JPH08248801A - 熱定着方法 - Google Patents

熱定着方法

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JPH08248801A
JPH08248801A JP7078245A JP7824595A JPH08248801A JP H08248801 A JPH08248801 A JP H08248801A JP 7078245 A JP7078245 A JP 7078245A JP 7824595 A JP7824595 A JP 7824595A JP H08248801 A JPH08248801 A JP H08248801A
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JP
Japan
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resin
pigment
roller
silicone oil
fixing
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JP7078245A
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English (en)
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Tatsuya Nagase
達也 長瀬
Yoshiki Nishimori
芳樹 西森
Hiroshi Yamazaki
弘 山崎
Akizo Shirase
明三 白勢
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オフセット現象の発生を有効に防止し、且つ定
着ローラの汚れを有効に防止した接触型熱定着方法に関
するものである。 【構成】その表面にシリコーンオイル塗膜を形成した回
動するフッ素樹脂被覆ゴム加熱ローラと、当該加熱ロー
ラに圧接するフッ素樹脂被覆ゴム圧着ローラとの間をカ
ラートナー像を担持した記録材を通過させ、当該カラー
トナー像を記録材上に定着させる熱定着方法において、
上記シリコーンオイルが、含フッ素系シリコーンオイル
であり、且つ上記加熱ローラと圧着ローラ間の押圧力が
4〜10N/cmであり、上記カラートナーを構成する
着色剤が顔料と顔料用樹脂からなる樹脂分散加工顔料で
あり、かつ加工顔料用樹脂の分子量が、重量平均分子量
(Mw)1×10≦Mw≦4×10、数平均分子量
(Mn)4×10≦Mn≦2×10、かつ分散比
(Mw/Mn)Mw/Mn≦5であることを特徴とする
熱定着方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱定着方法に関し、特に
オフセット現象の発生を有効に防止し、且つ定着ローラ
の汚れを有効に防止した接触型熱定着方法に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来、電子写真法において、記録材上に担
持されたカラートナー像は、熱効率が良く、高速定着に
適する等の理由から熱ローラ定着方法が常用されてき
た。この熱ローラ定着方法は、加熱源を内蔵した定着ロ
ーラと圧着ローラとの間をカラートナー像を担持した記
録紙を通過させ、カラートナーを記録紙へ熱溶融定着さ
せる方法である。
【0003】この熱ローラ定着方法は、上記長所を有す
る反面、記録紙上のカラートナーが定着ローラに転写
し、回転後に記録紙の他の個所に付着し、それが定着さ
れ、得られた記録紙の画像を汚す、所謂、オフセット現
象が発生するという短所を有している。
【0004】熱ローラ定着方法のオフセット現象発生の
防止のため、従来、定着ローラ表面にジメチルシリコー
ンオイルを供給する技術が提案されている。
【0005】この方法は、オフセット現象の防止には有
効ではあるが、反面、シリコーンオイル供給のための装
置を必要とし、又発煙の問題を有していた。一方で、ト
ナー自身に耐オフセット性を付与する提案も多数なされ
ており、例えばトナーに使用する結着樹脂に、例えば、
特開昭50−134652号記載の如く、分子量分布の
広い樹脂を使用する技術、特開昭49−65231号記
載の如く、低分子ポリプロピレンの如き離型剤をトナー
に添加する技術、等の提案がされている。
【0006】上記提案されているこれら技術は確かにオ
フセット現象の防止には優れた効果を発揮しているが、
オフセット現象を防止する定着温度範囲が狭かったり、
定着性が十分に発揮できない等の問題を有し、このため
定着ローラの汚れのため、定着ローラの寿命が短いとい
う問題を提起している。又、従来のシリコーンオイル
は、摩擦帯電性としては正帯電性であり、定着ローラ表
面は正帯電しやすい。このためトナーが負帯電性のトナ
ーを使用した場合は、記録紙が定着ローラに巻き付く現
象が発生しやすく、従来のシリコーンオイルを定着ロー
ラに使用した場合は、トナーの使用に制約があった。
【0007】一方、近年定着ローラの替りに固定された
加熱体を使用して移動するフィルムを介して圧着ローラ
に圧接し、その間をトナー像を担持した記録紙を通過さ
せ、熱定着する技術が、例えば特開平5−119530
号公報に提案されている。この定着方法は、熱効率の良
い定着方法であるが、上述した熱ローラ定着方法で発生
すると同様の諸問題を提起している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、広い定着温
度領域に渡って、オフセット現象の発生がなく、定着ロ
ーラの汚れを有効に防止した熱定着方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、 1.その表面にシリコーンオイル塗膜を形成した回動す
るフッ素樹脂被覆ゴム加熱ローラと、当該加熱ローラに
圧接するフッ素樹脂被覆ゴム圧着ローラとの間をカラー
トナー像を担持した記録材を通過させ、当該カラートナ
ー像を記録材上に定着させる熱定着方法において、上記
シリコーンオイルが、下記一般式で示される構造単位を
有する含フッ素系シリコーンオイルであり、且つ上記加
熱ローラと圧着ローラ間の押圧力が4〜10N/cmで
あり、上記カラートナーを構成する着色剤が顔料と顔料
用樹脂からなる樹脂分散加工顔料であり、かつ加工顔料
用樹脂の分子量が、重量平均分子量(Mw)1×10
≦Mw≦4×10、数平均分子量(Mn)4×10
≦Mn≦2×10、かつ分散比(Mw/Mn)Mw/
Mn≦5であることを特徴とする熱定着方法、
【0010】
【化3】 (式中、Xは炭素原子数1〜4の飽和炭化水素基、又は
アリール基、Rは炭素原子数2〜10のフルオロアル
キル基、nは1〜4の整数を表わす。)
【0011】2.固定配置された加熱体と、該加熱体に
対向して圧接、回動するフッ素樹脂被覆加熱部材との間
に移動するフッ素樹脂被覆フィルム材を配置し、カラー
トナー像を担持した記録材をフィルム材と加圧部材の間
を通過させ、当該カラートナー像を記録材上に定着させ
る熱定着方法において、上記フィルム材の加圧部材側表
面に、下記一般式で示される構造単位を有する含フッ素
系シリコーンオイル塗膜を形成すると共に、上記カラー
トナーを構成する着色剤が顔料と顔料用樹脂からなる樹
脂分散加工顔料であり、かつ加工顔料用樹脂の分子量
が、重量平均分子量(Mw)1×10≦Mw≦4×1
、数平均分子量(Mn)4×10≦Mn≦2×1
、かつ分散比(Mw/Mn)Mw/Mn≦5である
ことを特徴とする熱定着方法、
【0012】
【化4】 (式中、Xは炭素原子数1〜4の飽和炭化水素基、又は
アリール基、Rは炭素原子数2〜10のフルオロアル
キル基、nは1〜4の整数を表わす。)の各々により達
成される。
【0013】
【発明の作用】本発明者の研究によれば、フッ素樹脂被
覆定着ローラーは表層がシリコーンゴムの定着ローラー
に対し耐傷性が優れるが、従来のシリコーンオイルとの
濡れが悪い為に、使用オイル量が増大し画像汚染及びオ
イルの蒸発に伴う帯電極、転写極、分離極への付着汚染
を促進する。また顔料分散用樹脂は低分子量であるが故
に溶融し易く、定着時トナー表面の離型剤の離型効果を
阻害し、定着ローラーにトナーが付着し易い。一方、樹
脂分子量を大きくすると、今度は溶融しにくくなり顔料
分散レベルが低下してしまい、さらにまたこの分散レベ
ルを無理に上げると加工賃が上がるということが判明し
た。本発明はかかる知見で基いて成された。即ち、顔料
分散用に使用する樹脂の分子量は一般的に小さく、定着
時に該樹脂は離型剤よりも早く溶融する為に離型剤によ
る離型効果を阻害し、トナーが定着ローラーへオフセッ
トしてしまうが、本発明によれば、定着ローラー表面と
の濡れ性の良好なシリコーンオイル(本発明では定着ロ
ーラー表面がフッ素樹脂であり、含フッ素系シリコーン
オイルが良好な濡れ性を示す)を適用する事で、オフセ
ットを防止できる。
【0014】含フッ素系シリコーンオイルを採用するこ
とでフッ素樹脂被覆ローラーへの濡れ性が大幅に改善さ
れ、顔料分散用樹脂に起因する定着ローラーへのトナー
付着を大幅に軽減でき、フッ素樹脂樹脂の有する優れた
耐傷性をも発揮でき、マシンの信頼性も向上する。
【0015】
【発明の具体的説明】以下本発明の熱定着方法を詳述す
る。
【0016】本発明の含フッ素系シリコーンオイルは、
上記一般式で示される構造単位を有するシリコーンオイ
ルである。
【0017】一般式において、Xは炭素原子数1〜4の
飽和炭化水素基、又はアリール基、Rは炭素原子数2
〜10のフルオロアルキル基であり、好ましくは、
【0018】
【化5】 (Zは水素原子又はフッ素原子を表わし、mは2〜10
の整数である)で表わされる基である。又、Rは炭素
原子数2〜8のフルオロアルキル基が好ましい。更にn
は1〜4の整数、mは2〜10の整数を表わし、mは2
〜8の整数であることが好ましい。
【0019】本発明の含フッ素系シリコーンオイルは、
上述した構造単位を有することが必須であるが、上記構
造単位に加えて、例えばジメチルシリコーン、フェニル
メチルシリコーン又はジフェニルシリコーン等の構造単
位との共重合体であってもよい。
【0020】本発明の含フッ素系シリコーンオイルは、
使用時に適度な粘度を有する液状である程度の分子量を
存するオイルであることが必要であるが、本発明の目的
の達成割合、定着ローラへのオイル被膜形成性等を考慮
して、その分子量は、粘度に換えて表わすと、25℃に
おける粘度が20〜1000センチポイズ(CS)、特
に100〜500CSであるものが好ましく使用され
る。この粘度は動的を示し、ASTM D445−46
T又はJIS Z8803に準拠し、ウッベローデ粘度
計により測定される。
【0021】又、この粘度は、本発明の含フッ素系シリ
コーンオイル製造時に、重合度を調整しながら、制御す
ることができる。
【0022】本発明の含フッ素系シリコーンオイルが共
重合体である場合、本発明の諸目的達成度から本発明の
一般式で示した構造単位が、20モル%以上含まれるの
が好ましく、20モル%未満しか含まれていない場合、
本発明の目的の達成度合が低すぎ、且つ他の構造単位の
ものの性質に基づく効果の方が顕著に出やすくなり、本
発明の目的が達成できない場合もある。
【0023】本発明の含フッ素系シリコーンオイルの製
造方法は、通常のシリコーンオイルの製造方法と類似に
ジアルキル置換ジクロロシランを硅素と塩化アルキルと
の反応で調整し、これを用いて加水分解することでシロ
キサンとなし、ついで環状オリゴマーあるいは線状オリ
ゴマーを形成した後にこれらを重合することで合成され
る。本発明の含フッ素シリコーンオイルは側鎖にフッ素
化アルキル基を有しているものであるが、この場合には
塩化アルキルの代わりに末端にクロロ基を有するフッ素
系化合物、例えば下記一般式で示す構造を有する化合物
を用いることで容易に製造される。
【0024】一般式 Z−(CF(CHCl ここで、mは2〜10の整数、nは1〜4の整数を表わ
す。又、Zは水素又はフッ素元素を示す。
【0025】具体的には下記に示す構造の化合物が挙げ
られる。 (A)CFCFCHCl (B)CFCFCFCHCl (C)CFCFCF(CHCl (D)CFCFCFCF(CHCl (E)CFCFCFCFCFCHCl (F)CFCFCFCFCF(CH
l (G)CFCFCFCFCFCFCH
l (H)CFCFCFCFCFCFCF
Cl (I)HCFCFCHCl (J)HCFCFCFCHCl (K)HCFCFCF(CHCl (L)HCFCFCFCFCHCl (M)HCFCFCFCF(CHCl (N)HCFCFCFCF(CHCl (O)HCFCFCFCFCF(CH
Cl (P)HCFCFCFCFCFCFCH
Cl
【0026】なお、本発明において、フッ素化アルキル
基以外のアルキル基を導入する塩化アルキルとしては塩
化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、塩化ブチルをあ
げることができる。
【0027】本発明においてはこのフッ素化アルキル置
換されたシリコーンオイルを用いることでフッ素系樹脂
被覆された定着ローラに対する均一付着等の効果を発揮
するためにはこのフッ素原子数が大きな役割を果してい
るものと推定される。この場合、フッ素化アルキルの炭
素数は1〜10であり、硅素原子に直接結合する部分は
メチレン鎖である。さらに、好適な範囲は2〜8であ
る。このフッ素化アルキル炭素数が過多となると熱が加
わった場合の流動特性に問題を生じる。また、フッ素化
アルキルを有しない場合にはフッ素系樹脂を被覆した熱
ローラ表面に対する濡れ性の向上がなく、均一なオイル
膜の形成ができない。
【0028】本発明の含フッ素系シリコーンオイルの代
表的具体例を下記に示す。
【0029】
【化6】
【0030】
【化7】
【0031】なお、ここで、a及びbは1以上の整数を
示し、好ましくは10〜2000、より好ましくは10
0〜1000の整数である。
【0032】本発明で用いられるカラートナーは少なく
ともバインダー樹脂と顔料及び顔料用樹脂からなる樹脂
分散加工顔料からなる着色剤と離型剤及び必要に応じて
使用されるその他の添加剤とを含有した着色粒子に無機
微粒子を添加混合したトナーである。その平均粒径は体
積平均粒径で通常、1〜30μm、好ましくは5〜15
μmである。着色粒子を構成するバインダー樹脂として
は特に限定を受けないが、例えばポリエステル樹脂、ス
チレン−アクリル酸アルキル系樹脂、スチレン−メタア
クリル酸アルキル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹
脂、スチレン−アクリロニトリル樹脂、スチレン−アク
リル−ポリエステル樹脂、スチレン−アクリル−結晶性
ポリエステルグラフト樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂、シリコーン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアミ
ド、ポリビニルブチラール、ロジン、変性ロジン、フェ
ノール樹脂、キシレン樹脂等が挙げられる。
【0033】樹脂分散加工顔料に用いる樹脂としては、
ポリエステル樹脂、スチレン−アクリル酸アルキル系樹
脂、スチレン−メタアクリル酸アルキル系樹脂、スチレ
ン−アクリル酸アルキル−メタアクリル酸アルキル系樹
脂、スチレン−ブタジエン系樹脂が挙げられ、かつGP
Cによるスチレン換算分子量で重量平均分子量(Mw)
1×10≦Mw≦4×10、数平均分子量(Mn)
4×10≦Mn≦2×10、かつ分散比(Mw/M
n)Mw/Mn≦5である事が好ましい。Mwが1×1
未満では溶融温度が低すぎ、オフセットが生じる。
一方、Mwが4×10を超えると顔料の分散を阻害し
てしまう。また分散比Mw/Mnが5を超えると、顔料
の樹脂中での分散に偏りが発生してしまう。
【0034】着色剤としては顔料が好ましく用いられ、
後述する樹脂分散加工顔料が更に好ましく用いられ、
C.I.ピグメントレッド5、同48:1、同53:
1、同57:1、同122、同139、同144、同1
49、同166、同177、同178、同222、C.
I.ピグメントオレンジ31、同43、C.I.ピグメ
ントイエロー14、同17、同93、同94、同13
8、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメン
トブルー15:3、同60等を用いる事ができ、これら
の混合物も用いる事ができる。数平均一次粒子径は種類
により多様であるが、概ね10〜200nm程度が好ま
しい。
【0035】樹脂分散顔料において、顔料の割合は顔料
用樹脂100重量部に対して20〜300重量部程度が
好ましい。そして、トナー全体における顔料の割合は1
〜20重量%程度が好ましい。
【0036】樹脂分散顔料は次の様にして製造すること
ができる。即ち、粒状または粉状の顔料用樹脂と、粒状
または粉状の顔料とを混合し、加熱下で溶融混練し、そ
の後冷却、粉砕し最終的に粒状または粉状の樹脂分散顔
料を得る。溶融混練時、顔料の分散性を向上させるため
に水を加えても良い。一方、また顔料製造において水相
に分散した顔料粒子を樹脂相中に分散させる所謂フラッ
シング法を用いて樹脂分散顔料を得ることができる。バ
インダー樹脂に対する分散性を高める観点から、樹脂分
散顔料は0.1〜3.0mm程度の粒状または粉状の形
態である事が好ましい。
【0037】離型剤としては数平均分子量(該数平均分
子量は高温GPCでのポリスチレン分子量換算値を示
す)が1500〜5000の低分子量ポリエチレン、低
分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエチレン−ポリプ
ロピレン共重合体等のポリオレフィンワックス、または
マイクロワックス、フィッシャートロプシュワックス等
の高融点パラフィンワックス、または脂肪酸低級アルコ
ールエステル、脂肪酸高級アルコールエステル、脂肪酸
多価アルコールエステル等のエステル系ワックス、アミ
ド系ワックス等を単独または併用して用いることができ
る。
【0038】その他の添加剤としては例えばサリチル酸
誘導体・アゾ系金属錯体等の荷電制御剤等が挙げられ
る。また、無機微粒子としてはシリカ、酸化チタン、酸
化アルミニウム、チタン酸バリウム、チタン酸ストロン
チウム等の数平均一次粒子径が5〜1000nmのもの
が使用され、これらは疎水化されていてもよい。
【0039】さらに、トナーにはクリーニング助剤とし
て数平均一次粒子径が0.1〜2.0μmのスチレン−
アクリル樹脂微粒子やステアリン酸亜鉛の様な高級脂肪
酸金属塩を添加してもよい。
【0040】無機微粒子の添加量としては着色粒子に対
して0.1〜2.0wt%添加するとよい。また、クリ
ーニング助剤は着色粒子に対して0.01〜1.0wt
%程度がよい。
【0041】二成分現像剤を構成するキャリアとしては
鉄・フェライト等の磁性材料粒子のみで構成される非被
覆キャリア、磁性材料粒子表面を樹脂等によって被覆し
た樹脂被覆キャリアあるいは、樹脂と磁性粉とを混合し
て得られる樹脂分散型キャリアのいずれを使用してもよ
い。このキャリアの平均粒径は体積平均粒径で20〜1
50μmが好ましい。
【0042】さらに、本発明ではキャリアを用いずに非
磁性トナーのみで構成される非磁性一成分トナーとして
用いることができる。
【0043】本発明の熱定着方法は、熱ローラ定着方法
と、加熱を移動するフィルム材と加圧部材とを通じて行
う方法である。以下本発明の熱定着方法について説明す
る。
【0044】熱ローラ定着方法は図1に従って説明する
と、表面2に、例えばテトラフロオロエチレンやポリテ
トラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体類等を被覆した鉄やアルミニウム等で構
成される金属シリンダ3内部に熱源4を有する上ローラ
1とシリコーンゴム等で構成された下ローラ5とから形
成されるものである。詳しくは、熱源4として線状のヒ
ーターを有し、上ローラ1の表面温度を約110〜22
0℃程度に加熱させるものである。この上ローラ1と下
ローラ5との間を本発明のトナー画像7を担持した記録
材6を通過させ、トナー画像7を記録材上に熱溶融固着
させる。従来のトナーはこの固着に際して、溶融したト
ナーの一部が上ローラ1に融着し、一回転後、この上ロ
ーラ1に融着したトナーが記録材の別の部分に固着され
るオフセット現象が発生し、甚だしき場合は、上ローラ
1に融着したトナーは、記録材から離れず記録材と共に
ローラ1に巻き付く、いわゆる巻き付き現象が発生して
いた。定着部においては上ローラと下ローラ間に圧力を
加え、下ローラを変形させ、いわゆるニップを形成す
る。ニップ幅としては1〜10mm、好ましくは1.5
〜7mmである。上下ローラー間の押圧力は4〜10N
/cm、定着線速は10mm/sec〜400mm/s
ecが好ましい。ニップが狭い場合には熱を均一にトナ
ーに付与することができなくなり、定着のムラを発生す
る。一方でニップ幅が広い場合には樹脂の溶融が促進さ
れ、定着オフセットが過多となる問題を発生する。押圧
力が4N/cm未満の場合、トナーの変形が促進され
ず、トナーの記録媒体への定着が充分に行われない。一
方、押圧力が10N/cmを超えると、厚紙や多数枚の
紙を張り合わせた封筒等で定着時に皺や反りを生じてし
まう。
【0045】本発明の熱ローラ定着方法は、上ローラ1
の表面2上には本発明の含フッ素系シリコーンオイル塗
膜が形成されており、この塗膜と本発明のトナーとの相
互の作用によって、本発明の諸目的は効率的に達成され
る。
【0046】この含フッ素系シリコーンオイル塗膜の上
ローラ1の表面2への供給は、一例として以下の通りに
行なわれる。即ち、上ローラ1の表面2には含浸ローラ
8が圧接され、矢印方向に回転している。この含浸ロー
ラ8には、あらかじめ本発明の含フッ素系シリコーンオ
イルを含浸させておき、定着に際して、上ローラ1の回
転に従って、極少量ずつ、含浸ローラ8から上ローラ1
の表面2へ本発明の含フッ素系シリコーンオイルが供給
され、その結果、上ローラ3の表面2上には本発明の含
フッ素系シリコーンオイル塗膜が形成されている。
【0047】次に、本発明の定着方法の後者の例を説明
する。後者の定着方法を図2に従って説明すると、装置
に固定支持された低熱容量ライン状加熱体15は、厚さ
0.2〜5.0mm、好ましくは0.5〜3.5mm、
幅10〜15mm、長手長240〜400mmのアルミ
ナ基板17に抵抗材料として1.0〜2.5mmに塗布
したもので両端より通電されるものである。通電はDC
100Vの周期25msecのパルス波形で温度センサ
16により制御された温度、エネルギー放出量に応じた
パルス幅に変化させて与える。低熱容量ライン状加熱体
15に 温度センサ16で検出された温度T1の場
合、抵抗材料に対向するフィルム材14の表面温度T2
は温度T1よりも低い温度となる。ここで温度T1は1
20〜220℃が好ましく、T2の温度はT1の温度と
比較して0.5〜10℃低いことが好ましい。また、フ
ィルム材14がトナー定着表面より剥離する部分におけ
るフィルム材表面温度T3はT2とほぼ同等である。こ
の様にエネルギー制御、温度制御にされた加熱体に当接
してフィルム材は記録材と同じ方向に移動する。このフ
ィルム材14としては、厚みにして10〜35μmの耐
熱フィルム、例えば、ポリエステル、ポリパーフロオロ
アルキルビニルエーテル、ポリイミド、ポリエーテルア
ミドに少なくともテフロン等のフッ素樹脂に導電材を添
加した離型材層を5〜15μm被覆させたフィルムであ
り、好ましくはエンドレスフィルム材である。一般的に
は総厚10〜100μm、フィルム材14の駆動はフィ
ルム材駆動ローラ11とフィルム材従動ローラ12によ
る駆動とテンションによりシワ、ヨレがなく搬送され
る。定着線速度は10〜400mm/secが好まし
い。加圧ローラ13はシリコーンゴム等の離型性の高い
ゴム弾性層を有し、総圧20〜300Nでフィルム材1
4を介して低熱容量ライン状態加熱体15と加圧し、矢
印方向に圧接回転し、このフィルム材14と加圧ローラ
13との間をトナー像を担持した記録材を通過させ、低
熱容量ライン状態加熱体15を通過させて、トナー像と
記録材に溶融固着させる。
【0048】後者の定着方法の他の例を図3を用いて説
明する。この図3の例は、図2の例が、フィルム材がエ
ンドレスであったのに対し、有端なフィルム材の例であ
る。即ち、図2の様にシート送り出し軸21及び巻き取
り軸22に有端フィルム材24を巻き付け、定着毎に少
しずつフィルム材24を矢印方向へ移動させる。この場
合は巻き取り軸22で駆動する。13、15、16、1
7は図2のそれらと同じである。
【0049】巻き取り軸22で駆動により送り出し軸2
1に巻き取られていた有端フィルム材24は定着毎に少
しずつ駆り出され、この有端フィルム材24と加圧ロー
ラ13との間をトナー像を担持した記録材を通過させ、
低熱容量ライン状態加熱体15を通過させることによっ
てトナー像を記録材に溶融固着させる。
【0050】図2、3の定着方法において、フィルム材
14、24はその表面に本発明の含フッ素系シリコーン
オイル塗膜を有しているが、この塗膜の形成方法は、図
1における形成方法と同じく、含浸ローラを使用するこ
とができる。
【0051】又、上記した以外の含フッ素系シリコーン
オイル塗膜形成方法としては、本発明の含フッ素系シリ
コーンオイルを含浸させたパッド、ウェッブを使用して
もよい。いずれに於いても定着クリーニングの機構を付
与して使用される。この方式としては本発明のフッ素系
シリコーンオイルを定着の上ローラーあるいはフィルム
に供給する方式や本発明のフッ素系シリコーンオイルを
含浸したパッド・ローラー・ウェッブ等でクリーニング
する方法が使用できる。
【0052】本発明の含フッ素系シリコーンオイルは定
着ローラ表面上では、最低単分子状被膜を形成していれ
ば、本発明の目的を達成でき、上限は定着ローラ又はフ
ィルム材表面において1.4×10−6cc/cm
下の層厚が好ましい。以下発明の代表的実施例を挙げ
る。尚、「部」は特に断らない限り「重量部」を表す。
【0053】
【実施例】
樹脂製造例 バインダー樹脂(1)の製造 ・トリメリット酸 55部 ・テレフタル酸 45部 ・ビスフェノールA−プロピレンオキサイド 70部 ・ビスフェノールA−エチレンオキサイド 30部 以上の単量体を上記配合比でポリエステル樹脂aを合成
した。この樹脂の重量平均分子量Mw=114000、
数平均分子量Mn=4400、分散比Mw/Mn=26
であった。これをバインダー樹脂(1)とする。
【0054】 バインダー樹脂(2)の製造 ・スチレン 75部 ・n−ブチルアクリレート 25部 以上の単量体を上記配合比でスチレンアクリル樹脂aを
合成した。この樹脂はMw=560000、Mn=27
000、分散比Mw/Mn=21であった。 ・スチレン 80部 ・n−ブチルメタクリレート 10部 ・n−ブチルアクリレート 10部 以上の単量体を上記配合比でスチレンアクリル樹脂bを
合成した。この樹脂はMw=13000、Mn=560
0、分散比Mw/Mn=2.3であった。スチレンアク
リル樹脂a、bを溶剤中で混合し、再抽出した樹脂をバ
インダー樹脂(2)とする。この樹脂(2)の分子量は
Mw=200000、Mn−8500、Mw/Mn=2
3.5であった。
【0055】 樹脂分散顔料用樹脂(1)の製造 ・スチレン 75部 ・n−ブチルアクリレート 25部 以上の単量体を上記配合比でスチレンアクリル樹脂cを
合成した。この樹脂のMw=14000、Mn=700
0、分散比Mw/Mn=2.0であった。
【0056】 樹脂分散顔料用樹脂(2)の製造 ・フマル酸 100部 ・ビスフェノールA−プロピレンオキサイド 100部 以上の単量体を上記配合比でポリエステル樹脂bを合成
した。この樹脂のMw=25000、Mn=1000
0、分散比Mw/Mn=2.5であった。
【0057】 比較用 樹脂分散顔料用樹脂(3)の製造 ・スチレン 80部 ・n−ブチルアクリレート 20部 以上の単量体を上記配合比でスチレンアクリル樹脂dを
合成した。この樹脂のMw=8000、Mn=450
0、分散比Mw/Mn=1.8であった。
【0058】 比較用 樹脂分散顔料用樹脂(4)の製造 ・トリメリット酸 45部 ・テレフタル酸 55部 ・ビスフェノールA−プロピレンオキサイド 100部 以上の単量体を上記配合比でポリエステル樹脂cを合成
した。この樹脂のMw=120000、Mn=670
0、分散比Mw/Mn=17.9であった。
【0059】 樹脂分散顔料(1)の製造 ・上記樹脂分散顔料用樹脂(1) 60重量部 ・イエロー顔料(C.I.Pigment Yellow 17)40重量部 以上を熔融混練し、冷却後粉砕し樹脂分散顔料を得た。
これを樹脂分散顔料(1)とする。
【0060】 樹脂分散顔料(2)の製造 ・上記樹脂分散顔料用樹脂(1) 70重量部 ・マゼンタ顔料(C.I.Pigment Red 122) 30重量部 以上を熔融混練し、冷却後粉砕し樹脂分散顔料を得た。
これを樹脂分散顔料(2)とする。
【0061】 樹脂分散顔料(3)の製造 ・上記樹脂分散顔料用樹脂(2) 60重量部 ・シアン顔料(C.I.Pigment Blue 15:3) 40重量部 水相中の分散シアン顔料を樹脂中にフラッシングさせ乾
燥後粉砕し樹脂分散顔料を得た。これを樹脂分散顔料
(3)とする。
【0062】 比較用 樹脂分散顔料(4)の製造 ・上記樹脂分散顔料用樹脂(3) 80重量部 ・マゼンタ顔料(C.I.Pigment Red 48:1) 20重量部 以上を熔融混練し、冷却後粉砕し樹脂分散顔料を得た。
これを樹脂分散顔料(4)とする。
【0063】 比較用 樹脂分散顔料(5)の製造 ・上記樹脂分散顔料用樹脂(4) 65重量部 ・イエロー顔料(C.I.Pigment Yellow 14)35重量部 以上を熔融混練し、冷却後粉砕し樹脂分散顔料を得た。
これを樹脂分散顔料(5)とする。
【0064】トナー製造例 樹脂100部と上記樹脂分散顔料、低分子量ポリプロピ
レンを下記の表に示す割合で混合し、溶融混練、粉砕、
分級した後に体積平均粒径が8.5μmの着色粒子を得
た。このものに、疎水性シリカを0.7重量%添加し、
トナーを得た。
【0065】
【表1】
【0066】また、これらトナーに対してスチレン−ア
クリル樹脂を被覆した体積平均粒径が62μmのフェラ
イトキャリアを混合し、トナー濃度が7重量%である現
像剤を調整した。
【0067】* 評価機としてコニカ製複写機U−BI
X1017を改造して使用した。下記に定着条件に関す
る改造内容を示す。
【0068】・熱ローラ定着条件 熱ローラ方法として、図1に示す如く表面2をテトラフ
ルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合体で被覆したシリコーンゴムを被覆した直径30
mmφのヒータ4を中央部に内蔵した円柱状のアルミニ
ウムを上ローラ1として有し、表面が同様にテトラフル
オロエチレン−パーフルオロアルキルエーテル共重合体
で被覆したシリコーンゴムで構成された直径30mmφ
の下ローラ5を有している。押圧力は7N/cmに設定
され、ニップの幅は4.0mmとした。この定着機を使
用して、印字の線速を100mm/secに設定した。
なお、定着機のクリーニング機構としては本発明の含フ
ッ素系シリコーンオイルを含浸したパッドPを装着して
使用した。例示化合物(3)、(7)、(8)、(9)
を用い、これらをR−1、R−2、R−3、R−4とす
る。また、定着機の表面温度は可変(110〜230
℃)できるものを用いた。
【0069】・フィルム状定着条件 定着装置を図1に示す。エンドレスシート定着機を用
い、定着の条件を下記に設定した。 定着条件:加熱体温度T1=110〜230℃ フィルム材14移動速度=250mm/sec 加熱体15・加圧ローラ13間総圧=15kg 加圧ローラ13・フィルム材14間ニップ=3mm フィルム材14:表面に導電性物質を分散したポリテト
ラフルオロエチレンを被覆した厚みが15μmのポリイ
ミドフィルム材 なお、定着機のクリーニング機構としては含フッ素系シ
リコーンオイルを含浸したパッドを装着して使用した。
例示化合物(3)、(7)、(8)、(9)を用い、こ
れらをF−1、F−2、F−3、F−4とする。なお、
これらの粘度は300cs(25℃)である。
【0070】一方、比較用定着装置として、ジメチルポ
リシロキサンからなるシリコーンオイル(ジメチルシリ
コーンオイル)を前述の装置に用いたものと、特開昭5
2−124338号に記載されている側鎖のフッ化アル
キルが単なるトリフルオロメチルであるフッ素系シリコ
ーンオイル(FS−1265:ダウコーニング社製)を
用いたものを使用した。ジメチルシリコーンオイル使用
熱ローラ定着装置をR−比1、フィルム状定着装置をF
−比1とし、フッ素系シリコーンオイルを用いたものを
それぞれ、R−比2、F−比2とする。
【0071】(評 価) ・ローラー汚染評価 ローラー汚染は定着機の設定温度を180℃に設定し
て、各フッ素系シリコーンオイル及びシリコーンオイル
をA4ペーパー1枚当たり1mgの塗布量に設定し、黒
化面積率7%の画像を1000枚通紙した時のローラー
の汚染状態を3段階で評価した。○はローラー汚染な
し、△は部分的なローラー汚染、×は全面ローラー汚染
を示す。
【0072】・OHT透過性能評価 OHT透過性能は日立分光計U−3300を使用し、O
HTシート上のトナー付着量を0.70mg/cm
揃え、イエロー/マゼンタ/シアンの透過率を各々57
0/650/500nmの波長で測定した。透過率は6
0%以上がAランクで鮮やかなOHT画像を得られる。
40%以上60%未満ではBランクでOHT画像が暗
く、色識別が難しい。40%未満ではOHT画像は黒ず
み使用に耐えない。
【0073】
【表2】
【0074】
【表3】
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば広い定着
温度領域にわたってオフセット現象の発生がなく、定着
ローラ等への汚れの発生のない熱定着方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の熱定着方法の一例である熱ローラ定
着方法の概略構成例を示す図である。
【図2】 本発明の熱定着方法の他の一例であるフィル
ム材を介して加熱体と記録材とを接触させる熱定着方法
の概略構成例を示す図である。
【図3】 図2に示した熱定着方法の変形例を示す概略
構成例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白勢 明三 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その表面にシリコーンオイル塗膜を形成し
    た回動するフッ素樹脂被覆ゴム加熱ローラと、当該加熱
    ローラに圧接するフッ素樹脂被覆ゴム圧着ローラとの間
    をカラートナー像を担持した記録材を通過させ、当該カ
    ラートナー像を記録材上に定着させる熱定着方法におい
    て、上記シリコーンオイルが、下記一般式で示される構
    造単位を有する含フッ素系シリコーンオイルであり、且
    つ上記加熱ローラと圧着ローラ間の押圧力が4〜10N
    /cmであり、上記カラートナーを構成する着色剤が顔
    料と顔料用樹脂からなる樹脂分散加工顔料であり、かつ
    加工顔料用樹脂の分子量が、重量平均分子量(Mw)1
    ×10≦Mw≦4×10、数平均分子量(Mn)4
    ×10≦Mn≦2×10、かつ分散比(Mw/M
    n)Mw/Mn≦5であることを特徴とする熱定着方
    法。 【化1】 (式中、Xは炭素原子数1〜4の飽和炭化水素基、又は
    アリール基、Rは炭素原子数2〜10のフルオロアル
    キル基、nは1〜4の整数を表わす。)
  2. 【請求項2】固定配置された加熱体と、該加熱体に対向
    して圧接、回動するフッ素樹脂被覆加熱部材との間に移
    動するフッ素樹脂被覆フィルム材を配置し、カラートナ
    ー像を担持した記録材をフィルム材と加圧部材の間を通
    過させ、当該カラートナー像を記録材上に定着させる熱
    定着方法において、 上記フィルム材の加圧部材側表面に、下記一般式で示さ
    れる構造単位を有する含フッ素系シリコーンオイル塗膜
    を形成すると共に、上記カラートナーを構成する着色剤
    が顔料と顔料用樹脂からなる樹脂分散加工顔料であり、
    かつ加工顔料用樹脂の分子量が、重量平均分子量(M
    w)1×10≦Mw≦4×10、数平均分子量(M
    n)4×10≦Mn≦2×10、かつ分散比(Mw
    /Mn)Mw/Mn≦5であることを特徴とする熱定着
    方法。 【化2】 (式中、Xは炭素原子数1〜4の飽和炭化水素基、又は
    アリール基、Rは炭素原子数2〜10のフルオロアル
    キル基、nは1〜4の整数を表わす。)
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