JPH0824557A - 除湿・脱臭用設置具 - Google Patents

除湿・脱臭用設置具

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JPH0824557A
JPH0824557A JP6186618A JP18661894A JPH0824557A JP H0824557 A JPH0824557 A JP H0824557A JP 6186618 A JP6186618 A JP 6186618A JP 18661894 A JP18661894 A JP 18661894A JP H0824557 A JPH0824557 A JP H0824557A
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JP
Japan
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dehumidifying
deodorizing
bag body
case
installation tool
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JP6186618A
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Shigeki Kayano
繁樹 萱野
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繰返し使用可能な除湿・脱臭用設置具を提供
する。 【構成】 通気窓孔を開設した外装ケースと、該外装ケ
ースに遊挿状に収容された内装ユニットとから成り、前
記内装ユニットは、通気材により形成された袋体に木炭
粒体を主材とする装填物を遊動自在に袋詰めすることに
より形成されて成る構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除湿・脱臭用設置具、
例えば、家屋の戸棚や押入れ、自動車の室内等に設置す
ることにより、除湿と脱臭を同時に可能とする設置具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋内や自動車の室内に設置される
脱臭具として、ハードケース内に活性炭等の脱臭剤を装
填したものが知られている。
【0003】また、家屋の押入れ等に設置される除湿具
として、ハードケース内に除湿剤を装填したものが公知
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の脱臭具に装填さ
れた活性炭は、脱臭効果に優れるが、除湿効果を有しな
い。一方、従来の除湿具は、除湿専用のものであり、脱
臭効果を有しない。このため、屋内や自動車の室内等の
ように、脱臭と除湿を同時に求められる場合、脱臭具と
除湿具を二つ並設して設置しなければならない不便があ
る。
【0005】しかも、従来の脱臭具及び除湿具は、何れ
も、プラスチック製又は板金製のハードケースに、粉末
状の脱臭剤又は除湿剤を直接に充填するか、或いはブロ
ック状に固形化した脱臭剤又は除湿剤を装填している。
このため、比較的高コストであり、安価に提供できない
という問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、永年の経験
と研究の成果により、木炭が除湿と脱臭の両方について
優れた機能を兼ね備えていることを知見した。そこで、
木炭の粒体を用いることにより除湿・脱臭用設置具を提
供できることを知得した。
【0007】特筆すべきことに、木炭は、除湿及び脱臭
に優れているだけでなく、湿気を吸収又は臭気を吸収す
ることにより飽和状態に至った後は、これを晴天時に屋
外の天日に干して乾燥せしめれば、湿気及び臭気を全て
放出し、改めて再使用することが可能であり、以後、同
様にして繰返し使用が可能である。
【0008】尚、木炭を除湿剤兼脱臭剤として繰返し使
用した後、経時変化等により木炭が劣化して除湿又は脱
臭機能を低下したような場合は、家庭における植木鉢や
菜園に戻してやれば自然に帰るので、廃棄のための問題
を生じない。
【0009】そこで、本発明者は、更に、研究を重ねる
ことにより、繰返し使用可能とした除湿・脱臭用設置具
を安価に提供できることを知得し、本発明に至った次第
である。
【0010】即ち、本発明が手段として構成したところ
は、通気窓孔を開設した外装ケースと、該外装ケースに
遊挿状に収容された内装ユニットとから成り、前記内装
ユニットは、通気材により形成された袋体に木炭粒体を
主材とする装填物を遊動自在に袋詰めすることにより構
成されて成る点にある。
【0011】前記構成において、通気材は、通気性シー
トと多孔合成樹脂フィルムを積層一体化したラミネート
シートにより構成され、袋体は、前記ラミネートシート
の一対を相互に多孔合成樹脂フィルムを対向せしめて周
縁を固着した一端開口の袋体を構成して成り、該袋体に
装填物を装填した状態で袋体の開口縁を溶着することに
より封口されていることが好ましい。
【0012】更に、前記構成において、外装ケースは、
紙器又は紙管から選ばれた紙ケースにより構成されてい
ることが好ましい。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳述す
る。
【0014】(第1実施例)図1ないし図3に示す第1
実施例において、除湿・脱臭用設置具1は、外装ケース
2と、該外装ケース2に遊挿状に収容される内装ユニッ
ト3とから成る。
【0015】本実施例において、外装ケース2は、ボー
ル紙や段ボール紙等の保形性を有する厚紙により形成さ
れた偏平な矩形の紙器4から成り、一端又は両端の開口
部5に開閉自在な蓋片6を有する。また、外装ケース2
の頂壁7から側壁8に延びるスリット状の通気窓孔9の
多数を列設している。
【0016】一方、内装ユニット3は、通気材10によ
り形成された袋体11に木炭粒体を主材とする装填物1
2を遊動自在に袋詰めすることにより構成されている。
【0017】前記袋体11を構成する通気材10は、図
2(A)に示すように、通気性シート13と多孔合成樹
脂フィルム14を積層一体化したラミネートシートによ
り構成されている。この際、通気性シート13は、不織
布を採用することが好ましく、多数の通気孔15を有す
る多孔合成樹脂フィルム14を不織布に重合し、熱圧着
することにより溶着一体化することができる。或いは、
接着剤を用いたドライラミネート手段を採用しても良
く、更には、予め通気孔を有しない合成樹脂フィルムを
不織布に積層した状態でニードルパンチ等により一体的
に接合せしめ、その際に同時に通気孔15を形成するよ
うに構成しても良い。
【0018】尚、通気材10は、不織布に代えて編織物
等の生地を用いることが自由であり、また、多数の通気
孔を設けた合成樹脂フィルム14に代えて細いテープ状
フィルムを編織することにより通気性を備えた編織シー
トをラミネートしたものであっても良い。このような合
成樹脂フィルム又は編織シートは、熱シールによる袋形
成を可能とすることができるため、不織布の全面に積層
する他、熱シールに必要な個所にのみ設けても良く、そ
の場合、ラミネートの他、不織布に溶融合成樹脂をコー
ティングすることによりフィルム層を形成せしめても良
い。要するに、袋体11を構成する通気材10は、全体
として、通気性を確保する一方、木炭粒体から生じる細
かい粒子の通過を許さず、熱シールによる袋形成が可能
なものであれば良い。
【0019】そこで、前記通気材10、10の一対を、
相互に合成樹脂フィルム14、14が対面するように重
合せしめ、周縁三方を固着16することにより、図2
(B)に示すような一端に開口部17を有する有底袋1
1aが形成される。前記固着16は、熱シール手段によ
り簡便に達成できるが、接着剤による接着手段、その他
の固着手段を採用することが自由である。
【0020】而して、前記有底袋11aに木炭粒体から
成る装填物12を装填した後、前記開口部17の開口縁
を封口することにより、装填物を袋詰めした内装ユニッ
ト3が得られる。この封口は、前記開口縁に熱シール1
8を施すことにより簡単に実施できる。
【0021】前記装填物12を構成する木炭粒体は、木
炭を破砕することにより得られた粒径約2〜4mm程度、
好ましくは約2mm程度の木炭粒が用いられる。内装ユニ
ット3に袋詰めされる装填物12は、前記木炭粒の10
0%により構成することが好ましいが、それ以外の粒体
を少量混合して用いることを妨げない。
【0022】前記装填に際しては、有底袋11aが装填
物12により完全に充満されないように余裕を持たせる
ことが肝要である。即ち、有底袋11aの容積の60〜
80%を満たす程度の量の装填物12を装填することが
好ましい。これにより、熱シール18により封口された
内装ユニット3は、袋体11内において装填物12が遊
動自在であり、そのため、内装ユニット3は、外形を変
形可能としている。
【0021】以上のように構成された内装ユニット3
は、開口部5を介して外装ケース2に収容され、該外装
ユニット2の蓋片6を閉塞することにより、除湿・防臭
用設置具1として完成する。
【0022】この際、内装ユニット3は、前述のように
外形を変形自在とされており、外装ケース2に遊嵌状に
収容されている。即ち、内装ユニット3の外周面は、外
装ケース2の内面に密着することなく、隙間を有してい
る。
【0023】(第2実施例)図4に示す第2実施例にお
いて、除湿・脱臭用設置具1は、外装ケース2と、該外
装ケース2に遊挿状に収容される内装ユニット3とから
成り、この点は、上記第1実施例と同様である。
【0024】本実施例において、外装ケース2は、両端
に開口部19を有する保形性のある紙管20から成り、
両端部に嵌着自在なキャップ21、21を有する。キャ
ップ21は、紙管20の端部に着脱自在に外嵌せしめら
れる周壁22と、紙管20の開口部19を閉塞する面壁
23とを備えており、該面壁23に通気窓孔24を開設
している。
【0025】内装ユニット3は、通気材10により形成
された袋体11に木炭粒体を主材とする装填物12を遊
動自在に袋詰めすることにより構成されており、前記筒
状の外装ケース2に挿入され且つ遊挿されるような細長
い形状に構成されている。通気材10の詳細や、袋体1
1の形成方法等は、上記第1実施例について説明したと
ころと同様であるから、同一符号により示している。
【0026】この第2実施例においても、開口部19を
介して外装ケース2に内装ユニット3を遊挿状に収容
し、外装ケース2の両端部にキャップ21、21を嵌着
することにより、除湿・防臭用設置具1が完成する。
【0027】(使用例)前記実施例に基づく除湿・脱臭
用設置具1は、屋内や自動車等の室内に設置することに
より使用すれば、除湿効果、脱臭効果を発揮する。例え
ば、屋内においては、押入れ、納戸、収納棚、書庫、下
駄箱、タンス、トイレ、ロッカー、洗面所等に適宜設置
する。自動車の室内においては、ダッシュボード上の
棚、後部座席の棚等に適宜設置すれば良い。
【0028】本発明者が図1に示した除湿・脱臭用設置
具1(外装ケースの大きさ:長さ約460mm×幅約16
0mm×高さ約30mm)を用いて行った実験によれば、五
人乗りの普通乗用車の室内に、除湿・脱臭用設置具1を
一個設置し、水蒸気放出により湿度を75%に至らしめ
た後、観察したところ、10分後に65%、25分後に
55%に低下し、以後、居住環境に適切な50%に近い
52%の状態で推移した。その後、1時間以内に、外装
ケースを揺することにより内装ユニット内の木炭粒体を
袋体内で遊動せしめた後、再度、前記と同様の実験を行
ったところ、前記と同様の結果を得た。
【0029】また、前記と同じ除湿・脱臭用設置具1を
五人乗りの普通乗用車の室内に一個設置し、五感により
観察したところ、化粧品のスプレーや、防虫剤・殺虫剤
のスプレーや、喫煙に対して、空気中の化学物質を吸着
し、悪臭を脱臭することが確認できた。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、外装
ケースに内装ユニットを収容した一つの構造体におい
て、内装ユニットが木炭粒体を袋詰めすることにより構
成されているので、除湿と脱臭の両方において機能する
除湿・脱臭用設置具を提供することができる。
【0031】この際、内装ユニットは、外装ケースの内
面に密着することなく遊挿状に収容されており、その結
果、外装ケースの通気窓孔を介して出入りする空気が内
装ユニットの広い表面積にわたり接触するので、優れた
除湿・脱臭効果を奏することができる。
【0032】しかも、内装ユニットにおいて、木炭粒体
を主材とする装填物が袋体に充満されることなく遊動自
在に袋詰めされているので、除湿・脱臭用設置具を揺す
ることにより装填物を遊動せしめれば、除湿・脱臭機能
を促進することができる。
【0033】ところで、湿気を吸収し又は臭気を吸収す
ることにより装填物が飽和状態に至った後は、外装ケー
スから内装ユニットを取出し、晴天時の天日に干して乾
燥すれば、湿気及び臭気を全て放出し、改めて再使用す
ることが可能であり、以後、同様にして繰返し使用が可
能である。
【0034】更に、長期間の繰返し使用により内装ユニ
ットの木炭粒体が経時変化し劣化することにより除湿・
脱臭機能を低下したような場合は、家庭における植木鉢
や菜園に戻してやれば自然に帰るので、廃棄の問題を生
じない。
【0035】請求項2に記載の本発明によれば、内装ユ
ニットにおいて袋詰めされた装填物が袋体から浸出する
ことを妨げられるので、除湿・脱臭用設置具の設置個所
周辺に木炭の細粒が散在することはなく、清潔な使用を
保証できる。
【0036】しかも、袋体の製造が容易であるばかり
か、装填物を袋詰めした後の封口が極めて容易であり、
量産に適している。
【0037】請求項3に記載の本発明によれば、外装ケ
ースを低コストで提供することができると共に、廃棄処
分も簡単に行い得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】内装ユニットの実施例を示しており、(A)は
袋体を構成する通気材を分解して示す斜視図、(B)は
該通気材により形成した有底袋を示す斜視図、(C)は
封口後の内装ユニットを示す斜視図である。
【図3】第1実施例の要部を示す拡大断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 除湿・脱臭用設置具 2 外装ケース 3 内装ユニット 4 紙器 9 通気窓孔 10 通気材 11 袋体 12 装填物 13 通気性シート 14 多孔合成樹脂フィルム 18 熱シール 20 紙管 21 キャップ 24 通気窓孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気窓孔を開設した外装ケースと、該外
    装ケースに遊挿状に収容された内装ユニットとから成
    り、前記内装ユニットは、通気材により形成された袋体
    に木炭粒体を主材とする装填物を遊動自在に袋詰めする
    ことにより構成されて成ることを特徴とする除湿・脱臭
    用設置具。
  2. 【請求項2】 通気材が、通気性シートと多孔合成樹脂
    フィルムを積層一体化したラミネートシートにより構成
    されて成り、袋体が、前記ラミネートシートの一対を相
    互に多孔合成樹脂フィルムを対向せしめて周縁を固着し
    た一端開口の袋体を構成して成り、該袋体に装填物を装
    填した状態で袋体の開口縁を溶着することにより封口さ
    れて成ることを特徴とする請求項1に記載の除湿・脱臭
    用設置具。
  3. 【請求項3】 外装ケースが、紙器又は紙管から選ばれ
    た紙ケースにより構成されて成ることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の除湿・脱臭用設置具。
JP6186618A 1994-07-15 1994-07-15 除湿・脱臭用設置具 Pending JPH0824557A (ja)

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JP6186618A JPH0824557A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 除湿・脱臭用設置具

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JP6186618A JPH0824557A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 除湿・脱臭用設置具

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JPH0824557A true JPH0824557A (ja) 1996-01-30

Family

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JP6186618A Pending JPH0824557A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 除湿・脱臭用設置具

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JP (1) JPH0824557A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011160853A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Suminoe Textile Co Ltd 消臭装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011160853A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Suminoe Textile Co Ltd 消臭装置

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