JP2574255Y2 - 貯槽屋根の塗装装置 - Google Patents

貯槽屋根の塗装装置

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JP2574255Y2
JP2574255Y2 JP1993001118U JP111893U JP2574255Y2 JP 2574255 Y2 JP2574255 Y2 JP 2574255Y2 JP 1993001118 U JP1993001118 U JP 1993001118U JP 111893 U JP111893 U JP 111893U JP 2574255 Y2 JP2574255 Y2 JP 2574255Y2
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JP
Japan
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storage tank
roof
arm
coating
tank roof
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Application number
JP1993001118U
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JPH0656392U (ja
Inventor
滋人 佐藤
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、貯槽屋根の塗装装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に貯槽は、有底筒体状の貯槽本体の
上部に凸面状等の屋根を設けてなり、これら貯槽本体お
よび屋根が鋼板で形成されているため、錆の発生を防止
する目的で塗装が施される。また、貯槽は、屋外に設置
されていることから、長期間のうちには塗装が剥げた
り、錆が生じる場合があり、その場合には再塗装が行わ
れる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、上記塗装作業が手作業で行われていたので、特に貯
槽の屋根を塗装する場合、高所作業(地上50m位)と
なって危険性を伴い、作業効率が落ちる問題があった。
【0004】そこで、本考案の目的は、安全性および作
業効率の向上が図れる貯槽屋根の塗装装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案に係る貯槽屋根の塗装装置は、貯槽の屋根の頂
部に周方向に沿って設けられたガイドレールと、このガ
イドレールに走行自在に設けられた走行部と、この走行
部にこれより半径方向に伸縮自在および俯仰自在に設け
られたアームと、このアームの先端部に設けられ、屋根
上面の塗装を行う塗装ノズルとを備えたことを特徴とし
ている。
【0006】
【作用】走行部の貯槽屋根周方向への走行とアームの貯
槽屋根半径方向への伸縮により遠隔操作で塗装ノズルを
貯槽屋根上の任意の位置に移動させて塗装を行わせるこ
とができるため、貯槽屋根における塗装作業の安全性お
よび作業効率の向上が図れる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0008】図1において、1は貯槽2の屋根で、有底
筒体状の貯槽本体3の上部を覆うべく凸面状に形成され
ている。そして、上記貯槽屋根1上にはその上面の塗装
を行うための塗装装置4が設けられている。この塗装装
置4は、貯槽屋根1の頂部に周方向に沿って設けられた
ガイドレール5を備え、このガイドレール5には走行部
6が走行自在に設けられている。
【0009】実施例では、貯槽屋根1の頂部に頂部プラ
ットホーム7が脚柱8を介して設置され、図2に示すよ
うにその脚柱8にこれを囲繞する如く環状に上記ガイド
レール5が当板、ボルト・ナット等からなるガイドレー
ル固定装置9を介して固定されている。上記ガイドレー
ル5は走行部6に設けられた駆動車輪10が係合する下
部ガイドレール5aと、走行部6に設けられた支持車輪
11が係合する上部ガイドレール5bとから主に構成さ
れている。
【0010】そして、上記走行部6にはこれより半径方
向に伸縮自在および俯仰自在にアーム12が設けられ、
このアーム12の先端部には屋根上面の塗装を行う塗装
ノズル13が設けられている。走行部6の上部にはアー
ム12の俯仰角の調整を行う俯仰駆動部14が設けら
れ、図3に示すようにその駆動軸14aにアーム12の
基端部が固定されている。アーム12は長尺の複数のア
ーム片15…を連結フレーム16を介して長手方向にス
ライド自在に連結して構成されている。アーム片15は
基部側(走行部側)から次のアーム片が順次下側に位置
するように配置されている。
【0011】互いに連結される対のアーム片15,15
は、図4に示すように連結フレーム16内に上下に対向
した状態で両側部のあり溝継手17を介してそれぞれ長
手方向に摺動自在に支持されている。また、連結フレー
ム16内にはモータ18によって回転駆動されるピニオ
ン19が設けられ、対のアーム片15,15の対向面に
はピニオン19と噛合するラック20が設けられてい
る。従って、ピニオン19の駆動によりアーム片15が
長手方向にスライドし、アーム12が伸縮するようにな
っている。なお、アーム片15の端部には連結フレーム
16に係止してアーム片15の引き抜けを防止する図示
しないストッパーが設けられている。
【0012】アーム12の先端部にはアーム12の荷重
を支持して貯槽屋根1上を転動する補助車輪(キャス
タ)21が設けられている。また、アーム12の先端部
には貯槽屋根1の上面をサンドブラストにより研磨する
ためのブラストノズル22が上記塗装ノズル13と隣接
して設けられている。更に、上記頂部プラットホーム7
には塗装ノズル13に塗料を、ブラストノズル22に研
磨材(砂)をホース23を介してそれぞれ圧送するため
の供給装置24が設けられると共に、上記走行部6、俯
仰駆動部14およびアーム12の伸縮を行うモータ18
を遠隔操作により制御するための制御盤25が設けられ
ている。
【0013】次に実施例の作用を述べる。頂部プラット
ホーム7において制御盤25の操作により走行部6を走
行させたり、アーム12を伸縮させて塗装ノズル13を
貯槽屋根1上面の塗装すべき位置に移動させる。そし
て、供給装置24から塗料を塗装ノズル13に圧送する
ことにより塗装ノズル13から貯槽屋根1上面に塗料が
吹付けられて塗装が行われる。なお、塗装に際して貯槽
屋根1上面の研磨を行う場合には、供給装置24から研
磨材をブラストノズル22に圧送して研磨材をブラスト
ノズル22から貯槽屋根1上面に吹付ければよい。従っ
て、オペレータは安全な頂部プラットホーム7上で制御
盤25を操作しながら塗装状況を監視していればよく、
このように遠隔操作で塗装作業を機械的に行うことがで
きるので、貯槽屋根1における塗装作業の安全性および
作業効率の向上が図れる。
【0014】
【考案の効果】以上要するに本考案によれば、走行部の
貯槽屋根周方向への走行およびアームの貯槽屋根半径方
向への伸縮により塗装ノズルを貯槽屋根上の任意の位置
に移動させて塗装を行わせることができるため、貯槽屋
根における塗装作業の安全性および作業効率の向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1における塗装装置の走行部を示す側面図で
ある。
【図3】アームの構成を概略的に示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 貯槽 5 ガイドレール 6 走行部 12 アーム 13 塗装ノズル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯槽の屋根の頂部に周方向に沿って設け
    られたガイドレールと、該ガイドレールに走行自在に設
    けられた走行部と、該走行部にこれより半径方向に伸縮
    自在および俯仰自在に設けられたアームと、該アームの
    先端部に設けられ、屋根上面の塗装を行う塗装ノズルと
    を備えたことを特徴とする貯槽屋根の塗装装置。
JP1993001118U 1993-01-20 1993-01-20 貯槽屋根の塗装装置 Expired - Lifetime JP2574255Y2 (ja)

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JPH0656392U JPH0656392U (ja) 1994-08-05
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