点を推定するので、開先突合せ点を高精度で検出する
ことができる。この結果、溶接倣い制御が高精度とな
り、溶接欠陥の発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の開先突合せ点検出方法において、検
出した開先輪郭線を模式的に示図面である。
【図2】鋼片に実際に形成されるV形開先の例を示す開
先部断面図である。
【図3】従来の開先突合せ点検出方法において、V形開
先の輪郭線全体を直線近似した例を示す開先部断面図で
ある。
【図4】この発明の開先突合せ点検出方法を実施する設
備の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 先行鋼片 3 後行鋼片 5 開先部 7 仮付溶接 8 開先輪郭線 8b 開先輪郭線の先端部 8c 先端部の直線近似線分 9 開先輪郭線 9b 開先輪郭線の先端部 9c 先端部の直線近似線分 11 溶接用レーザ発振器 13 溶接ヘッド 15 集光レンズ 21 計測用レーザ発振器 23 計測ヘッド 25 円柱レンズ 26 スリット状レーザ光 27 開先断面像 31 CCDカメラ 33 ローパスフィルタ 35 画像処理装置 37 倣い制御装 P 直線近似線分の交点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V形開先が形成された先行鋼片の後端部
    と後行鋼片の先端部とを突き合わせ、両鋼片の突合せ部
    を溶接接合する際に、突合せ部をスリット状レーザ光で
    溶接線に沿って走査し、スリット状レーザ光で形成され
    た開先輪郭線をテレビカメラで撮像し、テレビカメラか
    らの画像信号を画像処理して開先突合せ点を検出する方
    法において、スリット状レーザ光で各鋼片の開先部に形
    成された開先輪郭線の先端部を直線近似してそれぞれの
    先端部を表す線分を求め、両線分の交点を開先突合せ点
    として推定することを特徴とする鋼片の開先突合せ点検
    出方法。
JP5599595A 1995-03-15 1995-03-15 鋼片の開先突合せ点検出方法 Withdrawn JPH08252668A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20020604