JP2008001227A - 車両窓用板状体の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降可能な車両のウインドウガラスの支持構造において、簡素な構造で昇降時におけるウインドウガラス前後左右方向の位置ズレの少なくし、車両本体とウインドウガラスがフラッシュサーフェースとなる支持構造を提供することを目的とする。同時に、部品点数を削減し、簡便で効率的な組み付け工程を実現し、高性能で意匠性の高いフラッシュサーフェースの支持構造を低コストで提供することを目的とする。
【解決手段】ガイド部材とレール部材を備えサッシュに沿って昇降自在に取り付けられたフラッシュサーフェースの支持構造において、さらに第二のガイド部材と、第二のガイド部材を備え、ウインドウガラスの移動を規制するし、第二のガイド部材と第二のレール部材が、サッシュより外側に取り付けられサッシュ及び車両本体に隠蔽されることを特徴とする車両ウインドウガラスの支持構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に用いられる窓用板状体の支持構造にかかり、特にウインドウガラスを昇降可能に構成した車両の窓用板状体の支持構造に関する。
自動車用ウインドウガラスには、一例としてフロントサイドドアのウインドウガラスのように昇降可能に構成したものがある。また、近年、自動車の外観を向上させるとともに、風切音の低減や燃料消費の低減を目的として、車両本体の車外面とウインドウガラスの車外面を面一(以下フラッシュサーフェスともいう)にした構造が、ガラスを固定した窓を中心に採用されるようになった。その結果、昇降可能なウインドウガラスにおいてもフラッシュサーフェース構造への要望が高まっている。
図8は、従来のウインドウガラスの支持構造の一例を示す断面図である。ウインドウガラス2の周縁部にガイド部材54が固着される。ガイド部材54は、グラスラン58を介して、サッシュ50形成された凹状のレール部56と昇降自在に嵌合される。このとき、ウインドウガラス2の車外面11とガーニッシュ52の車外面はほぼ面一とすることができる。しかし、このような構造では、ガイド部材の滑動部54bとレール部56の間に一定の隙間L1を持たせなくてはスムーズな昇降ができない。しかし、この滑動部54とレール部56の隙間L1を確保することにより、昇降時のウインドウガラス2の位置ズレ、特に車両前後方向の位置ズレを抑制することが困難となる。
そこで、ウインドウガラスの昇降時の位置ズレを抑制し、かつ、フラッシュサーフェースを達成した構成として特許文献1がある。図9に示すように、特許文献1に示された保持構造は、ウインドウガラス2の端部に取り付けられたガイド部材54を備える。開口枠部(サッシュ)はアウターサッシュ50a、センターインナーガイド50b、インナーサッシュ50cの3つの部材から構成され、さらに、ウインドウガラスと面一の車外面を構成する前センターガーニッシュ52を備え、ガイド部材54と嵌合して昇降自在に支持する。その結果、車両の進行方向に対して前後、左右方向の昇降時のウインドウガラスの位置ズレ(ガタツキ)を防止し、ウインドウガラスの車外面と前センターガーニッシュ52の車外面がフラッシュサーフェースとなるウインドウガラスの支持構造を達成している。
一方で、特許文献1の支持構造では、昇降時の位置ズレの抑制は可能になったが、サッシュが三分割されるなど部品点数が増え構造が複雑になった。また、車両本体に組み付ける際も、センターインナーガイド50b、アウターサッシュ50aを固定した後に、インナーサッシュ50cを取り付けなくてはならず作業自体が難しいうえ、取付け作業も非常に煩雑で時間がかかり、生産コストが上昇するなどの問題があった。
特開2005−255123号公報
本発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、車両用の窓用板状体を昇降可能に構成した窓用板状体の支持構造において、部品点数を削減した簡素な構造で昇降時における窓用板状体前後左右方向の位置ズレの少なく、車両本体の車外面と窓用板状体の車外面が面一となるフラッシュサーフェースの窓用板状体の支持構造を提供することを目的とする。また同時に、窓用板状体の車両本体への組み付け工程における部品点数を削減し、簡便で効率的な組み付け工程が実現可能な窓用板状体の支持構造を実現し、高性能で意匠性の高い窓用板状体の支持構造を低コストで提供することを目的とする。
本発明によれば、窓用板状体と、該窓用板状体の周縁部の少なくとも後端に設けられた第一のガイド部材と、開口枠部と、開口枠部に設けられた第一のレール部材とを備え、前記窓用板状体が前記開口枠部に沿って昇降自在に取り付けられ、かつ、前記窓用板状体の車外面と前記開口枠部の車外面とが実質的に面一となるように取り付けられる車両用の窓用板状体の支持構造において、前記窓用板状体の周縁部に取り付けられた第二のガイド部材と、第二のガイド部材と上下方向に移動自在に嵌合して前後左右方向の移動を規制する第二のレール部材をさらに備え、前記第二のガイド部材と前記第二のレール部材は開口枠部より面外側に組み付けられ、さらに、前記第二のガイド部材と前記第二のレール部材が開口枠部及び車両本体に隠蔽されることを特徴とする車両に用いられる窓用板状体の支持構造を提供する。
本発明の第2の態様は、前記第二のガイド部材が板状体下辺側に、前記第二のレール部材が開口枠部より昇降装置側に取り付けられる態様1に記載の窓用板状体の支持構造を提供する。
本発明の第3の態様は、前記第一のガイド部材が前記第二のガイド部材と一体に構成される態様1又は2に記載の窓用板状体の支持構造を提供する。
本発明の第4の態様は、窓用板状体下辺部に窓用板状体支持部材を備え、該窓用板状体支持部材は昇降装置と係合され、前記第二のガイド部材が、前記窓用板状体支持部材と一体に構成される態様1又は2に記載の窓用板状体の支持構造を提供する。
本発明の第5の態様は、前記第二のガイド部材と該第二のガイド部材と昇降自在に嵌合する前記第二のレール部材を、それぞれ二組以上備える態様1〜4のいずれかに記載の窓用板状体の支持構造を提供する。
本発明の第6の態様は、前記第二のガイド部材と該第二のガイド部材と昇降自在に嵌合する前記第二のレール部材を、前記窓用板状体の前端部と後端部にそれぞれ備える態様1〜5のいずれかに記載の窓用板状体の支持構造を提供する。
本発明は、車両用の窓用板状体を昇降可能に構成した窓用板状体の支持構造において、車両の前後左右方向、特に前後方向の位置ズレの抑制に特に効果的な、第二のガイド部材と第二のレール部材を備えることにより、部品点数を削減した簡素な構造で昇降時における窓用板状体前後左右方向の位置ズレの少なく、車両本体の車外面と窓用板状体の車外面を面一となるフラッシュサーフェースの窓用板状体の支持構造を実現した。
また、前述の支持構造を簡素な構造で実現したことにより、窓用板状体の車両本体への組み付け工程における部品点数を削減し、簡便で効率的な組み付け工程が実現可能になった。
また、前述の第二のガイド部材と第二のレール部材を開口枠部より面外側に配置して車両本体で隠蔽したことにより、車外側からも車内側からも、前記部材は見えなくなり意匠の完成度が高まる。また、位置ズレを抑制する構成を見えない部分に配置したことにより設計の自由度が高まり、より高性能の窓用板状体の支持構造を低コストで提供することができる。
また、前述の第二のガイド部材と第二のレール部材が開口枠部より面外側の昇降装置側に取り付けられる構成では、窓用板状体が降下して格納される部分に位置ズレの抑制機構である第二のガイド部材と第二のレール部材を取り付けることができる。これにより開口枠部より昇降装置側の使用されていない空間に板状体の支持構造を配置したり、昇降装置と支持構造を組合せたりして設計するなど、設計の自由度をさらに高めるとともに省スペース化、軽量化にも寄与できる。
また、第一のガイド部材と第二のガイド部材を一体とする構成では、部品点数が削減されより簡素で経済的な支持構造を提供できる。さらに、該構成では、ガイド部材を固定する際に、接触面積の大きい第一のガイド部材を窓用板状体に固定することでこれに一体で構成された第二のガイド部材も所望の位置に固定される。よって、第二の固定部材がより強固に固定でき、第一のガイド部材と第二のガイド部材との間の位置がずれることがなくなる。この結果、ガイド部材の位置精度が高まり、車両本体への組み付けが容易になる。
また、窓用板状体の前後端部付近にガイド部材及びレール部材が配設できるため、ドアパネル内の板状体面外側の昇降装置近傍におおきな空間を確保することができる。よって、本構成は、ワイヤ式の昇降装置のみならず、取付けに一定の空間を必要とするXアーム式の昇降装置と組合せる構成に好適である。
第二のガイド部材と窓用板状体支持部材を一体とする構成では、部品点数が削減されより簡素で経済的な支持構造を提供できる。さらに、固定する際の接触面積の大きい窓用板状体支持部材を窓用板状体に固定することで第二のガイド部材も所望の位置に固定される。よって、第二の固定部材がより強固に固定できる。また、昇降装置と係合される窓用板状体支持部材と支持構造の位置ズレ防止のための構成を近接して配置することができるため、省スペース化に寄与する。よって、本構成は、昇降装置に近接して窓用板状体支持部材(ガラスホルダ)を備えるワイヤ式の昇降装置との組合せが特に好適である。
第二のガイド部材とこれと嵌合する前記第二のレール部材をそれぞれ二組以上備える構成においては、複数のガイド部材とレール部材で位置ズレを抑制するためより精度の高い支持構造を実現できる。また、複数のガイド部材とレール部材による保持機構それぞれ離れた位置に配設することができ、車両前後方向の窓用板状体の位置ズレの抑制により効果的である。
第二のガイド部材とこれと嵌合する前記第二のレール部材を前記窓用板状体の前端部と後端部にそれぞれ備える構成においては、窓用板状体を板状体の規制位置を離すことができ、また、前後で挟み込むような構造とすることができる。このため、車両前後方向の窓用板状体の位置ズレの抑制にさらに効果的である。
以下、本発明について図を参照しながら詳細に説明する。尚、以下ウインドウガラス(窓用板状体)が車両の側面ドアパネルに取り付けられた例を用いて説明する。尚、ここでは、窓用板状体の昇降する方向を上側/下側、車両の進行方向に平行な方向を前側/後側、窓用板状体の表裏面方向を車内側/車外側と呼ぶこととし、窓用板状体の周縁から中心に向かう方向を面内側、その逆方向を面外側と呼ぶこととする。
[第一の実施形態]
図1は、本発明にかかる窓用板状体の支持構造を自動車のサイドドアに用いた例を示す分解斜視図である。
図1に示すように、ドアパネル1は、ウインドウガラス2により閉塞される開口部7と開口部を取り囲むようにサッシュ(開口枠部)10を備える。開口部7を閉塞するウインドウガラス2は、ドアパネル1にウインドウガラス昇降装置5によって昇降自在に組みつけられて車両用ドアを形成する。
ウインドウガラス2は、後端部にガイド部材14aを備え、第一のガイド部材14aは、グラスランを介して、サッシュ10に形成された凹状の第一のレール部材16aと昇降自在に嵌合される。さらに、ガイド部材14及びレール部材16によって支持されたウインドウガラス2は、ガラスホルダ20を介してウインドウガラス昇降装置5に係合される。
このとき、第一のガイド部材に加えて、第二のガイド部材14bがウインドウガラス2の下端部の前側と後側にそれぞれ固着され、その第二のガイド部材から下側伸延して設けられた第二のガイド部材14bと上下方向に摺動自在に嵌合するとともに、ウインドウガラス2の位置ズレを抑制する。
図2は、本発明にかかる窓用板状体の支持構造の一例を示す模式図、図3は、図2のA−A’線における断面図、図4(A)は、図2のB−B’線における断面図である。図2に示すように、ウインドウガラス2の後端部には第一のガイド部材が固着され、下端部の前側と後側には第二のガイド部材14bとガラスホルダ20がそれぞれ二つずつ固着される。
ドアパネル(図示せず)には、サッシュ10に前側に開放した凹部を備える第一のガイド部材14aを備え、さらに、第二のガイド部材14bから下側に伸延した第二のレール部材16bを備える。ドアパネル1に組みつけられたウインドウガラス2は、ガイド部材14とレール部材16が嵌合し、さらに、ガラスホルダ20とウインドウガラス昇降装置5が係着されることにより昇降自在に支持される。
また、破線X−X’はドアパネル1に組み付けた際のサッシュ10の下側の位置を表したものであり、車両組み付け後においては、破線X−X’より下側は、窓枠及び車両本体に隠蔽され車内側及び車外側から見えることはない。
このとき、図3に示すように、ウインドウガラス2の前端部に取り付けられたガイド部材14aは、レール部材16とグラスラン18を介して嵌合している。さらに、第一のガイド部材14aに連続して車内側に突設けられた第二のガイド部材14bが、レール部材16の車内側後端部16cと当接する。また、ウインドウガラス2の車外面11とレール部材16の車外面16dは、ほぼ面一となる。
このとき、ウインドウガラス2は第二のガイド部材14bにより前方向への移動を規制される。よって、ウインドウガラス2は、第一のガイド部材14aとグラスラン18の間に隙間L2があっても前方に位置ズレを起こすことがない。
図4(A)に示すように、ウインドウガラス2の後端部には、ガイド部材14aが取り付けられ、第一のレール部材16aとグラスラン18を介して嵌合している。さらに、第一のガイド部材14aより面内側に突設けられた第二のガイド部材14bが、第二のレール部材16bと嵌合する。また、ウインドウガラス2の車外面11とレール部材16の車外面16dは、ほぼ面一となる。
このとき、ウインドウガラス2は第二のガイド部材により前方向への移動を規制される。よって、ウインドウガラス2は、第一のガイド部材14aとグラスラン18の間に隙間L2があっても前方に位置ズレを起こすことがない。
前述のようなウインドウガラス2の支持構造を備えることにより、簡素な構造で車外面段差の小さいフラッシュサーフェースを達成すると同時に、昇降時の位置ズレも非常に少ないウインドウガラスの支持構造を実現した。ウインドウガラスを昇降自在に取り付ける場合、その前後左右方向において位置ずれが生じ易い。なかでも前後方向は、他の方向に比べてモールやガラスホルダなどによるウインドウガラス2の位置規制力がより小さく、最も位置ズレの生じ易い。本発明の構成は、最も位置ズレの抑制が難しい前後方向でのウインドウガラスの位置精度の向上に対して顕著な効果を奏すものである。
前述の第二のガイド部材14bと第二のレール部材16bをサッシュ10より下側に配置してドアパネル1で隠蔽したことにより、車外側からも車内側からも、内部の構成は見えなくなり外観をすっきり見せ完成度の高い意匠を実現できる。また、内部の構成をドアパネル1内部に配置したことにより各構成の設計自由度が高まり、より高性能のウインドウガラスの支持構造を低コストで提供することができる。
また、前述の支持構造を簡素な構造で実現したことにより、ウインドウガラス2の車両本体1への組み付け工程における部品点数を削減し、簡便で効率的な組み付け工程が実現可能になった。
また、ウインドウガラス2の後端部は、図4(B)に示すように第一のガイド部材14aに連続して第二のガイド部材14bを車内側に向けて一体に突設し、同時に第一のレール部材16aに連続して第二のレール部材16bを一体に形成しても良い。より部品点数が削減され、組み付け作業がより効率化されるとともにコストダウンも寄与する。
第一のガイド部材14aに連続して第二のガイド部材14bを一体で形成し、第一のガイド部材14aをウインドウガラス2に固定することで第二のガイド部材14bも所望の位置に固定される。また、ガイド部材を固定する際の接触面積が大きくなり、第二の固定部材がより強固に固定できる。さらに、ガイド部材同士の位置がずれることがなくなるため、ガイド部材の位置精度が高まり、車両本体への組み付けが容易になる。
ガイド部材14及びレール部材16がウインドウガラス2の前後端部付近に集中して配設できるため、ウインドウガラスの中心から昇降装置側に比較的おおきな空間を確保することができる。よって、これらの構成は、取付けに一定の空間を必要とするXアーム式の昇降装置との組合せが好適であるが、ワイヤ式の昇降装置にも適用可能である。
また、図3では、ウインドウガラス前端部の於いて、第一のレール部材16aと第二のレール部材16bが連続して一体で形成された例を示したが、図4(A)と同様に第一のレール部材16aと第二のレール部材16bが別々にして形成されても良いことはいうまでもない。
また、サッシュ10より昇降装置側の使用されていない空間にウインドウガラスの支持構造を配置したり、ウインドウガラス昇降装置5と支持構造を組み合わせえて配置したりすることもできる。設計の自由度をさらに高めるとともに省スペース化、軽量化にも寄与できる。
また、前述のように二組のガイド部材とレール部材を備えることにより、ウインドウガラスの位置精度より高めた支持構造を実現できる。また、二組のガイド部材とレール部材による保持機構それぞれ前後方向で離れた位置に配設することにより、窓用板状体を前後で挟み込むような構造とすることができ、車両前後方向の窓用板状体の位置ズレの抑制により効果的である。
また、ここではガイド部材とレール部材を二組備える例を示した。これは乗用車等の汎用の車両に好適である。より大型のウインドウガラスに対しては三組以上備えてもよい。
また、第一のレール部材16aは、外観意匠を低下させない範囲で長さや形状を変更することが可能であり、長さは、後端側サッシュ10全体に設けてもよく、前端側に設けても良い。
また、ガイド部材14の断面形状は、長方形のみに限定されず、ウインドウガラス2を支持できる形状であれば適宜変更が可能で、台形状、三角形状略L字状、略エの字状など様々な形状も適用可能である。また、レール部材16も嵌合するガイド部材14に合わせ凸部を備える略コの字状のみ限定されるものではなく様々な形状とすることができる。
[第二の実施形態]
図5は、本発明にかかる窓用板状体の支持構造を自動車のサイドドアに用いた他の例を示す分解斜視図である。
図5に示すように、ドアパネル1は、ウインドウガラス2により閉塞される開口部7と開口部を取り囲むようにサッシュ(開口枠部)10を備える。開口部7を閉塞するウインドウガラス2は、ドアパネル1にウインドウガラス昇降装置5によって昇降自在に組みつけられて車両用ドアを形成する。
ウインドウガラス2は、後端部にガイド部材14aを備え、ガイド部材14aは、グラスラン(図示せず)を介して、サッシュ10に形成された凹状のレール部材16aと昇降自在に嵌合される。さらに、サッシュ10によって支持ざれたウインドウガラス2は、ガラスホルダ20を介してウインドウガラス昇降装置5に係合される。
図6は、本発明にかかる窓用板状体の支持構造の他の例を示す模式図、図7は、図6のC−C’線における断面図である。図6に示すように、ウインドウガラス2の下端部にはガラスホルダ20が固着され、第二のガイド部材14bがガラスホルダ20と一体に形成される。
ドアパネル(図示せず)には、サッシュ10に前側に開放した凹部を備える第一のガイド部材14aを備え、さらに、ウインドウガラス下端部中央付近から第二のガイド部材14bから下側に伸延した第二のレール部材16bを備える。ドアパネル1に組みつけられたウインドウガラス2は、ガイド部材14とレール部材16が嵌合し、さらに、ガラスホルダ20とウインドウガラス昇降装置5が係着されることにより昇降自在に支持される。
また、破線X−X’はドアパネル1に組み付けた際のサッシュ10の下側の位置を表したものであり、車両組み付け後においては、破線X−X’より下側は、窓枠及び車両本体に隠蔽され車内側及び車外側から見えることはない。
図7に示すように、ウインドウガラス2の下端部中央付近には、ガラスホルダ20を備え、これと一体にガイド部材14aが車内側に突設して形成され、第二のレール部材16bと嵌合する。これによりウインドウガラス2は所望の位置に組みつけられる。その結果、ウインドウガラスの車外面とサッシュの車外面がほぼ面一なフラッシュサーフェース構造を達成すると同時に、昇降時の位置ズレの非常に少ないウインドウガラスの支持構造を実現した。
また、前述のようにガラスホルダ20と第二のガイド部材14bを一体で形成することにより、部品点数が削減され、組み付け作業がより効率化されるとともにコストダウンも寄与する。
また、ガラスホルダ20に連続して第二のガイド部材14bを一体で形成することにより、ガラスホルダ20をウインドウガラス2に固定することで第二のガイド部材14bも所望の位置に固定される。また、ガイド部材を固定する際の接触面積が大きくなり、第二の固定部材がより強固に固定できる。
本実施形態は、ウインドウガラスの中心の下側に支持構造及び昇降装置を集中して配置することができ、同様の位置に装置が集中して配置されることが多いワイヤ式の昇降装置と組合せることが好適である。設計の自由度をさらに高めるとともに省スペース化、軽量化にも寄与する。
また、図7では、ガラスホルダ20と第二のガイド部材14bを一体で形成された例を示したが、ガラスホルダ20と第二のガイド部材14bは別々に形成されても良く、図4(A)と同様の効果を奏する。
また、サッシュ10より昇降装置側の使用されていない他の空間にウインドウガラスの支持構造を配置したり、ワイヤ式以外のウインドウガラス昇降装置5と支持構造を組合せたりして配置することもできる。
本実施の形態にかかるその他構成は、第1の実施の形態の構成と共通に用いることができ、同等の効果を奏する。よって、詳細は省略する。
尚、本発明は、車両用、特に自動車用の開閉自在に取り付けられた窓に好適に用いることができる。ここでは車両用のサイドウインドウに用いた例を挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば自動車等車両のサンルーフや他の開口部や鉄道、船舶又は航空機、建造物などに適用することもできる。
本発明にかかる窓用板状体の支持構造の例を示す分解斜視図 本発明にかかる窓用板状体の支持構造の一例を示す模式図 図2のA−A’線における断面図 図2のB−B’線における断面図 本発明にかかる窓用板状体の支持構造を他の例を示す分解斜視図 本発明にかかる窓用板状体の支持構造の他の例を示す模式図 図6のC−C’線における断面図 従来のウインドウガラスの支持構造の一例を示す断面図である。 従来のフラッシュサーフェースの支持構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
1:ドアパネル(車両本体)
2:ウインドウガラス(窓用板状体)
5:ウインドウガラス昇降装置
7:開口部
10:サッシュ(開口枠部)
12:ガーニッシュ(周縁装飾部材)
14:ガイド部材
14a:第一のガイド部材
14b:第二のガイド部材
16:レール部材
16a:第一のレール部材
16b:第二のレール部材
18:グラスラン
20:ガラスホルダ(ガラス支持部材)
22:ワイヤ
50:サッシュ(開口枠部)
50a:アウターサッシュ
50b:センターインナーガイド
50c:インナーサッシュ
52:前センターガーニッシュ(周縁装飾部材)
54:ガイド部材
54a、54b滑動部
58:グラスラン
58a:第一のグラスラン
58b:第二のグラスラン
64:リベット(締結部材)

Claims (6)

  1. 窓用板状体と、該窓用板状体の周縁部の少なくとも後端に設けられた第一のガイド部材と、開口枠部と、開口枠部に設けられた第一のレール部材とを備え、前記窓用板状体が前記開口枠部に沿って昇降自在に取り付けられ、かつ、前記窓用板状体の車外面と前記開口枠部の車外面とが実質的に面一となるように取り付けられる車両用の窓用板状体の支持構造において、
    前記窓用板状体の周縁部に取り付けられた第二のガイド部材と、第二のガイド部材と上下方向に移動自在に嵌合して前後左右方向の移動を規制する第二のレール部材をさらに備え、
    前記第二のガイド部材と前記第二のレール部材は開口枠部より面外側に組み付けられ、さらに、前記第二のガイド部材と前記第二のレール部材が開口枠部及び車両本体に隠蔽されることを特徴とする車両に用いられる窓用板状体の支持構造。
  2. 前記第二のガイド部材が板状体下辺側に、前記第二のレール部材が開口枠部より昇降装置側に取り付けられる請求項1に記載の窓用板状体の支持構造。
  3. 前記第一のガイド部材が前記第二のガイド部材と一体に構成される請求項1又は2に記載の窓用板状体の支持構造。
  4. 窓用板状体下辺部に窓用板状体支持部材を備え、該窓用板状体支持部材は昇降装置と係合され、
    前記第二のガイド部材が、前記窓用板状体支持部材と一体に構成される請求項1又は2に記載の窓用板状体の支持構造。
  5. 前記第二のガイド部材と該第二のガイド部材と昇降自在に嵌合する前記第二のレール部材を、それぞれ二組以上備える請求項1〜4のいずれかに記載の窓用板状体の支持構造。
  6. 前記第二のガイド部材と該第二のガイド部材と昇降自在に嵌合する前記第二のレール部材を、前記窓用板状体の前端部と後端部にそれぞれ備える請求項1〜5のいずれかに記載の窓用板状体の支持構造。
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