JPH08249973A - 表示部付きスイッチ - Google Patents
表示部付きスイッチInfo
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- JPH08249973A JPH08249973A JP5283795A JP5283795A JPH08249973A JP H08249973 A JPH08249973 A JP H08249973A JP 5283795 A JP5283795 A JP 5283795A JP 5283795 A JP5283795 A JP 5283795A JP H08249973 A JPH08249973 A JP H08249973A
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- JP
- Japan
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- switch
- display unit
- holder
- display
- light
- Prior art date
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- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】表示部材から放たれる光によって表される形象
について影の無い見栄えのよい形象を表示できる範囲を
広げる。 【構成】表示部付きスイッチ1は操作ノブ2、ノブホル
ダ3及びケース4から構成され、操作ノブ2を押すこと
によってノブホルダ3がケース4に対して出没し、スイ
ッチ1がオン・オフする。操作ノブ2には表示部5が形
成され、表示部5の内側面6にはLCF15が密着され
ている。又、ノブホルダ3内には発光ランプ12が配設
されている。そして、スイッチ1のオン時には発光ラン
プ12が発光し、表示部5は点灯する。この点灯時にお
いて、LCF15を表示部5にできるだけ近づけてその
内側面6に密着させたことにより、表示部5が影等を作
らず完全に見える視認範囲Vを広げることができる。
について影の無い見栄えのよい形象を表示できる範囲を
広げる。 【構成】表示部付きスイッチ1は操作ノブ2、ノブホル
ダ3及びケース4から構成され、操作ノブ2を押すこと
によってノブホルダ3がケース4に対して出没し、スイ
ッチ1がオン・オフする。操作ノブ2には表示部5が形
成され、表示部5の内側面6にはLCF15が密着され
ている。又、ノブホルダ3内には発光ランプ12が配設
されている。そして、スイッチ1のオン時には発光ラン
プ12が発光し、表示部5は点灯する。この点灯時にお
いて、LCF15を表示部5にできるだけ近づけてその
内側面6に密着させたことにより、表示部5が影等を作
らず完全に見える視認範囲Vを広げることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示部を備えたスイッチ
に係り、詳しくは該スイッチ状態又は種類等をその操作
ノブ前面に形象にて発光表示する機能を備えたスイッチ
に関するものである。
に係り、詳しくは該スイッチ状態又は種類等をその操作
ノブ前面に形象にて発光表示する機能を備えたスイッチ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、自動車のインパネに設けられた
操作ノブの正面図であって、図5,図6は、その要部側
断面図である。操作ノブ51は、ノブホルダ52に嵌着
されている。そして、操作ノブ51を一度前方に押す
と、操作ノブ51はノブホルダ52が前方へ移動してス
イッチの内部に設けられた、例えばハートカムによって
前方位置に保持される。この時、スイッチはオンされ
る。次に、この前方位置から再び操作ノブ51を前方に
押すと、操作ノブ51はスイッチの内部に設けたハート
カムによって元の後方位置に復帰する。
操作ノブの正面図であって、図5,図6は、その要部側
断面図である。操作ノブ51は、ノブホルダ52に嵌着
されている。そして、操作ノブ51を一度前方に押す
と、操作ノブ51はノブホルダ52が前方へ移動してス
イッチの内部に設けられた、例えばハートカムによって
前方位置に保持される。この時、スイッチはオンされ
る。次に、この前方位置から再び操作ノブ51を前方に
押すと、操作ノブ51はスイッチの内部に設けたハート
カムによって元の後方位置に復帰する。
【0003】この種の操作ノブ51には該スイッチの状
態又は種類等をその操作ノブ51の前面から光を放して
指示する機能を備えている。詳述すると、操作ノブ51
は、その本体51aが透明の合成樹脂にて成形されてい
る。そして、光を放って表示したい本体51aの前面の
表示部分に網点印刷を施す。網点印刷を施した後、表示
したいマーク等の形象51bに形作ったマスクを表示部
分にして前面を黒塗装51cする。黒塗装51cした後
にマスクを除去すると、その除去した部分(透光部51
d)が光によって表される形象51bとなる。
態又は種類等をその操作ノブ51の前面から光を放して
指示する機能を備えている。詳述すると、操作ノブ51
は、その本体51aが透明の合成樹脂にて成形されてい
る。そして、光を放って表示したい本体51aの前面の
表示部分に網点印刷を施す。網点印刷を施した後、表示
したいマーク等の形象51bに形作ったマスクを表示部
分にして前面を黒塗装51cする。黒塗装51cした後
にマスクを除去すると、その除去した部分(透光部51
d)が光によって表される形象51bとなる。
【0004】一方、ノブホルダ52にはその表示部分と
対向する前端にライトコントロールフィルム(以下、L
CFという)53を接着剤で固着している。そして、ホ
ルダ52の前方に設けたランプ54から放たれた光は、
LCF53及び透光部51dを介して視覚に入り、ドラ
イバは光によって表される形象51bを認識することが
できる。
対向する前端にライトコントロールフィルム(以下、L
CFという)53を接着剤で固着している。そして、ホ
ルダ52の前方に設けたランプ54から放たれた光は、
LCF53及び透光部51dを介して視覚に入り、ドラ
イバは光によって表される形象51bを認識することが
できる。
【0005】ところで、LCF53は、ランプ54から
放たれた光の方向を制御する。LCF53は同LCF5
3を通過する光を水平の軸(LCF53に対する垂線)
に対して上に45度まで、下に45度までの範囲におい
て放射するが、それ以上の角度の方向には放射しないも
のである。つまり、LCF53を介して操作ノブ51の
透光部51dから放たれる光の角度が上方向に大きい
と、その光は自動車のフロントガラスに照射される場合
がある。フロントガラスに照射されると、その形象51
bが映し出され、ドライバにとって目障りになる。その
ために、LCF53によって上方に放たれる光の角度を
制限し操作ノブ51からの光がフロントガラスに照射さ
れないようになっている。
放たれた光の方向を制御する。LCF53は同LCF5
3を通過する光を水平の軸(LCF53に対する垂線)
に対して上に45度まで、下に45度までの範囲におい
て放射するが、それ以上の角度の方向には放射しないも
のである。つまり、LCF53を介して操作ノブ51の
透光部51dから放たれる光の角度が上方向に大きい
と、その光は自動車のフロントガラスに照射される場合
がある。フロントガラスに照射されると、その形象51
bが映し出され、ドライバにとって目障りになる。その
ために、LCF53によって上方に放たれる光の角度を
制限し操作ノブ51からの光がフロントガラスに照射さ
れないようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LCF53
の表面(操作ノブ側の面)と操作ノブ51の内側との間
には隙間が設けられている。これは、操作ノブ51の前
面が円弧状に形成され、その内側面も円弧状に上下方向
に傾いた形状に形成されていることから、LCF53の
表面の外縁が内側面に当たらない位置まで離間させる必
要があるからである。そして、この離間させる位置は、
操作ノブ51及びホルダ52に製品のバラツキが生じる
ことを考慮して予め間隔を大きくとり、LCF53が取
着できなくなることのないように操作ノブ51及びホル
ダ52を成形していた。
の表面(操作ノブ側の面)と操作ノブ51の内側との間
には隙間が設けられている。これは、操作ノブ51の前
面が円弧状に形成され、その内側面も円弧状に上下方向
に傾いた形状に形成されていることから、LCF53の
表面の外縁が内側面に当たらない位置まで離間させる必
要があるからである。そして、この離間させる位置は、
操作ノブ51及びホルダ52に製品のバラツキが生じる
ことを考慮して予め間隔を大きくとり、LCF53が取
着できなくなることのないように操作ノブ51及びホル
ダ52を成形していた。
【0007】しかしながら、LCF53の表面と操作ノ
ブ51の内側面との間隔を大きくすると、以下の問題が
生じる。つまり、間隔が大きいと、ランプ54の放った
光が放射されないLCF53の外縁部分が、即ち、LC
F53を支持固定しているノブホルダ52の支持部分が
操作ノブ51の透光部51dから覗けることになる。こ
のことは、光が放たれない部分が見えることになり、ド
ライバの見る角度によってその部分が影となって表れ
る。図6は、影のできない形象51bを視認できる視認
範囲V及び形象51bに影ができる範囲を示している。
その結果、ドライバは形象51bを見る角度により光に
よって表される形象51bについて影のある形象51b
を認識することになり、非常に見栄えのよくない形象5
1bとなる。
ブ51の内側面との間隔を大きくすると、以下の問題が
生じる。つまり、間隔が大きいと、ランプ54の放った
光が放射されないLCF53の外縁部分が、即ち、LC
F53を支持固定しているノブホルダ52の支持部分が
操作ノブ51の透光部51dから覗けることになる。こ
のことは、光が放たれない部分が見えることになり、ド
ライバの見る角度によってその部分が影となって表れ
る。図6は、影のできない形象51bを視認できる視認
範囲V及び形象51bに影ができる範囲を示している。
その結果、ドライバは形象51bを見る角度により光に
よって表される形象51bについて影のある形象51b
を認識することになり、非常に見栄えのよくない形象5
1bとなる。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は表示部材から放たれる光
によって表される形象について、影の無い見栄えのよい
形象を表示できる範囲を広げることができる表示部付き
スイッチを提供することにある。
れたものであって、その目的は表示部材から放たれる光
によって表される形象について、影の無い見栄えのよい
形象を表示できる範囲を広げることができる表示部付き
スイッチを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ホルダに取り付けられるとともに、光を透過可能な表示
部を備えた表示部材と、前記ホルダ内に設けられ、スイ
ッチのオン時に発光する発光手段と、表示部と発光手段
との間に設けられ、発光手段からの光の方向を調節する
フィルム材とを備えた表示部付きスイッチにおいて、前
記フィルム材は表示部の内側面に密着したことをその要
旨とする。
ホルダに取り付けられるとともに、光を透過可能な表示
部を備えた表示部材と、前記ホルダ内に設けられ、スイ
ッチのオン時に発光する発光手段と、表示部と発光手段
との間に設けられ、発光手段からの光の方向を調節する
フィルム材とを備えた表示部付きスイッチにおいて、前
記フィルム材は表示部の内側面に密着したことをその要
旨とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記内側面は斜状に形成され、フィルム材
はその内側面に合わせて斜状に密着されたことをその要
旨とする。
明において、前記内側面は斜状に形成され、フィルム材
はその内側面に合わせて斜状に密着されたことをその要
旨とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ホルダはケース内に出没可能に配設さ
れ、ホルダの出没に基づいてスイッチがオン・オフする
とともに、前記表示部材はホルダを操作してスイッチを
オン・オフする操作部材であることをその要旨とする。
明において、前記ホルダはケース内に出没可能に配設さ
れ、ホルダの出没に基づいてスイッチがオン・オフする
とともに、前記表示部材はホルダを操作してスイッチを
オン・オフする操作部材であることをその要旨とする。
【0012】
【作用】従って、請求項1記載の発明によれば、スイッ
チがオンすると、発光手段が光を発する。すると、表示
部には発光手段からの光がフィルム材を介して照射され
る。このフィルム材は発光手段からの光の方向を制御し
て、表示部へと透過させる。この場合、フィルム材は表
示部の内側面に密着され、表示部に対して非常に近接さ
れた位置に設けられている。従って、表示部に影を作る
ことなく、当該表示部を視認できる視認範囲を広げるこ
とができる。
チがオンすると、発光手段が光を発する。すると、表示
部には発光手段からの光がフィルム材を介して照射され
る。このフィルム材は発光手段からの光の方向を制御し
て、表示部へと透過させる。この場合、フィルム材は表
示部の内側面に密着され、表示部に対して非常に近接さ
れた位置に設けられている。従って、表示部に影を作る
ことなく、当該表示部を視認できる視認範囲を広げるこ
とができる。
【0013】請求項2記載の発明によれば、フィルム材
は内側面に合わせて当該内側面に斜状に密着される。請
求項3記載の発明によれば、操作部材の操作に基づいて
スイッチはオンし、そのオン時において操作部に設けら
れた表示部が点灯する。このように、表示部は操作部材
に設けられているので、例えば作業者等は操作すべき操
作部材を視認することによって容易に操作すべきスイッ
チのオン・オフ状態を判断できる。
は内側面に合わせて当該内側面に斜状に密着される。請
求項3記載の発明によれば、操作部材の操作に基づいて
スイッチはオンし、そのオン時において操作部に設けら
れた表示部が点灯する。このように、表示部は操作部材
に設けられているので、例えば作業者等は操作すべき操
作部材を視認することによって容易に操作すべきスイッ
チのオン・オフ状態を判断できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に従って説明する。図1は自動車の室内のインパネ
等に取り付けられた表示スイッチ1の正面図を示し、図
2,図3はその断面図を示している。この表示部付きス
イッチ1は表示部材及び操作部材としての操作ノブ2、
ホルダとしてのノブホルダ3及びケース4等から構成さ
れている。そして、表示部付きスイッチ1は、運転席側
のインパネに操作ノブ2がドライバと対向するように取
り付けられている。この表示部付きスイッチ1は例えば
ヘッドランプのワイパ(以下、「ヘッドランプワイパ」
という。)を駆動するためのスイッチであって、操作ノ
ブ2はノブホルダ3の頂部に嵌着され、ノブホルダ3は
ケース4内に出没可能に配設されている。
図3に従って説明する。図1は自動車の室内のインパネ
等に取り付けられた表示スイッチ1の正面図を示し、図
2,図3はその断面図を示している。この表示部付きス
イッチ1は表示部材及び操作部材としての操作ノブ2、
ホルダとしてのノブホルダ3及びケース4等から構成さ
れている。そして、表示部付きスイッチ1は、運転席側
のインパネに操作ノブ2がドライバと対向するように取
り付けられている。この表示部付きスイッチ1は例えば
ヘッドランプのワイパ(以下、「ヘッドランプワイパ」
という。)を駆動するためのスイッチであって、操作ノ
ブ2はノブホルダ3の頂部に嵌着され、ノブホルダ3は
ケース4内に出没可能に配設されている。
【0015】操作ノブ2は透明の合成樹脂にて形成され
ている。操作ノブ2の前面は表示部5を残して黒塗装2
aが施され、光を遮蔽するようになっている。この表示
部5は操作ノブ2の前面やや上部に形成されている。こ
の表示部5は、本表示部付きスイッチ1にて操作される
設備等のマークが形作られ、そのマーク部分には網点印
刷が施されている。即ち、操作ノブ2において表示部5
のみが光を透すことが可能な透光部をとなっている。
尚、本実施例での表示部5は、表示部付きスイッチ1が
駆動するヘッドライトワイパに関連して、ヘッドランプ
とヘッドランプワイパとが形作られている。この操作ノ
ブ2に表示部5を形成するには、まず、表示部5とした
い表示部分に網点印刷を施す。その後、表示したいマー
クのマスクを表示部分にして操作ノブ2の前面を黒塗装
2aする。そして、操作ノブ2に黒塗装2aを施した
後、前記マスクを除去することによって表示部5が形成
される。
ている。操作ノブ2の前面は表示部5を残して黒塗装2
aが施され、光を遮蔽するようになっている。この表示
部5は操作ノブ2の前面やや上部に形成されている。こ
の表示部5は、本表示部付きスイッチ1にて操作される
設備等のマークが形作られ、そのマーク部分には網点印
刷が施されている。即ち、操作ノブ2において表示部5
のみが光を透すことが可能な透光部をとなっている。
尚、本実施例での表示部5は、表示部付きスイッチ1が
駆動するヘッドライトワイパに関連して、ヘッドランプ
とヘッドランプワイパとが形作られている。この操作ノ
ブ2に表示部5を形成するには、まず、表示部5とした
い表示部分に網点印刷を施す。その後、表示したいマー
クのマスクを表示部分にして操作ノブ2の前面を黒塗装
2aする。そして、操作ノブ2に黒塗装2aを施した
後、前記マスクを除去することによって表示部5が形成
される。
【0016】この操作ノブ2の前面は緩やかな円弧状に
形成され、前記表示部5が形成された内側面(裏面)6
は、操作ノブ2の肉厚が一定となるように、前面に沿っ
て緩やかな円弧状に形成されている。尚、この緩やかな
円弧はほぼ直線として近似できる程度のものであって、
斜状に形成されている。又、操作ノブ2の内側には、略
四角形状に形成された中空状の取付枠7が形成されてい
る。
形成され、前記表示部5が形成された内側面(裏面)6
は、操作ノブ2の肉厚が一定となるように、前面に沿っ
て緩やかな円弧状に形成されている。尚、この緩やかな
円弧はほぼ直線として近似できる程度のものであって、
斜状に形成されている。又、操作ノブ2の内側には、略
四角形状に形成された中空状の取付枠7が形成されてい
る。
【0017】前記ノブホルダ3は、四角形状の中空状の
外枠8と、ノブホルダ3内を2室に仕切る仕切り壁9等
とから構成されている。ノブホルダ3内は、仕切り壁9
によって第1室10と第2室11とに仕切られている。
この第1室10内には発光手段としての発光ランプ12
が配設されている。この発光ランプ12は仕切り壁9に
固着された取付板12aに取り付けられている。又、仕
切り壁9は外枠8よりも外方へ突出されている。更に、
外枠8及び仕切り壁9には切欠部13,14が形成され
ている。第1室10の頂部には、切欠部13,14に係
合された状態で平板状のフィルム材としてのライトコン
トロールフィルム(以下、「LCF」という。)15が
配設されている。この場合、LCF15は斜状に配設さ
れている。即ち、前記内側面6は上下方向に傾いた形状
(斜状)に形成されているので、LCF15はその内側
面6の傾きに合わせて斜状に配設される。
外枠8と、ノブホルダ3内を2室に仕切る仕切り壁9等
とから構成されている。ノブホルダ3内は、仕切り壁9
によって第1室10と第2室11とに仕切られている。
この第1室10内には発光手段としての発光ランプ12
が配設されている。この発光ランプ12は仕切り壁9に
固着された取付板12aに取り付けられている。又、仕
切り壁9は外枠8よりも外方へ突出されている。更に、
外枠8及び仕切り壁9には切欠部13,14が形成され
ている。第1室10の頂部には、切欠部13,14に係
合された状態で平板状のフィルム材としてのライトコン
トロールフィルム(以下、「LCF」という。)15が
配設されている。この場合、LCF15は斜状に配設さ
れている。即ち、前記内側面6は上下方向に傾いた形状
(斜状)に形成されているので、LCF15はその内側
面6の傾きに合わせて斜状に配設される。
【0018】そして、操作ノブ2とノブホルダ3とは、
操作ノブ2の取付枠7にノブホルダ3の外枠8を挿通さ
れることによって嵌着されている。この操作ノブ2とノ
ブホルダ3との嵌着時には、内側面6にLCF15が密
着された状態で斜状に配設されている。即ち、このLC
F15は僅かに弾性を有し、前記内側面6に沿って僅か
に撓んだ状態で内側面6に沿って斜状に密着される。
操作ノブ2の取付枠7にノブホルダ3の外枠8を挿通さ
れることによって嵌着されている。この操作ノブ2とノ
ブホルダ3との嵌着時には、内側面6にLCF15が密
着された状態で斜状に配設されている。即ち、このLC
F15は僅かに弾性を有し、前記内側面6に沿って僅か
に撓んだ状態で内側面6に沿って斜状に密着される。
【0019】図2に示すように、このLCF15は発光
ランプ12からの光の方向を制御するためのフィルムで
ある。即ち、発光ランプ12からLCF15に照射され
た光は、LCF15によってその方向が制御され、LC
F15に対する垂線Kに対して所定の角度範囲だけ照射
するようになっている。本実施例では、所定の角度範囲
として、垂線Kに対して上方へ45度、下方へ45度の
範囲だけ光を照射するようになっている。
ランプ12からの光の方向を制御するためのフィルムで
ある。即ち、発光ランプ12からLCF15に照射され
た光は、LCF15によってその方向が制御され、LC
F15に対する垂線Kに対して所定の角度範囲だけ照射
するようになっている。本実施例では、所定の角度範囲
として、垂線Kに対して上方へ45度、下方へ45度の
範囲だけ光を照射するようになっている。
【0020】このように構成された表示部付きスイッチ
1では、操作ノブ2を前方へ押すと、ノブホルダ3はケ
ース4に対して没入する向きに移動し、例えばハートカ
ムによって所定の前方位置に位置決めされる。ノブホル
ダ3が前方位置にある時、表示部付きスイッチ1はオン
し、ヘッドランプワイパは駆動される。又、表示部付き
スイッチ1のオン状態から、操作ノブ2を押すと、ノブ
ホルダ3はハートカムによって元の後方位置に復帰す
る。ノブホルダ3が後方位置にある時、表示部付きスイ
ッチ1はオフし、ヘッドランプワイパは停止する。
1では、操作ノブ2を前方へ押すと、ノブホルダ3はケ
ース4に対して没入する向きに移動し、例えばハートカ
ムによって所定の前方位置に位置決めされる。ノブホル
ダ3が前方位置にある時、表示部付きスイッチ1はオン
し、ヘッドランプワイパは駆動される。又、表示部付き
スイッチ1のオン状態から、操作ノブ2を押すと、ノブ
ホルダ3はハートカムによって元の後方位置に復帰す
る。ノブホルダ3が後方位置にある時、表示部付きスイ
ッチ1はオフし、ヘッドランプワイパは停止する。
【0021】この表示部付きスイッチ1のオン状態時に
は発光ランプ12が点灯する。この発光ランプ12が点
灯すると、LCF15に光が照射される。そして、LC
F15は光の方向を制御し、表示部5へと光を照射す
る。即ち、ドライバ等は、このLCF15からの光を表
示部5を介して視認することによって、表示部5が点灯
していると判断する。
は発光ランプ12が点灯する。この発光ランプ12が点
灯すると、LCF15に光が照射される。そして、LC
F15は光の方向を制御し、表示部5へと光を照射す
る。即ち、ドライバ等は、このLCF15からの光を表
示部5を介して視認することによって、表示部5が点灯
していると判断する。
【0022】図3は、LCFに光が照射され、表示部5
が点灯した状態において、ドライバが表示部5に影を生
じさせること無く、その表示部5を完全に視認できる左
右方向の視認範囲Vを示している。この視認範囲Vの左
端位置は、表示部5の右端を通してLCF15の右端を
視認できる位置となる。視認範囲Vの右端位置は表示部
5の左端を通してLCF15の左端を視認できる位置と
なる。そして、この視認範囲Vよりも外方に位置する部
位から表示部5を見た場合には表示部5に影が生じたよ
うに見える。即ち、左端位置よりも更に左側から表示部
5を見た場合には表示部5の右側に影が生じ、右端位置
よりも更に右側から表示部5を見た場合には表示部5の
左側に影が生じる。
が点灯した状態において、ドライバが表示部5に影を生
じさせること無く、その表示部5を完全に視認できる左
右方向の視認範囲Vを示している。この視認範囲Vの左
端位置は、表示部5の右端を通してLCF15の右端を
視認できる位置となる。視認範囲Vの右端位置は表示部
5の左端を通してLCF15の左端を視認できる位置と
なる。そして、この視認範囲Vよりも外方に位置する部
位から表示部5を見た場合には表示部5に影が生じたよ
うに見える。即ち、左端位置よりも更に左側から表示部
5を見た場合には表示部5の右側に影が生じ、右端位置
よりも更に右側から表示部5を見た場合には表示部5の
左側に影が生じる。
【0023】このように、本実施例では内側面6の傾き
に合わせて、LCF15は斜状に配設されているので、
操作ノブ2とノブホルダ3との嵌着時に容易に内側面6
とLCF15とを密着することができる。従って、表示
部5の内側面6にLCF15が密着されていることか
ら、例えば従来技術に示すように内側面とLCFとの間
に隙間がある場合に比べて、LCF15から表示部5ま
での距離が短くでき、視認範囲Vを拡大することができ
る。そして、この視認範囲Vを拡大できることによっ
て、影の無い見栄えのよい形象を表示できる範囲を広げ
ることができ、ドライバが確実に表示部5を視認できる
範囲を拡大できる。更に、表示部付きスイッチ1のオン
・オフを制御する操作ノブ2に表示部5を設けたので、
ドライバは操作すべき操作ノブ2を視認するだけで容易
に当該表示部付きスイッチ1のオン・オフを判断するこ
とができる。又、表示部5には網点印刷が施されている
のでより見栄えを向上させることができる。LCF15
を設けたので、上方に放たれる光を制限でき、フロント
ガラス等に光が照射されることを防止できる。
に合わせて、LCF15は斜状に配設されているので、
操作ノブ2とノブホルダ3との嵌着時に容易に内側面6
とLCF15とを密着することができる。従って、表示
部5の内側面6にLCF15が密着されていることか
ら、例えば従来技術に示すように内側面とLCFとの間
に隙間がある場合に比べて、LCF15から表示部5ま
での距離が短くでき、視認範囲Vを拡大することができ
る。そして、この視認範囲Vを拡大できることによっ
て、影の無い見栄えのよい形象を表示できる範囲を広げ
ることができ、ドライバが確実に表示部5を視認できる
範囲を拡大できる。更に、表示部付きスイッチ1のオン
・オフを制御する操作ノブ2に表示部5を設けたので、
ドライバは操作すべき操作ノブ2を視認するだけで容易
に当該表示部付きスイッチ1のオン・オフを判断するこ
とができる。又、表示部5には網点印刷が施されている
のでより見栄えを向上させることができる。LCF15
を設けたので、上方に放たれる光を制限でき、フロント
ガラス等に光が照射されることを防止できる。
【0024】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変更
して次のように実施することもできる。 (1)上記実施例では、表示部付きスイッチ1を操作す
る操作ノブ2に表示部5を設けたが、操作ノブ2とは異
なる位置に表示部5を設けてもよい。この場合、ドライ
バは操作ノブ2の操作時にも表示部5を視認でき、スイ
ッチ1のオン・オフをノブ2を操作しながら確実に確認
できる。又、この場合、操作部材としての操作ノブ2に
代えて例えばレバー等の各種操作部材を使用することも
できる。
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変更
して次のように実施することもできる。 (1)上記実施例では、表示部付きスイッチ1を操作す
る操作ノブ2に表示部5を設けたが、操作ノブ2とは異
なる位置に表示部5を設けてもよい。この場合、ドライ
バは操作ノブ2の操作時にも表示部5を視認でき、スイ
ッチ1のオン・オフをノブ2を操作しながら確実に確認
できる。又、この場合、操作部材としての操作ノブ2に
代えて例えばレバー等の各種操作部材を使用することも
できる。
【0025】(2)上記実施例において、LCF15に
て光の方向を制御する角度は、上下にそれぞれ45度に
限定する必要はなく、例えばフロントガラスへの表示部
5からの反射をより確実に防止するために上方への角度
を40度としてもよい。
て光の方向を制御する角度は、上下にそれぞれ45度に
限定する必要はなく、例えばフロントガラスへの表示部
5からの反射をより確実に防止するために上方への角度
を40度としてもよい。
【0026】(3)上記実施例において、表示部5に有
色の印刷を行ってもよい。この場合、表示部付きスイッ
チ1のオン時には表示部5は印刷された色にて発光する
ので、ドライバはスイッチ1がオンであることをより容
易に確認することができる。
色の印刷を行ってもよい。この場合、表示部付きスイッ
チ1のオン時には表示部5は印刷された色にて発光する
ので、ドライバはスイッチ1がオンであることをより容
易に確認することができる。
【0027】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項2又は3記載の発明において、前記スイッ
チ1のケース4は自動車の室内に設置され、操作ノブ2
の操作に基づいて自動車の設備機器を制御する表示部付
きスイッチ。この表示部付きスイッチ1によれば、表示
部5の視認範囲Vが広がるため、自動車のドライバは確
実に表示部5の点灯を判断できる。
術思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項2又は3記載の発明において、前記スイッ
チ1のケース4は自動車の室内に設置され、操作ノブ2
の操作に基づいて自動車の設備機器を制御する表示部付
きスイッチ。この表示部付きスイッチ1によれば、表示
部5の視認範囲Vが広がるため、自動車のドライバは確
実に表示部5の点灯を判断できる。
【0028】(2)請求項1〜3記載の発明において、
前記表示部5には網点印刷が施された請求項1又は2記
載の表示部付きスイッチ。この表示部付きスイッチによ
れば、表示部5の見栄えをより向上させることができ
る。
前記表示部5には網点印刷が施された請求項1又は2記
載の表示部付きスイッチ。この表示部付きスイッチによ
れば、表示部5の見栄えをより向上させることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、表示部材から放たれる光によって表される形
象について、影の無い見栄えのよい形象を表示できる範
囲を広げることができる。請求項2記載の発明によれ
ば、内側面の傾きに合わせてフィルム材を斜状に配設す
ることにより、例えばホルダと表示部材との取付時に容
易にフィルム材を内側面に密着できる。請求項3記載の
発明によれば、表示部は操作部材に設けられているの
で、作業者は操作すべき操作部材を視認することによっ
て容易に操作すべきスイッチのオン・オフ状態を判断で
きる。
によれば、表示部材から放たれる光によって表される形
象について、影の無い見栄えのよい形象を表示できる範
囲を広げることができる。請求項2記載の発明によれ
ば、内側面の傾きに合わせてフィルム材を斜状に配設す
ることにより、例えばホルダと表示部材との取付時に容
易にフィルム材を内側面に密着できる。請求項3記載の
発明によれば、表示部は操作部材に設けられているの
で、作業者は操作すべき操作部材を視認することによっ
て容易に操作すべきスイッチのオン・オフ状態を判断で
きる。
【図1】 表示部付きスイッチの正面図。
【図2】 表示部付きスイッチの断面図。
【図3】 表示部付きスイッチの断面図。
【図4】 従来例における表示部付きスイッチの正面
図。
図。
【図5】 従来例における表示部付きスイッチの断面
図。
図。
【図6】 従来例における表示部付きスイッチの断面
図。
図。
1…表示部付きスイッチ、2…表示部材及び操作部材と
しての操作ノブ、3…ホルダとしてのノブホルダ、4…
ケース、5…表示部、6…内側面、12…発光手段とし
ての発光ランプ、15…フィルム材としてのLCF。
しての操作ノブ、3…ホルダとしてのノブホルダ、4…
ケース、5…表示部、6…内側面、12…発光手段とし
ての発光ランプ、15…フィルム材としてのLCF。
Claims (3)
- 【請求項1】 ホルダに取り付けられ、光を透過可能な
表示部を備えた表示部材と、 前記ホルダ内に設けられ、スイッチのオン時に発光する
発光手段と、 表示部と発光手段との間に設けられ、発光手段からの光
の方向を調節するフィルム材とを備えた表示部付きスイ
ッチにおいて、 前記フィルム材を表示部の内側面に密着した表示部付き
スイッチ。 - 【請求項2】 前記内側面は斜状に形成され、フィルム
材はその内側面に合わせて斜状に密着された請求項1記
載の表示部付きスイッチ。 - 【請求項3】 前記ホルダはケース内に出没可能に配設
され、ホルダの出没に基づいてスイッチがオン・オフす
るとともに、前記表示部材はホルダを操作する操作部材
である請求項1又は2記載の表示部付きスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5283795A JPH08249973A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 表示部付きスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5283795A JPH08249973A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 表示部付きスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08249973A true JPH08249973A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12925969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5283795A Pending JPH08249973A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 表示部付きスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08249973A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002126162A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-08 | Sanden System Engineering Kk | スロットマシンの停止ボタンスイッチ発光機構 |
-
1995
- 1995-03-13 JP JP5283795A patent/JPH08249973A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002126162A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-08 | Sanden System Engineering Kk | スロットマシンの停止ボタンスイッチ発光機構 |
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