JP3092074U - 高機能匂い分解消臭器 - Google Patents

高機能匂い分解消臭器

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保徳 垂水
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保徳 垂水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の消臭器は、化学合成して成る匂いを吸
収するタイプであったので匂いを吸収しきれないなどの
欠点があるので、天然鉱石によるトルマリンのマイナス
イオン作用により匂い物質そのものを分解する消臭器を
提供する。 【解決手段】 ステンレス素材による容器2の縁3周部
に細い溝穴4を設け、その溝穴4にドーム状の通気穴1
3を有する網蓋5を組み合わせた底面6に、剥離紙7付
き粘着剤8を施した前記容器2内に、下から順に脱脂綿
等による一定量の保水材9と、トルマリン鉱石を径2〜
5ミリ程度の大きさに加工したトルマリン粒10を納
め、さらにその上に、前記トルマリン鉱石を微細加工し
たトルマリンパウダー11をビニール袋に封入して成る
トルマリンパック12を載せて後に、前記した網蓋5を
溝穴4に嵌め込んで成る消臭器1を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、日常生活におけるあらゆる場所での消臭はもとより、狭い自動車内 の煙草や化粧品等の匂いを、トルマリン鉱石のマイナスイオン発生による消臭と ともに、殺菌及び空気清浄効果を発揮する消臭器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一般家庭の室内はもとより狭い車内などにおいては、生活臭をはじ め化粧品や煙草の煙、ペットの匂いなどがあり、日々それらの匂いを少なくする ことに努めているが、特にお客様が見える時は神経質になるほど悩まされる経験 はだれにでもある。そのために様々な消臭器や消臭剤を使うことをはじめ、爽や かな香りを芳香させる努力も行われている。
【0003】 その消臭を目的とする消臭器や消臭剤として広く使われているものは、化学合 成による消臭器や消臭剤が多く、それ以外には活性炭や最近流行の木炭などを室 内に置いたり、スプレーの放射による様々な匂い消臭対策を講じている家庭も多 くなっているのが現状である。
【0004】 さらなる手段としては、電気的に高圧放電させることで、匂い物質を分解除去 する方法を用いた消臭器やエアクリーナーなども提供されている。また最近注目 されているトルマリン鉱石によるマイナスイオンを発生させて、匂いの分解や空 気の清浄化を目的とする消臭器や、介護用のおむつやベッドなどの研究や開発も されつつある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
以上のような様々な匂い消しや消臭器などを用いたりして、日々の匂い対策を 行っており、それぞれ一定の消臭効果は得ている。しかし実施面に照らして以下 に示すような不便や欠点があった。
【0006】 まず、一般的に広く用いられている化学合成した消臭剤や消臭スプレーは、匂 い物質を吸収もしくは包んで消すタイプであるため、匂いの吸収効果は次第に効 力を失って使えないので、適宜に取り替えるなどの面倒もあり、特に広いスペー スでは数多く置く必要もあるので経費も大きかった。また活性炭や木炭も消臭効 果はあるが、このタイプも匂いを吸収するものであり、前記の化学合成による消 臭剤も含めて単に匂い消臭の効果しか得られず、例えば空気浄化や身体の活性効 果などはない。加えて、自動車とりわけタクシーなど多くの人が乗車する狭い空 間では匂いも溜まり易いが、これらの吸収タイプは消臭するスピードが遅いこと と、木炭などかさ張る場合は置くスペースもないなどの不便や欠点がある。
【0007】 さらに電気的に消臭する器具などは、まず作動させるための電力を必要とし、 また購入するにはコストも高いので、どこでもだれでも気軽に使えるものではな かった。また最小限でも一定の大きさがあるため狭い車内などでは置くスペース もないので使いにくく、その後の維持管理も行わなければならないなど面倒であ つた。加えてこのタイプの多くも消臭作用のみで、他の相乗効果は期待できるも のではない上、いずれも一度購入したら半永久的に使えるものではなかった。加 えて、トルマリンを用いた消臭器や介護用品など一部には提供されてはいるが、 車内のような狭い空間に置いて効果的にしてスピィデーに消臭することができる 機能的な消臭器はなく、また介護用品では室内全体の消臭は無理であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は従来の消臭器がもつ以上のような不便や欠点を解消するために成され るものであり、その構成はステンレスやガラス素材(以下、陶器も含めてガラス と称す)による容器内に、下から順に脱脂綿などの保水材、トルマリン鉱石を大 きさ約3〜5ミリ程度に加工したトルマリン粒を納めた上に、さらにトルマリン を微細加工したトルマリンパウダーをビニール袋に封入して成るトルマリンパッ クを載せてから、網蓋又は通気穴付きの蓋で閉じて成るシンプルな消臭器を構成 する。
【0009】 以上のような消臭器を使用する際は、蓋を取ってから前記したトルマリン粒ま で水を注ぐことにより、宇宙から降り注いでいる様々な放射線との反応はもとよ り、水との接触効果によるトルマリン粒やトルマリンパウダーによるマイナスイ オン発生を飛躍的に多くすることで、匂い物質の分解を促進させることはもとよ り、空気の浄化による清涼と身体への活性効果も得られる消臭器を形成する。
【0010】
【考案の実施の形態】
実施例1の消臭器1は、ステンレス素材による容器2内に保水材9、トルマリ ン粒10、トルマリンパウダー11を封入したトルマリンパック12を順に納め たシンプルな構成であり、使用する時は図2に示すようにトルマリン粒10まで 水Aを注ぐだけで、水分により活性化するトルマリン特性とトルマリンパウダー 11による相乗効果により一層大量のマイナスイオンを発生させて、網蓋5の通 気穴13から噴出させられることにより匂いの分解効率をさらに高め、かつシン プルであるので置き場所を選ばず維持管理の面倒もない消臭器1を構成する。
【0011】 尚、水分は常時蒸発するので水Aは次第に少なくなるが、保水材9による水分 蒸発を調節するので、水Aが減ってもその効果は変わらないし追加も容易であり 、また自動車など揺れる場所でも水Aが外に飛び出す心配もない。
【0012】 次に実施例2に示す消臭器1の収納物は前記実施例1と同じであるが、浅い容 器2aをガラス素材で形成しているので、室内などのような場所でもインテリア 要素が高い容器2aであり、また広い口には通気穴13を数多く設けた蓋15で 閉じているので、トルマリン粒10やトルマリンパック12により大量に発生し たマイナスイオンをスピィデーに拡散させられるので、室内など広いスペースに は最適な容器2aの形態である。さらに容器2aが透明ガラスの場合は、水位も 一目でが分かるので補給の目安が容易な素材である。
【0013】 また、前記したトルマリンパック12はトルマリンパウダー11をビニール袋 に封入したものであり、水や空気には直接は触れていないが、常時降り注ぐ宇宙 からの放射線に反応して発生したマイナスイオンは袋を通過するので、トルマリ ン粒10が水に触れることと何ら変わらない作用効果を得るものである。
【0014】
【実施例】
実施例1 本考案による実施例1の消臭器を図1に示す一部欠損した分解斜視図と図2に 示す拡大断面図を参照して説明する。 実施例1に示す消臭器1は自動車などに対応できるものとし、まずステンレス 素材による筒状を成す容器2の縁3周部に細い溝穴4を設け、その溝穴4に嵌る 径を有するドーム状の通気穴13を有する網蓋5を組み合わせた下部の底面6に 、容器2の取り付け部材として、剥離紙7付き粘着剤8を施して成る前記の容器 2内に、下から順に、脱脂綿等による一定量の保水材9と、トルマリン鉱石を径 2〜5ミリ程度の大きさに加工したトルマリン粒10を納め、さらにその上に、 前記トルマリン鉱石を微細加工したトルマリンパウダー11をビニール袋に封入 して成るトルマリンパック12を載せて後に、前記した網蓋5を溝穴4に嵌め込 んで、実施例1の消臭器1を構成する。
【0015】 実施例2 実施例2の消臭器を図3に示す断面図を参照して説明する。 実施例2における消臭器1は室内などに対応するものであり、その容器2aの 素材は、ガラス又は陶器素材で形成される大きな口を有する浅い容器2aに、数 多くの通気穴13とつまみ14を設けた蓋15を組み合わせる容器2a内に、前 記実施例1と同様の順に保水材9とトルマリン粒10を納め、その上にトルマリ ンパウダー11を封入したトルマリンパック12を載せてから、前記した通気穴 13付き蓋15で閉じて実施例2の消臭器1を構成する。
【0016】 本考案による消臭器1は以上のような実施例を示すが、その構成における容器 2,2aの素材はトルマリンの微弱電流やマイナスイオンなどの反応効果を高め る素材として最適であるが、これ以外の合成樹脂素材や他の素材でも差し支えな い。また実施例1の容器2は自動車など揺れる車内に使用するため、底面に6に 剥離紙7付き粘着剤8を設けてダッシュボード上に固定できるが、例えば吸盤で もよいし他の取り付け部材でも構わないし、また実施例2タイプにも取り付け部 材を設けてもよいものであり、いずれも特に限定するものではない。
【0017】
【考案の効果】
本考案による消臭器は以上のような構成であるので、従来に見られない次に示 すような効果や長所を提供する。 本案による消臭器はステンレスやガラス容器内に、保水材とトルマリン粒の上 にトルマリンパウダーを封入したトルマリンパックを納めた消臭器を形成し、使 用する時は水を前記のトルマリン粒まで入れるだけのきわめてシンプルにして取 り扱いも簡単な消臭器であることはもとより、消臭素材とするトルマリンは天然 鉱石であるため、その作用や効果は半永久的に得られる消臭素材である。
【0018】 さらに消臭作用をもつトルマリンは、今までのように匂いを吸収するものでは なく、匂い物質をマイナスイオン作用により元から分解して消すものであるため 、消臭効力も減少することなくいつまでも使えるので、維持管理の手間や面倒も なくコストもきわめて安価な消臭器である。またその消臭スピードはきわめて速 いので、例えばタクシーなどのように狭い空間に、数多くの人が乗り降りするス ペースにおいても短時間で匂いを消すので、次に乗る人に不快感を与えることが ないなど、その効果が特に顕著に現れる消臭器である。加えて、トルマリンを一 定時間水に浸したトルマリン水をスプレーすることを併用すれば、一瞬と言える ほどその消臭スピードを高められる。
【0019】 以上のような消臭分解効果に加えて、トルマリンが本来持つマイナスイオン発 生とともに微弱電流発生も成されるので、イオン作用による空気の浄化や心身リ ラックス、殺菌作用など様々な身体的効果はもとより、遠赤外線効果による血行 促進や肩こり解消、新陳代謝促進など複合的な相乗効果をも得られる、従来には 見られない機能的にして多様な作用効果を得られる高機能な匂い分解型の消臭器 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の消臭器を示す一部欠損した
分解斜視図である。
【図2】実施例1の消臭器を示す拡大断面図である。
【図3】実施例2の消臭器を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・消臭器 2・・・容器 2a・・容器 3・・・縁 4・・・溝穴 5・・・網蓋 6・・・底面 7・・・剥離紙 8・・・粘着剤 9・・・保水材 10・・トルマリン粒 11・・トルマリンパウダー 12・・トルマリンパック 13・・通気穴 14・・つまみ 15・・蓋 A・・・水

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の大きさの容器に、下から順に保水
    材とトルマリン粒とトルマリンパウダーを封入したトル
    マリンパックを納めた前記容器の開口部に、通気穴を有
    する蓋を組み合わせて成る構成を特徴とする高機能匂い
    分解消臭器。
  2. 【請求項2】 容器の素材がステンレス素材で形成され
    る請求項1に記載する高機能匂い分解消臭器。
  3. 【請求項3】 容器の素材がガラス素材で形成される請
    求項1に記載する高機能匂い分解消臭器。
  4. 【請求項4】 容器の底面に、剥離紙付き粘着剤を施し
    て成る請求項1〜請求項3のいずれか一つの項に記載す
    る高機能匂い分解消臭器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023022933A (ja) * 2021-08-04 2023-02-16 株式会社マーナ 消臭ポットおよび消臭方法
JP7266314B2 (ja) 2021-08-04 2023-04-28 株式会社マーナ 消臭ポットおよび消臭方法

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