JP2018169212A - 部材の溶接位置検出装置、及び、部材の溶接位置検出方法 - Google Patents

部材の溶接位置検出装置、及び、部材の溶接位置検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の部材の最適な溶接位置を簡便に検出することが可能な部材の溶接位置検出装置を提供する。【解決手段】互いに当接する当接面を有する二つの線状部材12を溶接可能な溶接装置1は、二つの線状部材12の画像を線状部材12のそれぞれが有する側面に沿う方向から撮像可能なカメラ25、カメラ25が出力する画像に基づいて仮想座標面上における線状部材12の側面の位置座標を取得する座標取得部41、形状演算部43、及び、位置演算部44を備える。形状演算部43は、座標取得部41によって取得される線状部材12の側面の位置座標に基づく最小二乗法によって、線状部材12のそれぞれの側面形状を表す二つの二次曲線を演算する。位置演算部44は、形状演算部43によって演算される二つの二次曲線の交点に基づいて二つの線状部材の溶接位置を演算する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の部材を溶接可能な溶接位置を検出する部材の溶接位置検出装置、及び、部材の溶接位置検出方法に関する。
従来、互いに当接する当接面を有する二つの部材に対して、当該二つの部材を溶接可能な溶接位置を検出する部材の溶接位置検出装置が知られている。部材の溶接位置検出装置では、当接面に沿う方向から見た二つの部材の画像に基づいて最適な溶接位置を検出する。このとき、部材の溶接位置検出装置では、二つの部材のそれぞれの当接面の形状を仮想座標面上における座標の集合として取得し、当該座標の集合に基づいて当接面同士が当接する点を溶接位置として検出する。例えば、特許文献1には、二次元座標における部材の当接面を検出する当接面検出部、当接面検出部が検出した部材の当接面の曲率を演算する曲率演算部、及び、曲率が最大となる点を境に当接面の形状をブロック分けするブロック検出部を備える画像認識装置が記載されている。
特開平10−91724号公報
特許文献1に記載の画像認識装置では、ブロック分けの結果に基づいて求められる位相幾何学的特徴によって画像を分類する。しかしながら、特許文献1に記載の画像認識装置を部材の溶接位置の検出に適用する場合、部材の当接面の形状は比較的単純な形状であるため、曲率が最大となる点が算出されないおそれがある。このため、部材の当接面の形状を認識することができない。また、それぞれの当接面の形状に合わせて演算された曲率に基づいてブロック分けし画像を分類することによって当接面の形状を認識するため、所望の情報を得るまでの時間が長くなる。
また、部材の溶接位置を検出する場合、仮想座標面上で取得された部材の当接面の形状を表す座標の集合における最大値と最小値との平均から溶接位置を検出する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、部材の形状や当接面の表面状態によっては最適な溶接位置を検出することができない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、部材の最適な溶接位置を簡便に検出することが可能な部材の溶接位置検出装置を提供することにある。
本発明は、複数の部材(11,12)を溶接可能な溶接位置を検出する部材の溶接位置検出装置であって、画像撮像部(25)、座標取得部(41)、第一演算部(43)、及び、第二演算部(44)を備える。
画像撮像部は、複数の部材の画像を部材の当接面(111,121)に沿う方向から撮像可能に設けられる。
座標取得部は、画像撮像部が出力する画像に基づいて仮想座標面上における当接面の位置座標を取得する。
第一演算部は、座標取得部によって取得される当接面の位置座標に基づく最小二乗法によって複数の部材のそれぞれの当接面の形状を表す複数のn次曲線(n≧2)を演算する。
第二演算部は、第一演算部によって演算される複数のn次曲線の交点に基づいて溶接位置を演算する。
本発明の部材の溶接位置検出装置では、第一演算部は、座標取得部によって取得される部材の当接面の位置座標に基づく最小二乗法によって複数の部材のそれぞれの当接面の形状を表すn次曲線(n≧2)を演算する。n次曲線は、部材の当接面の形状の近似曲線となるため、第二演算部は、第一演算部において演算された複数のn次曲線の交点に基づいて溶接位置を演算する。これにより、本発明の部材の溶接位置検出装置は、部材の形状に影響されることなく最適な溶接位置を簡便に検出することができる。
また、本発明は、部材の溶接位置検出方法であって、画像撮像工程、座標取得工程、第一演算工程、及び、第二演算工程を含む。
画像撮像工程では、複数の部材の画像を部材の当接面に沿う方向から撮像する。
座標取得工程では、画像撮像工程において撮像された画像に基づいて仮想座標面上における部材の当接面の位置座標を取得する
第一演算工程では、座標取得工程において取得された部材の当接面の位置座標に基づく最小二乗法によって複数の部材のそれぞれの当接面の形状を表す複数のn次曲線(n≧2)を演算する。
第二演算工程では、第一演算工程において演算された複数のn次曲線の交点に基づいて溶接位置を演算する。
本発明の部材の溶接位置検出方法では、第一演算工程において、部材の当接面の位置座標に基づく最小二乗法によって複数の部材のそれぞれの当接面の形状を表す複数のn≧2のn次曲線を演算する。次に、第二演算工程において、第一演算部において演算された複数のn次曲線の交点に基づいて溶接位置を演算する。これにより、本発明の部材の溶接位置検出方法は、部材の形状に影響されることなく最適な溶接位置を簡便に検出することができる。
一実施形態による部材の溶接位置検出装置の模式図である。 (a)図1のIIa矢視図であって、(b)図2(a)のIIb部拡大図である。 一実施形態による部材の溶接位置検出装置において撮像される画像の一例である。 一実施形態による部材の溶接位置検出方法のフローチャートである。 一実施形態による部材の溶接位置検出方法のフローチャートであって、図4に示すフローチャートに続くフローチャートである。 一実施形態による部材の溶接位置検出方法のフローチャートであって、図5に示すフローチャートに続くフローチャートである。 一実施形態による部材の溶接位置検出方法における部材の当接面の位置座標を取得する方法を説明する概念図である。 一実施形態による部材の溶接位置検出方法における部材の当接面の位置座標を取得する方法を説明する概念図であって、図7とは異なる領域の部材の当接面の位置座標を取得する方法を説明する概念図である。 一実施形態による部材の溶接位置検出方法において演算されるn次曲線を示す概念図である。 一実施形態による部材の溶接位置検出方法における溶接位置の検出方法を説明する概念図である。
以下、部材の溶接位置検出装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
一実施形態による「部材の溶接位置検出装置」としての溶接装置1は、二つの線状部材を溶接する装置であって、例えば、二つの「部材」としての線状部材11,12から熱電対10を形成するために用いられる。
最初に、溶接装置1によって形成される熱電対10の形状について説明する。
熱電対10は、図2(b)に示すように、線状部材11,12、充填剤13、及び、筒状部材14を有する。
線状部材11,12は、筒状部材14に収容されている。線状部材11,12は、異なる金属から形成されている。線状部材11,12は、長手方向に対して垂直な断面が、図2(b)に示すように、略円形状となるよう形成されている。線状部材11,12の一端は、図1に示すように、筒状部材14から突出するよう設けられている。
充填剤13は、線状部材11,12と筒状部材14との間において筒状部材14内を充填するよう設けられている。充填剤13は、例えば、無機の絶縁材料から形成され、線状部材11,12と筒状部材14との絶縁状態を維持する。
次に、溶接装置1の構成を図1,2に基づいて説明する。
溶接装置1は、支持部20,「画像撮像部」としてのカメラ25、ライト31,32、溶接用レーザ35、及び、制御部40を備える。
支持部20は、線状部材11,12及び充填剤13を収容する筒状部材14を支持するよう設けられている。支持部20に支持されている筒状部材14内の線状部材11,12は、図2(b)に示すように、線状部材11の長手方向に沿う「当接面」としての側面111と線状部材12の長手方向に沿う「当接面」としての側面121とが当接している。ここで、側面111とは、線状部材11の側面において線状部材12側に位置する側面のことを指す。また、側面121とは、線状部材12の側面において線状部材11側に位置する側面のことを指す。
カメラ25は、線状部材11,12の長手方向に沿った方向(図1に示す撮像軸Ap1)に対して略90度の方向に設けられている。カメラ25は、撮像軸Ap1に対して略45度の角度をなす反射面261を有するハーフミラー26を介して、側面111と側面121とが当接している線状部材11,12の撮像軸Ap1に沿う方向からの画像を撮像する。カメラ25が撮像する画像は、具体的には、図3に示すような画像となる。カメラ25は、制御部40と電気的に接続している。カメラ25は、撮像した画像を制御部40に出力する。
ライト31,32は、二つの線状部材11,12が当接している部位を中心として撮像軸Ap1から所定の角度傾いた位置に設けられている。本実施形態では、ライト31とライト32とは、図2に示すように、撮像軸Ap1を挟んだ位置に設けられている。ライト31,32は、二つの線状部材11,12が当接している部位を照らす照明であって、具体的には、図3に示す画像において、線状部材11,12が位置する領域と、充填剤13が位置する領域との明度のコントラストが大きくなるよう光を照射する。本実施形態では、ライト31,32は、充填剤13が位置する領域の明るさに比べ線状部材11,12が位置する領域の明るさが暗くなるよう熱電対10に光を照射する。ライト31,32は、制御部40と電気的に接続している。ライト31,32は、制御部40の指令に応じて熱電対10に光を照射する。
溶接用レーザ35は、撮像軸Ap1上においてハーフミラー26を挟んで線状部材11,12とは反対側に設けられている。溶接用レーザ35は、制御部40と電気的に接続している。溶接用レーザ35は、溶接用レーザ35のレーザの照射方向を所望の方向に変更可能な位置調整部351に支持されている。溶接用レーザ35は、制御部40が検出する線状部材11と線状部材12との溶接位置に撮像軸Ap1に沿う方向からハーフミラー26を介してレーザを照射可能である。溶接用レーザ35は、制御部40が検出する溶接位置において線状部材11と線状部材12とを溶接する。
制御部40は、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROM及びRAM、ならびに、入出力手段などを有する小型のコンピュータである。制御部40は、座標取得部41、「記憶部」としてのメモリ42、「第一演算部」としての形状演算部43、「第二演算部」としての位置演算部44、及び、レーザ制御部45を有する。制御部40は、線状部材11と線状部材12との溶接位置を検出し、線状部材11と線状部材12との溶接を行う指令をレーザ制御部45に出力する。
座標取得部41は、カメラ25と電気的に接続している。座標取得部41は、カメラ25が出力する画像に基づいて仮想座標面上における線状部材11,12の側面111,121の位置座標を取得する。座標取得部41の詳細な作用は、後述する。
メモリ42は、座標取得部41と電気的に接続している。メモリ42は、座標取得部41が取得する位置座標を記憶する。メモリ42の作用の詳細は、後述する。
形状演算部43は、メモリ42と電気的に接続している。形状演算部43は、メモリ42に記憶されている線状部材11,12の側面111,121の位置座標に基づく最小二乗法によって二つの線状部材11,12のそれぞれの側面形状を表す二次曲線を演算する。形状演算部43の作用の詳細は、後述する。
位置演算部44は、形状演算部43において演算された二つの二次曲線の交点に基づいて線状部材11と線状部材12との溶接位置を演算する。位置演算部44の詳細な作用は、後述する。
レーザ制御部45は、位置演算部44と電気的に接続している。レーザ制御部45は、位置演算部44が検出する線状部材11と線状部材12との溶接位置にレーザを照射する指令を溶接用レーザ35及び位置調整部351に出力する。
次に、溶接装置1における線状部材11と線状部材12との溶接位置の検出方法について、図4〜10に基づいて説明する。図4〜6には、線状部材11と線状部材12との溶接位置の検出方法のフローチャートを示す。
最初に、「画像撮像工程」としてのステップ(以下、「S」という)101において、線状部材11,12の画像を撮像する。S101では、撮像軸Ap1に沿った方向からみた線状部材11,12の画像をカメラ25によって撮像する。カメラ25が撮像する画像は、具体的には、図3に示すような画像であって、長手方向からみた二つの線状部材11,12が隣り合うよう位置し、二つの線状部材11,12の周囲は、充填剤13が位置している範囲の画像である。撮像された画像は、座標取得部41に入力される。
次に、「画像処理工程」としてのS102において、撮像された画像を二値化する。S102では、座標取得部41は、S101において撮像された画像を白と黒との二階調に変換する。本実施形態では、ライト31,32による光の照射の仕方によって、線状部材11,12が黒く表示され、充填剤13が白く表示されるよう変換される。
白と黒との二階調に変換された画像は、特定の位置に原点を有しx軸とx軸に直交するy軸との仮想座標上に配置される。本実施形態では、原点は、x軸上及びy軸上に線状部材11,12が位置しないよう設定される。
次に、S103において、二値化した画像を補正する。S103では、座標取得部41は、S102において二値化された画像の傾きを補正する。具体的には、仮想座標面上において、二値化された画像を大まかに走査し、線状部材11のおおよその中心と線状部材12のおおよその中心とを結ぶ線がx軸またはy軸に略平行となるよう画像を補正する。本実施形態では、図7に示すように、線状部材11のおおよその中心C11と線状部材12のおおよその中心C12とを結ぶ線VL10がy軸に略平行となるよう画像が補正される。
次に、S104において、x軸のプラス方向に画像を走査する。S104では、座標取得部41は、y座標を一定とする走査線に沿ってx軸のプラス方向に画像を走査し、画像の明度に関する情報を取得する。具体的には、図7に示すように、y座標をy座標y1に一定とした走査線Scy+1に沿ってx軸のプラス方向に画像を走査し、画像の明暗に関する情報を取得する。このとき、y座標y1は、S103において検出された線状部材11のおおよその中心C11のy座標に比べ大きいy座標とする。
次に、「座標取得工程」としてのS105において、明度の変化点の座標をメモリ42に格納する。S105では、座標取得部41は、画像の明度が所定の値以下となる点を変化点とし、当該変化点のx座標x1とy座標y1とを線状部材11の側面111の位置座標として取得する。取得された線状部材11の側面111の位置座標は、メモリ42に格納される。
次に、S106において、位置座標のx座標の最大値が不変であるか否かを判定する。S106では、座標取得部41は、メモリ42に格納された位置座標のx座標の最大値が直前のS105における位置座標のx座標の格納にかかわらず不変であるか否かを判定する。位置座標のx座標の最大値が不変である場合、S108に進む。位置座標のx座標の最大値が変化している場合、S107に進む。1回目のS105における位置座標のx座標の格納の直後では、比較する位置座標のx座標がないため、S107に進む。
次に、S107において、走査線をy軸のプラス方向に移動する。具体的には、図7に示すように、y座標がy座標y1であった走査線Scy+1を規定ピッチ分プラスに移動し、y座標がy座標y2である走査線Scy+2を設定する。
次に、S104において、図7に示すように、y座標をy座標y2に一定とした走査線Scy+2に沿ってx軸のプラス方向に画像を走査し、画像の明暗に関する情報を取得する。
次に、S105において、変化点のx座標x2とy座標y2とを線状部材11の側面111の位置座標として取得し、メモリ42に格納する。
次に、2回目のS106において、位置座標のx座標の最大値が不変であるか否かを判定する。2回目のS106では、走査線Scy+2の走査における位置座標のx座標x2と、走査線Scy+1の走査における位置座標のx座標x1との大きさを比較する。x座標x2の大きさがx座標x1の大きさに比べ大きい場合、S107に進む。x座標x2の大きさがx座標x1の大きさに比べ小さい場合、位置座標のx座標の最大値が不変であると判定し、S108に進む。本実施形態では、図7に示すように、x座標x2の大きさはx座標x1の大きさに比べ大きいため、S107に進む。
このように、位置座標のx座標の最大値が不変となるまでS104〜S107の工程を繰り返す。図7に示す具体例では、走査線を走査線Scy+1から走査線Scy+2,Scy+3,Scy+4,Scy+5のように移動させる(図7の白抜き矢印F71)と、位置座標のx座標がx座標x1,x2,x3,x4,x5と大きくなる。その後、図が煩雑になるため図示していないが、走査線をy軸のプラス方向にさらに移動したときの位置座標のx座標はx座標x5に比べ小さくなるため、S106において、位置座標のx座標の最大値が不変であると判定し、S108に進む。
次に、「記憶工程」としてのS108において、x座標の最大値が不変となるまで繰り返されたS104〜S107の工程において取得された位置座標をメモリ42の第1ブロックに格納する。第1ブロックに格納された位置座標の情報は、図7から明らかなように、線状部材11の側面111のうちx軸のマイナス方向側に関する情報となっている。
次に、S109において、x軸のプラス方向に画像を走査する。S109では、座標取得部41は、S106においてx座標が最大となるときの位置座標のy座標に比べて大きいy座標y6に設定された走査線に沿ってx軸のプラス方向に画像を走査し、画像の明度に関する情報を取得する。具体的には、図7に示すように、y座標をy座標y6に一定とした走査線Scy−6に沿ってx軸のプラス方向に画像を走査し、画像の明暗に関する情報を取得する。このとき、y座標y6は、S103において検出された線状部材12のおおよその中心C12のy座標に比べ小さいy座標とする。
次に、「座標取得工程」としてのS110において、明度の変化点の座標をメモリ42に格納する。S110では、座標取得部41は、画像の明度が所定の値以下となる点を変化点とし、当該変化点のx座標x6とy座標y6とを線状部材12の側面121の位置座標として取得する。取得された線状部材12の側面121の位置座標は、メモリ42に格納される。
次に、S111において、位置座標のx座標の最大値が不変であるか否かを判定する。S111では、S106と同様に、座標取得部41は、メモリ42に格納された位置座標のx座標の最大値が直前のS110における位置座標のx座標の格納にかかわらず不変であるか否かを判定する。位置座標のx座標の最大値が不変である場合、S113に進む。位置座標のx座標の最大値が変化している場合、S112に進む。
S112に進んだ場合、走査線をy軸のマイナス方向に移動する。具体的には、図7に示すように、y座標がy座標y6であった走査線Scy−6を規定ピッチ分マイナスに移動し、y座標がy座標y7である走査線Scy−7を設定する。
次に、S109において、y座標をy座標y7に一定とした走査線Scy−7に沿ってx軸のプラス方向に画像を走査し、画像の明暗に関する情報を取得する。
次に、S110において、変化点のx座標x7とy座標y7とを線状部材12の側面121の位置座標として取得し、メモリ42に格納する。
次に、S111において、位置座標のx座標の最大値が不変であるか否かを判定する。
このように、位置座標のx座標の最大値が不変となるまでS109〜S112の工程を繰り返す。図7に示す具体例では、走査線を走査線Scy−6から走査線Scy−7,Scy−8,Scy−9,Scy−10のように移動させる(図7の白抜き矢印F72)と、位置座標のx座標がx座標x6,x7,x8,x9,x10と大きくなる。その後、走査線をy軸のマイナス方向にさらに移動したときの位置座標のx座標はx座標x10に比べ小さくなるため、S111において、位置座標のx座標の最大値が不変であると判定し、S113に進む。
次に、「記憶工程」としてのS113において、x座標の最大値が不変となるまで繰り返されたS109〜S112の工程において取得された位置座標をメモリ42の第2ブロックに格納する。第2ブロックに格納された位置座標の情報は、図7から明らかなように、線状部材12の側面121のうちx軸のマイナス方向側に関する情報となっている。
次に、S114において、x軸のマイナス方向に画像を走査する。S114では、座標取得部41は、y座標を一定とする走査線に沿ってx軸のマイナス方向に画像を走査し、画像の明度に関する情報を取得する。具体的には、図8に示すように、y座標をy座標y11に一定とした走査線Scy+11に沿ってx軸のマイナス方向に画像を走査し、画像の明暗に関する情報を取得する。このとき、y座標y11は、S103において検出された線状部材11のおおよその中心C11のy座標に比べ大きいy座標とする。
次に、「座標取得工程」としてのS115において、明度の変化点の座標をメモリ42に格納する。S115では、座標取得部41は、画像の明度が所定の値以下となる点を変化点とし、当該変化点のx座標x11とy座標y11とを線状部材11の側面111の位置座標として取得する。取得された線状部材11の側面111の位置座標は、メモリ42に格納される。
次に、S116において、位置座標のx座標の最小値が不変であるか否かを判定する。S116では、座標取得部41は、メモリ42に格納された位置座標のx座標の最小値が直前のS115における位置座標のx座標の格納にかかわらず不変であるか否かを判定する。位置座標のx座標の最小値が不変である場合、S118に進む。位置座標のx座標の最小値が変化している場合、S117に進む。1回目のS115における位置座標のx座標の格納の直後では、比較する位置座標のx座標がないため、S117に進む。
次に、S117において、走査線をy軸のプラス方向に移動する。具体的には、図8に示すように、y座標がy座標y11であった走査線Scy+11を規定ピッチ分プラスに移動し、y座標がy座標y12である走査線Scy+12を設定する。
次に、S114において、図8に示すように、y座標をy座標y12に一定とした走査線Scy+12に沿ってx軸のプラス方向に画像を走査し、画像の明暗に関する情報を取得する。
次に、S115において、変化点のx座標x12とy座標y12とを線状部材11の側面111の位置座標として取得し、メモリ42に格納する。
次に、2回目のS116において、位置座標のx座標の最小値が不変であるか否かを判定する。2回目のS116では、走査線Scy+12の走査における位置座標のx座標x12と、走査線Scy+11の走査における位置座標のx座標x11との大きさを比較する。x座標x12の大きさがx座標x11の大きさに比べ小さい場合、S117に進む。x座標x12の大きさがx座標x11の大きさに比べ大きい場合、位置座標のx座標の最小値が不変であると判定し、S118に進む。本実施形態では、図8に示すように、x座標x12の大きさはx座標x11の大きさに比べ小さいため、S117に進む。
このように、位置座標のx座標の最小値が不変となるまでS114〜S117の工程を繰り返す。図8に示す具体例では、走査線を走査線Scy+11から走査線Scy+12,Scy+13,Scy+14,Scy+15のように移動させる(図8の白抜き矢印F81)と、位置座標のx座標がx座標x11,x12,x13,x14,x15と小さくなる。その後、走査線をy軸のプラス方向にさらに移動したときの位置座標のx座標はx座標x15に比べ大きくなるため、S116において、位置座標のx座標の最小値が不変であると判定し、S118に進む。
次に、「記憶工程」としてのS118において、x座標の最小値が不変となるまで繰り返されたS114〜S117の工程において取得された位置座標をメモリ42の第3ブロックに格納する。第3ブロックに格納された位置座標の情報は、図8から明らかなように、線状部材11の側面111のうちx軸のプラス方向側に関する情報となっている。
次に、S119において、x軸のマイナス方向に画像を走査する。S119では、座標取得部41は、S116においてx座標が最小となるときの位置座標のy座標に比べて大きいy座標y16に設定された走査線に沿ってx軸のマイナス方向に画像を走査し、画像の明度に関する情報を取得する。具体的には、図8に示すように、y座標をy座標y16に一定とした走査線Scy−16に沿ってx軸のマイナス方向に画像を走査し、画像の明暗に関する情報を取得する。このとき、y座標y16は、S103において検出された線状部材12のおおよその中心C12のy座標に比べ小さいy座標とする。
次に、「座標取得工程」としてのS120において、明度の変化点の座標をメモリ42に格納する。S120では、座標取得部41は、画像の明度が所定の値以下となる点を変化点とし、当該変化点のx座標x16とy座標y16とを線状部材12の側面121の位置座標として取得する。取得された線状部材12の側面121の位置座標は、メモリ42に格納される。
次に、S121において、位置座標のx座標の最小値が不変であるか否かを判定する。S121では、S116と同様に、座標取得部41は、メモリ42に格納された位置座標のx座標の最小値が直前のS120における位置座標のx座標の格納にかかわらず不変であるか否かを判定する。位置座標のx座標の最小値が不変である場合、S123に進む。位置座標のx座標の最小値が変化している場合、S122に進む。
S112に進んだ場合、走査線をy軸のマイナス方向に移動する。具体的には、図8に示すように、y座標がy座標y16であった走査線Scy−16を規定ピッチ分マイナスに移動し、y座標がy座標y17である走査線Scy−17を設定する。
次に、S119において、y座標をy座標y17に一定とした走査線Scy−17に沿ってx軸のマイナス方向に画像を走査し、画像の明暗に関する情報を取得する。
次に、S120において、変化点のx座標x17とy座標y17とを線状部材12の側面121の位置座標として取得し、メモリ42に格納する。
次に、S121において、位置座標のx座標の最小値が不変であるか否かを判定する。
このように、位置座標のx座標の最小値が不変となるまでS119〜S122の工程を繰り返す。図8に示す具体例では、走査線を走査線Scy−16から走査線Scy−17,Scy−18,Scy−19,Scy−20のように移動させる(図8の白抜き矢印F82)と、位置座標のx座標がx座標x16,x17,x18,x19,x20と小さくなる。その後、走査線をy軸のマイナス方向にさらに移動したときの位置座標のx座標はx座標x20に比べ大きくなるため、S121において、位置座標のx座標の最小値が不変であると判定し、S123に進む。
次に、「記憶工程」としてのS123において、x座標の最小値が不変となるまで繰り返されたS119〜S122の工程において取得された位置座標をメモリ42の第4ブロックに格納する。第4ブロックに格納された位置座標の情報は、図8から明らかなように、線状部材12の側面121のうちx軸のプラス方向側に関する情報となっている。
次に、S124において、第1グループのデータを作成する。ここで、第1グループのデータとは、線状部材11の側面111に関する情報の集合であって、メモリ42には、第1ブロック及び第3ブロックとに格納されている。S124では、形状演算部43は、メモリ42に格納されている第1ブロック及び第3ブロックのデータを組み合わせ、線状部材11の側面111に関する情報を作成する。
次に、「第一演算工程」としてのS125において、第1グループのデータに基づいて二次曲線を作成する。S125では、形状演算部43は、第1グループのデータに基づく最小二乗法によって図9に示す二次曲線Qc11を作成する。二次曲線Qc11は、線状部材11の線状部材12側の側面111の形状に近似した形状をなしている。なお、図9には、仮想座標面上における線状部材11の側面111の形状を二点鎖線で示している。
次に、S126において、第2グループのデータを作成する。ここで、第2グループのデータとは、線状部材12の側面121に関する情報の集合であって、メモリ42には、第2ブロック及び第4ブロックとに格納されている。S126では、形状演算部43は、メモリ42に格納されている第2ブロック及び第4ブロックのデータを組み合わせ、線状部材12の側面121に関する情報を作成する。
次に、「第一演算工程」としてのS127において、第2グループのデータに基づいて二次曲線を作成する。S127では、形状演算部43は、第2グループのデータに基づく最小二乗法によって図9に示す二次曲線Qc12を作成する。二次曲線Qc12は、線状部材12の線状部材11側の側面121の形状に近似した形状をなしている。なお、図9には、仮想座標面上における線状部材12の側面121の形状を二点鎖線で示している。
次に、「第二演算工程」としてのS128において、二つの二次曲線の関係から線状部材11と線状部材12との溶接位置を検出する。二つの二次曲線Qc11,Qc12を用いた線状部材11と線状部材12との溶接位置の検出方法について、図10に基づいて説明する。図10は、仮想座標面上における二次曲線Qc11,Qc12の関係を示している。
図10(a)では、二次曲線Qc11と二次曲線Qc12とは、一つの交点cP1を有する関係に位置している。この場合、位置演算部44は、交点cP1の座標(xcp1,ycp1)を線状部材11と線状部材12との溶接位置であると検出する。
図10(b)では、二次曲線Qc11と二次曲線Qc12とは、二つの交点cP21,cP22を有する関係に位置している。この場合、本実施形態では、交点cP21,cP22のそれぞれの座標、及び、二次曲線Qc11、Qc12変曲点に基づいて線状部材11と線状部材12との溶接位置を検出する。具体的には、交点cP21と交点cP22とを結ぶ仮想線を仮想線VL21とし、二次曲線Qc11の変曲点ifP11と二次曲線Qc12の変曲点ifP12とを結ぶ仮想線を仮想線VL22とすると、仮想線VL21と仮想線VL22との交点cP2の座標(xcp2,ycp2)を、線状部材11と線状部材12との溶接位置として検出する。
図10(c)では、二次曲線Qc11と二次曲線Qc12とは、交点を有しない関係に位置している。この場合、エラーと判定し、側面111と側面121とが当接するよう線状部材11,12の位置を調整し、S101からの工程を再度行う。
S128において、線状部材11と線状部材12との溶接位置が検出されると、図4〜6のフローチャートに示す線状部材11と線状部材12との溶接位置の検出方法は終了する。その後、位置演算部44は、レーザ制御部45に検出した線状部材11と線状部材12との溶接位置に関する情報に基づいて溶接用レーザ35の作動を制御し、線状部材11と線状部材12とを溶接する。
溶接装置1では、形状演算部43は、座標取得部41が取得する線状部材11,12の側面111,121の位置座標に基づく最小二乗法によって線状部材11,12のそれぞれの側面形状を表す二次曲線Qc11,Qc12を演算する。二次曲線Qc11,Qc12は、線状部材11,12の側面111,121の形状の近似曲線となるため、図10(a),(b)に示すように、一つ以上の交点cP1,cP21,cP22を有する場合、交点cP1,cP21,cP22が線状部材11と線状部材12との最適な溶接位置と見なすことができる。そこで、位置演算部44は、形状演算部43において演算された二次曲線Qc11,Qc12の交点cP1,cP21,cP22に基づいて線状部材11と線状部材12との溶接位置を演算することができる。これにより、溶接装置1は、線状部材11,12の形状に影響されることなく最適な溶接位置を簡便に検出することができる。
座標取得部41は、カメラ25が撮像した画像を白と黒との二階調に変換する。これにより、座標取得部41は、二値化した画像の明度が所定の値以下となる点を変化点とし、当該変化点のx座標とy座標とを線状部材11,12の側面111,121の位置座標として取得することができる。したがって、線状部材11,12の側面111,121の位置座標を比較的容易に取得することができる。
座標取得部41では、カメラ25が出力する画像は、直交座標系の仮想座標面上に配置される。これにより、座標取得部41は、y座標を一定とした走査線に沿って変化点の位置座標を取得することができる。したがって、x座標及びy座標のいずれもが変化する走査に比べ、容易に変化点の位置座標を取得することができる。
メモリ42は、座標取得部41がx軸に沿って画像を走査するとき線状部材11,12の側面111,121の位置座標のx座標が最大値または最小値のまま不変の場合、当該最大値または最小値となるときまでの位置座標の集合を一つのブロックとして記憶する。形状演算部43では、メモリ42に記憶されている二つのブロックの位置座標に基づく最小二乗法によって線状部材11,12の側面111,121の形状を表す二次曲線を演算することができる。これにより、走査する領域を小さくすることができるため、線状部材11と線状部材12との最適な溶接位置の検出にかかる時間を短くすることができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、形状演算部は、線状部材の側面形状を表す近似曲線として二次曲線を演算するとしたが、形状演算部が演算する曲線はこれに限定されない。三次以上の高次の曲線であってもよい。
上述の実施形態では、座標取得部は、線状部材の画像を白と黒との二階調に変換するとした。しかしながら、座標取得部における画像処理の内容はこれに限定されない。
上述の実施形態では、二値化した画像の明度の変化点の位置座標に基づいて二つの線状部材の側面形状を表す二次曲線を演算するとした。しかしながら、二次曲線を演算するための位置座標はこれに限定されない。画像から取得される色相や彩度の変化点の位置座標に基づいて二次曲線を演算してもよい。
上述の実施形態では、座標取得部は、線状部材の画像を直交座標系に配置するとした。しかしながら、座標取得部が画像を配置する座標系はこれに限定されない。
上述の実施形態では、二つの線状部材の側面形状の位置座標を四つのブロックに分けて取得するとした。しかしながら、位置座標の取得の方法はこれに限定されない。
上述の実施形態では、制御部は、レーザ制御部を有するとした。しかしながら、レーザ制御部はなくてもよい。別異に設けられていてもよい。
上述の実施形態では、二つの線状部材の中心を結ぶ仮想線をy軸に略平行にした場合、y座標を一定とした走査線に沿って画像を走査するとした。しかしながら、二つの線状部材の中心を結ぶ仮想線をx軸に略平行にした場合、x座標を一定とした走査線に沿って画像を走査するとよい。
上述の実施形態では、S128において、二つの二次曲線が二つの交点を有するよう位置するとき、二つの交点を結ぶ仮想線と、二つの変曲点を結ぶ仮想線との交点を二つの線状部材の溶接位置とすることとした。しかしながら、溶接位置の検出方法は、これに限定されない。
上述の実施形態では、「座標取得部」、「第一演算部」、及び、「第二演算部」は、CPUなどのハードウェアであるとした。しかしながら、「座標取得部」、「第一演算部」、及び、「第二演算部」は、ROMやRAMなどに事前に入力されているソフトウェアであってもよい。
上述の実施形態では、溶接装置は、二つの線状部材を溶接するために最適な溶接位置を検出可能であるとした。しかしながら、溶接装置が溶接可能な部材の数はこれに限定されない。したがって、溶接装置が備える最適な溶接位置を検出可能な機能では、複数の部材を溶接可能な溶接位置を検出可能である。
上述の実施形態では、ライトは、充填剤が位置する領域の明るさに比べ線状部材が位置する領域の明るさが暗くなるよう熱電対に光を照射するとした。しかしながら、充填剤が位置する領域の明るさに比べ線状部材が位置する領域の明るさが明るくなるよう熱電対に光を照射してもよい。
上述の実施形態では、カメラが撮像軸に対して90度の方向から撮像し、溶接用レーザが撮像軸に沿う方向からレーザを照射可能であるとした。しかしながら、カメラ及び溶接用レーザが設けられる位置はこれに限定されない。カメラが撮像軸に沿う方向から撮像してもよいし、撮像軸とは異なる方向からレーザを照射してもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
1・・・溶接装置(部材の溶接位置検出装置)
11,12・・・線状部材(部材)
111,121・・・側面(当接面)
25・・・カメラ(画像撮像部)
41・・・座標取得部
43・・・形状演算部(第一演算部)
44・・・位置演算部(第二演算部)

Claims (9)

  1. 複数の部材(11,12)を溶接可能な溶接位置を検出する部材の溶接位置検出装置であって、
    複数の前記部材の画像を前記部材の当接面(111,121)に沿う方向から撮像可能に設けられ、当該画像を出力可能な画像撮像部(25)と、
    前記画像撮像部が出力する前記画像に基づいて仮想座標面上における前記当接面の位置座標を取得する座標取得部(41)と、
    前記座標取得部によって取得される前記当接面の位置座標に基づく最小二乗法によって複数の前記部材のそれぞれの前記当接面の形状を表す複数のn次曲線(n≧2)を演算する第一演算部(43)と、
    前記第一演算部によって演算される複数の前記n次曲線の交点に基づいて前記溶接位置を演算する第二演算部(44)と、
    を備える部材の溶接位置検出装置。
  2. 前記座標取得部は、前記画像を二値化し、前記仮想座標面上における前記画像の明度が所定の値以下、または、所定の値以上となる点である明度の変化点の座標を前記当接面の位置座標として取得する請求項1に記載の部材の溶接位置検出装置。
  3. 前記座標取得部は、前記仮想座標面上の位置をx軸におけるx座標及び前記x軸に直交するy軸におけるy座標で表す場合、前記x軸または前記y軸に沿って前記画像を走査する請求項1または2に記載の部材の溶接位置検出装置。
  4. 前記座標取得部が前記x軸に沿って前記画像を走査するとき前記当接面の位置座標のx座標が最大値または最小値のまま不変の場合、または、前記y軸に沿って前記画像を走査するとき前記当接面の位置座標のy座標が最大値または最小値のまま不変の場合、当該最大値または最小値となるときまでの位置座標の集合を一つのブロックとして記憶する記憶部(42)をさらに備え、
    前記第一演算部は、一の前記部材が有する前記当接面の位置座標を含む前記記憶部に記憶されている複数のブロックの位置座標に基づく最小二乗法によって前記n次曲線を演算する請求項3に記載の部材の溶接位置検出装置。
  5. nは、2である請求項1〜4のいずれか一項に記載の部材の溶接位置検出装置。
  6. 複数の部材(11,12)を溶接可能な溶接位置を検出する部材の溶接位置検出方法であって、
    複数の前記部材の画像を前記部材の当接面(111,121)に沿う方向から撮像する画像撮像工程(S101)と、
    前記画像撮像工程において撮像された前記画像に基づいて仮想座標面上における前記当接面の位置座標を取得する座標取得工程(S105,S110,S115,S120)と、
    前記座標取得工程において取得された前記当接面の位置座標に基づく最小二乗法によって複数の前記部材のそれぞれの前記当接面の形状を表す複数のn次曲線(n≧2)を演算する第一演算工程(S125,S127)と、
    前記第一演算工程において演算された複数の前記n次曲線の交点に基づいて前記溶接位置を演算する第二演算工程(S128)と、
    を含む部材の溶接位置検出方法。
  7. 前記座標取得工程の前に、前記画像撮像工程において撮像された前記画像を二値化する画像処理工程をさらに含み、
    前記座標取得工程において、前記仮想座標面上における前記画像の明度が所定の値以下、または、所定の値以上となる点である明度の変化点の座標を前記当接面の位置座標として取得する請求項6に記載の部材の溶接位置検出方法。
  8. 前記座標取得工程において、前記仮想座標面上の位置をx軸におけるx座標及び前記x軸に直交するy軸におけるy座標で表す場合、前記x軸または前記y軸に沿って前記画像を走査する請求項6または7に記載の部材の溶接位置検出方法。
  9. 前記座標取得工程において、前記x軸に沿って前記画像を走査するとき前記当接面の位置座標のx座標が最大値または最小値のまま不変の場合、または、前記y軸に沿って前記画像を走査するとき前記当接面の位置座標のy座標が最大値または最小値のまま不変の場合、当該最大値または最小値となるときまでの位置座標の集合を一つのブロックとして記憶する記憶工程をさらに含み、
    前記第一演算工程において、一の前記部材が有する前記当接面の位置座標を含む前記記憶工程に記憶された複数のブロックの位置座標に基づく最小二乗法によって前記n次曲線を演算する請求項8に記載の部材の溶接位置検出方法。
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