JPH08252214A - 内視鏡の湾曲部 - Google Patents

内視鏡の湾曲部

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Publication number
JPH08252214A
JPH08252214A JP7058513A JP5851395A JPH08252214A JP H08252214 A JPH08252214 A JP H08252214A JP 7058513 A JP7058513 A JP 7058513A JP 5851395 A JP5851395 A JP 5851395A JP H08252214 A JPH08252214 A JP H08252214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastomer
notches
tubular body
flexible tube
endoscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7058513A
Other languages
English (en)
Inventor
Choei Takahashi
長栄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP7058513A priority Critical patent/JPH08252214A/ja
Publication of JPH08252214A publication Critical patent/JPH08252214A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】極細径に形成することができ、しかも容易に製
造することのできる内視鏡の湾曲部を提供することを目
的とする。 【構成】弾力性のある第1のエラストマーからなる可撓
管体1に外周側から内方へ向かって幅が次第に狭まる半
径方向の切り欠き21を間隔をあけて複数形成すると共
に、上記切り欠き21により上記可撓管体1表面に形成
された開口部に上記第1のエラストマーより弾力性の大
きい第2のエラストマーからなる充填部材22を充填し
て、上記可撓管体1の先端部分付近に連結した操作ワイ
ヤ23を後方から牽引することにより全体的に屈曲され
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、操作ワイヤを遠隔的
に牽引操作することによって任意に屈曲させることので
きる内視鏡の湾曲部に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の湾曲部は、一般に、短筒状に形
成された複数の金属製の節輪をリベット等で回動自在に
連結して、最先端の節輪に連結された操作ワイヤを後方
から牽引することにより全体的に屈曲されるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
機械的構成の湾曲部は極細径化するのが非常に困難なの
で、例えば血管内に挿入される内視鏡のように外径を2
mm以下に押さえる必要のある場合等は、内視鏡に湾曲
部を設けることができなかった。
【0004】そこで本発明は、極細径に形成することが
でき、しかも容易に製造することのできる内視鏡の湾曲
部を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の湾曲部は、弾力性のある第1のエ
ラストマーからなる可撓管体に外周側から内方へ向かっ
て幅が次第に狭まる半径方向の切り欠きを間隔をあけて
複数形成すると共に、上記切り欠きにより上記可撓管体
表面に形成された開口部に上記第1のエラストマーより
弾力性の大きい第2のエラストマーからなる充填部材を
充填して、上記可撓管体の先端部分付近に連結した操作
ワイヤを後方から牽引することにより全体的に屈曲され
るようにしたことを特徴とする。
【0006】なお、上記複数の切り欠きを、上記可撓管
体のあい異なる方向に複数組形成して、それに対応して
上記操作ワイヤを複数本配置してもよく、上記複数の切
り欠きを、上記可撓管体に対して順に位置をずらして螺
旋状に配置してもよい。
【0007】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は、
実施例の内視鏡の挿入部先端の正面図、図1はその側面
断面図である。
【0008】内視鏡の挿入部は、弾力性のある第1のエ
ラストマーからなる細長い可撓管体1によって外装され
ていて、可撓管体1の基端は図示されていない操作部に
連結されている。
【0009】第1のエラストマーとしては、例えばポリ
ウレタン樹脂系の材料が用いられ、挿入部を外装する可
撓管体1の先端部分に、図1に示されるように湾曲部2
が形成されている。
【0010】湾曲部2の先端部分には、中心軸位置に対
物レンズ3を内蔵した先端部本体4が、可撓管体1の先
端に水密的に接合されて連結されている。対物レンズ3
を支持するレンズ枠5の後半部分には、イメージガイド
ファイババンドル6の入射端が固着されている。また、
レンズ枠5を囲んで、照明用ライトガイドファイババン
ドル7の先端部分がリング状に配置されて、先端部本体
4の内周面に固着されている。
【0011】湾曲部2においては、可撓管体1に、外周
側から内方へ向かって幅が次第に狭まるV字状の半径方
向の切り欠き21が、互いの間隔をあけて複数形成され
ている。この実施例においては、切り欠き21は上半部
に例えば8個形成され、それと対称に下半部に8個形成
されている。
【0012】そして、切り欠き21によって可撓管体1
の表面に形成された開口部に、第1のエラストマーより
弾力性の大きい第2のエラストマーからなる充填部材2
2が充填されて、水密的に接合されている。したがっ
て、本発明においては、湾曲部2を全体的に被覆するた
めの外皮チューブ等も不要であり、湾曲部2を容易に極
細径に形成することができる。
【0013】第2のエラストマーとして第1のエラスト
マーと同系統の材料を用いれば、その材料によく着く接
着剤によって両者を容易かつ強固に接合して、実質的に
一体的な構造にすることができる。
【0014】操作ワイヤ23は、上下に2組形成された
切り欠き21の最大溝幅の位置に合わせて、可撓管体1
の内周面に沿って上下に2本配置され、各操作ワイヤ2
3の先端は先端部本体4の後端部分に連結されている。
前述したとおり、先端部本体4には可撓管体1の先端部
分が固着されているから、操作ワイヤ23の先端は可撓
管体1の先端に連結されているのと実質的に変わらな
い。
【0015】したがって、矢印Aに示されるように、例
えば下側の操作ワイヤ23を後方の操作部から牽引操作
すれば、下側に位置する切り欠き21に充填された充填
部材22が圧縮されて、湾曲部2が2点鎖線で示される
ように全体的に下方に屈曲し、逆に、上側の操作ワイヤ
23を牽引操作すれば、上方の充填部材22が圧縮され
て湾曲部2が上方に屈曲する。
【0016】このようにして、この実施例においては、
湾曲部2を上下両方向に選択的に屈曲させることがで
き、充填部材22の圧縮量及び引っ張り量は、中心軸よ
り外側にいくにしたがって漸増するので、湾曲部2は滑
らかな形状に屈曲する。
【0017】なお、切り欠き21の数や間隔及び大きさ
等は、その内視鏡の使用目的等に合わせて最適な条件に
設定すればよい。また、切り欠き21の組数は、例えば
上側だけに一組だけ設けてもよく、或いは位置をずらし
て3組以上(例えば上下左右に4組)設けてもよい。操
作ワイヤ23は、切り欠き21の組数に対応して配置す
る。
【0018】図3は本発明の第2の実施例を示してお
り、複数の切り欠き21を、可撓管体1に対して順に位
置をずらして螺旋状に配置したものである。このように
構成することにより、内視鏡の使用目的に応じて、湾曲
部2を立体的に屈曲させることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、操作ワイヤを牽引する
と、第1のエラストマーからなる可撓管体の切り欠きに
充填された弾力性の大きい第2のエラストマーからなる
充填部材が伸縮して、湾曲部が全体的に屈曲するので、
非常に簡単な部品構成により極細径の湾曲部を容易に製
造して、滑らかに屈曲させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の側面断面図である。
【図2】第1の実施例の正面図である。
【図3】第2の実施例の側面図である。
【符号の説明】
1 可撓管体 2 湾曲部 21 切り欠き 22 充填部材 23 操作ワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾力性のある第1のエラストマーからなる
    可撓管体に外周側から内方へ向かって幅が次第に狭まる
    半径方向の切り欠きを間隔をあけて複数形成すると共
    に、上記切り欠きにより上記可撓管体表面に形成された
    開口部に上記第1のエラストマーより弾力性の大きい第
    2のエラストマーからなる充填部材を充填して、上記可
    撓管体の先端部分付近に連結した操作ワイヤを後方から
    牽引することにより全体的に屈曲されるようにしたこと
    を特徴とする内視鏡の湾曲部。
  2. 【請求項2】上記複数の切り欠きが、上記可撓管体のあ
    い異なる方向に複数組形成されていて、それに対応して
    上記操作ワイヤが複数本配置されている請求項1記載の
    内視鏡の湾曲部。
  3. 【請求項3】上記複数の切り欠きが、上記可撓管体に対
    して順に位置をずらして螺旋状に配置されている請求項
    1記載の内視鏡の湾曲部。
JP7058513A 1995-03-17 1995-03-17 内視鏡の湾曲部 Pending JPH08252214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7058513A JPH08252214A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 内視鏡の湾曲部

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JP7058513A JPH08252214A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 内視鏡の湾曲部

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JPH08252214A true JPH08252214A (ja) 1996-10-01

Family

ID=13086518

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JP7058513A Pending JPH08252214A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 内視鏡の湾曲部

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JP (1) JPH08252214A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005094661A1 (en) * 2004-03-30 2005-10-13 Cathrx Ltd A catheter steering device
JP2010051738A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Kaneka Corp 医療用チューブ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005094661A1 (en) * 2004-03-30 2005-10-13 Cathrx Ltd A catheter steering device
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