JPH08249995A - 振動検知スイッチ - Google Patents

振動検知スイッチ

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JPH08249995A
JPH08249995A JP4937095A JP4937095A JPH08249995A JP H08249995 A JPH08249995 A JP H08249995A JP 4937095 A JP4937095 A JP 4937095A JP 4937095 A JP4937095 A JP 4937095A JP H08249995 A JPH08249995 A JP H08249995A
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JP
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trumpet
vibration
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fixed
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JP4937095A
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English (en)
Inventor
Shinkichi Kono
信吉 幸野
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ラッパ状に開いた第1の接点部材7をブラケ
ット2とねじ軸5にて固定的に支持し、第1の接点部材
7のラッパ状部の内部に配置される第2の接点部材11
をコイルばね9と支杆10にて三次元方向に弾性変位可
能に宙架し、静止状態において第2の接点部材11が第
1の接点部材7のラッパ状部の軸芯上に位置するととも
に両接点部材7、11の間に適当な間隙が形成されるよ
うにしている。固定支持と宙架を逆にしてもよい。 【効果】 三次元方向の任意の方位の振動を受けると、
弾性変位可能に宙架された第2の接点部材11がその振
動方向に相対変位してラッパ状に開いた第1の接点部材
7のラッパ状部に当接するので、全方位の振動を適切に
検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震などによる振動が
一定値を越えたときにそれを検知する振動検知スイッチ
に関し、特に三次元方向の全方位の振動を検知できる振
動検知スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地震等による振動が一定値以
上になると、ストーブなどの各種機器を自動停止させた
り、あるいは逆に非常警報設備などの機器を自動的に作
動させるために振動検知スイッチが用いられている。
【0003】従来の振動検知スイッチとしては、例えば
適当な重さのボールを所定位置に保持するとともに振動
が一定値以上になるとボールが水平方向に移動するよう
に構成しておき、ボールが横に移動すると弾性的に常時
付勢されていた接点が開くようにしたものなどが知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成の振動検知スイッチでは、水平方向の振動に対し
ては振動が一定値以上になると適切に作動するとして
も、上下方向の振動に対しては適切に作動しないことが
多く、急激かつ大きな縦揺れが発生した場合などには、
例えばストーブが完全に消火されていない間に転倒して
しまって失火する恐れがあるという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、三次
元方向の全方位の振動を適切に検知できる振動検知スイ
ッチを提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、図中の参照符号を付して示すならば、請求
項1にあっては、ラッパ状に開いた第1の接点部材7
と、第1の接点部材7のラッパ状部の内部に配置される
第2の接点部材11とを備え、一方の接点部材7又は1
1を固定的に支持し、他方の接点部材11又は7を三次
元方向に弾性変位可能にかつその静止状態において第2
の接点部材11が第1の接点部材7のラッパ状部の軸芯
上に位置するとともに両接点部材7、11の間に適当な
間隙が形成されるように宙架してなる構成を採用するも
のである。
【0007】また、請求項2にあっては、固定的に支持
された一方の接点部材7又は11を、他方の接点部材1
1又は7に対して遠近方向に位置調整可能に支持する手
段2、5を設けてなる請求項1に記載の構成を採用する
ものである。
【0008】また、請求項3にあっては、基板1上にコ
イルばね9を略垂直に配置してその下端を固着し、コイ
ルばね9の上端に倒立L字状の支杆10の下端を固着
し、支杆10の先端に他方の接点部材11又は7を固定
してなる請求項1に記載の構成を採用するものである。
【0009】
【作用】本発明の請求項1にあっては、第1の接点部材
7のラッパ状部の内部に第2の接点部材11が適当な隙
間をあけてかつあらゆる方向に相対的に弾性変位可能に
配置されているので、三次元方向の任意の方位の振動を
受けると、弾性変位可能に宙架された接点部材11又は
7がその振動方向に相対変位し、ラッパ状に開いた第1
の接点部材7のラッパ状部に対して第2の接点部材11
が当接して振動が検知され、したがって全方位の振動を
適切に検知することができる。
【0010】請求項2にあっては、固定的に支持された
一方の接点部材7又は11を他方の接点部材11又は7
に対して遠近方向に位置調整することによって第1の接
点部材7のラッパ状部と第2の接点部材11の間の間隙
を簡単に調整することができ、検知すべき振動の大きさ
を任意に設定することができる。
【0011】請求項3にあっては、コイルばね9とL字
状の支杆10から成る簡単な構成によって他方の接点部
材11又は7を三次元のあらゆる方向に対してほぼ均等
に弾性変位可能に支持することができ、あらゆる方向に
対して信頼性の高い振動検知を行なうことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の振動検知スイッチの一実施例
について、図1〜図3を参照しながら説明する。
【0013】図1、図2において、1は絶縁材料から成
る基板であり、その一側部にL字状でその下端水平部が
第1の電極板3として機能する導電性材料から成るブラ
ケット2が配設され、他側部に第2の電極板4が配設さ
れている。ブラケット2の垂直部の上端部には導電性材
料から成るねじ軸5が螺合させて貫通されるとともにこ
のねじ軸5に螺合されたナット6にて固定され、ねじ軸
5の軸芯方向の位置を任意に調整できるように構成され
ている。ねじ軸5の第2の電極板4側の先端部にはねじ
軸5と同芯状でかつラッパ状に開いた第1の接点部材7
が固定されている。
【0014】第2の電極板4上面のブラケット2側の部
分には取付軸8が突設され、その外周にコイルばね9の
下端部が巻付けられて固着されている。このコイルばね
9の上端部には倒立L字状の支杆10の垂下部が嵌入さ
れて固着されている。支杆10の上端の水平部は第1の
接点部材7のラッパ状部に向けて延出され、その先端部
に第1の接点部材7のラッパ状部の内部に配置される小
塊状の第2の接点部材11が固定されている。第2の接
点部材11は、コイルばね9にて三次元方向に弾性変位
可能にかつその静止状態において第1の接点部材7のラ
ッパ状部の軸芯上に位置するとともに両接点部材7、1
1の間に適当な間隙が形成されるように宙架されてい
る。
【0015】第1と第2の電極板3、4にはそれぞれ接
続端子13、14がビス12にて接続固定されており、
各接続端子13、14からそれぞれリード線15が延出
されている。
【0016】図3において、20は振動検知スイッチで
あり、上記図1、図2に示したリード線15以外の基板
1上の各構成部品を絶縁材料から成る外装カバー16で
覆って構成されている。この振動検知スイッチ20は、
振動を検知すべき機器の適所に固定され、延出されたリ
ード線15はターミナル17を介してこのターミナル上
に設置された保持回路18に接続されている。保持回路
18は、第1と第2の接点部材7、11が一旦当接して
短絡すると一定の作動状態になり、その後両接点部材
7、11が離間しても別途にリセットスイッチ(図示せ
ず)をオンしない限りその作動状態を保持するように構
成されている。19aはターミナル16に接続された電
源供給用のプラグ、19bは機器に対する配線である。
【0017】以上の構成の振動検知スイッチ20による
と、第1の接点部材7のラッパ状部の内部に第2の接点
部材11が適当な隙間をあけてかつあらゆる方向に弾性
変位可能に配置されているので、三次元方向の任意の方
位の振動を受けると、弾性変位可能に宙架された第2の
接点部材11がその振動方向に相対変位し、ラッパ状に
開いた第1の接点部材7のラッパ状部に対して第2の接
点部材11が当接して振動が検知される。かくして、こ
の振動検知スイッチ20により全方位の振動を適切に検
知することができる。
【0018】また、ナット6を緩めてねじ軸5を回転
し、第2の接点部材11に対する第1の接点部材7の遠
近方向の位置を調整すると、第1の接点部材7がラッパ
状に形成されているので、この第1の接点部材7と第2
の接点部材11の間の全方位の振動幅に対する間隙を調
整することができ、検知すべき振動の大きさを任意に設
定することができる。
【0019】なお、上記実施例ではラッパ状の第1の接
点部材7を固定的に支持し、第2の接点部材11をコイ
ルばね9にて弾性変位可能に支持した例を示したが、逆
に第1の接点部材7を弾性変位可能に支持し、第2の接
点部材11を固定的に支持してもよい。また、接点部材
を三次元方向の全方位に弾性変位可能に支持する手段と
してコイルばね9の先端に倒立L字状の支杆10を固着
した例を示したが、単にL字状に折り曲げたばね線材の
先端に接点部材を固着する等、その他の構成を採用する
こともできる。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、第1の接点
部材のラッパ状部の内部に第2の接点部材が適当な隙間
をあけてかつあらゆる方向に相対的に弾性変位可能に配
置されているので、三次元方向の任意の方位の振動を受
けると、弾性変位可能に宙架された接点部材がその振動
方向に相対変位し、ラッパ状に開いた第1の接点部材の
ラッパ状部に対して第2の接点部材が当接して振動が検
知され、したがって全方位の振動を適切に検知すること
ができる。
【0021】請求項2によれば、固定的に支持された一
方の接点部材を他方の接点部材に対して遠近方向に位置
調整することによって第1の接点部材のラッパ状部と第
2の接点部材の間の間隙を調整することができ、検知す
べき振動の大きさを任意に設定することができる。
【0022】請求項3によれば、コイルばねとL字状の
支杆から成る簡単な構成によって他方の接点部材を三次
元のあらゆる方向に対してほぼ均等に弾性変位可能に支
持することができ、あらゆる方向に対して信頼性の高い
振動検知を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動検知スイッチの一実施例における
要部の縦断面図である。
【図2】同実施例の要部の斜視図である。
【図3】同実施例の振動検知スイッチの接続状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ブラケット 5 ねじ軸 7 第1の接点部材 9 コイルばね 10 支杆 11 第2の接点部材 20 振動検知スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッパ状に開いた第1の接点部材と、第
    1の接点部材のラッパ状部の内部に配置される第2の接
    点部材とを備え、一方の接点部材を固定的に支持し、他
    方の接点部材を三次元方向に弾性変位可能にかつその静
    止状態において第2の接点部材が第1の接点部材のラッ
    パ状部の軸芯上に位置するとともに両接点部材の間に適
    当な間隙が形成されるように宙架したことを特徴とする
    振動検知スイッチ。
  2. 【請求項2】 固定的に支持された一方の接点部材を、
    他方の接点部材に対して遠近方向に位置調整可能に支持
    する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の振動
    検知スイッチ。
  3. 【請求項3】 基板上にコイルばねを略垂直に配置して
    その下端を固着し、コイルばねの上端に倒立L字状の支
    杆の下端を固着し、支杆の先端に他方の接点部材を固定
    したことを特徴とする請求項1記載の振動検知スイッ
    チ。
JP4937095A 1995-03-09 1995-03-09 振動検知スイッチ Pending JPH08249995A (ja)

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JPH08249995A true JPH08249995A (ja) 1996-09-27

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JP (1) JPH08249995A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10101039C2 (de) * 2000-01-12 2003-07-31 Ubukata Ind Co Freifall-Sensor
JP2013212415A (ja) * 2006-11-29 2013-10-17 Medtronic Minimed Inc 外部輸液器具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10101039C2 (de) * 2000-01-12 2003-07-31 Ubukata Ind Co Freifall-Sensor
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Date Code Title Description
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Effective date: 20000113