JPH08249024A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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Publication number
JPH08249024A
JPH08249024A JP5453495A JP5453495A JPH08249024A JP H08249024 A JPH08249024 A JP H08249024A JP 5453495 A JP5453495 A JP 5453495A JP 5453495 A JP5453495 A JP 5453495A JP H08249024 A JPH08249024 A JP H08249024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instruction
power flow
read
master processor
executed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5453495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Nakagawa
伸二 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスタプロセッサにおいて実行しなかった命
令を、スレーブプロセッサが実行する場合に、再度、メ
モリから命令を読み出し、解釈する工程を省略させるこ
とにより演算処理の高速化を図る。 【構成】 命令解釈部31は、命令メモリ1から読み出
された命令が微分型命令であるか通常型命令である否か
を判断し、読み出された命令が微分型命令である場合に
は、さらに、パワーフロ値格納メモリ2からのパワーフ
ロの値と現在有するパワーフロの値を参照して、この読
み出された命令が実行すべき命令であるか否かを判断
し、読み出された命令が実行すべき命令である場合に
は、更に、この読み出された命令を実行する命令である
か否かを判断する。実行しない場合には、この読み出し
た命令の命令番号等をインタフェースレジスタ32に格
納した後、スレーブプロセッサ4に対してインタラプト
を駆けて処理を依頼する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユーザプログラムの実
行命令を高速に実行するマスタプロセッサと、このマス
タプロセッサが実行しない命令を、スレーブプロセッサ
に依頼して実行する演算装置を備えたプログラマブルコ
ントローラ(以下、PLCという)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、PLCは、サイクル処理を行
うという処理動作の特質を利用して、命令メモリから読
み出され命令が実行すべきものであるか、または、実行
しなくてもよいものかを、前回に読み出された時に有し
ていたパワーフロの値に基づき決定する場合がある。
【0003】例えば、今回読み出された命令が微分型の
命令であり、かつ、前回読み出されたときのパワーフロ
の値が“0“で、今回のパワーフロの値が“1“である
場合には、読み出された命令を実行すべき命令とする場
合である。
【0004】従って、このような機能を有するPLCに
は、前回読み出されたときのパワーフロの値を記憶する
手段としてのメモリ(以下、パワーフロ値格納メモリと
いう)を、命令メモリの他に備えている。
【0005】なお、読み出された命令には、上述の微分
型命令の他、通常型命令があり、微分型命令と通常型命
令とでは、その表現形式が少々異なっている。
【0006】そこで、このような構成を有する従来のP
LCの処理動作について簡単に述べる。
【0007】マスタプロセッサは、内蔵するプログラム
カウンタを読み出し、このカウンタ値が指示する命令を
命令メモリから読み出すとともに、この命令が前回に有
していたパワーフロの値を読み出す。
【0008】次に、マスタプロセッサは、読み出された
命令が微分命令で、かつ、実行べき命令であるか否かを
判断する。その結果、マスタプロセッサは、読み出され
た命令が微分命令で、かつ、実行すべき命令であると判
断した場合には、さらに、この命令が自己において実行
する命令であるか否かを判断する。
【0009】その結果、マスタプロセッサは、上記命令
が自己において実行すべき命令でないときには、この命
令の実行依頼をスレーブプロセッサに出力する。
【0010】処理依頼を受けたスレーブプロセッサは、
図6に示すような処理を行う。
【0011】すなわち、スレーブプロセッサは、マスタ
プロセッサからインタラプトを受けて、マスタプロセッ
サから処理依頼を受けと(ステップ601)、マスタプ
ロセッサが内蔵するプログラムカウンタを読み出し、こ
のカウンタ値が指示する命令を命令メモリから読み出す
とともに(ステップ602)、パワーフロ値格納メモリ
からパワーフロの値を読み出すべくアドレスを計算した
後(ステップ603)、パワーフロ値格納メモリに対し
てアクセスを駆けて(ステップ604)、パワーフロの
値を読み出す(ステップ605)。
【0012】続いて、スレーブプロセッサは、読み出さ
れたパワーフロの値に基づき、この読み出された命令
が、今回実行すべき命令であるか否かを判断し(ステッ
プ606)、その結果、実行しない場合(NOP処理の
場合)には、この命令を実行せず、現パワーフローをパ
ワーフロ値格納メモリに保存した後(ステップ60
7)、次の命令を実行すべくマスタプロセッサに制御を
渡す。
【0013】一方、実行する場合(NOP処理でない場
合)には、スレーブプロセッサは、マスタプロセッサが
実行依頼してきた命令を実行した後、現パワーフローを
パワーフロ値格納メモリに保存した後(ステップ60
7)、制御をマスタプロセッサに渡す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成を有するPLCでは、マスタプロセッサが実
行することができない命令を読み出した場合には、スレ
ーブプロセッサがマスタプロセッサのプログラムカウン
タを読み取り、このカウンタ値を参照してマスタプロセ
ッサが実行しない命令を再び読み出すとともに、パワー
フロ値格納メモリからこの命令に該当するパワーフロの
値を読み出し、さらに、この読み出した命令が実行すべ
き命令であるか否かを判断するという処理ステップを有
するので、演算処理に時間を要するという問題点があっ
た。
【0015】そこで、本願発明は、上述の問題点に鑑
み、スレーブプロセッサが、マスタプロセッサが実行し
なかった命令の読み出しと、この命令に対するパワーフ
ロの値のパワーフロ値格納メモリからの読み出しと、さ
らに、読み出された命令に対するNOP処理を行うか否
かを判断とを省略させて、演算処理を高速化させたプロ
グラムコントローラを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ユーザプログラムの実行命
令を高速に実行するマスタプロセッサと、このマスタプ
ロセッサが実行しない命令を、スレーブプロセッサに依
頼して実行する演算装置を備えたプログラマブルコント
ローラにおいて、上記マスタプロセッサは、自己が実行
しない微分型命令の実行条件を判断する実行条件判断手
段を有することを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記実行条件判断手段が、読み出された命
令が微分型命令であるか否かを判別する判別手段と、前
回命令が読み出された時点のパワーフロの値を記憶する
記憶手段とを有し、今回読み出された命令が、微分型命
令で、前回読み出された時のパワーフロの値と今回のパ
ワーフロの値が異なる場合で、更に、マスタプロセッサ
が実行しないものである場合には、スレーブプロセッサ
に、依頼して実行することを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記マスタプロセッサが、スレーブプロセ
ッサに依頼する場合の命令番号を格納する命令番号格納
手段を有し、上記スレーブプロセッサが、上記マスタプ
ロセッサが実行しない命令に対する実行モジュールを格
納する実行モジュール格納手段と、上記マスタプロセッ
サからの処理依頼を受けると、上記命令番号格納手段に
格納されている命令番号に基づき、上記実行モジュール
格納手段に格納されている当該モジュールを特定する実
行モジュール特定手段とを有し、上記マスタプロセッサ
がスレーブプロセッサに処理依頼した場合には、上記ス
レーブプロセッサは、上記実行モジュール特定手段によ
り特定された実行モジュールを実行することを特徴とす
る。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、上記命令番号格納手段が、上記マスタプロ
セッサが実行することができない命令が有する固有の命
令番号およびこの命令が実行されるときの実行条件を格
納することを特徴とする。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記マスタプロセッサが、上記記憶手段に
記憶されたパワーフロの値を更新するパワーフロ更新手
段を有すること特徴とする。
【0021】
【作用】本発明によれば、メモリから読み出された命令
が、微分型命令であり、かつ、実行すべき命令であり、
さらに、マスタプロセッサが実行しない命令である場合
には、マスタプロセッサからスレーブプロセッサに対し
てこの命令の処理を依頼する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0023】図1は本発明に係るPLCの一実施例を示
すブロック図である。
【0024】この実施例のPLCは、命令メモリ1と、
パワーフロ値格納メモリ2と、マスタプロセッサ3と、
スレーブプロセッサ4とから構成されている。
【0025】命令メモリ1は、ROM(Read Only Memo
y),RAM(Random Access Memory)等の記録手段であっ
て、PLCを実行させるラダー命令でなる処理プログラ
ムが格納されている。なお、この処理プログラムには上
述した微分型命令および通常型命令が混在している。
【0026】また、この命令メモリ1は、図2(a)に
示すように、格納されている命令が、1ワードなる命令
のものばかりではなく、数ワードでなる命令も含まれて
いるため、一つの命令に複数のアドレスを有している。
【0027】パワーフロ値格納メモリ2は、命令メモリ
1と同様に、ROM,RAM等の記録手段であって、図
2(b)に示すように、ラダー命令で使用される1ビッ
トでなるパワーフロの値が格納されている。なお、パワ
ーフロ値格納メモリ2には、前回読み出された命令のパ
ワーフローの値が“0“である場合には、パワーフロ値
格納メモリ2に“0“がセットされ、前回読み出された
命令のパワーフローが“1“である場合には、“1“が
セットされている。
【0028】また、パワーフロ値格納メモリ2は、命令
メモリ1に格納されている命令の先頭アドレスと対応付
けられている。
【0029】因みに、命令1のパワーフロ値格納はパワ
ーフロ値格納メモリ2上で先頭のアドレスに存在し、命
令2のパワーフロ値格納は2つ間を空けた次の箇所に格
納され、命令3のパワーフロ値格納は命令2のパワーフ
ロ値格納が格納されている箇所から4つ間を空け、命令
4は命令3のパワーフロ値格納が格納されている箇所の
次の箇所に格納されている。
【0030】PLCは、サイクル処理を行うという処理
動作の特質を利用して、命令メモリから読み出され命令
が実行すべきものであるか、または、実行しなくてもよ
いものかを、前回に読み出された時に有していたパワー
フロの値に基づき決定する場合がある。
【0031】例えば、図3では、3サイクル目と9サイ
クルにおいて読み出された命令が微分型命令である場合
には、この読み出された命令は、実行されるべき命令で
ある。その理由は、読み出された命令が微分型命令で有
り、3サイクル目と9サイクル目においてパワーフロの
値が“0“から“1“に立ち上がっているからである。
このことを、別の表現で表すと、読み出された命令が微
分型命令であり、かつ、この命令が有するパワーフロの
値が“1“で、かつ、パワーフロ値格納メモリ2から読
み出されたパワーフロの値が“0“である場合である。
【0032】逆に、3サイクルおよび9サイクルで読み
出された命令以外は、例え読み出された命令が仮に微分
型命令であったとしても、命令が有するパワーフロが
“1“で、かつ、パワーフロ値格納メモリ2から読み出
されたパワーフロの値が“0“でないので、実行される
べき命令ではない。従って、これらの命令は、NOP処
理が行われる。
【0033】マスタプロセッサ3は、命令解釈部31
と、インタフェースレジスタ32と、第1のパワーフロ
値格納更新部33とで主に構成されている。
【0034】ここで、命令解釈部31は、命令メモリ1
から読み出された命令が微分型命令であるか通常型命令
である否かを判断し、読み出された命令が微分型命令で
ある場合には、さらに、パワーフロ値格納メモリ2から
のパワーフロの値と現在有するパワーフロの値を参照し
て、この読み出された命令が実行すべき命令であるか否
かを判断するようになっている。
【0035】そして、命令解釈部31は、読み出された
命令が実行すべき命令であるが、マスタプロセッサ3が
実行しないものであるか否かを判断するようになってい
る。ここで、命令解釈部31は、読み出された命令が実
行されるべき命令でない場合には、NOP処理すべき通
知を出した後、マスタプロセッサ3に次の命令の読み出
しを依頼するようになっている。
【0036】また、命令解釈部31は、命令メモリ1か
ら読み出された命令の処理内容を解釈するものであっ
て、読み出した命令が自己(マスタプロセッサ3)が処
理できない命令の場合には、この読み出した命令の有す
る命令番号,この読み出した命令が有する処理条件、例
えば実行処理中に必要となるデータの格納場所等を示す
オペランド等をインタフェースレジスタ32に格納する
ようになっている。
【0037】インタフェースレジスタ32は、上述した
実行しない命令の命令番号、処理条件等を格納するよう
になっている。
【0038】第1のパワーフロ値格納更新部33は、読
み出された命令が有するパワーフロの値でパワーフロ値
格納メモリ2を更新するようになっている。
【0039】スレーブプロセッサ4は、命令実行テーブ
ル41と、実行モジュール特定部42と、第2のパワー
フロ値格納更新部43から構成されている。
【0040】ここで、命令実行テーブル41は、マスタ
プロセッサ3が実行しない命令に対する実行モジュール
を格納している。
【0041】実行モジュール特定部42は、スレーブ4
がマスタプロセッサ3から命令の実行依頼のためのイン
タラプトを受けた場合には、インタフェースレジスタ3
2から読み出されたマスタプロセッサ3が実行すること
ができない命令の命令番号を参照し、命令実行テーブル
31に格納されている該当実行モジュールを特定するよ
うになっている。
【0042】上述の特定方法を説明すると、実行モジュ
ール特定部42は、インタフェースレジスタ32からの
命令番号に所定の演算を施すことにより、命令実行テー
ブル41に格納されている実行モジュールの先頭アドレ
スを特定している。例えば、図4に示すように、命令1
の命令番号にオフセットを加算させた値を命令1の実行
モジュールの先頭アドレスとしている。
【0043】第2のパワーフロ値格納更新部43は、読
み出された命令が有するパワーフロの値でパワーフロ値
格納メモリ2を更新するようになっている。
【0044】次に、この実施例の動作を図5を参照して
説明する。
【0045】マスタプロセッサ3は、読み出すべき命令
がある場合には(ステップ501;Y)、内蔵するプロ
グラムカウンタ(図示せず)の示すカウント値をアクセ
スアドレスとして命令メモリ1にアクセスを駆け、命令
を読み出すとともに(ステップ502)、前回の実行条
件を示すパワーフロの値をパワーフロ値格納メモリ2か
ら読み出すべくパワーフロ値格納アドレスを計算した
後、パワーフロ値格納メモリに対してアクセスを駆けて
パワーフロの値を読み出す(ステップ503)。
【0046】命令解釈部31は、命令メモリ1から読み
出された命令が微分型命令であるか通常型命令である否
かを判断し、読み出された命令が微分型命令である場合
には、さらに、パワーフロ値格納メモリ2からのパワー
フロの値と現在有するパワーフロの値を参照して、この
読み出された命令が実行すべき命令であるか否かを判断
する(ステップ504)。
【0047】読み出された命令が実行すべき命令である
場合には(ステップ504;Y)、命令解釈部31は、
さらに、この読み出された命令が自己で実行する命令で
あるか否かを判断し(ステップ505)、実行しない命
令と判断した場合には(ステップ505;N)、この読
み出した命令の有する命令番号および処理条件をインタ
フェースレジスタ32に格納した後、スレーブプロセッ
サ4に対してインタラプトを駆けて処理を依頼する(ス
テップ506)。
【0048】処理依頼を受けたスレーブプロセッサ4
は、マスタプロセッサ3からインタラプトを受けると、
インタフェースレジスタ32に格納されているマスタプ
ロセッサ3が実行しなかった命令の命令番号,処理条件
(インタフェース情報)を読み出して(ステップ50
7)、実行モジュール特定部42に指示して、この命令
番号に対応する命令実行テーブル41内に格納されてい
る実行モジュールの先頭アドレスを特定し、続いて特定
した実行モジュールを実行する(ステップ508)。
【0049】次に、第2のパワーフロ値格納更新部43
は、パワーフロ値格納メモリ2において読み出された命
令箇所のパワーフロ値格納を“1“に更新して、読み出
した命令が終了した旨の通知をマスタプロセッサ3に出
力して(ステップ509)、制御をステップ501のマ
スタプロセッサ3に制御を戻し上述と同様な処理を行
う。
【0050】ステップ505において、命令解釈部31
が、この読み出された命令が自己で実行する命令である
と判断した場合には(ステップ505;Y)、マスタプ
ロセッサ3は、この読み出された命令の実行を行い(ス
テップ510)、第1のパワーフロ値格納更新部33を
用いて、読み出された命令が有するパワーフロの値でパ
ワーフロ値格納メモリ2を更新させ(ステップ51
1)、ステップ501に制御を戻し上述と同様な処理を
行う。
【0051】また、ステップ504において、読み出さ
れた命令が実行すべき命令でない場合には(ステップ5
04;N)、第1のパワーフロ値格納更新部33を用い
て、読み出された命令が有するパワーフロの値でパワー
フロ値格納メモリ2を更新させ(ステップ512)、ス
テップ501に制御を戻し上述と同様な処理を行う。こ
のようにして、すべての命令を読み出して処理を行う。
【0052】この実施例では、上述のように、マスタプ
ロセッサ3において読み出された命令が微分型命令であ
り、かつ、実行しない命令である場合には、インターフ
ェースレジス32にこの命令が有する固有の命令番号等
が格納され、そして、スレーブプロセッサ4の実行モジ
ュール特定部42が、インタフェースレジスタ32に格
納されている命令番号に基づき、命令実行テーブル41
に格納されている実行モジュールの先頭アドレスを特定
し、この特定された実行モジュールが実行されるので、
スレーブプロセッサ4は、マスタプロセッサ3が実行し
なかった命令を再度、命令メモリ1から読み出し、解釈
するという工程を省略することができる。このため、こ
の実施例のPLCは、演算処理を高速に行うことができ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メモリから読み出された命令が、微分型命令であり、か
つ、実行すべき命令であり、さらに、マスタプロセッサ
が実行しない命令である場合には、マスタプロセッサか
らスレーブプロセッサに対してこの命令の処理を依頼す
るとともに、この依頼する命令の命令番号を命令番号格
納手段に格納する。すると、スレーブプロセッサは、命
令番号格納手段に格納されている命令番号に基づき、実
行モジュール格納手段に格納されている当該モジュール
を特定して依頼された命令を実行する。
【0054】このため、スレーブプロセッサが、マスタ
プロセッサが実行しなかった命令の読み出しと、この命
令に対するパワーフロ値格納メモリからの読み出しと、
さらに、読み出された命令に対するNOP処理を行うか
否かを判断するステップを省略させ、演算処理を高速化
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLCの一実施例を示すブロック
図。
【図2】図1中の命令メモリおよびパワーフロ値格納メ
モリの構成をすブロック図。
【図3】読み出された命令が微分型命令であるか否かを
示す図
【図4】命令モジュールを特定する処理を説明する図。
【図5】この実施例に係るPLCの動作を説明するフロ
ーチャート。
【図6】従来のPLCに係るスレーブプロセッサの動作
を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 命令メモリ 2 パワーフロ値格納メモリ 3 マスタプロセッサ 4 スレーブプロセッサ 31 命令解釈部 32 インタフェースレジスタ 33 第1のパワーフロ値格納更新部 41 命令実行テーブル 42 実行モジュール特定部 43 第2のパワーフロ値格納更新部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザプログラムの実行命令を高速に実
    行するマスタプロセッサと、このマスタプロセッサが実
    行しない命令を、スレーブプロセッサに依頼して実行す
    る演算装置を備えたプログラマブルコントローラにおい
    て、 上記マスタプロセッサは、自己が実行しない微分型命令
    の実行条件を判断する実行条件判断手段、 を有することを特徴とするプログラマブルコントロー
    ラ。
  2. 【請求項2】 上記実行条件判断手段は、 読み出された命令が微分型命令であるか否かを判別する
    判別手段と、 前回命令が読み出された時点のパワーフロの値を記憶す
    る記憶手段とを有し、 今回読み出された命令が、微分型命令で、前回読み出さ
    れた時のパワーフロの値と今回のパワーフロの値が異な
    る場合で、更に、マスタプロセッサが実行しないもので
    ある場合には、スレーブプロセッサに、依頼して実行す
    ることを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコン
    トローラ。
  3. 【請求項3】 上記マスタプロセッサは、スレーブプロ
    セッサに依頼する場合の命令番号を格納する命令番号格
    納手段を有し、 上記スレーブプロセッサは、上記マスタプロセッサが実
    行しない命令に対する実行モジュールを格納する実行モ
    ジュール格納手段と、 上記マスタプロセッサからの処理依頼を受けると、上記
    命令番号格納手段に格納されている命令番号に基づき、
    上記実行モジュール格納手段に格納されている当該モジ
    ュールを特定する実行モジュール特定手段とを有し、 上記マスタプロセッサがスレーブプロセッサに処理依頼
    した場合には、上記スレーブプロセッサは、上記実行モ
    ジュール特定手段により特定された実行モジュールを実
    行することを特徴とする請求項2記載のプログラマブル
    コントローラ。
  4. 【請求項4】 上記命令番号格納手段は、上記マスタプ
    ロセッサが実行することができない命令が有する固有の
    命令番号およびこの命令が実行されるときの実行条件を
    格納することを特徴とする請求項3記載のプログラマブ
    ルコントローラ。
  5. 【請求項5】 上記マスタプロセッサは、上記記憶手段
    に記憶されたパワーフロの値を更新するパワーフロ更新
    手段を有すること特徴とする請求項2記載のプログラマ
    ブルコントローラ。
JP5453495A 1995-03-14 1995-03-14 プログラマブルコントローラ Withdrawn JPH08249024A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100445909C (zh) * 2004-12-29 2008-12-24 斗山英维高株式会社 可用程序进行plc接口处理的机床控制装置及处理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100445909C (zh) * 2004-12-29 2008-12-24 斗山英维高株式会社 可用程序进行plc接口处理的机床控制装置及处理方法

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