JPH05115108A - 電気自動車 - Google Patents

電気自動車

Info

Publication number
JPH05115108A
JPH05115108A JP3301139A JP30113991A JPH05115108A JP H05115108 A JPH05115108 A JP H05115108A JP 3301139 A JP3301139 A JP 3301139A JP 30113991 A JP30113991 A JP 30113991A JP H05115108 A JPH05115108 A JP H05115108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
motors
motor
amount
electric vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3301139A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Tawara
雅彦 田原
Tomotaka Kuromame
友孝 黒豆
Hitoshi Sato
均 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3301139A priority Critical patent/JPH05115108A/ja
Publication of JPH05115108A publication Critical patent/JPH05115108A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】低速,軽負荷時のモータの運転効率を向上させ
た電気自動車を提供する。 【構成】複数のモータ101,102,・・を備えた電
気自動車に、複数のモータ101,102,・・の出力
を1つの出力軸に合成する駆動系110と、複数のモー
タ101,102,・・に対する要求トルクを検出する
要求トルク検出手段120と、検出された要求トルク量
に応じて各モータ101,102,・・に対する要求ト
ルクの配分量を設定するトルク配分量設定手段130
と、各モータ101,102,・・の出力トルクが設定
された配分量になるように各モータ101,102,・
・を駆動制御する駆動制御手段140とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のモータを有する
電気自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】1台のモータから差動ギアを介して左右
の駆動輪へ動力を伝達し、車両を駆動する電気自動車が
知られている(例えば、特開昭53−27913号公報
参照)。また、左右の駆動輪にそれぞれ別のモータを設
けた電気自動車も知られている(例えば、特開昭52−
133614号公報、米国特許第3,439,767号
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の電気自動車で
は、低速から高速まで、あるいは軽負荷から高負荷まで
のあらゆる走行条件を1台のモータでカバーしなければ
ならず、高速,高負荷時を考慮して最高出力が決定され
る。ところで、一般的にモータの効率は、モータの定格
回転数および定格負荷に近いほど高く、回転数の低下ま
たは負荷の減少に応じて低くなる。従って、例えば比較
的、低速,軽負荷の市街地走行では、モータの効率が悪
くなるという問題がある。
【0004】一方、後者の電気自動車では、車両の旋回
時などの走行状況を除いて、ほぼ左右の駆動モータに均
等に負荷がかかる。図8(a),(b)は、2台の交流
モータ(No.1,2)を用いた電気自動車の各モータ
の出力特性を示す図である。図において、横軸はモータ
の回転数N(rpm)を示し、縦軸は出力トルクT(N
・m)を示し、ηは効率(%)を示す。またR/Lは、
平坦地を定速走行したときの走行負荷曲線を示す。今、
例えば時速40kmで市街地を定速走行する場合を考え
ると、この場合のモータ回転数N1(rpm)に対する
No.1,2モータの効率ηはどちらもほぼ52%にな
り、前者の電気自動車と同様に低速,軽負荷時にはモー
タの効率が低くなる。
【0005】この問題を解決するため、変速ギアなどを
設け、モータを常に定格回転数および定格負荷に近いと
ころで駆動し、効率を向上させることが考えられるが、
モータの等効率線はモータの等トルク線とほぼ同じ形状
であるため、大幅な効率向上が望めない上に、駆動系の
構造が複雑になって望ましくない。
【0006】一方、駆動源として交流モータを用いる電
気自動車では、バッテリからの直流電源を交流電源に変
換して交流モータに印加するインバーターが用いられ
る。インバーターは、トランジスタやサイリスタなどの
スイッチング素子を用いてスイッチングを行ない、直流
電力を交流電力に変換するので、車載ラジオなどにスイ
ッチングノイズが混入するおそれがある。
【0007】本発明の目的は、低速,軽負荷時のモータ
の運転効率を向上させた電気自動車を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1に対応づけて本発明を説明すると、請求項1の発明
は、複数のモータ101,102,・・・を備えた電気
自動車に適用され、複数のモータ101,102,・・
・の出力を1つの出力軸に合成する駆動系110と、複
数のモータ101,102,・・・に対する要求トルク
を検出する要求トルク検出手段120と、要求トルク検
出手段120で検出された要求トルク量に応じて、各モ
ータ101,102,・・・に対する要求トルクの配分
量を設定するトルク配分量設定手段130と、各モータ
101,102,・・・の出力トルクがトルク配分量設
定手段130で設定された配分量になるように、各モー
タ101,102,・・・を駆動制御する駆動制御手段
140とを備え、これにより、上記目的を達成する。請
求項2の電気自動車の要求トルク検出手段120Aは、
アクセル開度に基づいて複数のモータ101,102,
・・・に対する要求トルクを検出し、トルク配分量設定
手段130Aは、要求トルク検出手段120Aで検出さ
れたアクセル開度が所定値以下のときは、複数のモータ
101,102,・・・の内のいずれかに要求トルクの
全量を配分し、駆動制御手段140Aは、要求トルクの
全量を配分されたモータの出力トルクが要求トルクにな
るようにそのモータを駆動制御する。請求項3の発明
は、請求項2の電気自動車に各モータ101,102,
・・・の故障を検出する故障検出手段150を備え、ト
ルク配分量設定手段130Bは、要求トルクの全量を配
分されたモータの故障が故障検出手段150で検出され
たときは、複数のモータ101,102,・・・の内の
他のいずれかに要求トルクの全量を再配分する。請求項
4の電気自動車の要求トルク検出手段120Bは、ブレ
ーキペダルの踏込み量または踏込み力に基づいて複数の
モータ101,102,・・・に対する要求制動トルク
を検出し、トルク配分量設定手段130Cは、要求トル
ク検出手段120Bで検出されたブレーキペダルの踏込
み量または踏込み力が所定値以下のときは、複数のモー
タ101,102,・・・の内のいずれかに要求制動ト
ルクの全量を配分し、駆動制御手段140Bは、要求制
動トルクの全量を配分されたモータの制動トルクが要求
制動トルクになるようにそのモータを駆動制御する。請
求項5の発明は、請求項4の電気自動車に各モータ10
1,102,・・・の故障を検出する故障検出手段15
0を備え、トルク配分量設定手段130Dは、要求制動
トルクの全量を配分されたモータの故障が故障検出手段
150で検出されたときは、複数のモータ101,10
2,・・・の内の他のいずれかに要求制動トルクの全量
を再配分する。請求項6の電気自動車のトルク配分量設
定手段130Eは、要求トルク検出手段120Bで検出
されたブレーキペダルの踏込み量または踏込み力の変化
量が所定値を越えたときは、ブレーキペダルの踏込み量
または踏込み力が所定値以下でも複数のモータ101,
102,・・・のすべてに要求制動トルクを均等に配分
し、駆動制御手段140Cは、各モータ101,10
2,・・・の制動トルクが要求制動トルクの配分量にな
るように各モータ101,102,・・・を駆動制御す
る。請求項7の発明は、複数のモータは偶数個の三相交
流モータ101A,102A,・・・から成り、駆動制
御手段140Dからこれらの偶数個の三相交流モータ1
01A,102A,・・・への配線を各相ごとに束ねて
配線するとともに、偶数個の三相交流モータ101A,
102A,・・・を2つのグループに等分し、これらの
各グループごとに駆動制御手段140Dから出力される
三相交流電力の位相を180度ずらした。
【0009】
【作用】請求項1では、トルク配分量設定手段130
が、要求トルク検出手段120で検出された要求トルク
量に応じて、各モータ101,102,・・・に対する
要求トルクの配分量を設定し、駆動制御手段140が、
各モータ101,102,・・・の出力トルクがトルク
配分量設定手段130で設定された配分量になるよう
に、各モータ101,102,・・・を駆動制御する。
請求項2では、トルク配分量設定手段130Aが、要求
トルク検出手段120Aで検出されたアクセル開度が所
定値以下のときは、複数のモータ101,102,・・
・の内のいずれかに要求トルクの全量を配分し、駆動制
御手段140Aが、要求トルクの全量を配分されたモー
タの出力トルクが要求トルクになるようにそのモータを
駆動制御する。請求項3では、トルク配分量設定手段1
30Bが、要求トルクの全量を配分されたモータの故障
が故障検出手段150で検出されたときは、複数のモー
タ101,102,・・・の内の他のいずれかに要求ト
ルクの全量を再配分する。請求項4では、トルク配分量
設定手段130Cが、要求トルク検出手段120Bで検
出されたブレーキペダルの踏込み量または踏込み力が所
定値以下のときは、複数のモータ101,102,・・
・の内のいずれかに要求制動トルクの全量を配分し、駆
動制御手段140Bが、要求制動トルクの全量を配分さ
れたモータの制動トルクが要求制動トルクになるように
そのモータを駆動制御する。請求項5では、トルク配分
量設定手段130Dが、要求制動トルクの全量を配分さ
れたモータの故障が故障検出手段150で検出されたと
きは、複数のモータ101,102,・・・の内の他の
いずれかに要求制動トルクの全量を再配分する。請求項
6では、トルク配分量設定手段130Eが、要求トルク
検出手段120Bで検出されたブレーキペダルの踏込み
量または踏込み力の変化量が所定値を越えたときは、ブ
レーキペダルの踏込み量または踏込み力が所定値以下で
も複数のモータ101,102,・・・のすべてに要求
制動トルクを均等に配分し、駆動制御手段140Cが、
各モータ101,102,・・・の制動トルクが要求制
動トルクの配分量になるように各モータ101,10
2,・・・を駆動制御する。
【0010】
【実施例】図2は、一実施例の電気自動車の駆動系の断
面およびモータ駆動回路を示す図である。図において、
1,2は、車両の動力源として用いられる2台の三相誘
導モータ(以下、モータと呼ぶ)である。これら2台の
モータ1,2は同一仕様および性能を有しており、定格
出力は車両のあらゆる走行条件を考慮して決定された所
要出力のほぼ半分に設定される。これらのモータ1,2
は、負荷側出力軸1a,2aが対向するように減速機3
を挟んで配置され、両出力軸1a,2aは中央で連結さ
れる。すなわち、両モータ1,2の駆動力は1軸に合成
され、減速機3のギア3a〜3d,差動ギア4および左
右のドライブシャフト5,6を介して左右の駆動輪7,
8に伝達される。
【0011】11,12は、モータ1,2をそれぞれ駆
動するインバーターであり、バッテリ13からの直流電
力を三相交流電力に変換する。14は、マイクロコンピ
ュータおよびその周辺部品から構成されるコントローラ
ーであり、インバーター11,12を制御する。15は
アクセルセンサーであり、アクセル開度Aに応じた電圧
を発生し、この電圧信号をコントローラー14へ出力す
る。16はブレーキセンサーであり、不図示のブレーキ
ペダルの踏込み量Bに応じた電圧を発生し、この電圧信
号をコントローラ14へ出力する。なお、ブレーキセン
サー16でブレーキペダルの踏込み力を検出し、踏込み
力に応じた電圧信号を発生するようにしてもよい。1
7,18は、各モータ1,2の回転速度N1,N2を検
出する回転センサーであり、検出した回転数をコントロ
ーラー14へ出力する。さらに、21,22は、各イン
バーター11,12の出力電流を検出する電流センサ
ー、23,24は、バッテリ13から各インバーター1
1,12への入力電流を検出する電流センサーである。
【0012】この実施例では、インバーター11,12
のU,V,W端子からモータ1,2のU,V,W端子へ
の電力線の配線を、図2に示すように各相ごとに束ねて
平行に配線する。さらに、インバーター11,12から
出力される三相交流電圧は互いに位相を180度ずらし
て電圧波形を反転させており、これによってモータ1へ
流れる電流の方向とモータ2へ流れる電流の方向とが各
相ごとに互いに反対になる。なお、電流制御型インバー
ターを用いる場合は、三相交流出力電流の位相を互いに
180度ずらせばよい。通常、インバーター11,12
の出力電流は高調波を含んでおり、この高調波によって
電磁波ノイズが発生する。この実施例では、各相ごとに
2台のモータ1,2に流れる電流が反対になるので、高
調波電流が互いに打ち消しあって電磁波ノイズの発生が
低減される。なお、モータ1,2は減速機3を挟んで負
荷軸側が対向するように配置されるので、三相交流のU
→V→Wの相順に対して2台のモータ1,2が同一方向
に回転するように、モータ2の端子側でインバーター1
2からの電力線の接続をモータ1のそれと逆にしてい
る。
【0013】図3,4は、コントローラー14のマイク
ロコンピュータで実行される制御プログラムを示すフロ
ーチャートである。このフローチャートにより、実施例
の動作を説明する。ステップS1で、アクセルセンサー
15からアクセル開度Aを、ブレーキセンサー16から
ブレーキペダルの踏込み量Bを、回転センサー17,1
8からモータ1,2の回転速度N1,N2を、さらに電
流センサー21〜24からインバーター11,12の出
力電流I1,I2および入力電流I3,I4を読み込
む。続くステップS2で、ブレーキペダルの踏込み量B
およびアクセル開度Aに基づいてモータ駆動モードが力
行か否かを判別し、力行モードと判別されるとステップ
S3へ進み、そうでなければ図4のステップS13へ進
む。
【0014】ここで、力行モードとは、モータが負荷を
駆動するモード、すなわち、モータ1,2が駆動輪7,
8を駆動して車両を前進または後退させるモードであ
る。このとき、インバーター11,12によって三相交
流電力がモータ1,2に供給され、モータ1,2は三相
誘導モータとして駆動力を発生する。一方、回生モード
とは、モータ1,2が負荷により駆動されるモード、す
なわち、モータ1,2が駆動輪7,8によって駆動され
るモードである。車両の走行中にモータ1,2の出力を
低下または0にしても慣性により車両は前進しようとす
る。この結果、駆動輪7,8を介してモータ1,2が駆
動される。このとき、モータ1,2は発電機となり、三
相誘導モータでは三相交流電力を発生する。この三相交
流電力は、インバーター11,12によって直流電力に
逆変換され、バッテリ13を充電する。このときモータ
1,2は、慣性により前進中の車両を減速または停止さ
せる制動トルクを発生する。なおこの実施例では、走行
中、ブレーキペダルの踏込み量BがB=0で且つアクセ
ル開度AがA>0であれば力行モードとし、それ以外の
ときを回生モードとする。
【0015】力行のときはステップS3で、モータ1,
2の故障を判別する。ここでは、電流センサー21,2
2で検出された電流I1,I2がモータ1,2の定格電
流を越えていれば、越えている側をモータ故障と判断す
る。モータ故障でなければステップS4へ進み、図5
(a),(b)に示すテーブルを参照し、アクセル開度
Aに応じて各モータ1,2のトルク配分係数K1,K2
を設定する。図5(a),(b)に示すように、アクセ
ル開度Aが半分まではモータ1のトルク配分係数K1が
2、モータ2のトルク配分係数K2が0である。また、
アクセル開度Aが半分以上になると、モータ1,2のト
ルク配分係数K1,K2はともに1になる。つまり、ア
クセル開度Aが半分までは、インバーター11によって
モータ1だけを駆動し、モータ2は空転状態とする。こ
のとき、アクセル開度Aに応じた要求トルクの全量をモ
ータ1が出力する。アクセル開度Aが半分を越えると、
両インバーター11,12が運転され、アクセル開度A
に応じた要求トルクをモータ1,2で均等に配分し、そ
れぞれの配分トルクを出力する。
【0016】なお図5(a)(b)に示すように、モー
タ1,2のトルク配分係数K1,K2は、アクセル開度
Aのほぼ半分のところで徐々に変化させている。アクセ
ル開度A/2のところで配分係数K1を2→1へ、配分
係数K2を0→1へステップ状に変化させた方が、総合
的な効率はよくなる。しかし、アクセル開度A/2のと
ころで配分係数K1,K2を急激に変化させると、モー
タ1,2の出力トルクが急変し、切り換えショックが発
生して好ましくない。そこで、配分係数K1,K2を徐
々に変化させて、切り換えショックの発生を防止する。
【0017】一方、ステップS3でモータ故障と判定さ
れたときは、ステップS5で、モータ1の故障か否かを
判別し、モータ1が故障していればステップS6へ進
み、そうでなければステップS7へ進む。ステップS6
では、トルク配分係数K1に0を設定してモータ1の駆
動を停止し、トルク配分係数K2に2を設定してモータ
2だけを駆動する。またステップS7では、モータ2の
故障か否かを判別し、モータ2の故障であればステップ
S9へ進み、そうでなければステップS8へ進む。ステ
ップS8では、トルク配分係数K1に2を設定してモー
タ1を駆動し、トルク配分係数K2に0を設定してモー
タ2の駆動を停止する。一方、ステップS9では、モー
タ1,2がともに故障であり、不図示の表示器およびブ
ザーで警報を行なってプログラムの実行を終了する。こ
のように、モータ故障に際してトルク配分係数Kに2を
設定し、1台のモータで運転を継続すると、アクセル開
度A/2以上ではモータの定格トルクを越える電流指令
信号がインバーター11,12へ供給される。しかし、
インバーター11,12には出力電流制限器が設けられ
ており、定格電流を越える電流指令信号が供給されて
も、インバーター11,12の出力電流は定格電流に制
限される。なお、2台のモータ1,2の内のいずれか一
方が故障の場合は、正常なモータに対するトルク配分係
数Kに2を設定して運転を継続するようにしたが、正常
なモータに対するトルク配分係数Kに1を設定するか、
またはアクセル開度Aに応じて正常なモータに対するト
ルク配分係数Kを変えてもよい。すなわち、アクセル開
度Aが半分までは、正常なモータに対するトルク配分係
数Kを2とし、アクセル開度Aが半分を越えたらトルク
配分係数Kを1とする。
【0018】次にステップS10で、上記ステップで設
定されたトルク配分係数K1,K2に基づいて、次式に
より各モータ1,2の制御用アクセル開度A1,A2を
算出する。 A1=K1×A A2=K2×A ・・・(1) 続くステップS11で、次式により各インバーター1
1,12に対する電流指令値i1,i2およびすべり周
波数S1,S2を演算する。 i1=f(A1,N0) i2=f(A2,N0) S1=f(A1,N0) S2=f(A2,N0) ・・・(2) ここで、N0=(N1+N2)/2 ステップS12で、算出された電流指令値i1,i2お
よびすべり周波数S1,S2に基づく制御信号をインバ
ーター11,12へ出力し、両インバーター11,12
を駆動する。
【0019】以上の処理によって、図5(c)に示すよ
うに、モータ1,2の合計出力トルクはアクセル開度A
に応じて0から100%まで変化する。上述したよう
に、モータ1,2に故障がなければ、アクセル開度A/
2まではモータ1が要求トルクのすべてを出力し、アク
セル開度A/2を越えるとモータ1,2がそれぞれ要求
トルクの半分ずつ出力する。以上の処理を終えると、ス
テップS1へ戻る。
【0020】ステップS2で力行でないと判断されたと
きは図4のステップS13へ進み、回生モードにおける
処理を行なう。図4のステップS13で、上述した方法
でモータ1,2の故障を判別し、故障していればステッ
プS18へ進み、そうでなければステップS14へ進
む。ステップS14では、ブレーキ踏込み量Bの単位時
間当りの変化量ΔBを算出し、続くステップS15で、
算出された変化量ΔBを所定値と比較する。所定値より
大きければ急ブレーキであると判断してステップS16
へ進み、そうでなければステップS17へ進む。急ブレ
ーキの場合はステップS16で、ブレーキ踏込み量Bに
関わらず、モータ1,2の制動トルク配分係数T1,T
2にともに1を設定する。
【0021】急ブレーキでなければステップS17で、
図6(a),(b)に示すテーブルを参照し、ブレーキ
踏込み量Bに応じて各モータの制動トルク配分係数T
1,T2を設定する。図6(a),(b)に示すよう
に、ブレーキ踏込み量Bが半分まではモータ1の制動ト
ルク配分係数T1が2、モータ2の制動トルク配分係数
T2が0である。また、ブレーキ踏込み量Bが半分以上
になると、モータ1,2の制動トルク配分係数T1,T
2はともに1になる。つまり、ブレーキ踏込み量Bが半
分までは、インバーター11によってモータ1だけを駆
動し、モータ2は空転状態とする。このとき、ブレーキ
踏込み量Bに応じた要求制動トルクの全量をモータ1が
出力する。ブレーキ踏込み量Bが半分を越えると、両イ
ンバーター11,12が運転され、ブレーキ踏込み量B
に応じた要求制動トルクをモータ1,2で均等に配分
し、それぞれの配分制動トルクを出力する。
【0022】なお図6(a)(b)に示すように、モー
タ1,2の制動トルク配分係数T1,T2は、ブレーキ
踏込み量Bのほぼ半分のところで徐々に変化させてい
る。ブレーキ踏込み量B/2のところで配分係数T1を
2→1へ、配分係数T2を0→1へステップ状に変化さ
せた方が、総合的な効率はよくなる。しかし、ブレーキ
踏込み量B/2のところで配分係数T1,T2を急激に
変化させると、モータ1,2の出力制動トルクが急変
し、切り換えショックが発生して好ましくない。そこ
で、配分係数T1,T2を徐々に変化させて、切り換え
ショックの発生を防止する。
【0023】一方、ステップS13でモータ故障と判定
されたときは、ステップS18で、モータ1の故障か否
かを判別し、モータ1が故障していればステップS19
へ進み、そうでなければステップS20へ進む。ステッ
プS19では、制動トルク配分係数T1に0を設定して
モータ1の駆動を停止し、制動トルク配分係数T2に2
を設定してモータ2だけを駆動する。またステップS2
0では、モータ2の故障か否かを判別し、モータ2の故
障であればステップS22へ進み、そうでなければステ
ップS21へ進む。ステップS21では、制動トルク配
分係数T1に2を設定してモータ1を駆動し、制動トル
ク配分係数T2に0を設定してモータ2の駆動を停止す
る。一方、ステップS22では、モータ1,2がともに
故障であり、不図示の表示器およびブザーで警報を行な
ってプログラムの実行を終了する。このように、モータ
故障に際して制動トルク配分係数Tに2を設定し、1台
のモータで運転を継続すると、ブレーキ踏込み量B/2
以上ではモータの定格制動トルクを越える電流指令信号
がインバーター11,12へ供給される。しかし、イン
バーター11,12には出力電流制限器が設けられてお
り、定格電流を越える電流指令信号が供給されても、イ
ンバーター11,12の出力電流は定格電流に制限され
る。なお、2台のモータ1,2の内のいずれか一方が故
障の場合は、正常なモータに対する制動トルク配分係数
Tに2を設定して運転を継続するようにしたが、正常な
モータに対する制動トルク配分係数Tに1を設定する
か、またはブレーキ踏込み量Bに応じて正常なモータに
対する制動トルク配分係数Tを変えてもよい。すなわ
ち、ブレーキ踏込み量Bが半分までは、正常なモータに
対する制動トルク配分係数Tを2とし、ブレーキ踏込み
量Bが半分を越えたら制動トルク配分係数Tを1とす
る。
【0024】次にステップS23で、上記ステップで設
定された制動トルク配分係数T1,T2に基づいて、次
式により各モータ1,2の制御用ブレーキ踏込み量B
1,B2を算出する。 B1=T1×B B2=T2×B ・・・(3) 続くステップS24で、次式により各インバーター1
1,12に対する電流指令値i1,i2およびすべり周
波数S1,S2を演算する。 i1=f(B1,N0) i2=f(B2,N0) S1=f(B1,N0) S2=f(B2,N0) ・・・(4) ここで、N0=(N1+N2)/2 その後、図3のステップS12へ進み、算出された電流
指令値i1,i2およびすべり周波数S1,S2に基づ
く制御信号をインバーター11,12へ出力し、両イン
バーター11,12を駆動する。
【0025】以上の処理によって、図6(c)に示すよ
うに、モータ1,2の合計制動トルクはブレーキ踏込み
量Bに応じて0から100%まで変化する。上述したよ
うに、モータ1,2に故障がなければ、ブレーキ踏込み
量B/2まではモータ1が要求制動トルクのすべてを出
力し、ブレーキ踏込み量B/2を越えるとモータ1,2
がそれぞれ要求制動トルクの半分ずつ出力する。以上の
処理を終えると、ステップS1へ戻る。
【0026】図7(a),(b)は、従来の電気自動車
のモータ出力特性を示す図8(a),(b)と同じ走行
条件、すなわち時速40kmで市街地を定速走行する場
合のモータ1,2の出力特性を示す。低速,軽負荷での
走行であるため、アクセル開度Aは半分以下であり、上
述したようにモータ1だけが駆動され、アクセル開度A
に応じた要求出力トルクの全量をモータ1が出力する。
一方、モータ2は駆動されず、空転状態にある。従っ
て、モータ1の走行負荷曲線R/Lは、図7(a)に示
すように、破線で示す従来のモータの曲線から実線で示
す曲線になり、時速40kmに相当するモータ1の回転
数N1では、モータ1の効率ηがほぼ62%となる。す
なわち、アクセル開度Aが半分以下の低速,軽負荷時に
は、図8に示す従来のモータよりもほぼ10%効率が向
上する。なお回生モードにおいても、上記力行モードと
同様に、ブレーキ踏込み量Bが半分以下の低速,軽負荷
時には、従来のモータよりも効率が向上する。
【0027】このように、力行モードでは、アクセル開
度に基づいて2台のモータに対する要求トルクを検出
し、アクセル開度が半分以下のときは要求トルクの全量
を2台のモータの内のいずれかに配分し、1台だけで車
両を駆動するようにした。また、回生モードでは、ブレ
ーキ踏込み量に基づいて2台のモータに対する要求制動
トルクを検出し、ブレーキ踏込み量が半分以下のときは
要求制動トルクの全量を2台のモータの内のいずれかに
配分し、1台だけで車両に制動をかけるようにした。こ
れによって、低速,軽負荷時のモータの運転効率を向上
させることができる。また、アクセル開度またはブレー
キ踏込み量が半分以下のときに、1台のモータで車両を
駆動または制動中に、運転中のモータの故障が検出され
ると、他のモータへ要求出力トルクまたは要求制動トル
クの全量を再配分し、故障が検出されたモータを停止し
て他のモータを運転するようにしたので、上記効果に加
え、1台のモータが故障しても修理工場や適当な退避場
所まで車両を移動することができる。さらに、ブレーキ
踏込み量の変化量が所定値を越えたときは、急ブレーキ
操作がなされたと判断して、ブレーキ踏込み量が半分以
下でもブレーキ踏込み量に応じた要求制動トルクを全モ
ータに均等に配分し、全モータを駆動するようにしたの
で、急ブレーキ時に全モータが制動トルクを出力して確
実に車両を停止させることができる。
【0028】なお上記実施例では2台のモータを用いた
例を示したが、モータ台数は上記実施例に限定されな
く、3台以上でもよい。ただし、モータへの電力線を上
記実施例と同様に各相ごとに束ねて配線する場合は、モ
ータ台数を偶数個とする。
【0029】また上記実施例では、アクセル開度または
ブレーキ踏込み量の1/2のところで複数のモータの出
力トルクまたは制動トルクの配分を切り換えたが、トル
ク配分の切り換え点は上記実施例に限定されない。3台
以上のモータを採用する場合は、アクセル開度またはブ
レーキ踏込み量に応じて行なう出力トルクまたは制動ト
ルクの配分切り換え点を増加してもよい。
【0030】またモータを駆動するインバーターは、電
圧制御型,電流制御型,PAM方式,PWM方式など、
どのような種類であってもよい。
【0031】以上の実施例の構成において、減速機3,
ギア3a〜3d,差動ギア4およびドライブシャフト
5,6が駆動系を、アクセルセンサー15およびブレー
キセンサー16が要求トルク検出手段を、コントローラ
ー14がトルク配分量設定手段を、コントローラー14
およびインバーター11,12が駆動制御手段を、電流
センサー21,22が故障検出手段をそれぞれ構成す
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、複数のモータに対する要求トルク量に応じて各モ
ータに対する要求トルクの配分量を設定し、各モータの
出力トルクがその配分量になるように各モータを駆動制
御するようにしたので、低速,軽負荷時のモータの運転
効率を向上させることができる。請求項2の発明によれ
ば、アクセル開度に基づいて複数のモータに対する要求
トルクを検出し、アクセル開度が所定値以下のときは複
数のモータの内のいずれかに要求トルクの全量を配分
し、要求トルクの全量を配分されたモータの出力トルク
が要求トルクになるようにそのモータを駆動制御するよ
うにしたので、力行モードにおける低速,軽負荷時のモ
ータの運転効率を向上させることができる。請求項3の
発明によれば、要求トルクの全量を配分されたモータの
故障が検出されたときは、複数のモータの内の他のいず
れかに要求トルクの全量を再配分するようにしたので、
低速,軽負荷時のモータの運転効率を向上させることが
できるとともに、1台のモータが故障しても修理工場や
適当な退避場所まで車両を移動することができる。請求
項4の発明によれば、ブレーキペダルの踏込み量または
踏込み力に基づいて要求制動トルクを検出し、ブレーキ
ペダルの踏込み量または踏込み力が所定値以下のとき
は、複数のモータの内のいずれかに要求制動トルクの全
量を配分し、要求制動トルクの全量を配分されたモータ
の制動トルクが要求制動トルクになるようにそのモータ
を駆動制御するようにしたので、回生モードにおける低
速,軽負荷時のモータの運転効率を向上させることがで
きる。請求項5の発明によれば、要求制動トルクの全量
を配分されたモータの故障が検出されたときは、複数の
モータの内の他のいずれかに要求制動トルクの全量を再
配分するようにしたので、低速,軽負荷時のモータの運
転効率を向上させることができるとともに、1台のモー
タが故障しても確実に車両に制動をかけることができ
る。請求項6の発明によれば、ブレーキペダルの踏込み
量または踏込み力の変化量が所定値を越えたときは、ブ
レーキペダルの踏込み量または踏込み力が所定値以下で
も複数のモータのすべてに要求制動トルクを均等に配分
し、各モータの制動トルクが要求制動トルクの配分量に
なるように各モータを駆動制御するようにしたので、急
ブレーキ時に全モータが制動トルクを出力して確実に車
両を停止させることができる。請求項7の発明によれ
ば、複数のモータを偶数個の三相交流モータから構成
し、これらのモータへの配線を各相ごとに束ねて配線す
るとともに、偶数個の三相交流モータを2つのグループ
に等分し、これらの各グループごとに駆動制御手段から
出力される三相交流電力の位相を180度ずらすように
したので、ノイズの発生が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図。
【図2】一実施例の電気自動車の駆動系の断面およびモ
ータ駆動回路を示す図。
【図3】コントローラーのCPUで実行される制御プロ
グラムを示すフローチャート。
【図4】コントローラーのCPUで実行される制御プロ
グラムを示すフローチャート。
【図5】アクセル開度に対するトルク配分係数および合
計出力トルクを示す図。
【図6】ブレーキ踏込み量に対する制動トルク配分係数
および合計制動トルクを示す図。
【図7】低速,軽負荷時のモータの出力特性を示す図。
【図8】低速,軽負荷時の従来のモータの出力特性を示
す図。
【符号の説明】
1,2 三相誘導モータ 1a,2a 出力軸 3 減速機 3a〜3d ギア 4 差動ギア 5,6 ドライブシャフト 7,8 駆動輪 11,12 インバーター 13 バッテリ 14 コントローラー 15 アクセルセンサー 16 ブレーキセンサー 17,18 回転センサー 21〜24 電流センサー 101,101A,102,102A モータ 110 駆動系 120,120A,120B 要求トルク検出手段 130,130A〜130E トルク配分量設定手段 140,140A〜140D 駆動制御手段 150 故障検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 7/74 G 9063−5H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のモータを備えた電気自動車におい
    て、 前記複数のモータの出力を1つの出力軸に合成する駆動
    系と、 前記複数のモータに対する要求トルクを検出する要求ト
    ルク検出手段と、 前記要求トルク検出手段で検出された前記要求トルク量
    に応じて、前記各モータに対する前記要求トルクの配分
    量を設定するトルク配分量設定手段と、 前記各モータの出力トルクが前記トルク配分量設定手段
    で設定された前記配分量になるように、前記各モータを
    駆動制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とする
    電気自動車。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電気自動車において、 前記要求トルク検出手段は、アクセル開度に基づいて前
    記複数のモータに対する前記要求トルクを検出し、 前記トルク配分量設定手段は、前記要求トルク検出手段
    で検出された前記アクセル開度が所定値以下のときは、
    前記複数のモータの内のいずれかに前記要求トルクの全
    量を配分し、 前記駆動制御手段は、前記要求トルクの全量を配分され
    たモータの出力トルクが前記要求トルクになるようにそ
    のモータを駆動制御することを特徴とする電気自動車。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電気自動車において、 前記各モータの故障を検出する故障検出手段を備え、 前記トルク配分量設定手段は、前記要求トルクの全量を
    配分されたモータの故障が前記故障検出手段で検出され
    たときは、前記複数のモータの内の他のいずれかに前記
    要求トルクの全量を再配分することを特徴とする電気自
    動車。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の電気自動車において、 前記要求トルク検出手段は、ブレーキペダルの踏込み量
    または踏込み力に基づいて前記複数のモータに対する要
    求制動トルクを検出し、 前記トルク配分量設定手段は、前記要求トルク検出手段
    で検出された前記ブレーキペダルの踏込み量または踏込
    み力が所定値以下のときは、前記複数のモータの内のい
    ずれかに前記要求制動トルクの全量を配分し、 前記駆動制御手段は、前記要求制動トルクの全量を配分
    されたモータの制動トルクが前記要求制動トルクになる
    ようにそのモータを駆動制御することを特徴とする電気
    自動車。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の電気自動車において、 前記各モータの故障を検出する故障検出手段を備え、 前記トルク配分量設定手段は、前記要求制動トルクの全
    量を配分されたモータの故障が前記故障検出手段で検出
    されたときは、前記複数のモータの内の他のいずれかに
    前記要求制動トルクの全量を再配分することを特徴とす
    る電気自動車。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5に記載の電気自動
    車において、 前記トルク配分量設定手段は、前記要求トルク検出手段
    で検出された前記ブレーキペダルの踏込み量または踏込
    み力の変化量が所定値を越えたときは、前記ブレーキペ
    ダルの踏込み量または踏込み力が所定値以下でも前記複
    数のモータのすべてに前記要求制動トルクを均等に配分
    し、 前記駆動制御手段は、前記各モータの制動トルクが前記
    要求制動トルクの前記配分量になるように前記各モータ
    を駆動制御することを特徴とする電気自動車。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかの項に記載の電気
    自動車において、 前記複数のモータは偶数個の三相交流モータから成り、 前記駆動制御手段からこれらの偶数個の三相交流モータ
    への配線を各相ごとに束ねて配線するとともに、前記偶
    数個の三相交流モータを2つのグループに等分し、これ
    らの各グループごとに前記駆動制御手段から出力される
    三相交流電力の位相を180度ずらしたことを特徴とす
    る電気自動車。
JP3301139A 1991-10-21 1991-10-21 電気自動車 Pending JPH05115108A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3301139A JPH05115108A (ja) 1991-10-21 1991-10-21 電気自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3301139A JPH05115108A (ja) 1991-10-21 1991-10-21 電気自動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05115108A true JPH05115108A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17893276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3301139A Pending JPH05115108A (ja) 1991-10-21 1991-10-21 電気自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05115108A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003087908A (ja) * 2001-09-12 2003-03-20 Toyota Motor Corp 電気自動車のモータユニット
JP2006297553A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Kawada Kogyo Kk 可動軸駆動装置
JP2008265600A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Toyota Motor Corp 車両およびその制御方法
WO2012144278A1 (ja) * 2011-04-20 2012-10-26 村田機械株式会社 走行車
JP2012253969A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Toyota Motor Corp 車両の異常検出装置
JPWO2013046311A1 (ja) * 2011-09-27 2015-03-26 トヨタ自動車株式会社 車両および車両の制御方法
JP2020129892A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 株式会社Subaru 電力供給システム
JP2022156909A (ja) * 2021-03-31 2022-10-14 本田技研工業株式会社 移動体、制御方法およびプログラム

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003087908A (ja) * 2001-09-12 2003-03-20 Toyota Motor Corp 電気自動車のモータユニット
JP2006297553A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Kawada Kogyo Kk 可動軸駆動装置
JP4632846B2 (ja) * 2005-04-21 2011-02-16 川田工業株式会社 可動軸駆動装置
JP2008265600A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Toyota Motor Corp 車両およびその制御方法
CN103492290A (zh) * 2011-04-20 2014-01-01 村田机械株式会社 行驶车
WO2012144278A1 (ja) * 2011-04-20 2012-10-26 村田機械株式会社 走行車
JPWO2012144278A1 (ja) * 2011-04-20 2014-07-28 村田機械株式会社 走行車
US8825331B2 (en) 2011-04-20 2014-09-02 Murata Machinery, Ltd. Travelling vehicle
JP5768876B2 (ja) * 2011-04-20 2015-08-26 村田機械株式会社 走行車
JP2012253969A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Toyota Motor Corp 車両の異常検出装置
JPWO2013046311A1 (ja) * 2011-09-27 2015-03-26 トヨタ自動車株式会社 車両および車両の制御方法
US9199542B2 (en) 2011-09-27 2015-12-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle and method of controlling vehicle
JP2020129892A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 株式会社Subaru 電力供給システム
JP2022156909A (ja) * 2021-03-31 2022-10-14 本田技研工業株式会社 移動体、制御方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2884942B2 (ja) 電気車制御装置
JP2555038B2 (ja) 誘導電動機式電気車の制御装置
US9236825B2 (en) Vehicle control device and control method
JPH10215504A (ja) 電気自動車用制御装置
JP2007244072A (ja) モータ駆動制御装置およびそれを搭載する電動車両ならびにモータ駆動制御方法
JPH0538182A (ja) エレベーター装置
JP2004032954A (ja) 電気車の制御装置
CN111762148A (zh) 用于电动化车辆的y形-三角形全轮电驱动系统
JPH07131994A (ja) 複数モータの駆動制御装置
JPH05115108A (ja) 電気自動車
JP4348783B2 (ja) 車両用モータ制御装置
JPH06292304A (ja) 電気自動車ドライブシステムにおける電力変換装置
JP2001260699A (ja) 多重アクセルセンサの異常時における車両制御
JP2001320806A (ja) 移動体及びその制御方法
WO1992012873A1 (en) Apparatus for controlling electric car
JPH07250403A (ja) 電気車の制御装置
JPH1042600A (ja) 電気式無段変速装置およびそれを用いた自動車
JP2009196533A (ja) 回転電機制御システム及び当該回転電機制御システムを備えた車両駆動システム
JP2002199507A (ja) 電動車両及びその制御方法
JP5240004B2 (ja) 車両制御装置
JP3488894B2 (ja) 電動車両の電気モータ制御装置
JP2580940Y2 (ja) シヤシダイナモメータのダイナモメータ制御盤
JP2998007B2 (ja) 車両駆動装置
JP2827488B2 (ja) 電気自動車用充電装置
JP4804681B2 (ja) 電気自動車の制御装置