JPS58134637A - 透過画像を有するフイルムの作成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷版の作成は一般的には次の如くして行なわれる。ま
ず第１図に示される如き透明プラスチックフィルム等の
透明フィルム（１１の所定の位置に所定の絵柄（２λ（
３λ（４）や所定の文字（５）が透過画像として形成さ
れている印刷用原版フィルム（６）が作成される。

次にこの印刷用原版フィルム（６）を、例えばオフセッ
ト印刷の場合には第２図に示すように２８版等の感光材
料（７）に密着させて図中の矢印の方から光を照射し、
次に該感光材料（７）を現像処理することによって印刷
版が得られる。

印刷用原版フィルムに形成されている透過画像は印刷方
式によって連結脚の場合もあり、網点構造の場合もある
ことは良く知られている通りである。

このような印刷用原版フィルムを作成するためには絵柄
＋２１．＋３１．（４１や文字（５）に対応する原稿が
必要であり、文字（５）の場合にはストリップフィルム
等に形成された文字を貼着することもある。

ところで絵柄等の原稿としては透過原稿が提供される場
合が多いが１．印画紙に画像が焼付けられた写真や紙に
描かれた絵等の如く反射原稿が提供される場合もある。

このような反射原稿を用いて印刷用原版フィルムを作成
する方法として主として採用されているのは次の如き２
つの方法である。

そのうちの１つは各々の反射原稿から１点ずつカメラや
スキャナーを用いて透過型のネガ画像を作成し、該ネガ
画像とマスク版との組合せで感光性フィルムに露光をす
る方法である。

他の１つは原寸大でかつ必要とされろトリミングよりも
大きめのトリミングの反射原稿を台紙に所定のレイアウ
トで貼着し、これからカメラやスキャナーを用いて透過
型のネガ画像を作成し、該ネガ画像とマスク版との組合
せで感光性フィルムに露光する方法である。

上記いずれの場合でもマスク版を必要とし、マスク版作
成のために要する材料が余分に必要となりまたマスク版
作成のだめの時間も必要となり更にマスク版とネガ画像
との組合せ作業を必要とする等の如くコスト、時間、作
業性等の面において不都合を生じている。

本発明は上記不都合を除去し、マスク版を用いることな
しに反射原稿から印刷用原版フィルム作成に必要とされ
る所定の位置に所定の画像がレイアウトされた透過画像
を有するフィルムを容易に作成する新規な方法を提供す
ることを目的とする。

以下に本発明について図面に示す実施態様に基づいて更
に詳細に説明する。

本発明においてはまず印画紙に画像が焼付けられた写真
の如き反射原稿を割付指定紙に指定されたトリミング通
りに不必要な部分を切除しておく。

一枚の印刷用原版フィルムに数種類の絵柄が用いられろ
場合には全ての絵柄の反射原稿について同様にして不必
要な部分を切除しておく。

次にこのようｉして指定されたトリミング通りに不必要
な部分な□□′１・切除された反射原稿を割付指定紙に
指定されたレイアウト通りに一枚の支持体に貼着する。

この支持体は反射原稿中の最高濃度よりも高い反射濃度
を有するものであって、例えば完全黒化したリスフィル
ムや印画紙等のものを用いることができ、あるいは原稿
ドラムとして透明なものを用いれば透明なフィルムであ
ってもよい。

第３図は前記の如き支持体（８）に前記の如き不必要な
部分を切除された反射原稿（Ａ）　（［３）、（Ｃ）、
（Ｄ）が指定通りのレイアウトで貼着された状態を示し
ている。

この場合の反射原稿（Ａ）、ＣＢ）、ｌｃ％υ）はポジ
画像のものである。

次に支持体（８）に貼着された反射原稿（Ａ）　（Ｂ）
　（Ｃｌ　（ＩＩをスキャナーにセットしこれらの反射
原稿の画像をスキャナーを用いて感光性フィルムに露光
し、次にこの感光性フィルムを現像処理する。

この場合にスキャナーによる走査を行なう際には次の如
き再現カーブを採用する。

第４図は本発明の方法において用いるスキャナーの再現
カーブの例であり網点構造のネガ型の画像を作成する場
合の再現カーブの例を示すものであって横軸に原稿濃度
、縦軸に網点パーセントな表わすようにしである。

この再現カーブは、反射原稿の画像は適当に決定された
カーブ（１）によって再現され、また反射原稿の最高反
射濃度（Ｓｌ）よりも高く支持体の反射濃度（Ｓ２）以
下の濃度（Ｓ３）以上は全て予じめ決められた一定の網
点パーセン）　（Ｐ）となる如く設定されたカーブ（ロ
）とから成っており、カーブ（１）と（ロ）は濃度（Ｓ
３）において不連続となっている。

このような再現カーブで前記支持体に貼着された反射原
稿を反射原稿用光源を用いてスキャンし、スキャナーの
露光ドラムにセットされた感光性フィルムに通常の如く
露光し現像処理することにより第５図に示す如く透過画
像（Ａ’　）　、（Ｂ　’）、（Ｃ’）、ω′）を有す
るフィルム（９）が得られる。

透過画像仏′）〜■′）が存在しない部分α′）は、前
記支持体（８）が表面に出ている部分に対応するもので
あり、濃度（Ｓρとしてスキャナーが感知した部分であ
るので網点パーセン）　（Ｐ）の濃度で表現されている
。

網点パーセン）　ＣＰ）として１００％を設定しておけ
ば■つの部分は１００％で表現され、１００％以下に設
定しておけばその設定された網点の平網として表現され
る。

ポジ画像の反射原稿（５）〜（Ｄ）からはネガ画像の透
過画像仏′）〜■′）が得られる。

以上は網点構造の透過画像の例について説明したが、連
続調の透過画像の場合にも全く同様に行なうことができ
ることは言うまでもない。

印刷用原版フィルムは一般的にはポジ画像が用いられる
ので、前記の如くしてネガ型の透過画像を有するフィル
ムが得られた場合にはこれを反転処理することによりポ
ジ型の透過画像を有するフィルムを作り、これを印刷用
原版フィルムとして用いればよい。

印刷用原版フィルムとしてネ、ガ画像を用いる場合には
前記反転作業は不要となる。

なお、ポジ画像を焼付けてポジ画像が得られろ□ ような感光性フィルムを用いればポジ型の透過画像を有
するフィルムが直接に得られる。

また反射原稿の画像は最終仕上りサイズのものを用いて
原寸で本発明の方法を行なってもよく他方最終仕上りサ
イズとは異なるサイズのものを用いてスキャナーによる
スキャンのときに最終仕上りサイズとなるようにする方
法等適宜の変更を行なうことも可能である。

更にまた反射原稿としては白黒の画像のものを用いるこ
とが一般的であるがカラーの画像のものを用いてもよい
。カラーの画像の反射原稿の場合には本発明の透過画像
を有するフィルムを得ろ方法においてスキャナーによる
スキャンの工程で色分解フィルターによる色分解を行な
うことも可能である。

本発明の方法によって得られる透過画像を有するフィル
ムはそのままあるいは反転された後に印刷用原版フィル
ム□として用いることができろ。なお必要の場合には文
字等が形成されているストリップフィルムを用いて本発
明の透過画像を有するフィルムの所定部ｔに必要な文字
等を追加形成させることができることは当然である。

以上の如く本発明によれば印刷用原版フィルムを作成す
る場合においてマスク版を不要とし、したがってマスク
版の材料費が削減できると共に露光回数も減少し、作業
も簡易化される。

次に本発明の実施例を示す。

〈実施例１） 最終仕上りサイズの白黒画像を形成されたコダック社製
印画紙（コダックポリコントラストペーパー）を指定さ
れたトリミング通りに不要部分を切除したものを指定さ
゛れたレイアウト通りに透明なプラスチックフィルムに
接着剤を用いて貼着した。次にこの透明なプラスチック
フィルムに貼着された印画紙をデジタルスキャナーの透
明な原稿ドラムにセットした。

この場合反射原稿の画像の最高反射濃度は２．０であり
、反射原稿が存在しない部分の反射濃度は２．３であっ
た。

次に前記デジタルスキャナ、−の網ネガ分解カーブとし
て第４図に示す（［有］の濃度を２．２としこれ以上の
反射濃度の場合には網点パーセントが１（１）％となる
ように設定した。

次に反射原稿としての印画紙を反射原稿用光源（ハロゲ
ンランプ）を用いてスキャンし、露光ドラムにセットさ
れた富士写真フィルム■製のリス型の感光性フィルム（
フジＬＳ−３００）Ｋ＝＋７タクトス？リーンを介して
露光させた。次に富士写真フィルム側製の現像液（フジ
Ｈ８−１）及び定着液（フジＬＦ３０８）により現像温
度２５℃、現像時間１分４５秒の条件で現像処理を行っ
たところ印画紙の存在しないところは完全に黒化したネ
ガ型の透過画像を有するフィルムが得られた。

このものは反転処理することによってポジ型に変換され
、印刷用原版フィルムとして使用できた。

〈実施例２） 実施例１で用いたのと同様の印画紙を用いて実施例１と
同様に不要部分を切除したものを指定されたレイアウト
通りに反射濃度２．３の黒い印画紙に接着剤を用いて貼
着した。

次にこれらを実施例１で用いたのと同一のデジタルスキ
ャナーの原稿ドラムにセットし実施例１と同一の条件で
スキャンし、゛感光性フィルムへ露光し、現像処理した
ところ、実施例１と同様のネガ型の透過画像を有するフ
ィルムが得られた。このものも反転処理することによっ
てポジ型に変換され、印刷用原版フィルムとして使用で
きた。

【図面の簡単な説明】

第１図は印刷用原版フィルムの説明図、第２図は印刷用
原版フィルムの感光材料への焼付状態の断面説明図、第
３図は支持体に貼着された反射原稿の説明図、第４図は
本発明の方法において用いられるスキャナーの再現カー
ブの例の説明図、第５図は本発明によって得られる透過
画像を有するフィルムの説明図をそれぞれ示す。 （１）・・・透明フィルム　　（２１〜（４）・・・絵
柄（６）・・・印刷用原版フィルム　（７）・・・感光
材料（８）・・・支持体　　　　　　　（９）・・・透
過画像を有するフィルム特許出願人 凸版印刷株式会社 代表者鈴木和夫 第′ｌｈ 第２図 ↓　↓　↓ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）反射原稿の画像をスキャナーにより感光性フィル
   ムに露光し現像処理することにより連続調又は網点構造
   の透過画像を有するフィルムを作成する方法において、
   一枚の印刷用原版フィルムに用いられる画像を有する反
   射原稿を指定されたトリミング及びレイアウトで前記反
   射原稿中の最高反射濃度よりも高い反射濃度を有する支
   持体に貼着し、該支持体に貼着された反射原稿をスキャ
   ナーにセットし、該スキャナーの再現カーブを前記反射
   原稿の最高反射濃度よりも高く前記支持体の反射濃度以
   下の濃度以上は全て予じめ決められた一定の濃度となる
   如く設定して前記反射原稿を反射原稿用光源を用いてス
   キャンし、前記反射原稿の画像を感光性フィルムに露光
   することを特徴とする透過画像を有するフィルムの作成
   方法。