JPH0824928B2 - 非対称形鋼のユニバ−サル圧延法 - Google Patents

非対称形鋼のユニバ−サル圧延法

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JPH0824928B2
JPH0824928B2 JP15785787A JP15785787A JPH0824928B2 JP H0824928 B2 JPH0824928 B2 JP H0824928B2 JP 15785787 A JP15785787 A JP 15785787A JP 15785787 A JP15785787 A JP 15785787A JP H0824928 B2 JPH0824928 B2 JP H0824928B2
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健二 戸次
俊雄 田中
紀行 宮崎
博夫 縄田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は突起付溝形鋼の如き非対称形鋼のユニバーサ
ル圧延法に関するものである。
(従来の技術) 第8図(a)(b)に示す突起付溝形鋼は、一般にフ
ォークリフト用マスト材として用いられる。この形鋼は
従来、ダイスを用いる熱間押出し法により製造されてい
たが、最近ではロール圧延による製造法に切り替えられ
つつある。
ロール圧延による製造法の一例を第9〜13図に示す。
この方法では、二重ロールを用いる孔型圧延により、突
起と相対する部分である肩部が製品の肩部形状と比較し
て欠肉した状態となっている非対称な中間粗形鋼片を造
形する工程(第9図、第10図)と、突起を含む各部の圧
下バランスがとられたユニバーサル圧延工程(第11図)
と、突起とフランジの長さを整形する孔型圧延工程(第
12図)と、突起とフランジの厚さの勾配をなくすととも
に各部の厚さが所定の寸法となるように竪ロールと水平
ロールが相互に接触して、その相対的な位置関係を一定
のものとしたユニバーサル圧延工程(第13図)とからな
っている。
第14図に従来法の別の例を示す。この方法では第14図
に示すように孔型圧延により、突起及びフランジの側面
にロール抜き勾配が設けられるとともに、前記突起と相
対する部分にダミーの突起が設けられた非対称な中間粗
形鋼片を製造する工程と、前記ダミー突起により、圧下
バランスが取られたユニバーサル圧延により、前記ロー
ル抜き勾配によって生じる余肉を圧延して直角断面化す
る工程と、前記突起とフランジをその厚さ方向に圧下し
ない孔型圧延により、製品寸法に整形圧延する工程とか
らなっている。(特開昭60−145201号公報) (発明が解決しようとする問題点) ところでこれらの方法では、中間粗形鋼片を圧延する
ユニバーサル圧延では、ウエブ部がほぼ水平状態である
ため、上ロールには、ウエブ部を圧延することによる上
方向の反力と、突起部を圧延することによる右方向の反
力(スラスト)が働く。一般に圧延機はラジアル方向の
反力には高い剛性を持っているが、スラストに対しては
剛性が小さい。このため上ロールは右方向に移動して、
所定の圧延材の形状を得ることが困難となる。第11図、
第14図に示す従来法ではこの対策として上水平ロールと
右竪ロールを接触させることにより、上水平ロールに働
くスラストを右竪ロールのラジアル方向の反力に置き換
えて上水平ロールの右方向への移動に対処している。
一方、ユニバーサル圧延は一般に孔型圧延に比べ、ウ
エブ・フランジ・突起の各部の延伸率を揃えることがで
きるため圧延材の曲り、捻れが少ない、圧延材の各面に
垂直に圧下が行いやすいため表面性状が良い、大きな延
伸率を加えることができる、などの利点があるため、出
来るだけ複数パスを行うことが望ましい。ところが、第
11図及び第14図に示す従来法のユニバーサル圧延では複
数パスを行った場合、最終パスでのみ上水平ロールと右
竪ロールが接し、それ以外のパスでは各ロールが開いた
セットとなるため、上水平ロールと右竪ロールは接しな
い。すなわち上水平ロールに働くスラストにより上水平
ロールは右方向にずれることとなり、図より明らかなよ
うに突起部が所定の寸法より厚くなる。さらに最終パス
でのみ上水平ロールと右竪ロールが接するので、突起部
の圧下率が他の部分より大きくなって、圧延材の曲が
り、捻れが発生する。
本発明の目的は、非対称の突起付溝形鋼のユニバーサ
ル圧延工程の全パスにおいて、スラストによる水平ロー
ルの横移動を防止して、突起部の寸法を所定のものと
し、かつ、ユニバーサル圧延での最終パスあるいは次工
程の圧延での圧延材の曲がり、捻れをなくすことであ
る。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するための本発明の圧延方法は、次の
ように構成される。すなわち、 突起付溝形鋼等の非対称形鋼を、複数パスを行なうユ
ニバーサル圧延工程を含む圧延により製造するにあた
り、上下水平ロールの一方と左右竪ロールの一方の非圧
延面に、一定の長さをもつ傾斜部を形成し、圧延の全パ
スにおいて該両者の傾斜部が接触係合した状態で圧延を
行なうことを特徴とする非対称形鋼のユニバーサル圧延
法である。
以下図を用いて本発明を詳細に説明する。
中間粗形鋼片を得るための粗・中間圧延工程は第9図
に示したところの従来法と同様の方法を用いる。第1図
は孔型圧延の最終段階のロール孔型形状である。第2〜
4図は、同一のロールを用い、そのロールセットを変更
してユニバーサル圧延を3パス行う場合の各パスのロー
ルセット、第5、6図はフランジ巾、突起高さを調節す
る整形圧延、第7図は仕上ユニバーサル圧延である。
第9図に示すところの粗・中間圧延工程と第1図に示
す工程を経て中間粗形鋼片が得られる。次に第2図のユ
ニバーサル圧延工程により、圧延材のウエブ部、両フラ
ンジ部、及び突起部が圧延される。ここで上水平ロール
1及び右竪ロール4は“a"の傾斜部において互いに接し
ている。このため上水平ロール1の右方向への移動は右
竪ロール4により防止されることとなる。即ち、この傾
斜部“a"は水平ロール軸線に対し、αの角度をもち、又
竪ロール軸線に対しβの角度をもって、水平ロール1と
竪ロール4の非圧延面が相互に接触係合している。
即ち、上水平ロール1はウエブ部を圧延することによ
る上方向の反力と突起部を圧延することによる右方向の
反力を受ける。このため上水平ロールは上及び右方向に
移動しようとする。一方、圧延機はラジアル方向の剛性
は大きく、かつ、ロールセットのラジアル方向の調節も
容易に行えるが、スラスト方向については一般に剛性も
小さく、ロールセットの調節も容易には行えない。その
ため上水平ロール1は右に移動しようとする。ところ
が、第2図の“a"の傾斜部で上水平ロール1と右竪ロー
ル4は接触しているため、上水平ロール1の右方向への
移動は右竪ロール4のラジアル方向の剛性により支えら
れ、防止されることとなり、突起部は所定の厚みとなる
ように圧延できる。
次に圧延材は第5図に示す整形圧延により、フランジ
と突起の長さの制御を行う。その後、圧延材は再び第3
図に示すユニバーサル圧延により各部が圧下される。こ
のときも第2図の場合と同様に上水平ロール1と右竪ロ
ール4は“a"の傾斜部で接触しており、上水平ロール1
の右方向への移動は防止される。ここで上下水平ロール
1、2が、左右竪ロール3、4に対して、第2図と比較
して、上方向に移動した位置でセットされていることが
重要である。即ち、第3図において右竪ロール4は右側
のフランジを圧下するために、第2図に比較して左方向
に移動した位置にセットされる。上水平ロール1は右竪
ロール4に“a"の傾斜部で接触するように上方に移動し
てセットされる。下水平ロール2は上水平ロール1の移
動量とウエブ部の圧下量を加えた量だけ上方に移動して
セットされる。さらに左竪ロール3は左側のフランジと
突起部の圧下量に対応してセットされる。これらのセッ
ト方法により前述の効果が期待できることとなる。
次に圧延材は第4図に示すユニバーサル圧延工程にお
ける最終パスを経る。ここでは上水平ロール1は右竪ロ
ール4と“a"の傾斜部及び“b"の垂直部で接触してお
り、第2、3図と同じく上水平ロール1の右方向への移
動を防止する。下水平ロール2も“c"の垂直部で右竪ロ
ール4と接触しており、上水平ロール1と同様に右方向
への移動が規制されている。このようにしてウエブ部・
フランジ部・突起部の圧下率を揃えることが可能なため
圧延材の曲がり、捻れは発生しない。
次に第6図に示す整形圧延では、フランジ部・突起部
の長さの調節を行う。第5、6図の整形圧延孔型は1組
のロールに削りこまれ、整形圧延機が圧延の進行に対応
して圧延ラインに直角に、かつ水平方向に移動して第5
図の孔型あるいは第6図の孔型を利用できるようにする
のが通常の圧延法である。ここでは第2〜4図に示すよ
うにユニバーサル圧延工程では同一ロール孔型のロール
セットを変更することにより、3パスの圧延を行う例を
示したが、圧延工場の設備により2パスあるいは4パス
以上のパス回数をとることも可能である。
次に第7図に示す仕上ユニバーサル圧延では、上下水
平ロール5、6の側面に竪ロール7、8を接触させるこ
とにより、上下水平ロール5、6の左右方向への移動を
防ぐと共に、フランジ部と突起部の厚さを所定の寸法に
する。
(発明の効果) 以上説明した如く本発明によれば、突起付溝形鋼等の
非対称鋼の製造に際し、複数パスを行うユニバーサル圧
延工程において、スラストによる上水平ロールの横移動
を防止し、所定の突起部の厚みを得ることが可能とな
り、かつ曲がり、捻れのない圧延が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は、本発明による突起付溝形鋼の圧延法
を示すもので、第1図は中間粗形鋼片を作る圧延工程の
最終パス、第2〜4図は同一ロールを用い、ロールセッ
ト間隙を変更して3パスを行うユニバーサル圧延工程、
第5、6図は整形圧延工程、第7図は仕上ユニバーサル
圧延工程を夫々示す。第8図は非対称の突起付溝形鋼の
製品図、第9〜13図は従来法による突起付溝形鋼の圧延
法で、第9図及び第10図は中間粗形鋼片を作る粗・中間
圧延工程、第11図はユニバーサル圧延工程、第12図は整
形圧延工程、第13図は仕上ユニバーサル圧延工程を夫々
示す。第14図は第9〜13図とは異なる従来法による突起
付溝形鋼の圧延法を示す。 1,5…上水平ロール、2,6…下水平ロール、3,7…左竪ロ
ール,4,8…右竪ロール,“a"…傾斜部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】突起付溝形鋼等の非対称形鋼を、複数パス
    を行なうユニバーサル圧延工程を含む圧延により製造す
    るにあたり、上下水平ロールの一方と左右竪ロールの一
    方の非圧延面に、一定の長さをもつ傾斜部を形成し、圧
    延の全パスにおいて該両者の傾斜部が接触係合した状態
    で圧延を行なうことを特徴とする非対称形鋼のユニバー
    サル圧延法。
JP15785787A 1987-06-26 1987-06-26 非対称形鋼のユニバ−サル圧延法 Expired - Fee Related JPH0824928B2 (ja)

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NL9400915A (nl) * 1994-06-06 1996-01-02 Buhrs Zaandam Bv Vouwelement, geschikt voor gebruik in een verpakkingsinrichting, evenals een verpakkingsinrichting voorzien van een dergelijk vouwelement, alsmede een werkwijze voor het toepassen daarvan.
DE102014115426B4 (de) * 2014-10-23 2018-07-26 Thyssenkrupp Ag Vorrichtung und Verfahren zum kontinuierlichen voranschreitenden Umformen von Metallbändern zu einem Profil mit längsveränderlichem Querschnitt

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