JPH08223928A - 電源制御方法 - Google Patents

電源制御方法

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JPH08223928A
JPH08223928A JP7050392A JP5039295A JPH08223928A JP H08223928 A JPH08223928 A JP H08223928A JP 7050392 A JP7050392 A JP 7050392A JP 5039295 A JP5039295 A JP 5039295A JP H08223928 A JPH08223928 A JP H08223928A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用するトランスや他の回路を変更しても、
最適制御を行うことができる電源制御方法を提供する。 【構成】 フライバック制御時とフォワード制御時とで
制御を次のように切替える。フライバック制御時には、
例えば複数パルスの出力パルス毎にPWM信号のデュー
ティがその増減分の最小単位で変化するように、あるい
はコンパレータの比較結果の反転時にPWM信号のデュ
ーティの増減を所定の設定時間分に亘って停止するよう
に制御し、フォワード制御時には、1パルスの出力パル
ス毎に前記PWM信号のデューティがその増減分の最小
単位で変化するように制御する。また、フィルタに位相
進み要素を入れリップルの最適制御をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタの高
圧電源制御などに利用される電源制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電源制御方法に用いられ
る電源制御回路は、例えば、電源トランス回路の制御出
力側の電圧をフィルタを介して取り出した電圧と所定電
圧を比較するコンパレータと、該コンパレータの出力信
号に基づいてPWM信号のパルス幅を増減するデジタル
PWM回路と、該デジタルPWM回路からのPWM信号
に応じて前記制御出力及び出力電圧を増減する前記電源
トランス回路とを有し、これらがループ状に接続されて
構成されている。
【0003】前記電源トランス回路としては、従来、フ
ライバックトランスを用い、その電源制御回路は、この
固定したフライバックトランスの制御(フライバック制
御)を上記したようにデジタルPWM回路から出力され
るPWM信号で実行し、そのPWM信号のパルス幅の増
減はハード回路で一意的に決定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電源制御回路では、特定のトランスに対しフライバ
ック制御に適した制御方式をハード回路で一意的に行っ
ていたため、使用する電源トランスの制御方式をフォー
ワード方式に変更した場合、フライバック制御に適する
制御条件でフォーワード方式の制御を行うことになり、
最適な電源制御を実行することができないという問題が
あった。
【0005】すなわち、例えば、図18に示すように、
PWM回路の同じオン時間の変化の割合に対し、フライ
バック制御の方がフォワード制御に比べて、付加の大き
さ、制御方式によって異なるが、出力電圧変動率が2〜
8倍に大きくなる。また、同じパルスの繰り返しによっ
て、フォワード制御の方がフライバック制御に比べ、遥
かに大きな出力電圧の変動が生ずることがある。このよ
うに、フライバック制御とフォワード制御とは制御条件
が異なるものであり、フライバック制御に適する制御条
件でフォワード制御を行っては、最適な電源制御を実行
することができない。
【0006】また、使用するトランスや他の回路を変更
することによっても、最適制御条件がずれるという問題
もあった。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、使用す
るトランスや制御方法を変更しても、最適制御を行うこ
とができる電源制御回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電源制御方法は、PWM信号に応じて制御出
力及び出力電圧を増減する電源トランス回路と、該電源
トランス回路の前記制御出力側の電圧と所定電圧を比較
するコンパレータと、該コンパレータの比較結果に基づ
いてPWM信号のオン幅の増加減少制御を行うデジタル
PWM回路とを有する電源制御回路を用いた電源制御方
法において、前記電源トランスのフライバック制御と、
フォーワード制御とにおける前記PWM信号のオン幅の
増加減少制御を異なるものにしたものである。
【0009】上述の電源制御方法において、前記PWM
信号のオン幅の増加減少制御は、前記PWM信号のパル
スのオン幅を増加または減少する処理と、前記PWM信
号のパルスのオン幅の増減を停止する処理とをPWM信
号1周期生成毎に1回変更することによって前記フライ
バック制御と前記フォーワード制御とで異なるものにす
ることが望ましい。
【0010】上述の電源制御方法において、前記フライ
バック制御は、複数パルスの出力パルス毎に前記PWM
信号のデューティーがその増減分の最小単位で変化する
ものであることが望ましい。
【0011】上述の電源制御方法において、前記フォワ
ード制御は、1パルスの出力パルス毎に前記PWM信号
のデューティーがその増減分の最小単位で変化するもの
であることが望ましい。
【0012】上述の電源制御方法において、前記フライ
バック制御は、前記コンパレータの比較結果の反転時
に、前記PWM信号のデューティーの増減を所定の設定
時間分に亘って停止するものであってもよい。
【0013】上述の電源制御方法において、前記フライ
バック制御は共振型フライバックトランスを用いること
が望ましい。
【0014】上述の電源制御方法において、前記フィル
タ回路は、少なくとも位相済み要素を有することが望ま
しい。
【0015】
【作用】上記構成により本発明によれば、例えば、フラ
イバック制御時とフォワード制御時とで制御を次のよう
に切替える。フライバック制御時には、例えば複数パル
スの出力パルス毎にPWM信号のデューティーがその増
減分の最小単位で変化するように、あるいはコンパレー
タの比較結果の反転時にPWM信号のデューティーの増
減を所定の設定時間分に亘って停止するように制御し、
フォワード制御時には、1パルスの出力パルス毎に前記
PWM信号のデューティーがその増減分の最小単位で変
化するように制御する。また、位相進み要素によって出
力のリップルが小さくなるように制御する。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0017】図1は、本発明に係る電源制御回路の実施
例の全体構成を示すブロック図である。
【0018】図中201はコンパレータであり、その出
力側がCPU202の入力ポート202aに接続され、
さらにCPU202の出力ポート202b,202c
が、それぞれデジタルPWM回路203のU/D制御端
子203a及びタイムホールド制御端子203bに接続
されている。また、PWM回路203のPWM信号出力
端子203cは、CPU202の割り込み入力202d
に接続されると共に、電源トランス回路204のPWM
信号入力端子204aに接続されている。
【0019】電源トランス回路204の制御信号出力端
子204bがフィルタ回路205の信号入力端子205
aに接続されていて、その出力端子205bがコンパレ
ータ201のプラス信号入力端子1aに接続されてい
る。コンパレータ201のマイナス入力端子1bには、
D/A変換器6の基準電圧端子が接地されているプラス
電位のアナログ出力端子に接続され、D/A変換器6の
デジタル入力端子は、CPU202の8ビットの出力ポ
ート2eにバスライン7を介して接続されている。
【0020】ここで、PWM回路203は、入力端子2
03aが“H”レベルであれば、出力端子203cに出
力されるPWM信号の“H”レベルのパルス幅が短くな
るように制御され、“L”レベルであればPWM信号の
“H”レベルのパルス幅が長くなるように制御される。
同様に、入力端子203bが“L”レベルであれば、P
WM信号の“H”レベルのパルス幅は変化しないように
制御され、“H”レベルであれば、出力端子203cに
出力されるPWM信号の“H”レベルのパルス幅が入力
端子203aに入力される信号に応じて、出力される1
パルス毎に変化するように制御される。
【0021】また、電源トランス回路204は、入力端
子204aに入力されるPWM信号の“H”レベルパル
スのパルス幅が増加すると、出力電圧及び制御信号出力
端子204bに出力される電圧が共に増加し、PWM信
号の“H”レベルパルスのパルス幅が減少すると、出力
電圧及び端子204bに出力される電圧が共に減少する
ように構成されている。また、PWM回路203の内部
レジスタのデータを設定するために、データバス35が
CPU202とPWM回路203との間に接続されてい
る。さらに、信号ライン228を通して選択するレジス
タのアドレス信号とそのレジスタのフラグ信号がCPU
202からPWM回路203に送出される構成となって
いる。
【0022】次に、CPU202の一般的な概略動作を
図2のフローチャートを用いて説明する。
【0023】まず、ステップS0では、回路をイニシャ
ライズし、必要なレジスタ等のデータ設定を行う。具体
的には、D/A変換器6の制御デジタルデータをCPU
202がデータバス7を通じて設定し、さらにPWM回
路203の動作に必要な周波数設定レジスタ、及びデュ
ーティーMAXレジスタを信号ライン228とデータバ
ス235を通じて設定する。また、U/D停止フラグを
“H”レベルにセットする。
【0024】ステップS1では、CPU202は割り込
み受付け状態で待機している。この割り込みは、本実施
例ではPWM信号を割り込み端子202dで割り込み入
力信号として用いる例を示したが、CPU202のタイ
マ割り込みでもよい。
【0025】CPU202は、割り込み信号を受付ける
と、ステップS2でU/D(アップ/ダウン)情報を入
力ポート202aから読み込み、それを内部のレジスタ
にセットする。その時、CPU202は、必要なだけの
レジスタを用意しており、順次読み取った情報を異なっ
たレジスタにセットしていく。
【0026】次いで、ステップS3において、CPU2
02は、割り込み毎にその回数をレジスタに蓄積し、そ
の蓄積情報を制御対象のパルス数の判定用情報として用
いる。なお、タイマ割り込みの場合は、タイマの設定時
間をPWM周期で割るなどする演算をした結果(デジタ
ルフィルタ演算による演算結果でも可)を用いることも
可能である。
【0027】さらに、U/D情報の反転などの情報をC
PU202がU/D情報をサンプリングする度に判定
し、それを検出し(もちろん、演算を用いて抽出したそ
の他の制御情報でも問題はない)、制御情報を交換する
必要があるとCPU202が判断すると(ステップS
4)、CPU202はステップS5で制御情報を交換す
る制御を実行する。
【0028】ステップS6ではレジスタを必要であれば
イニシャライズする。もちろん、それ以前の情報を持ち
たければ、一部のデータを保存しておくのは問題はな
い。そして、割り込み待ちの前記ステップS1の処理に
戻るように制御される。
【0029】図3は、本実施例のCPU202の詳細な
動作(フライバック制御)を示すフローチャートであ
る。
【0030】まず、ステップS10では、回路をイニシ
ャライズし、必要なレジスタ等のデータ設定を行う。具
体的には、D/A変換器6の制御デジタルデータをCP
U202がデータバス7を通じて設定し、さらにPWM
回路203の動作に必要な周波数設定レジスタ、及びデ
ューティーMAXレジスタを信号ライン228とデータ
バス235を通じて設定する。また、U/D停止フラグ
を“H”レベルにセットする。
【0031】ステップS11でPWM信号の割り込みを
検出し、その4回の検出回数をステップS12のレジス
タ更新シーケンスを用いて1アッドしながらステップS
11で判定する。ステップS11で割り込みレジスタ値
が3のとき割り込みを検出したら、4回の割り込みが連
続したと判断してステップS13へ進み、割り込みレジ
スタをクリヤし、ステップS14でU/D情報をサンプ
リングしてフラグレジスタへセーブする。
【0032】そのサンプリングした情報を前回のものと
比較し(ステップS15)、同じであればステップS1
6へ進み、そのU/D情報に従ったPWMのパルス幅の
微小幅の増減を実行する。これに対して、そのサンプリ
ングした情報が、前回のもと異なればステップS17へ
進み、U/D停止フラグを“L”とする。
【0033】そして、ステップS18でU/D停止持続
フラグをセットする。これは具体的にはU/Dの停止す
る割り込み回数を意味する。そして、ステップS19で
その割り込み回数を計算しセットした割り込み回数に達
したら、ステップS20でU/D情報を蓄積した以外の
レジスタをリセットし、制御の最初に戻る。
【0034】この図3に示すものが、フライバック・ト
ランスを用いた電源制御(フライバック制御)の場合の
一例であり、この電源制御の具体的なタイムチャートを
図4及び図5に示す。なお、図4はオフタイム固定モー
ド時、図5は周波数固定モード時を示している。
【0035】図4及び図5において、U/D情報が
“0”のとき、PWM信号の波形は4発に1回の割合で
“H”レベル側のオンパルスがdt分増加する。そし
て、CPU202は、U/Dフラグの4発に1回のパル
スの立上がりを拾い(それは、割り込みレジスタの値が
3のとき生ずる割り込みのタイミングである)、2ビッ
トのU/Dフラグに設定する。同時に、割り込みレジス
タをリセットする。
【0036】U/D情報が“1”となった後、最初の割
り込みレジスタの値が3のタイミングでの割り込みタイ
ミング、即ち、図中のP点でU/DフラグはLHとな
り、CPU202は、現在とその1回前のサンプリング
結果のデータを保持してXOR演算を実施し、その結果
を用いてU/D停止フラグを“H”レベルから“L”レ
ベルとする。
【0037】その結果、U/Dフラグ情報にかかわら
ず、U/D停止持続フラグにCPU202がセットした
U/D停止パルス数の値をPWM信号の割り込み毎にC
PU202が“1”減少させ、この値が“0”になるま
でPWM回路203は、同じPWM信号を出力し続ける
ように動作する。そして、再び、最初に戻り、制御が持
続する。その際、U/Dフラグはそのまま持続し他のフ
ラグは一度クリヤされる。
【0038】次に、図6,7,8〜図14を用いてPW
M回路203の構成及び動作について詳細に説明する。
【0039】図6,7,8は、図1中のPWM回路20
3を説明するための関連技術例を示す図である。
【0040】同図において、1〜6は8ビットラッチ
(レジスタ)で、その出力端子はそれぞれクロックドバ
ッファ11〜16を通じてバス65に接続されている。
また、ラッチ1,2の出力は、インバータ55,54に
よりそれぞれの信号が反転され、バス64に供給されて
いる。ラッチ7,8の出力端子はそれぞれクロックドバ
ッファ19,20を通じてバス64に接続されている。
ラッチ1〜8の入力端子はそれぞれバス75に接続され
ている。
【0041】バスライン64,65は、それぞれアダー
(加算器)63の異なった組みの入力端子に接続され、
アダー63の出力端子はバス66を介してラッチ9,1
0の入力端子、及びクロックドバッファ74を通じてバ
ス75に接続されている。
【0042】ラッチ9,10の出力端子は、それぞれバ
ス67,68を介してクロックドバッファ23,24を
通じてバス69に接続されているのと同時に、クロック
ドバッファ22,21を通じてバス64に接続されてい
る。26はアップ(以下、UPと記す)フリーランカウ
ンタで、カウント出力端子はバス70を介してディジタ
ルコンパレータ27の一方の組みの入力端子に接続され
ている。ディジタルコンパレータ27の他方の入力端子
は、バス69に接続されている。
【0043】29,30は、同期型Tフリップフロップ
(以下、TFFと記す)で、トグル動作をする。そのそ
れぞれのQ出力端子は、それぞれPWM1・OUT,P
WM2・OUTの出力端子に接続されている。また、そ
のクロック入力端子TSETバー(反転信号を示す上線
が使えないので“バー”を示している、以下同じ)信号
線に接続され、データ入力端子は、それぞれ2入力AN
Dゲート41,42の入力端子の1つは共に、ディジタ
ルコンパレータ27の出力端子に接続されている。2入
力ANDゲート41,42の残りの入力端子は、SUM
1O,SUM2O信号線に接続されている。
【0044】31,32はDラッチで、データ入力端子
Dはアダー63のキャリ出力端子に接続されている。ま
た、ラッチ信号入力端子は、それぞれ2入力ANDゲー
ト38,39の出力端子に接続されている。2入力AN
Dゲート38,39のそれぞれの一方の入力端子には、
アダー63のクロック入力端子に加わるTSET信号線
が接続されていて、他方の入力端子にはそれぞれPM1
OFS,PM2OFSの信号線が接続されている。
【0045】Dラッチ31,32のQ出力端子はそれぞ
れ2入力ANDゲート35,36の一方の入力端子及び
インバータ56,57の入力端子に接続されている。
【0046】51はアナログコンパレータ、その−端入
力に、一端が接地された基準電源52の出力端子が接続
され、+入力端子は外部制御回路の制御情報検出回路の
信号FBIN1が入力されている。また、アナログコン
パレータ51の出力端子は、DFF28のデータ入力端
子Dに接続され、Qバー出力端子が2入力ゲート33の
一方の入力端子に接続され、Q出力端子が2入力ゲート
34の一方の入力端子に接続されている。また、2入力
ゲート33,34の他方の入力端子は、共にPM1ON
S信号線に接続されている。
【0047】2入力ゲート33,34の出力端子はそれ
ぞれ2入力ORゲート81,82の一方の入力端子に接
続されていると同時に、1H検知回路61のUP1,D
W1信号入力端子にもそれぞれ接続されている。
【0048】52−2はアナログコンパレータで、コン
パレータ51と同様に、その−入力端子に一端が接地さ
れた基準電源52−2の出力端子が接続され、+入力端
子は外部制御回路の制御情報検出回路の信号FBIN2
が入力されている。また、アナログコンパレータ51−
2の出力端子は、DFF28−2のデータ入力端子Dに
接続され、DFFF28−2のQバー出力端子が2入力
ANDゲート33−2の一方の入力端子に接続され、Q
出力端子が2入力ANDゲート34−2の一方の入力端
子に接続されている。また、2入力ANDゲート33−
2,34−2の他方の入力端子は、共にPM2ONS信
号線に接続されている。また、2入力ANDゲート33
−2,34−2の出力端子はそれぞれ2入力ORゲート
81,82の一方の入力端子に接続されていると同時
に、1H検知回路62のUP2,DW2信号入力端子に
もそれぞれ接続されている。
【0049】2入力ORゲート81,82の出力端子
は、それぞれクロックドバッファ20,19の信号制御
端子に接続されている。
【0050】2入力ANDゲート35,36の入力端子
は、それぞれCHG1ON,CHG2ONの信号線に接
続され、その出力端子は、それぞれクロックドバッファ
11,12のコントロール端子に接続されている。
【0051】PWM1ラッチ9,PWM2ラッチ10の
制御信号入力端子はそれぞれ2入力ANDゲート40,
37の出力端子に接続されている。また、2入力AND
ゲート40,37の一方の入力端子は、共にTSET信
号線が接続され、他方の入力端子はそれぞれCHG1,
CHG2の信号線が接続されている。
【0052】47,48は2入力ANDゲートで、一方
の入力端子には、それぞれCHG1ON,CHG2ON
の信号線が接続されている。また、他方の入力端子に
は、それぞれインバータ56,57の出力端子に接続さ
れている。49,50は、3入力ORゲートでその一入
力端子はそれぞれ2入力ANDゲート47,48の出力
端子に接続されている。他の2本の入力端子にはそれぞ
れ、3入力ORゲート49にはPM1OFS,PM1O
NSの信号線が、3入力ORゲート50には、PM2O
FS,PM2ONSの信号線が接続されている。そし
て、3入力ORゲート49,50の出力端子はそれぞれ
クロックドバッファ13,14のコントロール端子に接
続されている。
【0053】3入力ANDゲート43,44の一個の入
力端子には、共にTSET信号線が接続されている。ま
た、第2の入力端子はそれぞれPM1ONS,PM2O
NSの信号線が接続されている。また、第3の入力端子
にはそれぞれ図1の203bに相当する3b−1,3b
−2の端子に接続されている。また、3入力ANDゲー
ト43,44の出力端子はそれぞれ2入力ORゲート4
5,46の一方の入力端子に接続されている。また、2
入力ORゲート45,46の他方の入力端子にはそれぞ
れON1SET,ON2SET信号線が接続されてい
る。また、2入力ORゲート45,46の出力端子は、
それぞれラッチ3,4のラッチ入力端子に接続されてい
る。
【0054】ラッチ1,2,5,6のラッチ制御端子に
は、それぞれMAXSET1,MAXSET2,CPU
SET1,CPUSET2の信号線が接続されている。
また、クロックドバッファ15,16,17,18,2
1,22,23,24のコントロール端子には、それぞ
れPM1OF0,PM2OF0,PM2OFS,PM1
OFS,CHG2,CHG1,SUM1O,SUM2O
の信号線が接続されている。
【0055】クロックドバッファ25,74のコントロ
ール端子には、それぞれDラッチ80のQ出力、Qバー
出力端子が接続されている。80はCPUのフラグであ
り、そのラッチ入力端子Lにアドレス信号が入力され、
データ入力端子DにフラグへのセットデータがCPUか
らセットできるよう信号線が接続されている。
【0056】53は、前述の各信号線の信号を生成する
タイミング生成回路であり、58,59,60はその構
成要素の一部である。81が基本クロック入力端子で、
2分周回路59の入力端子とディレー回路60の入力端
子に接続されている。ディレー回路60の出力端子が、
TSET信号線に接続されていると同時に、インバータ
58の入力端子に接続されている。2分周回路59の出
力端子は、フリーランカウンタ26のクロック入力端子
に接続されている。また、インバータ58の出力端子が
TSETバー信号線に接続されている。また、タイミン
グ回路53は、DFF29,30のQ出力信号からの入
力端子を持っている。なお、ディレー回路60が生成可
能なディレー時間は、0からφの半周期以下の時間とす
る。
【0057】61,62は、ディジタル値の1H検知回
路で、それぞれその入力端子がラッチ3,4の出力バス
に接続されている。また、両者の制御信号入力端子に共
に前述のようにDFF28,28−2の出力信号が入力
されている。また、1H検知回路61,62の出力信号
線が、それぞれラッチ3,4のリセット入力端子に接続
されている。なお、インバータ54,55は詳しくは図
14の通りに構成されている。また、ラッチ3,4がリ
セットされると、それぞれの出力は1にセットされる。
【0058】次に本関連技術例の動作について説明す
る。
【0059】まず、端子3b−1,3b−2が“H”レ
ベルの時について説明する。
【0060】その動作を、その基本タイミングを示す図
9、及び処理シーケンスの大略を記述した図10を参照
し説明する。図6,7,8のブロック図には記載してい
ないが、本関連技術例の動作スタート時には、CPUと
のインターフェースを除くすべてのラッチ、フリップフ
ロップ、カウンタは、0H(16進数の零)に一度リセ
ットされるものとする。
【0061】UPフリーランカウンタ26は、0から1
ずつカウントアップしFFHになると0になるよう動作
する。パルス生成の基本原理は、生成するPWM信号パ
ルスのオンデータ、オフデータを、パルス1(PWM1
・OUTに生成するPWM信号)の場合には、PWM1
ラッチ9のデータが、UPフリーランカウンタ26の値
に一致する度に、一致したときのUPフリーランカウン
タ26の値と、生成するパルスのオンデータ、またはオ
フデータとを交互に、アダー63で和をとり、その結果
を再び、ラッチ9にセットし、その値とUPフリーラン
カウンタ26の値とを比較し、その手続きを繰り返す。
【0062】そのとき、加えるオンデータ、オフデータ
は、それぞれラッチ3,5にあり、それぞれCHG1O
N,PM1OF0のタイミングで、クロックドバッファ
13,15がスルーとなってアダー63でラッチ9の内
容と和演算し、その結果をラッチ9に再びセットする。
【0063】PWM1に関する処理手順の簡単なフロー
チャートを図10に示す。
【0064】同様に、パルス2(PWM2・OUTに生
成するPWM信号)の場合には、PWM2ラッチ10の
データがUPフリーランカウンタ26の値に一致する度
に、一致したときのUPフリーランカウンタ26の値
と、生成するパルスのオンデータ、またはオフデータを
交互に、アダー63で和をとり、その結果を再び、ラッ
チ10にセットし、その値とUPフリーランカウンタ2
6の値とを比較し、この手続きを繰り返す。このとき、
加えるオンデータ、オフデータは、それぞれラッチ4,
6にあり、それぞれCHG2ON,PM2OF0のタイ
ミングで、クロックドバッファ14,16がスルーとな
ってアダー63でラッチ10の内容と和演算し、その結
果をラッチ10に再びセットする。
【0065】タイミング的には、ラッチ9とカウンタ2
6のディジタルの一致比較と同じタイミングで、ラッチ
10のデータと、ラッチ4または6のデータとの和演算
をアダー63で実行し、その結果を再び、ラッチ10に
セットできるタイミング設計になっており、同様にラッ
チ10とカウンタ26のディジタルの一致比較と同じタ
イミングで、ラッチ9のデータと、ラッチ3または5の
データとの和演算をアダー63で実行し、その結果を再
び、ラッチ9にセットできるタイミング設計となってい
る。ただし、これらの和演算処理は、必ずPWM1・O
UT,PWM2・OUTの出力値が反転したすぐ次のタ
イミングやコンパレータの一致信号の生じぬタイミン
グ、即ち図9に示す、CHG1ON、CHG2ON、P
M1OF0、PM2OF0のタイミングでのみ実行され
る。
【0066】これらの制御のためには、クロックドバッ
ファ13,14,15,16,21,22,23,24
が適宜切換え制御する必要があり、その基本的制御信号
は、図9にタイムチャートとして示す。具体的には、そ
れぞれCHG1ON、CHG2ON、PM1OF0、P
M2OF0、CHG2、CHG1、SUM1O、SUM
2Oである。
【0067】アダー63はTSET信号の立上がりのタ
イミング毎にその入力端子に加わる信号の和の結果をそ
の出力にセットし、その値をバスライン66上に出力す
るよう動作する。即ち、通常のアダーとDFFを1つの
モジュールにした構成となっている。さらにラッチ9に
は、TSET,CHG1の論理積した制御信号が2入力
ANDゲート40を通じて与えられ、ラッチ10には、
TSET,CHG2の論理積した信号が2入力ANDゲ
ート37を通じて与えられている。また、クロックドバ
ッファ23,24には、それぞれSUM1O,SOM2
Oの制御信号が与えられ、前述の複雑な制御を時分割で
動作可能としている。
【0068】なお、CHG1,CHG2は、それぞれP
WM1・OUT,PWM2・OUTが反転したすぐ次の
31.25nsecのタイミングを指し、CHG1=C
HG1ON+PM1OF0,CHG2=CHG2ON+
PM2OF0である。
【0069】ディジタルコンパレータ27の比較結果
は、信号線71に出力され、2入力ANDゲート41,
42の出力信号をTFF29,30のT入力に、TSE
Tバーのタイミングでサンプリングして与え、その出力
を反転させることで、PWM1・OUT,PWM2・O
UTの出力端子に正しいPWM信号が出力される。
【0070】なお、説明の都合上、図6,7,8のすべ
てのラッチ,カウンタ,ディジタルコンパレータ,アダ
ーは、8ビットとしているが、適宜のビットサイズで実
施することができる。また、図9のタイミング例は、P
WM1ラッチ3,PWM2ラッチ4に、それぞれ3Hの
データがセットされているときのものである。
【0071】また、各回路の初期値は、CPUがフラグ
80をオンして、クロックドバッファ25をスルーの状
態にし、クロックドバッファ74をハイインピーダンス
状態とし、その上でCPUは、アドレス信号とストロボ
信号より作られたデータセット信号を信号線MAXSE
T1,MAXSET2,ON1SET,ON2SET,
CPUSET1,CPUSET2に加え、バス73,7
5を通してラッチ1,2,3,4,5,6に、それぞれ
初期データをセットする。
【0072】その後、CPUは、フラグ80に“0”を
書き、クロックドバッファ74をスルーに、クロックド
バッファ25をハイインピーダンス状態にする。
【0073】次に、PWM信号パルスのオン幅の制御に
ついて説明する。この制御は、ディジタルコンパレータ
27の一致の生じない、PWM信号がオフ(0)のタイ
ミング中のPW1ONS,PM2ONSを使用してアダ
ー63を利用して演算している。
【0074】PWM1・OUTのオン幅の制御は、アナ
ログコンパレータ51の比較基準電圧Vref1の値に
対する外部フィードバック信号FBIN1値が、Vre
f1<FBIN1の時には、PWM1・OUTのオン幅
を小さくしFBIN1の値を小さくするようにし、Vr
ef1>FBIN1の時には、PWM1・OUTのオン
幅を大きくしFBIN1の値を大きくするようなフィー
ドバック制御をするようになっている。
【0075】なお、アナログコンパレータ51の出力値
は、DFF28にCMP・CLK1(PM1OFSで代
用可能)に同期してサンプリングされ、その出力が
“H”レベルの時にはDFF28のQ出力が“H”レベ
ルとなり、“L”レベルの時は、Q出力に“L”レベル
がサンプリングされる。
【0076】そして、DFF28のQ出力が“H”レベ
ルの時は、ゲート33,34,81,82により、PM
1ONSの信号が“H”レベルになるタイミングでクロ
ックドバッファ19が選択されスルーとなり、クロック
ドバッファ20がハイインピーダンス状態となり、逆に
DFF28のQ出力が“L”レベルの時には、ゲート3
3,34,81,82により、PM1ONSの信号が
“H”レベルになるタイミングでクロックドバッファ2
0が選択されスルーとなり、クロックドバッファ19が
ハイインピーダンス状態となる。
【0077】即ち、オン幅を増やす時には、ラッチ8の
O1Hが書かれたレジスタ値とラッチ3の値の和をと
り、それを再びラッチ3に値を書き込み、ラッチ3の値
を1増やすように制御される。また、オン幅を減らす時
には、ラッチ7のFFHの書かれたレジスタ値とラッチ
3の和をとり、それを再びラッチ3に値を書き込み、ラ
ッチ3の値を1減らすように制御する。
【0078】同様に、PWM2・OUTのオン幅の制御
は、アナログコンパレータ51−2の比較基準電圧Vr
ef2の値に対する外部フィードバック信号FBIN2
値が、Vref2<FBIN2の時には、PWM2・O
UTのオン幅を小さくしFBIN2の値を小さくするよ
うにし、Vref>FBIN2の時には、PWM2・O
UTの大幅を大きくしFBIN2の値を大きくするよう
なフィードバック制御をするようになっている。
【0079】なお、アナログコンパレータ51−2の出
力値は、DFF28−2にCPM・CLK2(PM2O
FSの信号で代用可能)に同期してサンプリングされ、
その出力が“H”レベルの時にはDFF28−2のQ出
力が“H”レベルとなり、“L”レベルの時は、Q出力
に“L”レベルがサンプリングされる。
【0080】そして、DFF28−2のQが“H”レベ
ルの時は、ゲート33−2,34−2,81,82によ
り、PM2ONSの信号が“H”レベルになるタイミン
グでクロックドバッファ19が選択されスルーとなり、
クロックドバッファ20がハイインピーダンス状態とな
り、逆にDFF28のQ出力が“L”レベルの時には、
ゲート33,34,81,82により、PM1ONSの
信号が“H”レベルになるタイミングでクロックドバッ
ファ20が選択されスルーとなり、クロックドバッファ
19がハイインピーダンス状態となる。
【0081】即ち、オン幅を増やす時には、ラッチ8の
01Hが書かれたレジスタ値とラッチ4の値の和をと
り、それを再びラッチ4に書き込み、ラッチ4の値を1
増やすように制御される。また、オン幅を減らす時に
は、ラッチ7のFFHの書かれたレジスタ値とラッチ4
の和をとり、それを再びラッチ4に書き込み、ラッチ4
の値を1減らすように制御する。
【0082】以上の制御のためのタイミングは、PWM
1・OUTのオン幅の制御データの入っているラッチ2
に対しては、PM1ONSとTSETの信号を3入力A
NDゲート43を通し、さらにORゲート45を通して
与えられ、バッファ13にはORゲート49を通じてP
M1ONSの信号が与えられる。同様にPWM2・OU
Tのオン幅の制御データの入っているラッチ4に対して
は、PM2ONSとTSETの信号を3入力ANDゲー
ト44を通し、さらにORゲート46を通して与えら
れ、バッファ14にはORゲート50を通じてPM2O
NSの信号が与えられる。なお、CMP・CLK1は、
PM1ONSに同期したサンプリング信号で、同様にC
MP・CLK2は、PM2ONSに同期したサンプリン
グ信号であればよい。
【0083】ラッチ8,ラッチ7の値を変えることによ
り、増減するオン幅を適宜に選定できる。なお、3入力
ANDゲート43,44の一入力端子3b−1,3b−
2が“L”レベルのときには、ラッチ3,4のデータが
更新されないため、PWM信号のオン幅の変動が停止さ
れる状態となる。
【0084】次に、パルスの最大値(最大オン幅)リミ
ッタの制御について説明する。この制御もディジタルコ
ンパレータやの一致の生じないPWM信号がオフ(0)
のタイミングを利用しており、具体的には、PM1OF
S,PM2OFSを使用してアダー63を利用して演算
している。
【0085】PWM1・OUTの場合、PM1OFSの
タイミングで、ラッチ3のレジスタ値とラッチ1のレジ
スタ値(PWM1の最大パルス幅値)の反転値がアダー
63で加算され、その結果にキャリがあれば、Dラッチ
31に1がセットされ、なければ0がセットされる。な
お、そのラッチのタイミングは、PM1OFSとTSE
T信号がANDゲート38を通じて31に与えられる。
【0086】一旦Dラッチ31のQ出力が1になると、
2入力ANDゲート47はオフに、2入力ANDゲート
35はオンとなり、次のCHG1ONの信号が入力され
たときには、ラッチ3の内容の代わりに、ラッチ1のレ
ジスタ値の内容がバス65上に出力される。即ち、ラッ
チ1にセットされているオン幅の最大値にPWM1・O
UTのオン幅が常に制御される。
【0087】即ち、ラッチ1の最大値の幅データの反転
した値とオン幅を和演算すると、オン幅がラッチ1の最
大値の幅のデータより大きくなると、前述の和演算の結
果にキャリが生じることを利用し、この情報をラッチし
て制御する制御手法を用いているためである。
【0088】Dラッチ31のQ出力が0のときは、2入
力ANDゲート47の一方の入力が“H”レベルとな
り、2入力ANDゲート35がオン禁止状態となり、次
のCHG1ONの信号が入力されたときには、ラッチ3
の内容がそのままバス65上に出力される。
【0089】それらのバス制御のため、ラッチ17,1
8、クロックドバッファ11,12,13,14が、そ
れぞれPM2OFS,PM1OFS,CHG1ON,C
HG2ON,CHG1ON,CHG2ONに同期して制
御される。なお、54,55は、それぞれラッチ2,1
のすべてのビットの内容を反転して、それぞれクロック
ドバッファ17,18を通じてバス64上に出力するた
めのインバータで、詳細を図14に示す。なお、オン幅
の最小値制御なども同様の手法を用いて容易に実現でき
る。
【0090】61,62は、それぞれPWM1,PWM
2のための最小オン幅検知回路であり、本実施例の場合
では、オン幅の1Hを検知してその幅以下にならないよ
うにする回路であり、それぞれラッチ3,4の“1”値
を検知し、かつ、DW1,DW2が1で、UP1,2が
0の時、ラッチ3,4のレジスタを常に1にセットする
ように動作し、それぞれDW1,DW2が1から0にな
り、UP1,UP2が0から1になるとラッチ3,4へ
の1のセットを解除するように動作する。
【0091】PWM2・OUTの場合、PW2OFSの
タイミングでラッチ4のレジスタ値とラッチ2のレジス
タ値(PWM2最大パルス幅値)の反転値が、アダー6
3で加算され、その結果にキャリがあれば、Dラッチ3
2に1がセットされ、なければ0がセットされる。な
お、そのラッチのタイミングは、PM2OFSとTSE
T信号が2入力ANDゲート39を通じてDラッチ32
に与えられる。一旦にDラッチ32のQ出力が1になる
と、2入力ANDゲート48はオフに、2入力ANDゲ
ート36はオンとなり、次のCHG2ONの信号が入力
されたときには、ラッチ4の内容の代わりに、ラッチ2
の内容がバス65上に出力される。即ち、常にラッチ2
にセットされているオン幅の最大値にPWM2・OUT
のオン幅が制御される。
【0092】これはラッチ2の最大値の幅のデータの反
転した値とオン幅を和演算すると、オン幅がラッチ2の
最大値の幅のデータより大きくなると、前述の和演算の
結果にキャリが生じることを利用し、この情報をラッチ
して制御する制御方法を用いているためである。
【0093】Dラッチ32のQ出力が0の時は、2入力
ANDゲート48の一方の入力が“H”レベルとなり、
2入力ANDゲート36がオン禁止状態となり、次のC
HG2ONの信号が入力されたときには、ラッチ4の内
容がそのままバス65上に出力される。
【0094】なお、53が以上の動作タイミングを作成
するタイミング回路で、端子81に基本クロックを与
え、それの2分周器59で分周された信号線が、UPフ
リーランカウンタ26のクロック入力端子に接続されて
いる。また、基本クロックをディレー素子60で遅延さ
れた信号がTSET信号として出力され、それをインバ
ータ59で反転した信号がTSETバーとして使用され
る。それ以外のすべてのタイミングはこれらの信号と、
PWM1・OUT,PWM2・OUTの信号を用いて、
タイミング回路53内でディジタル微分の手法で容易に
生成できる。
【0095】図11,12,13は、図1中のPWM回
路203の構成を示す回路図であり、オフタイム固定P
WMと周波数固定PWMを共に有し、必要に応じて使い
分ける。上述の関連技術例に100から105の構成要
素が加わっただけなので、ここでは共通部分の説明は省
略し、変更部分のみ説明する。なお、括弧を付した51
と51−2のコンパレータは説明のために付加してある
もので、実際のPWM回路203はこのコンパレータ5
1,51−2を除外した部分で構成されている。
【0096】101,102は、2入力ANDゲート
で、ゲート10の一方の入力端子はPM2OF0に接続
され、他方の入力端子はインバータ100の出力端子に
接続され、出力端子はクロックドバッファ16のコント
ロール端子に接続されている。
【0097】同様に2入力ANDゲート102の一方の
入力端子はPM2OF0に接続され、他方の入力端子
は、信号線105を通じてCHANGE端子に接続さ
れ、出力端子はクロックドバッファ103のコントロー
ル端子に接続されている。インバータ100の入力端子
も同様に、信号線105を通じてCHANGE端子に接
続されている。
【0098】クロックドバッファ103の出力端子は、
バスライン65に接続されている。また、クロックドバ
ッファ103の入力端子には、ラッチ4の出力信号がイ
ンバータ104で反転して入力されるように接続されて
いる。但し、LSB,MSBの順序は変わらぬものとす
る。
【0099】次に動作について説明する。
【0100】CHANGE端子にCPUが“L”レベル
の信号を送出しているときは、上述の関連技術例と全く
同じなので説明を省略し、“H”レベルの時の動作につ
いて説明する。
【0101】この条件では、クロックドバッファ16の
出力がハイインピーダンス状態となり、クロックドバッ
ファ103が動作可能となるように、ゲート102,1
01,100が働く。この条件では、関連技術例でPW
M2・OUTから送出されるパルスのオフ幅が、ラッチ
6のレジスタ値であったものが、ラッチ4の値の反転値
のものと変わって送出される。このことは、ラッチ4の
値が増減することによって、その反転値は1減増し、そ
の和は、常にラッチ4のレジスタ値の最大値に一致す
る。即ち、この条件下では、PWM2・OUTの信号は
周波数一定のPWMが送出される。
【0102】なお、図11,12,13の入力端子3a
−1,3a−2が、図1の端子203aに相当する。ま
た、PWM1・OUT、PWM2・OUT端子が図6,
7,8のPWM出力端子に相当し、端子3b−1,3b
−2が“L”レベルのとき、PWM出力信号のDUTY
はDUTY設定レジスタ1の値が変らないために変化せ
ず一定となるので、この端子が図1の端子203bに相
当する。また、図1におけるバス35が73に相当し、
信号ライン235がDラッチ80のD及びL入力端子に
接続されている信号ラインに相当する。
【0103】図15は、本実施例におけるフォワード制
御時のCPU202の詳細な動作を示すフローチャート
である。
【0104】本実施例は、電源トランス回路204とし
てフォワード型トランスを用いた場合の制御例を示すも
のであり、ステップS51でPWM信号の変化による割
り込み(L=>H)を判定し、割り込みが生ずるまで判
定を繰り返す。割り込みが生ずると、ステップS52へ
進み、U/D情報をサンプリングしそれをフラグレジス
タに設定する。その結果、ステップS53でそのU/D
情報に従ったPWMのパルス幅が増減され再びステップ
S51の割り込み待ち状態に戻る。
【0105】なお、このフォワード制御時の処理ルーチ
ンは、上記図3に示したフライバック制御時の処理ルー
チンを変更することによって容易に実行することができ
る。即ち、図3のステップS11のPWM割り込み回数
を1回とし、ステップS14の制御の次はステップS1
5の判定をすべて否定(NO)の条件に変え、全てステ
ップS16に制御がジャンプするようにすればよい。
【0106】このように、本実施例では、電源トランス
回路204として、フライバックトランスを用いた場合
のフライバック制御と、フォワードトランスを用いた場
合のフォーワード制御とにおけるPWM信号のアップ/
ダウン(U/D)制御を、図3と図15に示すように異
なる制御手順にしたので、リップル電圧の小さな電源の
最適制御を実現することが可能となる。
【0107】また、フライバック制御時にU/D停止期
間を制御することにより、出力リップルの大きさにほと
んど変化を与えず、ループ条件を変更することができ
る。特に、このことは共振型フライバックトランスでの
フライバック制御で有効となる。また、ループ内のフィ
ルタに位相進み要素を入れることによってリップルを小
さくすることができる。
【0108】図16は、本発明の電源制御回路の実際の
適用例を示す回路図であり、図1に示す電源制御回路に
おいて電源トランス回路204にプッシュプル型トラン
スを用いた場合の例である。
【0109】コンパレータ201の出力側には、プルア
ップ抵抗(47KΩ)1aを介してデジタルPWM回路
203Aが接続されている。このデジタルPWM回路2
03Aは図1に示すCPU202及びPWM回路203
の機能を合わせ持ったPWM回路であり、周波数fは3
1KHzに固定され、DUTYMAXは50%である。
この場合の制御は、実験によると図15の方式によりリ
ップルの少ない安定な制御が可能であった。
【0110】電源トランス回路204は、プッシュプル
型トランス4−1と、インバータ4−2と、NPNトラ
ンジスタ(C1215)4−3及びNPNトランジスタ
(D438)4−4と、ダイオード(ISS81)4−
5,4−6及びダイオード(SHV−03)4−7と、
抵抗(1KΩ)4−8、抵抗(3.3KΩ)4−9、抵
抗(1KΩ)4−10、抵抗(2.2Ω)4−11、抵
抗(4.7KΩ)4−12、抵抗(10Ω)4−13、
抵抗(100KΩ)4−14、抵抗(10KΩ)4−1
5、及び抵抗(1MΩ)4−16と、コンデンサ(10
00pF)4−17、コンデンサ(0.047F)4−
18、コンデンサ(47μF)4−19、コンデンサ
(2000pF)4−20、及びコンデンサ(0.04
7F)4−21とで構成されている。そして、その出力
端子204cには、負荷回路(5〜25MΩ)300が
接続されている。
【0111】また、フィルタ回路205は、抵抗(2.
37KΩ)5−1、抵抗(3.01KΩ)5−2、抵抗
(3KΩ)5−3、及び抵抗(10KΩ)5−4と、コ
ンデンサ5−5、コンデンサ(0.01μF)5−6、
及びコンデンサ(6F)5−7とで構成されている。な
お、5−6がフィルタの中で位相進みを作るコンデンサ
である。
【0112】図17は、本発明の電源制御回路の他の適
用例を示す回路図であり、図1に示す電源制御回路にお
いて電源トランス回路204にフライバックトランスを
用いたフライバック制御の場合の例である。具体的には
図4のタイミングを用いて制御すると良好な制御が可能
なことが実験的に明らかとされている。
【0113】図中203Aは、周波数固定のデジタルP
WM回路であり、図1に示すCPU202及びPWM回
路203の機能を合わせ持ったPWM回路である。
【0114】電源トランス回路204は、フライバック
トランス(FH30575)4−31と、インバータ4
−32と、NPNトランジスタ4−33及びNPNトラ
ンジスタ(2SC3834)4−34と、ダイオード
(ISS81)4−35及びダイオード(EM1Z)4
−36と、ダイオード4−37と、抵抗4−38、抵抗
(5KΩ)4−39、抵抗(3.9KΩ)4−40、抵
抗(3.9KΩ)4−41、抵抗(18Ω)4−42、
抵抗(220Ω)4−43、抵抗(4.7KΩ)4−4
4、及び抵抗(0/47Ω)4−45と、コンデンサ
(0.015μF)4−46、コンデンサ(47μF)
4−47、及びコンデンサ(1000pF)4−48と
で構成されている。そして、その出力端子204cに
は、負荷回路(10MΩ〜)400を介して電流測定用
の抵抗(1KΩ)401が接続されている。
【0115】また、フィルタ回路205は、抵抗(10
0KΩ)5−11、抵抗(48.7KΩ)5−12、抵
抗(10.7KΩ)5−13と、コンデンサ(0.1μ
F)5−14と、位相進み要素としてのコンデンサ5−
15とで構成されている。
【0116】コンパレータ201の出力側には、Dフリ
ップフロップ201Aを介してデジタルPWM回路20
3Aに接続されている。
【0117】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電源トランスのフライバック制御と、前記電源ト
ランス回路のフォーワード制御とにおけるPWM信号の
アップ/ダウン制御を異なるものにしたので、使用する
トランスや他の回路を変更しても、最適制御を行うこと
が可能となる。
【0118】また、前記フライバック制御(特に共振型
フライバックトランスを使用時)は、コンパレータの比
較結果の反転時に、PWM信号のデューティの増減を所
定の設定時間分に亘って停止することにより、出力リッ
プルの大きさにほとんど変化を与えず、ループ条件を変
更することが可能となる。また、ループ内のフィルタに
位相進み要素を加えることによってリップルを小さくす
る最適化の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源制御回路の実施例の全体構成
を示すブロック図である。
【図2】実施例のCPU202の一般的な概略動作を示
すフローチャートである。
【図3】実施例のCPU202の詳細な動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】フライバック制御時(オフタイム固定モード
時)の具体的なタイムチャートである。
【図5】フライバック制御時(周波数固定モード時)の
具体的なタイムチャートである。
【図6】図1中のPWM回路203を説明するための関
連技術例を示す図である。
【図7】図1中のPWM回路203を説明するための関
連技術例を示す図である。
【図8】図1中のPWM回路203を説明するための関
連技術例を示す図である。
【図9】前記関連技術例の基本タイミングを示すタイム
チャートである。
【図10】前記関連技術例の処理シーケンスの大略を示
すフローチャートである。
【図11】図1中のPWM回路203の構成を示す回路
図である。
【図12】図1中のPWM回路203の構成を示す回路
図である。
【図13】図1中のPWM回路203の構成を示す回路
図である。
【図14】インバータ54,55の詳細を示す図であ
る。
【図15】フォワード制御時のCPUの詳細な動作を示
すフローチャートである。
【図16】本発明の電源制御回路の実際の適用例を示す
回路図である。
【図17】本発明の電源制御回路の他の適用例を示す回
路図である。
【図18】従来の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
201 コンパレータ 202 CPU 203 PWM回路 204 電源トランス回路 205 フィルタ回路 206 D/A変換器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PWM信号に応じて制御出力及び出力電
    圧を増減する電源トランス回路と、フィルタを通して検
    出する前記電源トランス回路の前記制御出力側の電圧と
    所定電圧を比較するコンパレータと、該コンパレータの
    比較結果に基づいてPWM信号のオン幅の増減を制御す
    るデジタルPWM回路とを有する電源制御回路を用いた
    電源制御方法において、 前記電源トランスのフライバック制御と、前記電源トラ
    ンス回路のフォーワード制御とにおける前記PWM信号
    のオン幅の増減の制御を異なるものにしたことを特徴と
    する電源制御方法。
  2. 【請求項2】 前記PWM信号のオン幅の増減制御は、
    前記PWM信号のパルスのオン幅を増加または減少する
    処理と、前記PWM信号のパルスのオン幅の増減を停止
    する処理とを変更することによって前記フライバック制
    御と前記フォーワード制御とで異なるものにしたことを
    特徴とする請求項1記載の電源制御方法。
  3. 【請求項3】 前記フライバック制御は、複数パルスの
    出力パルス毎に前記PWM信号のデューティーがその増
    減分の最小単位で変化するものであることを特徴とする
    請求項1または2記載の電源制御方法。
  4. 【請求項4】 前記フォワード制御は、1パルスの出力
    パルス毎に前記PWM信号のデューティーがその増減分
    の最小単位で変化するものであることを特徴とする請求
    項1または2記載の電源制御方法。
  5. 【請求項5】 前記フライバック制御は、前記コンパレ
    ータの比較結果の反転時に、前記PWM信号のデューテ
    ィーの増減を所定の設定時間分に亘って停止するもので
    あることを特徴とする請求項1,2または3記載の電源
    制御方法。
  6. 【請求項6】 前記フライバック制御は、共振型フライ
    バックトランスを用いることを特徴とする請求項5記載
    の電源制御方法。
  7. 【請求項7】 前記フィルタ回路は、少なくとも位相進
    み要素を有することを特徴とする請求項1乃至6記載の
    電源制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7958378B2 (en) * 2007-01-26 2011-06-07 Fujitsu Limited Power supply device having load detection function and communication apparatus provided with the power supply device

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