JPH08251931A - Pwm信号生成装置 - Google Patents

Pwm信号生成装置

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JPH08251931A
JPH08251931A JP7077449A JP7744995A JPH08251931A JP H08251931 A JPH08251931 A JP H08251931A JP 7077449 A JP7077449 A JP 7077449A JP 7744995 A JP7744995 A JP 7744995A JP H08251931 A JPH08251931 A JP H08251931A
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pwm signal
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pwm
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33561Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having more than one ouput with independent control

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング電源を制御するための第1のP
WM信号及び該第1のPWM信号に同期した第2のPW
M信号を生成することができ、しかも第2のPWM信号
のオン幅をフィードバック情報に対して第1のPWM信
号のオン幅の増減の影響を受けずに独立して増減するこ
とのできるPWM信号生成装置を提供する。 【構成】 スイッチング電源を制御するための所定最小
単位で増減するメインPWM信号(第1のPWM信号)
及び該メインPWM信号に同期したメイン同期サブPW
M信号(第2のPWM信号)を生成するPWM信号生成
装置において、補正手段は、メイン同期サブPWM信号
のH期間がフィードバック情報に対してメインPWM信
号のH期間の増減の影響を受けずに独立して増減するよ
うに、メインPWM信号のH期間の変化の状況に応じて
メイン同期サブPWM信号のH期間の設定データに加算
されるデータを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式複写機の電
源装置等に用いるPWM(パルス幅変調)信号生成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1つのトランスを有するスイッチング電
源で安定した低圧出力と高圧出力とが得られるようにす
るため、低圧出力用のメインPWM信号(以下「PWM
1信号」ともいう。)と、このPWM1信号に同期し
た、高圧出力用のメイン同期サブPWM信号(以下「P
WM2信号」ともいう。)とを生成するPWM信号生成
装置が知られている。
【0003】図13,14,15は関連技術例1のPW
M信号生成装置のブロック図である。同図において、1
〜6は8ビットラッチ(レジスタ)で、その出力端子
は、それぞれクロックドバッファ(B.F.)11〜1
6を通じてバス65に接続されている。また、ラッチ
1,2の出力は、インバータ55,54によりそれぞれ
の信号が反転され、バス64に供給されている。ラッチ
7,8の出力端子は、それぞれクロックドバッファ
(B.F.)19,20を通じてバス64に接続されて
いる。ラッチ1〜8の入力端子は、それぞれバス75に
接続されている。バスライン64,65は、それぞれア
ダー(加算器)63の異なった組の入力端子に接続さ
れ、アダー63の出力端子は、バス66を介してラッチ
9,10の入力端子及びクロックドバッファ(B.
F.)74を通じてバス75に接続されている。バス7
5は、クロックドバッファ(B.F.)25を通じてC
PUバス73に接続されている。ラッチ9,10の出力
端子は、それぞれバス67,68を介しクロックドバッ
ファ(CLK B.F.)23,24を通じてバス69
に接続されているとともに、クロックドバッファ(B.
F.)22,21を通じてバス64に接続されている。
26はUPフリーランカウンタで、そのカウント出力端
子は、バス70を介してディジタルコンパレータ27の
一方の組の入力端子に接続されている。ディジタルコン
パレータ27の他方の組の入力端子は、バス69に接続
されている。29,30はトグル動作をする同期型Tフ
リップフロップ(以下「TFF」という。)で、そのそ
れぞれのQ出力端子は、それぞれ出力端子PWM1・O
UT,PWM2・OUTに接続され、また、そのクロッ
ク入力端子は、TSETバー信号線に接続され、データ
入力端子は、それぞれ2入力アンドゲート41,42の
出力端子に接続されている。2入力アンドゲート41,
42の入力端子は、一つはともにディジタルコンパレー
タ27の出力端子に接続され、残りの入力端子は、SU
M10,SUM20信号線に接続されている。31,3
2はDラッチで、そのデータ入力端子Dは、アダー63
のキャリ出力端子に接続され、また、そのラッチ信号入
力端子は、それぞれ2入力アンドゲート38,39の出
力端子に接続されている。2入力アンドゲート38,3
9のそれぞれの一方の入力端子には、アダー63のクロ
ック入力端子に加わるTSET信号線が接続され、他方
の入力端子には、それぞれPM1OFS,PM2OFS
の信号線が接続されている。Dラッチ31,32のQ出
力端子は、それぞれ2入力アンドゲート35,36の一
方の入力端子及びインバータ56,57の入力端子に接
続されている。51はアナログコンパレータで、そのマ
イナス端子入力に、一端が接地された基準電源52の出
力端子が接続され、プラス入力端子は、外部制御回路の
制御情報検出回路の信号FBIN1が入力されている。
また、アナログコンパレータ51の出力端子は、Dフリ
ップフロップ(以下「DFF」という。)28のデータ
入力端子に接続されている。DFF28のQバー出力端
子は、2入力ゲート33の一方の入力端子に接続され、
Q出力端子は、2入力ゲート34の一方の入力端子に接
続されている。また、2入力ゲート33,34の他方の
入力端子は、ともにPM1ONS信号線に接続され、出
力端子は、それぞれ2入力オアゲート81,82の一方
の入力端子に接続されているとともに、1H検知回路6
1のUP1,DW1信号入力端子にもそれぞれ接続され
ている。51−2はアナログコンパレータで、コンパレ
ータ51と同様に、マイナス入力端子に、一端が接地さ
れた基準電源52−2の出力端子が接続され、プラス入
力端子は、外部制御回路の制御情報検出回路の信号FB
IN2が入力されている。また、アナログコンパレータ
51−2の出力端子は、DFF28−2のデータ入力端
子に接続されている。DFF28−2のQバー出力端子
は、2入力アンドゲート33−2の一方の入力端子に接
続され、そのQ出力端子が2入力アンドゲート34−2
の一方の入力端子に接続されている。また、2入力アン
ドゲート33−2,34−2の他方の入力端子は、とも
にPM2ONS信号線に接続されている。また、2入力
アンドゲート33−2,34−2の出力端子は、それぞ
れ2入力オアゲート81,82の一方の入力端子に接続
されているとともに、1H検知回路62のUP2,DW
2信号入力端子にもそれぞれ接続されている。2入力端
子オアゲート81,82の出力端子は、それぞれクロッ
クドバッファ20,19の信号制御端子に接続されてい
る。2入力アンドゲート35,36の一方の入力端子
は、それぞれCHG1ON,CHG2ONの信号線に接
続され、出力端子は、それぞれクロックドバッファ1
1,12のコントロール端子に接続されている。PWM
1信号,PWM2信号のラッチ9,10の制御信号入力
端子は、それぞれ2入力アンドゲート40,37の出力
端子に接続されている。また、2入力アンドゲート4
0,37の一方の入力端子は、ともにTSET信号線が
接続され、他方の入力端子は、それぞれCHG1,CH
G2の信号線が接続されている。47,48は2入力ア
ンドゲートで、一方の入力端子には、それぞれCHG1
ON,CHG2ONの信号線が接続され、また、他方の
入力端子には、それぞれインバータ56,57の出力端
子に接続されている。49,50は3入力オアゲート
で、一方の入力端子は、それぞれ2入力アンドゲート4
7,48の出力端子に接続されている。3入力オアゲー
ト49の他の2本の入力端子には、それぞれPM1OF
S,PM1ONSの信号線が接続され、3入力オアゲー
ト50の他の2本の入力端子には、それぞれPM2OF
S,PM2ONSの信号線が接続されている。そして、
3入力オアゲート49,50の出力端子は、それぞれク
ロックドバッファ13,14のコントロール端子に接続
されている。2入力アンドゲート43,44の一方の入
力端子には、ともにTSET信号線が接続され、また、
他方の入力端子は、それぞれPM1ONS,PM2ON
Sの信号線が接続されている。また、2入力アンドゲー
ト43,44の出力端子は、それぞれ2入力オアゲート
45,46の一方の入力端子に接続され、また、他方の
入力端子には、それぞれON1SET,ON2SET信
号線が接続されている。また、2入力オアゲート45,
46の出力端子は、それぞれラッチ3,4のラッチ入力
端子に接続されている。ラッチ1,2,5,6のラッチ
制御端子には、それぞれMAXSET1,MAXSET
2,CPUSET1,CPUSET2の信号線が接続さ
れている。また、クロックドバッファ15,16,1
7,18,21,22,23,24のコントロール端子
には、それぞれPM1OFO,PM2OFO,PM2O
FS,PM1OFS,CHG2,CHG1,SUM1
O,SUM2Oの信号線が接続されている。クロックド
バッファ25,74のコントロール端子には、それぞれ
Dラッチ80のQ出力,Qバー出力端子が接続されてい
る。80はCPUのフラグであり、そのラッチ入力端子
にアドレス信号が入力され、データ入力端子にフラグへ
のセットデータがCPUからセットできるよう信号線が
接続されている。53は前述の各信号線の信号を生成す
るタイミング回路であり、インバータ58,2分周回路
59及びディレー回路(delay)60を備えてい
る。81が基本クロック入力端子で、2分周回路59の
入力端子とディレー回路60の入力端子に接続されてい
る。ディレー回路60の出力端子が、TSET信号線に
接続されているとともに、インバータ58の入力端子に
接続されている。2分周回路59の出力端子は、フリー
ランカウンタ26のクロック入力端子に接続されてい
る。また、インバータ58の出力端子が、TSETバー
信号線に接続されている。また、タイミング回路53
は、DFF29,30のQ出力信号の入力端子を備えて
いる。なお、ディレー回路60が生成可能なディレー時
間は、0からφの半周期以下の時間とする。61,62
はディジタル値の1H検知回路で、それぞれ入力端子が
ラッチ3,4の出力バスに接続されている。また、両者
の制御信号入力端子にともに、前述のようにDFF2
8,28−2の出力信号が入力されている。また、1H
検知回路61,62の出力信号線が、それぞれラッチ
3,4のリセット入力端子に接続されている。なお、イ
ンバータ54,55は詳しくは図16に示すように構成
されている。
【0004】次に関連技術例1の動作を図17及び図1
8を参照して説明する。
【0005】図17は関連技術例1の基本タイミングを
示す図である。なお、図13,14,15のブロック図
には記載してないが、本関連技術例1の動作スタート時
には、すべてのラッチ,フリップフロップ,カウンタ
は、0H(16進数の零)にリセットされているものと
する。
【0006】まず、UPフリーランカウンタ26は、0
から1ずつカウントアップしFFHになると0になるよ
う動作する(S1,S3)。パルス生成の基本原理は、
生成するPWM信号パルスのオンデータ,オフデータ
を、パルス1(出力端子PWM1・OUTに生成するP
WM信号)の場合には、PWM1ラッチ9のデータが、
UPフリーランカウンタ26の値に一致する度に、一致
したときのUPフリーランカウンタ26の値と、生成す
るパルスのオンデータ、またはオフデータとを交互に、
アダー63で和をとり、その結果を再びラッチ9にセッ
トし(S2,S4)、オンデータに1を加え、又は引い
た(S5)値とMAXリミッタ値とを比較し(S6,S
7)、この処理手順を繰り返す。そのとき、加えるオン
データ,オフデータは、それぞれラッチ3,5にあり、
それぞれCHG1ON,PM1OFOのタイミングで、
クロックドバッファ13,15がスルーとなってアダー
63でラッチ9の内容と和演算し、その結果をラッチ9
に再びセットする。
【0007】PWM1信号に関する処理手順の簡単なフ
ローチャートを図18に示す。
【0008】パルス2(出力端子PWM2・OUTに生
成するPWM信号)の場合には、前述したパルス1の場
合と同様に、PWM2ラッチ10のデータがUPフリー
ランカウンタ26の値に一致する度に、一致したときの
UPフリーランカウンタ26の値と、生成するパルスの
オンデータ、またはオフデータを交互に、アダー63で
和をとり、その結果を再びラッチ10にセットし、オン
データに1を加え、又は引いた値とMAXリミッタ値と
を比較し、この処理手順を繰り返す。そのとき、加える
オンデータ,オフデータは、それぞれラッチ4,6にあ
り、それぞれCHG2ON,PWM2OFOのタイミン
グで、クロックドバッファ14,16がスルーとなって
アダー63でラッチ10の内容と和演算し、その結果を
ラッチ10に再びセットする。
【0009】タイミング的にはラッチ9とカウンタ26
のディジタルの一致比較と同じタイミングで、ラッチ1
0のデータと、ラッチ4または6のデータとの和演算を
アダー63で実行し、その結果を再びラッチ10にセッ
トできるタイミング設計になっており、同様に、ラッチ
10とカウンタ26のディジタルの一致比較と同じタイ
ミングで、ラッチ9のデータと、ラッチ3または5のデ
ータとの和演算をアダー63で実行し、その結果を再び
ラッチ9にセットできるタイミング設計となっている。
但し、これらの和演算処理は、必ず出力端子PWM1・
OUT,PWM2・OUTの出力値が反転したすぐ次の
タイミングやコンパレータの一致信号の生じぬタイミン
グ、即ち、図17に示す、CHG1ON,CHG2O
N,PM1OFO,PM2OFOのタイミングでのみ実
行される。
【0010】これらの制御のために、クロックドバッフ
ァ13,14,15,16,21,22,23,24が
適宜切換え制御する必要があり、その基本的制御信号
は、図17にタイムチャートとして示す。具体的には、
それぞれCHG1ON,CHG2ON,PM1OFO,
PM2OFO,CHG2,CHG1,SUM1O,SU
M2Oである。また、アダー63はTSET信号の立上
がりのタイミング毎にその入力端子に加わる信号の和の
結果をその出力にセットし、その値をバスライン66上
に出力するよう動作する。即ち、通常のアダーとDFF
を1つのモジュールにした構成となっている。さらにラ
ッチ9には、TSET,CHG1の論理積した制御信号
が2入力アンドゲート40を通じて与えられ、ラッチ1
0には、TSET,CHG2の論理積した信号が2入力
アンドゲート37を通じて与えられている。また、クロ
ックドバッファ23,24には、それぞれSUM1O,
SUM2Oの制御信号が与えられ、前述の複雑な制御を
時分割で動作可能としている。
【0011】なお、CHG1,CHG2は、それぞれP
WM1信号,PWM2信号が反転したすぐ次の31.2
5nsecのタイミングをさし、CHG1=CHG1O
N+PM1OFO,CHG2=CHG2ON+PM2O
FOである。
【0012】ディジタルコンパレータ27の比較結果は
信号線71に出力され、2入力アンドゲート41,42
の出力信号をTFF29,30のT入力に、TSETバ
ーのタイミングでサンプリングして与え、その出力を反
転させることで、出力端子PWM1・OUT,PWM2
・OUTに正しいPWM信号が出力される。
【0013】なお、説明の都合上、図13,14,15
の全てのラッチ,カウンタ,コンパレータ,アダーは、
8ビットとしているが、適宜のビットサイズで実施でき
る。また、図17のタイミング例は、PWM1ラッチ
3,PWM2ラッチ4に、それぞれ3Hのデータがセッ
トされているときのものである。
【0014】また、各回路の初期値は、CPUがフラグ
80をオンとして、クロックドバッファ25をスルーの
状態にし、クロックドバッファ74をハイインピーダン
ス状態とする。その上でCPUは、アドレス信号とスト
ロボ信号より作られたデータセット信号を信号線MAX
SET1,MAXSET2,ON1SET,ON2SE
T,CPUSET1,CPUSET2に加え、バス7
3,75を通して1,2,3,4,5,6のラッチに、
それぞれ所期データをセットする。その後、CPUはフ
ラグ80に0を書き、クロックドバッファ74をスルー
に、クロックドバッファ25をハイインピーダンス状態
にする。
【0015】次に、PWM信号パルスのオン幅の制御に
ついて説明する。この制御は、ディジタルコンパレータ
27の一致の生じない、PWM信号がオフ(0)のタイ
ミング中のPM1ONS,PM2ONSを使用してアダ
ー63を利用して演算している。
【0016】PWM1信号のオン幅の制御は、アナログ
コンパレータ51の比較基準電圧Vref1の値に対す
る外部フィードバック信号FBIN1値が、Vref1
<FBIN1の場合には、PWM1信号のオン幅を小さ
くし、FBIN1の値を小さくするようにし、Vref
1>FBIN1の場合には、PWM1信号のオン幅を大
きくし、FBIN1の値を大きくするようなフィードバ
ック制御をするようになっている。
【0017】なお、アナログコンパレータ51の出力値
は、DFF28にCMP・CLK1(PM1OFSで代
用可能)に同期してサンプリングされ、その出力がHの
時にはDFF28のQ出力がHとなり、Lの時はQ出力
にLがサンプリングされる。そして、DFF28のQ出
力がHの時は、ゲート33,34,81,82により、
PM1ONSの信号がHになるタイミングでクロックド
バッファ19が選択されスルーとなり、クロックドバッ
ファ20がハイインピーダンス状態となり、逆にDFF
28のQ出力がLの時には、ゲート33,34,81,
32により、PM1ONSの信号がHになるタイミング
でクロックドバッファ20が選択されスルーとなり、ク
ロックドバッファ19がハイインピーダンス状態とな
る。即ち、オン幅を増やす場合には、ラッチ8の01H
が書かれたレジスタ値とラッチ3の値の和をとり、それ
を再びラッチ3に値を書込み、ラッチ3の値を1増やす
ように制御される。また、オン幅を減らす場合には、ラ
ッチ7のFFHの書かれたレジスタ値とラッチ3の和を
とり、それを再びラッチ3に値を書込み、ラッチ3の値
を1減らすように制御する。
【0018】上述したのと同様に、PWM2信号のオン
幅の制御は、アナログコンパレータ51−2の比較基準
電圧Vref2の値に対する外部フィードバック信号F
BIN2値が、Vref2<FBIN2の場合には、P
WM2信号のオン幅を小さくし、FBIN2の値を小さ
くするようにし、Vref2>FBIN2の場合には、
PWM2信号のオン幅を大きくし、FBIN2の値を大
きくするようなフィードバック制御をするようになって
いる。
【0019】なお、アナログコンパレータ51−2の出
力値は、DFF28−2にCPM・CLK2(PM2O
FSの信号で代用可能)に同期してサンプリングされ、
その出力がHの時にはDFF28−2のQ出力がHとな
り、Lの時はQ出力にLがサンプリングされる。
【0020】そして、DFF28−2のQがHの時は、
ゲート33−2,34−2,81,82により、PM2
ONSの信号がHになるタイミングでクロックドバッフ
ァ19が選択されスルーとなり、クロックドバッファ2
0がハイインピーダンス状態となり、逆にDFF28の
Q出力がLの時には、ゲート33,34,81,82に
より、PM1ONSの信号がHになるタイミングでクロ
ックドバッファ20が選択されスルーとなり、クロック
ドバッファ19がハイインピーダンス状態となる。即
ち、オン幅を増やす場合には、ラッチ8の01Hが書か
れたレジスタ値とラッチ4の値の和をとり、それを再び
ラッチ4に書込み、ラッチ4の値を1増やすように制御
される。また、オン幅を減らす場合には、ラッチ7のF
FHの書かれたレジスタ値とラッチ4の和をとり、それ
を再びラッチ4に書込み、ラッチ4の値を1減らすよう
に制御する。
【0021】以上の制御のためのタイミングは、PWM
1信号のオン幅の制御データの入っているラッチ3に対
しては、PM1ONSとTSETの信号を2入力アンド
ゲート43を通し、さらにオアゲート45を通して与え
られ、バッファ13にはオアゲート49を通じてPM1
ONSの信号が与えらえる。同様にPWM2・OUTの
オン幅の制御データの入っているラッチ4に対しては、
PM2ONSとTSETの信号を2入力アンドゲート4
4を通し、さらにオアゲート46を通して与えられ、バ
ッファ14にはオアゲート50を通じてPM2ONSの
信号が与えられる。なお、CMP・CLK1は、PM1
ONSに同期したサンプリング信号で、同様にCMP・
CLK2は、PM2ONSに同期したサンプリング信号
であればよい。
【0022】ラッチ8,ラッチ7の値を変えることによ
り、増減するオン幅を適宜に選定できる。
【0023】次に、パルスの最大値(最大オン幅)リミ
ッタの制御について説明する。この制御もコンパレータ
27の一致の生じないPWM信号がオフ(0)のタイミ
ングを利用しており、具体的には、PM1OFS,PM
2OFSを使用し、アダー63を利用して演算してい
る。
【0024】PWM1信号の場合、PM1OFSのタイ
ミングで、ラッチ3のレジスタ値とラッチ1のレジスタ
値(PWM1信号の最大パルス幅値)の反転値がアダー
63で加算され、その結果にキャリがあれば、Dラッチ
31に1がセットされ、なければ0がセットされる。な
お、そのラッチのタイミングは、PWM1OFSとTS
ET信号がアンドゲート38を通じてDラッチ31に与
えられる。一旦Dラッチ31のQ出力が1になると、2
入力アンドゲート47はオフに、2入力アンドゲート3
5はオンとなり、次のCHG1ONの信号が入力された
場合には、ラッチ3の内容の代わりに、ラッチ1のレジ
スタ値の内容がバス65上に出力される。即ち、ラッチ
1にセットされているオン幅の最大値にPWM1信号の
オン幅が常に制御される。
【0025】即ち、ラッチ1の最大値の幅データの反転
した値とオン幅を和演算すると、オン幅がラッチ1の最
大値の幅のデータより大きくなると、前述の和演算の結
果にキャリが生じることを利用し、この情報をラッチし
て制御する制御方法を用いているためである。
【0026】Dラッチ31のQ出力が0の場合は、2入
力アンドゲート47の一方の入力がHとなり、2入力ア
ンドゲート35がオン禁止状態となり、次のCHG1O
Nの信号が入力された場合には、ラッチ3の内容がその
ままバス65上に出力される。
【0027】それらのバス制御のため、ラッチ17,1
8、クロックドバッファ11,12,13,14が、そ
れぞれPM2OFS,PM1OFS,CHG1ON,C
HG2ON,CHG1ON,CHG2ONに同期して制
御される。なお、54,55は、それぞれラッチ2,1
の全てのビットの内容を反転して、それぞれクロックド
バッファ17,18を通じてバス64上に出力するため
のインバータで、詳細を図18に示す。なお、オン幅の
最小値制御なども同様の手法を用いて容易に実現でき
る。
【0028】61,62は、それぞれPWM1信号,P
WM2信号のための最小オン幅検知回路であり、本装置
の場合では、オン幅の1Hを検知してその幅以下になら
ないようにする回路であり、それぞれラッチ3,4の
“1”値を検知し、かつ、DW1,DW2が1で、UP
1,UP2が0の時、ラッチ3,4のレジスタを常に1
にセットするように動作し、それぞれDW1,DW2が
1から0になり、UP1,UP2が0から1になるとラ
ッチ3,4への1のセットを解除するように動作する。
【0029】PWM2信号の場合は、PM2OFSのタ
イミングでラッチ4のレジスタ値とラッチ2のレジスタ
値(PWM2最大パルス幅値)が、アダー63で加算さ
れ、その結果にキャリがあれば、Dラッチ32に1がセ
ットされ、なければ0がセットされる。なお、そのラッ
チのタイミングは、PM2OFSとTSET信号が2入
力アンドゲート39を通じてDラッチ32に与えらえ
る。一旦Dラッチ32のQ出力が1になると、2入力ア
ンドゲート48はオフに、2入力アンドゲート36はオ
ンとなり、次のCHG2ONの信号が入力された場合に
は、ラッチ4の内容の代わりに、ラッチ2の内容がバス
65上に出力される。即ち、常にラッチ2にセットされ
ているオン幅の最大値にPWM2信号のオン幅が制御さ
れる。
【0030】これはラッチ2の最大値の幅のデータを反
転した値とオン幅を和演算すると、オン幅がラッチ2の
最大値の幅のデータより大きくなると、前述の和演算の
結果にキャリが生じることを利用し、この情報をラッチ
して制御する制御方法を用いているためである。
【0031】Dラッチ32のQ出力が0の時は、2入力
アンドゲート48の一方の入力がHとなり、2入力アン
ドゲート36がオン禁止状態となり、次のCHG2ON
の信号が入力された時には、ラッチ4の内容をそのまま
バス65上に出力される。
【0032】なお、タイミング回路53が以上の動作タ
イミングを作成するものであり、端子81に基本クロッ
クを与え、それの2分周回路59で分周された信号線
が、UPフリーランカウンタ26のクロック入力端子に
接続されている。また、基本クロックをディレー素子6
0で遅延させた信号がTSET信号として出力され、そ
れをインバータ58で反転した信号がTSETバーとし
て使用される。それ以外の全てのタイミングはこれらの
信号と、PWM1信号,PWM2信号を用いて、タイミ
ング回路53内でディジタル微分の手法で容易に生成で
きる。
【0033】図19,20,21は関連技術例2のPW
M信号生成装置のブロック図である。基本的な構成及び
動作は、前述の関連技術例1と同様であるので、異なる
部分のみを説明する。
【0034】関連技術例1に対して、関連技術例2では
DFF400(8ビット)及びオアゲート401が追加
されている。DFF400のクロック反転入力端子に
は、TSET信号が入力され、データ入力端子は、フリ
ーランカウンタ26の8ビットの出力端子にそれぞれ接
続され、Q出力端子にバッファ21,22の入力端子の
配線が接続されており、この部分の関連技術例1の2
1,22の入力結線が変更されている。また、関連技術
例1ではアンドゲート41の一方の入力端子に直接ディ
ジタルコンパレータ27の出力端子が接続されている
が、関連技術例2では2入力オアゲート401を通して
接続されている。オアゲート401の他方の入力端子
は、外部からのトリガ信号TIMが入力されるトリガ入
力端子402に接続されている。
【0035】次に、関連技術例2の動作について説明す
る。
【0036】外部からのトリガ信号TIMが入力されな
いときは、DFF400を備えていない関連技術例1の
回路条件でもかまわないが、今、一致信号がディジタル
コンパレータ27の出力端子に出力されていない時に、
外部信号によりPWM信号を制御するためトリガ入力端
子402にH信号が入力すると、コンパレータ27の値
とカウンタ26の値が一致しておらず、DFF400を
備えていない関連技術例1の構成では、ラッチ9,10
に再設定する値が不正確となり、誤動作する。
【0037】そのため、フリーランカウンタ26がカウ
ンタ値が1ずつ変化するたびに、TSETの立ち下がり
毎にDFF400にカウンタ値をラッチしておくことに
よって、トリガ入力端子402にトリガ信号TIMを与
えて、PWMのオフタイムなどを瞬時に変化させたと
き、アダー63によって、DFF400の値と所要のP
WMのオンデータまたはオフデータとの和を算出し、誤
動作しないPWM動作を実現できる。また、ディジタル
コンパレータ27の出力が1になっても、当然フリーラ
ンカウンタ26のカウンタ値=ディジタルコンパレータ
27のコンパレータ値になったときのディジタルコンパ
レータ27の値をDFF400にラッチし、関連技術例
1と同じ動作をする。
【0038】図22は前記関連技術例2のPWM信号の
ー出力に同期した関連技術例3のPWM信号出力部のブ
ロック図であり、図23,24,25は前記第2のPW
M信号の生成部が接続される関連技術例3のPWM信号
生成部のブロック図である。図22において図23,2
4,25と同一の信号については、括弧書きで図23,
24,25の名称を付してあり、括弧書きのない部分は
新たに付加された信号である。
【0039】この関連技術例3の装置は、例えば、1つ
のトランスを有するスイッチング電源で安定化した低圧
出力と高圧出力を供給する場合に応用できる。この場
合、スイッチング電源の1次側スイッチング素子をメイ
ンPWM信号(第1のPWM信号)でオン、オフし、低
圧の2次巻線から安定化した低圧を供給し、高圧の2次
巻線に接続した2次側スイッチング素子をメイン同期サ
ブPWM信号(第2のPWM信号)でオン、オフし、こ
の高圧の2次巻線から安定化した高圧出力を供給するよ
うにする。メイン同期サブPWM信号はメインPWM信
号に同期しているので、2次側スイッチング素子を無電
圧状態でオン、オフするように回路を構成でき、2次側
スイッチング素子の損失を低減できる。
【0040】関連技術例3における基本的な構成及び動
作は関連技術例2と同様であるので、関連技術例2との
対応関係を示しながら、メイン同期サブPWM信号の生
成について説明する。なお、基本的な構成部分をメイン
回路という。
【0041】図22において、1bは8ビットのアップ
カウンタ、2bはそれと同一ビット長のラッチで、この
ラッチ2bの8ビットD入力端子にはメイン回路のアダ
ー63の出力が供給されており、その出力は8ビットの
トランスファバッファ3bを介してメイン回路のアダー
63の入力バス65に供給されている。4bはレジスタ
2bに設定されたデータの反転データをカウンタ1bの
データ入力端子にロードするための8ビットのインバー
タ、5bが外部トリガを検出するためのRSフリップフ
ロップ(以下「RSFF」という。)、6bはオアゲー
ト、7bはカウンタ1bのデータ入力端子へのデータロ
ード解除とクロックの立ち上がり同時タイミングとなる
のを防ぐためのラッチ、8bはインバータ、9bはシス
テムクロック分周してカウンタ1bにクロックを与える
ためのDFF、10bは制御電源電圧Vin、11bは
10bの比較対象となる基準電圧Vref、12bはコ
ンパレータ、13bはDFF、14bは最大最小リミッ
ト制御の際にラッチ2bへのクロックの入力を阻止する
ための2入力アンド2個の出力をノアして出力する複合
ゲート、15bはラッチ2bにクロックを与えるための
アンドゲート、16bはラッチ7bのQ出力とカウンタ
1bのキャリ出力のアンドゲート、17bはメイン同期
サブPWM信号を出力するRSFF、18bは外部トリ
ガの入力に対して、ある一定のプロテクト期間(入力禁
止期間)を設けるためのプロテクトカウンタ(以下、単
に「カウンタ」という。)、19bは分周回路、20b
はRSFF、21bは複合ゲート、22bはアンドゲー
ト、23b,24bはインバータである。なお、カウン
タ18bは、分周回路19bのクロック周期に応じて、
メインPWM信号の“L”期間全域に亘ってプロテクト
をかけられるビット長を有するものとする。
【0042】それらの接続関係は以下の通りである。
【0043】RSFF5bのS入力端子は、外部トリガ
入力端子(MSTRG)に接続され、そのR入力端子
は、メインPWML期間設定信号線(PM1OFO)に
接続され、そのQ出力は2入力オアゲート6bの一方の
入力端子に接続されている。2入力オアゲート6bの他
入力端子は、PWM1OUT信号線に接続され、出力端
子は、Dラッチ7bのD入力端子に接続されている。D
ラッチ7bのクロック入力端子はメイン回路カウンタク
ロック(SUM2O)信号線に接続され、Q出力端子
は、カウンタ1bのクロック入力端子と、2入力アンド
ゲート16bの一方の入力端子に接続されている。2入
力アンドゲート16bの他のー端子は、カウンタ1bの
キャリ信号出力端子に接続されている。2入力アンドゲ
ート16bの出力端子は、RSFF17bのS入力端子
に接続され、RSFF17bのR入力端子はメインPW
ML期間設定信号線(PM1OFO)に接続されてい
る。また、RSFF17bのQ出力端子は、メイン同期
サブPWM信号の信号出力端子である。カウンタ1bの
クロック入力端子は、DFF9bのD入力端子とQ出力
端子に接続している。DFF9bのクロック入力端子
は、インバータ8bのインバータ出力端子に接続され、
インバータ8bの入力端子は、システムクロック(TS
ET)に接続されている。ラッチ2bのクロック入力端
子は、3入力アンドゲート15bの出力端子に接続さ
れ、3入力アンドゲート15bの一方の入力端子には、
システムクロック(TSET)が入力されている。ま
た、3入力アンドゲート15bの他の入力端子は、複合
ゲート14bの出力端子が接続され、3入力アンドゲー
ト15bのもう一方の入力端子には、データ設定信号
(PM1ONSS)が接続されている。このデータ設定
信号(PM1ONSS)は、さらにトランスファバッフ
ァ3bの入力端子及びDFF13bのクロック入力端子
に接続されている。複合ゲート14bの2つのアンドゲ
ートの一方のアンドゲートの入力端子には、DFF13
bのQ出力端子と、メイン回路のアダーのキャリ出力端
子(CRYOUT)が接続され、もう一方のアンドゲー
トの入力端子には、DFF13bのQ出力端子とインバ
ータ24bの出力端子が接続されている。インバータ2
4bの入力端子は、メイン回路のアダーのキャリ出力端
子(CRYOUT)に接続されている。DFF13bの
Q出力端子は、ST1信号として、また、Qバー出力端
子は、ST1B信号として図17の同じ信号線に接続さ
れている。DFF13bのD入力端子には、コンパレー
タ12bの出力端子が接続され、コンパレータ12bの
マイナス入力端子には、一端が接地されている基準電圧
Vrefの出力端子が接続されており、プラス入力端子
には、制御電源電圧Vinが入力されている。カウンタ
18bのキャリ出力端子は、RSFF20bのS入力端
子に接続され、クロック入力端子は、複合ゲート21b
の出力端子に接続されており、また、ロード端子は、メ
インPWM(PWM1OUT)の信号線に接続されてい
る。この信号線は、さらにRSFF20bのR入力端子
及び分周回路19bのリセット端子に接続されている。
RSFF20bのQ出力端子は、2入力アンドゲート2
2bの一方の入力端子に接続され、他方の入力端子は、
外部トリガ(MSTRG)に接続されている。2入力ア
ンドゲート22bの出力端子が、RSFF5bのS入力
端子に接続されている。分周回路19bのクロック入力
端子には、インバータ23bの出力端子が接続され、イ
ンバータ23bの入力端子は、メイン回路のカウンタク
ロック(SUM2O)に接続されている。また、分周回
路19bの出力端子Qnは、複合ゲート21bのオアゲ
ートの他の一端子に接続され、複合ゲート21bのアン
ドゲート側の2入力端子の一方の入力端子はシステムク
ロック(TSET)に接続されており、他方の入力端子
はメインPWMH期間設定信号(CHG1ON)に接続
されている。
【0044】以下、図26のタイミングチャートを参照
して、関連技術例3の構成の動作を説明する。メインP
WM信号のL期間中にメイン回路のアダー63からの演
算後のデータが、システムクロックとデータ設定信号に
よるアンドゲート15bの出力Hによって、ラッチ2b
に設定され、インバータ4bを介してラッチ2bの設定
データの反転値がカウンタ1b入力される。この時、カ
ウンタ1bはロード状態であるので、クロック入力端子
へのDFF9のQバー出力からの立ち上がりによって、
ラッチ2bの設定データの反転値がカウンタ1bにロー
ドされる。そして、オアゲート6bにメインPWM信号
の出力Hまたは外部トリガによるRSFF5bのQ出力
Hが入力されると、メイン回路のフリーランカウンタ2
6のクロックの立ち上がりに同期して、ラッチ7bのQ
出力がHとなり、カウンタ1bのロード状態は解除され
る。その後、DFF9bのQバー出力の立ち上がりによ
ってカウンタ1bがカウントアップしてキャリがHを出
力すると、アンドゲート16bがHを出力し、RSFF
17bによってメイン同期サブPWM信号がHとなる
(図26のt1,a,c,d,h参照)。その後、メイ
ンPWM信号の立ち下がりに同期して発生するメインP
WML期間設定信号によって、RSFF5b,7bがリ
セットされ、メイン同期サブPWM信号はLとなる(図
26のt2,a,e,h参照)。同時にカウンタ1bは
再びロード状態となる。そして、データ設定信号によっ
てバッファ3bのゲートが開き、ラッチ2bの設定デー
タが、メイン回路のアダー63に入力され、アダー63
による演算後の新しいデータが、ラッチ2bに入力さ
れ、アンドゲート15bの出力Hによって、ラッチ2b
に設定される。このラッチ2bに設定される演算後のデ
ータは、コンパレータ12bの出力であるDFF13b
のQ出力に基づいて、メイン回路において演算前のデー
タより大きくなるか小さくなるか決定されるが、インバ
ータ4bによって設定データは全て反転されるので、設
定データが増加すると、カウンタ1bのカウント開始時
刻からのキャリの発生時刻が遅くなり、メインPWM信
号の立ち上がり時刻に対してメイン同期サブPWM信号
の立ち上がり時刻は遅くなる。逆に、設定データが減少
すると、前記時刻は早くなる。メイン同期サブPWM信
号のH期間が長くなり、制御対象電源電圧Vinが増加
する系とすると、制御対象電源電圧10b・Vinが比
較電圧11b・Vrefよりも大となり、DFF13b
の出力がHとなり、逆のときはLとなる。故に、メイン
回路のアダー63による演算時において、DFF13b
の出力がHの時はラッチ2bの新しい設定データが増加
するように、逆にLの時は減少するように被加算データ
を選択すれば負帰還制御をかけることができ、この関連
技術例3ではそのように動作するよう構成されている。
【0045】この動作を図23,24,25の回路構成
で説明する。この回路の基本回路は、関連技術例2の回
路である。異なる点は、アンドゲート7−1,7−2が
付加され、2入力オアゲート81,82が3入力オアゲ
ートに変更されていて、アンドゲート7−1の出力端子
がオアゲート82の増設された入力端子に接続され、ア
ンドゲート7−2の出力端子がオアゲート81の増設さ
れた入力端子に接続されている点にある。アンドゲート
7−1,7−2の一方の入力端子には、ともにPM1O
NSS信号が入力されている。また、アンドゲート7−
1の他の端子には、ST1Bの信号が入力されている。
また、アンドゲート7−2の他の端子には、ST1の信
号が入力されている。また、タイミング回路53は、P
M1ONSSの信号出力端子が増設されており、図26
のタイミングチャートに示すとおりに、PWM信号がオ
フの時に生成される信号が出力される。また、CRYO
UT端子がアダー63のキャリ出力端子(C端子)より
出ている。また、アダー63の出力端子が(バス)AD
ROUT信号端子として出力されている。アンドゲート
7−1,7−2などによるデータの増加及び減少の動作
は、関連技術例1におけるレジスタ3・PWM1ONの
データの1アップ/ダウンと同じである。図17の回路
において、PM1ONSSのタイミングでDFF13b
の出力ST1がHの時、アンドゲート7−2がHを出力
し、ラッチ7より01Hがアダー63に供給されて1ア
ップし、ST1BがHの時、アンドゲート7−1がHを
出力し、ラッチ7よりFFHがアダー63に供給されて
1ダウンするように動作する。
【0046】次に、ラッチ2bの設定データに対する最
大値・最小値リミット制御について説明する。この制御
は、複合ゲート14bの出力によってアンドゲート15
bの出力を阻止することによって行われており、メイン
PWM信号のL期間中にカウンタ1bにロードされるデ
ータがオールHからオールLに、またオールLからオー
ルHに変化するのを防ぐことができる。
【0047】まず、最大値リミット制御について説明す
る。ラッチ2bの設定データがオールLであるとする。
そして、データ設定信号の立ち上がりで、バッファ3b
のゲートが開きメイン回路のアダー63において演算が
開始される。これと同時に、DFF13bのQバー出力
がH即ちレジスタ2bの設定データを減少させてメイン
同期サブPWM信号のH期間を長くせよという情報が出
力されると、メイン回路では、このQバー出力によって
レジスタ2bの設定データ、オールLに対して減算(F
FHの加算)が施されるため、アダー63はキャリを出
力せず、インバータ24bはHを出力する。そして、こ
のインバータ24bの出力と前記Qバー出力とのアンド
出力により複合ゲート14bの出力はLとなり、データ
設定信号とシステムクロックによるアンドゲート15b
の出力を阻止して、ラッチ2bのゲートには開かないこ
とになる。その結果、ラッチ2bには演算後のデータは
設定されずにオールLの状態を保ち最大値リミット制御
が完了する。
【0048】次に、最小値リミット制御について説明す
る。ラッチ2bの設定データがオールHであるとする。
そして、データ設定信号の立ち上がりで、前記演算が開
始される。これと同時にDFF13bの出力がH、即ち
ラッチ2bの設定データを増加させてメイン同期サブP
WM信号のH期間を短くせよという情報が出力される
と、メイン回路では、このQ出力によってラッチ2bの
設定データ、オールHに対して加算が施されるため、ア
ダー63はキャリを出力する。そして、このキャリと前
記Q出力とのアンド出力により複合ゲート14bの出力
はLとなり最大値と同様に最小値リミット制御が完了す
る。
【0049】次に、外部トリガ入力に対するプロテクト
動作について図27のタイミングチャートを参照して説
明する。メインPWM信号の立ち上がりによってカウン
タ18bがロード状態となり、分周回路19b、RSF
F20bがリセット状態となり、RSFF20bのQ出
力Lによってアンドゲート22bからの外部トリガの入
力は阻止される。それと同時にメインPWMH期間設定
信号が立ち上がり、この時点から、それ自身の半周期後
に立ち上がるシステムクロックとのアンド出力によっ
て、CPUからの所要のプロテクトデータがカウンタ1
8bにロードされる。その後、メインPWM信号が立ち
下がると、前記ロード及びリセット状態が解除され、分
周回路19bの出力によってカウンタ18bはカウント
を開始する(図27のt1,a参照)。その後カウンタ
18bがキャリを出力し、RSFF20bのQ出力がH
となり、アンドゲート22bによる外部トリガに対する
プロテクトが解除される(図27のt2,e,f参
照)。
【0050】以上のように、関連技術例3によれば、簡
単な構成により、1つの電源制御PWM信号(メインP
WM信号)の立ち上がり、または外部トリガを基準とし
て、立ち上がり時刻を制御電源電圧に対して負帰還制御
を行えるように設定できるもう一つのPWM出力(メイ
ン同期サブPWM信号)を得ることができる。
【0051】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記関
連技術例3では、メイン同期サブPWM信号のH期間の
増減の動作が、メインPWM信号の増減の動作の影響を
受けてしまい、メインPWM信号がMAXリミット状態
にある時以外は、フィードバック情報に対して忠実に1
アップ1ダウンする動作を実現することはできない。即
ち、メイン同期サブPWM生成部のカウンタ1bにロー
ドされる負帰還動作に基づくデータは、メイン同期サブ
PWM信号のH期間そのもののデータではなく、メイン
PWM信号の立ち上がりからメイン同期サブPWM信号
の立ち上がりまでの時間のデータであり、間接的にメイ
ン同期サブPWM信号のH期間を決めている。故に、メ
イン同期サブPWM生成部で、メインPWM信号の立ち
上がりとの時間差を1ダウンするH期間増加のデータ更
新が行われたとき、メインPWM信号のH期間も1アッ
プされていたとすると、結果として、メイン同期サブP
WM信号のH期間は2アップすることとなり、逆にこの
時、メインPWM信号のH期間が1ダウンされていたと
すると、メイン同期サブPWM信号のH期間は変化しな
いこととなる。また、メインPWM信号の立ち上がりと
の時間差を1アップするH期間減少のデータ更新が行わ
れたとき、メインPWM信号のH期間も1ダウンされて
いたとすると、結果として、メイン同期サブPWM信号
のH期間は2ダウンすることとなり、逆にこの時、メイ
ンPWM信号のH期間が1アップされていたとすると、
メイン同期サブPWM信号のH期間は変化しないことと
なる。
【0052】そこで、本発明は、スイッチング電源を制
御するための第1のPWM信号及び該第1のPWM信号
に同期した第2のPWM信号を生成することができ、し
かも第2のPWM信号のオン幅をフィードバック情報に
対して第1のPWM信号のオン幅の増減の影響を受けず
に独立して増減することのできるPWM信号生成装置を
提供することを目的とする。
【0053】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のPWM信
号生成装置は、スイッチング電源を制御するための所定
最小単位で増減する第1のPWM信号及び該第1のPW
M信号に同期した第2のPWM信号を生成するPWM信
号生成装置において、前記第2のPWM信号のオン幅が
フィードバック情報に対して前記第1のPWM信号のオ
ン幅の増減の影響を受けずに独立して増減するように、
前記第1のPWM信号のオン幅の変化の状況に応じて前
記第2のPWM信号のオン幅データに加算されるデータ
を補正する補正手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0054】請求項2記載のPWM信号生成装置は、前
記第1のPWM信号のオンのタイミングとは別に前記第
2のPWM信号のオンのタイミングを決めるトリガ信号
を、外部から入力するトリガ入力端を備えていることを
特徴とするものである。
【0055】請求項3記載のPWM信号生成装置は、前
記トリガ入力端からのトリガ信号を所定期間に亘り無効
とするトリガプロテクト回路を備えたことを特徴とする
ものである。
【0056】
【作用】請求項1記載のPWM信号生成装置によれば、
補正手段は、第2のPWM信号のオン幅がフィードバッ
ク情報に対して第1のPWM信号のオン幅の変化の状況
に応じて第2のPWM信号のオン幅データに加算される
データを補正する。これにより、第1のPWM信号のオ
ン幅の増減の影響を受けずに第2のPWM信号のオン幅
を独立して増減することが可能となる。
【0057】請求項2記載のPWM信号生成装置によれ
ば、外部からトリガ信号をトリガ入力端に入力すること
により、第1のPWM信号のオンのタイミングとは別
に、第2のPWM信号のオンのタイミングを決めること
が可能となる。
【0058】請求項3記載のPWM信号生成装置によれ
ば、トリガ入力端にトリガ信号が入力されても、トリガ
プロテクト回路によりそのトリガ信号を所定期間に亘り
無効とすることができる。
【0059】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0060】図1,2,3は本発明の一実施例を示すP
WM信号生成装置のメインPWM出力部のブロック図で
あり、図4は本実施例装置のメイン同期サブPWM出力
部のブロック図である。基本的な構成及び動作は、前述
の関連技術例3と同じなので、違うところのみを説明す
る。
【0061】関連技術例3に対して本実施例では、メイ
ンPWM出力部においては、アンドゲート100とイン
バータ101を追加して、ラッチ7,8を削除し、アン
ドゲート100の入力には、PM1ONSSとDFF3
1のQバー出力が接続され、その出力は、バッファ20
の下位2ビット目に接続され、またインバータ101を
介してバッファ19,20のLSBに接続されている。
バッファ19の他の入力は、VDDにプルアップされ、
バッファ20の他の入力は、VSSにプルダウンされて
いる。そして、DFF28のQバー出力とDFF31の
Qバー出力がメイン同期サブPWM出力部に出力されて
いる。
【0062】メイン同期サブPWM出力部においては、
ナンドゲート25bと2入力アンドゲート2つの出力を
オアして出力する複合ゲート26bが追加されており、
ナンドゲート25bの入力には、DFF28のQバー出
力とDFF31のQバー出力が接続され、その出力は、
DFF13bのQバー出力とともに複合ゲート26bの
一方のアンドゲートの入力に接続されており、他方のア
ンドゲートの入力には、DFF28のQバー出力とDF
F13bのQ出力が接続されている。そして、それらの
オア出力は、増設されたアンドゲート15bの入力に接
続されている。
【0063】次に、本実施例のメイン同期サブPWM信
号出力の補正動作を図5乃至図8を参照して説明する。
図5乃至図8はメインPWM信号の出力の変化に応じた
メイン同期サブPWM信号の出力の変化の様子を示した
図であり、同図において、実線は変化前の波形を示し、
破線は変化後の立ち上がり時間の関係を示している。な
お、メイン同期サブPWM信号は最大値及び最小値リミ
ット状態ではなく、複合ゲート14bはHを出力してい
るとして説明する。
【0064】初めにメインPWM信号のH期間が1ダウ
ンする場合について説明する。この時、メイン同期サブ
PWM信号がH期間を1アップさせる動作に入ったと
き、PM1ONSSの立ち上がりでバッファ19のゲー
トが開き、また、メインPWM信号はダウン動作である
ためMAXリミッタはかからず、DFF31のQバー出
力はHであるため、アンドゲート100の出力はHとな
り、インバータ101を介してバッファ19のLSBに
はLが入力され、バッファ19は、加算値FEHを出力
する。そして、メイン同期サブPWM出力部において
は、メインPWM信号がダウン動作なのでDFF28の
Qバー出力Lがナンドゲート25bに入力され、その出
力Hとメイン同期サブPWM信号に1アップの情報を与
えているDFF13bのQバー出力Hによって複合ゲー
ト26bはHを出力する。よって、PM1ONSSとT
SETとのアンド出力によって、バッファ19の出力F
EHが加算された新しいデータがラッチ2bに設定さ
れ、このデータによって出力されるメイン同期サブPW
M信号の立ち上がりとメインPWM信号の立ち上がりの
時間差は、2カウンタクロック分縮まる。従って、メイ
ン同期サブPWM信号のH期間は、メインPWM信号の
1ダウン分を補って1アップされて、メインPWM信号
から受ける影響を回避している(図5参照)。
【0065】次に、メイン同期サブPWM信号がH期間
を1ダウンさせる動作に入った時は、メイン同期サブP
WM出力部においては、複合ゲート26bはDFF28
のQバー出力LとDFF13bのQバー出力LによりL
を出力し、アンドゲート15bのPM1ONSSとTS
ETとのアンド出力は阻止され、ラッチ2bはデータの
更新を行わない。よって、メインPWM信号とメイン同
期サブPWM信号の立ち上がりの時間差は変化しない
が、メインPWM信号の1ダウンが、そのままメイン同
期サブPWM信号に反映され、メイン同期サブPWM信
号のH期間は1ダウンする(図6参照)。
【0066】次にメインPWM信号のH期間が1アップ
して、かつMAXリミッタ値を越えない場合について説
明する。この時、メイン同期サブPWM信号がH期間を
1ダウンさせる動作に入ったとき、PM1ONSSの立
ち上がりでバッファ20のゲートが開き、また、メイン
PWM信号はMAXリミッタにかからず、DFF31の
Qバー出力はHであるため、アンドゲート100の出力
はHとなり、バッファ20の下位2ビット目にはその出
力Hが入力され、LSBにはインバータ101を介して
Lが入力され、バッファ20は、加算値02Hを出力す
る。そして、メイン同期サブPWM出力部においては、
メインPWM信号がアップ動作なので、DFF28のQ
バー出力Hとメイン同期サブPWM信号に1ダウンの情
報を与えているDFF13bのQ出力Hによって、複合
ゲート26bはHを出力する。よって、PM1ONSS
とTSETとのアンド出力によって、バッファ20の出
力02Hが加算された新しいデータがラッチ2bに設定
され、このデータによって出力されるメイン同期サブP
WM信号の立ち上がりと、メインPWM信号の立ち上が
りとの時間差は、2カウンタクロック分伸びる。従っ
て、メイン同期サブPWM信号のH期間は、メインPW
M信号の1アップ分を補って1ダウンされ、メインPW
M信号から受ける影響を回避している(図7参照)。
【0067】次に、メイン同期サブPWM信号がH期間
を1アップさせる動作に入った時は、メイン同期サブP
WM信号においては、ナンドゲート25bはDFF28
とDFF31のQバー出力HによってLを出力し、この
出力LとDFF13bのQ出力Lによって複合ゲート2
6bはLを出力し、アンドゲート15bのPM1ONS
SとTSETとのアンド出力は阻止され、ラッチ2bは
データの更新を行わない。よって、メインPWM信号と
メイン同期サブPWM信号の立ち上がりの時間差は変化
しないが、メインPWM信号の1アップが、そのままメ
イン同期サブPWM信号に反映され、メイン同期サブP
WM信号のH期間は1アップする(図8参照)。
【0068】次に、メインPWM信号のH期間が、1ア
ップしようとするが、MAXリミッタがかかり、変化し
ない場合について説明する。この場合、DFF31のQ
バー出力Lによってアンドゲート100の出力はLとな
り、そのインバータ101を介した出力Hとによって、
PM1ONSSの立ち上がりでバッファ19が開いたと
きはFFHが出力され、バッファ20が開いたときは0
1Hが出力される。そして、メイン同期サブPWM出力
部においては、DFF28のQバー出力がHで、DFF
31のQバー出力Lによるナンドゲート25bの出力が
Hなので、複合ゲート26bの2つのアンドゲートのど
ちらか1つは、DFF13bのQかQバーの出力Hによ
って必ずHを出力し、複合ゲート26bの出力は、メイ
ン同期サブPWM信号がアップ動作のときもダウン動作
のときもHとなるため、ラッチ2bのデータはバッファ
19の出力FFHがバッファ20の出力01Hによっ
て、必ず更新される。この新しく設定されたデータによ
って、メインPWM信号の立ち上がりとメイン同期サブ
PWM信号の立ち上がりの時間差は1カウンタクロック
分縮むか、伸びるが、メインPWM信号のH期間が変化
しないため、メイン同期サブPWM信号のH期間はラッ
チ2bの設定データの変化分が反映され1アップダウン
動作となる。
【0069】このような本実施例によれば、メインPW
M信号のH期間の増減の状況に応じてメイン同期サブP
WMのH期間を決めるデータ生成に補正をかけることに
より、メイン同期サブPWMのH期間の増減動作がその
制御電源からのフィードバック情報に対して、忠実に1
アップ/ダウンするPWM信号生成装置を実現すること
ができる。
【0070】図9は本実施例の第1の適用例を示すスイ
ッチング電源のブロック図である。
【0071】同図に示すスイッチング電源は、図1,
2,3に示す本実施例のメインPWM出力部を構成する
第1のPWM制御回路1001と、このPWM制御回路
1001からメインPWM信号(以下「PWM1信号」
という。)が入力される駆動回路1002と、同期検出
回路1003と共働して図4に示す本実施例のメイン同
期サブPWM出力部を構成してメイン同期サブPWM信
号(以下「PWM2信号」という。)を出力する第2の
PWM制御回路1004と、コンパータトランス(以下
「トランス」という。)T1とを備える。
【0072】このトランスT1には、1次側巻線N1
と、2つの2次側巻線N2,N3とが設けられている。
【0073】1次側巻線N1の一端には、電圧Vinを
供給する直流電源NCのプラス端子が接続され、直流電
源DCのマイナス端子は、基準電位に接続されている。
この電圧Vinとしては、例えば商用電源を全波整流
し、かつコンデンサC0で平滑することによって得られ
る電圧が考えられる。
【0074】1次側巻線N1の他端には、スイッチング
素子であるFETQ1のドレイン及びコンデンサC1の
一端が接続されている。FETQ1のソース及びコンデ
ンサC1の他端は、基準電位に接続されている。FET
Q1のゲートは、駆動回路1002の出力端に接続され
ている。
【0075】2次側巻線N2の一端には、ダイオードD
3のアノードが接続され、その他端は共通基準電位(以
下「COM電位」という。)に接続されている。2次側
巻線N2には、1次側巻線N1の巻線数との比に応じた
電圧V2が誘起される。
【0076】ダイオードD3のカソードには、平滑用コ
ンデンサC3のプラス端子が接続され、コンデンサC3
のマイナス端子は、COM電位に接続されている。
【0077】ダイオードD3のカソードには、コンデン
サC3と並列に配置されている分圧回路W1が接続され
ている。分圧回路W1は、電圧V2を分圧し、その分圧
した電圧値をフィードバック信号として第1のPWM制
御回路1001に出力する。
【0078】第1のPWM制御回路1001は、入力端
子FBIN1を介して分割回路W1からのフィードバッ
ク信号を取り込み、このフィードバック信号に基づきパ
ルス幅が制御されたパルス信号(PWM1信号)を生成
する。PWM1信号のパルス幅は前記フィードバック信
号のレベルに応じて最小単位幅の整数倍に増減するよう
に制御される。PWM1信号は出力端子PWM1OUT
を介して駆動回路1002及び同期検出回路1003に
出力される。なお、本適用例では、予備端子として入力
端子FBIN2及び出力端子PWM2OUTが設けられ
ている第1のPWM制御回路1001を用いている。
【0079】駆動回路1002は、PWM1信号に基づ
きFETQ1をオン・オフ動作すなわちスイッチング動
作させる。PWM1信号のオンのパルス幅で規定される
時間がFETQ1のオン時間になるようにスイッチング
動作が行われる。
【0080】同期検出回路1003は、第1のPWM制
御回路1001からのPWM1信号の出力タイミングを
検出し、その検出結果を示す同期検出信号を生成する。
【0081】2次側巻線N3の一端には、ダイオードD
1のアノードが接続され、その他端は、COM電位に接
続されている。2次側巻線N3には、1次側巻線N1の
巻線数との比に応じた電圧V1が誘起される。
【0082】ダイオードD1のカソードには、スイッチ
ング素子であるMOSFETQ2のドレイン及び抵抗R
1の一端が接続されている。MOSFETQ2のソース
には、フライホイールダイオードD2(以下「ダイオー
ドD2」という。)のカソード及びチョークコイルL1
の一端が接続されている。MOSFETQ2のゲートに
は、抵抗R1の他端及び抵抗R2の一端が接続されてい
る。ダイオードD2のアノードは、COM電位に接続さ
れている。
【0083】チョークコイルL1の他端には、平滑用コ
ンデンサC2の+端子が接続されている。コンデンサC
2の−端子はCOM電位に接続されている。
【0084】チョークコイルL1の他端には、出力コン
デンサC2と並列に配置されている抵抗R3の一端が接
続され、抵抗R3の他端には、抵抗R4の一端が接続さ
れている。抵抗R4の他端は、COM電位に接続されて
いる。
【0085】抵抗R3と抵抗R4とは、互いに共働して
電圧V1を分圧し、この分圧された電圧はVin信号1
0bとして第2のPWM制御回路1004に取り込まれ
る。第2のPWM制御回路1004は、同期検出回路1
003からの同期検出信号に同期を取りながらVin信
号10bに基づきパルス幅が制御されたパルス信号(P
WM2信号)を生成する。すなわち、PWM2信号はP
WM1信号に同期を取りながら生成され、PWM2信号
のパルス幅は前記フィードバック信号のレベルに応じて
最小単位幅の整数倍に増減するように制御される。
【0086】PWM2信号は、MOSFETQ2を駆動
するためのトランジスタQ3のベースにV(ct1)信
号として与えらえる。なお、トランジスタQ3に対する
保護対策として、トランジスタQ3のベース回路に抵抗
を挿入することを考えても良い。トランジスタQ3のコ
レクタは抵抗R2の他端に接続され、そのエミッタはC
OM電位に接続されている。トランジスタQ3は、V
(ct1)信号に基づきオン・オフ動作し、トランジス
タQ3のオン・オフ動作に伴いMOSFETQ2がスイ
ッチング動作する。V(ct1)信号のオンのパルス幅
で規定される時間がトランジスタQ3のオン動作時間に
なり、すなわちMOSFETQ2のオン動作時間にな
る。
【0087】次に、本適用例のスイッチング電源におけ
る主動作について説明する。
【0088】第1のPWM制御回路1001からのPW
M1信号によってFETQ1がスイッチング動作をし、
FETQ1のスイッチング動作によって2次側巻線N2
には電圧V2が誘起される。電圧V2は分圧回路W1に
よって分圧され、この分圧電圧は第1のPWM制御回路
1001のFBIN1端子に与えられる。第1のPWM
制御回路1001は、PWM1信号の1パルス出力毎に
分圧電圧のレベルを判定し、その判定の結果に基づきP
WM1信号のパルス幅をその最小単位幅の整数倍で増減
するように制御する。このPWM1信号のパルス幅の制
御によって後述するフィードバック制御が実行され、安
定した出力電圧V2が得られる。
【0089】これに対し、第2のPWM制御回路100
4と同期検出回路1003とから構成されるメイン同期
サブPWM出力部からのPWM2信号によってFETQ
2及びトランジスタQ3がスイッチング動作をし、この
スイッチング動作によって2次側巻線N3には電圧V1
が誘起される。電圧V1は抵抗R3,R4によって分圧
され、この分圧電源はVin信号10bとして第2のP
WM制御回路1004に与えられる。第2のPWM制御
回路1004は、PWM2信号の1パルス出力毎にVi
n信号10bのレベルを判定し、その判定の結果に基づ
きPWM2信号のパルス幅をその最小単位幅の整数倍で
増減するように制御する。このPWM2信号のパルス幅
の制御によって後述するフィードバック制御が実行さ
れ、安定した出力電圧V1が得らえる。
【0090】次に、上述したPWM制御のタイミングに
ついて図を参照しながら説明する。図10は図9のスイ
ッチング電源におけるPWM制御のタイミングを示すタ
イムチャートである。
【0091】図10から明らかなように、αとβとの間
でPWM1信号がオンとなり、PWM1信号によるPW
M制御が行われ、この範囲内でのみPWM2信号がオン
となり得る(トランジスタQ3のベース信号)。よっ
て、期間Aにおいて2次側巻線N3に電流が流れず、す
なわちダイオードD1に電流が流れず、FETQ3、ト
ランスT1における損失が少なくなることが分かる。そ
の結果、FETQ3、トランスT1のコストを削減する
ことができる。
【0092】また、第1のPWM制御回路1001及び
メイン同期サブPWM出力部とが同期しながら動作し、
かつPWM信号のパルス幅の大きな変動が瞬時に生じな
いから、非常に安定したかつノイズに影響されない制御
を実現することができ、装置全体の製作に掛かるコスト
を低減することができるとともに容易に大電力制御を実
現することができる。
【0093】さらに、メイン同期サブPWM出力部によ
るPWM制御が第1のPWM制御回路1001からのP
WM1信号の立上りを基準に行われるから、第1のPW
M制御回路1001からのPWM1信号のレベルが
「H」期間中のみ、メイン同期サブPWM出力部で生成
されるPWM2信号のレベルを「H」とする制御を行う
ことができる。
【0094】さらに、一般的に、トランスの1次側に対
するスイッチング動作がオン動作で、あるときに2次側
に対するスイッチング動作がオン動作となるオン・オン
制御では、大電力出力を得ることができるというメリッ
トがあるが、出力制御範囲が小さくなるというデメリッ
トもある。また、トランスの1次側に対するスイッチン
グ動作がオン動作であるときに2次側に対するスイッチ
ング動作がオフ動作となるオン・オフ制御では、出力制
御範囲を大きくすることができるというメリットがある
が、大電力出力を得ることが困難であるというデメリッ
トがある。上述の各制御におけるメリットを発揮するこ
とができるように各制御方法を選択し、かつコンパレー
タによる比較結果に基づきフィードバック制御を行うか
ら、非常に安定な、大電力出力が得られる制御を安価に
実現することができる。
【0095】図11は本実施例の第2の適用例を示すス
イッチング電源のブロック図である。
【0096】同図に示すスイッチング電源は、図9に示
す電源と同様に、第1のPWM制御回路1001と、駆
動回路1002と、同期検出回路1003と、第2のP
WM制御回路1004と、トランスT1とを備える。ト
ランスT1には、1次側巻線N1と、2つの2次側巻線
N2,N3とが設けられている。
【0097】1次側巻線N1の一端には、電圧Vinを
供給する直流電源DCのプラス端子が接続され、直流電
源DCのマイナス端子は基準電位に接続されている。直
流電源DCの+,−端子間には、平滑用コンデンサC0
が接続されている。この電圧Vinとしては、例えば商
用電源を全波整流し、コンデンサC0で平滑化すること
によって得られる電圧が考えられる。
【0098】1次側巻線N1の他端には、スイッチング
素子であるFETQ1のドレイン及びコンデンサC1の
一端が接続されている。FETQ1のソース及びコンデ
ンサC1の他端は、基準電位に接続されている。FET
Q1のゲートは、駆動回路102の出力端に接続されて
いる。
【0099】2次側巻線N2の一端には、ダイオードD
3のアノード及びダイオードD4のアノードが接続さ
れ、その他端は、共通基準電位(COM電位)に接続さ
れている。2次側巻線N2には、1次側巻線N1の巻線
数との比に応じた電圧V2が誘起される。
【0100】ダイオードD3のカソードには、平滑用コ
ンデンサC3のプラス端子が接続され、コンデンサC3
のマイナス端子はCOM電位に接続されている。
【0101】ダイオードD3のカソードには、コンデン
サC3と並列に配置されている分圧回路W1が接続され
ている。分圧回路W1は、電圧V2を分圧し、その分圧
した電圧値をフィードバック信号として第1のPWM制
御回路1001に出力する。
【0102】ダイオードD4のカソードには、抵抗R5
の一端が接続されている。抵抗R5は負荷抵抗であり、
その他端はCOM電位に接続されている。抵抗R5の両
端には電圧V3が生じる。
【0103】第1のPWM制御回路1001は、入力端
子FBIN1を介して分圧回路W1からのフィードバッ
ク信号を取り込み、このフィードバック信号に基づきパ
ルス幅が制御されたPWM1信号を生成する。PWM1
信号のパルス幅は前記フィードバック信号のレベルに応
じて最小単位幅の整数倍に増減するように制御される。
PWM1信号は出力端子PWM1OUTを介して駆動回
路1002及び同期検出回路1003に出力される。
【0104】駆動回路1002は、PWM1信号に基づ
きFETQ1をオン・オフ動作すなわちスイッチング動
作させる。PWM1信号のオンのパルス幅で規定される
時間がFETQ1のオン時間になる。
【0105】電圧V3はコンパレータ801に取り込ま
れ、コンパレータ801は基準電源802の基準電圧V
thと電圧V3とを比較し、その比較結果を示す比較信号
を生成する。この比較信号が外部トリガとしてトリガ制
御回路803に与えられる。
【0106】トリガ制御回路803は前記外部トリガに
基づき必要なタイミングでトリガ信号を同期検出回路1
003に出力する。
【0107】同期検出回路1003は、第1のPWM制
御回路1001からのPWM1信号の出力タイミングと
ともにトリガ制御回路803からのトリガ信号を検出
し、その検出結果を示す同期検出信号を生成する。
【0108】2次側巻線N3の一端には、ダイオードD
1のアノードが接続され、その他端はCOM電位に接続
されている。2次側巻線N3には、1次側巻線N1の巻
線数との比に応じた電圧V1が誘起される。
【0109】ダイオードD1のカソードには、スイッチ
ング素子であるMOSFETQ2のドレイン及び抵抗R
1の一端が接続されている。MOSFETQ2のソース
には、フライホイールダイオードD2(以下「ダイオー
ドD2」という。)のカソード及びチョークコイルL1
の一端が接続されている。MOSFETQ2のゲートに
は、抵抗R1の他端及び抵抗R2の一端が接続されてい
る。コンデンサC3のマイナス端子は、COM電位に接
続されている。
【0110】ダイオードD2のアノードは、COM電位
に接続されている。
【0111】チョークコイルL1の他端には、平滑用コ
ンデンサC2のプラス端子が接続されている。コンデン
サC2のマイナス端子は、COM電位に接続されてい
る。
【0112】チョークコイルL1の他端には、出力コン
デンサC2と並列に配置されている抵抗R3の一端が接
続され、抵抗R3の他端には、抵抗R4の一端が接続さ
れている。抵抗R4の他端は、COM電位に接続されて
いる。
【0113】抵抗R3と抵抗R4とは、互いに共働して
電圧V1を分圧し、この分圧された電圧はVin信号1
0bとして第2のPWM制御回路1004に取り込まれ
る。第2のPWM制御回路1004は、同期検出回路1
003からの同期検出信号に同期を取りながらVin信
号10bに基づきパルス幅が制御されたパルス信号(P
WM2信号)を生成する。すなわち、PWM2信号はP
WM1信号に同期を取りながら生成され、PWM2信号
のパルス幅は前記フィードバック信号のレベルに応じて
最小単位幅の整数倍に増減するように制御される。
【0114】PWM2信号は、MOSFETQ2を駆動
するためのトランジスタQ3のベースにV(ct1)信
号として与えられる。なお、必要があればトランジスタ
Q3の保護対策としてトランジスタQ3のベース回路に
抵抗を挿入することもできる。トランジスタQ3のコレ
クタは抵抗R2の他端に接続され、そのエミッタはCO
M電位に接続されている。トランジスタQ3は、V(c
t1)信号に基づきオン・オフ動作し、トランジスタQ
3のオン・オフ動作に伴いMOSFETQ2がスイッチ
ング動作する。V(ct1)信号のオンのパルス幅(H
レベル)で規定される時間がトランジスタQ3のオン動
作時間になり、すなわちMOSFETQ2のオン動作時
間になる。
【0115】次に、本適用例のスイッチング電源におけ
る主動作について説明する。
【0116】本適用例のスイッチング電源の基本動作は
第1の適用例の基本動作と同じであり、動作の異なる部
分について説明する。
【0117】第1の適用例では、第1のPWM制御回路
1001からのPWM1信号の立上りを基準としてメイ
ン同期サブPWM出力部でPWM2信号が生成されてい
るから、2次側巻線3Nに誘起される電圧V1出力を大
きい電力として取り出すときには、MOSFETQ2、
トランジスタQ3のディレイによるオン動作開始までの
時間遅れを無視することができない。
【0118】よって、本適用例では、第1のPWM制御
回路1001のPWM1信号に同期した信号として現れ
る電圧V3を基準電圧Vthとコンパレータ801で比較
し、その比較結果を外部トリガとして用いることによっ
て、後述するメイン同期サブPWM出力部における外部
トリガプロテクト期間を設定する。なお、この信号は1
次側スイッチング動作がオン動作をするときに2次側が
オフであるオン・オフ制御のときのみ2次側に誘起さ
れ、1次側がオフ時にトリガ電圧が誘起される。
【0119】上述の制御を行うと、図12に示すよう
に、PWM1信号の立下り後にTγ時間だけ、外部トリ
ガの立下りが遅れるから、その期間にコンパレータ80
1が誤動作をしないようにトリガ制御回路803による
外部トリガ禁止時間Tβを、Tα>Tβ>Tγとなるよ
うに設定することによって、所望の動作を実現すること
ができる。
【0120】そして、基準電圧Vthを適宜調節すること
によって、FETQ1のゲート信号と同期して出力され
る電圧V3と基準電圧Vthとの比較結果を、PWM1信
号が立上る直前に「H」とすることができ、実質的にP
WM2信号を制御するカウンタの動作を開始することが
できるから、期間Aにおいて、PWM2信号が立ち上が
らないようにかつできる限りMOSFETQ2、トラン
ジスタQ3による遅延時間を補正することができ、設計
の自由度を大きくすることができるとともに装置全体の
コストダウンを図ることができる。
【0121】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
【0122】請求項1記載の発明によれば、第1のPW
Mのオン幅の増減の状況に応じて第2のPWMのオン幅
を決めるデータ生成に補正をかけているので、スイッチ
ング電源を制御するための第1のPWM信号及び該第1
のPWM信号に同期した第2のPWM信号を生成するこ
とができ、しかも第2のPWM信号のオン幅をフィード
バック情報に対して第1のPWM信号のオン幅の増減の
影響を受けずに独立して増減することのできるPWM信
号生成装置を提供することができる。
【0123】請求項2記載の発明によれば、外部からト
リガ信号をトリガ入力端に入力することにより、第1の
PWM信号のオンのタイミングとは別に、第2のPWM
信号のオンのタイミングを決めることが可能となる。
【0124】請求項3記載の発明によれば、トリガ入力
端にトリガ信号が入力されても、トリガプロテクト回路
によりそのトリガ信号を所定期間に亘り無効とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のメインPWM出力部のブロック図で
ある。
【図2】本実施例のメインPWM出力部のブロック図で
ある。
【図3】本実施例のメインPWM出力部のブロック図で
ある。
【図4】本実施例のメイン同期サブPWM出力部のブロ
ック図である。
【図5】本実施例のメインPWM信号とメイン同期サブ
PWM信号の変化を示す波形図である。
【図6】本実施例のメインPWM信号とメイン同期サブ
PWM信号の変化を示す波形図である。
【図7】本実施例のメインPWM信号とメイン同期サブ
PWM信号の変化を示す波形図である。
【図8】本実施例のメインPWM信号とメイン同期サブ
PWM信号の変化を示す波形図である。
【図9】本実施例の第1の適用例を示すスイッチング電
源のブロック図である。
【図10】第1の適用例におけるPWM制御のタイミン
グを示すタイムチャートである。
【図11】本実施例の第2の適用例を示すスイッチング
電源のブロック図である。
【図12】第2の適用例におけるPWM制御のタイミン
グを示すタイムチャートである。
【図13】関連技術例1のブロック図である。
【図14】関連技術例1のブロック図である。
【図15】関連技術例1のブロック図である。
【図16】関連技術例1のインバータの詳細図である。
【図17】関連技術例1のタイムチャートである。
【図18】関連技術例1の動作を示すフローチャートで
ある。
【図19】関連技術例2のブロック図である。
【図20】関連技術例2のブロック図である。
【図21】関連技術例2のブロック図である。
【図22】関連技術例3のメイン同期サブPWM出力部
のブロック図である。
【図23】関連技術例3のブロック図である。
【図24】関連技術例3のブロック図である。
【図25】関連技術例3のブロック図である。
【図26】関連技術例3のメイン同期サブPWM出力部
のタイミングチャートである。
【図27】関連技術例3のメイン同期サブPWM出力部
のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1〜6,9,10,2b ラッチ 1b,8b カウンタ 17b RSFF 26 UPフリーランカウンタ 27 ディジタルコンパレータ 29,30 DFF 63 アダー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング電源を制御するための所定
    最小単位で増減する第1のPWM信号及び該第1のPW
    M信号に同期した第2のPWM信号を生成するPWM信
    号生成装置において、前記第2のPWM信号のオン幅が
    フィードバック情報に対して前記第1のPWM信号のオ
    ン幅の増減の影響を受けずに独立して増減するように、
    前記第1のPWM信号のオン幅の変化の状況に応じて前
    記第2のPWM信号のオン幅データに加算されるデータ
    を補正する補正手段を備えたことを特徴とするPWM信
    号生成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のPWM信号のオンのタイミン
    グとは別に前記第2のPWM信号のオンのタイミングを
    決めるトリガ信号を、外部から入力するトリガ入力端を
    備えていることを特徴とする請求項1記載のPWM信号
    生成装置。
  3. 【請求項3】 前記トリガ入力端からのトリガ信号を所
    定期間に亘り無効とするトリガプロテクト回路を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載のPWM信号生成装置。
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