JPS5825414Y2 - 情報表示装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は異なる情報パターンを切換えて表示することか
できる情報表示装置に関する。

自動車の故障個所を検出してドライバーに対し警報を発
する自動車故障検出装置に、従来第１図釦よび第２図に
示す構成の情報表示装置を組込んだものが知られている
。

この情報表示装置は、複数枚の透明な表示板１ａｔ Ｉ
ｂ、１ｃ・・・・・・・・・を対向させて略平行に配置
し、且つ各表示板１ａｔ１ｂ、１ｃ・・・・・・・・・
の下端部に選択的に点灯するランプ２ａ、２ｂ、２ｃ・
・・・・・・・・を配設しである。

最前方の表示板１ａには自動車の輪郭を表わす基本パタ
ーン３が表示しである。

この基本パターン３は表示板１ａの裏面に不連続な多数
の小孔４を穿設することにより形成したものである。

表示板１ａの後方に配列された表示板１ｂ、１ｃ・・・
・・・・・・には故障個所を示す情報パターン（図示せ
ず）が同じく小孔４の集合で表示されている。

上記構成の表示装置では、故障個所を警報表示する場合
には該当する表示板１ｂ、１ｃ・・・・・・・・・の一
つに対応するランプを点灯し、同時に表示板１ａのラン
プ２ａを点灯する（ランプ２ａは常時点灯している場合
もある）。

例えば表示板１ｃの情報パターンに該当する個所が故障
した場合にはランプ２ｃを点灯する。

この状態で白矢印方向から目視すると、表示板１ａの基
本パターン３の輪郭内に表示板１ｃの情報パターン（図
示せず）が軟着した形で故障個所の警報表示がなされる
。

このとき、表示板ＩＬｚｌｄ・・・・・・・・・は対応
するランプ２ｂ、２ｄ・・・・・・・・・が消灯してい
るので、その情報パターンが町視伏態とはならず、透明
な板体として介在しているだけである。

上記表示装置は表示板１ａ、１ｂ・・・・・・・・・の
各下方に配設されたランプ２ａｔ２ｂ・・・・・・・・
・からの入側光線を小孔４の周拵で反射させ、その反射
光を各表示板１ａ、１ｂ・・・・・・・・・の面に略直
交した方向（表示装置の前方）へ導ひくことにより、自
矢印方向から基本パターン釦よび情報パターンが目視で
きるようにしているが、同時にランプが消灯している表
示板の情報パターンが可視状態となることを避けるため
に、小孔４の内部を中空にしている。

基本パターン３釦よび情報パターンは、表示板の一面を
刻設して形成した溝部による線の集合として表示（光線
式）することも可能であるが、このようにすると溝部で
の反射率が低い。

そこで、従来は略円錐伏の小孔４を不連続に配列（光点
式）することで反引率を高めるようにしている。

しかしながら、このようにしてもなか小孔４にかける反
射率は低く、充分な輝度をもって基本パターン、情報パ
ターンを鮮明に写し出すことができない。

これは、従来の表示装置の構造が基本的に複数枚の表示
板１ａ、１ｂ・・・・・・・・・を積層する如くに対向
配置しているため、情報パターンの写出に関与しない表
示板面を該板面と垂直方向には透明にして釦かなければ
ならないという点に起因している。

本考案は上記欠点を解決するために、基本パターンを表
示した基本パターン表示板と、複数の情報パターンを円
周方向の異なる位置に表示した回転可能な情報パターン
表示用ドラムとを対向配置させた構造とすると共に、前
記基本パターンを基本パターン表示板の一面に溝部を刻
設すると共に該溝部に不透明な物質を付着して表示する
ことにより、基本パターンと情報パターンの双方を鮮明
に写し出すことができるようにした情報表示装置を提供
することを目的としている。

以下、第３図トよび第４図に基いて本考案の一実施例を
説明する。

図において、１１はアクリル板等の透光性に富んだ板体
からなる基本パターン表示板であり、その裏面に自動車
の輪郭を表わす基本パターン１２を光線式で描くために
Ｖ字状の線状溝部１３を刻設すると共に、該溝部１３に
光反射率の高い物質例えば白色物質（着色物質でもよい
）１４を付着しである。

１５は表示板１１の下端凹部１１ａに頭部を進入させた
ランプ（第１の光源）であり、例えば緑色の発光をなす
。

１６は表示板１１の後方に対向して配置された回転可能
な情報パターン表示ドラムであり、図示せぬステップモ
ータ等により駆動されて所望の回転位置まで回転する。

この表示ドラム１６は半透明な素材で円筒状（その両端
は閉塞されていてもよい）に形成されたもので、円周方
向の異なる位置には複数の情報パターン１７ａ、１７ｂ
、１７ｃ・・−・・・・・・・・・が表示されている。

これら情報パターン１７ａ。１７ｂ・・・・・・・・・
は、それぞれエンジンオイル切れ、ブレーキライト故障
等の警告情報を、その文字と該当個所を示す記号で表わ
すもので、例えば白濁した表示ドラム１６の外周面に赤
色のシルク印刷で表示されている。

１８は表示ドラム１６の内部に配設された白色ランプ（
第２の光源）であり、好ましくは該ドラム１６の回転軸
上の長手方向中央部に横たえて配設される。

尚、表示ドラム１６の周囲は表示板１１側を残して外部
からの光を遮光する措置が施こされ、ランプ１８からの
光線を受けた場合にのみ情報パターン１７ａ、１７ｂ・
・・・・・・・・は可視状態となるように設定されてい
る。

従って、ランプ１５，１８が共に消灯している場合には
表示板１１の基本パターン１２のみが白矢印方向から目
視される。

この場合には、外囲光が溝部１３に付着した白色物質１
４で反射されるために生じた白色の線状パターンである
。

夜間等の外囲光が減少した場合には緑色ランプ１５を点
灯し、溝部１３からの反射光で基本パターン１２を緑色
で表示する。

この際、溝部１３に塗布または充填した白色物質１４が
ランプ１５からの入射光を散乱させるため、溝部１３で
生ずる反射光は該？ｆｉＪ［１３の幅より広い帯伏のパ
ターンとなって、光線式の表示板１１の鮮明度を一段と
向上させる。

一方、表示ドラム１６による情報パターンの写出しはラ
ンプ１８を点灯させることにより行なわれる。

このランプ１８は障害が発生したときに点灯制御される
が、同時に表示ドラム１６は図示せぬステップモータ等
により障害内容に応じた情報パターンが表示板１１に近
接するように回転制御される。

このため、例えば情報パターン１７ａが表示板１１に近
接するように表示ドラム１６が回転位置を変更すると共
にランプ１８が点灯すると、表示板１１の基本パターン
１２内に位置して情報パターン１７ａの赤色表示が白矢
印方向から目視される。

この例で示す情報パターン１７ａはエンジンオイル切れ
を、その文字（ＥＮＧＩＮＥ Ｏｆｆ、）と共に対応す
る個所の記号（凸）で表示し、ドライバーにエンジンオ
イルの交換を促す。

この障害発生が夜間であれば、緑色の基本パターン１２
内に赤色の情報パターン１７ａが位置する形で表示され
、また昼間等ランプ１５を消灯していれば白色の基本パ
ターン１２内に赤色の情報ハターン１７ａが軟量する形
で表示される。

以上述べた本考案の情報表示装置であれば、基本パター
ン表示板にトいては白色塗料などの光高反則絶物質を付
着した線状の溝部で基本パターンを表わしているため、
昼間には外囲光により該基本パターンを目視することが
でき、また夜間には第１の光源を点灯して着色された基
本パターンを目視することができる。

一方、情報パターン表示ドラム側では常に一つの情報パ
ターンしか表示板側に近接しないので、他の情報パター
ンの表示を隠蔽消去する必要がない。

このため、これら情報パターンはそれぞれ鮮明に写し出
される形態（印刷等）で表示ドラムに表示して釦いてよ
いので鮮明度が向上する。

従って、本考案の情報表示装置では基本パターンと情報
パターンとが略同一平面に投影される如くにそれぞれ鮮
明に表示される。

尚、実施例では光源を単色性のものとして示したが、例
えば第１の光源の発光色を変化させるようにすれば、そ
の発光色に応じた異なる色で基本パターンを表示するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図トよび第２図は従来の情報表示装置の一例を示す
斜睨図トよび断面図、第３図トよび第４図は本考案の一
実施例を示す斜視図トよび断面図である。 １１・・・基本パターン表示板、１２・・・基本パター
ン、１３・・・溝部、１４・・・白色物質、１５・・・
ランプ（第１の光源）、１６・・・情報パターン表示ド
ラム、１７ａ、１７ｂ、１７ｃｍ情報パターン、１Ｂ−
・・ランプ（第２の光源）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 透光性に富んだ板体の一面側に基本パターンを表示する
   線状の溝部を刻設すると共に該溝部に外囲光によっても
   目視できる不透明な物質を付着してなる基本パターン表
   示板と、この表示板の端部から該表示板内部へ進入する
   光線を層側する第１の光源と、胴部が半透明の素材で略
   円節伏に形成され、且つその周面の回転方向で異なる軟
   着には複数の不透明な情報パターンが印刷されて前記表
   示板の後方に対向配置された回転酊能な情報パターン表
   示ドラムと、この表示ドラムの内部に配設された第２の
   光源と、前記表示ドラムを所望の回転飲置に回転させる
   手段とを具備し、且つ、前記第１の光源と第２の光源の
   発光色、もしくは前記不透明な物質の色と前記情報パタ
   ーンの印刷色を異ならせ、そして該情報パターンを前記
   基本パターン内に重ねて表示するようにしてなることを
   特徴とする情報表示装置。