JP3393241B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP3393241B2
JP3393241B2 JP5020895A JP5020895A JP3393241B2 JP 3393241 B2 JP3393241 B2 JP 3393241B2 JP 5020895 A JP5020895 A JP 5020895A JP 5020895 A JP5020895 A JP 5020895A JP 3393241 B2 JP3393241 B2 JP 3393241B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ビデオカメラ
等に搭載されるレンズ鏡筒に関し、さらに詳しくは光軸
方向に沿って移動動作される可動レンズを備えるレンズ
鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオカメラには、被写体に対
する焦点合わせを自動的に行うオートフォーカス機構
や、倍率変更を行う電動ズーム機構が備えられている。
これらオートフォーカス機構や電動ズーム機構は、鏡筒
の内部の駆動手段によって光軸方向に移動動作されるフ
ォーカスレンズやズームレンズを備えたレンズ鏡筒によ
って達成される。
【0003】従来のレンズ鏡筒は、概略、主鏡筒と、こ
の主鏡筒に組み合わされる後部鏡筒と、これら主鏡筒及
び後部鏡筒との内部に互いに光軸を一致させて順に設け
られた第1のレンズ群、第2のレンズ群、アイリスユニ
ット、第3のレンズ群、第4のレンズ群と、第2のレン
ズ群を保持する第2のレンズ群ホルダと、第3のレンズ
群を保持する中間枠と、第4のレンズ群を保持する第4
のレンズ群ホルダとを備えて構成されている。また、こ
のレンズ鏡筒は、第2のレンズ群ホルダを光軸方向にス
ライド移動自在に支持するズーム用基準軸及びズーム用
ガイド軸と、第4のレンズ群ホルダを光軸方向にスライ
ド移動自在に支持するフォーカス用基準軸及びフォーカ
ス用ガイド軸と、第2のレンズ群ホルダの移動位置を検
出するフォトセンサとを備えて構成されている。
【0004】以上のように構成されたレンズ鏡筒は、い
わゆるズームレンズである第2のレンズ群を保持する第
2のレンズ群ホルダが、駆動手段によってズーム用基準
軸及びズーム用ガイド軸に沿って光軸方向にスライド移
動されてズーム動作する。また、レンズ鏡筒は、いわゆ
るフォーカスレンズである第4のレンズ群を保持する第
4のレンズ群ホルダが、駆動手段によってフォーカス用
基準軸及びフォーカス用ガイド軸に沿って光軸方向にス
ライド移動されてフォーカス動作する。
【0005】そして、上述したレンズ鏡筒を構成する第
4のレンズ群ホルダ54は、図3に示すように、円筒状
に形成されており、中央部に第4のレンズ群55が保持
されている。第4のレンズ群ホルダ54には、フォーカ
ス用基準軸52に支持される基準軸受部54Aと、フォ
ーカスガイド軸53に支持されるガイド軸受部54Bと
がそれぞれ一体に設けられている。
【0006】基準軸受部54Aには、中間枠51の基準
軸穴51Aの外周部に臨んで第1のストッパ部54G
が、フォーカス基準軸52の軸線方向に一体に突出形成
されている。また、ガイド軸受部54Bには、後部鏡筒
50の基準軸穴50Aの外周部に臨んで第2のストッパ
部54Hが、フォーカス基準軸52の軸線方向に一体に
突出形成されている。
【0007】そして、第4のレンズ群ホルダ54は、フ
ォーカス用基準軸52及びフォーカス用ガイド軸53に
沿ってスライド移動された際、第1のストッパ部54G
及び第2のストッパ部54Hが、中間枠51及び後部鏡
筒50に形成されたストッパ部51G、50Gと互いに
衝合して突き当てられることによって、停止されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、第4
のレンズ群ホルダ54は、第1のストッパ部54G及び
第2のストッパ部54Hと、中間枠51及び後部鏡筒5
0の基準軸穴51A、50Aの外周部にそれぞれ形成さ
れたストッパ部51G、50Gとが衝合して面接触する
ことによって停止されている。
【0009】また、レンズ鏡筒は、フォーカス用基準軸
52及びフォーカス用ガイド軸53に、第4のレンズ群
ホルダ54が比較的高速移動されており、摺動性を確保
するため、例えば、フッソ系オイル等の粘性が比較的低
い潤滑剤が均一に塗布されている。このため、レンズ鏡
筒は、フォーカス用基準軸52に塗布された潤滑剤が流
出して、第4のレンズ群ホルダ54の第1のストッパ部
54G及び第2のストッパ部54Hの突当面に付着する
という問題がある。
【0010】したがって、レンズ鏡筒は、第4のレンズ
群ホルダ54の第1のストッパ部54G及び第2のスト
ッパ部54Hの突当面に潤滑剤が付着することによっ
て、これら第1のストッパ部54G及び第2のストッパ
部54Hと、中間枠51及び後部鏡筒50の基準軸穴5
1A、50Aの外周部に形成されたストッパ部51G、
50Gとが潤滑剤を介して密着してしまうという問題点
があった。
【0011】このため、レンズ鏡筒は、第4のレンズ群
ホルダ54の第1のストッパ部54G及び第2のストッ
パ部54Hが、中間枠51のストッパ部51G又は後部
鏡筒50のストッパ部50Gとから分離動作できないた
め、第4のレンズ群ホルダ54が良好に動作しないとい
う問題があった。
【0012】上述した問題点の対策として、図4に示す
ように、第4のレンズ群ホルダ54の第1のストッパ部
54G及び第2のストッパ部54Hと、中間枠51及び
後部鏡筒50のストッパ部51G、50Gとの互いに衝
合する突当面上をあらして微細な凹凸を形成することに
よって、密着を防止する対策が考慮された。
【0013】しかしながら、第4のレンズ群ホルダ54
の第1のストッパ部54G及び第2のストッパ部54H
と、中間枠51又は後部鏡筒50のストッパ部51G、
50Gとの突当面は、面積が比較的広い上にあらした表
面にも潤滑剤がまわりこんでしまい、結局接着面積は小
さくならず、良好な改善効果が得られなかった。また、
上述した対策は、第4のレンズ群ホルダ54の停止位置
の精度を確保することが困難であるという問題もあっ
た。
【0014】そこで、本発明は、第4のレンズ群ホルダ
が誤動作することを防止することを可能とするレンズ鏡
筒を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を達成するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係るレンズ鏡筒は、可動レンズホルダの
ガイド軸と直交する両端部に形成されたストッパ部が鏡
筒の内面壁に光軸方向に離間して形成されたストッパ部
に衝合することによって移動領域が規制される。そし
て、可動レンズホルダのストッパ部と鏡筒のストッパ部
とは、いずれか一方が断面半球状の凸部として形成され
るとともに他方が平面として形成される。
【0016】
【作用】以上のように構成した本発明に係るレンズ鏡筒
は、可動レンズホルダが光軸方向に沿ってスライド移動
された際、可動レンズホルダに形成されたストッパ部と
鏡筒に形成されたストッパ部とが衝合して突き当てられ
る。そして、可動レンズホルダに形成されたストッパ部
と鏡筒に形成されたストッパ部は、平面と断面半球状の
凸部とが衝合して点接触する。すなわち、可動レンズホ
ルダのストッパ部と鏡筒のストッパ部は、互いに衝合し
た際、点接触であるため、接触面積が小さく密着力が弱
い。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、ビ
デオカメラに搭載され被写体に対する焦点合わせを自動
的に行うオートフォーカス機構や、倍率変更を行う電動
ズーム機構を備える実施例レンズ鏡筒1を図1及び図2
を参照して説明する。このレンズ鏡筒1は、主鏡筒14
と、この主鏡筒14に組み合わされる後部鏡筒15と、
これら主鏡筒14及び後部鏡筒15との内部に互いに光
軸を一致させて順に設けられた第1のレンズ群16、第
2のレンズ群17、アイリスユニット30、第3のレン
ズ群18、第4のレンズ群19と、第2のレンズ群17
を保持する第2のレンズ群ホルダ21と、第3のレンズ
群18を保持する中間枠24と、第4のレンズ群19を
保持する第4のレンズ群ホルダ25とを備えて構成され
ている。
【0018】また、このレンズ鏡筒1は、第2のレンズ
群ホルダ21を光軸方向にスライド移動自在に支持する
ズーム用基準軸26及びズーム用ガイド軸27と、第4
のレンズ群ホルダ25を光軸方向にスライド移動自在に
支持するフォーカス用基準軸28及びフォーカス用ガイ
ド軸29と、第2のレンズ群ホルダ21の移動位置を検
出するフォトセンサ31とを備えて構成されている。
【0019】主鏡筒14は、円筒状に形成されており、
一方の開口部に第1のレンズ群16が保持されて固定さ
れている。また、主鏡筒14には、第1のレンズ群16
の外周部の相対する位置に、光軸方向と平行に基準軸穴
14A及びガイド軸穴14Bがそれぞれ設けられてお
り、これら基準軸穴14A及びガイド軸穴14Bとに、
ズーム用基準軸26及びズーム用ガイド軸27の一端部
が差し込まれてそれぞれ支持されている。
【0020】後部鏡筒15は、角筒状に形成されてお
り、一方の開口部を閉塞する状態で、CCD固体撮像素
子33が設けられている。後部鏡筒15には、主鏡筒1
4に組み合わされる開口縁部の相対するコーナ部に、光
軸方向と平行に基準軸穴15A及びガイド軸穴15Bが
それぞれ設けられており、これら基準軸穴15A及びガ
イド軸穴15Bとに、ズーム用基準軸26及びズーム用
ガイド軸27の一端部が差し込まれてそれぞれ支持され
ている。
【0021】また、後部鏡筒15の内部には、CCD固
体撮像素子33の外周部の相対するコーナ部に、光軸方
向と平行に基準軸穴15C及びガイド軸穴15Dがそれ
ぞれ設けられており、これら基準軸穴15C及びガイド
軸穴15Dに、フォーカス用基準軸28及びフォーカス
用ガイド軸29の一端部が差し込まれてそれぞれ支持さ
れている。
【0022】さらに、後部鏡筒15の基準軸穴15Cの
外周部には、図2に示すように、略矩形状のストッパ部
15Gが一体に突出形成されている。このストッパ部1
5Gには、フォーカス用基準軸28の軸線方向と直交す
る平面が形成されている。また、後部鏡筒15には、第
4のレンズ群ホルダ25の移動位置を検出するMRセン
サが設けられている。
【0023】なお、後部鏡筒15には、基準軸穴15C
の外周部に、平面を形成することによってストッパ部と
する構成としてもよい。しかしながら、上述したよう
に、後部鏡筒15は、ストッパ部15Gを一体に突出形
成して、このストッパ部15Gに平面を形成する構成と
することによって、必要充分な面積のみを平面成形する
だけでよいため、光軸方向の平面の位置としては良好な
精度が確保される。
【0024】第2のレンズ群17は、いわゆるズームレ
ンズであり、円筒状の第2のレンズ群ホルダ21の内周
部に保持されている。第2のレンズ群ホルダ21は、外
周部に、基準軸受部21A及びガイド軸受部21Bとが
それぞれ一体に設けられている。
【0025】この第2のレンズ群ホルダ21は、基準軸
受部21Aにズーム用基準軸26が挿通されてスライド
移動自在に支持されており、ガイド軸受部21Bにズー
ム用ガイド軸27が挿通されてスライド移動自在に支持
されている。また、第2のレンズ群ホルダ21は、基準
軸受部21Aに隣接して、ズーム用基準軸26と平行
に、フォトセンサ31に臨む位置検出板21Cが一体に
設けられている。
【0026】さらに、この第2のレンズ群ホルダ21
は、図示しないステッピングモータの回転軸と連結され
ており、ステッピングモータが回転駆動するによって、
ズーム用基準軸26及びズーム用ガイド軸27に沿って
光軸方向にスライド移動される。
【0027】アイリスユニット30は、中心部に絞り孔
が設けられており、この絞り孔を開閉する複数の絞り羽
が設けられている。このアイリスユニット30は、第2
のレンズ群17と第3のレンズ群18との間に位置し
て、絞り穴を光軸に一致させて中間枠24に支持されて
いる。そして、アイリスユニット30は、後部鏡筒15
の外周部に設けられたアイリスメータ30Aに接続され
ており、アイリスメータ30Aが駆動することによっ
て、絞り羽が絞り孔の開閉動作を行う。なお、アイリス
ユニット30は、例えば、エレクトロクロミック素子を
用いた絞り装置等によって構成してもよいことは勿論で
ある。
【0028】中間枠24は、円板状に形成されており、
中央部に第3のレンズ群18が保持されている。中間枠
24には、第3のレンズ群18の外周部に、基準軸穴2
4A及びガイド軸穴24Bがそれぞれ設けられている。
そして、中間枠24には、基準軸穴24Aにフォーカス
用基準軸28の一端部が差し込まれて支持されており、
ガイド軸穴24Bにフォーカス用ガイド軸29の一端部
が差し込まれて支持されている。
【0029】また、中間枠24の基準軸穴24Aの外周
部には、図2に示すように、略矩形板状のストッパ部2
4Gが一体成形されている。このストッパ部24Gに
は、フォーカス用基準軸28の軸線方向と直交する平面
が形成されている。
【0030】なお、中間枠24には、基準軸穴24Aの
外周部に、平面を形成することによってストッパ部とす
る構成としてもよい。しかしながら、上述したように、
中間枠24は、ストッパ部24Gを一体に突出形成し
て、このストッパ部24Gに平面を形成する構成とする
ことによって、必要充分な面積のみを平面成形するだけ
でよいため、光軸方向の平面の位置としては良好な精度
が確保される。
【0031】第4のレンズ群19は、いわゆるフォーカ
スレンズであり、円筒状の第4のレンズ群ホルダ25の
内周部に保持されている。第4のレンズ群ホルダ25
は、外周部に第1の基準軸受部25A及び第2の基準軸
受部25Bがそれぞれ一体に設けられており、また外周
部にガイド軸受部25Cが一体に設けられている。
【0032】そして、第4のレンズ群ホルダ25は、フ
ォーカス用基準軸28に、第1の基準軸受部25A及び
第2の基準軸受部25Bがそれぞれスライド移動自在に
支持されており、またフォーカス用ガイド軸29に、ガ
イド軸受部25Cがスライド移動自在に支持されてい
る。
【0033】また、第4のレンズ群ホルダ25の第1の
基準軸受部25Aには、図2に示すように、中間枠24
に設けられた基準軸穴24Aの外周部に臨む位置に、断
面半球状の第1のストッパ部25Gが、フォーカス用基
準軸28の軸線方向に一体に突出形成されている。ま
た、第4のレンズ群ホルダ25の第2の基準軸受部25
Bには、後部鏡筒15に設けられた基準軸穴15Cの外
周部に臨む位置に、断面半球状の第2のストッパ部25
Hが、フォーカス用基準軸28の軸線方向に一体に突出
形成されている。
【0034】さらに、第4のレンズ群ホルダ25には、
外周部に図示しないコイルが一体に形成されており、こ
のコイルに対応して図示しないヨーク及び磁石がそれぞ
れ配設されている。したがって、第4のレンズ群ホルダ
25は、コイルに電流が供給されることにより生じる電
磁力によって、フォーカス用基準軸28及びフォーカス
用ガイド軸29に沿って光軸方向にスライド移動する。
【0035】ズーム用基準軸26及びズーム用ガイド軸
27は、光軸と互いに平行に、一端部が後部鏡筒15に
設けられた基準軸穴15A及びガイド軸穴15Bにそれ
ぞれ支持されており、他端部が主鏡筒14に設けられた
基準軸穴14A及びガイド軸穴14Bにそれぞれ支持さ
れている。
【0036】また、ズーム用基準軸26及びズーム用ガ
イド軸27には、第2のレンズ群ホルダ21がスライド
移動してズーム動作する際、良好な摺動性を確保するた
め、例えば、グリース等の比較的粘性が高い潤滑剤が塗
布されている。すなわち、ズーム用基準軸26及びズー
ム用ガイド軸27は、第2のレンズホルダ21の基準軸
受部21A及びガイド軸受部21Bとの間隙に潤滑剤が
充填されており、第2のレンズ群ホルダ21の摺動に伴
う振動が低減されている。
【0037】フォーカス用基準軸28及びフォーカス用
ガイド軸29は、光軸と互いに平行に、一端部が中間枠
24に設けられた基準軸穴24A及びガイド軸穴24B
にそれぞれ支持されており、他端部が後部鏡筒15に設
けられた基準軸穴15C及びガイド軸穴15Dにそれぞ
れ支持されている。
【0038】また、フォーカス用基準軸28及びフォー
カス用ガイド軸29には、第4のレンズ群ホルダ25が
スライド移動してフォーカス動作する際、良好な摺動性
を確保するため、例えば、フッソ系オイル等の比較的粘
性が低い潤滑剤が均一に塗布されている。すなわち、フ
ォーカス用基準軸28及びフォーカス用ガイド軸29
は、第4のレンズホルダ25が比較的高速で摺動するた
め、比較的粘性が低い潤滑剤によって良好な摺動性が確
保されている。
【0039】フォトセンサ31は、検出光を出射する発
光部と検出光を受光する受光部とを備えており、ズーム
用基準軸26の一端部側に位置して配設されている。そ
して、このフォトセンサ31は、第2のレンズ群ホルダ
21に設けられた位置検出板21Cが、発光部から出射
された赤外光を遮ることによって、受光部が受光する光
量が変化して出力電圧が変化する。フォトセンサ31
の、出力電圧の変化によって、第2のレンズ群ホルダ2
1の移動位置を検出している。
【0040】なお、第2のレンズ群ホルダ21は、ズー
ム用基準軸26及びズーム用ガイド軸27に沿って摺動
してスライド移動する移動範囲の中央部が、基準位置
(リセット位置)とされている。そして、フォトセンサ
31は、第2のレンズ群ホルダ21がズーム用基準軸2
6及びズーム用ガイド軸27に沿って後部鏡筒15側に
向かってスライド移動した際、リセット位置で、第2の
レンズ群ホルダ21の位置検出板21Cが、発光部が出
射する赤外光を遮る。このため、フォトセンサ31は、
第2のレンズ群ホルダ21がリセット位置に位置するこ
とを検出する。
【0041】以上のように構成されたレンズ鏡筒1は、
固定された第1のレンズ群16に対して第2のレンズ群
17を保持する第2のレンズ群ホルダ21が、ステッピ
ングモータによってズーム用基準軸26及びズーム用ガ
イド軸27に沿って光軸方向にスライド移動されてズー
ム動作する。
【0042】また、レンズ鏡筒1は、固定された第3の
レンズ群18に対して第4のレンズ群19を保持する第
4のレンズ群ホルダ25が、コイルに生じる電磁力によ
ってフォーカス用基準軸28及びフォーカス用ガイド軸
29に沿って光軸方向にスライド移動されてフォーカス
動作する。
【0043】上述したレンズ鏡筒1について、第4のレ
ンズ群ホルダ25がフォーカス用基準軸28及びフォー
カス用ガイド軸29に沿ってスライド移動されて停止す
る動作を説明する。まず、レンズ鏡筒1は、第4のレン
ズ群ホルダ25の外周部に巻回されたコイルに電圧を印
加することにより発生する電磁力によって、第4のレン
ズ群ホルダ25がフォーカス用基準軸28及びフォーカ
ス用ガイド軸29に沿ってスライド移動される。
【0044】第4のレンズ群ホルダ25は、フォーカス
用基準軸28及びフォーカス用ガイド軸29に沿ってス
ライド移動されて、第1のストッパ部25G又は第2の
ストッパ部25Hが、中間枠24に設けられたストッパ
部24G又は後部鏡筒15に設けられたストッパ部15
Gに衝合して突き当てられることによって停止される。
【0045】第4のレンズ群ホルダ25は、断面半球状
に形成された第1のストッパ部25G又は第2のストッ
パ部25Hと、中間枠24又は後部鏡筒15の平面とし
て形成されたストッパ部24G、15Gとが衝合して点
接触する。したがって、第4のレンズ群ホルダ25は、
第1のストッパ部25G及び第2のストッパ部25H
と、ストッパ部24G、15Gとの突当面に、フォーカ
ス用基準軸28に塗布された潤滑剤が流出して付着した
場合でも、密着力が弱いため容易に分離動作される。
【0046】上述したように、実施例レンズ鏡筒1は、
中間枠24の基準軸穴24A及び後部鏡筒15の基準軸
穴15Cとの外周部に、平面として形成されたストッパ
部24G、15Gがそれぞれ設けられるとともに、第4
のレンズ群ホルダ25に断面半球状の第1のストッパ部
25G及び第2のストッパ部25Hが形成されることに
よって、ストッパ部24G、15Gと第1のストッパ部
25G及び第2のストッパ部25Hとがそれぞれ点接触
する。
【0047】したがって、レンズ鏡筒1は、フォーカス
用基準軸28に塗布された潤滑剤が流出して、第4のレ
ンズ群ホルダ25の第1のストッパ部25G及び第2の
ストッパ部25Hに付着しても、第4のレンズ群ホルダ
25が中間枠24又は後部鏡筒15と密着することなく
容易に分離動作される。
【0048】すなわち、レンズ鏡筒1は、第4のレンズ
群ホルダ25が確実にスライド動作することが可能とさ
れて、フォーカス動作が誤動作することを防止すること
ができる。
【0049】なお、本実施例に係るレンズ鏡筒1は、中
間枠24及び後部鏡筒15の基準軸穴24A、15Cの
外周部に平面として形成されたストッパ部24G、15
Gが形成されるとともに、第4のレンズ群ホルダ25に
断面半球状の第1のストッパ部25G及び第2のストッ
パ部25Hとが形成される構成としたが、中間枠24及
び後部鏡筒15の基準軸穴24A、15Cの外周部に断
面半球状のストッパ部を形成するとともに、第4のレン
ズ群ホルダ25に平面として形成されたストッパ部を設
ける構成としても良い。
【0050】
【発明の効果】上述したように本発明に係るレンズ鏡筒
によれば、可動レンズホルダのストッパ部と鏡筒のスト
ッパ部とは、いずれか一方が断面半球状の凸部として形
成されるとともに他方が平面として形成されることによ
って、可動レンズホルダが確実に移動動作することが可
能とされて、可動レンズホルダが誤動作することが防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例レンズ鏡筒を示す縦断面図
である。
【図2】同レンズ鏡筒を構成する第4のレンズ群ホルダ
を示す要部縦断面図である。
【図3】従来のレンズ鏡筒を構成する第4のレンズ群ホ
ルダを示す要部側面図である。
【図4】従来のレンズ鏡筒を構成する第4のレンズ群ホ
ルダのストッパ部が主鏡筒のストッパ部に衝合された状
態を説明するために示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 レンズ鏡筒 14 主鏡筒(鏡筒) 15 後部鏡筒(鏡筒) 15G 後部鏡筒に設けられたストッパ部 19 第4のレンズ群(可動レンズ) 24 中間枠(鏡筒) 24G 中間枠に設けられたストッパ部 25 第4のレンズ群ホルダ(可動レンズホルダ) 25G 第1のストッパ部(ストッパ部) 25H 第2のストッパ部(ストッパ部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−89012(JP,A) 特開 平4−234718(JP,A) 特開 平5−323171(JP,A) 特開 平5−40217(JP,A) 特開 平4−70272(JP,A) 特開 平5−328696(JP,A) 特開 平5−264878(JP,A) 実開 平2−107115(JP,U) 実開 平4−9028(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/16 G02B 7/28 - 7/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒と、 この鏡筒の内部に配置された可動レンズと、 この可動レンズを保持して光軸方向に沿って移動動作さ
    れる可動レンズホルダと、 この可動レンズホルダを移動自在に支持するガイド軸と
    を備え、 可動レンズホルダは、ガイド軸と直交する両端部に形成
    されたストッパ部が鏡筒の内面壁に光軸方向に離間して
    形成されたストッパ部に衝合することによって移動領域
    が規制され、 可動レンズホルダのストッパ部と鏡筒のストッパ部と
    は、いずれか一方が断面半球状の凸部として形成される
    とともに他方が平面として形成されることを特徴とする
    レンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 可動レンズは、ズームレンズであること
    を特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
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