JPH0824731A - 走行台車の移動停止位置制御機構を備えた耐火被覆材 先付自動吹付け装置 - Google Patents

走行台車の移動停止位置制御機構を備えた耐火被覆材 先付自動吹付け装置

Info

Publication number
JPH0824731A
JPH0824731A JP6162098A JP16209894A JPH0824731A JP H0824731 A JPH0824731 A JP H0824731A JP 6162098 A JP6162098 A JP 6162098A JP 16209894 A JP16209894 A JP 16209894A JP H0824731 A JPH0824731 A JP H0824731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
carriage
spray
work
spraying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6162098A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutomo Terao
勝倫 寺尾
Norihiko Yaguchi
則彦 矢口
Masahiro Inoue
雅裕 井上
Masafumi Fuji
雅史 藤
Ryoji Ueda
良司 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON GIJUTSU CENTER KK
Taisei Corp
Ask Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
NIPPON GIJUTSU CENTER KK
Taisei Corp
Ask Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON GIJUTSU CENTER KK, Taisei Corp, Ask Corp, Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical NIPPON GIJUTSU CENTER KK
Priority to JP6162098A priority Critical patent/JPH0824731A/ja
Publication of JPH0824731A publication Critical patent/JPH0824731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建て方作業の前に、建設現場内のヤードにお
いて主要鉄骨部材に耐火被覆材を先付け施工する装置を
提供すること。 【構成】 建設現場に耐火被覆材を吹き付けるべき複数
本のワークを架支配列する架台を設け、この架台の左右
両側にはワークと直交する走行レール10を敷設して走
行台車11を配備し、走行台車上には、走行レールと直
交するガイドレール14を設置し、このガイドレール上
に、耐火被覆材の吹付けノズル17を有する吹付け装置
16を装備した吹付け台車15を配備し、さらに前記走
行台車には走行位置を検出するセンサと走行距離を検出
するパルス発信機を装備し、双方からの検出信号をプロ
グラマブルコントローラにフィードバックさせ、走行台
車の移動停止位置を制御するとともに吹付け装置をシー
ケンス制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高層ビルのような鉄
骨構造からなる建設構造物における主要鉄骨部材に耐火
被覆材を吹付け施工する自動吹付け装置に関するもので
ある。さらに具体的に言えば建設現場のヤード内におい
て、本組み前の主要鉄骨部材に耐火被覆材を連続的に吹
付け施工し、つまり先付け施工し、しかも吹付け装置を
搭載装備した前記作業台車を被吹付け部材に対応する適
正位置に移動停止させることのできる移動停止機構を装
備させた自動吹付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造からなる建築物にあっては、火
災時における安全確保のため、梁部材をはじめ主柱部材
などの主要な鉄骨部材を耐火被覆構造としておくことが
義務づけられている。
【0003】そのため、従来は、これら主要部材の建て
方作業が終了した時点、つまり主要鉄骨部材の本組み作
業が終了した時点で、耐火被覆材をハンドレイアップ方
式により吹付け施工していた。
【0004】ところで、この耐火被覆材の吹付け施工に
は、多くの人手を必要とするとともに、作業時に吹付け
材の粉塵が周辺に飛散する関係もあって、作業環境が厳
しく、そのため、きわめて作業効率が悪かった。その
上、吹付け仕上がりの品質にバラツキ等も多く問題点と
されていた。
【0005】そこで、本出願人は、これらの問題点を解
決する手段の一つとして、先に特開平5−184983
号公報(特願平4−3176号)に開示されたような、
人手依存を抑制した機械式吹付け装置を開発した。この
機械式吹付け装置は、耐火被覆材を噴射する複数のスプ
レーノズルを装備した自走式吹付け装置と、この自走式
吹付け装置を搭載する走行レールを有し、かつ耐火被覆
材を供給するための供給ホースを装備した移動台車と、
この移動台車の前記走行レールに接続自在な走行レール
を有する複数台の接続台車と、この接続台車に、それぞ
れ接続自在な複数台の補助作業足場台車と、さらに前記
移動台車、接続台車、補助作業足場台車とを一体的に接
続し、その全体を牽引する自走式牽引台車とをもって構
成したもので、従来のハンドレイアップ形式の吹付け施
工に代わる作業効率の飛躍的なアップを実現した装置で
ある。
【0006】その後、さらに本出願人は、前記機械式吹
付け装置をベースに、関連技術として吹き付けノズルに
振動機構(スウィング機構)を組み込んで吹付けムラの
発生を抑制するようにした装置や、発生する粉塵の飛散
を抑制するためのフードや、飛散粉塵の再利用を図るた
めの回収装置を装備させたり、さらにはブース付きの吹
付け装置等の改良技術を開発した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記開発し
た機械式吹付け装置は、先に説明したように、すでに建
て方作業の終了した、つまり本組み作業の終了した梁部
材等の主要鉄骨部材に対する吹付け装置として開発した
ものである。そのため、具体的な吹付け作業を実施する
場合に、次のような問題点があった。 (1)吹付作業そのものは従来のハンドレイアップ形式
に比較し、格段に向上されたが、各フロアーの適正位置
に装置を搬入設置するための段取り等の準備作業に手間
が掛り、装置の設定作業が煩雑となる傾向があった。特
に、前記吹付け装置を各階に移設しなければならないた
め、高層化になればなる程、その煩雑さからくる影響が
大きかった。 (2)装置の設定位置に少しの狂いでもあると、吹付け
厚さに敏感に影響した。すなわち吹付けムラが生じやす
い欠点があった。この発明は、このような問題点を解消
し、先の開発経験を踏まえ、さらに効率的な吹付け作業
ができ、しかも吹付け精度を高く保持することができる
耐火被覆材の自動吹付け装置を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、前記目的を達成す
るため、どのような手段を講じたかと言えば、まず本組
み前の主要鉄骨部材に耐火被覆材を吹付け施工するよう
にした。すなわち、先付施工するようにした。そのた
め、建設現場のヤード内に耐火被覆材を吹付けるべき鉄
骨部材(以下、ワークと呼ぶ)の複数本を各ワークの長
手方向軸線が平行するようにして配列架支できる架台を
設置し、この架台上に被吹付け部材であるワークを配列
させておくことにより、吹付け作業の作業条件を常に一
定に保持することができるようにした。
【0009】そして、この架台の左右両側に、架台に架
支配列したワークの軸線方向に対し、直交する走行レー
ルを敷設し、この左右走行レール上に自走式の走行台車
を搭載した。走行台車上には、前記走行レールと直交す
る、つまり架台に配列したワークの軸線と平行するガイ
ドレールを設置した。
【0010】ついで、このガイドレール上に自走式の吹
付け台車を搭載するとともに、この吹付け台車に、セメ
ントスラリーとロックウールとからなる、いわゆる耐火
被覆材を噴射する吹付けノズルの複数を有する吹付け装
置を装備させた。しかもこの吹付け装置における吹付け
ノズルは、通常、前記架台に架支させたワークの下面よ
り低位にあり、吹付け作業時に前記ワークの軸線方向の
側面に対応する位置までリフトアップすることができる
ように構成して装備させた。
【0011】次に、前記走行台車には、走行位置を検出
するためのセンサを取り付けた。つまり、センサに対応
する検出体を前記架台に架支した各ワークの直下位置に
設置し、走行台車の走行位置を前記センサで検出する構
成とした。なお、検出体は、走行台車の走行レール側に
設置した。
【0012】ついで、前記吹付け台車の作動と、吹付け
装置の作動とをあらかじめシーケンシャルに作動制御す
るように設定したプログラマブルコントローラを設けて
おき、このプログラマブルコントローラに、前記走行台
車の位置検出センサによる検出信号をフィードバッグさ
せるように構成した。
【0013】さらに走行台車には、走行距離を検出する
ためパルス発信機としてのエンコーダを装備し、このエ
ンコーダによるパルス信号に基づいて、あらかじめ設定
した走行台車の移動停止位置を演算し、その出力を前記
プログラマブルコントローラに入力させ、走行台車のモ
ータ制御を行うように構成した。すなわち走行台車の前
進・停止・後進の作動制御を行うように構成した。
【0014】なお、前記走行台車の位置検出センサに対
応する検出体は、各ワークの直下にワークの幅に応じて
吹付け作業ができるようにするため、所定の間隔をもっ
て複数設置した。さらに吹付け作業時に発生する粉塵の
飛散拡大を抑止するための吹付け装置を搭載した吹付け
台車には遮蔽フードを装備した。
【0015】
【作用】この発明は、以上のように構成したので、複数
本のワークを現場サイトに搬入するとともに、所定の間
隔をもって並列に架支させ、しかるのち自動吹付け装置
を構成する作業台車をスタートさせると、作業台車はエ
ンコーダによって各ワークの長手方向軸線位置で停止さ
れる。同時に走行台車の位置検出センサによる検出信号
に基づいて走行台車上に搭載した吹付け台車が作動を開
始し、この吹付け台車に装備した吹付けノズルからなる
吹付け装置がシーケンシャルに作動して自動的にワーク
に対する耐火被覆材の吹付け施工を連続的に行う。
【0016】
【実施例】次に、この発明を図面に示す実施例に基づい
て、具体的に説明する。図1は、先付自動吹付け装置の
構成を示す概念図である。なお、この実施例では鉄骨構
造からなる高層ビルの水平梁部材としてのH形鋼をワー
クとし、これに耐火被覆材を吹付け施工する場合を示
す。先ず、図1において、1,1,……はワークであ
り、現場サイトにおいて長手方向軸線を平行するように
して配列した状態を示す。
【0017】具体的には、図2の左右両側に仮想線で示
すように架台2および2を設置し、この架台2および2
間に、図1で仮想線で示すようにトラック等で搬入して
きたワーク1,……の複数本を所定の間隔をもって平行
に配列架支させるように構成した。
【0018】自動吹付装置は、図1で示すように、走行
レール10と、走行台車11と、フレーム部材13と、
ガイドレール14と、吹付け台車15と、吹付け装置1
6と、吹付けノズル17の主要部材をもって次のように
構成した。まず前記架台2および2の内側に、それぞれ
2本の走行レール10および10を平行に敷設した。そ
して、この走行レール10および10に、前後方向に自
走できる走行台車11を搭載させた。つまり前記ワーク
1,……の長手方向軸線に対し、直交方向に走行できる
ようにして搭載させた。なお、前記走行台車11自体
は、図1で示すように、左右の車輪支持フレーム12お
よび12間に、H形鋼からなる2本のフレーム部材13
および13をかけわたして一体的に構成した。
【0019】ついで、前記走行台車11のフレーム部材
13および13上に、それぞれガイドレール14および
14を敷設し、このガイドレール14および14上に吹
付け台車15を搭載配備した。すなわち、前記配列した
ワーク1,……と平行する方向に走行するように搭載配
備させた。
【0020】そして、前記吹付け台車15上に、吹付け
ノズル17を有する吹付け装置16を一体的に装備させ
た。すなわちワーク1,……と平行する方向に吹付け台
車15と一体的に移動走行できるように装備させた。つ
まり前記走行台車11を各ワーク1,……の長手方向軸
線に対し、直交すると方向に移動走行できるように設置
し、吹付け装置16を装備した吹付け台車15は、ワー
ク1,……の長手方向軸線に対し、平行する方向に移動
走行できるように設置した。図1においてX−X方向が
走行台車11の移動走行の方向を示し、Y−Y方向が吹
付け装置16を装備した吹付け台車15の移動走行方向
を示す。
【0021】図2は、図1を右側からみた正面図で、前
記吹付け台車15および、この吹付け台車15に装備し
た吹付けノズル17を有する吹付け装置16が、ワーク
1の長手方向軸線方向と平行して左右に移動走行できる
ように構成していることを示す。
【0022】なお、前記吹付け装置16における吹付け
ノズル17は、ワーク1の下面と左右両側面に対応させ
るように3個を装備させた。そして通常は、図2におい
て実線で示すように、架台1に架支させたワーク1の下
面より低位にあり、吹付け作業時に仮想線で示すよう
に、ワーク1の側面、すなわち吹付け面に対応する高さ
にリフトアップすることができるように構成して装備さ
せた。
【0023】図3は、図2の側面図である。そこで、走
行台車11が図示のようにワーク1の直下に移動し停止
されると、吹付け台車15に装備した前記吹付けノズル
17が仮想線で示すように、ワーク1の両側面に対応す
る高さにリフトアップされる。ついで、耐火被覆材が吹
付けノズル17から噴射されるとともに、ノズル17自
体はスイング(傾動)し、吹付け台車15は、前記図1
および図2で示すように左側から右側に送行移動して、
前記ワーク1の長手方向側面および底面に、耐火被覆材
吹付け施工を行うように構成した。
【0024】そして、吹付け装置15が左側から右側に
移動しながら吹付け作業を行い、右側の端まで移動する
と、吹付けノズル17に対する耐火被覆材の供給はリタ
ーンして切替えられ、前記リフトアップした吹付けノズ
ル17は元の位置に降下し、吹付け台車15は右側から
左側に移動し、吹付けノズル17と同様に元の位置に復
帰することができるように構成した。
【0025】しかも、前記吹付け装置15の移動走行お
よび吹付けノズル17のリフトアップおよびスイング、
さらに吹付け作業後における現点復帰までの一連の作動
は、各ワーク1に対し、同一作動の繰り返し作動により
行うものであるため、あらかじめシーケンス制御方式に
より作動操作するように設定した。図3で示す18は、
そのシーケンスプログラムすなわちプログラマブルコン
トローラを内蔵したシーケンス制御盤であり、図4は、
制御動作を示す作動線図である。
【0026】なお、図3において、19は吹付けノズル
17へ耐火被覆材を供給するホース、20はケーブルリ
ールで、図面上には表示していないが、吹付け台車15
の走行駆動用モータや吹付けノズルのリフトアップ操作
の駆動用モータ等への作動電力を供給するものである。
さらに、図面上には表示していないが、吹付け台車15
上には、耐火被覆材の製造プラントから送り込まれてく
るセメントスラリーおよびロックウールの材料を各吹付
けノズル17へ供給するためのホース類を装備するとと
もに、各吹付けノズル17への供給切り換えのための切
換えバルブおよび電磁弁からなる切換装置、さらに吹付
け作業時における吹付け材の飛散を抑止するための遮蔽
板を昇降自在に組み付けた構成とした。
【0027】図5は、走行台車11の走行位置を検出す
るためのセンサ21の取付け位置を示すもので、走行台
車11の下面に1対のブラケット22および22を取り
付け、このブラケット22および22の下部に実施例で
は、近接センサ21,21を取り付けた。他方、走行台
車11の走行レール10側に検出体としてのドッグ23
を取り付けた構成とした。もちろん、このドッグ23
は、架台1に架支させた各ワーク1の長手方向軸線の直
下に設置するとともに、検出信号を前記シーケンス制御
盤18にフィードバックさせるように構成した。
【0028】図6は、図5の側面図で、この実施例で
は、前記走行レール10側に3個のドッグ23を所定の
間隔を設けて設置した。その第1の理由はワーク1の形
状寸法、特に幅に応じて適正吹付け施工を行うためであ
る。つまり3個装備させた吹付けノズル17の1個づつ
から耐火被覆材を噴射させて吹付け作業をするためであ
る。ちなみに、ワーク1の長手方向の右側面、および下
面、さらに左側面と走行台車11の移動位置を順に代え
て各吹付けノズル17から耐火被覆材を噴射させて吹付
け施工するためである。第2の理由は、3個の吹付けノ
ズル17から同時に耐火被覆材を噴射させ吹付け作業を
行うと、耐火被覆材の製造プラントが大型化し、建設現
場のヤード内という場所的制約上、その設置に不具合を
生じるからである。もちろん、ワーク1のサイズや場所
的制約等を考え、3個の吹付けノズルによる同時吹付け
を選択する場合もある。
【0029】ついで図7は、走行台車11の移動停止位
置を検出する走行台車11の移動停止位置制御機構の構
成を概念的に示すもので、走行台車11にエンコーダ2
4を取り付けた構成とした。具体的には走行台車11の
車輪に連動して回転駆動するインクルメンタルタイプの
ロータリエンコーダ24を取り付けて構成した。そし
て、このロータリエンコーダ24からの検出パルスを前
記シーケンス制御盤18にフィードバックさせるととも
に、あらかじめ設定した走行台車11の停止位置に符合
したとき、走行台車11を駆動するモータ25を制御し
て、しかるべき位置に走行台車11が停止されるように
構成した。ちなみに図7の場合、6本のワーク1、つま
りH形鋼を平行に配列して吹付け施工をするようにして
いるため、原点待機位置から順にA,B,C,D,E,
Fの各位置で停止させることができるように設定した。
【0030】なお、走行台車11の移動停止位置は、前
記プログラマブルコントローラの組み方によって右から
順に移動停止させることもでき、1つ置きにとびとびに
移動停止させ、左側に後退させるとき、前記とび越した
位置に移動停止させるようにすることも可能である。
【0031】なお、図1で、前記吹付台車15に装備し
た吹付装置16のまわりに仮想線で示すのは、吹付け作
業時に発生する粉塵の装置外への飛散を防止するための
遮蔽フード26である。
【0032】
【発明の効果】この発明による走行台車の移動停止位置
制御機構を備えた耐火被覆材先付自動吹付け装置は、以
上実施例を通して説明したように構成したので、従来の
ような耐火被覆材を吹き付けるべき鉄骨構造部材が本組
みされた状態において吹付け施工する場合と比較し、次
のような効果をもたらすことができる。 (1)耐火被覆材を吹き付けるべきワークを所定の間隔
をもって平行に配列設置し、装置を構成する走行台車を
各列のワークに直交する方向に順次移動停止させ、停止
させた位置で吹付け装置を装備した吹付け台車を各列の
ワークに沿って平行移動させながら吹付け施工を行うの
で、つまりシーケンス制御方式により作動させて吹付け
施工を行うものであるため、その施工作業の効率性、能
率性が飛躍的に向上する。 (2)装置全体が、いわゆる建設現場ヤード内に固定さ
れた形式で設置されたものであるため、従来のように装
置全体を各フロアー毎に移設する手間も掛からず、吹付
け仕上がりのバラツキも解消され、均質な吹付け加工を
施した主要鉄骨部材を供給することができる。 (3)走行台車の移動停止位置の順序を適宜変更設定す
ることにより、吹付け施工後の養生あるいはワークサイ
ズに対する対応性が高く、前記(1)の効果とあいまっ
て、吹付け施工コスト、効率性、仕上がり品質等におい
て、従来の機械式吹付け装置に比較し、すべての点で優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走行台車の移動停止位置制御機構
を備えた耐火被覆材先付自動吹付け装置の構成を概念的
に示す斜視図である。
【図2】図1を右側からみた正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】自動吹付け装置の制御動作を示す作動線図であ
る。
【図5】走行台車の位置検出センサの取り付け位置を示
す要部の正面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】走行台車の移動停止位置制御機構の構成を示す
概念図である。
【符号の説明】
1……ワーク(H形鋼) 2……架台 10……走行レール 11……走行台車 12……車輪支持フレーム 13……フレーム部材 14……ガイドレール 15……吹付け台車 16……吹付け装置 17……吹付けノズル 18……シーケンス制御盤 19……ホース 20……ケーブルリール 21……近接センサ 22……ブラケット 23……ドッグ 24……エンコーダ 25……モータ(走行台車用) 26……遮蔽フード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000153144 株式会社日本技術センター 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地 (72)発明者 寺尾 勝倫 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 矢口 則彦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 井上 雅裕 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 藤 雅史 茨城県石岡市大字柏原6−1 (72)発明者 上田 良司 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地 株式会 社日本技術センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設現場のヤード内に、耐火被覆材を吹
    き付けるべきワークの複数本を長手方向軸線が平行する
    ようにして配列架支する架台を設置し、架台の左右両側
    には、架台に架支配列したワークの軸線と直交する走行
    レールを敷設し、この左右走行レール上に走行台車を搭
    載し、走行台車上には、前記走行レールと直交し、架台
    に配列したワークの軸線と平行するガイドレールを設置
    し、このガイドレール上に吹付け台車を搭載するととも
    に、この吹付け台車に耐火被覆材を噴射する吹付けノズ
    ルの複数を有する吹付け装置を装備し、さらに、前記走
    行台車には走行位置を検出するためのセンサを取り付け
    るとともに、このセンサに対応する検出体を前記架台に
    架支した各ワークの直下位置に設置し、さらに、走行台
    車に走行距離を検出するためのパルス発信機を装備し、
    前記センサによる検出信号は、前記吹付け台車の作動と
    吹付け装置の作動とをあらかじめシーケンシャルに作動
    制御するように設定したプログラマブルコントローラに
    フィードバックさせるとともに、前記パルス発信機によ
    るパルス信号に基づいてあらかじめ設定した走行台車の
    移動停止位置を演算し、その出力を前記プログラマブル
    コントローラに入力させ、走行台車のモータを制御する
    ように構成したことを特徴とする走行台車の移動停止位
    置制御機構を備えた耐火被覆先付自動吹付け装置。
  2. 【請求項2】 前記センサに対応する検出体は、ワーク
    の直下位置に所定の間隔をもって複数個設置したことを
    特徴とする請求項1記載の走行台車の移動停止位置制御
    機構を備えた耐火被覆先付自動吹付け装置。
  3. 【請求項3】 吹付け装置を装備した吹付け台車には、
    吹付け作業時に発生する粉塵の飛散を防止する遮蔽フー
    ドを装備させたことを特徴とする請求項1記載の走行台
    車の移動停止位置制御機構を備えた耐火被覆材先付自動
    吹付け装置。
JP6162098A 1994-07-14 1994-07-14 走行台車の移動停止位置制御機構を備えた耐火被覆材 先付自動吹付け装置 Pending JPH0824731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6162098A JPH0824731A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 走行台車の移動停止位置制御機構を備えた耐火被覆材 先付自動吹付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6162098A JPH0824731A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 走行台車の移動停止位置制御機構を備えた耐火被覆材 先付自動吹付け装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0824731A true JPH0824731A (ja) 1996-01-30

Family

ID=15748029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6162098A Pending JPH0824731A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 走行台車の移動停止位置制御機構を備えた耐火被覆材 先付自動吹付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0824731A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100936787B1 (ko) * 2008-02-05 2010-01-14 한국건설기술연구원 뿜칠시공 자동화 시스템 및 방법
CN107755279A (zh) * 2017-11-15 2018-03-06 江苏富邦电子科技有限公司 一种锂电池外圈检测机
CN107999307A (zh) * 2018-01-16 2018-05-08 江苏中矿大正表面工程技术有限公司 一种桥隧钢沉管的外底面涂装设备
JP2020089828A (ja) * 2018-12-05 2020-06-11 元古鉄工株式会社 鉄骨自動塗装装置、および鉄骨の塗装方法
CN112945259A (zh) * 2021-01-27 2021-06-11 中国铁建电气化局集团有限公司 一种多功能智能测量小车及操作方法
CN116140108A (zh) * 2022-12-14 2023-05-23 盐城幼儿师范高等专科学校 一种钢结构的表面油漆喷涂装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100936787B1 (ko) * 2008-02-05 2010-01-14 한국건설기술연구원 뿜칠시공 자동화 시스템 및 방법
CN107755279A (zh) * 2017-11-15 2018-03-06 江苏富邦电子科技有限公司 一种锂电池外圈检测机
CN107999307A (zh) * 2018-01-16 2018-05-08 江苏中矿大正表面工程技术有限公司 一种桥隧钢沉管的外底面涂装设备
CN107999307B (zh) * 2018-01-16 2023-12-05 江苏中矿大正表面工程技术有限公司 一种桥隧钢沉管的外底面涂装设备
JP2020089828A (ja) * 2018-12-05 2020-06-11 元古鉄工株式会社 鉄骨自動塗装装置、および鉄骨の塗装方法
CN112945259A (zh) * 2021-01-27 2021-06-11 中国铁建电气化局集团有限公司 一种多功能智能测量小车及操作方法
CN112945259B (zh) * 2021-01-27 2024-01-12 中国铁建电气化局集团有限公司 一种多功能智能测量小车及操作方法
CN116140108A (zh) * 2022-12-14 2023-05-23 盐城幼儿师范高等专科学校 一种钢结构的表面油漆喷涂装置
CN116140108B (zh) * 2022-12-14 2024-01-23 盐城幼儿师范高等专科学校 一种钢结构的表面油漆喷涂装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5358568A (en) Spraying apparatus
JP3062350B2 (ja) 防水シート張り装置
JP6920801B2 (ja) コンクリートはつり機及びコンクリートはつり方法
JPH0824731A (ja) 走行台車の移動停止位置制御機構を備えた耐火被覆材 先付自動吹付け装置
JP2750010B2 (ja) 鉄骨構造物自動溶接方法
JP3240520B2 (ja) 耐火被覆材の移動式吹付装置
JPH07207920A (ja) 狭隘な場所における外壁吹付け塗装装置
JP7032898B2 (ja) 吹付装置
JP3622890B2 (ja) メッシュ敷設式連続舗装工法及びその施工機械
KR101280329B1 (ko) 론지 도장용 캐리지
JP2775356B2 (ja) 耐火被覆の施工方法および施工装置
JP2001200633A (ja) 斜面機材運搬作業装置及びこの装置の構築方法
JPS6130630B2 (ja)
CN114382511A (zh) 一种矿用混凝土喷射车
JP2709876B2 (ja) トンネル壁面施工装置
JPH0747314A (ja) 長尺鋼材の自動塗装設備
JPH0510480B2 (ja)
JP3384006B2 (ja) 自動塗装装置
JPH1088801A (ja) 建物の壁の施工方法
JPH0340778B2 (ja)
JP2965053B2 (ja) 吹き付けロボットのアーム支持方法
JPS6043279B2 (ja) 移動作業装置
JPH07279270A (ja) 目地シーリング装置
JP2717748B2 (ja) 散物回収方法およびその機械
JPH0823218B2 (ja) 建設用自動搬送トロリー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070123

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02