JPH08251969A - 共通電源インバータ制御装置 - Google Patents
共通電源インバータ制御装置Info
- Publication number
- JPH08251969A JPH08251969A JP4815195A JP4815195A JPH08251969A JP H08251969 A JPH08251969 A JP H08251969A JP 4815195 A JP4815195 A JP 4815195A JP 4815195 A JP4815195 A JP 4815195A JP H08251969 A JPH08251969 A JP H08251969A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- capacity
- common power
- emergency stop
- deceleration
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Multiple Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明の共通電源インバータ制御装置は、緊
急停止させたいモータの緊急停止に必要な回生容量を演
算する緊急停止容量演算器1と、共通電源5の許容可能
な残り回生容量を演算する共通電源残り容量演算器2
と、緊急停止しないモータの減速停止に必要な回生容量
を演算する減速容量演算器3と、減速容量演算器3の演
算結果から緊急停止しないモータの減速トルクを演算す
る減速トルク演算器4とを備えたことを特徴としてい
る。 【効果】 本発明により共通電源の許容容量以内でモー
タの減速制御を行なうことが可能である。
急停止させたいモータの緊急停止に必要な回生容量を演
算する緊急停止容量演算器1と、共通電源5の許容可能
な残り回生容量を演算する共通電源残り容量演算器2
と、緊急停止しないモータの減速停止に必要な回生容量
を演算する減速容量演算器3と、減速容量演算器3の演
算結果から緊急停止しないモータの減速トルクを演算す
る減速トルク演算器4とを備えたことを特徴としてい
る。 【効果】 本発明により共通電源の許容容量以内でモー
タの減速制御を行なうことが可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共通電源方式で複数イ
ンバータを制御する共通電源インバータ制御装置に関す
る。
ンバータを制御する共通電源インバータ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】共通電源方式によって複数のインバータ
を制御し、モータを減速させる場合、各々のモータの回
生容量が大きいと全モータの回生容量が共通電源の許容
回生容量を越える為、共通電源の許容回生容量を大きく
するか、モータの減速時間を一律に変化させて、必要な
回生容量を小さくする制御を行っていた。
を制御し、モータを減速させる場合、各々のモータの回
生容量が大きいと全モータの回生容量が共通電源の許容
回生容量を越える為、共通電源の許容回生容量を大きく
するか、モータの減速時間を一律に変化させて、必要な
回生容量を小さくする制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】モータの減速時間を一
律に変化させて減速時間を大巾に伸ばすことは、緊急停
止が必要なモータまでも、他のモータに追従して減速が
遅れてしまう不具合があった。逆に緊急停止用に回生装
置を設けると、通常はほとんど使わない過剰設備となっ
てしまうという問題があった。
律に変化させて減速時間を大巾に伸ばすことは、緊急停
止が必要なモータまでも、他のモータに追従して減速が
遅れてしまう不具合があった。逆に緊急停止用に回生装
置を設けると、通常はほとんど使わない過剰設備となっ
てしまうという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、共通電源の限られた許容回生容量のもとで、緊急
停止が要求されるモータの減速を早めることが可能な共
通電源インバータ制御装置を提供することを目的として
いる。
ので、共通電源の限られた許容回生容量のもとで、緊急
停止が要求されるモータの減速を早めることが可能な共
通電源インバータ制御装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の共通電源インバ
ータ制御装置は、共通電源に互いに並列に接続されて負
荷となるモータをそれぞれ駆動する複数のインバータ
と、モータに取り付けてモータの回転速度を検出する速
度検出器と、回転速度に対応した負荷トルクを演算して
求める負荷トルク演算器とからなる共通電源インバータ
制御装置において、緊急停止させたいモータの緊急停止
に必要な回生容量を演算する緊急停止容量演算器と、共
通電源の許容可能な残り回生容量を演算する共通電源残
り容量演算器と、緊急停止しないモータの減速停止に必
要な回生容量を演算する減速容量演算器と、減速容量演
算器の演算結果から緊急停止しないモータの減速トルク
を演算する減速トルク演算器とを備えたことを特徴とし
ている。
ータ制御装置は、共通電源に互いに並列に接続されて負
荷となるモータをそれぞれ駆動する複数のインバータ
と、モータに取り付けてモータの回転速度を検出する速
度検出器と、回転速度に対応した負荷トルクを演算して
求める負荷トルク演算器とからなる共通電源インバータ
制御装置において、緊急停止させたいモータの緊急停止
に必要な回生容量を演算する緊急停止容量演算器と、共
通電源の許容可能な残り回生容量を演算する共通電源残
り容量演算器と、緊急停止しないモータの減速停止に必
要な回生容量を演算する減速容量演算器と、減速容量演
算器の演算結果から緊急停止しないモータの減速トルク
を演算する減速トルク演算器とを備えたことを特徴とし
ている。
【0006】
【作用】本発明の共通電源インバータ制御装置において
は、共通電源に互いに並列に複数のインバータを接続し
て負荷となるモータをそれぞれ駆動し、モータに速度検
出器を取り付けてモータの回転速度を検出し、回転速度
に対応した負荷トルクを演算して求め、緊急停止させた
いモータの緊急停止に必要な回生容量を演算し、共通電
源の許容可能な残り回生容量を演算し、緊急停止しない
モータの減速停止に必要な回生容量を演算し、減速容量
演算器の演算結果から緊急停止しないモータの減速トル
クを演算することを特徴としている。
は、共通電源に互いに並列に複数のインバータを接続し
て負荷となるモータをそれぞれ駆動し、モータに速度検
出器を取り付けてモータの回転速度を検出し、回転速度
に対応した負荷トルクを演算して求め、緊急停止させた
いモータの緊急停止に必要な回生容量を演算し、共通電
源の許容可能な残り回生容量を演算し、緊急停止しない
モータの減速停止に必要な回生容量を演算し、減速容量
演算器の演算結果から緊急停止しないモータの減速トル
クを演算することを特徴としている。
【0007】
【実施例】次に本発明の共通電源インバータ制御装置の
一実施例を説明する。図1において、インバータ61、
62、63は共通電源5に互いに並列に接続されて負荷
となるモータ71、72、73をそれぞれ駆動する電圧
または周波数の変換装置である。速度検出器81、8
2、83はそれぞれ対応するモータ71、72、73に
取り付けてモータ71、72、73の回転速度を検出す
ると共に出力信号によってそれぞれ対応するインバータ
61、62、63のゲート点弧の位相を制御している。
負荷トルク演算器91、92、93はそれぞれ速度検出
器81、82、83に接続され、速度検出器81、8
2、83から出力される回転速度(検出速度)に対応し
た負荷トルクを演算して求める演算回路である。緊急停
止容量演算器1は負荷トルク演算器91、92、93に
接続され、負荷トルク演算器91、92、93から出力
される負荷トルクによって緊急停止させたいモータの緊
急停止に必要な回生容量を演算する演算回路である。共
通電源残り容量演算器2は緊急停止容量演算器1に接続
され、緊急停止容量演算器1から出力される緊急停止さ
せたいモータの緊急停止に必要な回生容量から共通電源
5の許容可能な残り回生容量を演算する演算回路であ
る。減速容量演算器3は共通電源残り容量演算器2に接
続され、共通電源残り容量演算器2から出力される許容
可能な残り回生容量から緊急停止しないモータの減速停
止に必要な回生容量を演算する演算回路である。減速ト
ルク演算器4は減速容量演算器3に接続され、減速容量
演算器3の演算結果から緊急停止しないモータの減速ト
ルクを演算し、インバータ61、62、63の内の緊急
停止しないインバータに減速制御指令を出力する演算回
路である。
一実施例を説明する。図1において、インバータ61、
62、63は共通電源5に互いに並列に接続されて負荷
となるモータ71、72、73をそれぞれ駆動する電圧
または周波数の変換装置である。速度検出器81、8
2、83はそれぞれ対応するモータ71、72、73に
取り付けてモータ71、72、73の回転速度を検出す
ると共に出力信号によってそれぞれ対応するインバータ
61、62、63のゲート点弧の位相を制御している。
負荷トルク演算器91、92、93はそれぞれ速度検出
器81、82、83に接続され、速度検出器81、8
2、83から出力される回転速度(検出速度)に対応し
た負荷トルクを演算して求める演算回路である。緊急停
止容量演算器1は負荷トルク演算器91、92、93に
接続され、負荷トルク演算器91、92、93から出力
される負荷トルクによって緊急停止させたいモータの緊
急停止に必要な回生容量を演算する演算回路である。共
通電源残り容量演算器2は緊急停止容量演算器1に接続
され、緊急停止容量演算器1から出力される緊急停止さ
せたいモータの緊急停止に必要な回生容量から共通電源
5の許容可能な残り回生容量を演算する演算回路であ
る。減速容量演算器3は共通電源残り容量演算器2に接
続され、共通電源残り容量演算器2から出力される許容
可能な残り回生容量から緊急停止しないモータの減速停
止に必要な回生容量を演算する演算回路である。減速ト
ルク演算器4は減速容量演算器3に接続され、減速容量
演算器3の演算結果から緊急停止しないモータの減速ト
ルクを演算し、インバータ61、62、63の内の緊急
停止しないインバータに減速制御指令を出力する演算回
路である。
【0008】即ち、緊急停止容量演算器1は緊急停止さ
せたいモータの減速停止に必要な回生容量を演算する。
例えばモータ73を緊急停止させる場合を例に実施例を
説明すると、緊急停止容量演算器1はモータ73の緊急
停止に必要な回生容量PESを次式により演算する。モー
タ73が角速度ω3 (速度検出器83により検出)で運
転していたとすると、 PES=(T3MAX−TL3) ×ω3 (1) ここに、T3MAXはモータ73を駆動するインバータ63
の許容最大回生トルク、TL3はモータ73の角速度ω3
時の負荷トルク(負荷トルク演算器9の演算値)であ
る。また、共通電源残り容量演算器2は回生容量PESに
てモータ73を緊急停止させた場合に、共通電源5が許
容出来る残り回生容量Pを次式により演算する。
せたいモータの減速停止に必要な回生容量を演算する。
例えばモータ73を緊急停止させる場合を例に実施例を
説明すると、緊急停止容量演算器1はモータ73の緊急
停止に必要な回生容量PESを次式により演算する。モー
タ73が角速度ω3 (速度検出器83により検出)で運
転していたとすると、 PES=(T3MAX−TL3) ×ω3 (1) ここに、T3MAXはモータ73を駆動するインバータ63
の許容最大回生トルク、TL3はモータ73の角速度ω3
時の負荷トルク(負荷トルク演算器9の演算値)であ
る。また、共通電源残り容量演算器2は回生容量PESに
てモータ73を緊急停止させた場合に、共通電源5が許
容出来る残り回生容量Pを次式により演算する。
【0009】 P=PCON −PES (2) ここにPCON は共通電源5の最大回生容量である。
【0010】そして、緊急停止させるモータ73以外の
モータ71、72は残り回生容量Pによって減速させ
る。
モータ71、72は残り回生容量Pによって減速させ
る。
【0011】更に、減速容量演算器3は次式により各モ
ータに残り回生容量Pを分配させる演算を行う。即ち、
分配は緊急停止以外の各インバータの許容回生容量に応
じた方法とする。
ータに残り回生容量Pを分配させる演算を行う。即ち、
分配は緊急停止以外の各インバータの許容回生容量に応
じた方法とする。
【0012】
【数1】 ここに、P1ES 、P2ES はそれぞれモータ71、72の
回生容量(モータの為の配合量)、P1 、P2 はそれぞ
れインバータ61、62の許容回生容量である。
回生容量(モータの為の配合量)、P1 、P2 はそれぞ
れインバータ61、62の許容回生容量である。
【0013】上記の回生容量の分配量を受けて減速トル
ク演算器4は各モータの減速トルクを次式により演算す
る。
ク演算器4は各モータの減速トルクを次式により演算す
る。
【0014】
【数2】 ここに、T1 、T2 はモータ71、72の減速の為の回
生トルク、ω1 、ω2はモータ71、72の角速度(モ
ータの速度検出器により検出)、TL1、TL2はモータ7
1、72の角速度ω1 時の負荷トルク(負荷トルク演算
器91、92の演算値)である。
生トルク、ω1 、ω2はモータ71、72の角速度(モ
ータの速度検出器により検出)、TL1、TL2はモータ7
1、72の角速度ω1 時の負荷トルク(負荷トルク演算
器91、92の演算値)である。
【0015】上記で求めたモータ71、72の回生トル
クをこれら各モータを駆動しているインバータ61、6
2の減速の為の回生トルク指令値として、インバータ6
1、62を制御する。この時、緊急停止を行うモータ7
3のインバータ63へは、インバータ63の許容最大回
生トルクであるT3MAXを回生トルク指令値として与え、
インバータ63を制御する。
クをこれら各モータを駆動しているインバータ61、6
2の減速の為の回生トルク指令値として、インバータ6
1、62を制御する。この時、緊急停止を行うモータ7
3のインバータ63へは、インバータ63の許容最大回
生トルクであるT3MAXを回生トルク指令値として与え、
インバータ63を制御する。
【0016】以上はモータ73を緊急停止させる場合で
あるが、モータ73以外のモータ71、72を緊急停止
させる場合でも、同様の演算により、各モータの減速の
為の、回生トルクを求めることが可能である。
あるが、モータ73以外のモータ71、72を緊急停止
させる場合でも、同様の演算により、各モータの減速の
為の、回生トルクを求めることが可能である。
【0017】以上モータの台数を3台として実施例を説
明したが、本発明ではモータの台数に制約は無く、4台
以上でも同様に使用できる。
明したが、本発明ではモータの台数に制約は無く、4台
以上でも同様に使用できる。
【0018】
【発明の効果】本発明により、共通電源の限られた許容
回生容量のもとで、緊急停止が要求されるモータをそれ
以外のモータに追従させること無く、又、大がかりな回
生装置を設けること無くインバータの許容最大回生トル
クで減速させることが可能である。
回生容量のもとで、緊急停止が要求されるモータをそれ
以外のモータに追従させること無く、又、大がかりな回
生装置を設けること無くインバータの許容最大回生トル
クで減速させることが可能である。
【図1】本発明の一実施例を示す共通電源インバータ制
御装置の構成図である。
御装置の構成図である。
1 緊急停止容量演算器 2 共通電源残り容量演算器 3 減速容量演算器 4 減速トルク演算器
Claims (1)
- 【請求項1】 共通電源に互いに並列に接続されて負荷
となるモータをそれぞれ駆動する複数のインバータと、
前記モータに取り付けて前記モータの回転速度を検出す
る速度検出器と、前記回転速度に対応した負荷トルクを
演算して求める負荷トルク演算器とからなる共通電源イ
ンバータ制御装置において、緊急停止させたいモータの
緊急停止に必要な回生容量を演算する緊急停止容量演算
器と、前記共通電源の許容可能な残り回生容量を演算す
る共通電源残り容量演算器と、緊急停止しないモータの
減速停止に必要な回生容量を演算する減速容量演算器
と、この減速容量演算器の演算結果から前記緊急停止し
ないモータの減速トルクを演算する減速トルク演算器
と、を具備してなる共通電源インバータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4815195A JPH08251969A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 共通電源インバータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4815195A JPH08251969A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 共通電源インバータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08251969A true JPH08251969A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12795372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4815195A Pending JPH08251969A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 共通電源インバータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08251969A (ja) |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP4815195A patent/JPH08251969A/ja active Pending
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