JPH0825201B2 - 成形機の材料供給システム - Google Patents

成形機の材料供給システム

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JPH0825201B2
JPH0825201B2 JP61276929A JP27692986A JPH0825201B2 JP H0825201 B2 JPH0825201 B2 JP H0825201B2 JP 61276929 A JP61276929 A JP 61276929A JP 27692986 A JP27692986 A JP 27692986A JP H0825201 B2 JPH0825201 B2 JP H0825201B2
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container
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container tank
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利一 金田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/18Feeding the material into the injection moulding apparatus, i.e. feeding the non-plastified material into the injection unit

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、簡易密閉構造のコンテナタンクを用いた成
形機の材料供給システムに関する。
〔背景技術〕
成形機への材料供給は、パイプによるエアー搬送が一
般的であるが、このようなパイプを使用したエアー搬送
では、パイプホース群が作業現場を煩雑にするばかりで
なく(空気,材料の最低2本が必要で、複数の材料を混
合する必要のある時にはそれに応じた数のパイプが各成
形機毎に必要となる)、粉塵を当たりに飛散させるため
クリーンアップの煩わしさに加え、空気輸送のための動
力源により騒音の影響も無視できず、作業スペースも要
するなどの作業現場上の問題もあり、更にパイプホース
長が大きくなる場合には、材料の偏析や混合した材料の
分離や水分率を低下させてしまうなどの材料成形上の問
題点もある。
このような問題点を解決するために、特開昭61−1584
10号では、所要台数の成形機を並列に配置し、それら成
形機のホッパー上方に共通のガイドレールと、該ガイド
レールに沿って移動する移送部材とを架設し、その移送
部材上に所定数の材料貯槽を配設するとともに、上記移
送部材にキャリバケットを取付け、この移送部材により
キャリバケットを材料貯槽と各成形機のホッパーとの間
を往復移動させるようにして材料の供給を行うようにし
た成形機の材料供給方法が提案されている。
しかしながら、この提案に係る供給方法では、各成形
機に供給される材料は、成形機の上方に設けられた移送
部材上に所定数の材料貯槽を設ける構成を採っているた
め、材料貯槽の清掃が困難であり、かつ材料貯槽にはや
はり空気輸送などの主段を用いて材料を供給する必要が
あり、空気輸送によるパイプホースは、下方より上方の
空間に設置されただけで十分な問題解決に至っていない
のが現状である。
〔発明の目的〕
本発明は、上記の問題点を解決するため提案されるも
ので、特に、成形材料の材料供給ステーションから各成
形機に至る空間においては、上記空間輸送に固有の問題
がなく、しかも軌条に往復移動可能に設けたキャリア
は、成形機の材料供給以外の空時間内においては別の作
業も可能にできる多目的機能の発揮出来る成形機の材料
供給システムを提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
上記目的を達成するために提案される本発明は、材料
供給ステーションと、材料ホッパーを有した少なくとも
1以上の成形機と、この材料供給ステーションから各成
形機の上方に延びて架設された軌条と、この軌条に沿っ
て往復可能に移動し、かつ把持アームと上下に昇降する
昇降ハンドとを有したキャリアと、このキャリアの把持
アームによって把持されるコンテナタンクとを組み合わ
せて構成され、上記コンテナタンクは、弾性バネで常時
閉塞方向に付勢にした上蓋と下蓋を筒状本体に設けて構
成され、上記材料供給ステーションには、上記コンテナ
タンクの上蓋を下方に押し下げて、材料供給筒を上記コ
ンテナタンクの上蓋より内部に挿入して粉粒体材料を投
入するようにした上蓋開閉装置を設けるとともに、上記
成形機の材料ホッパーには開閉蓋を設けてあり、この開
閉蓋を開いた状態でコンテナタンクの下蓋を押し上げ保
持して、上記コンテナタンクに収容された粉粒体材料を
上記材料ホッパー内に落下排出させるようにした下蓋開
閉装置とを設けた構成とされたことを特徴としている。
実施例 以下に、添付図を参照して本発明の一実施例を説明す
る。
第1図は、本発明システムの概略構成図である。Aは
材料供給ステーションであり、製造すべき成形品に応じ
て定められた複数の材料は不図示の混合ステーションに
おいて予め混合され、ホッパードライヤーA1に送給さ
れ、ここで適当な除湿がなされた後、自動計量されてコ
ンテナタンクF内に収容される。
自動計量機構は、実施例ではロータリフィーダA3を使
用しており、システムに設けた各成形機B・・・毎に供
給される材料の供給量は、予め集中制御盤E内に設けた
制御装置によってプログラム設定されている。このプロ
グラム制御は、ロータリフィーダA3のバルブの回転駆動
時間をタイマー時間で設定して行われている。
移送コンテナFは、後に詳述するような、密閉式の
上,下蓋を有した簡易密閉構造に形成されており、材料
供給ステーションAのコンテナ設置台A5の所定位置
((イ)で示す)におかれると、上蓋開閉装置Hによ
り、上蓋が押し下げられて所定量の材料がコンテナタン
クF内に収容される(第4図参照)。所定量の材料がコ
ンテナF内に収容されると、設置台A5のキャリッジA6が
移動してコンテナFを持ち上げ位置((ロ)で示す)ま
で移動させる。ここに、載置台A5のキャリッジA6は、モ
ータを駆動しボール螺子を回転させて往復移動する構造
となっている。
1つの材料供給ステーションAに対しては、材料ホッ
パーを有した複数の成形機B・・・が設けられており、
それぞれの成形機B・・・は、異なる種類の成形品の製
造が可能となっている。各々の成形機B・・・に設けた
ホッパB1には、開閉蓋B2が設けられており、キャリアD
によって軌条Cを移動して材料供給ステーションAから
各成形機B・・・の上方位置まで移動して来たコンテナ
Fが成形機BのホッパB1の所定位置まで降下して来た時
にはホッパB1の開閉蓋B2を開放させコンテナFを受け入
れて、下蓋開閉装置Gが駆動してコンテナFの下蓋を上
方に押し上げてコンテナ内に収容された材料をホッパB1
内に落下排出させる(第5図参照)。なお、C1は軌条C
を支持する支柱,C2はキャリアDに電源を供給するため
に設けたトロリーダクト,A2は除湿機である。
次いで、第2図を参照してシステムの動作を説明す
る。
材料供給ステーションAにおいてコンテナFが(イ)
で示す位置に置かれると、上蓋開閉装置Gのアーム213
が駆動して押し下げ部材によりコンテナFの上蓋を押し
下げて、密閉蓋を開く。この時ロータリバルブが回転
し、供給管A4を通じてホッパードライヤA1に収納された
材料が自重によりコンテナFに収容される。上蓋開閉装
置Hのアーム213の降下位置は、アーム213を駆動するエ
アーシリンダ214のロッド214aに設けた位置検出センサL
1,L2で検出(ロッドの上下限位置を検知する)してお
り、コンテナFの載置台A5のキャリッジA6の位置は、セ
ンサL3により検出している。コンテナF内に必要量の材
料が供給された後は、ロータリバルブA3が回転が停止さ
れ、載置台A5のキャリッジA6は(ロ)で示した位置まで
位置まで移動する。この位置には、コンテナFの存在を
確認するセンサL4と、キャリアDの把持アーム2の降下
位置を検知するセンサL5,L6が設けられており、キャリ
アの昇降ハンド8が延びて把持アーム2がL5の位置まで
降下して来た時には、降下速度を減速し、L6の位置にお
いて降下を停止する。
キャリアDの把持アーム2がこの停止位置に来ると、
後述するようにコンテナFが把持される。このようにし
て、コンテナFがキャリアDの把持アーム2により把持
されると、キャリアDの昇降ハンド8は縮んでキャリア
DはコンテナFを把持したまま上昇する。
一方、キャリアDのキャリッジ10には、把持アーム2
の昇降位置を検知する上下限センサL7,L8が設けられて
おり、把持アーム2がセンサL8の位置まで来ると、上昇
速度を減速し、L7の位置で上昇を停止させる。把持アー
ム2がこの位置で停止すると、キャリッジ10は材料の供
給を受けるべき成形機Bの置かれた位置の上方まで移動
する。
軌条Cの形成機Bの置かれた位置と対応する箇所には
位置検知センサLnと、その若干手前に位置検知センサLn
−1とが各成形機Bに対して1組宛設けられており、キ
ャリアDのキャリッジ10が各成形機Bの上方位置の手前
に来ると、位置検知センサLn−1がこれを検知してキャ
リッジ10は減速され、Ln−1の位置においてキャリッジ
10は停止することができる。
キャリッジ10の減速,停止位置は,制御盤Eからの制
御信号に基づいて規定され、キャリアDのキャリッジ10
がその箇所に来ると、キャリアDは昇降ハンド8を伸ば
して、把持アーム2を降下させる。このようにして、コ
ンテナFを吊下げ把持したキャリアDが目的とする成形
機BのホッパB1上に降下して来ると、成形機Bに設けた
上下限検知センサL9,L10がその位置を検知する。すなわ
ち、検知センサL9がキャリアDに吊下げられたコンテナ
Fを検知すると、キャリアDの昇降速度が減速され、こ
の時同時に、成形機BのホッパーB1の上蓋17は開かれ、
コンテナFをホッパーB1の上開口部に載置する。ホッパ
ーB1の上開口部には、コンテナFの下蓋を押し上げるた
めの押し上げ部材が設けられているので、コンテナFが
ホッパーB1の上開口に載置された時に下蓋が押上保持さ
れて、コンテナFに収容されていた材料が自重によりホ
ッパーB1内に排出される。
キャリアDは、コンテナFを成形機ホッパーB1の上部
に載置した後は、更に昇降ハンド8を伸ばして、コンテ
ナFの把持を解除する。このようにして、コンテナFの
把持を解除したキャリアDは、伸ばしていた昇降ハンド
8を縮めて上昇し、必要な作業を行う。
すなわち、他の成形機Bから排出されたスプルー,ラ
ンナーなどの成形品のクズを回収したり、供給ステーシ
ョンAに戻って新たに材料を収容したコンテナFを別の
成形機Bに移送したりする。
かくして、このような必要な作業を行っている時に、
コンテナFに収容された材料のホッパーB1への排出が完
了する。(この状態は、成形機ホッパー上にコンテナを
載置した後十分な時間をとることによって可能となる)
と、キャリアDはコンテナFを把持しない空の状態とな
って、上記した同様な動作で形成機BのホッパーB1上に
降下して来て、空になったコンテナを回収する。
本発明システムによれば、このような方法で、空き時
間を利用して他の作業ができるので、システムの効率が
極めて良好であり、軌条Cにトラバーサやターンテーブ
ルなどの付加装置を付加することにより、作業空間を有
効に利用して作業範囲の広い多目的作業が実現できる。
次いで、本発明システムの各部の構成を説明する。ま
づ、コンテナタンクFの構造を説明する。第2図は基本
的な構造を示す一部切欠斜視断面構造図である。このコ
ンテナタンクFは上筒部210、下筒部211、本体筒部212
の三部分より成り、上筒部210、下筒部211には密閉式の
上蓋210a、の下蓋211aが設けられている。また、上筒部
210にはキャリアDの把持を容易にするために補助板210
bが、下筒部211には安定を良くするために脚部211bがそ
れぞれ、補助リブ210d、211dを介して一体に形成されて
いる。上蓋210aはキャップ状の蓋体の下方に支持筒210c
を設けてあり、下蓋211aはソロバン玉状の蓋体の上方に
支持筒211cを設けてあり、これら上、下蓋210a,211aの
開閉動作時には各々の支持筒210c,211cは本体筒部212の
中央に設けたシリンダ212a内を上下に移動する。ここ
で、図示はされていないが、上筒部210と上蓋210aおよ
び下筒部211と下蓋211aとの間にシール材を設ければな
お良い。なお、212b,212bはシリンダ212aを支持固定す
るための補助リブである。このような構造のコンテナタ
ンクFは第4図,第5図に示すように上、下蓋210a,211
aの支持筒210c,211cと本体筒部212に形成したシリンダ2
12a内に収容されたスプリングの弾性力を利用して開閉
できる構造にしてもよいが、このような方法に限らず、
油圧、空気圧を利用して開閉できるような構造にもでき
ることはいうまでもない。また、コンテナタンクFに収
容する材料は成形機材料に限定されるものではなく、圧
縮成形される食品や薬品の粉粒体材料であっても良い。
このような事情を考慮して、第3図に示した構造のもの
は全体をステンレスチールで製すると共に、密閉コンテ
ナ1を構成する上筒部210、下筒部211、本体筒部212の
三部分の接続部を弾性シール材218を介在させ上下一対
のクランプバンド221,221(第4図,第5図参照)で分
解可能に組立てた構造となっており、メンテナンス時に
は上記上蓋210a、下蓋211a、支持筒210c、211cを取り外
し分解清掃できる。
第4図から第5図は、スプリングの弾性力を利用して
上、下蓋を開閉動作できるようにした密閉コンテナFの
一実施例を示している。
基本的な構成は前述の通りであり、この実施例では、
上、下蓋210a,211aの支持筒210c、211cと本体筒部212の
内部に一対のスプリング204,204を収容してあり、これ
らのスプリング204,204はいずれも本体筒部212の中央に
設けられたシリンダ212a内に設けたガイド棒205,205で
その位置を支持固定されている。
第4図は材料供給ステーションAに設けた上蓋開閉装
置GによりコンテナタンクFに材料を供給している状態
を示している。206は材料を供給する供給管であり、こ
の供給管206の外方には開口端に押下部材207を設けたガ
イド筒208が同心状に設けられており、このガイド筒208
の外周面に形成した係止ピン209を、一端を支持柱200に
枢着させたアーム213のガイド孔213aに係合させてい
る。シリンダ214のロッド214aをシリンダ214内に没入さ
せてアーム213を押下げて、ガイド筒208の端部に設けた
押下部材207で上蓋210aを押下げ保持すれば、供給管206
を介してコンテナF内に収容された材料を自重により供
給でき、シリンダ214のロッド214aを延ばして元の位置
に復帰させて押下部材207を上方に復帰させると、スプ
リング204の復元力により上蓋210aは閉じる。
第5図は成形機BのホッパーB1に設けた下蓋11aの開
閉装置HによりコンテナタンクFに収容した材料を排出
している状態を示している。このホッパーB1の開口部の
中央には下蓋押上部材215が設けられており、このホッ
パーB1は左右一対のシリンダ216,216を駆動させて開閉
可能にした上蓋(開閉蓋)217,217を設けている。密閉
コンテナFの昇降動作と、ホッパーB1の上蓋217,217は
互いに連動制御され、コンテナタンクFがホッパーB1の
上方所定位置に来ると、閉じていたホッパーB1の上蓋21
7,217は左右に開いてコンテナタンクFを受け入れる。
この上蓋217,217の開いた状態でコンテナタンクFはホ
ッパーB1の上方に設置されるとコンテナタンクFの自重
により下蓋押上部材215がコンテナタンクFの下蓋211a
を持ち上げ保持するので密閉コンテナFに収容された材
料は開口部(ハ)より自重により降下し、ホッパーB1内
に排出される。コンテナタンクF内に収容された材料の
ホッパーB1内への排出が終了すると、コンテナタンクF
はホッパーB1の上方に持ち上げられ、この時スプリング
204は弾性復帰して下蓋211aは閉じられ密閉コンテナF
は密閉状態となる。その後、密閉コンテナFがキャリア
DによってホッパーB1の上方所定位置に達すると、シリ
ンダ216,216が駆動しホッパーB1の上蓋217,217は閉じら
れ、ホッパーB1内に粉塵等が混入するのを防止する。
第6図はホッパーB1の上蓋217,217を閉じた状態を示
す上蓋部分の平面図で示している。
第7図は、キャリアDの基本的構造を示したもので、
基台1の左右には、開口1a,1aを開設してあり、この各
々の開口1a,1aより、一端を突出させるようにして把持
アーム2,2が配設されている。把持アーム2,2の各々は、
同一形状に形成された2枚のアーム平板を3つの取付軸
部材2c,2d,2eにより重合させて形成されており、その先
端には鉤部2aと、小爪3を有している。小爪3は、鉤部
2aの上方でアーム2の適所に枢着されており、2又は分
かれた爪先間に設けた軸部材3bとアーム2の上記した取
付軸部材2cとの間に架け渡したスプリング30により把持
方向、つまり鉤部2a方向に常時弾性力を付勢した構造と
なっている。なお、3cは小爪3の閉じ角度を規制するス
トッパーである。
このような構造の把持アーム2の各々は基台1の下方
に設けた取付部1bに枢支2bされており、アーム2の軸2e
と基台1の中央下部の取付板1cに架け渡したスプリング
20により常時閉じ方向の弾性力の付勢されている。
そして、把持アーム2の各々の上方は、基板1に設け
た開口1aより突出しており、開口1aの外側縁にはストッ
パー片1dを設けて、アーム2の開動作時における閉じ角
度を規制している。
また、基台1の上方には、一対の平行レバー4aをアー
ム2の各々上端部に直交するように配設してあり、この
平行レバー4aは、開口1aの内側を支持片4cで枢支し、開
口1aの外側に位置する端部にスプリング40を設けて、基
台1側に引張る方向の弾性力を付勢している。そして、
この平行レバー4aの把持アーム2の上端に対応した部分
には、十分な幅を有した凹所4bが形成され、アーム2の
開閉動作時にはこの凹所4bには把持アーム2の上端に設
けた取付軸2dを摺接するように係合させている。
この把持アーム2に対応して設けた平行レバー4aとス
プリング40は、補助機構4を構成し、把持アーム2の開
閉動作時のスプリング20による閉じ動作に制動力を加え
て、把持アーム2の開閉動作をスムーズにするものであ
る。
基台1は、以上のような構造となっており、基台1に
設けたハウジング5の両側片部5a,5aにはパンタグラフ
状に形成された昇降ハンド8,8が付設されており、ハウ
ジング5の天板には、動滑車6を介してワイヤロープ7
が設けられている。軌条c(第1図参照)に往復移動可
能に取着されたキャリッジ10でこのワイヤロープ7を巻
き取り、あるいは巻き戻しさせてパンタグラフ状の昇降
ハンド8,8を伸縮させて基台1を昇降させる。
第8図,第9図は、キャリアDのキャリッジ10の構造
を示したもので、キャリッジ10は、四角形状のハウジン
グ101の下方にパンタグラフ状の昇降ハンド8,8を設けて
基台1を吊下している。
102は、ギアドモータで、その出力軸には2つのスプ
ロケット103,110を設けている。スプロケット103は、チ
ェーン108を介して電磁クラッチ105に回転力を伝達し
て、軌条Cに載せられた動輪106を回転させてキャリッ
ジ10を移動させ、またスプロケット110はチェーン109を
介してワイヤ巻き取りリール114を回転させて基台1を
上下に昇降させている。また、111はモータ102の回転力
がリール114に伝達されるのを制御するクラッチであ
る。電磁クラッチ105が断の状態にある時には、モータ1
02の回転力は、動輪106に伝達されないので、モータ102
の正,逆回転によりワイヤ7が巻き取られ、あるいは巻
き戻しされて基台1は昇降するが、クラッチ111が断の
状態にある時にはワイヤ巻き取りリール114の回転動作
を停止して、キャリッジ10を軌条Cに沿って往復移動さ
せる。モータ102の回転が停止されると上記昇降動作,
往復動作は停止する。
なお、107は転輪であり、104は回転軸の回転を停止す
る電磁ブレーキ、112はワイヤのガイドローラを示して
いる。このような、キャリアDは後述するような動作に
より把持アーム2の鉤部2aと小爪3との間でコンテナF
の補助板211bを把持し、昇降ハンド8,8を上下させて移
動でき、軌条Cに沿ってキャリッジ10を移動させて搬送
できるものである。
次いで、キャリアDの動作を説明する。
第10図は、縮んでいた昇降ハンド(不図示)を延ばし
て基台1を降下させて、コンテナFを把持するまでの状
態(リセット状態という)を示しており、この状態で
は、基台1に設けた1対の把持アーム2,2は、スプリン
グ20,20の引張力を受けて互いに略平行な位置関係にあ
り、把持アーム2の鉤部2aの上方に設けた小爪3は、そ
のスプリング30の引張力とストッパー3cの規制力によ
り、鉤部2aに最も接近した位置関係にある。また、補助
機構4の平行レバー4aも、スプリング40の引張力により
基台1に対して平行な位置関係にあるので、この状態で
はアーム2に対して殆ど力を作用させていない。
このようなリセット状態でワイヤロープ7を巻き戻し
させて基台1を更に下降させると、アーム2の鉤部2aの
先端に形成したテーパ部21aが、コンテナFの補助板210
bのテーパ部に接触し、アーム2はスプリング20の弾性
力に抗して次第に押し広げられて行き、アーム2の開き
動作につれて平行レバー4aとの空所4bに係合したアーム
2の上端に設けた軸2dが内方に摺動しながら移動するの
で、平行レバー4aはスプリング40の引張力により自由端
を持ち上げる(この時、小爪3もコンテナFの補助板21
0bのテーパ部に接触しスプリング30の弾性力に抗して上
方に開いて行く)。そして、コンテナFの補助板211bが
アーム2の鉤部2aと小爪3との間の空間に嵌り込むと、
開いていたアーム2はスプリング20の引張力により閉じ
ることになる。この状態でキャリッジ10内のモータ内10
2の回転を停止させて基台1の昇降を停止させれば、ア
ーム2,2は第11図に示したように小爪3と鉤部2aとの間
でコンテナFの補助板210bを確りと把持できることにな
る。把持したコンテナFを解除する時には、モータ102
を回転させてリール114に巻き取られたワイヤロープ7
を巻き戻しして基台1を降下させれば良く、基台1が更
に降下することにより小爪3がそのスプリング30の弾性
力に抗して下方に開きながら、アーム2,2も更に開いて
第12図に示した状態となり、コンテナFの把持を解除す
る。このようにしてコンテナFの把持を解除した後は、
ワイヤロープ7をキャリッジ10内のリール114に巻き取
って基台1を更に上昇させると、コンテナFとの接触が
なくなるため、アーム2,2はスプリング20,20の復元力に
より瞬時に閉じようとするが、アーム2,2が開くことに
より、スプリング40の引張力により補助機構4の平行レ
バー4aの自由端が持ちあげられ、アーム2,2には平行レ
バー4a,4aの係合凹所4b,4bを介して閉じ方向に逆らう力
が作用するので、アーム2,2は閉じ始めからリセット状
態に至っては、最初は大きく次第に小さくなるような制
動力を受けて、閉じ動作はゆっくりと行われる。また、
補助機構4はアーム2,2が開く時にも把持アームの上端
より、開方向の力を加えるので開動作を容易にする作用
もある。なお、コンテナFの把持を解除した後は、再び
アーム2,2の小爪3,3と鉤部2a,2aをコンテナF内の補助
板210bの位置まて持ち上げる必要がある。このため、リ
セット状態においてはアーム2,2の小爪3,3と鉤部2a,2a
との間に生じる空間をコンテナFの補助板210bの厚みよ
り小さくなるように設定する必要があることはいうまで
もない。
第13図は、キャリアDの他例であり、アーム2,2の一
端に設けた軸2d,2dを、アーム2,2を把持解除時において
は、補助機構4の平行レバー4a,4aに設けた凹所4b,4bに
嵌入させて固定する構造にしたものであり、アームの開
き角度はこの凹所4b,4bに、アーム2,2の軸2d,2dを嵌入
させて規定している。解除時にはアーム2,2は、平行レ
バー4a,4aの凹所4b,4bに嵌入して、その開き角度が固定
されるので、再度把持動作に入る場合には、アーム2,2
と平行レバー4a,4aとの係合を解除する必要があり、こ
のため、アーム2,2の軸2d,2dを平行レバー4a,4aの凹所4
b,4bにロックさせたまま持ち上げて、キャリッジ10側に
設けた凸部(不図示)にリセット部材12の操作部12a,12
aを当接させて、リセット部材12を押し上げて、自由端
の持ち上げられた平行レバー4a,4aを押し下げてロック
を解除しもとの状態に復帰できるような構造にしてい
る.また、第14図は、キャリッジ10に設けた昇降ハンド
8′,8′を多数のシリンダを同心状に伸縮自在に連結し
た構造にしたものの例を示しており、昇降ハンド8′,
8′は基台の昇降動作にともない自動的に伸縮する。
〔発明の効果〕
以上の説明より理解れるように、本発明システムによ
れば、従来の空気輸送を用いたシステムに比べて次のよ
うな利点がある。
1)成形機材料は、外気に晒されることなくコンテナタ
ンク内に収容され、静止状態で移送され、成形機の材料
ホッパーに投入できるので、移送途中において材料の偏
析や分離を生じることがなく、また水分率も低下させる
ことがない。したがって、混合材料などの輸送には頗る
最適である。
2)空気輸送のようなパイプを必要としないためハイプ
の配線による煩わしさがなく、また作業現場に粉塵を巻
き散らすこともなくクリーンアップの手間もない。
3)空気輸送のような駆動源を使用しないので、騒音の
影響もなく静かな作業環境が得られる。
4)コンテナタンクは、上方空間に架設された軌条に沿
って移動するので、地上のスペースが有効に利用でき、
作業場はスッキリもなり、作業スペースが軽減できる。
5)軌条に沿って往復移動するキャリアは、コンテナ移
送以外にも種々の物体を移送できるので、空き時間を有
効利用して多種類の作業を並行して行え、作業効率が極
めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明システムの概略構成図、第2図は本発
明方法の説明図、第3図はコンテナタンクの基本的構造
を示す図、第4図は材料供給ステーションに設けたコン
テナタンクの上蓋開閉装置の概略構成図、第5図は成形
機ホッパーに設けたコンテナタンクの下蓋開閉装置の概
略構成図、第6図は第5図に示した成形機の上蓋部分の
平面図、第7図はキャリアの基本的構造を示す図、第8
図,第9図はキャリアのキャリッジの構造説明図、第10
図〜第12図はキャリアの動作説明図、第13図は本発明に
おいて使用されるキャリアの他例の説明図、第14図はキ
ャリアのキャリッジの他例図を示している。 (符号の説明) A……材料供給ステーション B……成形機 B1……そのホッパー C……軌条 D……キャリア 2……把握アーム 8……昇降ハンド F……コンテナタンク G……上蓋開閉装置 H……下蓋開閉装置 204……弾性バネ(スプリング) 217……ホッパーの開閉蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料供給ステーションと、材料ホッパーを
    有した少なくとも1以上の成形機と、この材料供給ステ
    ーションから各成形機の上方に延びて架設された軌条
    と、この軌条に沿って往復可能に移動し、かつ把持アー
    ムと上下に昇降する昇降ハンドとを有したキャリアと、
    このキャリアの把持アームによって把持されるコンテナ
    タンクとを組み合わせて構成され、 上記コンテナタンクは、弾性バネで常時閉塞方向に付勢
    にした上蓋と下蓋を筒状本体に設けて構成され、 上記材料供給ステーションには、上記コンテナタンクの
    上蓋を下方に押し下げて、材料供給筒を上記コンテナタ
    ンクの上蓋より内部に挿入して粉粒体材料を投入するよ
    うにした上蓋開閉装置を設けるとともに、 上記成形機の材料ホッパーには開閉蓋を設けてあり、こ
    の開閉蓋を開いた状態で上記コンテナタンクの下蓋を押
    し上げ保持して、上記コンテナタンクに収容された粉粒
    体材料を上記材料ホッパー内に落下排出させるようにし
    た下蓋開閉装置とを設けた構成とされた成形機の材料供
    給システム。
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