JPH0824973A - アルミニウム箔成形容器 - Google Patents

アルミニウム箔成形容器

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Publication number
JPH0824973A
JPH0824973A JP16537694A JP16537694A JPH0824973A JP H0824973 A JPH0824973 A JP H0824973A JP 16537694 A JP16537694 A JP 16537694A JP 16537694 A JP16537694 A JP 16537694A JP H0824973 A JPH0824973 A JP H0824973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum foil
bottom wall
circumferential wall
vessel
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP16537694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Noguchi
雅史 野口
Satoshi Hata
諭 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO ECHO KK
Original Assignee
TOYO ECHO KK
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐食性、耐空焚き性に優れたアルミニウム箔
成形容器を提供することである。 【構成】 厚さ0.5μ〜2.0μのアルマイト皮膜を
少くとも片面に形成したアルミニウム箔を成形して底壁
2及びその周縁から立ち上る周壁3を設けたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウム箔成形
容器、特にアルマイト皮膜を設けたアルミニウム箔の成
形容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアルミニウム箔容器は、一般に腐
食及び空焚きに対する処理を施していないアルミニウム
箔を用いて成形されている。従って耐食性及び耐空焚き
性に問題があるとされている。
【0003】
【発明の課題】耐食性及び耐空焚き性を向上させるため
には、アルマイト皮膜を形成するのが有効である。しか
しながら、アルマイト皮膜は硬質であり展延性に乏しい
ため、アルマイト皮膜を施したアルミニウム箔を成形す
ることは困難とされていた。従って、アルマイト皮膜を
有するアルミニウム箔成形容器は存在しなかった。
【0004】そこで、この発明の課題は、アルマイト皮
膜を有し、耐食性、耐空焚き性に優れたアルミニウム箔
成形容器を提供することである。
【0005】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明においては、厚さ0.5μ〜2.0μのアルマイト
皮膜を少くとも一面に形成したアルミニウム箔を成形し
て底壁及びその周縁から立ち上る周壁を有する容器を形
成したのである。
【0006】
【作用】容器の内外面にアルマイト皮膜が設けられてい
るため、耐食性、耐空焚き性に優れている。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0008】図1及び図2に示すように、この発明の成
形容器1は、底壁2及びその周縁から立ち上る周壁3よ
り成り、周壁3の上端にはフランジ4が設けられ、この
フランジ4の外周には、縁巻き5が形成されている。
【0009】前記周壁3には、規則的な縦リブ3aが全
周にわたって設けられている。勿論、この縦リブ3aは
不規則なものであってもよい。また、底壁2にもエンボ
ス2a、2bが設けられている。このエンボスの形状や
個数は任意であり、エンボスを省略することもできる。
【0010】前記容器1は、図3に示すようなアルミニ
ウム箔10を成形したものである。図示のように、アル
ミニウム箔10には、両面にアルマイト皮膜11、11
が形成されている。このアルマイト皮膜11は、厚みが
0.5μ〜2.0μ、好ましくは1.0μ〜1.5μの
範囲である。0.5μに満たないと、耐食性、耐空焚き
性が充分でなく、2.0μを超えると成形性が悪く、容
器の周壁に破れが生じることがあるからである。
【0011】なお、容量1の形状は、図示のような円形
のほか、楕円形、多角形など、任意である。
【0012】以下に、実験例を挙げる。
【0013】〔実験例1〕厚み85μのアルミニウム箔
の両面にそれぞれ0.5μ、1.0μ、1.5μ、2.
0μ、2.5μのアルマイト皮膜を形成した箔を用意
し、底壁の径が132.0mm、開口部の径が153.
0mm、高さ55.0mmの図1、図2に示すような容
器を成形するための金型を使用して通常のアルミニウム
箔絞り成形用滑り剤を用い、成形を行なった。
【0014】その結果、アルマイト皮膜が0.5μ、
1.0μ、1.5μ、2.0μのアルミニウム箔は充分
成形可能で得られた容器にも破れが生じていなかった
が、2.5μのものは成形中に周壁が破れて製品化が不
可能であった。
【0015】〔実験例2〕実験例1で作成した0.5
μ、1.0μ、1.5μ、2.0μのアルマイト皮膜ア
ルミニウム箔を成形した容器と、厚さ85μのアルマイ
ト皮膜を有しないアルミニウム箔を成形した同形、同サ
イズの容器をそれぞれ4個ずつ用意し、塩分濃度2.5
%のだし汁、4%食塩水、10%食塩水、30%酢酸溶
液をそれぞれほぼ全容積充填し、温度25℃で50時間
放置して腐食状態を観察した。結果を図4に示す。
【0016】〔実験例3〕実験例1で作成した0.5
μ、1.0μ、1.5μ、2.0μのアルマイト皮膜ア
ルミニウム箔を成形した容器と、厚さ85μのアルマイ
ト皮膜を有しないアルミニウム箔を成形した同形、同サ
イズの容器をそれぞれ3個ずつ用意し、ガスコンロ(大
阪ガス、10−893)に載せ、強火(2600kca
l/h)、中火(1100kcal/h)で空焚きし、
時間経過後に水200ccを投入して急冷し破損するか
否かを観察した。その結果を図5に示す。図中、時間
(秒)は、その時間加熱後に急冷して破損したことを示
す。
【0017】
【効果】この発明によれば、以上のように、アルミニウ
ム箔の両面若しくは片面に一定範囲の厚さのアルマイト
皮膜を設けることによって、容器に成形することを可能
にしながら耐食性、耐空焚き性を向上させることができ
たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアルミニウム箔成形容器の一例を示
す縦断面図
【図2】同上の平面図
【図3】アルミニウム箔の断面図
【図4】耐食性の試験結果を示す表
【図5】耐空焚き性の試験結果を示す表
【符号の説明】
1 アルミニウム箔成形容器 2 底壁 2a エンボス 2b エンボス 3 周壁 3a 縦リブ 4 フランジ 5 縁巻き 10 アルミニウム箔 11 アルマイト皮膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ0.5μ〜2.0μのアルマイト皮
    膜を形成したアルミニウム箔を成形して底壁及びその周
    縁から立ち上る周壁を設けたアルミニウム箔成形容器。
JP16537694A 1994-07-18 1994-07-18 アルミニウム箔成形容器 Pending JPH0824973A (ja)

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JP16537694A JPH0824973A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 アルミニウム箔成形容器

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JPH0824973A true JPH0824973A (ja) 1996-01-30

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019018982A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 株式会社ダイフク 搬送車及び搬送設備
CN110354775A (zh) * 2019-08-22 2019-10-22 北京林业大学 一种实验室用一次性铝箔反应皿

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