JP3062350B2 - 防水シート張り装置 - Google Patents

防水シート張り装置

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JP3062350B2
JP3062350B2 JP4196370A JP19637092A JP3062350B2 JP 3062350 B2 JP3062350 B2 JP 3062350B2 JP 4196370 A JP4196370 A JP 4196370A JP 19637092 A JP19637092 A JP 19637092A JP 3062350 B2 JP3062350 B2 JP 3062350B2
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裕 石賀
照夫 佐々木
光司 岩田
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株式会社間組
岐阜工業株式会社
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水シート張り装置に
関し、特にNATM(New Austrian Tu
nnelling Method)工法時に吹付けコン
クリートを浸透した湧水が巻立コンクリート内に入るの
を防ぐ防水シート張りを行う防水シート張り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水シート張り装置は存
在せず、防水シート張りは、トンネル断面に応じた大き
さの作業用足場(架台)の上に乗って、クレーン等によ
る防水シートの供給,釘打ち機及びシート溶着機を使用
することを除き、全て人力で行っている。すなわち、架
台上にクレーン等により防水シート(通常、遮水性のビ
ニルシートの裏面に、このビニルシートより小幅の透水
性緩衝材からなるアイソレーションシートを、両側部の
所要幅を残して部分的に接合した2層構造をしており、
トンネルの周長でも変化するが例えば1巻80〜100
kgの重量を有する。)を使用数量分載せ、防水シートの
長手方向の中央をトンネルの先端中央に合わせて人力に
より押し付け、防水シートの長手方向の中央におけるア
イソレーションシートの両側部に押さえ金具を押し当
て、その上から釘打ち機で釘を打ち込んで防水シートの
中央をトンネル内壁面に固定する。次いで、逐次下方に
向って架台上を移動しながら防水シートのアイソレーシ
ョンシートの両側部を固定し、かつ隣り合う防水シート
のビニルシートの側縁部をシート溶接機により重ね合わ
せてゆき、シート幅(1〜2m)に相当する1スパンの
作業が終了したら、再度同じ工程を繰り返し、架台の長
さに応じた1〜数スパン分の作業が終了したら、架台を
移動して同様の作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシート張り作業においては、防水シートの重量が大
で、数種類の作業を行わなければならないので、2〜3
人程度の作業員を必要としている。又、防水シート張り
作業は、単純な繰り返し作業であるが、全ての作業を人
力で行っているので、シートの垂れや弛み、曲がりが発
生し易く、熟練を要している。更に、トンネル断面内の
上方、すなわち高所でかつ排気ガス,粉塵等の汚れた空
気の多い領域での作業を必要とするので、転落のおそれ
があると共に、不健康となっている。そこで、本発明
は、防水シート張り作業を少数の作業員により熟練を要
することなく定性的,自動的に、かつ健康的な作業環境
で安全になし得るようにした防水シート張り装置の提供
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の防水シート張り装置は、トンネル内に敷設
されたトンネル方向のレールに沿って走行可能な走行架
台と、トンネル内壁面より適宜小径の半円状をなし、前
記走行架台にトンネル内壁面と同軸的に取り付けられた
ガイドレールと、ガイドレールに沿って走行可能な走行
台と、走行台の前部に取り付けられ、防水シートロール
を支持したシートロール受けと、シートロール受けに隣
接した走行台の前部にトンネル内壁面に対して進退可能
に搭載された昇降台と、昇降台の下部に前記防水シート
の両側縁と対応させて取り付けられ、押さえ金具ロール
を支持した1対の金具ロール受けと、前記昇降時の上部
に取り付けられ、前記防水シートをトンネル内壁面に押
し付けるシート押し付けローラと、前記昇降台に隣接し
た走行台の後部にトンネル内壁面に対して進退可能に搭
載された昇降サドルと、昇降サドルの前部に搭載され、
前記押さえ金具を防水シートの下方からトンネル内壁面
に押し付けて固定するための釘をそれぞれ打ち付ける釘
打ち機と、一方の釘打ち機に隣接した前記昇降サドルの
後部に搭載され、隣り合う防水シートの側縁部を重ね合
わせるように案内するシート側縁部案内ローラーと、シ
ート側縁部案内ローラーに隣接した前記昇降サドルの後
部に搭載され、重ね合わせられる防水シートの側縁部を
溶着するシート溶着機とを備えている。
【0005】
【作用】上記手段においては、走行架台をトンネル内の
レール上の所要位置に停止し、走行台をガイドレールに
沿ってその一端部から他端部に向けて走行させながら、
シート押し付けローラー,各釘打ち機,シート側縁部案
内ローラー及びシート溶着機を作動させることにより、
防水シートがトンネル内壁面に自動的に張り付けられ、
かつ隣り合う防水シートの側縁部が自動的に溶着され
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1,図2は本発明の防水シート張り装置
の一実施例の正面図,側面図である。トンネル1内に敷
設されたトンネル方向(図2においては左右方向)のレ
ール2上には、門型の走行架台3が両側下部の複数の車
輪4及びこの車輪4に回転力を付与するモーター,減速
機,スプロケット,ローラーチェン等からなる自走装置
5によって走行可能に設けられている。走行架台3は、
後述するガイドレール等の交換によりトンネル断面の大
きさの変化に対応するように、両側下部に介装した複数
のジャーナルジャッキ6によって高さを変更可能に設け
られると共に、作業中の防水シート張り装置の安定を図
るため、両側下部に複数のアウトリガージャッキ7が装
着されており、かつレール2上の所要位置に停止された
走行架台3の暴走を防止するためにレール2を挟んで固
定するクランプ8が下部の所要個所に取り付けられてい
る。
【0007】前記走行架台3上には、トンネル内壁面9
より適宜小径の半円状の外形をなすガイドレールフレー
ム10が、その内側に設けた矩形状の切欠部11を介し
係合されて載置されており、その外側には、半円状の2
本のガイドレール12が前後方向へ適宜に離隔され、か
つトンネル内壁面9と同軸的に取り付けられている。ガ
イドレールフレーム10は、このガイドレールフレーム
10と走行架台3の両側上部との間に介装した電動ジャ
ッキ等からなる前後送り装置13により、前後方向の位
置を調整するため前後移動可能に設けられており、かつ
前後移動を円滑にするため、ガイドレールフレーム10
の下部両内側に取り付けた複数のガイドローラー14
が、これらと対向させて走行架台3の下部両外側に取り
付けた水平なローラーガイド15に転動自在に係合され
ている。
【0008】前記ガイドレールフレーム10前後には、
シート張り装置本体の保守,点検等の際に使用する複数
の昇降用階段又は梯子16及び手摺17が下部から上部
に及んで取り付けられている。そして、所要の昇降用階
段又は梯子16の下部には、シート張り装置本体のシー
トロール受けに防水シートロールを支持させる際等に使
用するシート搬入チェンブロック・トロリー18が前後
方向へ移動可能に取り付けられている。
【0009】又、ガイドレールフレーム10のガイドレ
ール12には、図3〜図5に示すように、シート張り装
置本体19の一部を構成する走行台20が、ガイドレー
ル12のフランジを挟持するようにその内外面に転動自
在に当接する挟持ローラー21及びフランジの外側縁に
転動自在に当接するエッジローラー22により、ガイド
レール12に沿って走行自在に設けられている。一方、
ガイドレールフレーム10の外周には、両ガイドレール
12間に位置して溝形鋼からなるチェンガイド23がほ
ぼ全周に及んで取り付けられており、このチェンガイド
23には、ガイドレールフレーム10の両端部に取り付
けたベンド用スプロケット24を経てチェン緊張装置2
5(図1参照)に端部を連結したローラーチェン26が
緊張可能に収容されている。そして、ローラーチェン2
6は、図3,図5に示すように、走行台20をガイドレ
ール12に沿って走行可能とするために走行台20に搭
載した走行駆動装置27の駆動スプロケット28と、こ
の駆動スプロケット28の両側に位置するようにして走
行台20に取り付けたベンド用スプロケット29に案内
され噛合されている。
【0010】前記走行台20の前部(図3,図4におい
ては右側)には、防水シート30が巻き込まれた防水シ
ートロール31を着脱可能に支持したシートロール受け
32が取り付けられている。防水シート30は、遮水性
のビニルシート33の裏面にこのビニルシート33より
小幅の透水性緩衝材からなるアイソレーションシート3
4を両側部の所要幅を残し部分的に接合して構成されて
いる。シートロール受け32に隣接した走行台20の前
部には、この走行台20の両側部に立設したガイドポス
ト35に両端部の穴を介して嵌合された昇降台36が、
その中間部と走行台20との間に介装した押し付けシリ
ンダー37により、トンネル内壁面9に対して進退可能
に搭載されている。昇降台36の両端下部には、支持プ
レート38が垂下して取り付けられており、各支持プレ
ート38には、帯板状の押さえ金具39が巻き込まれた
押さえ金具ロール40を着脱可能に支持した金具ロール
受け41が、前記防水シート30のアイソレーションシ
ート34の側縁部と対応させて取り付けられていると共
に、押さえ金具39を案内する金具案内ローラー42
が、押さえ金具ロール40の下方に位置して取り付けら
れている。一方、昇降台36の上部には、複数のゴムロ
ーラーを並設してなり、防水シート30をアイソレーシ
ョンシート34より適宜に狭い幅でトンネル内壁面9に
押し付けて転動するシート押し付けローラー43が軸受
ブラケット44によって取り付けられていると共に、前
記押さえ金具39を案内する金具案内ローラー45がシ
ート押し付けローラー43の両端部に並設されている。
【0011】前記昇降台36に隣接した走行台20の後
部には、昇降サドル46がその前部両側と走行台20と
の間に介装したリフトシリンダー47の作動により、両
側のリンク機構48及び後部のガイドポスト49によっ
て走行台20と平行な状態を保持しながら、トンネル内
壁面9に対して進退可能に搭載されている。昇降サドル
46の前部には、各金具案内ローラー45によって案内
されてくる押さえ金具39を防水シート30のアイソレ
ーションシート34の下方からトンネル内壁面9に押し
付けて固定するための釘を打ち付ける釘打ち機50が、
それぞれ複数の釘打ち機押し付けシリンダー51によっ
てトンネル内壁面9に対して進退可能に搭載されてい
る。そして、両釘打ち機50の間の昇降サドル46に
は、図4,図6に示すように、それぞれの釘打ち機50
に隣接して配置され、防水シート30をトンネル内壁面
9に押し付けるシート押し付けローラー52が位置検出
機付きの押し付けシリンダー53によってトンネル内壁
面9に対して進退可能に搭載されている。
【0012】前記走行架台3の進行方向後方となる一方
(図4においては下方)の釘打ち機50に隣接した昇降
サドル46の後部には、昇降ブロック54が複数のシリ
ンダー55によってトンネル内壁面9に対して進退可能
に搭載されている。そして、昇降ブロック54には、図
3,図4,図7,図8に示すように、走行台20の進行
方向後方(図3,図4においては左方)に向けて、既に
張り付けられた防水シート30のビニルシート33の側
縁部を、隣接して新たに張り付けられた防水シート30
のアイソレーションシート34の側縁部に重ね合わせる
ように案内するモータ56付き第1シート側縁部案内ロ
ーラー57、このローラー57によって案内されたビニ
ルシート33の側縁部をアイソレーションシート34に
押し付ける押し付けローラー58、このローラー58に
よって押し付けられたビニルシート33の側縁部の外側
を更に上記アイソレーションシート34に押し付ける押
し付けローラー59、これらのローラー58,59によ
って押し付けられたビニルシート33の側縁部に、隣接
する新たな防水シート30のビニルシート33の側縁部
を重ね合わせるように案内するモータ60付き第2シー
ト側縁部案内ローラー61、両ビニルシート33の側縁
部間に挿入されて両者を溶着するために加熱溶融するシ
ート溶着機62、及び加熱溶融された両ビニルシート3
3の側縁部を接合するために既に押し付けられているビ
ニルシート33の側縁部に新たなビニルシート33の側
縁部を押し付ける押し付けローラー63が順に搭載され
ている。
【0013】上述したシート張り装置本体19の走行駆
動装置27,モーター56,60及び各種のシリンダー
37,47,51,53,55への給電,給排油等は、
図1に示すように、走行架台3に搭載したリール64に
巻き込んだキャブタイヤーケーブル65,油圧ホース6
6(図5参照)等を用いて行われるものであり、これら
のキャブタイヤーケーブル65,油圧ホース66等は、
図1,図5に示すように、ガイドレール12間に位置す
るようにしてガイドレールフレーム10の外周に取り付
けた多数のケーブル・ホース案内ローラー67に案内さ
れてシート張り装置本体19と接続されている。そし
て、油圧ホース66を介して給排される油圧は、走行架
台3に搭載した油圧ユニット制御盤68によって給排さ
れ、かつ制御されている。
【0014】次に、上記構成の防水シート張り装置の動
作について説明する。まず、走行架台3をトンネル1内
のレール2上の所要位置に停止し、クランプ8によりそ
の暴走を防止すると共に、アウトリガージャッキ7によ
って安定を図る。ついで、シート張り装置本体19を図
1において2点鎖線で示す位置に移動させ、かつシート
搬入チェンブロック・トロリー18を用いて押さえ金具
ロール40及び防水シートロール31をそれぞれ金具ロ
ール受け41及びシートロール受け32に支持した後、
各ロール40,31から押さえ金具39及び防水シート
30を繰り出して金具案内ローラー45及びシート押し
付けローラー43に掛け回し、かつ釘打ち機50及び押
し付けシリンダー53上に持ち来たした後、押し付けシ
リンダー37を作動させてシート押し付けローラー43
により防水シート30をトンネル内壁面9に押し付ける
と共に、リフトシリンダー47を作動させて昇降サドル
46をトンネル内壁面9に近づけ、かつ釘打ち機押し付
けシリンダー51及びシリンダー55を作動させて釘打
ち機50及び押し付けローラー58,59,63をトン
ネル内壁面9に当接させる。
【0015】次に、走行駆動装置27を作動させ、かつ
釘打ち機50、第1,第2シート側縁部案内ローラー5
7,61及びシート溶着機62を作動させると、シート
張り装置本体19がガイドレール12に沿ってその一端
部(図1においては左下端部)から他端部(図1におい
ては右下端部)に向けて走行する一方、防水シートロー
ル31から繰り出される防水シート30は、図4,図5
に示すように、ビニルシート33の両側縁部がシート押
し付けローラー43と金具案内ローラー45との間に挿
入され、かつこの状態で防水シート30がシート押し付
けローラー52によってトンネル内壁面9に押し付けら
れると共に、アイソレーションシート34の両側縁部の
下方にそれぞれ当接された押さえ金具39が各釘打ち機
50によってトンネル内壁面9に押し付けられながら釘
を打ち付けられて固定される。上記シート張り装置本体
19の走行に際しては、シート押し付けローラー52の
押し付けシリンダー53に取り付けた位置検出機からの
信号によって、昇降サドル46がトンネル内壁面9に対
し常に一定距離を保持するように、リフトシリンダー4
7の動作が油圧ユニット制御盤68により制御されるも
のである。又、各釘打ち機50による釘を打つ間隔や幅
は、セットされた制御装置(図示せず)によって制御さ
れるものであり、自動的に釘打ちされる。
【0016】次いで、押さえ金具39によってアイソレ
ーションシート34の両側縁部がトンネル内壁面9に固
定されると、図7に示すように、既に張り付けられた防
水シート30のビニルシート33の側縁部が、第1シー
ト側縁部案内ローラー57によって新たに張り付けられ
た防水シート30のアイソレーションシート34の側縁
部に重ね合わせられるように案内され、かつ押し付けロ
ーラー58,59によって押し付けられた後、図8に示
すように、第2シート側縁部案内ローラー61によっ
て、新たな防水シート30のビニルシート33の側縁部
が上記押し付けローラー58,59によって押し付けら
れたビニルシート33の側縁部に重ね合わせられるよう
に案内されると共に、両ビニルシート33の側縁部がシ
ート溶着機62によって加熱溶融され、しかる後に両ビ
ニルシート33の側縁部が押し付けローラー63によっ
て押し付けられて接合される。上記シート溶着機62に
よるビニルシート33側縁部の加熱溶融に際しては、コ
テを熱するヒーターに流れる電流が、シート張り装置本
体19の走行速度,外気温及びビニルシート33の厚さ
等により、図示しない制御器によってコントロールさ
れ、コテの温度を最適にする。
【0017】又、隣接する防水シート30のビニルシー
ト33の重ね合わせられる側縁部の寸法が、トンネル内
壁面9の凹凸によって区々となるのを防止するため、昇
降ブロック54に付設した図示しないセンサーにより新
たに張り付けられる防水シート30の前後方向の偏位を
検出し、この検出値に基づいて前後送り装置13を駆動
してガイドレールフレーム10を前後に移動する。
【0018】上述したように、防水シート30をトンネ
ル内壁面9に張り付け、かつ既設の防水シート30とビ
ニルシート33の側縁部同士の溶着作業を行いながらシ
ート張り装置本体19がガイドレール12の他端部に到
達したら、その移動及び作動を停止して防水シート30
及び押さえ金具39を切断した後、昇降台36及び昇降
サドル46をトンネル内壁面9から後退させる。そし
て、シート張り装置本体19をガイドレール12に沿っ
て一端部に向けて走行させると共に、クランプ8及びア
ウトリガージャッキ7を解除して走行架台3を前進さ
せ、以下同様にして防水シート張り作業を行う。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の防水シー
ト張り装置によれば、走行架台をトンネル内のレール上
の所要位置に停止し、走行台をガイドレールに沿ってそ
の一端部から他端部に向けて走行させながら、シート押
し付けローラー,各釘打ち機,シート側縁部案内ローラ
ー及びシート溶着機を作動させることにより、防水シー
トがトンネル内壁面に自動的に張り付けられ、かつ隣り
合う防水シートの側縁部が自動的に溶着されるので、従
来の防水シート張り作業に比し、防水シート張り作業を
少数の作業員により熟練を要することなく定性的,自動
的に、かつ健康的な作業環境で安全に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水シート張り装置の一実施例を
示す正面図である。
【図2】図1に示す防水シート張り装置の側面断面図で
ある。
【図3】図1に示す防水シート張り装置のシート張り装
置本体の正面図である。
【図4】図3に示すシート張り装置本体の概略平面図で
ある。
【図5】図3におけるA矢視図である。
【図6】図3におけるB矢視図である。
【図7】図3におけるC矢視図である。
【図8】図3におけるD矢視図である。
【符号の説明】
1 トンネル 2 レール 3 走行架台 9 トンネル内壁面 12 ガイドレール 20 走行台 30 防水シート 31 防水シートロール 32 シートロール受け 39 押さえ金具 40 押さえ金具ロール 41 金具ロール受け 43 シート押し付けローラー 46 昇降サドル 50 釘打ち機 57 第1シート側縁部案内ローラー 61 第2シート側縁部案内ローラー 62 シート溶着機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 光司 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐 阜工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−16700(JP,A) 特開 平3−290598(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内に敷設されたトンネル方向の
    レールに沿って走行可能な走行架台と、トンネル内壁面
    より適宜小径の半円状をなし、前記走行架台にトンネル
    内壁面と同軸的に取り付けられたガイドレールと、ガイ
    ドレールに沿って走行可能な走行台と、走行台の前部に
    取り付けられ、防水シートロールを支持したシートロー
    ル受けと、シートロール受けに隣接した走行台の前部に
    トンネル内壁面に対して進退可能に搭載された昇降台
    と、昇降台の下部に前記防水シートの両側縁と対応させ
    て取り付けられ、押さえ金具ロールを支持した1対の金
    具ロール受けと、前記昇降台の上部に取り付けられ、前
    記防水シートをトンネル内壁面に押し付けるシート押し
    付けローラーと、前記昇降台に隣接した走行台の後部に
    トンネル内壁面に対して進退可能に搭載された昇降サド
    ルと、昇降サドルの前部に搭載され、前記各押さえ金具
    を防水シートの下方からトンネル内壁面に押し付けて固
    定するための釘をそれぞれ打ち付ける釘打ち機と、一方
    の釘打ち機に隣接した前記昇降サドルの後部に搭載さ
    れ、隣り合う防水シートの側縁部を重ね合わせるように
    案内するシート側縁部案内ローラーと、シート側縁部案
    内ローラーに隣接した前記昇降サドルの後部に搭載さ
    れ、重ね合わせられる防水シートの側縁部を溶着するシ
    ート溶着機とを備えることを特徴とする防水シート張り
    装置。
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