JPH08246746A - 窓ガラス昇降装置 - Google Patents

窓ガラス昇降装置

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JPH08246746A
JPH08246746A JP8181595A JP8181595A JPH08246746A JP H08246746 A JPH08246746 A JP H08246746A JP 8181595 A JP8181595 A JP 8181595A JP 8181595 A JP8181595 A JP 8181595A JP H08246746 A JPH08246746 A JP H08246746A
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JP
Japan
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window glass
rail
slider
vehicle
flat plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP8181595A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Inaba
哲哉 稲葉
Yoshi Yamazawa
好 山沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の窓ガラスをスムースに昇降させること
ができ、かつ、構造が簡単で取り付けの容易な装置を提
供する。 【構成】 車両のドアパネル7内に断面略L字状のレー
ル23が上下に取り付けられていると共に、ドアガラス
2の後方下端に樹脂製スライダ25が固定され、レール
23の車幅方向に突出した平板状部24がスライダ25
の溝32内に嵌まり込んで、スライダ25がレール23
により上下に案内されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の窓ガラスを昇降
させる際、その窓ガラスが車両の前後方向へ不規則に移
動しないように規制する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両においては、図9及び図10
に示されているように、ドア1の窓ガラス2はレギュレ
ータ3のキャリヤプレート4に下端が連結され、キャリ
ヤプレート4がメインレール5に案内されて上下するこ
とにより、サッシュ6に沿って昇降するが、その昇降に
際して車幅方向(図9の紙面と垂直方向)への窓ガラス
2の動きはサッシュ6により規制されている。
【0003】また、ドアパネル7内の上下2個所でそれ
ぞれブラケット8が左右のアジャスタボルト9により支
持され、断面略C型のリヤレール10が両ブラケット8
に固定されてドア1内を上下に延びている一方、窓ガラ
ス2の後方下端にはボルト11によりスライダ12が取
り付けられていて、レギュレータ3による窓ガラス2の
昇降時にスライダ12がリヤレール10に沿って上下に
案内されることにより、車両の前後方向(図9の左右方
向)への窓ガラス2の動きが規制されるようになってい
た。
【0004】しかしながら、窓ガラス2の昇降軌跡が車
両の前後方向で正しく一定に保持されるためには、リヤ
レール10が車幅方向における正規位置にセットされて
サッシュ6のキャンバと合致するように、車両の組み付
け時に左右のアジャスタボルト9を微調整しなければな
らないので、窓ガラス2の取り付けには非常に多くの工
数を必要とすると共に、リヤレール10及びスライダ1
2間の公差を吸収してスライダ12の正確な上下変位を
確保するため、スライダ12を比較的大型とする必要が
あり、かつ、スライダ12がその側面でリヤレール10
に接しているので、両者間の摺動面積が大きくなってそ
の摺動抵抗が比較的大きくなり、従って、レギュレータ
3による窓ガラス2の昇降力をそれだけ増加させなけれ
ばならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両の窓ガ
ラスをスムースに昇降させることができ、かつ、構成が
簡単で取り付けの容易な装置を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明にかかる窓ガラス昇降装置は、車両の窓ガラ
スに取り付けられたレギュレータ、上記窓ガラスが配置
された窓の下方における車両ボデー内に取り付けられて
ほぼ上下方向に延び車幅方向に突出した平板状部をそな
えたレール及び上記窓ガラスの下端に連結され上記レー
ル平板状部の前後を挟持するスライダを有している。
【0007】
【作用】すなわち、窓ガラスの下端に連結されたスライ
ダが、車両の窓下方におけるボデー内でほぼ上下方向に
延びるレールの平板状部を前後から挟持しているため、
スライダ及びレール平板状部の係合により、レギュレー
タによる窓ガラスの昇降時に車両の前後方向に対する窓
ガラスの動きを規制して、窓ガラスの昇降をスムースに
させることができると共に、車幅方向におけるスライダ
とレール平板状部との相対的な取り付け位置に自由度を
与えることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例について、
前記従来装置との同等部分及び各実施例の同等部分には
それぞれ同一符号を付けて説明する。図1及び図2にお
いて、車両用ドア1の窓ガラス2はレギュレータ3のキ
ャリヤプレート4に下端が連結され、キャリヤプレート
4がメインレール5に案内されて上下することにより、
サッシュ6に沿って昇降し、その昇降時における車幅方
向(図1の紙面と垂直方向)への窓ガラス2の動きはサ
ッシュ6により規制されている。
【0009】また、台形ブラケット20における左右の
ウェルドナット21にそれぞれフランジボルト22がね
じ込まれて、ドアパネル7内の上下2個所でそれぞれブ
ラケット20が固定されていると共に、断面略L字状レ
ール23の基部が各ブラケット20の頂面にそれぞれ溶
接されて、ドアパネル7内を上下方向に延びており、レ
ール23の平板状部24が車幅方向に突出している。
【0010】他方、窓ガラス2の後方下端には樹脂製ス
ライダ25が取り付けられており、スライダ25は第1
部材26及び第2部材27と車幅方向に2分割され、窓
ガラス2を車幅方向に挟みつけて、左右の平頭付きボル
ト28、ナット29及びワッシャ30、31により窓ガ
ラス2に固定されていると同時に、上下方向に形成され
た第1部材26の溝32内にレール平板状部24が嵌ま
り込んで、レギュレータ3による窓ガラス2の昇降時に
スライダ25がレール平板状部24に沿って上下方向に
案内され、車両の前後方向(図1の左右方向)への窓ガ
ラス2の動きを規制している。
【0011】なお、第1部材26の溝32は、図3及び
図4に示されているように中央部分の幅が弧状に狭くな
って、その狭くなった部分で局部的にレール平板状部2
4の両面と摺動し、あるいは、図5及び図6に変形例が
示されているように中央部分の幅が広げられて、両端部
のみの幅が狭められ、その狭められた部分で局部的にレ
ール平板状部24の両面と摺動するように形成されてい
る。
【0012】上記装置においては、スライダ25の溝3
2に係合するレール23の平板状部24が非常に簡単な
構造であって、その精度を容易に高めることができるの
で、スライダ溝32とレール平板状部24との間におけ
るガタつきを従来よりも大幅に軽減することが可能とな
って、車両の前後方向に対する窓ガラス2の動きを適正
に規制することにより、窓ガラス2のスムースな昇降を
楽に確保することができるようになる。
【0013】また、レール平板状部24及びスライダ溝
32の係合が車両の前後方向に限定されているので、車
幅方向におけるレール23及びスライダ25の相対的配
置には自由度があって、サッシュ6のキャンバと正確に
合致するようにレール23を車幅方向に傾斜させて微調
整する必要がなく、従って、レール23を固定するブラ
ケット20は簡単な構造の平頭付きボルト28等により
ドア1に容易に取り付けることができると共に、従来の
ような調整操作も不要となって、ドア1に対するレール
23の取り付け性を著しく向上させることができ、ひい
ては、窓ガラス2の組み付けを大幅に簡単化することが
できる。
【0014】さらに、スライダ25はその溝32の幅が
狭くなった部分でのみ局部的にレール平板状部24と接
触して、スライダ25及び平板状部24の摺動面積が小
さく保たれているので、その摺動抵抗も非常に小さくな
って、窓ガラス2の昇降力をそれだけ軽減させることが
できる。
【0015】次に、図7及び図8に示された実施例にお
いては、樹脂製スライダ40は、上下方向に延びる溝3
2が車室内側の側面に形成されると共に、車両の前後方
向(図8の上下方向)に延びる溝41が反対側の側面に
形成され、車両用ドアの窓ガラス2の後方下端42が溝
41の内壁面に接着されている一方、ドアパネル内を上
下方向に延びたレール23の車幅方向に突出した平板状
部24が溝32内に嵌まり込んで、レギュレータ3によ
る窓ガラス2の昇降時にスライダ40がレール平板状部
24に沿って上下方向に案内され、これにより車両の前
後方向への窓ガラス2の動きが規制されて、上記実施例
と同等の作用効果を奏することができる外、この実施例
では構造が簡単で部品点数が少ないため、ドアに対する
窓ガラス2の取り付けが一層容易となる利点がある。
【0016】なお、上記各実施例はドアの窓ガラスを昇
降させるものであるが、ドア以外の車両ボデーに設けら
れた窓のガラスを昇降させる場合にも同様に適用できる
ことはいうまでもなく、また、前記各レールは窓ガラス
の後下方に配置されているが、必要に応じてこれらのレ
ールを窓ガラスの前下方に配置して、その車幅方向に突
出した平板状部と窓ガラスの前下端に取り付けられたス
ライダとを係合させるようにしてもよく、さらに、断面
略L字状の前記各レールを断面略T字状等に適宜変更し
て、その平板状部を車幅方向に突出するようにしてもよ
いものである。
【0017】
【発明の効果】本発明にかかる窓ガラス昇降装置におい
ては、窓ガラスの下端に連結されたスライダが、ほぼ上
下方向に延びるレールの平板状部を前後から挟持してい
るのでスライダ及びレール平板状部の係合により、レギ
ュレータによる窓ガラスの昇降をスムースにさせること
ができると共に、車幅方向におけるスライダとレール平
板状部との相対的な取り付け位置に自由度を与えて、ボ
デーに対するレールの取り付け性を著しく向上させるこ
とができとができて、実用的効果がすこぶる大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における概略側面図。
【図2】図1のII−II矢視断面拡大図。
【図3】図2の III−III 矢視拡大図。
【図4】図3の要部斜視図。
【図5】上記実施例の要部における図3相当の変形例
図。
【図6】図5の要部斜視図。
【図7】本発明の他の実施例における要部縦断面図。
【図8】図7のVIII−VIII矢視断面図。
【図9】従来装置の概略側面図。
【図10】図9のX−X矢視断面拡大図。
【符号の説明】
1 ドア 2 窓ガラス 6 サッシュ 7 ドアパネル 23 レール 24 平板状部 25 スライダ 32 溝 40 スライダ 41 溝 42 窓ガラス下端

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の窓ガラスに取り付けられたレギュ
    レータ、上記窓ガラスが配置された窓の下方における車
    両ボデー内に取り付けられてほぼ上下方向に延び車幅方
    向に突出した平板状部をそなえたレール及び上記窓ガラ
    スの下端に連結され上記レール平板状部の前後を挟持す
    るスライダを有する窓ガラス昇降装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記車両ボデーがド
    アである窓ガラス昇降装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
    レールがブラケットを介して上記車両ボデー内に固定さ
    れた窓ガラス昇降装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記ブラケットがフ
    ランジボルトにより上記車両ボデーに固定された窓ガラ
    ス昇降装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかにおい
    て、上記レールの断面が略L字状または略T字状である
    窓ガラス昇降装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかにおい
    て、上記レールの平板状部が上記スライダの溝に嵌まり
    込んでいる窓ガラス昇降装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかにおい
    て、上記スライダが上記窓ガラスの後方下端に連結され
    た窓ガラス昇降装置。
JP8181595A 1995-03-14 1995-03-14 窓ガラス昇降装置 Pending JPH08246746A (ja)

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JP8181595A JPH08246746A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 窓ガラス昇降装置

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JPH08246746A true JPH08246746A (ja) 1996-09-24

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Effective date: 20010731