JP2000070118A - 煮炊煮沸器 - Google Patents

煮炊煮沸器

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JP2000070118A
JP2000070118A JP10244368A JP24436898A JP2000070118A JP 2000070118 A JP2000070118 A JP 2000070118A JP 10244368 A JP10244368 A JP 10244368A JP 24436898 A JP24436898 A JP 24436898A JP 2000070118 A JP2000070118 A JP 2000070118A
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JP
Japan
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air layer
middle plate
inner body
boiler
synthetic resin
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JP10244368A
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English (en)
Inventor
Masao Sugiyama
政雄 杉山
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SUGIYAMA KINZOKU KK
Original Assignee
SUGIYAMA KINZOKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、保温性が良好であるとともに焦げ
つきのない鍋等の煮炊煮沸器を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 本発明は、内器体1と成る素材として薄
合成樹脂材7を一面に貼付したものを使用し、この内器
体と成る素材の薄合成樹脂材の貼付面を外器体2と成る
素材面に向けて成形し、製造工程中に前記薄合成樹脂材
を溶解して空気層4を形成するように成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は煮炊煮沸器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人はすでに、特公昭60−
28493号、実公昭60−16329号、実公昭61
−42502号などの発明及び考案をし、広く煮炊煮沸
具に関する技術の改良に努めて来ているが、従来の鍋等
では保温性は良くても熱伝導性が不良で焦げつき易いな
どの欠点が依然として残っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、これらの欠点
を除去し、より進歩した技術を提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、内器体及び外
器体との底面部及び周側部間に若干の空気層を形成し、
底面部における空気層に中板を介在せしめて成るもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を構成するための製造法と
しては2つの方法がある。
【0006】第1の方法は、所定大きさに打抜いた内器
体用板、中板用板及び外器体用板を所定金型上に配置
し、通常のプレス成形法によって全体を所定形状に成形
するものである。(図10・図11参照)
【0007】この場合、内器体用板、中器体用板及び外
器体用板の各中央部分に、所定の截頭円錐形又は円柱形
に成る底補強部を形成しておき、またその周囲には環状
突起を必要に応じて形成しておく。
【0008】第2の方法は、所定大きさと形状に打抜い
た内器体、中板及び外器体を所定金型上に配置し、通常
のプレス成形法によって全体を所定形状に成形するもの
である。(図12・図13参照)
【0009】この場合、内器体、中板及び外器体の各中
央部分に、所定の截頭円錐形又は円柱形に成る底補強部
を形成しておき、またその周囲には環状突起を必要に応
じて形成しておく。
【0010】いずれの方法の場合にあっても、成形され
た内器体、中板及び外器体の間には空気層を形成する。
【0011】いずれの方法によって製造された場合にあ
っても、内器体と外器体の周縁部はシーム熔接した後、
これを内側方にカーリングして器全体の縁部を形成す
る。
【0012】
【実施例】三部材同時成形による第1の製造法にあって
も、予め成形した三部材を嵌め合わせた成形による第2
の製造法にあっても、各部材として使用する素材は次の
とおりである。
【0013】内器体1はステンレス鋼、鉄、銅、アルミ
ニューム又はチタン等の金属素材から構成する。
【0014】内器体用に使用するこれらの金属素材に
は、重ね合わせたときに表面を傷つけないようにするた
めに、その一面にビニールのような薄合成樹脂材7を貼
付したものを素材メーカーは製造しているから、それを
積極的に採用する。
【0015】外器体2はステンレス鋼、鉄、銅、アルミ
ニューム又はチタン等の金属素材から構成する。
【0016】中板3はステンレス鋼、鉄、銅、アルミニ
ューム又はチタン等の金属素材から構成する。
【0017】前記したいずれの製造法によって製造され
る製品であっても、内器体1,外器体2及び中板3の前
記三部材の間には必ず空間部を形成して空気層4を形成
する。(図1)
【0018】内器体成形用の金属素材として一面に薄合
成樹脂材7を貼付したものをそのまま使用したときは、
三部材間で形成する空気層の全部又は一部を薄合成樹脂
材によって占めることになるが、この薄合成樹脂材はそ
の後の製造工程中に研磨などにより発生する高熱によっ
て溶解してしまい、これによってできる間隙が空気層4
を形成することになる。(図9参照)
【0019】薄合成樹脂材を貼付しない普通の金属素材
によって内器体と外器体を同時成形したときは、特に両
器体の周側部間における空気層の形成が困難で、密着し
てしまうことがある。しかし、薄合成樹脂材を貼付した
金属素材を使用して成形したときは、たとえ成形工程で
両器体の周側部間が密着したとしても、後工程において
薄合成樹脂材を溶解して間隙をつくり、これによって空
気層を形成することができるから、そのような素材を特
に使う効果は倍増することになる。
【0020】もし研磨などの後の製造工程時に発生する
加熱状態において内部の薄合成樹脂材が溶解し切れない
場合には、購入した使用者が最初に加熱器にかけた時、
直に溶解され尽してしまうから、空気層の形成という目
的は達成することができる。
【0021】5,5,5は内器体1と外器体2の底面
部、及び中板3の中心部に成形した截頭円錐形又は円柱
形に成形した底補強部である。
【0022】6,6,6は前記底補強部5の外周囲に成
形した内器体1と外器体2の底面部及び中板3に形成し
た環状突起である。
【0023】内器体及び外器体の底面部から周側部にか
けての立上り部は、バルジ加工によって外方に膨出部7
を形成するようにしてもよい。
【0024】また、底面部においては、図3乃至図8に
示すような他の実施例がある。
【0025】即ち、図3では底面部の中心部に当たる全
部材に1個の環状突起6’を形成する。
【0026】図4では底面部に当たる全部材に2個の環
状突起6,6’を形成する。
【0027】図5では図1の例と似ているが、中板3の
周端部3’が内外両器体1,2の底面部を超えて周側部
に立ち上っているが、この場合にあっては内器体の周側
部への立上り部にやや内方への膨らみ8を出すように成
形する。
【0028】図6では底面部に当たる全部材に1個の環
状突起6を形成するとともに中板3の周端部3’が内外
両器体の底面部を超えて周側部に立ち上っているため、
内器体の周側部への立上り部にやや内方への膨らみ8を
形成している。
【0029】図7では底面部は全部材とも平面状に成る
が、中板3の周端部3’が内外両器体の底面部を超えて
周側部に立ち上っているため、内器体の周側部への立上
り部にやや内方への膨らみ8を形成している。
【0030】図8は中板3の上下両面部又は片面部に任
意の凹凸状を形成し、このように成る中板を内外両器体
の底面部に設置するものであり、これによって底面部の
空気層4’は厚く成る。
【0031】図1乃至図8には底面部の構造の異なる例
を示しているが、いずれの底面部の例においても、内器
体1と中板3と外器体2の各部材を固定するためにスポ
ット熔接をしたり、また熱伝導率を高めるために外器体
の底面部に通孔を適当数設けるようにしてもよい。この
技術については、実用新案登録第1622976号の実
用新案権を実施することになる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、空気層と中板とを介在せしめ
た多重構造の鍋であり器物類であるから、保温性を確保
することができるとともにステンレス鋼の熱伝導性を補
完することができ、焦げつきにくい鍋類となり、またそ
の製造コストは従来の積層鋼板によって製造した鍋類に
比してはるかに安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鍋器全体の半截正面図
【図2】要部の正断面図
【図3】底面部付近の構造例の正断面図
【図4】底面部付近の構造例の正断面図
【図5】底面部付近の構造例の正断面図
【図6】底面部付近の構造例の正断面図
【図7】底面部付近の構造例の正断面図
【図8】底面部付近の構造例の正断面図
【図9】別素材の使用による鍋器全体の半截正面図
【図10】一製造方法による金型部の正断面図
【図11】一製造方法による成形時の正断面図
【図12】他製造方法による金型部の正断面図
【図13】他製造方法による成形時の正断面図
【符号の説明】
1 内器体 2 外器体 3 中板 3’ 周端部 4 空気層 4’ 空気層 5,5,5 底補強部 6,6,6 環状突起 7 薄合成樹脂材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内器体及び外器体との底面部及び周側部
    間に若干の空気層を形成し、底面部における空気層に中
    板を介在せしめて成ることを特徴とする煮炊煮沸器。
  2. 【請求項2】 中板の周端部が内器体と外器体との底面
    部から周側部にかけて立ち上がって成る請求項1に記載
    した煮炊煮沸器。
  3. 【請求項3】 内器体,外器体及び中板を同時に成形し
    て一体に構成して成る請求項1に記載した煮炊煮沸器。
  4. 【請求項4】 予め成形した内器体,外器体及び中板を
    嵌め合わせて一体に構成して成る請求項1に記載した煮
    炊煮沸器。
  5. 【請求項5】 内器体と成る素材として薄合成樹脂材を
    一面に貼付したものを使用し、この内器体と成る素材の
    薄合成樹脂材の貼付面を外器体と成る素材面に向けて成
    形し、製造工程中に前記薄合成樹脂材を溶解して空気層
    を形成するように成ることを特徴とする煮炊煮沸器。
  6. 【請求項6】 内器体及び外器体との底面部に若干の空
    気層を形成し、この底面部の空気層部に中板を介在せし
    めて成る請求項5に記載した煮炊煮沸器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005089052A2 (en) * 2004-03-19 2005-09-29 Meyer Intellectual Properties Limited Titanium based composite cookware
JP2013524955A (ja) * 2010-04-25 2013-06-20 ラウプシャー,ヨハン 無変形底面を有する調理器具およびその製造方法。

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