JPH082461Y2 - エンジンの蒸発燃料処理装置 - Google Patents
エンジンの蒸発燃料処理装置Info
- Publication number
- JPH082461Y2 JPH082461Y2 JP1990035023U JP3502390U JPH082461Y2 JP H082461 Y2 JPH082461 Y2 JP H082461Y2 JP 1990035023 U JP1990035023 U JP 1990035023U JP 3502390 U JP3502390 U JP 3502390U JP H082461 Y2 JPH082461 Y2 JP H082461Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- canister
- evaporative fuel
- atmospheric port
- power plant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、自動車におけるエンジンの蒸発燃料処理装
置に関するものである。
置に関するものである。
（従来の技術） エンジン停止時に燃料タンク等で発生した蒸発燃料を
チャコールキャニスタに吸着して、エンジン運転時にキ
ャニスタの大気ポートから取り入れた空気流に乗せて蒸
発燃料を吸気系に供給する蒸発燃料処理装置は、実開昭
58−132155号公報、実開昭63−198462号公報などで広く
知られている。
チャコールキャニスタに吸着して、エンジン運転時にキ
ャニスタの大気ポートから取り入れた空気流に乗せて蒸
発燃料を吸気系に供給する蒸発燃料処理装置は、実開昭
58−132155号公報、実開昭63−198462号公報などで広く
知られている。
第３図は従来例の１つを示すが、キャニスタａの大気
ポートｂは図示するようにキャニスタ本体ｃの下方のす
ぐ近くで大気に開放されていることが多い。
ポートｂは図示するようにキャニスタ本体ｃの下方のす
ぐ近くで大気に開放されていることが多い。
（発明が解決しようとする課題） ところで第３図に示すようなキャニスタａを備えた自
動車においては、積雪時や極寒時に次のような問題が生
じる。すなわち、車輪が捲き上げる雪や水が前記大気ポ
ートｂの先端部ｄに付着し、それが凍結する場合があ
る。これにより大気ポートｂが閉塞され、キャニスタａ
の機能が損なわれる。
動車においては、積雪時や極寒時に次のような問題が生
じる。すなわち、車輪が捲き上げる雪や水が前記大気ポ
ートｂの先端部ｄに付着し、それが凍結する場合があ
る。これにより大気ポートｂが閉塞され、キャニスタａ
の機能が損なわれる。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記課題を解決するため、燃料タンク、気化
器フロート室のいずれか一方又は両者で発生した蒸発燃
料を、一時的に貯溜して吸気系に供給するキャニスタを
備えたエンジンの蒸発燃料処理装置において、キャニス
タの大気ポートの少なくとも先端部を口金で構成し、こ
の口金をブラケットを介してエンジンパワープラントに
固着したことを特徴とする。
器フロート室のいずれか一方又は両者で発生した蒸発燃
料を、一時的に貯溜して吸気系に供給するキャニスタを
備えたエンジンの蒸発燃料処理装置において、キャニス
タの大気ポートの少なくとも先端部を口金で構成し、こ
の口金をブラケットを介してエンジンパワープラントに
固着したことを特徴とする。
（作用） 本考案によれば、キャニスタの大気ポートの少なくと
も先端部を口金で構成し、この口金をブラケットを介し
てエンジンパワープラントに固着して、エンジンパワー
プラントの熱が容易に口金に伝わりやすくしているの
で、エンジン作動時には高温状態にあるエンジンパワー
プラントの熱を利用し、極寒時においても前記大気ポー
トの先端部の雪、水の凍結をふせぐことができる。この
結果、大気ポートの閉塞を防止して、キャニスタの正常
な機能を確保することができる。
も先端部を口金で構成し、この口金をブラケットを介し
てエンジンパワープラントに固着して、エンジンパワー
プラントの熱が容易に口金に伝わりやすくしているの
で、エンジン作動時には高温状態にあるエンジンパワー
プラントの熱を利用し、極寒時においても前記大気ポー
トの先端部の雪、水の凍結をふせぐことができる。この
結果、大気ポートの閉塞を防止して、キャニスタの正常
な機能を確保することができる。
（実施例） 第１図及び第２図に示す本考案の実施例を説明する。
１は燃料タンク、２はチャコール吸着層2aを備えたキャ
ニスタ、３は気化器、４はエンジンパワープラント５の
クラッチハウジングカバーである。燃料タンク１とキャ
ニスタ２とはエミッションチューブ６で接続され、燃料
タンク１内で発生した蒸発燃料がキャニスタ２に導か
れ、チャコール吸着層2aに吸着されるように構成してい
る。又キャニスタ２と気化器３とはパージチューブ７で
接続され、チャコール吸着層2aに吸着された蒸発燃料が
エンジン運転時に気化器３を通して吸気系に供給される
ように構成している。
１は燃料タンク、２はチャコール吸着層2aを備えたキャ
ニスタ、３は気化器、４はエンジンパワープラント５の
クラッチハウジングカバーである。燃料タンク１とキャ
ニスタ２とはエミッションチューブ６で接続され、燃料
タンク１内で発生した蒸発燃料がキャニスタ２に導か
れ、チャコール吸着層2aに吸着されるように構成してい
る。又キャニスタ２と気化器３とはパージチューブ７で
接続され、チャコール吸着層2aに吸着された蒸発燃料が
エンジン運転時に気化器３を通して吸気系に供給される
ように構成している。
キャニスタ２の下面には下方に向け大気ポート８が設
けられ、その先端部8aより空気が取り入れられるように
なっている。エンジン運転時には、空気が大気ポートよ
り取り入れられ、この空気流によってチャコール吸着層
2aに吸着された蒸発燃料を吸気系に供給するのである。
キャニスタ２の本体2bには、第１図に示す従来例と同様
の大気ポート用短管8bが一体形成され、これに大気ポー
ト用ホース8cがクランプ９を用いて接続されている。こ
の大気ポート用ホース8cは前記クラッチハウジングカバ
ー４の近くまで延び、クラッチハウジングカバー４に取
り付けたブラケット10に固着した大気ポート用口金8dに
接続されている。このように、大気ポート用短管8b、大
気ポート用ホース8c及び大気ポート用口金8dで構成され
る大気ポート８は、その先端部8aがエンジンパワープラ
ント５の適所に近接するように配置されているので、エ
ンジン運転時に高温になるエンジンパワープラント５の
熱が前記ブラケット10を介して大気ポート８の先端部8a
に伝わり、この先端部8aに雪や水が付着してもその凍結
を防止し、大気ポート８が閉塞されることを確実に防ぐ
ことができるのである。
けられ、その先端部8aより空気が取り入れられるように
なっている。エンジン運転時には、空気が大気ポートよ
り取り入れられ、この空気流によってチャコール吸着層
2aに吸着された蒸発燃料を吸気系に供給するのである。
キャニスタ２の本体2bには、第１図に示す従来例と同様
の大気ポート用短管8bが一体形成され、これに大気ポー
ト用ホース8cがクランプ９を用いて接続されている。こ
の大気ポート用ホース8cは前記クラッチハウジングカバ
ー４の近くまで延び、クラッチハウジングカバー４に取
り付けたブラケット10に固着した大気ポート用口金8dに
接続されている。このように、大気ポート用短管8b、大
気ポート用ホース8c及び大気ポート用口金8dで構成され
る大気ポート８は、その先端部8aがエンジンパワープラ
ント５の適所に近接するように配置されているので、エ
ンジン運転時に高温になるエンジンパワープラント５の
熱が前記ブラケット10を介して大気ポート８の先端部8a
に伝わり、この先端部8aに雪や水が付着してもその凍結
を防止し、大気ポート８が閉塞されることを確実に防ぐ
ことができるのである。
なお第１図において、11はキャニスタ２を支持するブ
ラケットである。
ラケットである。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構成する
ことができる。例えば、前記キャニスタ２は気化器フロ
ート室からの蒸発燃料、或いは燃料タンク１及び気化器
フロート室からの蒸発燃料を一時的に貯溜して吸気系に
供給するものであってもよい。又前記大気ポート８は１
本のパイプないしチューブから構成されるものであって
もよい。更に前記大気ポート８の先端部8aはエンジンパ
ワープラント５の他の適所、例えばエンジン本体、トラ
ンスミッションなどに近接するようにしてもよい。
ことができる。例えば、前記キャニスタ２は気化器フロ
ート室からの蒸発燃料、或いは燃料タンク１及び気化器
フロート室からの蒸発燃料を一時的に貯溜して吸気系に
供給するものであってもよい。又前記大気ポート８は１
本のパイプないしチューブから構成されるものであって
もよい。更に前記大気ポート８の先端部8aはエンジンパ
ワープラント５の他の適所、例えばエンジン本体、トラ
ンスミッションなどに近接するようにしてもよい。
（考案の効果） 本考案の装置は、積雪時や極寒時に走行する自動車に
搭載された場合でもキャニスタの大気ポート先端部に付
着する雪や水が凍結することを防止でき、キャニスタが
常に正常に機能することを確保できるという効果があ
る。
搭載された場合でもキャニスタの大気ポート先端部に付
着する雪や水が凍結することを防止でき、キャニスタが
常に正常に機能することを確保できるという効果があ
る。
第１図は本考案の実施例の要部の斜視図、第２図は全体
構成を示す概念図、第３図は従来例の斜視図である。 １……燃料タンク ２……キャニスタ ５……エンジンパワープラント ８……大気ポート 8a……先端部
構成を示す概念図、第３図は従来例の斜視図である。 １……燃料タンク ２……キャニスタ ５……エンジンパワープラント ８……大気ポート 8a……先端部
Claims (1)
- 【請求項１】燃料タンク、気化器フロート室のいずれか
一方又は両者で発生した蒸発燃料を、一時的に貯溜して
吸気系に供給するキャニスタを備えたエンジンの蒸発燃
料処理装置において、キャニスタの大気ポートの少なく
とも先端部を口金で構成し、この口金をブラケットを介
してエンジンパワープラントに固着したことを特徴とす
るエンジンの蒸発燃料処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990035023U JPH082461Y2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990035023U JPH082461Y2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03127072U JPH03127072U (ja) | 1991-12-20 |
| JPH082461Y2 true JPH082461Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31540020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990035023U Expired - Lifetime JPH082461Y2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082461Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0694851B2 (ja) * | 1988-06-27 | 1994-11-24 | 株式会社日立製作所 | 蒸発燃料制御装置 |
-
1990
- 1990-03-31 JP JP1990035023U patent/JPH082461Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03127072U (ja) | 1991-12-20 |
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