JPH08251631A - シグナリング監視方式 - Google Patents

シグナリング監視方式

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Publication number
JPH08251631A
JPH08251631A JP5538295A JP5538295A JPH08251631A JP H08251631 A JPH08251631 A JP H08251631A JP 5538295 A JP5538295 A JP 5538295A JP 5538295 A JP5538295 A JP 5538295A JP H08251631 A JPH08251631 A JP H08251631A
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JP
Japan
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signal
ringer
hook state
output
detector
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JP5538295A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakajima
孝 中島
Yoshihiro Kaneda
至弘 金田
Kinji Kawada
金治 川田
Kazuaki Kobayashi
和明 小林
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2線式交換機に接続された加入者系伝送装置に
おけるシグナリング監視方式に関し、回路規模を縮小す
るとともに検出出力が誤動作しないようにする。 【構成】対向局からオンフック状態信号を受けていると
きには2線式交換機におけるノーマルバッテリ信号又は
リバースバッテリ信号を一定の保護を与えた後に信号処
理装置に送るとともに交換機のリンガー信号についても
別途検出して信号処理装置へ送り、オンフック状態から
オフフック状態に変わったときには交換機のノーマルル
ープ電流信号またはリバースループ電流信号を検出して
ノーマルバッテリ信号またはリバースバッテリ信号の代
わりに信号処理装置へ送るとともにリンガー信号を信号
処理装置へ送らないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明はシグナリング監視方式に
関し、特に2線式交換機に接続された加入者系伝送装置
におけるシグナリング監視方式に関するものである。
【0001】加入者系伝送装置は、交換機からの印加電
圧により交換機の状態を監視する必要があり、その監視
状態とは、ノーマル/リバース給電の有無、リンガ
ー信号の有無、ノーマル/リバース電流信号の有無な
どがあげられ、これらをシグナリング監視と総称してい
る。
【0002】
【従来の技術】図10は従来より用いられている加入者
系伝送装置におけるシグナリング監視方式を示したもの
で、図中、100は2線式交換機を示し、200は加入
者系伝送装置を示している。
【0003】交換機100からはチップ線101とリン
グ線102を介して加入者系伝送装置が接続されてお
り、チップ線101はノーマル状態ではグランド側に設
定されており、リング線102は例えば−48Vに設定
されている。
【0004】また、103〜109はコンパレータを示
し、このうちコンパレータ103,104の入力端子は
チップ線101に共通に接続されており、その出力端子
も信号処理装置としてのCPU110に共通に接続され
ている。なお、コンパレータ103〜109はシンボリ
ックに示したものである。
【0005】また、コンパレータ105,106も同様
にしてリング線102に共通に接続されており、その出
力端子もCPU110に共通に接続されている。
【0006】また、コンパレータ107の入力端子はリ
ング線102との間にリンガー検出用のコンデンサ11
1が接続されており、その出力端子はCPU110に接
続されている。
【0007】コンパレータ108,109の入力端子は
それぞれチップ線101,リング線102に接続されて
おり、それらの出力端子はCPU110にそれぞれ接続
されている。
【0008】また、112はCPU110におけるオン
フック/オフフック送出部113からの制御信号によっ
てON/OFF制御されるスイッチであり、送出部11
3がオフフック状態を検出したときONとなってループ
回路を形成するものである。
【0009】このような従来のシグナリング監視方式の
動作においては、チップ線101,リング線102がそ
れぞれ正常に接続されている状態では、コンパレータ1
03がチップ線グランド検出信号、すなわちノーマルバ
ッテリ信号NBをCPU110に与えるとともに、コン
パレータ106がリング線バッテリ検出信号をCPU1
10に与える。
【0010】しかしながら、チップ線101とリング線
102の接続ミスなどによりチップ線101がバッテリ
側に接続されており、リング線102がグランド側に検
出されているような状態においてはそれぞれコンパレー
タ104によりチップ線パッテリ検出信号がCPU11
0に与えられ、コンパレータ105によってリング線グ
ランド検出信号、すなわちリバースバッテリ信号RBが
CPU110に与えられるようにしている。
【0011】したがって、論理的にはノーマル時は例え
ばNB=L,RB=Hで、リバース時はRB=L,NB
=Hとなる。
【0012】さらに、また、リンガー信号はリング線1
02を介して流されるので、このリンガー信号はコンデ
ンサ111で直流成分が除去されることによりコンパレ
ータ107で検出されてリンガー信号RGとしてCPU
110に与えられる。
【0013】さらに、上記のように送出部113からオ
フフック信号が検出されてスイッチ112がONとなり
ループ回路が形成された場合、交換機100からチップ
線101及びスイッチ112並びにリング線102を介
して交換機100へ戻るループ電流が流れるので、この
ときの電流をコンパレータ108及び109がそれぞれ
ノーマル電流検出信号NLC及びリバース電流検出信号
RVCとしてCPU110に与えるようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のシ
グナリング監視方式においては交換機からの印加電圧に
より交換機の状態を種々監視しているが、コンパレータ
107〜109がアナログ回路で構成されているため、
回路規模が非常に大きく実装・コスト面での問題が大き
かった。
【0015】また、検出する状態が多いので回路の切り
替え時など、同時に数個の検出出力が誤動作するという
問題点もあった。
【0016】したがって本発明は、交換機の状態を監視
するシグナリング監視方式において、回路規模を縮小す
るとともに検出出力が誤動作しないようにすることを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の目的を達成するため、本発明に係るシグナ
リング監視方式は、図1に原理的に示すように、対向局
からオンフック状態信号を受けているとき2線式交換機
1におけるノーマルバッテリ信号又はリバースバッテリ
信号及びリンガー信号を検出するとともにオフフック状
態信号を受けているときノーマルループ電流信号又はリ
バースループ電流信号をディジタル信号の形で出力する
信号検出器4と、該信号検出器4の各出力信号に対して
保護を与えるガード部6,7及びリンガー信号検出を行
うリンガー検出部8を含む演算部5と、該オンフック状
態信号を受けているとき該ノーマルバッテリ信号又は該
リバースバッテリ信号を選択し該オフフック状態信号を
受けているとき該ノーマルループ電流信号又は該リバー
スループ電流信号を選択して信号処理装置13に与える
セレクタ10,11及び該オンフック状態信号を受けて
いるときのみ該リンガー信号を該信号処理装置13へ出
力するインヒビット部12を含む制御部9と、を備えて
いる。
【0018】(2)また上記の信号検出器4は、該2線
間の差動電圧を互いに逆極性で検出する2個の差動増幅
器と、該オンフック状態信号又は該オフフック状態信号
に応じてスレショルドレベルを切り替える切替部と、該
スレショルドレベルと各差動増幅器からの出力信号とを
比較してその比較結果を該ガード部へ出力する2個のコ
ンパレータと、で構成することができる。
【0019】(3)さらに上記の各ガード部6,7は、
該信号検出器4の各出力信号に対するチャタリング防止
回路と、該リンガー信号の少なくとも半周期分に相当す
る所定遅延時間だけ遅延させる遅延回路とで構成するこ
とができる。
【0020】(4)さらに上記のリンガー検出部8は、
該ガード部6,7で設定された所定の遅延時間と同じ時
間間隔で該信号検出器4の出力信号を該リンガー信号の
所定周期内で判定したとき、その判定結果が反転した状
態が所定回数だけ連続したとき該リンガー信号と認識す
ることができる。
【0021】
【作用】
(1)本発明においては、図1に示すように、CPU1
3におけるオンフック/オフフック送出部130から信
号線14を経由して送られてくる信号がオンフック状態
を示しているとき、2線式交換機1からはチップ線2及
びリング線3を介してノーマルバッテリ信号またはリバ
ースバッテリ信号が信号検出器4に与えられる。
【0022】信号検出器4はこれらのノーマルバッテリ
信号またはリバースバッテリ信号を検出して演算部5に
おけるガード部6,7に与えるとともに、リンガー検出
部8にも同時に与えている。
【0023】ガード部6,7は入力したノーマルバッテ
リ信号またはリバースバッテリ信号に対して一定の保護
を与えてそれぞれセレクタ10,11に与える。
【0024】このとき、リンガー検出部8は現在オンフ
ック状態であるので信号検出器4からの出力信号中にリ
ンガー信号は存在しておらずリンガー検出は行わない。
【0025】また、制御部9におけるセレクタ10,1
1は現在オンフック状態であるためガード部6,7から
送られてきたノーマルバッテリ信号またはリバースバッ
テリ信号をそのまま信号処理装置としてのCPU13に
ノーマルバッテリ信号NBまたはリバースバッテリ信号
RBとして与える。
【0026】この後、交換機1からはリンガー信号が送
出されるので、信号検出器4はこのリンガー信号をやは
り検出して演算部5のガード部6,7に与えるとともに
リンガー検出部8に与える。
【0027】そして、リンガー検出部8ではリンガー信
号を検出すると、これをインヒビット部12に送るが、
インヒビット部12は現在オンフック状態信号により禁
止状態にはなっていないためリンガー信号RGを通過さ
せてCPU13に与える。
【0028】CPU13は、リンガー信号RGが与えら
れると、たとえガード部6,7及びセレクタ10,11
を介してリンガー信号が与えられてもこれを無視してイ
ンヒビット部12から与えられたリンガー信号RGのみ
に基づいてリンガー信号RBの検出を行う。
【0029】一方、対向局からオンフック状態信号より
オフフック状態信号に切り替わったことが送出部130
より通知されると、信号線14を介して従来と同様にス
イッチ15がONとなりループ回路が形成されるため、
信号検出器4はこのときのチップ線2及びリング線3の
電圧検出によりノーマルループ電流信号またはリバース
ループ電流信号を出力して演算部5に送る。
【0030】演算部5ではガード部6,7がこれらのノ
ーマルループ電流信号またはリバースループ電流信号を
制御部9のセレクタ10,11に転送する。
【0031】このとき、セレクタ10,11は信号線1
4からのオフフック状態信号により切り替えられている
ので、CPU13に対してノーマルループ電流信号NL
Cまたはリバースループ電流信号RVCを与える。
【0032】なお、このとき、インヒビット部12はリ
ンガー検出部8からの出力信号を禁止するようにしてい
るため、CPU13にはリンガー信号RGは送られな
い。
【0033】このようにして本発明によれば、信号検出
器4から以降はディジタル信号の形で処理されるため回
路規模を小さくすることができるとともにガード部6,
7によりその雑音も除去することが容易となる。
【0034】(2)また、本発明による信号検出器は上
記のようにノーマルバッテリ信号またはリバースバッテ
リ信号及びリンガー信号とノーマルループ電流信号また
はリバースループ電流信号とを同じ回路で検出している
ため、上記のようにオンフック状態時とオフフックとは
その入力電圧に差が出るので、オンフック/オフフック
状態信号に応じてスレショルド切替部が2個のコンパレ
ータのスレショルドレベルを切り替え、これを基準信号
として2個の作動増幅器からの出力信号と比較し、その
出力を演算部に与えており、いずれの入力信号の場合に
も正常なディジタル信号として後続の演算部へ与えるこ
とが可能となる。
【0035】(3)本発明においては、上記のように各
信号のチャタリングを防止するために各ガード部にチャ
タリング防止回路が設けられており、さらには、リンガ
ー信号の少なくとも半周期分に相当する所定時間だけ遅
延させる遅延回路を設けたことにより後述するようにリ
ンガー信号の検出とのタイミング合わせを行うことがで
きる。
【0036】(4)本発明においては、リンガー検出部
8は信号検出器4の出力信号を入力してリンガー信号の
検出を行うわけであるが、ガード部で設定された所定の
遅延時間と同じ時間間隔でかつリンガー信号の所定周期
内で信号検出器の出力信号を判定しているため、判定結
果が判定した状態が所定回数だけ連続して生ずる状態を
正確に検出することが可能となる。
【0037】
【実施例】図2は図1に示した信号検出器の実施例を示
したもので、図1においては図10と同様にチップ線2
及びリング線3と信号検出器4との接続関係がシンボリ
ックに示されているが、この実施例ではチップ線2及び
リング線3の各出力信号を交換器1の2線間の差動電圧
として互いに逆極性で検出する2個の差動増幅器21,
22と、CPU13の送出部130から信号線14を介
して送られて来るオンフック/オフフック状態信号を入
力してスレショルド(閾値)レベルを切り替えるスレシ
ョルド切替部23と、差動増幅器21,22の各出力信
号をそれぞれ反転入力端子に入力するとともにスレショ
ルド切替部23からのスレショルドレベルを非反転入力
端子に入力してそれぞれ−電位検出及び+電位検出を行
う2つのコンパレータ24,25とで構成されている。
【0038】このような信号検出器の動作においては、
チップ線2が正常にグランドレベルにありリング線3が
リバースバッテリレベルにある場合、差動増幅器21は
両入力信号レベルが加算される形となってコンパレータ
24に与えられ、差動増幅器22においては逆に減算さ
れた値がコンパレータ25に送られる。
【0039】この結果、コンパレータ24においては反
転入力端子の入力レベルが大きくなるためその出力端子
はLレベルとなり、コンパレータ25においては反転入
力端子に負の信号が入力されるためその出力端子はHレ
ベルとなる。
【0040】そして、このようにしてコンパレータ2
4,25から出力された論理レベル“L”及び“H”は
演算部5のガード部6及び7にそれぞれ送られる。
【0041】一方、上記の場合はオンフック状態の場合
であるが、オフフック状態に切り替わった場合には図1
に示すようにスイッチ15がONとなるため差動増幅器
21,22への入力信号レベルは低下するのでコンパレ
ータ24,25の各反転入力端子への入力レベルは低下
することになる。
【0042】したがって、スレショルド切替部23では
このようなオフフック状態に合わせてスレショルドレベ
ルを低く切り替えることによりオンフック時と同様の比
較をコンパレータ24,25において行わせることがで
き、演算部5でのディジタル処理が変化なく正常にでき
る。
【0043】図3は図2に示したスレショルド切替部2
3の実施例を示したもので、この実施例ではCPU13
からのオンフック/オフフック状態信号を入力するドラ
イバ回路31と、このドライバ回路の出力信号に基づい
てスレショルドレベルTh1,Th2のいずれかを選択
する選択スイッチ32とで構成されており、この選択ス
イッチ32の出力がコンパレータ24,25の非反転入
力端子に与えられるようになっている。
【0044】図4は図1に示した演算部5におけるガー
ド部6(またはガード部7)の実施例を示したもので、
この実施例ではガード部6の例を取り上げると、図2に
示したコンパレータ24の出力信号とクロック信号とを
受けてチャタリング防止を行うチャタリング防止回路4
1と、同じくコンパレータ24の出力信号とクロック信
号とを受けて一定の時間間隔を作成するためのタイマー
作成部42とを入力部に備えている。
【0045】そして、チャタリング防止回路41から出
力された信号検出器出力は8段縦続構成のD−FF(フ
リップフロップ)51〜58と、これらのD−FF51
〜58の各出力信号としてのDATA1〜8を入力する
ANDゲート59とチャタリング防止回路41の出力信
号を同じく8段縦続構成で入力するD−FF60〜67
と、これらのD−FF60〜67の各出力信号を入力す
るNANDゲート68と、ANDゲート59とNAND
ゲート68の各出力信号を入力して実質的にR−Sフリ
ップフロップと同じ機能を果たすためのANDゲート6
9〜71とを備えている。
【0046】まず、このガード部6の入力部におけるタ
イマー作成部42は図5〔1〕(a)に示すように入力
信号がチャタリング状態を示しているとき、一定のタイ
マー時間30msだけ遅延させる信号をチャタリング防
止回路41に与える。
【0047】これを受けてチャタリング防止回路41は
同図に示すようなチャタリング信号が終了した時点から
30ms経過した時点でノーマルバッテリ信号NBまた
はリバースバッテリ信号RBをイネーブル状態(論理
“L”)にしている。
【0048】これにより、信号検出器4において出力さ
れるディジタル信号がテャタリング状態を示していても
このガード部6,7において除去されることとなる。
【0049】また、D−FF51〜58においては図6
に示すタイムチャートに示すごとくクロック信号CLK
に基づいて信号検出器の出力を一段づつDATA1〜D
ATA8に示すごとくシフトして行き、これらをAND
ゲート59に与えるようにしている。
【0050】一方、D−FF60〜67においてもチャ
タリング防止回路41の出力信号を受けてD−FF51
〜58と同様にクロック信号CLKに基づき一つづつシ
フトしてNANDゲート68に送るようにしている。
【0051】NANDゲート68の出力は最初は“H”
となっており、これと反対にANDゲート59の出力信
号は“L”になっているため、ANDゲート69〜71
を経由することによりANDゲート71の出力信号は例
えば“H”となってセレクタ10へ送られる。
【0052】そして、クロックCLKが8個分連続して
チャタリング防止回路41の出力が“H”レベルになっ
たときにはANDゲート59が“H”レベルとなりこれ
に対してNANDゲート68は全ての入力が“H”とな
るためその出力信号は“L”に反転する。
【0053】この結果、ANDゲート71の出力は
“L”に反転してセレクタ10へ与えることになる。
【0054】このようにしてこのガード部6においては
図5〔1〕に示すように、コンパレータ24(または2
5)の出力が立ち上がってからD−FF51〜58及び
60〜67で決定される一定の遅延時間(30ms)だ
け遅延された形で出力信号が発生される。
【0055】この図5〔1〕に示すようにガード部6,
7においては遅延時間(30ms)がリンガー検出部8
におけるリンガー信号の周期に対応した形で設定されて
いる。
【0056】これを同図〔2〕に示したタイムチャート
で説明すると、同図(a)及び(b)に示すようにコン
パレータ24及び25の出力は例えば図示のような形で
リンガー検出部8に与えられるが、リンガー信号は通常
50msを一周期としているため、その半周期分である
25ms前後の時間間隔で一周期内で信号の反転が存在
するか否かを検出すれば、このリンガー信号が検出でき
ることになる。
【0057】すなわち、リンガー信号の一周期が50m
sでありその半周期が25msであるからこの半周期分
より若干長い周期である30msに基づいてその前後で
コンパレータ24,25の出力が反転しているか否かを
判定し、且つこの反転する回数が例えば3回連続して続
いた場合にリンガー信号が検出されたものとして同図
(c)に示すように検出信号を発生すれば良いことにな
る。
【0058】このようなことから、リンガー検出部にお
ける判定周期30msとガード部における遅延回路の遅
延時間30msが一致した形で設定されていることにな
る。
【0059】図7は図1に示した制御部9の実施例を示
したもので、この実施例を見れば判るように、CPU1
3における送出部130からのオンフック/オフフック
状態信号はセレクタ10,11に与えられるとともにイ
ンヒビット部12にも与えられている。
【0060】図8は図7に示したセレクタ10,11の
実施例を示したもので、この実施例ではオンフック/オ
フフック状態信号の論理レベルを反転させるためのイン
バータ81と、このインバータ81の出力信号とガード
部6,7からの出力信号とを入力してCPU13にノー
マルバッテリ信号NBまたはリバースバッテリ信号RB
を与えるためのANDゲート82と、ガード部6,7の
出力信号とオンフック/オフフック状態信号とを入力し
てCPU13にノーマルループ電流信号NLCまたはリ
バースループ電流信号RLCを与えるためのANDゲー
ト83とで構成されている。
【0061】すなわち、CPU13の送出部130から
オンフック状態信号(“L”レベル)が送られて来る
と、ANDゲート82はインバータ81の出力信号によ
りイネーブル状態となっているためガード部6,9の出
力信号をノーマルバッテリ信号NBまたはリバースバッ
テリ信号RBとしてCPU13に与える。
【0062】一方、オフフック状態信号(“H”レベ
ル)となった時には、インバータ81を介してANDゲ
ート82はディスエーブル状態となるためノーマルバッ
テリ信号NBまたはリバースバッテリ信号RBはCPU
13に送られず、この場合にはANDゲート83がイネ
ーブル状態となってガード部6,7の出力信号を通過さ
せるのでCPU13にはノーマルループ電流信号NLC
またはリバースループ電流信号RLCが与えられること
になる。
【0063】図9は図1並びに図7に示したインヒビッ
ト部の実施例を示したもので、リンガー検出部8からの
リンガ検出信号とオンフック/オフフック状態信号とを
受けてCPU13へリンガー信号RGを与えるANDゲ
ート90で構成されており、オフフック状態信号
(“H”レベル)のときのみこのANDゲート90はイ
ネーブル状態となるのでリンガー検出部8からのリンガ
ー信号をCPU13へリンガー信号RGとして送るよう
にしている。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るシグナ
リング監視方式によれば、対向局からオンフック状態信
号を受けているときには2線式交換機におけるノーマル
バッテリ信号又はリバースバッテリ信号を一定の保護を
与えた後に信号処理装置に送るとともに交換機のリンガ
ー信号についても別途検出して信号処理装置へ送り、オ
ンフック状態からオフフック状態に変わったときには交
換機のノーマルループ電流信号またはリバースループ電
流信号を検出してノーマルバッテリ信号またはリバース
バッテリ信号の代わりに信号処理装置へ送るとともにリ
ンガー信号を信号処理装置へ送らないように構成したの
で、アナログ形式の回路を減少させることにより回路規
模を縮小することが可能となるとともに信号保護により
検出信号の誤動作を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシグナリング監視方式の構成を原
理的に示したブロック図である。
【図2】本発明に係るシグナリング監視方式に用いる信
号検出器の実施例を示したブロック図である。
【図3】本発明に係るシグナリング監視方式に用いる信
号検出器内のスレショルド切替部の実施例を示したブロ
ック図である。
【図4】本発明に係るシグナリング監視方式に用いるガ
ード部の実施例を示したブロック図である。
【図5】本発明に係るシグナリング監視方式に用いる演
算部の動作タイムチャート図である。
【図6】本発明に係るシグナリング監視方式に用いるガ
ード部の動作タイムチャート図である。
【図7】本発明に係るシグナリング監視方式に用いる制
御部の実施例を示したブロック図である。
【図8】本発明に係るシグナリング監視方式に用いる制
御部内のセレクタの実施例を示した回路図である。
【図9】本発明に係るシグナリング監視方式に用いる制
御部内のインヒビット部の実施例を示した回路図であ
る。
【図10】従来のシグナリング監視方式を示したブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 2線式交換機 2 チップ線 3 リング線 4 信号検出器 5 演算部 6,7 ガード部 8 リンガー検出部 9 制御部 10,11 セレクタ 12 インヒビット部 13 CPU(信号処理装置) 130 オンフック/オフフック送出部 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 金治 栃木県小山市城東3丁目28番1号 富士通 ディジタル・テクノロジ株式会社内 (72)発明者 小林 和明 栃木県小山市城東3丁目28番1号 富士通 ディジタル・テクノロジ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向局からオンフック状態信号を受けてい
    るとき2線式交換機におけるノーマルバッテリ信号又は
    リバースバッテリ信号及びリンガー信号を検出するとと
    もにオフフック状態信号を受けているときノーマルルー
    プ電流信号又はリバースループ電流信号をディジタル信
    号の形で出力する信号検出器と、 該信号検出器の各出力信号に対して保護を与えるガード
    部及びリンガー信号検出を行うリンガー検出部を含む演
    算部と、 該オンフック状態信号を受けているとき該ノーマルバッ
    テリ信号又は該リバースバッテリ信号を選択し該オフフ
    ック状態信号を受けているとき該ノーマルループ電流信
    号又は該リバースループ電流信号を選択して信号処理装
    置に与えるセレクタ及び該オンフック状態信号を受けて
    いるときのみ該リンガー信号を該信号処理装置へ出力す
    るインヒビット部を含む制御部と、 を備えたことを特徴とするシグナリング監視方式。
  2. 【請求項2】請求項1において、該信号検出器が、該2
    線間の差動電圧を互いに逆極性で検出する2個の差動増
    幅器と、該オンフック状態信号又は該オフフック状態信
    号に応じてスレショルドレベルを切り替える切替部と、
    該スレショルドレベルと各差動増幅器からの出力信号と
    を比較してその比較結果を該ガード部へ出力する2個の
    コンパレータと、で構成されたことを特徴とするシグナ
    リング監視方式。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、各ガード部が、
    該信号検出器の各出力信号に対するチャタリング防止回
    路と、該リンガー信号の少なくとも半周期分に相当する
    所定遅延時間だけ遅延させる遅延回路とで構成されてい
    ることを特徴としたシグナリング監視方式。
  4. 【請求項4】請求項3において、該リンガー検出部が、
    該ガード部で設定された所定の遅延時間と同じ時間間隔
    で該信号検出器の出力信号を該リンガー信号の所定周期
    内で判定したとき、その判定結果が反転した状態が所定
    回数だけ連続したとき該リンガー信号と認識することを
    特徴としたシグナリング監視方式。
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