JP2775356B2 - 耐火被覆の施工方法および施工装置 - Google Patents

耐火被覆の施工方法および施工装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動可能な台車上で
作業員が操作して梁や柱などの被施工面に耐火被覆材を
吹き付けることができるようにした耐火被覆の施工方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルなどの建築物の柱や梁には、
岩綿材とセメント材を混合するなどして作られた耐火被
覆材が吹付け施工される。このような耐火被覆材を建築
物の被施工面に吹き付ける場合には、一般に吹付け作業
の施工面がビルの柱や梁など高所である場合が多いの
で、作業足場を組み立てたり高所作業車を用い、それら
の上に乗った作業員が吹付け装置を手で持ちながら、吹
付け装置のノズルを施工面に向けて吹付け作業を行うよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の吹付け作業では、作業員が手に持って使用する
吹付け装置のノズルが開放されているため、周辺の風な
どの影響を受けて耐火被覆材が飛散してしまい、耐火被
覆材のロスが多くなってしまうと共に飛散した耐火被覆
材の回収や被施工面の周辺への養生などを行わなければ
ならないという不具合があり、また、飛散した耐火被覆
材が作業員にかかって好ましくないという不具合があっ
た。さらに、吹き付け作業に作業足場を使用する場合に
は、作業足場の組立て作業を要することに加えて、作業
中の作業員の姿勢が不安定となり、危険性を伴うととも
に作業能率が悪いという不具合があり、また、後者の高
所作業車を利用する場合には、高所作業車が高価である
ため吹付け作業のコストアップ要因になるなど経済的に
不利であるという不具合があった。そして、作業足場あ
るいは高所作業車を利用する場合には、これらを移動す
る際に、床面に載置している資材などを移動する必要が
あり、その移動作業に時間と手間を要するという不具合
があった。
【0004】本発明は上記のような課題を解消するため
になされたものであり、作業足場や高所作業車を必要と
せず、作業の安全性と作業能率の向上を期することがで
きるとともに、同一面上の移動が容易であることは勿
論、異なる階への移動をリフトやエレベータを使用して
容易に行うことができ、しかも、耐火被覆材の飛散ロス
の軽減と回収、清掃作業が容易で、かつプラントの小型
化が可能となる耐被覆の施工方法および装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、耐火被覆材が吹き付けられる被施工物の施
工面をシールドノズルで覆い、上記シールドノズルを、
その内部に上記耐火被覆材を導入しつつ上記被施工物の
延在方向に沿って移動させて、上記耐火被覆材を上記被
施工物の施工面に吹き付けるようにした。また本発明
は、走行可能な台車上に設けられ、耐火被覆材が充填さ
れたホッパと、上記台車上に設けられたアームと、上記
アームの先端に取り付けられた、被施工物の施工面を覆
うシールドノズルと、上記ホッパに一端が接続され、他
端が上記シールドノズルの内部に連通された吹付けホー
スと、上記耐火被覆材をホッパから吹付けホースを介し
てシールドノズルの内部に供給するポンプとを備える構
成とした。さらに本発明は、上記アームは、上記台車か
ら上記被施工物までの距離に合わせて伸縮可能であるも
のとした。加えて本発明は、上記シールドノズルは、上
記被施工物の延在方向と交わる断面形状に合わせて寸法
調節可能であるものとした。
【0006】
【実施例】以下、この発明の耐火被覆の施工装置および
方法の実施例について、図面に基づき説明する。図1は
その一実施例による耐火被覆の施工装置の構成説明図で
ある。この図1において、1は自動台車であり、この自
動台車1は搭載バッテリを電源として図示しないモータ
を駆動させることにより、車輪1aが転動して走行する
か、あるいはガソリンエンジンなどにより駆動されるよ
うになっており、作業員2の操作により走行可能になっ
ている。この自動台車1には、ホッパ3が取り付けられ
ている。ホッパ3には、タンク6に貯留された岩綿材お
よびセメント材などを混合した耐火被覆材11が充填さ
れるようになっており、このホッパ3には吹付けホース
4の一端が接続されている。そして、ホッパ3内の耐火
被覆材11はポンプPにより吹付けホース4に送り込ま
れるようになっている。
【0007】尚、上記ポンプPは上記自動台車1と同様
に図示しないモータによって駆動されるようになってい
る。モータは自動台車1に搭載されているバッテリを電
源として駆動されるか、あるいは自動台車1に搭載され
ているエンジンにより駆動される発電機の出力により駆
動されるようになっている。また、上記耐火被覆材11
はタンク6内のミキサ(図示せず)で岩綿とセメント材
を混合、撹拌して作られるようになっており、このミキ
サも上記モータにより駆動されるようになっている。そ
して、このミキサで作られた耐火被覆材11は上記タン
ク6からホッパ3に供給されるようになっている。上記
自動台車1上には、上下自在アーム7が上下方向に伸縮
自在に植設されている。この上下自在アーム7の上端に
は、図2、図3からも明らかなように、略U字状に形成
された調整アーム8の下部が連結されている。かくし
て、上下自在アーム7と調整アーム8とにより、アーム
Aを構成している。
【0008】図2は図1における調整アーム8の部分の
側面図であり、図3はその拡大斜視図である。この図
2、図3からも明らかなように本実施例では、例えばH
鋼からなる梁を被施工物5としてこの被施工物5の周面
(施工面)に耐火被覆材を吹き付ける場合を示してお
り、上記調整アーム8はこの被施工物5を跨いで位置す
るように上記上下自在アーム7の先端に連結されてい
る。調整アーム8は被加工物5の断面形状に応じて、つ
まり、図2において、上下左右方向に伸縮自在となって
おり、これらの調整アーム8の上下左右方向および上下
自在アーム7の上下方向の各寸法調整は手動あるいは電
動のいずれでも可能になっている。
【0009】調整アーム8の先端には、図1、図3から
も明らかなように、筐体状のシールドノズル9が取り付
けられている。このシールドノズル9は、上記調整アー
ム8の上下左右方向への伸縮によって上記被施工物5の
断面形状に合わせて寸法調整可能となっており、シール
ドノズル9の内部には、図示されていないが上記吹付け
ホース4の先端が被施工物5に向けて取り付けられてい
る。かくして、自動台車1上には、ホッパ3、吹付けホ
ース4、タンク6、上下自在アーム7、調整アーム8、
シールドノズル9、およびポンプPによりプラントが構
成されている。さらに、自動台車1上の作業員2が搭乗
する運転席の所定位置には操作ボックス10が配設され
ている。この操作ボックス10は作業員2が自動台車の
走行、停止の操作はもとより、被施工物5への耐火被覆
材11の吹付け、タンク6内のミキサの駆動、停止、ポ
ンプPの駆動、停止、さらに上下自在アーム7、調整ア
ーム8の調整操作などを行うようにしている。
【0010】次に、被加工物5への耐火被覆材11の吹
付け動作について説明する。まず、作業員2が自動台車
1に乗り、操作ボックス10を操作することにより、被
施工物5の近傍に自動台車1を走行させて停止させる。
続いて、タンク6内に岩綿材とセメント材などを投入し
てミキサを駆動し、耐火被覆材11を作ってホッパ3に
供給するとともに、上下自在アーム7を最適な長さに位
置調整し、調整アーム8を調整してシールドノズル9が
被施工物5の周りを覆うのに適した寸法となるように寸
法調整する。この状態でポンプPを駆動することによ
り、ホッパ3に供給されている耐火被覆材11を汲み上
げ、吹付けホース4を通してシールドノズル9内に送
り、このシールドノズル9内に耐火被覆材11を拡散さ
せて被施工物5の周面上に吹き付ける。これにより、図
2より明らかなように、被施工物5の周面には耐火被覆
材11が被覆される。この吹付け施工の進行にともなっ
て、作業員2は操作ボックス10を操作して自動台車1
を被施工物5の延在方向に走行させながら吹付け作業を
続行する。
【0011】このように、本実施例の耐火被覆の施工装
置によれば、高所などの被施工物5に対する耐火被覆材
11の吹付けを作業足場や高所作業車を利用することな
く、安全かつ容易に行うことができる。この場合、被施
工物5への耐火被覆材11の吹付けはシールドノズル9
の内部で行われるので、耐火被覆材11が周囲に飛散す
ることもなくなり、したがって、飛散ロスの防止と周辺
の清掃作業や養生の軽易化が可能となる。また、自動台
車1上にプラントを組み込むからプラントの小型化が可
能となり、プラント製造コストを低減できるとともに、
リフトやエレベータを使って自動台車1ごとプラントを
他の階に容易に移送することができる。
【0012】なお、被施工物5の周面へ吹き付けられた
耐火被覆材11の厚さを調整するために、例えばセンサ
をシールドノズル9内にあらかじめ設けておけば、容易
に被覆厚さを調整することができる。このセンサとして
は、例えば反射型センサ等を使用し、被施工物5の周面
上に所定厚の耐火被覆材11が吹き付けられたときに反
射型センサがこれを検出して、それまで停止状態にあっ
た上記自動台車1を被施工物5の延在方向に走行させる
ようにすればよい。また、上記実施例では、被加工物と
してH型鋼の梁を例に取って説明したが、この発明はこ
れに限定されることなく、柱その他の建築材であっても
よいことは自明である。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、耐火被覆
材が吹き付けられる被施工物の施工面をシールドノズル
で覆い、上記シールドノズルを、その内部に上記耐火被
覆材を導入しつつ上記被施工物の延在方向に沿って移動
させて、上記耐火被覆材を上記被施工物の施工面に吹き
付けるようにしたので、作業足場や高所作業車を必要と
せず、作業の安全性と作業能率の向上を期することがで
きるとともに、同一面上の移動が容易であることは勿
論、異なる階への移動をリフトやエレベータを使用して
容易に行うことができ、しかも、耐火被覆材の飛散ロス
の軽減と回収、清掃作業が容易で、かつプラントの小型
化を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の耐火被覆の施工装置および方法の一
実施例の構成説明図である。
【図2】図1の実施例における調整アームの部分の側面
図である。
【図3】図1の実施例における被施工面とシールドノズ
ルおよび調整アームの部分の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 自動台車(台車) 3 ホッパ 4 吹付けホース 5 被施工物 7 上下自在アーム(アーム) 8 調整アーム(アーム) 9 シールドノズル 11 耐火被覆材 A アーム P ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04G 21/16 E04G 21/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火被覆材が吹き付けられる被施工物の
    施工面をシールドノズルで覆い、 上記シールドノズルを、その内部に上記耐火被覆材を導
    入しつつ上記被施工物の延在方向に沿って移動させて、 上記耐火被覆材を上記被施工物の施工面に吹き付けるこ
    とを特徴とする耐火被覆の施工方法。
  2. 【請求項2】 走行可能な台車上に設けられ、耐火被覆
    材が充填されたホッパと、 上記台車上に設けられたアームと、 上記アームの先端に取り付けられた、被施工物の施工面
    を覆うシールドノズルと、 上記ホッパに一端が接続され、他端が上記シールドノズ
    ルの内部に連通された吹付けホースと、 上記耐火被覆材をホッパから吹付けホースを介してシー
    ルドノズルの内部に供給するポンプと、 を備えた耐火被覆の施工装置。
  3. 【請求項3】 上記アームは、上記台車から上記被施工
    物までの距離に合わせて伸縮可能であることを特徴とす
    る請求項2記載の耐火被覆の施工装置。
  4. 【請求項4】 上記シールドノズルは、上記被施工物の
    延在方向と交わる断面形状に合わせて寸法調節可能であ
    ることを特徴とする請求項2記載の耐火被覆の施工装
    置。
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CN112482700A (zh) * 2020-12-04 2021-03-12 广东九潮建设有限公司 一种装修墙面自动喷涂装置

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