JPH08248294A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH08248294A
JPH08248294A JP5021195A JP5021195A JPH08248294A JP H08248294 A JPH08248294 A JP H08248294A JP 5021195 A JP5021195 A JP 5021195A JP 5021195 A JP5021195 A JP 5021195A JP H08248294 A JPH08248294 A JP H08248294A
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JP
Japan
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lens
lens barrel
barrel
movable
lens structure
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JP5021195A
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English (en)
Inventor
Ken Tanaka
謙 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動レンズ構体とレンズ駆動ユニットとの係
合状態を外部から視認可能として組立作業性の向上を図
り、動作不良の発生を防止する。 【構成】 光軸方向のレンズガイド手段12が設けられ
た鏡筒2と、可動レンズ16とレンズホルダ17とから
なりガイド手段12に支持されて光軸方向に移動動作さ
れる可動レンズ構体6と、駆動源18及び駆動子21と
からなり鏡筒2に組み付けられるレンズ駆動ユニット7
とを備える。レンズホルダ17と駆動子21とは、鏡筒
2の内部で係合され、この係合状態が鏡筒2に設けた確
認穴3Cから視認可能とされる。確認穴3Cは、駆動源
18に電源を供給する基板22によって閉塞される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等に備え
られるレンズ鏡筒に関し、さらに詳しくは鏡筒の内部に
ガイド軸等によって移動自在に支持された可動レンズ構
体と、この可動レンズ構体を駆動する駆動手段との連結
部が外部から視認可能とされたレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオカメラには、被写体に対
する焦点合わせを自動的に行うオートフォーカス機構
や、倍率変更を行う電動ズーム機構が備えられている。
これらオートフォーカス機構や電動ズーム機構は、鏡筒
の内部にガイド軸等のガイド手段によって光軸方向に移
動自在に支持されるとともに、駆動手段によって移動動
作されるフォーカスレンズ構体やズームレンズ構体を備
えたレンズ鏡筒によって達成される。
【0003】フォーカスレンズ構体或いはズームレンズ
構体は、1枚若しくは複数枚のレンズからなるフォーカ
スレンズ群或いはズームレンズ群と、これらレンズ群が
組み付けられるレンズホルダとから構成されている。ま
た、レンズホルダには、鏡筒に設けたガイド軸が貫通す
る軸受け部が一体に形成されている。フォーカスレンズ
構体或いはズームレンズ構体は、駆動手段によってガイ
ド軸に沿って移動動作される。
【0004】ズームレンズ構体の駆動手段は、ビデオカ
メラのレンズ系のWide端及びTele端を決定し、
ズームレンズ構体を鏡筒内に大きな移動量を以って移動
動作させる。したがって、このズームレンズ構体の駆動
手段は、一般に、ステッピングモータを駆動源とし、こ
のステッピングモータの回転運動を直線運動に変換する
回転ー直線変換機構を備えたズームレンズ駆動ユニット
によって構成されている。ズームレンズ駆動ユニット
は、鏡筒に組み付けられ、回転ー直線変換機構を構成す
る駆動子がこの鏡筒に設けたガイド溝から内部へと臨ま
せられてレンズホルダに一体に形成された係合部と相対
係合される。
【0005】一方、フォーカスレンズ構体の駆動手段
は、被写体像を鏡筒の後方端に配設したCCD固体撮像
素子の撮像面に結像させるためにフォーカスレンズ構体
を応答性よく光軸に沿って移動動作させる。このため、
フォーカスレンズ構体の駆動手段は、一般に、コイル体
が移動動作するリニアモータによって構成されている。
リニアモータは、具体的には、フォーカスレンズ構体に
一体的に組み合わされたコイル枠と、鏡筒側に配設され
た略筒状のヨーク体及びこのヨーク体の各ヨーク片にそ
れぞれ取り付けられたマグネットとから構成されてい
る。
【0006】リニアモータは、制御部からの制御出力に
よってコイル枠のコイルに駆動電流が供給されると、こ
の駆動電流の方向に対応してコイルとヨークとの間に磁
束を生じさせる。また、この磁束は、フォーカスレンズ
構体をガイド軸に沿って光軸方向に移動動作させる磁気
的推進力を生じさせる。したがって、フォーカスレンズ
構体は、この磁気的推進力によって鏡筒内を光軸方向に
移動動作されて、CCD固体撮像素子の撮像面に被写体
像を結像させる。
【0007】レンズ鏡筒には、上述したズームレンズ構
体或いはフォーカスレンズ構体を鏡筒内で精密に移動動
作させるために、基準位置を検出する位置検出手段が備
えられている。例えばズームレンズ構体の位置検出手段
は、このズームレンズ構体のレンズホルダに一体に形成
された位置検出片と、この位置検出片の移動領域を挟ん
で鏡筒側に配置された発光素子と受光素子とからなる位
置検出センサとによって構成されている。位置検出手段
は、ズームレンズ構体が駆動手段によって駆動されて位
置検出片が発光素子と受光素子との間を通過する際に、
検出出力を制御部へと送出する。
【0008】また、フォーカスレンズ構体の位置検出手
段は、レンズホルダに配設されたMRマグネットと、鏡
筒の後端部側に位置して配設されたセンサホルダに実装
された位置検出センサとによって構成されている。すな
わち、レンズホルダには、外周部から鏡筒の内面に近接
するようにして腕状のマグネット取付け部が一体に突設
されており、このマグネット取付け部に鏡筒の内面に対
抗するようにしてMRマグネットが取り付けられてい
る。MRマグネットは、光軸方向にN極とS極とが交互
に着磁されている。
【0009】位置検出センサは、フォーカスレンズ構体
の基準位置を規定する鏡筒の後端部側に位置して、レン
ズホルダのMRマグネットの移動領域に臨んで配設され
ている。フォーカスレンズ構体は、鏡筒内の後端部側に
位置した状態において、位置検出センサが対向するMR
マグネットによって動作されて基準位置の検出出力を送
出する。この検出出力は、制御部へと送出されてフォー
カスレンズ構体の基準位置の検出が行われる。位置検出
センサは、フォーカスレンズ構体が移動動作してMRマ
グネットが通過するにしたがってN極とS極とを検出し
て、検出出力を制御部へと送出する。制御部は、送出さ
れる検出出力をカウントし、レンズ駆動手段に対してフ
ォーカスレンズ構体を基準位置から所定位置へと移動動
作させる出力を送出する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したズ
ームレンズ駆動ユニットは、詳細には、ステッピングモ
ータと、このステッピングモータが組み付けられたブラ
ケット部材と、このブラケット部材に回転自在に支架さ
れるとともにズームレンズ構体の移動領域分の長さ寸法
を有しかつ外周部にねじが形成された送りねじ軸と、こ
の送りねじ軸と平行にブラケット部材に支架されたガイ
ド軸及び駆動子とから構成されている。送りねじ軸は、
ステッピングモータによって回転駆動される。駆動子
は、内周壁に送りねじ軸と噛合する送りねじが形成され
た第1の軸受け部と、ガイド軸が貫通する第2の軸受け
部とを有するとともに、係合部が一体に形成されてい
る。
【0011】鏡筒には、ズームレンズ構体のレンズホル
ダに一体に形成した係合部を移動領域の全域に亘って外
方へと臨ませる光軸方向のガイド溝が設けられている。
ズームレンズ駆動ユニットは、駆動子をガイド溝から内
部へと臨ませるようにしてこのガイド溝を閉塞して鏡筒
に組み付けられる。駆動子は、ガイド溝から鏡筒の内部
に臨んで係合部がレンズホルダの係合部と相対係合され
る。したがって、ズームレンズ構体は、ステッピングモ
ータに電源が投入されて送りねじ軸が回転駆動される
と、駆動子がガイド軸に支持されて軸方向に移動動作す
ることにより、ガイド軸に支持されて鏡筒の内部を光軸
方向に移動動作される。
【0012】上述したように、レンズ鏡筒は、レンズホ
ルダの係合部と駆動子の係合部とが鏡筒の内部で互いに
相対係合される。また、これら係合部は、鏡筒の小型化
を図るためにそれぞれ極めて小さな部位として構成され
ている。さらに、ズームレンズ構体は、鏡筒内において
特に固定手段によって定位置に保持されてはいない。こ
のため、レンズ鏡筒は、ズームレンズ駆動ユニットを鏡
筒に組み付ける際に、レンズホルダの係合部と駆動子の
係合部とを確実に係合させる作業が極めて面倒であっ
た。
【0013】また、レンズ鏡筒は、組立終了後の動作試
験によって、ズームレンズ駆動ユニットによるズームレ
ンズ構体の駆動が行われることにより、これら係合部が
互いに係合されたことの確認が行われる。したがって、
レンズ鏡筒は、動作試験の結果によってズームレンズ駆
動ユニットの再組立を行なわなければならないといった
問題点があった。さらに、レンズ鏡筒は、これら係合部
間が突き当て状態にあるにもかかわらず、無理にズーム
レンズ駆動ユニットを鏡筒に組み付けることによって係
合部の破損或いは送りねじ軸やガイド軸の曲がりといっ
た不都合が発生することがあった。
【0014】なお、上述したズームレンズ構体の係合部
とズームレンズ駆動ユニットの係合部との間に生じる問
題点は、ビデオカメラに搭載されるレンズ鏡筒の固有の
問題点でなく、その他の可動レンズ構体を備えるレンズ
鏡筒においても生じる共通の問題点でもある。
【0015】したがって、本発明は、鏡筒の内部で係合
される可動レンズ構体の係合部とレンズ駆動ユニットの
駆動子との係合状態を外部から視認可能とすることによ
り、組立作業性の向上を図るとともに動作不良の発生を
確実に防止したレンズ鏡筒を提供することを目的に提案
されたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るレンズ鏡筒は、光軸方向のレンズガイド手段が
設けられた鏡筒と、可動レンズとこの可動レンズが組み
付けられたレンズホルダとから構成されて鏡筒の内部を
レンズガイド手段に支持されて光軸方向に移動動作され
る可動レンズ構体と、駆動源及び鏡筒に形成したガイド
溝から内部に臨ませられて可動レンズ構体と連結される
とともに駆動源によって光軸方向に移動動作される駆動
子とを有して鏡筒に組み付けられるレンズ駆動ユニット
とを備える。鏡筒には、可動レンズ構体とレンズ駆動ユ
ニットの駆動子との係合状態を外部から視認可能とする
確認穴が形成されるとともに、この確認穴を閉塞するよ
うにしてレンズ駆動ユニットの駆動源に電源を供給する
基板が取り付けられて構成される。
【0017】
【作用】以上のように構成された本発明に係るレンズ鏡
筒によれば、レンズ駆動ユニットを鏡筒に組み付けるに
際して、このレンズ駆動ユニットの駆動子と可動レンズ
構体との係合状態が確認穴から視認することが可能とさ
れる。また、レンズ鏡筒は、レンズ駆動ユニットの駆動
子と可動レンズ構体とが確実に係合された状態が確認さ
れてレンズ駆動ユニットが鏡筒に組み付けられた後、レ
ンズ駆動ユニットに電源を供給する基板によって確認穴
が閉塞されるため、鏡筒内への光或いは塵埃等の流入が
阻止される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。実施例は、ビデオカメラに搭載され
被写体に対する焦点合わせを自動的に行うオートフォー
カス機構や、倍率変更を行う電動ズーム機構を備えるレ
ンズ鏡筒1を示する。レンズ鏡筒1は、図1及び図2に
示すように、円筒状に形成された前部鏡筒3と角筒状に
形成された後部鏡筒4とを組み合わせて構成された鏡筒
2を備えている。前部鏡筒3は、後部鏡筒4に対してや
や大きな開口径を有している。なお、以下の説明におい
て、「前方」とは、図1において左方側を示し、また
「後方」とは右方側を示すものとする。
【0019】前部鏡筒3には、前方側から第1の固定レ
ンズ構体5を構成するいわゆる前玉ユニットである第1
の固定レンズ群5と、電動ズーム機構のズームレンズ構
体6を構成する第1の可動レンズ群と、ズームレンズ構
体6を駆動するズームレンズ駆動ユニット7とが組み付
けられている。また、後部鏡筒4には、前方側から絞り
装置8が組み込まれた中間枠9を介して第2の固定レン
ズ群10と、オートフォーカス機構のフォーカスレンズ
構体11を構成する第2の可動レンズ群とが組み込まれ
ている。このように、レンズ鏡筒1は、2つの固定レン
ズ群と2つの可動レンズ群とによって構成されている。
なお、「固定レンズ群」とは、撮影時において光軸方向
に移動動作されずに鏡筒2内に組み込まれる1枚若しく
は複数枚のレンズ群であり、「可動レンズ群」とは、撮
影時において鏡筒2内を光軸方向に移動動作される1枚
若しくは複数枚のレンズ群をレンズ群である。
【0020】前部鏡筒3には、後端部から前方端に亘っ
て軸方向のガイド溝3Aが設けられるとともに、外周部
にはレンズ鏡筒1を主機器であるビデオカメラに取り付
けるための複数の取付け部3Bが一体に形成されてい
る。前部鏡筒3には、ガイド溝3Aを閉塞するようにし
てズームレンズ構体6を光軸方向に移動動作させるズー
ムレンズ駆動ユニット7が組み付けられる。前部鏡筒3
には、ガイド溝3Aに近接した後端部側に位置して詳細
を後述するズームレンズ構体6とズームレンズ駆動ユニ
ット7との係合状態を外方から視認可能とする確認穴3
Cが設けられている。
【0021】後部鏡筒4には、図2に示すように、後端
側の開口部に、図示しないCCD固体撮像素子が組み込
まれるCCD組付け部4Aが一体に形成されている。ま
た、後部鏡筒4には、相対するコーナ部に位置して光軸
方向に対して互いに平行な第1のガイド軸12(12
A、12B)と、他の相対するコーナ部に位置して光軸
方向に対して互いに平行な第2のガイド軸13(13
A、13B)とがそれぞれ設けられている。さらに、後
部鏡筒4には、フォーカスレンズ構体11を駆動するフ
ォーカスレンズ駆動手段14が配設されている。後部鏡
筒4には、フォーカスレンズ構体11の基準位置を検出
するフォーカスレンズ位置検出手段34が配設されてい
る。
【0022】第1のガイド軸12は、一端部を後部鏡筒
4の開口部に張り出し形成されたフランジ部4Bに設け
た軸穴に嵌合支持されて前方側へと大きく突出してお
り、前部鏡筒3と後部鏡筒4とを組み合わせた状態にお
いて、図2に示すように前方端を前部鏡筒3の内面に形
成した軸穴に嵌合される。第1のガイド軸12は、ズー
ムレンズ構体6の移動領域に足る長さ寸法を有してお
り、このズームレンズ構体6を前部鏡筒3内において光
軸方向に移動自在に支持している。
【0023】第2のガイド軸13は、一端部を後部鏡筒
4のCCD組付け部4Aを構成する後方壁部4Cに設け
た軸穴に嵌合支持され、他端部が前方開口端まで延在さ
れている。第2のガイド軸13は、この他端部が後部鏡
筒4の前方開口部を閉塞するようにして組み合わされた
中間枠9に形成した軸穴に嵌合される。この第2のガイ
ド軸13は、フォーカスレンズ構体11の移動領域に足
る長さ寸法を有しており、このフォーカスレンズ構体1
1を後部鏡筒4内において光軸方向に移動自在に支持し
ている。
【0024】第1の固定レンズ群5は、図2に示すよう
に、貼り合わされた第1レンズ5Aと第2レンズ5B及
び第3レンズ5Cとから構成されている。これら第1の
固定レンズ群5を構成する各レンズ5A乃至5Cは、前
部鏡筒3の前方開口端部に互いに光軸を一致させて組み
付けられている。前部鏡筒3には、これら第1の固定レ
ンズ群5を保護するための図示しないキャップ部材を装
着するために、前方開口部に外周フランジ部が張り出し
形成されている。
【0025】第1の可動レンズ群を構成するズームレン
ズ構体6は、図2に示すように、3枚のズームレンズ1
6(16A乃至16C)と、略円盤状のレンズホルダ1
7とから構成されている。レンズホルダ17は、円盤状
の基部17Aの中央部に軸方向の筒部17Bが一体に形
成されるとともに、外周部に一対の軸受け部17C、1
7Dが一体に形成されている。筒部17Bには、第1の
固定レンズ群5と光軸を一致させて上述したズームレン
ズ16が組み込まれている。軸受け部17C、17D
は、基部17Aの外周部に互いに180°対向した位置
にそれぞれ形成されており、第1のガイド軸12がそれ
ぞれ貫通される。基部17Aの側面には、第1の軸受け
部17Cに平行して断面形状が半円とされた軸方向に長
い位置検出片17Eが一体に形成されている。
【0026】第1の軸受け部17Cは、中央部分の一部
が切り欠かれた長軸の筒部として構成されており、軸穴
17Gに貫通される第1のガイド軸12Aを介してズー
ムレンズ構体6が前部鏡筒3内に組み込まれた状態にお
いて、この前部鏡筒3に設けたガイド溝3Aに対応して
延在される。この第1の軸受け部17Cには、図6に示
すようにガイド溝3Aに臨んで軸方向と直交する係合凸
部17Fが一体に突設されている。この係合凸部17F
は、第1のガイド軸12に支持されたズームレンズ構体
6が前部鏡筒3の最後方部側に位置された状態におい
て、前部鏡筒3に設けた確認穴3Cに対応位置される。
なお、第2の軸受け部17Dは、外周部の一部が開放さ
れた略U字状の凸部として形成されており、第1のガイ
ド軸12Bとの組立性の向上が図られている。
【0027】ズームレンズ駆動ユニット7は、図1に示
すように、ステッピングモータ18と、このステッピン
グモータ18が一方側面部に組み付けられるブラケット
部材19と、このブラケット部材19の側面部間に回転
自在に支持されステッピングモータ18によって回転駆
動される送りねじ軸20と、この送りねじ軸20と平行
してブラケット部材19の側面部間に支架された図示し
ないガイド軸と、送りねじ軸20及びガイド軸とによっ
て軸方向に移動自在に支持された駆動子21とから構成
されている。
【0028】ブラケット部材19は、前部鏡筒3に設け
たガイド溝3Aを閉塞するに足る外形寸法を有してい
る。送りねじ軸20は、このブラケット部材19の両側
面部に軸受けを介して回転自在に支架されるとともに、
一端部がステッピングモータ18の回転軸と一体化され
ている。また、この送りねじ軸20は、ズームレンズ構
体の移動領域に足る長さ寸法を有しており、外周部に精
密な送りねじが一体に形成されている。駆動子21は、
図6に示すように、板状の基部21Aと、この基部21
Aの上面部に幅方向に離間して一体に形成された第1の
軸受け部21B及び第2の軸受け部21Dと、基部21
Aの底面部に一体に形成された一対の係合片21F、2
1Gとから構成されている。
【0029】第1の軸受け部21Bは、軸穴21Cに送
りねじ軸20が貫通され、内周壁には送りねじ軸20の
外周ねじと噛合する精密な内周ねじが形成されている。
第2の軸受け部21Dは、軸穴21Eにガイド軸が貫通
される。駆動子21は、ステッピングモータ18に電源
が投入されて送りねじ軸20が回転駆動されると、ガイ
ド軸によって回転が阻止されるため、外周ねじと内周ね
じとの噛合によって軸方向に移動動作される。係合片2
1F、21Gは、互いに軸方向と直交する凸部として前
後方向に対向離間して基部21Aに一体に形成されてい
る。
【0030】ズームレンズ駆動ユニット7は、前部鏡筒
3内に第1のガイド軸12を介してズームレンズ構体6
が組み込まれた状態において、ガイド溝3Aを閉塞する
ようにして前部鏡筒3に組み付けられる。駆動子21
は、このようにしてズームレンズ駆動ユニット7が前部
鏡筒3に組み付けられた状態において、係合片21Fと
係合片21Gとの間にレンズホルダ17に形成された係
合凸部17Fが相対係合される。
【0031】ところで、相対係合される係合凸部17F
及び係合片21F、21Gは、比較的小さな凸部として
構成されている。また、ズームレンズ構体6は、前部鏡
筒3にズームレンズ駆動ユニット7が組み付けられる場
合に、前部鏡筒3に対して移動自在な状態である。レン
ズ鏡筒1は、このような条件において、係合凸部17F
と係合片21F、21Gとを確実に相対係合させながら
ズームレンズ駆動ユニット7を前部鏡筒3に組み付ける
必要がある。レンズ鏡筒1は、上述したように前部鏡筒
3に係合凸部17Fと係合片21F、21Gとを視認可
能とする確認穴3Cが設けられていることにより、図4
に示すように、係合凸部17Fと係合片21F、21G
とを確実に相対係合させながらズームレンズ駆動ユニッ
ト7が前部鏡筒3に組み付けられる。
【0032】レンズ鏡筒1は、ステッピングモータ18
に電源が投入されて送りねじ軸20が回転駆動される
と、駆動子21がガイド軸に沿って移動動作される。こ
の駆動子21の動作は、係合片21F、21G間に係合
された係合凸部17Fを介してレンズホルダ17へと伝
達され、ズームレンズ構体6が第1のガイド軸12に支
持されて前部鏡筒3内を光軸方向に移動動作する。レン
ズ鏡筒1は、このズームレンズ構体6の動作によってズ
ーム制御動作が行われる。
【0033】ところで、上述した確認穴3Cは、前部鏡
筒3に開口を構成するため、内部に塵埃等を進入させた
り、不要な光を側面側から導いたりする。したがって、
この確認穴3Cは、図5に示すようにズームレンズ駆動
ユニット7を前部鏡筒3に組み付けた後、この前部鏡筒
3の外周部に組み付けられるセンサ基板22によって閉
塞される。センサ基板22は、ステッピングモータ18
や各部に電源を供給するためのフレキシブルケーブル2
3に接続されており、図7に示すように、前部鏡筒3内
におけるズームレンズ構体6の位置検出を行うズームレ
ンズ位置検出センサ22Aが実装されてズームレンズ位
置検出手段を構成する部材として備えられている。
【0034】換言すれば、レンズ鏡筒1は、ズームレン
ズ構体6の前部鏡筒3内における位置を検出するズーム
レンズ位置検出手段を構成するセンサ基板22の一部を
延長して閉塞部22Bを形成し、この閉塞部22Bによ
って動作不良の発生を防止して前部鏡筒3に対するズー
ムレンズ駆動ユニット7の組立性を向上させる確認穴3
Cを閉塞する閉塞手段を兼用している。センサ基板22
は、中間枠9の側面に設けたねじ穴9Dにねじ込まれる
ねじ23Aによって、鏡筒2の外周部に組み付けられ
る。
【0035】ズームレンズ位置検出センサ22Aは、相
対向してセンサ基板22に実装された受光素子と発光素
子とによって構成され、センサ基板22が前部鏡筒3に
組み付けられた状態において、後述する中間枠9に形成
した検出穴9Cに対応位置される。この検出穴9Cは、
ズームレンズ構体6の移動領域のほぼ中央部に位置して
レンズホルダ17に一体に形成した位置検出片17Eの
移動領域に対応して前部鏡筒3に設けられている。した
がって、ズームレンズ位置検出センサ22Aは、受光素
子と発光素子とがレンズホルダ17の位置検出片17E
の移動領域を挟むようにして対向位置される。
【0036】ズームレンズ位置検出手段は、上述したズ
ーム制御動作において、例えばズームレンズ構体6が前
部鏡筒3の前方部から後部鏡筒4側へと移動動作して、
位置検出片17Eがズームレンズ位置検出センサ22A
の受光素子と発光素子との間を遮蔽することにより、電
流値が変化して通過を検出する検出出力を制御部へと送
出する。ステッピングモータ18は、このズームレンズ
位置検出センサ22Aの出力によって回転方向及び駆動
時間が制御され、ズームレンズ構体6のズーム制御動作
が行われる。
【0037】絞り装置8は、図1に示すように、前部鏡
筒3の後方開口部に位置して中間枠9に支持されるよう
にして組み付けられており、円盤状の基部24Aと、こ
の基部24Aの外周部に一体に突設されたモータ取付け
部24Bとからなる基板部材24と、このモータ取付け
部24Bに取り付けられた制御駆動部25とから構成さ
れている。基板部材24の基部24Aには、各レンズ群
と光軸が一致された絞り穴24Cが中央部に形成されて
いる。また、基部24Aは、詳細には2枚の薄い円板が
重ね合わされて構成されており、これら円板間に絞り穴
24Cを開閉する複数の絞り羽片が可動自在に組み込ま
れている。制御駆動部25は、鏡筒2の内部に入射され
た光量を検出する検出部と、制御部及びこの制御部の出
力によって動作され絞り羽片を駆動するアークチュエー
タ等によって構成されている。
【0038】絞り装置8は、基部24Aが後述する中間
枠9の収納凹部9Aを構成する周壁によって外周部を囲
まれるようにしてこの中間枠9の前方側に組み合わされ
ている。絞り装置8は、上述したように薄い円盤状の基
部24Aの外周部にモータ取付け部24Bを介してやや
重量のある制御駆動部25が取り付けられて構成されて
いる。したがって、絞り装置8は、この制御駆動部25
の重量によって基部24Aが厚み方向に撓ませられるお
それがある。このため、絞り装置8は、中間枠9を介し
て後部鏡筒4に組み合わされた状態において、制御駆動
部25の外周部を後部鏡筒4の外周壁に形成した円弧状
の支持リブ4Dによって支えることにより、基部24A
の撓み現象の発生が防止されている。
【0039】以上のように構成された絞り装置8は、制
御部からの出力によって制御駆動部25が駆動されるこ
とにより、絞り羽片が駆動されて絞り穴24Cの開口寸
法を調整する。レンズ鏡筒1は、この絞り装置8の動作
によって光量の調整が行われる。なお、絞り装置8につ
いては、例えばエレクトロクロミック素子を用いた絞り
装置等によって構成してもよいことは勿論である。
【0040】中間枠9は、前部鏡筒3の後方開口部を閉
塞するに足る外形寸法を有して形成されており、前面側
の主面には絞り装置8の基部24Aを収納するに足る内
径寸法と高さ寸法を有する複数の円弧壁によって構成さ
れた収納凹部9Aが形成されている。また、中間枠9に
は、中央部に第2の固定レンズ10が組み付けられるレ
ンズ組付け穴9Bが各レンズ群と光軸を一致させて設け
られている。中間枠9には、上述した検出穴9Cやねじ
穴9Dとともに、詳細を省略するが、外周側に位置して
第1のガイド軸12を貫通させる軸穴や、前部鏡筒3或
いは後部鏡筒4とそれぞれ位置合わせした状態で組み付
けるための取付け穴や位置決め凸部等が適宜形成されて
いる。
【0041】なお、上述したズームレンズ構体6は、第
1の固定レンズ群5の第3レンズ5Cの内側から絞り装
置8の前面の領域に亘って前部鏡筒3内を移動動作す
る。したがって、レンズホルダ17に一体に形成された
位置検出片17Eは、ズームレンズ構体6が絞り装置8
の前面に近接した位置において中間枠9と衝合されてし
まうが、検出穴9Cを貫通して後部鏡筒4側に延在され
ることにより、鏡筒2の小型化が図られている。中間枠
9は、取付け穴や位置決め凸部を介して後部鏡筒4の前
方開口部を閉塞するようにして組み付けられた状態にお
いて、図2に示すように、背面側の主面に形成した軸受
け部によって第2のガイド軸13の先端部を支架する。
【0042】レンズ鏡筒1は、上述したように中間枠9
を介して前部鏡筒3と後部鏡筒4とを組み合わせるよう
に構成したことにより、この中間枠9によって絞り装置
8が組み付けられかつ長軸の第1のガイド軸12を途中
で支持しさらに第2のガイド軸13の一端部が支持され
ている。このため、レンズ筐体1は、前部鏡筒3と後部
鏡筒4との構造がやや簡易化されるとともに全体として
組立作業性の向上が図られかつ光軸方向の精度が確保さ
れている。
【0043】第2の可動レンズ群を構成するフォーカス
レンズ構体11は、図2に示すように、2枚のフォーカ
スレンズ26(26A、26B)と、レンズホルダ27
と、このレンズホルダ27と一体に形成されたコイルボ
ビン28と、フォーカスレンズ位置検出部を構成するM
Rマグネット29等の部材によって構成されている。レ
ンズホルダ27は、矩形枠として構成された基部27A
と、この基部27Aの中央部に位置して一体に形成され
てフォーカスレンズ26が組み付けられる筒部27Bと
から構成されている。
【0044】レンズホルダ27には、基部27Aの相対
するコーナ部に、第2のガイド軸13が貫通される軸受
け部27C、27Dがそれぞれ一体に突設されている。
基部27Aには、筒部27Bの両側に位置して高さ方向
の矩形穴として構成されるヨーク穴27E、27Fがそ
れぞれ開設されている。基部27Aには、背面側に筒部
27Bの外周部に延在するようにして、この筒部27B
よりも大径の角筒状を呈するコイルボビン28のコイル
部28Aが一体に連設されている。コイルボビン28
は、コイル部28Aと、レンズホルダ27の基部27A
と対向する矩形のフランジ部28Bとから構成されてい
る。換言すれば、レンズホルダ27の基部27Aは、コ
イルボビン28の一方フランジ部を構成し、この基部2
7Aとフランジ部28Bとの間のコイル部28Aの外周
面上にコイル線が巻回される。また、筒部27Bは、コ
イルボビン28のコイル穴に位置して軸方向に延在す
る。
【0045】コイルボビン28には、フランジ部28B
の相対するコーナ部に軸受け部28Cが一体に突設され
ている。この軸受け部28Cは、レンズホルダ27側の
基部27Aに形成した第1の軸受け部27Cと対向して
おり、第2のガイド軸13が貫通される。第1の軸受け
部27Cと軸受け部28Cには、磁性体材料によって角
棒状に形成されたMRマグネット29の両端が支持され
ている。MRマグネット29は、光軸方向にN極とS極
とが交互に着磁されており、フォーカスレンズ構体11
が後部鏡筒4に組み付けられた状態において、この後部
鏡筒4の内面に沿って延在される。
【0046】フォーカスレンズ構体11は、コイル線が
巻回されたコイルボビン28とヨーク30、31とによ
って構成されるフォーカスレンズ駆動手段14によって
後部鏡筒4内を光軸方向に移動動作される。上述したよ
うに、コイルボビン28とヨーク30、31は、リニア
モータを構成する。すなわち、フォーカスレンズ駆動手
段14は、左右一対のヨーク30、31と、これらヨー
ク30、31にそれぞれ組み付けられたマグネット3
2、33とから構成されている。これらヨーク30、3
1は、それぞれ高さ方向の基部30A、31Aの両側か
ら互いに平行に対峙して前方側へ折曲された一対の外側
ヨーク片30B、30C及び内側ヨーク片31B、31
Cとからなる全体コ字状を呈して形成されている。
【0047】外側ヨーク片30Bと内側ヨーク片30C
及び外側ヨーク片31Bと内側ヨーク片31Cとの間隔
は、フォーカスレンズ構体11を構成するコイルボビン
28の厚み寸法よりもやや大きく、断面形状がヨーク穴
27E、27Fの開口穴の開口寸法よりもやや小さい。
また、ヨーク片30B、30C及びヨーク片31B、3
1Cは、フォーカスレンズ構体11の移動領域に足る長
さ寸法を有するとともに、後部鏡筒4の前後方向の長さ
寸法よりもやや小とされている。
【0048】マグネット32、33は、全体が薄板状を
呈しており、ヨーク30、31の外側ヨーク片30B、
31Bの内面に、コイルボビン28のコイル部28Aの
外周部に近接して軸方向のほぼ全域に亘って接合固定さ
れている。
【0049】フォーカスレンズ駆動手段14を構成する
ヨーク30、31は、基部30A、31Aを後部鏡筒4
の後方壁部4Cに取り付けられる。これらヨーク30、
31は、フォーカスレンズ構体11が第2のガイド軸1
3に支持されて後部鏡筒4内に移動自在に組み付けられ
た状態において、内側ヨーク片30C、31Cがレンズ
ホルダ27の基部27Aに形成したヨーク穴27E、2
7Fを貫通するとともに、外側ヨーク片30B、31B
がコイル線が巻回されたコイルボビン28のコイル部2
8Aの外周面に近接して延在される。
【0050】したがって、後部鏡筒4内に組み込まれた
フォーカスレンズ構体11とフォーカスレンズ駆動手段
14とは、ヨーク30側に外側ヨーク片30B−マグネ
ット32−内側ヨーク片30C−基部30A−外側ヨー
ク片30Bの右側閉磁路を構成する。同様に、フォーカ
スレンズ構体11とフォーカスレンズ駆動手段14と
は、ヨーク31側に外側ヨーク片31B−マグネット3
3−内側ヨーク片33C−基部31A−外側ヨーク片3
1Bの左側閉磁路を構成する。
【0051】また、フォーカスレンズ構体11のコイル
部28Aは、これら閉磁路を遮断するとともに、図示し
ない制御部によって電源部から駆動電流が供給されるこ
とによって、この駆動電流の方向に応じた磁束を発生さ
せてこれを上述した左右閉磁路に作用させる。フォーカ
スレンズ構体11は、左右閉磁路とコイル部28Aとの
間に発生した磁気的推力により、第2のガイド軸13に
支持されて後部鏡筒4内を前後方向に移動動作する。
【0052】フォーカスレンズ構体11は、MRマグネ
ット29と、後部鏡筒4に一体に形成したセンサ取付け
部37に取り付けられるセンサホルダ35と、このセン
サホルダ35に搭載されたフォーカスレンズ位置検出セ
ンサ36とによって構成されるフォーカスレンズ位置検
出手段34によって鏡筒2内の位置が検出される。フォ
ーカスレンズ位置検出センサ36は、磁束密度の変化に
よって抵抗値が変化される磁気センセである。このフォ
ーカスレンズ位置検出センサ36の抵抗値は、制御部に
おいてカウントされることによってフォーカスレンズ構
体11の鏡筒2内の位置が検出され、コイル部28Aへ
の電流供給が制御される。
【0053】センサホルダ35は、先端部が後部鏡筒4
のセンサ取付け部37を構成する係合溝に係合されるこ
とによって取り付けられる。センサ取付け部37は、フ
ォーカスレンズ構体11に組み付けられたMRマグネッ
ト29の移動領域に対応して後部鏡筒4の外周面に形成
されている。このセンサ取付け部37には、MRマグネ
ット29の移動領域に臨む図示しない検出穴が設けられ
ている。したがって、センサホルダ35は、センサ取付
け部37に取り付けられた状態において、実装されたフ
ォーカスレンズ位置検出センサ36が検出穴からMRマ
グネット29の移動領域に臨まされる。
【0054】レンズ鏡筒1は、フォーカスレンズ構体1
1のコイルボビン28に図示しない制御部によって制御
される電源部から駆動電流が供給されることによって発
生した磁気的推力により、フォーカスレンズ構体11が
第2のガイド軸13に支持されて後部鏡筒4内を移動動
作する。このフォーカスレンズ構体11の移動動作は、
MRマグネット29による磁束密度の変化がフォーカス
レンズ位置検出センサ36とによって抵抗値の変化とし
て検出されて制御部においてカウントされる。レンズ鏡
筒1は、制御部からの出力によって電源部からの電流供
給が制御されて後部鏡筒4内におけるフォーカスレンズ
構体11の光軸方向の位置制御が行われてフォーカス調
整が行われる。
【0055】なお、上述した実施例は、ビデオカメラに
搭載され被写体に対する焦点合わせを自動的に行うオー
トフォーカス機構や、倍率変更を行う電動ズーム機構を
備えるレンズ鏡筒1を示したが、本発明はかかる実施例
に限定されるものではない。本発明は、ガイド手段によ
って可動レンズ構体を鏡筒内に移動自在に支持するとと
もに、この可動レンズ構体を移動動作させるレンズ駆動
手段を備えた各種のレンズ鏡筒に適用されることは勿論
である。
【0056】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るレンズ鏡筒によれば、鏡筒内にガイド手段によって移
動自在に支持された可動レンズ構体と、この可動レンズ
構体を駆動動作させるレンズ駆動ユニットの駆動子との
係合状態が確認穴を介して外方から視認可能とされるこ
とにより、レンズ駆動ユニットの組立作業性の大幅な向
上が図られるとともに、可動レンズ構体と駆動子とが確
実に相対係合されて動作不良といった不都合の発生が防
止される。また、確認穴は、レンズ駆動ユニットの駆動
源に電源を供給する基板によって閉塞することにより、
鏡筒の内部に塵埃等が進入するといったことも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例として示すビデオカメラに搭載
されるレンズ鏡筒の全体分解斜視図である。
【図2】同レンズ鏡筒の要部縦断面図である。
【図3】同レンズ鏡筒の構成各部を分解して示した分解
側面図である。
【図4】同レンズ鏡筒の組立状態の側面図であり、確認
穴を閉塞する基板を取り外した状態を示す。
【図5】同レンズ鏡筒の組立状態の側面図であり、確認
穴を閉塞する基板を取り付けた状態を示す。
【図6】同レンズ鏡筒の可動レンズ構体であるズームレ
ンズ構体と、ズームレンズ駆動ユニットの駆動子との係
合状態を説明する要部縦断面図である。
【図7】同レンズ鏡筒に備えられて、確認穴を閉塞して
鏡筒に取り付けられるセンサ基板を示す平面図である。
【符号の説明】
1 レンズ鏡筒 2 鏡筒 3 前部鏡筒 3C 確認穴 4 後部鏡筒 6 ズームレンズ構体(可動レンズ構体) 7 ズームレンズ駆動ユニット(レンズ駆動ユニット) 8 絞り装置 9 中間枠 11 フォーカスレンズ構体(可動レンズ構体) 12 第1のガイド軸(ズームレンズ構体を支持するガ
イド手段) 13 フォーカスレンズ構体を支持する第2のガイド軸 14 フォーカスレンズ駆動手段(レンズ駆動手段) 16 ズームレンズ群 17 レンズホルダ 17E レンズ位置検出片 17F 係合凸部(レンズ駆動手段との係合部) 18 ステッピングモータ(駆動源) 20 送りねじ軸 21 駆動子 21E、21G 係合片(可動レンズ構体との係合部) 22 センサ基板(駆動源への電源供給とレンズ位置検
出部を兼ねる基板) 23 フレキシブルケーブル 25 検出駆動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸方向のレンズガイド手段が設けられ
    た鏡筒と、 可動レンズとこの可動レンズが組み付けられたレンズホ
    ルダとから構成され、鏡筒の内部をレンズガイド手段に
    支持されて光軸方向に移動動作される可動レンズ構体
    と、 駆動源と、鏡筒に形成したガイド溝から内部に臨ませら
    れて可動レンズ構体と連結されるとともに駆動源によっ
    て光軸方向に移動動作される駆動子とを有し、鏡筒に組
    み付けられるレンズ駆動ユニットとを備え、 鏡筒には、可動レンズ構体とレンズ駆動ユニットの駆動
    子との係合状態を外部から視認可能とする確認穴が形成
    されるとともに、この確認穴をレンズ駆動ユニットの駆
    動源に電源を供給する基板を鏡筒に取り付けて閉塞する
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 確認穴を閉塞する基板には、可動レンズ
    構体の鏡筒内における移動位置を検出する位置検出セン
    サが実装され、 この位置検出センサは、基板が鏡筒に取り付けられた状
    態において可動レンズ構体に設けたセンサ駆動手段の移
    動領域に臨んで位置されることを特徴とする請求項1に
    記載のレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 鏡筒は、 前方開口部に第1の固定レンズ群が組み付けられるとと
    もに第1の可動レンズ構体であるズームレンズ構体がガ
    イド手段によって光軸方向に移動自在に支持された前部
    鏡筒と、 絞り装置が組み付けられるとともに第2の固定レンズ群
    が組み付けられた中間枠と、 第2の可動レンズ構体であるフォーカスレンズ構体がガ
    イド手段によって光軸方向に移動自在に支持されるとと
    もにこのフォーカスレンズ構体の駆動手段が組み込まれ
    た後部筐体とを光軸を一致させて組み合わせたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 中間枠は、後部筐体の前方開口部を閉塞
    するようにして組み合わされるとともに、前方側主面に
    は絞り装置の外周部を囲むようにして組み付ける収納凹
    部が一体に形成されていることを特徴とする請求項3に
    記載のレンズ鏡筒。
JP5021195A 1995-03-09 1995-03-09 レンズ鏡筒 Withdrawn JPH08248294A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005241879A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Ricoh Co Ltd 光学装置、モバイル画像入力装置および画像投影装置
JP2008090273A (ja) * 2006-09-08 2008-04-17 Sharp Corp 撮像装置およびその製造方法
CN107577026A (zh) * 2017-05-27 2018-01-12 深圳多哚新技术有限责任公司 具有防尘功能的光学镜片调焦组件

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