JPH08250364A - コイルの端末処理構造 - Google Patents

コイルの端末処理構造

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Publication number
JPH08250364A
JPH08250364A JP7049471A JP4947195A JPH08250364A JP H08250364 A JPH08250364 A JP H08250364A JP 7049471 A JP7049471 A JP 7049471A JP 4947195 A JP4947195 A JP 4947195A JP H08250364 A JPH08250364 A JP H08250364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
terminal
core
winding
insulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP7049471A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yoshikawa
一彦 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP7049471A priority Critical patent/JPH08250364A/ja
Publication of JPH08250364A publication Critical patent/JPH08250364A/ja
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  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストを削減することを目的としている。 【構成】 絶縁特性を有するコイル巻芯1にコイル巻線
2からなり、コイル巻線2の端末はコイル巻芯1の一部
に固着された端子部3を形成する。 【効果】 本発明の構成では、従来の構成部品を省略し
低コストのコイル構造が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルの端末処理構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常のコイル構造では、コイル巻芯と巻
線とは巻芯が導電性であるものは、絶縁される構造とな
っている。これは、巻線には絶縁被覆電線を使っている
にも関わらず、電線の被覆が犯され双方が同通する危険
性が高いからである。
【0003】以下に、従来のコイル構造を図を用いて説
明する。図6は、特に時計の指針を駆動するために用い
るモータのうちのコイル構造を示し、コイルに端子シー
トを用いた構造例である。61はコイル巻芯、62はコ
イル巻線、63は絶縁テープ、64は端子シートであ
る。コイル巻芯61に絶縁テープ64が巻かれておりそ
の上にコイル巻線62が巻かれている。コイル巻芯61
の一部に固着された端子シート64の回路パターン64
a,64bにはコイル巻線62の端末が熱圧着または半
田付けにて固着されている。
【0004】図7は、プラスチック性ボビン巻枠を利用
した構造であり、主にリレーコイルやヘッドコイル、ク
ロック等のコイルに用いられる。71はコイル巻芯、7
2はコイル巻線、75はボビン巻枠、76は端子用ピン
である。射出成形で作られたボビン巻枠75に端子ピン
76が圧入などによって固着されており、ボビン巻枠7
5に巻線されたコイル巻線72はその端末を端子ピン7
6に絡げてあり更に半田付け処理が施されて固定されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造では、端子
用のピンや回路パターンを端子数だけ用意し、場合によ
っては巻枠やボビンなどもあるため部品点数が多くコス
トも高くなっている。
【0006】さらに、図7に代表されるプラスチックボ
ビンに端子ピンを固着させた構造においては、巻線被膜
を溶かしながら端子に半田付けを行う際に高熱を必要と
するため、熱の影響でプラスチックボビンが溶けてしま
い易い問題がある。耐熱樹脂を利用する例も見られる
が、樹脂材料コストが高くなっている。一方、端子部分
の巻線被膜を事前に剥し出来る限り低温で半田付けする
などの工程を踏むこともあるが、非常に工数が掛かりコ
ストアップの要因となっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する為
の本発明は、絶縁性能を有するコイル巻芯の一部を端子
の位置決めまたは電極端子として利用することで部品の
一体化を可能にしたことを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を詳述す
る。図1は表面に酸化絶縁被膜を有する巻芯を利用した
実施例である。1はコイル巻芯、2はコイル巻線、3は
電極端子部である。コイル巻芯1は磁性材料であるパー
マロイ材であり、表面に酸化膜絶縁被膜を形成してあ
る。コイル巻芯1に巻線されたコイル巻線2の端末はコ
イル巻芯1の一部に絡げてあり、更に予備半田処理を施
すことで電極端子部3としてある。酸化被膜は十分に半
田付けに対する耐熱性能を有するのでこの実施例では、
図6に対して絶縁テープ63と端子シート64を一体化
した構造にあたりコストを安くする事が可能である。ま
た本実施例に代表されるように、ボビンまたは絶縁テー
プを使用した構造に対し、コイル巻芯に被膜厚数μmで
ある酸化膜絶縁処理等を施した構造では巻線の線積効率
の良いコイルが製作可能である。
【0009】図2も図1同様の実施例であり棒状の巻芯
を使用した例である。21はコイル巻芯、22はコイル
巻線、23は電極端子部である。図2が図1と異なると
ころは、コイル巻芯1を棒状と成し、表面に酸化被膜を
施したコイル巻芯の両端にコイル巻線22の両端を絡げ
ることによって電極端子部23を形成していることであ
る。
【0010】図3は酸化絶縁被膜を有する巻芯に印刷回
路を形成した実施例である。31はコイル巻芯、32は
コイル巻線、34は印刷された回路、35は電極端子部
である。酸化膜絶縁処理を施したコイル巻芯31の一部
に半田付け可能な導電塗料を印刷し、回路34を形成さ
せ更に位置決めとしてコイル巻線32の端末を電極端子
部35に半田付けをした実施例である。上記同様、図6
に対し絶縁テープ63と端子シート64を一体化した構
造にあたりコストを下げる事が可能である。
【0011】図4は図3の実施例に対し更に電子部品を
実装し回路として利用している実施例である。41はコ
イル巻芯、42はコイル巻線、44は印刷された回路、
45は電極端子部、46はチップLEDである。回路4
4のパターン44a、44bにコイル巻線42の端末を
固着した電極端子部45を形成すると同時に、LED4
6の電極を回路パターン44a、44bに各々導通固着
している。回路設計によっては必要に応じた回路パター
ンを用意し、IC、コンデンサ、振動子等を実装するこ
とが可能である。
【0012】図5は、電極端子の信頼性向上と、後に実
装されるときの半田付け性を考慮した実施例である。5
1はコイル巻芯、52はコイル巻線、57は電極端子、
58は導電塗料である。酸化膜絶縁処理を施したコイル
巻芯51の突起部に予め半田付け可能な導電塗料58を
付着させておき、コイル巻線52を絡げ更に予備半田処
理を施すことで電極端子57を形成している。図7に対
してボビン75と端子ピン76を一体化した構造にあた
る。この実施例では、部品点数の削減ばかりでなく、予
備半田時にプラスチックボビンが解ける心配がなくな
り、予備半田作業の効率を良くすることが可能である。
また、小型化のため端子ピン76を短くすることも可能
である。
【0013】それぞれの実施例では、コイル巻芯にパー
マロイ材を用いて説明しているが、同様にフェライト材
巻芯を利用した構造も可能である。このフェライト材の
巻芯であれば巻芯に導電性がなく、表面の絶縁処理は不
要とすることが可能である。
【0014】さらに、上記実施例では絶縁処理として酸
化膜を形成して行ったが、これに限るものではなく、窒
化処理やセラミックなどのコーティング処理なども考え
られる。
【0015】
【発明の効果】上記の如く本発明によれば、部品点数の
削減により材料費、人件費、設備費などの面からコスト
を大幅に削減することが可能である。
【0016】さらに、酸化膜絶縁処理や窒化膜絶縁処理
を行うと通常のプラスチックボビンや絶縁テープを使用
する絶縁構造より耐熱信頼性が向上する。また端子の半
田付け処理も簡便にすることが可能である。さらに、こ
れらの処理はバッチ処理が可能なためコストダウンがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す有芯コイルの外観図であ
る。
【図2】本発明の実施例を示す有芯コイルの外観図であ
る。
【図3】本発明の実施例を示す有芯コイルの外観図であ
る。
【図4】本発明の実施例を示す有芯コイルの外観図であ
る。
【図5】本発明の実施例を示す有芯コイルの外観図であ
る。
【図6】従来の有芯コイルの外観図である。
【図7】従来の有芯コイルの外観図である。
【符号の説明】
1,21,31,41,51,61,71 コイル巻芯 2,22,32,42,52,62,72 コイル巻線 3,23,35,45,57 電極端子部 34,44 印刷された回路 46 チップLED 58 導電塗料 63 絶縁テープ 64 端子シート 75 ボビン巻枠 76 端子用ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有芯コイルにおいて、絶縁特性を有する
    巻芯を利用してコイル端子電極または端末線の位置決め
    を兼ねていることを特徴とするコイルの構造。
JP7049471A 1995-03-09 1995-03-09 コイルの端末処理構造 Pending JPH08250364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7049471A JPH08250364A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 コイルの端末処理構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7049471A JPH08250364A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 コイルの端末処理構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08250364A true JPH08250364A (ja) 1996-09-27

Family

ID=12832071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7049471A Pending JPH08250364A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 コイルの端末処理構造

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JP (1) JPH08250364A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014135458A (ja) * 2013-01-12 2014-07-24 Citizen Holdings Co Ltd 有芯コイルの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014135458A (ja) * 2013-01-12 2014-07-24 Citizen Holdings Co Ltd 有芯コイルの製造方法

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