JPH08248512A - 内部潜像型ハロゲン化銀感光材料を用いたコピー作成方法 - Google Patents

内部潜像型ハロゲン化銀感光材料を用いたコピー作成方法

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JPH08248512A
JPH08248512A JP8067295A JP8067295A JPH08248512A JP H08248512 A JPH08248512 A JP H08248512A JP 8067295 A JP8067295 A JP 8067295A JP 8067295 A JP8067295 A JP 8067295A JP H08248512 A JPH08248512 A JP H08248512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive material
copy
original
silver halide
latent image
Prior art date
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Pending
Application number
JP8067295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Yasuda
行雄 安田
Yasuki Koo
泰樹 小尾
Hideaki Tatsuta
英昭 達田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujicolor Service Co Ltd
Original Assignee
Fujicolor Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fujicolor Service Co Ltd filed Critical Fujicolor Service Co Ltd
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Publication of JPH08248512A publication Critical patent/JPH08248512A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真や写真原稿から作られた印刷物のような
階調のあるポジ原稿から忠実な調子再現と色再現性の良
好なコピープリントを作成する。 【構成】 ポジ原稿からストロボ光源によって照明し、
内部潜像型ハロゲン化銀感光材料にカメラ露光し、次い
で撮影された該感光材料を現像処理してコピープリント
を作成する方法。 【効果】 ポジ原稿の低濃度部のキレが良く、白地、ハ
イライト部の淡色の調子再現や色再現性の良好なコピー
プリントが得られる。又、ストロボ光源を使用すること
によって作業環境が良化し、ランニングコストも低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真や写真原稿から
作られた印刷物のような階調のあるポジ原稿から該原稿
の濃淡の調子を忠実に再現できるコピープリントを作成
方法であって、特に大面積サイズのポジ原稿からコピー
プリントを作成するために有効なコピー作成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、写真や写真原稿から作られた
印刷物のような階調のあるポジ原稿から忠実な調子や色
再現されたコピープリントを作成する場合、コピー用感
光材料としてハロゲン化銀感光材料が使われている。
【0003】原稿濃度に対するコピー濃度の再現性を示
すコピー用感光材料の調子再現特性として、スロープは
約1.0で低濃度から高濃度まで直線性の良いものが理
想的である。しかし、通常のハロゲン化銀感光材料は図
1に示すようにS字型のレスポンスを示し、特に、低濃
度部のキレが悪く、コピーのハイライトの品質を著しく
悪くしている。特にカラーコピーの場合は色濁りの主要
因ともなっている。すなわち、色再現の純度を著しく低
下させている。
【0004】近年、コピー用感光材料として利用されて
いる内部潜像型ハロゲン化銀感光材料、例えば、富士写
真フイルム株式会社製の「FUJI COLORCOP
YAP−NM」の感光材料の調子再現性は直線性が良
く、特に低濃度部のキレは通常の感光材料に比べて大幅
に改良され、通常のコピー原稿、例えば、写真プリント
や写真原稿から作られた印刷物からのコピープリントに
対しては、ほぼ満足すべき調子再現特性を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポスターや図
案のように白地の多い原稿や、淡色の明るい原稿からコ
ピ−プリントを作成すると、低濃度部のキレが不十分
で、コピープリントの白地、ハイライト部、淡色の調子
再現や色再現性も未だ不十分となっていた。
【0006】又、大面積サイズのポジ原稿からコピープ
リントを作成する場合は、コピー用ハロゲン化銀感光材
料の感度が低いために、大光量の光源が必要となる。通
常の複写機の光源のようにハロゲン灯で原稿をスキャニ
ングしながら露光する方法であるが、高い照度を得るに
は多数のハロゲン灯を必要とするばかりでなく、撮影点
灯時の発熱量が大きい。そのため室温もかなり高くな
り、作業環境を悪くするばかりでなく、電気代も多額の
費用がかかるし、大容量の電源を確保するにもかなりの
費用を要する。
【0007】この発明は、ポスターや図案のように白地
の多い原稿や、淡色の明るい原稿からでも、低濃度部の
キレが良く、白地、ハイライト部、淡色の調子再現や色
再現性の良いコピープリントの作成方法を提供し、しか
も費用も比較的に安価になるコピープリントの作成方法
を提供することを課題とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は反射ポジ原稿
あるいは透過ポジ原稿から拡大、等倍あるいは縮小コピ
ーを作成するとき、ポジ原稿をストロボ光源によって照
明して、内部潜像型ハロゲン化銀感光材料にカメラ露光
し、次いで撮影された該感光材料を現像処理して、コピ
ープリントを得ることによって前記課題解を決した。
【0009】
【作用】図1は通常のハロゲン化銀感光材料と内部潜伏
像型ハロゲン化銀感光材料の調子再現特性の比較図であ
る。 は通常の感光材料、富士写真フイルム株式会社製の
「FUJI COLORREVERSAL PRINT
PAPER」である。 は内部潜像型ハロゲン化銀感光材料、富士写真フイル
ム株式会社製の「FUJI COLORCOPY AP
−NM」である。 の内部潜像型ハロゲン化銀感光材料は、の通常の感
光材料に比較して、原稿に忠実で特に低濃度部のキレが
改良され、コピー用感光材料として優れている。しか
し、白地の多い原稿や淡色や明るい原稿からコピーを作
成するには低濃度のキレが未だ不十分である。
【0010】一般にハロゲン化銀感光材料は、そのハロ
ゲン化銀結晶の作り方と、その感光材料の現像条件によ
って、相反則不軌特性が大きく変化する。又同一条件下
で生成させたハロゲン化銀結晶でも、結晶間でも、結晶
粒子間の性質の差(主として粒子サイズ)によって個々
の相反則不軌特性に差が生じる。その結果、露光時間に
よって単に感度が変化するだけでなく、調子再現特性も
変化する。
【0011】図2は内部潜像型ハロゲン化銀感光材料に
対して、カメラ露光のシャッター速度を変えて調子再現
特性を測定した図である。の露光時間は5秒、は1/
2秒、は1/200秒、は1/2000秒を示す。1/2秒位の領
域の露光時間では、低濃度部のキレは必ずしもよくな
い。驚くべきことに1/200〜1/1000秒の領域で、低濃度
部のキレは顕著に改善されることが判った。このような
1/200〜1/1000秒領域の露光時間で得られる調子再現特
性は白地の多い原稿や淡色の明るい原稿からのコピー作
成に大変適していることが判明した。
【0012】コピー用感光材料にカメラ露光によってポ
ジ原稿を撮影するには、スキャニング法と大型カメラに
よるワンショット法とがあるが、撮影時間はワンショッ
ト法の方が遥かに短時間で済み、生産性が高い。ストロ
ボ光源は容易に高照度で、かつ1/200〜1/1000秒の領域
の露光が得られる。
【0013】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照しながら詳細
に説明する。図3は、この発明のストロボ光源を使用し
た反射原稿用の大型コピーカメラの概略斜視図である。
該大型コピーカメラは明室部10と暗室部20とからなって
いる。明室部10は撮影用光源11、原稿張付台12、吸引ポ
ンプ13、移動台14とから構成されている。暗室部20はレ
ンズ架台部と撮影部とからなり、レンズ架台部にはレン
ズ21と超大型ミラー22のほか補正フィルター(図示せ
ず)、シャッター(図示せず)などで構成され、撮影部
にはコピー感光材料張付台31、吸引ポンプ32、移動架33
などで構成されている。
【0014】撮影方法は原稿張付台12の張付面に反射原
稿を吸引ポンプ12でエアー吸着する。原稿張付台13の大
きさは印刷物規格のBOサイズ(765×1085 mm)を充分
に納まるサイズとなっている。撮影光源11は原稿張付台
12の両側に8個づつの大型ストロボ発光器(トータル最
大出力5000W/s)を原稿が均一に照明出来るよう
に配置する。反射原稿としては写真プリント、印刷物、
図案、絵画、織物などの他、厚み数cm位の実物、例えば
時計、装飾品なども被写体として張付けることもでき
る。次にレンズ21は原稿の大きさと撮影倍率によって任
意に交換できるようになっている。大型ミラー22は原稿
張付台12とコピー感光材料張付台31とが90°の角度で
交差する光軸上に設けられている。大型ミラー22はコピ
ープリントが正像に見えるようにする手段である。コピ
ー感光材料としては、内部潜像型ハロゲン化銀感光材料
を用い、反射用、透過用をコピー目的にに応じて選択で
きる。例えば、FUJI COLORCOPY AP−
NM(印刷原稿用)、AP−T(透過用)、AP−SG
(写真原稿用)などから選択できる。
【0015】前記のコピーカメラを用いて反射原稿をB
3〜B0の印刷物ポスターや写真プリントから種々の倍
率でコピープリントを作成した結果、白地の多い原稿
や、淡色の明るい原稿からでもヌケの良く、ハイライト
部の微妙な調子や色の濁りのないコピープリントを得る
ことができた。以上の実施例は反射ポジ原稿をストロボ
光源によって照明し、内部潜像型ハロゲン化銀感光材料
に反射原稿用大型コピーカメラで露光して、高品質なコ
ピープリントを得られたことを説明したが、透過用ポジ
原稿からも実験によって高品質なコピープリントが得ら
れることも確認されている。
【0016】
【発明の効果】この発明の方法によれば、ポスターや図
案のように白地の多い原稿や、淡色の明るいポジ原稿か
らでも、低濃度部のキレが良く、白地、ハイライト部、
淡色の調子再現や色再現性の良いコピープリントを作成
することが出来る。光源部をストロボにしてあるため、
タングステン灯やハロゲン灯に比べて、容易に高照度が
得られ、しかも露光の再現性も優れている。しかも、撮
影点灯時の発熱量が小さく部屋の環境にも良い。又、こ
の発明で用いるストロボ光源は通常のタングステン光源
に比べて初期の投資は高くつくが、電源設備は小電力の
ため安価であり、ランニングによる消費電力料金も1/
2以下で済むという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常のハロゲン化銀感光材料と内部潜伏像型ハ
ロゲン化銀感光材料の調子再現特性の比較図である。
【図2】内部潜像型ハロゲン化銀感光材料を使用し、カ
メラ露光のシャッター速度を変えた調子再現特性の比較
図である。
【図3】この発明の一実施例であるストロボ光源を使用
した反射原稿用の大型コピーカメラの斜視図である。
【符号の説明】
10 明室部 11 撮影用光源(ストロボ発光器) 12 原稿張付台 13 吸引ポンプ 14 移動台 20 暗室部 21 レンズ 22 大型ミラー 31 コピー感光材料張付台 32 吸引ポンプ 33 移動架 40 コントロールボックス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射ポジ原稿あるいは透過ポジ原稿から
    拡大、等倍あるいは縮小コピーを作成するとき、ポジ原
    稿をストロボ光源によって照明して、内部潜像型ハロゲ
    ン化銀感光材料にカメラ露光し、次いで撮影された該感
    光材料を現像処理することによりコピープリントを得る
    ことを特徴とするコピー作成方法。
JP8067295A 1995-03-13 1995-03-13 内部潜像型ハロゲン化銀感光材料を用いたコピー作成方法 Pending JPH08248512A (ja)

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